5.ペトロス・アルギュロス
1485村1609村

名前:ペトロス・アルギュロス(Πετρος Ἀργυρός)
性別:男
年齢:47
職業:彫刻家
出身:ギリシャ
身長:185cm

ラテン文字表記するとPetros Argyros、になるかな。
ギリシャで細々と彫刻活動をしている。一応、彫刻作家“イアプトス”としてこの道ではそれなりに名は通っているつもりだよ。各地で個展を開いたりしてね。……だけれど、若い子達はあまりこういうものに興味は持たないだろうなあ。
…他におじさんに喋れることなんてそう無いんだけれど……そうだね、家族に妻がいたよ。
それから…前髪で隠れてはいるけれど、以前ちょっとしたことがあって顔の右半分が爛れているんだ。気分のいいものでもないだろうしね、あまり見ないでくれると嬉しいかなあ。

そんなところか。思いついたらまた追々、ね。
よろしく。




界隈ではそこそこ名のある彫刻家…といったところかな。今は身体の調子も良くなって、エリスとネコ君と3人で賑やかに暮らしているよ。
…ふむ、おじさんの説明で長々と場所を取ってしまうのも悪いし、このくらいで切り上げておこう。何か気になることがあれば聞きにおいで。



イアプトス(Ἰάπετος/Īapetos)は傷という意味。最初は本名で活動していたが、彫像の一部が欠損しているという作風により人々から次第にそう呼ばれるようになったのを自虐的に使っている。
(…と思ったがよくよく調べてみればイアプトスは死を齎す神、槍で刺し貫く者の意味っぽそうなので、初期は貫かれた作品が多かったのかもしれない。死を齎すという意味も含めて自虐かも)
人々はイアプトスの作品を欠けた美と評しているが、実際のところは彼の逃げであり怯え。
醜い外見をした、(子を捨てた後は精神的にも)不完全な自分が、完璧な作品を作れるわけがないという意識の表れ。

学生時代、彼の彫刻の才に嫉妬した他学生から硫酸をかけられ右半面を負傷、皮膚は爛れて右目も失明。
失意に沈んでいたが、同じ学校に通っていた女性に救われ、やがて結婚した。
子宝にはなかなか恵まれなかったが結婚後10年くらいしてようやく妻が妊娠、これからは家族三人で幸せな生活を送るはずだった。
が。
比較的高齢だったという事もあり、妻は出産に伴って死去、後には息子だけが遺される。

結果的に妻を殺す元となった子供のことをどうしても愛することが出来ず、育てる気力も湧かずに孤児院の前に捨てた。それが10年前。
それからは自堕落な生活を送り傷心旅行に出かけたりなんかもして、7年前に一度薬物に手を出しかけたが、それがきっかけとなって改心しまた何とか持ち直して以後は再び活動を続けている。

しかし今現在肺を患っており、余命は残り僅か。
大して生きる気力もないので病魔に抗おうとは思っていない。
いないけれど、己の最期の作品としてどこも欠落していない、究極的に美しい彫刻を遺したいとは考えている。
それが妻の願いだったから。

*

芸術面に関して天性の才能を持ち、手先が物凄く器用…だという以外は全然ダメダメ。米を洗剤で洗おうとして奥さんに止められたレベル。研ぐのだと聞けば砥石を持ち出す。パンを切って何か挟むくらいは出来るから食には困ってないよ!
俗世間のことにはめちゃくちゃ疎い。浮世離れしている。ギリシャ人だからね!(偏見)カラオケに行く(知ってる)ようなキャラでもないから行かなかったんだけど歌のほどは51点
まあ何かっていうとずっと彫刻ばっかやってきたので一般知識を知らない。知れば何とかなるレベルではある。はず。

それからこれでもラテン男なので女性のことはタラす。
奥さんの件があるので女性はけっこう労わる、しそんな感じで基本は紳士だけどわりと保身的な部分が含まれてるのでそこそこクズ。

アイコンは頬痩けてるしご飯もぜんぜん食べなかったけど、わりと体格はいいイメージだった。特に腕とかは逞しいと思う。彫刻家だし(偏見)
気付いている人はいると思うけど、他人を前にした一人称は「私」で独り言だったり情緒不安定だったり、あとフォティーニ(気を許した相手)の前での一人称は「僕」。

子を捨てて暫くしたあとに妻の不妊治療日記を見つけて、仕事ばかりでほとんど家庭を顧みなかったこと、治療の苦しさを分かってやれなかったことを後悔している。挙句に子供まで捨てちゃったしね。君を傷付け云々~はそのあたり
子供への憎しみは未だ解消しきれていないけれど、日記に残された妻の思いを知ってからは複雑な気分。
んでまあ妻を亡くした経緯がアレなので女性への中出しが地雷(ラ神曰く男に対しても無意識的に避けるっぽい。ゴムつけてても)。

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ペトロス自分のことおじさんおじさん言ってるけど、自分の価値を下げているというか一番突かれて痛いところは年齢なんかじゃなくて顔面の傷についてだから、それに触れられる前に…なんだろう、ある種の予防線…?みたいなのを張るためにってところはあるとおもう。

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ぱっと思いつかないけどペトロスなんとなく嫌いな食べ物多そうだな~。表には出さないけど。
あとオレンジが好きだったのは妻のほうで、だから紅茶なんかも柑橘系のアールグレイなんかを飲んでた。

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きっとペトロスはエリスさんからの猛アプローチで好きって言われるのもスキンシップ取られるのも慣れてんじゃないかなっておもう。それでも振り向かないペトロスはやっぱクズ()マァトシノサアルシネ

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(過去)
  • 女(と思っていた)相手にレイプしようとしてたの?
→ご覧の通りの高慢ちき…というかこの頃はガチで顔もいい才能もあることから生まれてしまったイキリマンだったので僕のような優秀な人間の子種を貰えるんだありがたく思えくらいの思考。…クソだな~~!!!!

  • 男相手でもセックスするの?
→ペトロスこの時点で童貞なんで初めて与えられた性的快楽に興奮しきりだったんじゃないかな!!(そうはみえない)(描写力の死)顔はいいけどこんな性格なせいで友達もいないだろーし彼女なんかもっといないだろうからネ。アトハタチダカラシャーナイ

マジでこんな男のどこを好きになったんだ奥さんってかんじだけど、生み出す作品は一級なのでそこに惚れた…みたいな…(?)
んでもやっぱり変化した理由の大部分が過去の云々ではあっても奥さんもきっとこのクソヤローの性格の矯正に一役買ったと思うので、そりゃペトロスも頭上がんねーし死後10年経っても愛すわってかんじッスワ。

そんなかんじで尖った岩石の角がハンマーで打ち砕かれてゴロゴロと坂を転がされ、今の丸い性格になりましたとさ。

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名前の意味はペトロスは岩とか石とかでアルギュロスが銀。
他者の呼び方は年下女性なら名字+さん、年下男性なら名字+君、年上なら名字+氏。

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フォティーニ(Φωτεινη)
ペトロスの妻。享年37。ペトロスとは同じ学校で絵画を専攻しており知り合った。
彼の生み出す作品にひどく惚れ込み、彼の子を遺すことを望み、彼が負傷する以前まで作っていたような欠損のない作品を再び作ってくれることを終生まで願っていた。
ちなみにペトロスがスケッチブックに挟んでいた古びた紙は、彼女が描いたペトロスのデッサン。自分の外見を嫌い写真も撮られることを厭った彼だけれども、これだけは大切な宝物にしている。
オレンジが好き。
名前の意味は光。
最終更新:2022年12月03日 03:27