まものにされたおんな 2
にんげんたちは おんなのまものを
たおすべく さくせんを ねっていた
ひとりの おとこが ていあんした
かがみの たては どうだろう?
かがみにうつる じぶんのかおを
みせてやればいい
そして にんげんたちは かがみのたてを
もち まものがひそむ しんでんへと むかった
しんでんからは まものの なげきが
あふれだし ちかくの くさきは
すべて かれてしまっていた
まものは しんでんから すがたを
あらわし にんげんたちに たずねた
おまえたちは なぜ わたしを おそれる?
むかしは わたしを あんなに うつくしいと
いい もてはやして いたではないか
ひとりのおとこが めをあわせずに さけんだ
いまの おまえは にんげんではない
もはや おまえは まものなのだ
おまえに いしにされた ものたちの
ためにも わたしたちは おまえを たおす
おとこは なかまたちに あいずをし
ぜんいん いっせいに たてを かまえた
かがみにうつった じぶんと めがあってしまった
まものは きょうふと にくしみの いりまじった
かおのまま いしに かわっていった
にんげんたちは まものを しんでんの
おくに ふういんした
それからは しんでんに ちかよるものは
ひとりも いなくなったという
最終更新:2007年02月13日 14:06