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全交ニュース 2003年1-5月号

全交ニュース 2003年1-5月号


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(全交ニュース、新聞記事、各種資料など)
全交ニュース
2003年1月号
2003年2月号
2003年3月号
2003年4月号
2003年5月号

全交ニュース 2003年5月号
●主張

明らかになった戦争の本質

 ブッシュ米大統領はイラク戦争の終結を宣言し、「イラク復興」を進めている。5月末までにイラク暫定政権を樹立するために、米国復興支援人道支援室(ORHA/陸軍退役中将ガーナー)の下で暫定政権の準備会合を開くとともに、支援国会議の開催も急いでいる。米国の石油利権を保障する政権の樹立と新植民地主義的占領体制づくりに躍起になっているのだ。ブッシュがイラク攻撃の大義名分とした大量破壊兵器は未だに見つかっていない。「破壊されたか、あるいは別の場所に移された可能性がある。しかし、サダム・フセインがもはや米国を脅かすことはない」(ブッシュ4/24)と居直っているが、誰の目にもイラク攻撃の本質が明らかになってきている。

戦争犯罪を明らかにしよう

 イラク国民は米英軍による暫定政権づくりや復興支援など求めてはいない。イラク国民が求めているのは米英軍の即時撤退と、空爆被害への謝罪と補償である。イラク国民にとって戦争は未だ終わってはいない。クラスター爆弾の第二次被害は拡大している。劣化ウラン弾による子どもたちへの放射能被害は十年以上も続いている。この治療と補償抜きに戦争は終わらない。米英軍による戦争被害の検証が今、問われている。国際法違反の米英軍による武力攻撃の戦争犯罪を明らかにしなければならない。

日本の占領加担を許すな-広げようイラク写真展

 小泉内閣は米国の占領機関ORHAに外務省職員の派遣を決めた。米、英国による新植民地主義的占領体制づくりを支援しているのだ。許してはならない。米、英軍の即時撤退と日本の占領加担に反対の世論を作るためにも、イラク戦争被害の実態を明らかにするイラク写真展、講演会を全国に広げよう。


●国際法を無視した侵略・殺りく・占領を許すな!イラク戦争の実相を暴き、市民の手で戦争犯罪を立証しよう    

アフガニスタン国際戦犯民衆法廷実行委員会 乾 勝彦さん

米英のイラク攻撃は戦争犯罪のオンパレード

 今回の米英によるイラク攻撃から占領にいたる経過は、幾重にも国際法違反の戦争犯罪のオンパレードである。犯罪は裁かれなければならないし、犯罪者は処罰されねばならない。
 既存の国連や国際機関が、それを行う力を持ちえないなら、我々市民が中心になって、「犯罪に正義の光を当て、世界の世論という最高の法廷にその判断を仰ぐ」(ラムゼー・クラーク)取り組みをただちに準備しなければならない。

国連憲章を無視した侵略戦争

 第一の論点は、国連憲章を無視した明確な侵略戦争であったという点だ。
 憲章二条四項は、個別国家の武力による威嚇や武力の行使を全面的に禁止しており、この点は二度の大戦を経て人類が到達した現代国際法の根本原則だ。例外としてある自衛権の行使についても、憲章五十一条は「武力行使が発生した場合」「安保理が必要な措置を取るまでの間」に限定しており、潜在的脅威を口実にした先制攻撃、ましてや安保理が査察を継続している事態を無視した攻撃など認められるはずがない。
 もう一つの例外である国連の(安保理決定による)強制措置も、平和を乱す行為を対象として発動されるものであり、他国の政権を転覆するための武力行使(たとえそれが非民主的な独裁政権であったとしても)など認められていない。
 湾岸戦争時の決議が有効と言う主張についても、決議六七八は、イラク軍をクウェートから撤退させるための武力行使を容認したものであり、目的が異なる。
 大量破壊兵器廃棄の問題は、決議六八七(湾岸戦争停戦決議)でイラクに課せられた義務であり、その履行を確保するための措置は安保理で決定すると明記されており、たとえ決議違反があったとしても停戦失効→自動開戦などとんでもない論理である。

国際人道法に違反した数々の戦争犯罪

 第二の論点は、数々の国際人道法違反の戦争犯罪である。多くの現地報道があきらかにしているように「誤爆」の名のもとに民間人攻撃、民間施設攻撃が行われた。大量のクラスター爆弾や劣化ウラン弾の投下は、今後も長期間にわたってイラクの民衆を苦しめ続ける事になる。今後、明らかにされていくであろう様々な新型兵器の使用も事実上の無差別攻撃として国際人道法違反を免れない。ましてや、アルジャジーラ支局爆撃などの報道機関を狙い撃ちにした攻撃など何をかいわんやである。
 今日、バグダットが占領され、軍事行動は終息に向かう中、イラク民衆による「略奪」報道が目に付くが、占領地での治安維持は占領軍の責任である事は言うまでもなく、「略奪」の真相が米軍が刑務所を破壊し服役囚をけしかけたといった現地情報や、略奪された金品を米兵や従軍記者が本国に持ち返ったなどの報道が出始めた。まさに、何でもあり、戦争犯罪のデパートだ。
国際世論を結集し、一握りの戦争屋たちの無法を裁く力を作り出そう。 

