「
狂い咲き(くるいざき)」とは、ポケモンノベル内の
短編ノベル集にて掲載されている作品である。作者は
森羅。
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概要
- 一人称で書かれた作品である。
- ポケ徹短編企画のお題【たびだち】に投稿された。
あらすじ
ひらり、ひらり夢の跡。
紅葉の錦は枯葉に変わり、ただただ空に舞い落ちる。
寒そうな、葉の衣を全て失った木々にそれでも北風は容赦をしない。
背景の空は透けるような蒼。
白に近くて、でも青色の空を見上げるわたしはきっと悲しい顔をしていたのだろう。
わたしの心と真逆に美しい空を見上げてわたしは思った。
これから雪が降るのかしら?
雪が降り出したら、全てが白く埋まり、染まるのかしら?
わたしのからっぽの心に雪が白く積もったならば、
――――わたしの虚しい心も少しは埋まってくれるのかしら?
※
はらり、はらりと枯葉が踊る。
白い息を吐き出しながら枯葉を踏みしめ私はただ、面影を捜す。
雪がもしも降ってきたら、その雪は私の心にも降ってくれる?
どうかどうか、とただ願う。
―――後悔だらけの私の心をほんの少しだけ汲んで欲しい。
(本文より引用)
登場人物
ポチエナのメス。一人称は「わたし」。語り手の一人である。元々は普通のポチエナだったがとある理由から色違いになる。
サクラが咲くのを、ハルが来るのを待っている。
―ハル
語り手の一人。一人称は「私」。人間の女の子。偶然出会った2匹のポチエナと仲良くなり、「一緒に旅に出よう」と誘った。
ただひたすら2匹のポチエナを探していた。
―サクラ
オス。一人称は「ぼく」。色違いのポチエナ。
リンゴと一緒にハルを待っていたが、餓死する。
データ
関連項目
リンク
最終更新:2011年06月18日 11:47