それはある日のこと。ポッポが絶滅する前日・・・・・
少年「さぁ~いつもどおり森に行くか!」
この少年は森にいって昆虫採集をするのが趣味なのである。
ズバッ!
少年はいきなりピジョットに攻撃された。
少年「何するんだよ!!!!」
少年の心には今までにないほどの憎しみの感情がわいていた。
ふと下を見てみると、卵が割れていた。ポッポの完全に孵化しきれていない体があった。
少年「仕返しだ・・・・ライチュウ、でんじは!」
ピジョットはマヒして動けなくなった。
少年はピジョットの巣をピジョットの前に持ってきた。
少年「ライチュウ、たたきつける!」
ピジョットの目の前で卵をひとつずつ割っていった。割るたびにピジョットは体を振るわせる。
しかしでんじはのせいで動けないので何もできないでいる。
自分の目の前で自分の子供を殺される痛み・・・それは想像を絶する物だろう。
しかし少年はあまりの怒りにそんなことなど気にしていなかった。
最後の卵を割り終わったとき・・・・
少年「つまんねぇな・・・・お、いっぱい巣があるな」
そういって少年は全ての巣を一箇所に集めた。ピジョットが何匹も飛んでくる。
少年「ライチュウ、バリアー」
少年とライチュウとピジョットの巣を光の壁が守った。ピジョットは巣を取り戻そうとする。
しかし取り戻そうとするたびに自らを光の壁にぶつけ、力尽きてゆく。
そして動けないが死んではいないピジョット達の前で、
少年「ライチュウ、かみなり!!」
卵は黒こげになり、ゆげを上げている。あまりの衝撃に穴ができていて、その近くに卵が転がっている。
ピジョット達は残っている卵に向かって必死で飛ぼうとする。そこに
少年「止めだ、ライチュウ、でんじほう!」
ライチュウの放ったでんじほうは、確実にピジョット達を捕らえていた。
逃げようとするにも、さっきのダメージが大きすぎて動けない。
ドゴォォォン!!!!!!!
大音響がした。見ると、ピジョット達は黒こげ。
少年「そんなに子供が好きだったんなら、仲良く死ねよ!」
さっきの穴に卵を放り込み、次に黒コゲのピジョットを穴に投げた。
まだ何匹かは生きているようだ。
少年「マリル、ハイドロポンプ。」
穴は水で満たされた。
少年「マリル、表面にこごえるかぜ!」
黒コゲのピジョットと卵が沈んでいる水たまりの上の部分は完全に凍った。
何匹かのピジョットが卵を抱えたままでてこようとするが、上は凍っていてでられない。
やがて、ピジョットたちは苦しそうな顔をして沈んでいった。
目の前で子を殺される痛み
水に沈められ狭い闇のなかで窒息死する苦しさ
これらに少年は快感を覚えていた。
もう後戻りはできない・・・・・・
最終更新:2021年05月25日 14:18