 アメリカ、イラク共にICCローマ条約を批准していないが、イギリスは批准している。ブッシュは無理でもブレアを国際刑事裁判所に告訴する事は不可能ではないが、今日の国際政治の現況の中では様々な困難が予想される。しかし、まず、「戦争の結果、イラクで何が起きたのか?」を公式に調査、記録すること、米英の軍事占領をやめさせ、国際機関とNGOが協力して戦争被害調査をこそ行わなくてはならない。既に国連環境計画(UNEP)が劣化ウランの環境人体影響調査を開始すべきという見解を発表し、NGOのサイドからも国際調査団派遣の論議が始まっている。
 今こそ、国際法の復権をかかげ、市民の手で戦争犯罪を裁く民衆法廷運動の出番だ。アフガン民衆法廷の今後の公聴会でも、イラク戦争の実相を暴き、戦争犯罪立証の証言を組み込んでいく予定だ。国際世論を結集し、一握りの戦争屋たちの無法を裁く力を作り出そう。

●クリエイティブピースフルスペース・ワンデイアクション   
ブッシュ・ブレア・小泉の戦争犯罪を追及! 注目集めた戦争犠牲者のパネル

 四月二七日、大阪城公園駅前の広場は、好天にも恵まれ朝から親子連れや若者が多数訪れていた。
 全交が呼びかけた、米英の戦争犯罪を告発する「クリエイティブピースフルスペース1day action」には、これまでのイラク写真展のスタッフやピースアクションの参加者が集まり、行動を開始した。
 この日、大阪市の子ども会が集まるイベントが公園内で開催されており、会場に向かう通路にイラク攻撃で犠牲になった子どもたちの写真パネルを設営した。
 写真を真剣に見つめる親子連れが多く、子どもに一枚一枚の写真を見せながら「何も悪いことをしてないのに、こんなひどいことになってかわいそうね」と語りかけていた母親が印象的だった。
スタッフは風船をふくらませ、写真を見てくれている子どもたちにプレゼント。
「戦争は終わっていません。占領は解放ではなく侵略です」の呼びかけに多くの人が足を止め写真を見てくれた。

ウオンテッドボード ブッシュ・ブレア・小泉の 似顔絵を描き完成

この日の行動のもう一つの目玉が、行動参加者で、ブッシュ・ブレア・小泉の似顔絵を描き、戦争犯罪人としてのウオンテッドボードを完成させることだった。
 以前の街頭行動で知り合った画家の山下さんが参加され、ベニヤ板に紙を貼り、キャンパスに仕立ててブッシュとイラクの子どもたちを組み合わせた絵を描いてくれた。
 スタッフもベニヤ板に「WANTED(お尋ね者)」と大きく書き、写真を見ながら三人の戦争犯罪人の似顔絵を 描いていった。
 このボードは、侵略に抗議するメッセージカードを貼り付けていくためのボードだ。メッセージカードにはイラクの犠牲者の写真が貼られている。メッセージには写真の人物の言葉で「私の娘は空爆で死んだ。私の娘は石油のために死んだのだ」と書かれたものや、「ぼくは忘れたくない、この戦争の犠牲になった子どもたちのことを」と自分の決意が書かれたメッセージがあった。

戦争犯罪を告発するキャンペーンを広げよう

写真展示と合わせて、米英の戦争犯罪を国際法違反の観点から解説したパネル。劣化ウラン弾の仕組みを解説したパネル。戦争でもうけている企業パネルなども展示した。「戦争終結、米英主導の復興」が宣伝されている中で、戦争の真実を明らかにし、戦争犯罪を告発する取り組みが重要になっている。五月、この街頭キャンペーンをさらに広げていくことを確認して行動を終えた。

●首都ワシントンからの報告  21世紀型植民地を許さない!

