片翼のレジェンド ~青の片翼~

片翼のレジェンド ~青の片翼~(かたよくのれじぇんど ~あおのかたよく~)」とは、ポケモンノベルにて掲載されている作品である。作者はリルト。表紙絵を編集したのも作者。写真の原画は「Me-photos」という壁紙サイトから。
 現在56話。(まえがき等を含め)。

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概要

 アニメ・ゲーム「ポケットモンスター」、ならびに漫画「ポケットモンスター☆SPECIAL」の設定を軸とし、さらに作者独自の設定・創造を加えた「リルト・ワールド」である。
 ときとして一人称や二人称が出てくることもあるが、基本的に三人称。
 片翼のレジェンド ~銀髪の少女~の続編となっている。



世界観

「場所はカントー・ジョウト・ホウエン地方。シンオウ地方以降は出てきません。理由は、私がいまだにゲームをやっていなくて把握できないから」(作者自己紹介より)
 エージェントと呼ばれるポケモン何でも屋を中心に物語が進む。依頼を受け、解決するのが仕事。数人から数百人という単位でチームを組んで行動する者たちが大多数。


あらすじ


 信じていれば、きっと。
 信じなければ、きっと。

 願っていれば、きっと。
 願い続けるなら、それはきっと現実になる。


 たどり着く運命はいつだって光の中。

 本当の姿は誰にも見せずに、影だけ見せて消えていく。

 僕らは


 ――――たどり着けるのだろうか……

(最初~22話までのあらすじ)



 その思いを表す言葉なんて知らない。
 いつの間にか心の欠片を奪われて、それを持ったままあの人は消えた。
 だから、ただもう一度会いたくて。
 ただそばにいたくて、僕らは探し続けている。

 光に手を伸ばそう。
 光の奥に隠されたどんな真実も、どんな運命でも、ともに。

 今度こそ。共に生きるために、見つけ出そう。


(23話~32話 ストーリーより抜粋)


 アクア団に、マグマ団にとらわれ、運命を狂わされた者たち。彼らは自分自身を取り戻すために反逆の牙をむいた。
 世界に出、変わっていく物事に戸惑い、すれ違い。
 一度捨てられた命。絶たれた絆を、彼らはその手に取り戻すことができた。

 たとえ道は別れても、目指す場所は同じだと胸を張れるから。
 闘おう、もう一度。過去に区切りをつけるため。

 それは異能を持つ少年少女と、その人生に関わった者たちすべてが紡ぐ、片翼で羽ばたく者たちのストーリー。

(33話~)


登場人物 (二章開始段階)

 ※小説内に「登場人物照会所」および「登場団体紹介所」のページがある。

主要な登場人物


  • シェーリ
 本作品の主人公*1。5歳ごろにマグマ団に誘拐され、10年間かれらのもとで育つ。チーム・フィリアル所属のエージェント。“月光のディアナ”の通り名を与えられた。記憶喪失。
 「奏人(かなでびと)」の力を持ち、「銀君の娘」とも称される。
 性格は傍目には無言・無関心・無愛想と三拍子そろって見えるが、実際には懐が深く、情に厚い。ただし敵と味方をきっぱりと区別するため、この性格もあながち間違ってはいない。
 ポケモンバトル、および体術にもすぐれ、頭も切れる優秀なエージェントだが、一般常識と人の心の機微には疎い。小柄。銀髪・碧眼。


  • ウィルゼ(ウィルゼ・ローアン)
 本作品のサブキャラクター(初期設定)。シェーリと同じくマグマ団に誘拐され、彼女の相棒となる。記憶力に優れ、武術に秀でるが、シェーリに対して負い目がある*2ため、なかなか本来の能力を表立ってあらわさなかった。チーム・フィリアル所属のエージェント。
 「智人(さとりびと)」の力を持ち、ために、一章終盤に仲間を裏切りシェーリを死に追いやることになってしまった。
 ポケモンの扱いはそれなりだが、彼らを心の底から信頼することが難しいため、要修練。黒髪・黒目。


