3-24

何でも良いから壊したくて堪らなくなる事って無いですか?
皆さんに無いとしても私にはあるんですよ。定期的に。女性の月経のようなものです。
今回はこの猿・・・エイパムでしたっけ?コレを痛め付けて遊びましょう。

「ホラ、怖がらないで出てきて良いですよ。」
部屋の真ん中に向かって軽くボールを投げると、ポンッという音と共にエイパムが出てきた。
最初はビクビクと警戒しているようだったがやはり狭いボールの中から出られた事が嬉しいのか
ボールを転がしたりしてハシャギ始めた。
暫くその様子をコーヒーを飲みながら微笑を浮かべて見守っていた。傍から見ると微笑ましい光景。
しかし頭の奥深くではどうやって壊すかなどを考えている。全く自分はどうしてしまったのか。
フッと自嘲気味に笑うと、飲みかけのコーヒーをテーブルに置く。
      • もうソロソロ始めますか。

「エイパム、こっちに来て下さい。」
エイパムの視線に合わせるように屈み込む。そして微笑みながら手招きをした。
遊んでもらえると思っているのかキラキラと目を輝かせながらエイパムが走ってくる。
ああ、その純粋な穢れの無い目。壊したくてウズウズする。
すぐ目の前まで来ているエイパムは私が屈んだよりも小さい。
上目遣いで見上げてくるその目を見てゾクゾクと背筋に鳥肌が立った。
壊したいこわしたいコワシタイ。その目を不の感情で満たしたい。

バキッ

衝撃音と共にエイパムの体が宙を舞う。そしてソレを追うように赤い液体が飛んだ。
ドシャッとエイパムの身体が床に叩き付けられる。
ソレを見て微笑みながら拳に着いた血を舐める。

「寝てしまったのですか・・・?まだ少し早いですよ。」

グリグリと頭を踏みつけながら話しかけてみるもピクリともしない。
気絶したのか・・・?起こさないと楽しくない。
しょうがないですね、と溜息を吐きながら横にしゃがみ込んだ瞬間、エイパムの顔がコチラを向く。
「っ!?」
ヒュッと頬を何かが掠めた。そこから血が滴り落ちる。

猿の癖に狸寝入りですか・・・

少しばかり油断していたとは言え、一撃喰らってしまったことに少し腹が立つ。
「しょうがないですね。お仕置きしなければいけませんか。」
立ち上がろうとしていたエイパムの首に素早く手を掛けて床に押し付ける。
少し苦しそうにしながらもキーキーと暴れ、バシバシと尻尾で首を押さえつけている腕を打って来る。
「少し煩いですよ」
胸のポケットから素早くハサミを取り出し、エイパムの尻尾の先端の手の様な所に突き刺した。
勢いが強すぎたのか、そのままハサミは尻尾を貫通し、床に刺さった。
ギュギィイィィィイィィイイイイイィ!!と叫びながら尻尾を動かそうとするエイパム。
動かそうとすればする程、抉られて出血が多くなるのを解っていないらしい。

とりあえず尻尾は邪魔では無くなったので他の作業をすることにした。
「さて、どうしましょうかね」
ワクワクと子供のように目を輝かせながら考える。やりたい事が多すぎて絞り込めていなかった。
少し考えながら開いた方の手でエイパムを殴る。

殴るごとに「ギュッ!」だの「グェッ!」などと鳴く声は子守唄のように心地が良かった。
そうしながらやりたい事をいくつかに絞り込むと首から手を離した。
「少し待ってて下さいね。」
そう言いながら「遊び」に使う道具を取りに向かう。
エイパムはその間に逃げようとした。しかし尻尾はハサミで床に縫い付けられているので逃げられる筈がない。
しかしエイパムは痛みを堪えてハサミを抜こうと必死になっている。
「何をしてるんですか?」
いつの間に戻ってきたのか、その様子を見て爪先で軽く蹴飛ばすとエイパムは床に伸びた。
蹴った本人は手に大量に何かを持っている。
「逃げるんですか?待っててって言ったのが聞こえませんでしたかね?」
頭を踏みつけてクスクス笑いながら自分のほうを向かせる。
絶望や怒り等の感情が篭った光の無い目。
ああ、凄く良い顔してますねっ。

さっきよりも一層、狂気じみた笑顔で顔を固定する。エイパムは何をされるのかとビクビクしている。
微かに震える手で糸の着いた刺繍針を手に取ると眼球を傷付けないよう慎重にエイパムの瞼に刺した。
ぴきぃっ!!???と鳴きながらエイパムは顔を背けようとする。
「その目が見れなくなるのは残念ですが・・・あ。動かないで下さい」
ピシャンと一回頬を打つとエイパムは余計に暴れだした。
フラフラ動くせいで手元が狂い頬に刺さってしまったがソレを抜かずに溜息を吐く。
「仕方ないですね・・・」
埒があかないので頭を固定することにした。
胸のポケットから三本のハサミを取り出す。何でこんなに持っているのかは謎だが。