ワシントン在住(アメリカンユニバーシティーの大学生)八木剛夫さん

つかの間の戦勝気分

 米英軍がバグダッドの主要機関を占拠してから約1週間が過ぎました。つかぬ間の勝利に沸いたアメリカも、米政府の戦後処理を巡る国連や他国に対する強行政策、そして反戦運動家との摩擦で陰りが見えてきています。つい1週間前は春の陽気に包まれていたワシントンも今週の半ばから人々の心境を反映するかのように急に冷え込んできました。

 なお続く反戦行動

 ここワシントンは米国の政策を決定する主要機関が密集した場所です。その反面、主要機関に対する抗議・反戦デモなどがもっとも盛んな場所でもあります。ニュースでフセイン大統領の像が倒される映像が流れた日には、終戦の雰囲気が人々の間に漂い、キャンパスを歩く生徒らの会話も普段より明るく聞こえました。しかし、ブッシュ大統領がイラク復興事業を米英が先導して行うと発表した後は、今まで以上に反戦運動家らが声を大にして反戦を唱えています。
また、戦争が始まって以来毎週金曜日に開かれている反戦集会は、戦争に一段落ついたことで参加者が減ったにせよ、今週も冷たい雨の降る野外で行なわれました。ワシントンポスト社からの記者を含む二十数人が今の戦争に対する気持ちを述べたあと、円形交差点の中央分離帯でロウソクと『NOT IN OUR NAME, AMERICAN UNIVERISITYSTUDENTS OPPOSE WAR IN IRAQ』と書かれた横断幕を持ち、通勤帰りの人々に反戦の気持ちを伝えました。戦争支持者の車からヤジが飛ぶこともありましたが、ほとんどの車がクラクションを鳴らしながら窓から手を出し反戦支持の意を表していました。
帰宅ラッシュ時に合わせての1時間ほどの行動でしたが、未だに戦争は終わっていない、今直ぐにでもイラクにおける軍事行動を止めるべきだという人々の意思を痛感しました

21世紀型植民地に抗して

 先週土曜日(4/12)には、IMFとWTOへの抗議に合わせて大規模なデモがホワイトハウスを囲む形で行なわれました。ここアメリカン大学のキャンパスでも、国
際関係学部の教授らが自らマイクを持ち、生徒に対して『米国の21世紀型植民地支配を止めるべきだ!』『復興は国連に委ねなければならない!』と熱心に演説を繰り返していました。 やはり考えてみると、イラク民衆の意思に関係なく米軍が駐在することは、イラクをアメリカの占領下に置くことです。バグダッドでは巡航ミサイルにより多くのインフラが破壊され、民衆による略奪が日常化し、無政府状態における治安の不安定さが指摘されています。そのなかで、米軍がバグダッド侵略当初から石油省だけは無傷のまま占拠している事実は米政府の石油産業に対する関心の高さの現れでしょう。これは今後の米政府の21世紀型植民地化を進める明確な証拠に思えてなりません。

●ジュゴンの海にみんなでいこう! ジャンヌ海あしび  ~ジュゴンのように、ジュゴンとともに~

                ジュゴン保護キャンペーンセンター 松島洋介さん

 ジュゴン保護キャンペーンセンターでは、「ジャンヌ海あしび~ジュゴンのように、ジュゴンとともに~」と銘打って、5月31日、6月1日の両日に、「ジュゴンの海」名護市東河岸辺野古の海へのツアーを計画しています。

環境壊す「現地技術調査」

 現在、政府・防衛施設庁は、辺野古沖への基地建設のために「現地技術調査」と称し、海底地形、海象(潮流、潮位など)、地質の調査を4月から開始しています。6月に
は辺野古沖の63か所で、鋼製のヤグラをたてたボーリング調査を行おうとしています。63か所の内、少なくとも18か所は海草も場にあたり、調査自身が大きな環境破壊になります。キャンペーンセンターでは、4月23,24日の両日、防衛庁、環境省、外務省にこの「現地技術」の問題点を指摘し、環境への影響を具体的に明らかにするよう求めてきました。
 キャンペーンセンターは「ジャンヌ海あしび」を、この「現地技術調査」をめぐって緊迫した情勢のなかで開催します。政府が「ジュゴンの海」をまったく無神経に踏みにじろうとしているからこそ、サンゴ礁と海草も場の豊かな海を体感し、そのすばらしさを広くアピールするものにしようと準備中です。

「かなさウフビシ」

 31日は「かなさ(愛さ)ウフビシDAY」(サンゴ礁を愛する日)とし、辺野古の海でのシーカヤック(カヌー)とシュノーケリングを楽しみます。また、南山大学の目崎茂和さんの指導で、サンゴ礁観察を行ないます。そして、地球とジュゴンをペインティングした巨大バルーンを、建設予定海域の4隅に浮かべ、基地の巨大さをアピールするパフォーマンスを行う予定です。
 夜には、辺野古のジャンの浜で「毛あしび」(車座になった交流)です。ジャンの海を守ろうとがんばってきた地元の人たちとともに、食べ、飲み、歌い、交流したいと思います。

