○1
「旗印が見えたぞ!」
物見櫓に立つ歩哨の叫びが、砦の空気をわっと沸かせた。たちまち手すきの兵士たちが戦友の無事をこの目で確かめんと、一斉に城壁へ駆け上がる。
出撃した守備隊主力不在時の留守を預かる副長、ユアン・ランパートもその人の流れの中にいた。さっとに手をかざすと、木々の合間の地平線から現れてくる友軍の姿を確認する。
威風堂々と凱旋してくるその兵士らの隊列に欠けがないこと、そして何よりも一隊の長たる女騎士の姿に異常がないことを確認して、ほっと副長は息を吐く。
しかしすかさず身を翻し、彼は命令を飛ばしはじめた。
「主力が戻ったぞ! 築城作業も訓練もいったん中止、すぐに食事と手当の用意だ。酒に包帯と薬草に軟膏、ああ、それから湯桶は足りているな? すぐに沸かせ!」
後方を預かる守備隊の古兵たち、そして周辺から徴用された男女が慌ただしく動き始める。帰還する主力部隊の受け入れ準備を指折り数えながら階段を下りるユアンは、駆け上がってきた小柄な兵士と肩をぶつけた。
「おわっとぉぉ!?」
「あ、すいません副長」
狭い石段の上でたたらを踏んでようやくこらえるユアンを後目に、細身の軽装兵は風のように彼の脇を駆け抜けていく。
砦に残された守備隊最年少の少女弓兵、ハンナ・グレアムだった。少年のように短く切った黒髪を揺らし、城壁から身を乗り出して、帰着してくる出撃部隊を目を皿のようにして観察する。
「ハ、ハンナ! 君は本当になぁっ!」
「だから、すいませんって言ってるじゃないですか――隊長、ご無事で!」
小さく、しかし精一杯に鋭い調子で抗議するユアンの相手もそこそこに、14歳の少女兵は悪びれた様子も見せずに黒い両瞳を輝かせ、何度もいっぱいに両腕を振ってみせる。
城壁から細くしなやかな、それでも革鎧の束縛の下に確かな甘みの存在を感じさせる少女の影が、逆光の中に浮かび上がる。その健やかな美しさが青年の記憶を刺激して、ユアンをその場で口ごもらせた。
ついほんの先日、ユアンが王国軍の軍需倉庫から物資を受領する輜重隊を指揮した際、ハンナはその指揮下で魔物による待ち伏せの兆候を発見した。
しかし輜重隊指揮官たるユアンの能力を信用せず、手柄を欲して逸るハンナは独断専行した。そして単身で魔物の群れへ潜入して指揮官格の暗殺を狙うが、失敗。逆に捕虜にされてしまう。
虜とした美少女の肉体に欲情した魔物たちは、どこからか手に入れた媚薬まで用いてハンナを手込めにしようとしたが、輜重隊を部下に任せて密かに単身追及してきていたユアンの奇襲で大損害を受け、ハンナはその混乱の中で救出される。
そして二人だけでの逃避行のさなか、魔物たちに使われた媚薬の効果でハンナは欲情し、ユアンを組み敷いて襲った。そしてユアンはハンナの処女を貫き散らし、その最奥でたっぷりと自らの精を撃ち放った――。
あの雨の夜、洞窟で味わった少女の肢体は、今もユアンの意識から消えてはいなかった。
しかし正直、今もあれが現実の出来事だったとは考えられない。
あれほど熱く切なげにユアンの雄を懇願し、激しく腰を打ち付けてその精までも自らの内へ搾り取った少女はあれ以来、一言もその件に触れようとすることはなかった。
そのあっけらかんとした、時に反抗的な態度は、あの二人にとって不本意だった情事の前後で変わりない。
「まったく、女は分からない……」
首を振りながら地面へ降り立ち、ユアンは再び指示と命令を飛ばしはじめた。
○2
