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カモネギ虐

作者:劉安

こんばんは妻を劉玄徳に食べさせたという話で有名な劉安です。
今日は、私がタマムシシティで経営している中華料理の劉安軒の話をしましょう。

タマムシシティで裏の店として一部で有名な劉安軒は今日も常連客がやってきていた。
「メニューをくれ。」
恰幅のよい中年の人がイスに腰を下ろした。
「どうですだんな!今日は活きのいいカモネギに入荷しました。」
威勢の良い声を上げたのは私劉安です。
「ほぅ・・・じゃあそれを頼もうかな。」
「カモネギ鍋はいりましたー!」
私は厨房へと行くとあらかじめ用意しておいたカモネギの首を刎ねて血を全て抜き出した。
さらに、羽をむしり丸坊主になったカモネギを熱湯に入れて湯通しをして食べやすいようにブロックに切った。
その間に鍋を取りだし、だしに使う昆布とネギや白菜ニンジンなどの野菜を鍋に放り込み火にかけた。
沸騰したところで、加熱を止めて先ほどのお客の所に運んだ。
「カモネギ鍋をお持ちしました。」
「おお!これがカモネギ鍋か!!どれどれ・・・うまい!すばらしい出来ではないか。」
そのお客は瞬く間に食べてしまった。
「それではまた来るよ。」
お客は勘定を払い出ていった。

満足したお客の顔とは裏腹に、今日も劉安軒ではポケモンのうめき声が聞こえるという・・・・


後書き

虐待虐殺と言うよりも、グルメになってしまいました。
この後から、カモネギ鍋は劉安軒の看板メニューとなりました。
しかし、需要が増えたことによりカモネギの数が激減してしまいました。
最終更新:2011年03月24日 18:03
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