分かった。殺し方は『じわじわ』だな。
よし。もってこい。
あんたのお望みと多少違っても文句言うなよ。
こっちは命を扱ってんだ。
この2匹か。あんたはそこで待ってな。
『プラプーラ!』
『マイマーイ!』
そう暴れなさんなって。ほら、ついたぞ。
ドサッ
ここがおまえらの最後に見る光景だ。
ここは・・・サマヨール。お前の出番だ。
《サアマアー》
『プラ・・・・プ・・・・ラ』
『マ・・・・イ・・マイ・・・』
最初に逃げないように〔黒い眼差し〕。
次に〔怪しい光〕。
《サアアアアア・・・・・》
<パ──・・・・・>
『『!!??』』
『プラー!!』
<バチバチッ!>
『マイマーイ!!』
<バチィイイイ!!!>
これで相打t・・・・ってあ、あれ?
《サ・・サマアアア》
サマヨールに攻撃してるのか?
よっぽど仲がいいのか・・・
混乱してる筈なのに誰が敵か分かってる様だな。
なら・・・。
よし。〔毒ゞ〕だ。
《サマッ!》
<ビチャッ>
サマヨール、プラスルの耳を千切れ。
<ブチッ!>
『プラッ!?』
『マイマイ!!』
今度は左足だ。
<ブチッ>
『プラ──!!!』
やはり此処まででもこの部屋中に泣声が響き渡るな。
耳が可笑しくなる。
んじゃまあ、プラスルはそのまま置いておけ。
次にマイナンだ。
『マイマイ!!!』
<ズドーン!!>
おいおい、いくら〔雷〕やっても
相手がオレのサマヨールだぞ。無駄にも程があるってもんだ。
まあ、必死になる気持ちも分かるけどな。
サマヨール、マイナンの左手を千切れ。
《サマッ!》
<ブチイイイ!!>
『マイー!!』
良ーし。今度は耳だ。
《サマー!!》
<ブチブチッ!>
『マイーーー!!!』
これでどっちも音は聞こえなくなったな。
自分の声さえも。
『プ・・・・ラァ・・・』
さっきまで五月蝿かったプラスルも猛毒が効いてきたか。
だけど、このまま死なれても困るんだよ。
依頼主は飽くまで「じわじわと」なんでね。
サマヨール、マイナンの両目をもぎ取れ。
<グチャァ・・・>
『マイッ!!』
それをプラスルの口の中に押し込め。
<グチャッ>
『プラァ・・・』
サマヨール、〔フラッシュ〕で終わりだ。
《サマッ!》
<ビカアアアッ!>
これでどっちも死んだな。
・・・偶然か。
プラスルの左手とマイナンの右手がお互い
握り合ってるように見えるのは。
偶然だろうな。
おい、終わったぜ・・・って見てたよな。
あんたの想像してたのとは随分違っちまったかもしれねえ。
そうだったらすまねえな。
じゃあお約束だここに来てもらった奴には全員やってんだ。
ヤミラミ、〔猫だまし〕。
《ヤミッ》
<パーン>
じゃあな。
ギイイイイ・・・バタン。
最終更新:2021年05月25日 13:38