3-8

今、俺は友人からニドラン♂を預かっている。
いや、正確には預かっていた、
こう表記した方がいいかもしれない。
なんでも3日間出掛けるから預かってほしいとの事だった
実は俺はポケモンの世話をしたことがないんだが、
犬とかの動物と同じような世話をすれば問題ないだろう、
そう思って軽い気持ちで預かったんだが、
これが間違いだった。
俺がコイツに近づくと、角を振りかざして威嚇してくる。
そのうえ四六時中、甲高い声で鳴いているので
うるさいったらありゃしない。
俺もうんざりしてボールの中へいれようと近づいた時、
コイツが角を振りかざし突っ込んできた。

とっさの事で避けられず、その瞬間、足に痛みが走った。
どうやら太もものあたりにコイツの角があたったらしい。
幸いかすった程度だったので大事にはいたらなかったが、
これがきっかけで俺の怒りは頂点に達した。
「・・・いってぇなぁ!」
こう叫ぶと同時に俺は
こちらをにらんでいるニドランに向かっていった。
そして首のあたりをつかみ、思いっきり壁に投げ付けた
「ニ゛ッ!イィ!!」
悲痛な叫びをあげたが、すぐに動かなくなった。
こんな程度では俺の怒りは収まらない。
俺は傷口に毒消しを使い、
気絶したニドランを地下室に連れていった


―俺は今地下室に来ている。
ここは防音設備になっている。
普段はここで友人達とカラオケなどをして楽しむが、
今は目的が違う。俺はニドランを殺す気でいた。
元は友人から預かったものだが、
そんなことはどうでもよかった。
俺はまだ気絶しているニドランの肛門に
道端で拾ってきた石ころを5,6個無理矢理押し込んだ。
持ち上げると石のせいでさっきよりも幾分重くなっている。
まだニドランは目覚めないのでもう少し遊ぶことにした。


「次はどこをメチャクチャにしてやろうか」
そんなことを考えつつ
ニドランの体を見ていた俺にいいものが目に入った。
それはコイツの角だった。
そこで俺はさっき俺を刺そうとした忌々しい頭の角を
カッターナイフで切り落とした。途端に
「ニ゛ー!!ニ゛ー!!」
と悲痛な叫びをあげながら、
さっき角のあった部分から血を流しながら悶えている。
俺は笑いながらその様子を見つめていた。


5分ほどしただろうか。
ニドランが徐々に元気を無くし始めてきた。
さきほどの甲高い鳴き声はどこへやら、
うずくまって苦しそうに呼吸をするだけになってしまった。
こんな様を見ていても面白くない。
その時俺はさきほどこいつのケツに
石を詰め込んだのを思い出した。
すでにコイツの腸はおかしくなっているはずだ、
そう考えた俺はコイツの口をこじ開け、水を飲ませた。
しかしこれはただの水ではない。
コイツの体の内部からボロボロにするため、
濃い濃度の塩水を飲ませた。
もちろんコイツも抵抗するが、すでに体力を失い、
角も無くしたコイツはただ身を捩るだけだ。


満タンだった500m㍑入のペットボトルが空になったとき
コイツはすでに本来のニドランとは全く別の生物に見えた
腹は元の2倍近くの大きさになり、
ケツからは石の隙間から血が流れ出ている。
まだ息はあったが、
コイツはすでに身動きが取れなくなっていた。
最後に俺がコイツの腹を思いっきり踏み付けると、
大量の液体を吐き出し全く動かなくなった
どうやら力尽きたようだ。
友人のニドランは殺してしまったが、
どうせこの辺の草むらにはたくさんのニドランがいる、
別のニドランを渡してもばれないだろう。
こう考えていた俺は
モンスターボールを買いにショップへと向かった
最終更新:2021年05月25日 12:09
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