  • ティアル(ティアル・ロンディ・ワークス)
 作者いわく、本作品のマスコット。主要登場人物中最年少の14歳。ファウンスにある森の隠れ里「ワークス」の若長。頭は比較的よく、ポケモンバトルの腕もそこそこなのだが、比較対象が尋常でないため、まだまだ半人前扱いをされている。いたって素直な性格だが、信用できないと思った相手には遠慮なくかみつく。正義感が強く、子供らしい潔癖を発揮することも。
 チーム・フィリアル所属のエージェント。“果ての森の王麗石(リーシィ)”の通り名を与えられた。
 「愛人(いとしびと)」の力を持ち、ときたま未来を見る。金髪・碧眼。


  • オーラン(オーラン・グレイア もしくは オルド・チェイスター・キサラヅ)
 かつてマグマ団にとらわれていたが、同団に潜入していたエージェントの手により脱出。長じてのち、シェーリたちをマグマ団の基地から結果的に救い出した。他チームの実力者との個人的なつながりが強く、その度量の広さとエージェント界最強と謳われる実力から広範な支持を誇る。
 チーム・ノワールリーダー。“黒のオルド”の通り名を与えられた。
 「語人(かたりびと)」の力を持つ。


  • アスクル(アスクル・アレン・セラフィールド)
 かつてアクア団にとらわれていたが、エージェントの手により脱出。長じてのち、結果的にシェーリたちをマグマ団の基地から救い出す。人懐こい性格に反して観察眼は鋭く、人の好き嫌いは意外と激しい。ただしそれを態度に表わすことはないので、人気は高い。手がけて解決した案件はオーラン・ユーリー両名をはるかにしのぐ。
 機械関係に天才的な才能を発揮するチーム・ノワール所属のエージェント。“銀のアッシュ”の通り名を与えられた。
 セラフィールド一族の出身で、「導人(みちびきびと)」の力を持つ。


  • ユーリー(ユーリー・エーヴェンハイツ・コルクレイト)
 弟をマグマ団に誘拐され、両親を殺された過去を持つ。その元凶となった協会とはいまだにぎくしゃくしている。オーラン・アスクルとともにシェーリたちをマグマ団の基地から救い出す。記憶力が抜群に良く、医療を修め、ノワールのバックアップを担当する陰の立役者。
 チーム・ノワール所属のエージェント。
 エーヴェンハイツ一族の当主。「願人(ねがいびと)」の力を持つ。



その他の登場人物


  • シヴァ(シヴィール・アクト・ユースティアイズ)
 チーム連合ディラ盟主、チーム・ディラのリーダー。通り名は“夢幻の森の王白夜”。オーランの古馴染みで、総勢400人をまとめるエージェント。
 からっとした性格で常に人をひきつける。直観力はすさまじく、物事を考えるときあとから理屈を見つけるタイプ。

  • セイル
 正式名称不明、出身地不明、家族の有無不明、年齢不明。裏では「ゴースト」とも呼ばれているチーム・ハイフォンのリーダー“舞風”。
 本来は人を切るような雰囲気をまとい、敵には一切の容赦をしない無慈悲な性格の持ち主だが、エージェントとして注目されるようになったころから猫を被るようになった。シェーリの師匠のような存在。

  • ロスト
 四強リーダー紅一点、最年長でもあるチーム・白雅リーダー“娥王(がおう)”。活発なたちで曲がったことに我慢がならず、支持率は高い。
 学術専門チームを束ねるだけはあって知識は豊富で、バトルの腕もそこそこ。古代文明の謎を追っている。

  • リーン(リーンファイド・イオ・サーレクス もしくは リーンファイド・サーレクス・イオ・ドルク)
 ノワールの少年情報屋。彼も「ゴースト」。数多くあった勧誘を蹴ってノワールに身を預けた天才少年。14歳とは思えぬ思考力を持つ。
 情報屋としてはいい腕だが、バトルはからきしダメ。霧の隠れ里オークの出身。イオ一族の長*3




用語説明

  • エージェント
 日常の困ったことから地方を揺るがす大事件までをポケモンと一緒になって解決する者たち。トレーナーより広範な知識を持ち、競技としてのポケモンバトルではなく、ルール無用の純粋な戦闘としてのポケモンバトルを得意とするものがほとんど。
 多くは数人から数百人でチームを組んで活動する。
 四強と呼ばれるチームである程度の期間を「候補」として研修することによって資格を得る。