「小鬼26に蜥蜴人15を討伐して戦死者無し。我が方の被害は重傷者2、軽傷者5。大戦果でしたな、従姉妹殿」
傷つきながらもどうにか本拠地まで帰り着いた、その7人の負傷者への本格的な手当が始まるのを見届けながら、ユアンは馬上の騎士へ語りかけた。
「――7人もやられた。不覚だった」
「死なせたわけではありますまい」
面頬を下ろしたままの兜の奥から漏れ聞こえるのは、若い女のそれだった。女騎士は面頬を跳ね上げて兜を脱ぐやそのまま、背まで届く燃え立つような赤い長髪をばっと散らして一気に下馬した。
長身の端麗なる戦女神のごとき守備隊長、フレア・ランパートは今日もひどく不機嫌だった。
その全身は特に胸と腰とで女を強く感じさせる、優美で鮮やかな曲線を描く鋼鉄の甲冑によって包まれている。しかし今はそのところどころに傷と返り血が散り、激戦の様を物語っていた。
「私とライナ軍曹の二人が直接率いてこのざまではな。王都が援軍を寄越す前に、擦り切れてしまわねばよいが……」
「援軍の督促は繰り返し送ってあります。それに今回は、よい知らせも――」
最寄りの城塞まで、王国軍増援部隊の先鋒が到着したらしいことをユアンは告げた。先ほど伝令を受けて知ったことだった。
「従姉妹殿が今なされるべきことは、とにかく疲れを癒し、次の戦いに備えられることですよ。後のことは、万事お任せを」
「うむ、しかし従兄弟殿――」
「隊長殿!」
そのとき明るく弾んだ声が、二人の間へ割り入ってきた。視線を向ければ、健康的に焼けた頬を紅潮させたハンナが飛び込んできて、ひざまずきながらフレアへ熱い視線を向けるところだった。
「隊長殿っ。ご無事の凱旋、まことにおめでとうございます!」
「……ああ。ありがとう、ハンナ」
「次は――次の出撃はこのハンナめを、ぜひ隊長殿の戦列へ! 隊長殿の指揮下ならばこのハンナ、十人力の働きをご覧に入れます!」
「…………」
「おい、ハンナ……」
黙りこくったフレアの脇から口を挟もうとするユアンなど見えてもいないかのように、ハンナは熱のこもった真摯な瞳で、憧れの女騎士をじっと見つめ続けている。
しかし長引く沈黙にユアンも口ごもり、さすがに気まずさを感じ始めたころ、誰かが不意にハンナの襟首を掴み上げた。
「うにゃっ!?」
「ああ、はいはい。どうもその辺に見えないと思ったら、こんなところにいたかバカ娘」
頭頂部近くで一筋に結んだ黒髪を流し、フレアのそれにも勝るほどの豊かな曲線で打たれた胴鎧を身につけた女兵士が、猫でもつまみ上げるようにハンナを一気に宙吊りにしていた。
そして彼女はハンナに対してのぞんざいな口調が嘘のような、丁寧な口調でフレアに話しかける。
「副長殿のおっしゃるとおりですよ、隊長殿。ここは私らに任せて、どうかすぐにでもお休みください」
「いや、しかしライナ軍曹。指揮官たる者が真っ先に休むわけには――」
「しかしもかかしもありませんよ、隊長殿。お偉い方がいつまでもそこでそうしておられると、せっかくここまで着いたってのに、下の者だっておちおち休んでいられないんです」
「む……」
「私も副長殿に引き継ぎを済ませたら、すぐに参りますから。隊長殿、どうかお早くお休みください」
少女のような魅惑的な微笑みとともに片目を瞑り、まるで姉のようにフレアを扱うこの女軍曹こそが、この守備隊の屋台骨、ライナ・グレアム軍曹だった。
斧槍の名手であり、少女時代には傭兵として各地の戦場を転戦、その豊富な実戦経験に裏打ちされた戦闘能力と指揮能力は、誰もが評価するところだった。