「かなさジャン」


 1日は「かなさジャンDAY」(ジュゴンを愛する日)とし、シーカヤックに加え、日本自然保護協会(NACS-J)の吉田さんにも参加してきただき、シュノーケリングでの「ジャングサウォッチ」(海草の調査活動)を行います。ジュゴンになった気持ちで、イノー(浅瀬)の海草も場を観察してみましょう。海草も場は小さな生き物たちのゆりかごです。それにひょっとすると「ジュゴントレンチ」(ジュゴンのはみ跡)に出会えるかもしれません。シュノーケリングでの調査ですので初心者も大丈夫。ぜひ体験してみて下さい。
 ジュゴンの海を踏みにじる基地建設を許さないため、この「ジャンヌ海のあしび」に多くの仲間みに参加していただきたいと思います。そしてジュゴンの海のすばらしさをひろげて行きましょう。

●「生きることは闘うこと-楽しく面白く」  ~飯田しづえさんを偲ぶ~
 
三月二十九日、飯田しづえさんがお亡くなりになりました。享年九十三歳でした。今から四十八年前、一九五五年の統一自治体選挙で、大阪・豊中市議会議員選挙に無所属で立候補。初の女性市議会議員としてトップ当選。以降七期二十八年間を無所属市民派として活動され、現在につながる無所属議員の草分け的存在でした。飯田さんは、自宅を地域に開放して、学習会を開き、家庭、暮らし、平和、保育所問題など女性の立場から市民運動や市議会で奮闘されました。葬儀が行われた自宅は、今でも学習会「生活教室」として場所を提供した当時のままにしてあるということも知りました。
飯田さんと最初に出会ったのは、二十五年前。梅田の大阪中央郵便局前でした。当時、東京の民間会社で不当解雇された小川さんを支援する運動に関わっていました。
その争議の第一回公判が東京地裁で開かれ、傍聴のため上京する夜行の貸切バスのところで「みんな、がんばってきてや。ほんまやで」と差し入れのお弁当をいただいたことが昨日のことのように思い出されます。
飯田さんは、長野や沖縄で開かれた夏の全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会・全国大会/毎年七月末に開催)に毎年のように参加していただきました。自宅での葬儀では、思い出の写真がたくさん飾られていました。どの写真も飯田さんの笑顔がいっぱいでした。その中の一枚に、解雇された小川さんをはじめ全交の仲間と一緒の写真がありました。本当に楽しそうな飯田さんの笑顔。生きることは闘うこと、それは楽しくおもしろく。飯田しづえさんを追悼するとともに、豊かな闘いの生き様を私たちに示された大先輩に感謝いたします。

                ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)事務局長  西岡信之

全交ニュース 2003年4月号 
●全交ニュース4月号主張
大量虐殺の即時中止、日本の参戦を阻止しよう。

 イラク国民の虐殺が始まって5日目。すでに200人以上の犠牲者が出て、米英軍にも50人以上の死者が出ている。ラムズフェルド国防長官は「フセイン政権転覆まで」攻撃を続けると明言している。世界最強の米軍による一方的な攻撃は、大量虐殺そのものである。許してはならない。この虐殺を小泉内閣は支持をしている。「同盟国として当然」と居直っている。しかし、憲法違反の日米安保条約ですら、他国への内政干渉や一方的な攻撃を認めてはいない。ウソと居直りで小泉は政権を維持しているのだ。国民の六割がイラク攻撃を批判し、八割が説明責任を果たさない小泉を批判している。だから、内閣支持率でも不支持(45%)が多数となった(朝日新聞世論調査)。

 小泉首相は復興支援を口実にイラクへの自衛隊派兵を急いでいる。占領下の治安維持部隊の後方支援として輸送・補給業務、医療活動などの法案作業を進めている。また、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の弾道ミサイル発射を口実に先制攻撃態勢を急いでいる。「攻撃の兆候」があれば迎撃ミサイル発射の権限を与える自衛隊法の改悪を検討しているのだ。「外交ではなく戦争」で国際紛争を解決する小泉内閣の姿勢を暴露しよう。

 国際反戦行動は22日米国・ニューヨークをはじめロンドン、パリなど全世界で取り組まれた。日本でも21日東京で5万人が、23日大阪で1万人が立ち上がった。「イラクの子どもたちを殺すな」「小泉は支持を撤回せよ」の声が全国を駆けめぐった。国際連帯を強化しよう。小泉のイラク攻撃支持を撤回できれば、孤立するブッシュやブレアの虐殺をストップすることができる。一人からの行動に立ち上がろう。

●3.15 ワシントン行動報告
DROP BUSH NOT BOMB(爆弾でなくブッシュを落とせ)   
          
孤立を深めるブッシュ政権  

全交スタッフ 久保田 俊

ブッシュを落とせ」が合い言葉

 3月15日、ワシントンには10万人の人々が集まった。集会の始まる三時間以上前から人々が集まり始めりだした。ミシガン州からバスで来た青年は三時間しか寝ていないと言いながら「爆弾でなくブッシュを落とせ」と書いたプラカードを示した。
 ある女性は「戦争に反対し50人の声を背に私は行進します」というプラカードを掲げている。そこには50名の名前が書き込まれている。寄せ書きはどんどん増えたようだ。

