優先権

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優先権 - (2011/01/20 (木) 15:28:38) のソース

*優先権
>各フェイズにおいて、カードを一番最初に使用する権利を持っているのは、手番プレイヤーです。
>手番プレイヤーからキャラの登場やカードのプレイ、テキストの使用ができます。
>これらを行うか権利を放棄した場合、非手番プレイヤーにそれらの権利が移ります。
>以後、手番→非手番→手番…というように、交代でカードのプレイ、テキストの使用を行う権利が移ります。
>(プレシャスメモリーズ オフィシャルルールブック Ver.1.2 より引用)

優先権とはゲームを進める基本となっている概念である。
フェイズの進み方にも関係しているので誤解がないようにしたい。
以下に例を挙げて解説する。

***フェイズ開始時
この時点では優先権は手番にある。
フェイズ開始時に手番の行動を待たないで、非手番がカードをプレイすることは出来ない。
-(例):非手番が[[《私の秘密》]]をメインフェイズ開始時に使用したいと思っているとき。
手番が何らかのカードをプレイしてから、非手番が[[《私の秘密》]]を使用することになる。

***フェイズ移行時
優先権の放棄が2回連続した場合、次のフェイズに移行する。
手番が何らかのカードをプレイし、非手番が何もしなかった(優先権を放棄した)場合、手番はカードのプレイと、フェイズ移行の2つの選択肢を持っているといえる。
手番がフェイズ移行(優先権の放棄)を選択した場合、非手番が異議を唱えフェイズを巻き戻すことはできない。
逆に、(非手番が何らかのカードをプレイし、)手番が何もしなかった場合、非手番がカードのプレイと、フェイズ移行の2つの選択肢を持つことになる。
-(例):非手番が[[《お説教》]]をメインフェイズ終了間際に使用したいと思っているとき。
上述のように厳密には、メインフェイズ終了間際を狙ってカードをプレイすることは出来ない。
手番の手札の状況などからメインフェイズ終了を推測するしかない。

***[[アプローチフェイズ]]
1回のアプローチに対し2回ある『カード、効果使用のタイミング』で上記の2つの処理を行う。
-(例1)、非手番が[[《下校中》]]を2回使用したいと思っているとき。
カードの使用は1枚ずつなので、1枚目の[[《下校中》]]を使用し、一度相手に優先権を渡し、その後2枚目の[[《下校中》]]を使用する。
-(例2)、非手番が手番のアプローチフェイズに[[《夏目(034)》]]を登場させたいと思っているとき。
手番が何らかのキャラでアプローチを行えば、『カード、効果使用のタイミング』で非手番に優先権が回って来るため登場させることが出来る。
しかし、手番がキャラのアプローチを行わなかった場合、非手番に『カード、効果使用のタイミング』が回って来ないため、[[《夏目(034)》]]を登場させることは出来ない。
『[[アプローチフェイズ]]』も参照。

***[[割り込み]]
通常の優先権とは異なるやりとりが行われる。
直前に使用されたカードに対して、[[割り込み]]を持つカードを交代で使用していく。
詳しくは[[割り込み]]を参照。

**補足
優先権について、キャッチボールを考えてみると分かりやすいかもしれない。 
手番プレイヤーにまずボール(優先権)が渡されて、何か1つ行動するかパス(優先権の放棄)かを選んで投げる。 
非手番プレイヤーも何か1つ行動するかパスするかを選んでボールを投げ返す。 
それを繰り返し、パスが2回続いたら手番プレイヤーがアプローチフェイズに入るかエンドかを選んで次のステップに進む。 
1回の投球では1つの行動しか選択できないので手番(もしくは非手番)は連続して行動を行えない。 

***ゲームプレイ時
いろいろとややこしく説明したが、実際のゲームプレイ時にこれらの用語を飛び交わせるのは控えたい。相手と自分、両方にとって迷惑で面倒である。
優先権について丁寧にゲームを進めたい場合、「何か使いますか?」や「そのまま続けていいですよ」など、相手への確認・許可を示すことが大切である。
ただ、「何か使いますか?」と言うと自分の優先権の放棄の意味も含むので誤解がないようにしたい。
また、何かトラブルが起こった場合、すみやかにジャッジ・審判を呼ぶことが望ましい。

**関連項目
-[[ルール]]
-[[割り込み]]