同時にこの守備隊では数少ない女同士の気安さか、フレアとの間には身分を超えた戦友関係のようなものを共有してもいるようだった。
「お、お母さん……おかあさ……くる、しっ……」
そして、紅潮していた頬も順調に青ざめさせつつある少女を素知らぬ顔で吊し続ける彼女は、そのハンナの母親でもある。
一人娘をそのたわわな乳房で育て、その後も長年戦場にあり続けてなお衰えぬその豊潤な美貌のほどはユアンも先日、この砦の薄暗い倉の一つで存分に味わっていた。
そんな彼女が、ユアンへ片目で軽く目配せくれて、思わず彼は苦笑した。娘同様にその思考はまったく読みがたいが、それでもユアンはライナが寄越してくれたこの好機を無駄にする気はなかった。すかさず口を挟む。
「従姉妹殿、湯浴みの準備が出来ております。いつものように、村の女衆に手伝わせますか?」
「…………」
そんな三人の姿をしばらくの間、フレアはいつも通りの他人に感情を悟らせない、冷たさすら感じさせる表情で見据えていた。今度こそ、重たい沈黙が彼女たちの間を通り抜けるかにも思えた。
だが、フレアは不意に口を開く。
「従兄弟殿。ハンナは今、手は空いているのだな?」
「は? 何かの作業に使おうかとは思っておりましたが、今のところは、まあ――」
「ふむ。ではハンナ、私の沐浴を手伝え。来い」
「けほっ!?」
途端にライナの握力から解放され、ハンナの身体が地面へ落ちる。
涙を浮かべながら必死に呼吸を貪るハンナはしばらく、言われたことを理解できていない様子だった。しかしフレアの瞳を見つめ返してその色合いを読みとり、やがて言葉の意味が腑に落ちると、ハンナはその場で直立不動の姿勢を取って叫んだ。
「は、は、はっ――はい! ハンナ・グレアム、隊長殿の沐浴、お手伝いさせていただきますっ!」
「そんな大声で復唱しなくていい」
○3
「た、隊長殿っ……、ど、どうぞ、こちらへ!」
「うむ」
砦の奥へ続く石組みの通路へと、ぎこちない調子で左右の手足を繰り出しながら、ハンナはフレアを砦の浴室へ導いた。
決して大きな浴室ではない。それでも戦時には手術室としても用いられるここは、二人の娘がその身を包む甲冑を脱ぎ、その裸身を清めていくには十分すぎる広さがあった。
すでに外の竈で十分に湯が沸きたっていることを確認すると、ハンナはフレアの後ろへ立った。フレアの身の丈は、ハンナのそれより頭半分以上ほども高い。
憧れの凛々しき美少女騎士の甲冑と衣服を、直接この手で解ける。倒錯した熱が少女の内側で不意に高まり、小さな胸の内側を激しく打ち鳴らした。
喉が鳴る。上擦る声で申し出た。
「……し、し、失礼しますっ……」
「うむ」
震える指をそっと長い赤髪の中へと伸ばし、ハンナはフレアとともに、少女騎士を包む甲冑を留める革紐を一つ、また一つと解いていく。
籠手と腕甲、脚甲を外すだけで、鎧下から装甲の内部に封じられていた汗の香りが漂い、ハンナは逃すまいと深く息を吸い込んだ。
続けて、胴回りの足掻きを良くするように一枚板でなく、何枚もの板金を綴って形作られた胴鎧に掛かる。ハンナが背当を下ろしフレアが胸当を下ろすと、ハンナはたまらず息をついた。
凛々しい少女騎士の鍛えられたしなやかな肢体にありながら、その二点ばかりにはしたたかに脂肪を蓄えて左右とも、すこぶる豊かに実ったフレアの乳房。
その双乳の有り余る質量が、鎧下をなす厚い布地すらも形良く天突くように押し上げて、傲慢に自らの存在を主張していた。
