僕は毛深いポケモンには眼がない。毛深いポケモンを捕まえては家族の目の隙見て愛情を注いでいる。
なぜ愛情を注ぐのに家族の目の隙を見なくてはいけないのか。きっと僕の愛情表現を見たら皆いつもの僕と違うものに見えるだろうから。そう見られてしまうのが嫌だった。
薄暗い家の倉庫・・その中で愛する毛深いポケモンと戯れ、愛を分かち合う。
「ブイ~・・」
僕の愛する毛深いポケモンの1匹イーブイは僕を見て遠慮がちにないた。性別は♀。だけど僕は性別なんてどうだっていい。ポケモンに性欲なんて感じない
ただの抑えきれないほど愛情。この愛情をどうしたらポケモンに理解してもらえるか僕は考えていた。そんな時不意にテレビを見るとこんなニュースが流れていた。
「ポケモン虐待増加。」虐待・・僕にとっては考えられない行為だった。なんでこんなにもかわいいポケモンに悪意をもって接するのか・・。僕はただポケモンが好き・・
「さぁイーブイ今日もお前に愛を注ぐよ・・」
イーブイは少し怯えた様子で僕を見る。僕はイーブイのお腹を揉む。そしてイーブイに囁く
「僕の愛情伝わってるよね?ね?」
イーブイは抗わない。僕は別におさえつけているわけでもない。きっとイーブイも僕のことを愛してくれるから僕と肌を触れ合わすのを嫌がらないんだ・・
僕はそう思うとますますうれしい気分になりイーブイのお腹をつかんで僕の服の中にいれ、服の上から抱きしめた。
イーブイが鳴き声をだしている・・それよりも・・この感触がいいんだ・・この・・この毛ざわりが・・!!
僕はその日もイーブイと愛を確かめ合った。
僕は今日の愛が十分イーブイに伝わったと思うとイーブイを服からだして降ろした。
イーブイがさっきと同じ目で僕を見つめた。けど、さっきと違って今度はもっと僕と肌を触れ合わせたいのに僕がやめたから欲求不満でこんな目で僕を見ているんだと思った。
僕は「ごめんね。また、やろう。」と言ってイーブイの頭をなでた。イーブイは嫌がる様子は見せないが目つきは変わっていない。
欲求不満のイーブイに申し訳なく思うけど今日の愛はイーブイに伝えきってしまった・・だから今イーブイをもんでも服の中にいれても意味がない。
激しさも悪意もない話し。
ただポケモンを愛する子の話し。
最終更新:2021年05月25日 15:51