  • チーム
 エージェントたちが集まってできた集合体。数百から数千あるとも言われているが、名前だけ残っているチームもあるため、活動している正確な数は不明。
 象徴とするエンブレムを持つ。(例:フィリアル…飛翔する鳥のペンダント ディラ…細長い黄水晶のイヤリング 白雅…白牡丹)

  • 裏エージェント・裏チーム
 協会公認の資格を得ていないエージェントやチーム。大概は犯罪者の集団であるが、協会のあり方に反抗し、あえて裏エージェントとして行動するものたちもいるため、一概には言い切れない。

  • 四強
 数あるチームの中でも候補の育成を任された特別なチーム。現在はチーム連合青の片翼*4、チーム連合ディラ*5、チーム・白雅、チーム・ハイフォンの4つ。

  • ポケモン協会(協会)
 エージェントを統括する公的機関。20人ほどで構成された「理事会」が最高幹部会。エージェント資格の最終的な承認・剥奪など、エージェントに関するあらゆる権利を持つ。

  • アソック
 協会直属のエージェントたち。戦闘・諜報・研究・広報など、様々な部門に分かれている。

  • 調停者
 「ポケモンと人間、異なる種族の決して交わってはならぬ領域を守る盾」。人知を超えた力をその身に宿し、ポケモンと人間にたびたび干渉してきた。
 美しい響きで心に触れる奏人(かなでびと)、ポケモンを使役しまとめる司人(つかさびと)、力なき力で戦う求人(もとめびと)、ポケモンと心を通わせ信愛を寄せられる愛人(いとしびと)、その知識で土台を支える智人(さとりびと)、調停者同士を引き合わせる導人(みちびきびと)、ポケモンと真正面から向き合う留人(とどめびと)、心と体をひもとく癒人(いやしびと)、ポケモンと人を直接に繋ぐ語人(かたりびと)、調停者の力を補助する願人(ねがいびと)の10人。
 初代はエージェントの開祖でもある。
 その強力さゆえに、力を使うごとに命を削り、使わずとも肉体と精神が耐えられないと言われている。 



データ

  • 2013年1月6日連載開始
まえがき
登場人物照会所
登場団体照会所
『銀髪の少女』編年表
外伝:“黒”の討ち入り伝説
“黒”の討ち入り伝説
“黒”の討ち入り伝説
“黒”の討ち入り伝説
番外編 猫のような
番外編② 兄の心
番外編③ 「青の片翼」
プロローグ
1話 時は流れて
2話 追憶の欠片 Ⅰ
3話 空白のひずみ
4話 追憶の欠片 Ⅱ
5話 “舞風”と“破軍”
6話 追憶の欠片 Ⅲ
7話 チーム連合ディラ
8話 追憶の欠片 Ⅳ
9話 瞳は黒と薄氷と
10話 追憶の欠片 Ⅴ
11話 赦し
12話 追憶の欠片 Ⅵ
13話 虹色の薫風
14話 空を恋う
15話 密やかなるもの
16話 守り手の怒り
17話 99パーセントの未来
18話
19話 戻れぬ道行き
20話 想う、信じる、願う
21話 戦いのとき
22話 殺したもの
23話 少女の理由
24話 その行く先は誰彼知らず
25話 悽む者、誰がために汝は過つ
26話 ホウオウ
27話 十四年前の死(はじまり)
28話 欠けた二人
お知らせ
29話 帰還
30話 平凡なコトバ
31話 時間を埋める
32話 親子というもの
33話 一年と半年
34話 百日草の花言葉
35話 再び、南西から
36話 波紋
37話 隠しごと 1
閑話① ~セイル視点~
お知らせパート2


関連項目



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最終更新:2014年03月13日 18:29
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*1 一章終盤で生死不明となり、二章開始時には不在のまま、物語が進む。

*2 一章銀髪の少女編「シダケの擾乱」第五部「痛哭」に彼の心情が書かれている

*3 イオ・ドルク

*4 フィリアル、ノワール

*5 ディラ、カイエン、イクス、クレイモア、ヴァイル