傍らへ裏返しで置かれた胸当へ目をやれば、全体にやや下方へ撓みながら前へ突き出す二つの半球を象った空間がしっとりと塗れて、いくつも汗の玉を滴らせている。
フレアの胸周りを守るその部位だけが、そのすぐ下に綴られた胴回りの板金よりも新しく見えるのは、今年十七を迎えたその若くみずみずしい乳房の著しい成長に応じて、その部分だけが幾度も打ち直されてきたからだろうか。
その深く円い左右の空洞を窮屈そうにたっぷりと満たし、戦いの中ではその鋼の器へ自らをぴったりと収めることで、その身が繰り出される度に主の意志へ逆らおうとする、無駄な弾みを戒められていた二つの乳房。
「んっ……」
フレアはそれら左右の隆起へと、汗に濡れそぼってまとわりついたままの布地の感触に、疎ましげな吐息を漏らす。
その胸当の裏側に象られるように、見事な巨乳の輪郭をくっきり残した鎧下を、乳房が突き上げているその下側を摘んでいささか乱暴に引きおろし、鎧下の形を崩してのける。抗議するように、柔らかそうに双乳が弾んだ。
その鎧下も継ぎ目を解き、肌着のシャツも脱がせると、いよいよ鍛え抜かれた白い腹筋が露わになる。
そしてそのすぐ上では、乳房の重さと輪郭を直に包んで支えながら、両肩にその重みを分散させて支える革の胸当が露わになった。
「い、……いっ、行きますよ!」
奇妙なほどに張り切った宣言とともに、白い素肌へ汗で張り付く布地との間へ、ハンナは肩紐を外しながら指を滑らせる。茹でた卵の滑らかな白身から殻を剥くようにして、ハンナはついにフレアの乳房を剥き出した。
「うわあ……っ」
その内側から溢れ出さんばかりのみなぎる精気に押し出されるようにして、剥き下ろされていく肌着の締め付けから逃れるかのごとく、フレアの乳房は弾けるように飛び出す。
若干十四歳にして自在に長弓を操るハンナの掌をもってしても、その掌全体で包もうとしても包みきれないだけの白いまろやかな乳肉を蓄えた巨塊がふたつ、ぼるんっ、とすこぶる重たげに、すべての守りを解かれてまろび落ちた。
戦いの中でその乳房を守り抜くとともに、捉えて支える甲冑も、革で補強された胸当の肌着も失ってなお、少女騎士の胸で豊かに実った二つの果実。
ハンナの掌、巨乳を包む肌着からこぼれ落ちてその真っ白な柔肉を弾ませると、薄桃色の上品というほかない清純な乳首に大きく頭を振らせ、そして数度の振動ののちにツンと天突くように静止した。
(あ、ああ……すごい……母さんのオッパイにも負けないくらい大きくて……それなのに白くて、柔らかくて、みずみずしくて、きれいで、張りがあって……フレア隊長のオッパイ、やっぱり、すごいよ……)
ついに眼前へ現れたその白い芳醇な美の結晶に、ハンナは声をなくして息をついた。その右手は無意識に、自らの右乳房へと向かう。
十四歳にしては早熟かつ、すでに子を産み育てるにも十分なだけの大きさを備えた、しかしフレアの美しい巨乳の前では二周りも小さく感じられる、弓弦からそこを守る革の胸当の下の乳房を掴み、乳肉を集めるように揉みしごいていく。
そして左手は、はしたなくもすでに下着の内側で濡れそぼった、ハンナの花芯をそっと撫で回さずにはいられなくなっていたのだった。
「……ハンナ。まず髪から流してもらう」
「あっ……は、はいっ!」
そんな少女の痴態に気づいてか否か、気づけばじっと彼女を見つめていたフレアの声でハンナはようやく我に返った。浴槽から手桶で湯を掬い取ると、それをフレアの頭上から流していく。
