精霊契約
ある特定の人間と精霊が、神曲を対価として結ぶもの。
基本的には
神曲楽士と、その奏でる神曲に惹かれてやってきた精霊の間に締結される。
これに伴い、精霊は自らの身体をその神曲を最も受け入れやすい形に「調律」を行う。この作業により、契約した神曲楽士の神曲の効果が大幅に跳ね上がる一方、他の神曲楽士の神曲を受け入れにくくなるという欠点がある。また、契約した神曲楽士の神曲を長期間にわたって聞いていないと飢餓状態に陥り、暴走した結果死に至る可能性があるなど多くのリスクを抱えており、この神曲楽士になら存在の全てを委ねても良い、と判断した場合に契約が結ばれる。
人間にも同じく食べ物の好き嫌いといった行為が存在するにせよ、好きな食べ物に合わせて身体そのものを変質させるといった行為は人間には無いものである。こういった精霊独自の生態について疑問を持つ者も少なくないようだ。
契約の儀式は楽士の身体のどこかへキスをすることであるようだが、必ずしも唇である必要はない模様。
一人の楽士に複数の精霊が契約することは可能だが、一柱の精霊が複数の楽士と契約を結ぶことは原理的に不可能。
最終更新:2007年01月09日 09:57