47.ムシュ・ヘトラッサ
1794村

名前:ムシュ・ヘトラッサ(Muš Htoratsa)
性別:男
外見年齢:27歳
身長:180cm
職業:愛玩用動物店店主

やぁやぁ、僕の名前はムシュ!5年くらい前から愛玩用の動物を売るお店をやっているんだ。犬とか猫とか鳥とか…それ以外にも珍しい種類の子もいるよ。あぁこの子は非売品、ピィといってね、ちょっと欠点はあるけど人懐こくていいやつだよ。竜みたいに見えるだろうけどトカゲなんだ…え?そういったものをどこかで見たことがある?あははっ気のせいだよぉ。
この子を売ることは出来ないけれど、それ以外はみんな新しい飼い主さんを待っているからね。みんないい子たちだから、ぜひ一度遊びに来てほしいなぁ。水曜以外はいつでも開いてるよ!
…それから、うーんと…僕のこと?そうだなぁ、動物たちと遊ぶのはもちろん好きだけれど、本を読むのも好きなんだ。特に歴史書がね。この島、不思議な言い伝えがあるんだろう?もしこの島の歴史に詳しい人がいたらいろいろ教えてほしいなぁ!
あとはー…結構ドジをしちゃいがちかも。よく頭をぶつけたり、何もないところで躓いて転んだり…タンスの角!あいつは天敵だね!ぜんぶなくなっちゃえばいいのに!…え?どうでもいい?えへへ、ごめんねぇ。

…それとね、こんなことを言うと変な顔をされるかもしれないんだけど…実は僕…天使様を見たことがあるんだ。その姿が忘れられなくって…その人のことをずっと探していて…
もし、もし知り合いにそういう人がいたり、もしもし!自分が天使だ、って人がいたりしたら…僕にそっと教えてくれないかなぁ?へへっ、よろしくね。



「貴方はこの島に住まう悪魔である。舞台である街が天使の加護を受けた街と言われているが、遥か昔は悪魔が拠点としていた島だったという事を噂で知っており、それを信じている。そしてその理由と天使の加護を受けた街と言われるまでの過程を探っている。」

ソロモン72柱・序列29位の大悪魔アスタロトの眷属。実年齢は135歳。ヌイやアニシドよりは高位の悪魔。
悪魔だが主同様に天使の姿をとることもでき、毒を使った魔法を得意とする。
水曜日は主が召喚に応じる日であり、自分もそれに付き従うことがあるため店は定休日にしている。

普段は人の良さそうなとぼけた青年の姿を演じているが、その本性は悪魔らしいクソゴミカス。
本性を示した時の人々の驚愕や絶望した表情を楽しむためにあえてそのように振る舞っている。上げて上げて落とすのが楽しいタイプ。量より質。
愛玩動物店つまりペットショップをやっているが、動物への愛着は欠片も持ち合わせていない。何故下等生物であるニンゲンのさらに下等生物であるそれらを愛でなければならない?何故ニンゲンはそれらを飼おうとする?あぁ自分の方が上だって優越感に浸りたいのかな、ニンゲンって面白いなぁ。と思っている。
彼の店の動物たちは人懐こく大人しくて飼いやすいと評判だが、それはムシュがそのように調教しているからというのと、その恐怖支配に対する怯えと、後述する空気中の毒素に侵されて意識が朦朧としているからである。

この島に住むようになったのは、趣味であらゆる場所の過去そして未来を視ようとしているが、過去を辿ることが出来なかったこの島のことが気になったため。
…そして天使が崇め奉られるこの島を悪魔の力で絶望のどん底に沈めてやりたいと考えたため。
天使の力が蔓延する(…してるよね?)この島は居心地が悪いったらないが、より深く質の高い絶望に叩き落とすためにはある程度のリスクもやむなしと考えている。

本体はピィと呼ばれるトカゲのほう。そしてトカゲではなく竜である。もちろん空も自由に飛べる。
人間体のほうはどこかの貴族の姿を模して作られた操り人形のようなもの。そのため動作に誤差が生じることが多く、しょっちゅうどこかにぶつけている。基本的に本体から離れると動きが止まる。
作りは脆々の脆なので、ちょっと強めの攻撃を受けたらすぐ吹っ飛ぶ。予定。しかし本体は上にあるように竜のほうなので、人間体の方が傷付けられてもノーダメージである。ぶつかったり衝撃を受ける度に「痛い」と口にし痛がる素振りも見せているが実際は痛くない。(竜の方を傷付けられたらもちろん痛い)
竜が吐き出しているのは毒霧。生まれ持った性質でありこればかりは如何ともし難いので、口臭は歯ミガキ嫌いということで誤魔化しているが、実際は歯ミガキだけでどうにかなるようなものではない。

名前のはなし。
Muš→シュメール語で「蛇」
Htoratsa→アスタロト(Astaroth)の逆読み。

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一人称は「僕」
他者の呼び方は名前呼び捨て。
最終更新:2021年08月18日 13:23