腰まで届いている長い赤髪から、戦場の埃や汗の残滓が洗い落とされていく。何度も湯桶の往復を繰り返しながら、ハンナは半ば陶然と、フレアの赤髪に指を通した。
「ああ……」
湯に洗われる度、指からこぼれ落ちるようなみずみずしさと、燃えるように鮮やかな色彩を取り戻していく赤髪。その後ろに覗く、しなやかに筋肉をまとい、引き締まった背中を見つめるだけで、ハンナは忘我の境地に達してしまいそうになっていた。
「ん……髪はもういい。次は背中だ、ハンナ」
「……は、はいっ」
赤髪を頭頂にまとめ上げて布で巻くと、垢を擦り落とす目の粗い布地で編まれた手ぬぐいを片手に、ハンナは少女騎士の無防備な背中へ直接に触れた。
「隊長……隊長……」
白く磨かれた乙女の肌の下で息づく、強靱でありながら柔軟な筋肉が返してくる布地越しの手触りは、熱い湯気の揺らめきの中で次第に少女の理性を薄れさせていく。
そして背中の中心を流し終え、脇に手ぬぐいを回そうとしたとき、ハンナは思わずそれを取り落とし――自由になった両掌に、フレアの左右の乳房を握りこんでいた。
「?」
「はあ、はあ、はああぁ……っ! 隊長、隊長……っ! わたし、わたし、もうこれ以上は……こんなのこれ以上、我慢できません……っ!」
鍛えられた少女騎士の胸に実った白い果実は、揉めば指に吸いつく柔らかさと、掌を跳ね返してくる弾力を同時に併せ持っていた。
すこぶるつきの大きさを誇るフレアの巨乳は、やはりハンナの掌だけでは底包みきれない圧倒的な質量があった。
重力との戦いでわずかに下垂した乳房が作る胸との重なり、その下側から指先を差し入れつつ一気に両乳房全体すくい上げたハンナは、薄桃色の甘い輝きを放つ宝珠のような乳首を探して、食い込んでくる手指を退けようと抗う巨乳を、さらに激しく揉み込んでいく。
「あああ……っ!」
夢にまで見た、憧れの少女騎士の乳房が今、この手の中にある。握力を加える度に隊長のみずみずしい乳房が変形し、この掌へ温もりと感触を伝えてくる。
ハンナはそのままフレアの背中へ抱きつき、少女騎士のそれと比べればまだ小さくとも、それでも自分自身の掌を満足させる程度の大きさは備える早熟な乳房を押しつけた。
尖り勃った乳首がフレアの背筋を穿とうとして果たせず、跳ね返されて、潰れていく自らの若い乳房の中へと埋もれていく。
「隊長――隊長の裸、すごく、すごくきれいですっ……。だからわたし、私、もう……っ、ああ、あああああっ……!」
「……!」
掌に収まりきらないフレアの巨乳を荒々しく蹂躙するハンナの手指が、躍動の中でその頂に息づく乳首を弾くと、少女騎士は初めてわずかな身じろぎを見せた。
このまま斬られてもいい、もう死んでもいい――淫らな熱に駆りたてられるようにしてフレアを襲うハンナは、理性のくびきをかなぐり捨てて思うがままに少女騎士の肉体をまさぐっている。
しかし、そんな熱に冒されて淫蕩に荒れ狂う少女の頭上に、平板な声が掛けられた。
「……ハンナ。私は以前から、君に聞いておかなければならないことがあったのだが……」
「あああああ……はっ……はい……?」
「この機会に聞いておこう。以前に輜重隊を護衛した際――あの脱出行の夜、君は副長と――私の従兄弟殿と、何かあったのかね?」
自らの乳房を激しく両手で揉みしごかれながらなお、その唐突な愛撫の嵐にもまるで揺るぎを見せない少女騎士の怜悧な瞳が、ハンナの熱に蕩けきった瞳と交わった。
最終更新:2010年04月24日 20:17