「やっとゲットできた。」
俺は傷だらけでやっとの事家に着いた。
俺の手にしているボールの中にはラグラージがいる。
ついさっきまで沼地で大暴れしていた奴だ。
俺はボールを放り投げた。
「出て来い、ラグラージ。」
『グギュルルル・・・』
ボールから出てきたラグラージは
まだHPを回復してないのでかなり弱っていた。
俺はラグラージの頭の2枚の鰭が欲しかった。
「オーダイル!」
そう呼ぶと俺の後ろから大きなワニがヌッと顔を出した。
「オーダイル、怪力でラグラージの鰭を引っこ抜け!」
『オーダーイル!』
「・・・一枚ずつな。」
ブチイイイイィ!
まずは左の鰭を引き抜いた。
『ギャオオオオオ!!!』
ラグラージは余りの痛さに鳴き声を上げる。
引き抜かれた所からは赤々と血が流れ出している。
「もう一枚。」
ブチイイイイィィ!!
『ギャアアアア!!!』
ラグラージの頭の鰭は2枚共引き抜かれた。
「もうこいつに用は無いから好きにしていいよ。」
そういい残すと俺は2枚の鰭をもって部屋を出て行った。
「これは何処に飾ろうかな♪」
2時間経ってこの部屋に戻ってきたら
もうラグラージはいなかった。
オーダイルを呼んだけどもういなかった。
床を見ると何かの目玉が落ちていた。
ただそれだけ。
最終更新:2021年05月25日 15:50