 「お父さんがそうしたように、ブッシュの退陣を望みます」というスローガンを三人の青年が掲げている。「この星を大切にするということは、全ての人を大切にするということ」「この戦争は馬鹿げている」「査察の継続を」「凝り固まると、世界が見えなくなる」といった様々なスローガンが目に飛び込んでくる。イラストもある。
戦争で命を落とした赤ちゃんを描いてパウエルに警告を発するものや、石油のための戦争だってことはわかっているのだ、といわんばかりの絵もある。そして、自分の意志で自らの考えを示しに来たのだと、誰もが語っている。アメリカの良心がここに集まっていることを実感する。

国際連帯の力で今すぐ戦争を止めよう。

 集会の冒頭、司会者から「○○州からはバス○台で○人が参加」などと報告されるたびに、割れんばかりの拍手、歓声が起こる。
 どれだけの人が集まっているかは、集会場の真ん中にある169.3メートルのワシントン記念塔の展望台にのぼらないとわからないほどだ。歴史を動かしているのは、一握りの政治家ではない。ここにいる一人一人なのだと感じる。
 「いざ戦争が始まると、アメリカ国民は大統領のもとに団結するものだ」などとテレビでは吹聴していた。しかし、ブッシュが如何に世論を誘導しようともうまくいくはずがない。それは10万人の一人一人がこの戦争の本質を見抜き、自分の言葉で反対しているからだ。さらに全世界に戦争反対のウェーブが広がっているからだ。一人一人の良心をつなぎ国際連帯の力で今すぐ戦争を止めよう。

●STOP THEイラク攻撃・緊急アクション!
「21世紀・21メートルピース絵巻」に1300名がメッセージ!

全交スタッフ 山川 義保

平和な21世紀』を作り出すのは私達!

 全交ではイラク戦争開戦直後の3月21日から23日の三日間、10時から17時まで(最終日は十四時)、大阪・梅田駅歩道橋上で、『Stop theイラク戦争!平和な21世紀をともに創るピース絵巻アクション』に取組ました。

 開戦までの数ヶ月間、アメリカをはじめとするグローバル資本主義の戦争を、『世界中の武器を持たない民衆の国際連帯の力』で阻みつづけてきてパワーを一つに結び、「21世紀を作り出す主人公は私達だ」と二十一メートルの“ピース絵巻”を、道行く市民とともに創り出す取り組みです。
初春の陽光の中で汗をかきながら取り組んだ初日、黄色い21メートルの布は、五百名を超える人たちのメッセージで埋め尽くされました。打って変わった、立ちすくむ寒さの二日目も、お母さんが子どもと一緒に…フランス人が、アメリカ人がとピンク色の布の前に道行く人がひざまずきました。そして、三日目、合計すると60メートル近い四枚の布は、1500名の人々の絵や「どんな理由でも戦争反対!戦争に正義なんてナイ!」「イラク攻撃今すぐ中止せよ。平和でこそ皆が幸せになる」といったメッセージで、文字どうり“21世紀を創るピース絵巻”として完成しました。

 ライブから一言アピールまで~反戦・平和を創る新しい出会いの力!

 スタッフは、総勢20名。企画参加者は、『sleepingsand』バンド、『平和と生活を結ぶ会』、『月桃の花歌舞団』など30名を数えました。イラク国際市民調査団の『街頭イラク写真展』の横で、チラシをまき“絵巻”メッセージを集めながら、企画参加者のライブ演奏やエイサーを披露。柔らかい平和を奏でるサウンドや、力強い太鼓と踊りと一体となって、参加者ひとり一人の言葉で、イラク戦争反対をアピールしていきました。 

 また、この取り組みで、これまで知らなかった多くの人たちの出会いがありました。
「新聞を見て、何かに使って欲しい」と、イラクの子どもの似顔絵を持ってきてくれた画家。一日目に歩道橋を通りかかり「この戦争は間違っている」と二日目からスタッフとして参加してくれた高校生。一緒に、領事館への抗議行動と23日のピースウォークにも参加してくれました。数名で駆けつけてくれた小学生も、「戦争止めろ」のメッセージと、その場でプラカードを書いてスタッフ・先生と一緒に“絵巻”を持って領事館へ。みんなその場で、「友達になろう」「これからも一緒にいろんな取り組みをやろう!」と、スタッフ登録を行ないました。

大切なことは反戦の意思表示と行動

 NO WARのオープンスペースを地域の中に!
当日、スタッフになってくれた来春から大学生になる十九歳の女性は、始めに「スタッフとして何を手伝ったらいいんですか?」と切り出しました。「みんなから戦争反対のメッセージをこの絵巻に集めて」と伝え数時間、なれぬ言葉で一生懸命の働きかけが始まりました。“絵巻”がみんなのメッセージでいっぱいになった時「よかったなぁ~!」と声をかけると、突然、涙をぽろぽろとこぼしたのです。彼女は「これまでテレビを見ていて、この戦争の下で死んでいる人たちがいると思うと苦しかった。何かしたいと思ってた。たくさんメッセージ集って、来てよかった。」と感想を搾り出しました。
攻撃中止まで毎週行動に取り組む

