俺の可愛いペルシアンは凄く贅沢だ。
生きたままの蛙に虫、鳥に鼠に蛇。
全て「生きたまま」でないとならない。
「ペルシアン、お前の飯を採ってきてやるからな」
そう言うと俺はまず、近くの草むらへ向かう。
この草むらにはポッポやコラッタなどのペルシアンの好物が生息している。
もちろん、たやすく生け捕りに出来た。
「ペルシアン」
俺はペルシアンを呼ぶと、ポッポをペルシアンの前に置いた。
ポッポはペルシアンを敵とみなしたらしく、ペルシアンを睨みつけている。
ポッポはすごい速さでペルシアンに攻撃した。
ペルシアンは急所に当たったらしい。
「ッ・・てめッ!!」
俺は気付けば、思い切りポッポの頭を床に押し付けていた。
ぐちょっと潰れたポッポの頭を見て俺は笑っていた。
ペルシアンは、ポッポに噛み付いた。
今まで黙っていたポッポが、「ボッ」と鳴いた。
傷口からは血が流れ出し、ポッポを赤く染めていった。
しばらくペルシアンはポッポにじゃれていた。
じゃれればじゃれるほどポッポはボロボロになり、
ペルシアンは赤く染まっていく。
ポッポは2、3回痙攣を起こし、息絶えた。
そしてペルシアンはポッポを食べつくした。
最終更新:2021年05月25日 12:10