69.ロポ
1932村

名前:ロポ(Lopo)
身長:187cm
職業:剥製師
出身/在住:ポルトガル

……自己紹介?何故そんなものをしなければならない。
フン……今では人も立ち入らない深い森の廃れた古城で、獣の皮を剥いでいる気味の悪い男がいると。それが俺だ。
やれ怪しげな魔術に使っているんじゃないかだの、人間の剥製も作っているのではだの言われているが……好きに言っていればいい。貴様等に関わるつもりはないからな。



本名:レアンドロ・クレスポ・カルドーゾ(Leandoro Crespo Cardoso)
年齢:58歳
ロポは剥製師としての名前。

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かつては腕利きの猟師、狩人だった。
人当たりも良く快活な青年で、共に狩りをするパートナーだった親友と昔馴染みの女性と3人で仲良くしていたが、親友が女性に恋していたにも関わらず女性はレアンドロに好意を寄せており、それがきっかけで徐々に関係が拗れ始める。
レアンドロは親友に義理立てて女性を受け入れることはなかったが、それに業を煮やした女性は妊娠をでっち上げ、想像妊娠すらしてしまう。
当然二人にそのような関係はなかったが、女性の言葉を信じた周囲の人々は「妊娠させたのにその責任も取らない無責任な男」としてそれまで親しげだった態度から一転、白い目でレアンドロを見るようになり、さらに誤解した親友はレアンドロを恨んで、見知らぬ土地の不慣れな深い山奥へと狩りに連れ出してわざとはぐれ、置き去りにした。
そこでレアンドロは死にかけるものの、ギリギリのところで救助されて九死に一生を得た…が、後に遭難したのは親友のせいだと知ったレアンドロは(それまでの積み重ねもあって)人間不信に陥り、親友だった男や女性はもちろん、その他の周囲の人間とも関係を断って、山奥に篭り極力人間と関わらないようにしながら暮らすようになった。

人間が極端に嫌いなだけで生来の性格は優しく、人間以外の動植物には慈しみ深く愛する心を持っており、今も剥製を作るためといって動物を無闇に殺すようなことはしない。
精巧な剥製を作るとコレクターからの評判は高く、ごくたまに人から依頼を受けてはいるものの、基本的には剥製を作っているのは無惨に殺される動物達を悼み、懸命に生きた彼らを美しい姿で残しておきたいという気持ちからの行為。
しかし最近は、ある意味で自然の摂理に抗ってそのような事をしても良いのかと心のどこかで思い始めている。

遭難の時のトラウマで飢餓の状態になるのが苦手。
なので今回も疑念よりもそれが勝って食事は比較的摂ろうとした……摂ろうとしたんだよ……時間がぜんぜんとれなかったけどな!!!()

名前のはなし。
ロポ→葡語で「狼」たぶん助けてくれた狼に感謝して自分でつけた(?)
レアンドロ→「獅子」+「男」が由来の名前。
クレスポ(母姓)→同じく「巻き毛」
カルドーゾ(父姓)→同じく「とげがある」

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一人称は「俺」
他者の呼び方は名前呼び捨て。
最終更新:2021年08月18日 14:20