二本は尻尾に刺さっているのと同じくらいの大きさだが一本はソレより大きいサイズだ。
頭を床にガッチリ固定すると二本のハサミの片方を右耳に刺した。もちろん固定するためなので床にも貫通した。
声にならない叫び声を上げながらエイパムは悶絶した。が、まだ終わるわけではない。
あと方耳が残っている。もう一本を手に取ると左耳に刺す。
一層叫び声が大きくなったがソレはそれで心地良いので問題は無かった。
しかしハサミを根元に刺さなかったのが悪かったのかまだ動いている。でもソレもワザとやったこと。
もう一本残っている大きいハサミを手に取り先端を少し広げる。
そして頭の上まで振り翳すとエイパムの首元に向かって一気に振り下ろした。
「ぎゅうあじいsjdrtgyふじ、!!!!??」
エイパムが恐怖と混乱のあまり訳の解らない鳴き声を発した。
ハサミはエイパムの首を挟むように刺さっている。首とハサミの間隔は数ミリ程度しか無い。
自分の正確さに惚れ惚れしながらエイパムを見下ろすとエイパムは白目を剥いて気絶していた。
「また寝たんですか?起きて下さい。」
コップに入った水をかけるとエイパムが覚醒した。
「暴れると首が斬れますよ。気を付けて下さいね。」
クスクス笑いながら見るとエイパムは恐怖でガタガタ震えている。
もう少し震えると斬れそうなくらい際どい。
「さて、手間を取りましたが続きを始めますか」
そう言って、まだ頬に刺さっていた針を抜くとエイパムの体が微かに跳ねる。
今度は両手が使えるので眼球を傷つけないように瞼を持上げて針を刺す。
再び襲った痛みに悲鳴を上げるが今度は暴れない。・・・ようにしただけなのだが。

瞼に針を一刺しするたびにソコから文字通り、血の涙が溢れる。
右目を縫い終えると再びポケットから出したハサミで糸を切った。
ピッタリと閉じた右目はウィンクをしているように見える。しかも我ながら縫い目が綺麗だ。
短くなった糸を付け替えると左目にも取り掛かる。
プスッと針を刺すとエイパムは身体を強張らせたが気にしない。
そうして両目を縫い終えると何か別の生き物に見えた。
「さて、次は何をしますかね。」
目が見えないという状況でより一層恐怖心が煽られるのかガタガタ震えている。
何となく少し爪先で触れるとビクッと反応した。いきなり動いたせいで首に少し切れ目が入る。
ソコから血が流れ出る様子を見ながら微笑んだ。
「思いつきました。コレでいきましょう」
再び胸のポケットに手を入れると今度はカッターを取り出した。
そしてエイパムの前足を軽く切るとエイパムがその腕を引っかこうとする。
どうせですから全部固定しておきますか、と呟くとハサミを両手両足に刺した。
コレで完全に動けなくなったエイパムは肌を傷つけられる度にビクビクと震えるだけになった。
しかしこの行為も暫く切り付けているうちに開いている所が無くなって来てしまった。
仕方が無いので次の道具を取り出す。

水の入ったペットボトルと何かサラサラした白い砂のような物。
「コレは水と塩ですよ。水なんか『おいしい水』ですし。コレを混ぜたのが傷口に掛かったら痛いでしょうね。ククク」
そう言いながら目の前にチラつかせる。エイパムには見えるはずも無いが。
それからペットボトルの中に塩を入れると、シャカシャカと上下に振り始めた。
「うーん。少し塩の量が多すぎましたね。下のほうに溜まっちゃいました。」
良く振り終わったペットボトルを見ながら少し眉を顰める。しかし何処か楽しそうな顔だった。
シュポンと蓋を取ると、予告無しにエイパムに掛け始める。
「ぎゅにぃあさjsjなくぁwせdrftgyふじこlp;@:!!!!???」
妙な叫び声を上げながら身悶えるエイパムをウットリした表情で見つめていると水が無くなってしまった。
ペットボトルの中には、まだドロドロとした塩が残っている。
未だに叫び続けているエイパムの傷口にペットボトルの口を当て、血を集める。
ドロドロとした塩が赤く染まっていく。
ある程度血が溜まったところでエイパムの口に一気に流し込んだ。
まだ叫んでいたエイパムは突然口に液体が入ったせいでゴホゴホと咳き込んでいる。
咳が収まっても、死んでしまう一歩手前なのだろう、呼吸がオカシクなっていた。
「死んでしまうのですか?残念です。・・・記念に何か取っておきますか。」
虫の息のエイパムの頭を優しく撫でる。

そして首の下付近に軽くカッターを刺すと下腹部の辺りまで一気に切り裂いた。
グジュグジュ言いながらエイパムは口からピンク色の泡を吹き始めた。
そんなことは気にせず、開いたところに手を入れる。
中はまだ暖かく、生きているのが解る。
グチャグチャと腹の中を手で探っていると、やっとお目当てのものを見つけた。
一定の間隔で手に当たる臓器。ドクドクと脈打った心臓。
ソレを一気に引き抜くと「ギュッ!」と一声鳴いてエイパムは動かなくなった。
心臓はまだ動いてはいるが弱っていくのが解る。
フッと微笑むと心臓を一気に握りつぶした。


end
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最終更新:2021年05月25日 14:10
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