今、誰もが、この無法なイラク戦争をとめたいと願っています。そして、行動し、表現したいのだと考えているのです。“21世紀を創るピース絵巻”は、誰もが主人公になって参加でき、隣の人が何を考えているのかも分かり合える取り組みでした。

 そして、何より、その場に居合わせた全ての人と一緒に創り出す企画として、その場で仲間を広げることが出来ました。地域の中に『Stop War!Peace Now!』のオープンスペースが創り出せたと思います。
 広がったスタッフとともに、イラク攻撃中止まで毎週土曜日、日曜日にキャンペーンを続けます。土曜日はピースウォークを、日曜日は大型はがきや「Stop War Peace Now」の千羽鶴を街頭で取り組み、小泉内閣や国連安保理の理事国に届けます。みなさんも協力して下さい。

●イラクへの侵略戦争に反対する!   ベイエリアで大規模な野外活動

  バークレー市平和と正義委員会副議長 スティーブ・フリードキン
     3月23日   http://www.progressiveportal.org/rally/

 侵略が始まった日、バークレーはトム・ベイツ新市長の要請に基づいて準備された集会と平和行進を行った。二、三週間前に、ベイツ市長は私に取り組みの準備をするように求めていた。主催者と参加者には、九人中八人のバークレー市会議員、二人の教育委員、私に加えて平和と正義委員会の四人などがいた。
 いくつかの短い演説の後、平和行進はバークレーのダウンタウンを通り抜けていった。KPFAラジオの前で立ち止まった時には、デモはパシフィカ・ラジオ・ネットワークで全国放送され、八才の女の子が、「アメリカ政府がイラクの子どもたちを殺しているのは恥ずかしいことだ」と言っていた。

 その日の早い時間に、カリフォルニア大学バークレー校の学生は授業ボイコットを行い、キャンパスの管理棟に座り込みをして、数百人が逮捕された。
 一方、数千人が数日間でサンフランシスコの街頭に集まり、政府と企業の本部の入り口を封鎖した。米軍との大口契約企業であるベクテル・エンジニアリング社では、抗議行動参加者が午前六時から午後一時まで誰もビルの中に入れないように妨害したので、ビル全体が完全に遮断された。サンフランシスコではデモが毎日続き、開戦後最初の二日間で千人以上の逮捕者が出た。

 市民的不服従行動は戦争が始まる前から始まっていて、パシフィック証券取引所に証券取引所元会頭などのデモ参加者による座り込みがあった。侵略の前の最終の数日間には、3月15日にサンフランシスコで大規模な平和集会とデモ行進が行われた。
 3月16日には市民がバークレーの36カ所、それに140カ国の6900カ所近い地点で街角や橋上でのろうそくビジルを行った。
 空爆が始まった日の夜、私は非政府組織の研修に参加している日本からの来訪者のグループと話をしていた。私は「アメリカの国内外の平和」についての発言を求められた。
 私が言ったのは、戦時においては、戦争の暴力が地域住民の中に広がるということである。:人々は我慢ができなくなり、不満を持ち、腹を立てる。今我々は最大限の忍耐と思いやりを表明するべき時である、と提案した。ある点でこれは真実である。

 この戦争を防ぐことができなかったと落胆している人がいるかもしれない。しかし、希望を持つだけの理由がある。非常に短い期間に、我々は巨大な平和運動を組織した。2月のある日、我々は、史上最大の地球規模のデモンストレーションを目のあたりにした。反戦の取り組みがこの侵略の開始を数ヶ月間ずれさせたのである。
 我々の運動が近年のように成長を続ければ、抑えがたいものになるだろう。平和を求める活動を情熱と愛をもって続ければ、どの国にとっても国際法の要求と世界の民衆の意志に反する不正義の戦争を押しつけることができる最後の機会になるかもしれ
ない。

全交ニュース 2003年3月号
●全交NEWS3月号主張
みんなで3.8、3.15行動へ

「イラクを巡る西側同盟の亀裂は、二つの超大国がいまだに存在することを思い起こさせる。それは、米国合衆国と国際世論だ」。ニューヨークタイムス紙は国際反戦行動の到達点をこう表現した。一〇〇〇万人が立ち上がった二月十五日国際反戦行動は、国連安保理で米英を孤立させ、ブッシュの開戦計画を頓挫させうるまでに成長している。

 全米第二の都市ロサンゼルスの市議会は「ブッシュ政権の一方的な対イラク戦争に反対する決議」を採択した(二/二十一)。全米で百の自治体が反対決議を上げている。焦るブッシュは三月中下旬の攻撃開始に向けてカウントダウンを始めた。
イラク攻撃容認の新決議を国連安保理に提案し(二/二十四)、国連査察団による次回報告(三/七)後にたとえ否決されても攻撃をすることを狙っている。小泉首相はパウエル米国務長官との会談で、新決議案の支持と各理事国に札束で働きかけることにに合意し(二/二十二)、「国際社会の一員として責任を果たす」と参戦する意向を明らかにしている(二/二十四)。
 米国のANSWER連合などは三月十五日ホワイトハウス前の緊急全国反戦集会を呼びかけている。国連査察報告の翌日の三月八日国際女性デーにも、各地でイラク攻撃反対の集会が開かれる。日本では二・十五行動をふまえて三月八日の東京(日比谷野音)、大阪(扇町公園)を軸に、毎週土、日曜日の行動の準備が進められている。
国際反戦行動は今、戦争をストップできる新たなステージを生み出している。国民の八割が戦争反対の意思表示をしている(二/二十四朝日)。日本の参戦反対の行動に立ち上がることを、すべての人々に働きかけよう。この戦争を止めることができる。

●一番寒くて一番熱いニューヨーク

STOP the WAR!五〇万人の「人間の海」

全交事務局スタッフ  森 文洋

 二月一五日のニューヨーク反戦集会・デモの当日は零下七度の寒さ。国連安全保障理事会の討議の翌日なのにデモ行進は禁止、ニューヨーク市警は数千人の厳戒態勢だった。しかし実際に参加して見たものは、このような困難を吹き飛ばす参加者の熱意と、多彩で豊かなSTOP WAR!の表現と、そして五〇万人の「人の海」であった。

大通りは「満員電車」状態

 当日は早朝からテレビのニュースは反戦運動がトップを飾り、「ローマで五十万人、イギリスのロンドンで百万人以上がすでに集まっている。」と速報していた。
 国連本部の北数十メートルの第一アベニュー(南北を通る大きな通り)に向かう。ニューヨーク市警がデモの許可を拒否したためにこの道路が集会会場となっていた。
ブッシュ政権の露骨な運動弾圧だ。
 チャーター・バスなどで各地から来た人たちが、二〇、三〇人くらいづつのグループでバナーやプラカードを持って移動する。途中で行き交う車からは連帯のクラクションが鳴らされた。巨大なトレーラーのひときわ大きく長いクラクションには、参加者から大きな拍手の返礼が行われた。
 全体の集会が始まる一二時頃でも、第二アベニューを北上するばかりで第一アベニューに行けない。その理由は、警察が東西の道を封鎖していたからだ。そしてもう一つの理由は、参加者がとてつもなく多かったからだ。集会場所と指定されているわけでもないアベニュー全部がみるみる参加者で一杯になり、車道も完全に人間だけで一杯になって「満員電車」状態になっていった。


「ここは我々の道だ」

 集合場所の第一アベニューから、第二アベニュー、第三アベニュー、レキシントンアベニューまで、隣り合う四本のアベニューが同じ状態になったという。日本で言えば東京の銀座大通りか大阪の御堂筋が一本丸ごとか二、三本ほど歩道も車道もデモ参加者で埋まってしまった、という光景になるだろうか?各自が誰からともなく「戦争やめろ」というかけ声を上げて周りが唱和する。時折「オー」という声が何百メートルか離れたところから起こり、みんなで叫ぶ巨大な「声のウェーブ」と化していった。
 アベニューの交差点に金属の柵を設置して移動を妨害する警察には、「ここは誰の道だ?我々の道だ(Whose road? Our road!)」とその場の何百人、何千人が声を合わせて抗議し、ついには柵を開けさせた。
 参加者のほとんどがバナー(横断幕)やプラカードを持って第一アベニューに向かう。これはまぎれもなくデモ行進そのものであり、誰もそれを止めることはできない。ブッシュ政権の反戦デモ弾圧策動は圧倒的なイラク戦争反対の「人間の海」によって破綻したのだ。

鳥かごの中の「自由」と「民主主義」

 印象深いのは多様な参加者とその訴え方だった。遠くから徹夜のチャーターバスで駆けつけた数知れないグループ、メキシコ、コロンビアからの参加者。イスラム系の人、伝統的なユダヤ教徒の服装をした若者もいた。運輸労働者、保健サービス労働者など組合からの参加もあった。日本語の入ったプラカードを見て声をかけて下さった。
ニューヨーク在住の日本人の方は「私の夫と大学生の息子は戦争賛成なのよ。でも日本は戦争であれだけ被害を受けた国。絶対戦争はさせてはならない。日本では運動はどうなっているのですか?」と話しておられた。日本山妙法寺の人たちもうちわ太鼓を叩いて参加していた。
 マサチューセッツ法律家協会の女性弁護士達は「人権は財産権に優先する」というバナーを持って行進。ブッシュ、ラムズフェルド、パウエルの三悪人の後ろに死に神といった特大人形を掲げるグループもあった。「自由」「民主主義」「プライバシー」が鳥かごに入れられているデコレーションで参加した若者がいた。縦横一〇メートルの白布に巨大なバレンタインデーのハートを描いて「戦争ではなく愛を」を表現すしたものもあった。

世界は戦争NO!

 参加者の持つプラカードの言葉も紹介しよう。
 The World says No War!(世界は戦争NO!)Walk out!(デモに出よう!)Noblood for oil(石油のために血を流すな)Who's war?(誰のための戦争をするのか?) Drop Bush Not Bombs(爆弾ではなくてブッシュを落とせ) Bush is Evil sois war(ブッシュは邪悪だ。戦争も邪悪だ) Education not War(戦争ではなく教育を) Bush lies(ウソつきブッシュ) Stop Iraq War(Stopイラク戦争) Money for Jobs not War(戦争ではなく雇用に資金を) This War will Not the world SAFER(この戦争で世界は安全にならない) Don't kill for Oil(石油のために人殺しをするな) Send Jean and Barbara towar(大統領は自分の肉親を戦場に送れ)メルシー・フランス(ありがとうフランス)などなど。
 こうした世界の戦争STOP!の声を結集すれば、必ずイラク戦争をやめさせることができると確信した。

●サンフランシスコで2・16大規模デモ行進

 バークレー市平和行動支持決議採択 <スティーブ・フリードキンさんベイエリア通信>

ベイエリアだけで 二〇万人行動成功

全世界で何百万人もの人々が平和を求めるデモ行進を行った翌日の二月一六日に、サンフランシスコで開催したデモに何十万人もが参加した。
 警察と主催者は先月のデモとほぼ同じ規模の約二〇万人が参加したと推計した。
 サンフランシスコのデモは世界中の都市で何百万人もの人々がデモ行進をした翌日に行われた。主催者は二月一五日開催の大規模な中国系住民の新年[春節]パレードと同じ日にならないようにデモを一六日としたのだ。
 二月一五日の平和デモはカリフォルニア州とアメリカの西海岸中の都市で開催されたので、一月の時とは違って今回はサンフランシスコまで遠く旅をしてきた人はそれほど多くはなかった。(つまり、西海岸全域の集会であった前回と同規模の行動を今回サンフランシスコベイエリア地域だけで成功させたことになる)。
 世界中の巨大な反戦デモはブッシュ政権の戦争策動に深刻な打撃を与え、戦争を支持する少数の国家指導者、特にイギリスのブレア政権を弱体化させた。
 サンフランシスコと全米の平和デモはますます多くの多様な参加者を集めている。二月一六日のデモでは、これまで反戦行動には参加していなかった政治的には穏健派であるということを示唆するプラカードを持つ人も多かった。移民やアフリカン・アメリカンやヒスパニックの参加者も増えていた。

バークレー市 平和行進支持を決議

 平和行進の前の月曜日に、バークレー市平和と正義委員会は連邦上院議会での戦争突入回避の努力を支持するとともに二・一六平和行動を支持する決議を採択するために臨時委員会を開催した。翌日、バークレー市議会は臨時議会を開催し、平和と正義委員会委員のマイケル・シャーマン(昨年七月の長野での全交に参加)の起草した勧告を全会一致で可決した。
 二月のデモに続いて何日も何週間もますます多数の反戦活動が計画されている。
もしも戦争が起これば、抗議行動が全米で組織される。サンフランシスコでは活動家たちが政府施設と戦争の関係企業の本部の入り口をふさぐ計画を立てている。バークレーでは新市長のトム・ベイツが市民集会を準備している。

●終わらない戦争 イラクの子どもたち森住 卓 写真展 
若いスタッフの活躍で成功!ラク攻撃反対の声を広げる

ピースカフェ

 二月二十一日から二十三日の三日間、大阪のエルおおさかで全交主催のイラク写真展を開催した。三日間の入場者数は約四〇〇名、アンケート記入者数約一〇〇名であった。そのうち約四十名近くの人が「イラク攻撃反対の行動に参加したい」「写真展に協力したい」という欄にチェックを入れていた。この写真展は確実にイラク攻撃に反対する仲間を増やしたと言える。この写真展の成果について以下報告する。    
写真展会場はエルおおさかのギャラリー。森住卓さんの写真とイラク市民調査団写真(豊田護さん撮影)とアフガニスタン国際民衆法廷第四次調査団写真(勝井健二さん撮影)を含めて約一〇〇枚の写真が展示された。また、世界の反戦運動やアメリカの戦争のねらい、日本の戦争加担を解説するコーナーも設け、アフガン報告(アジアプレス制作)や二・一五ニューヨーク行動のビデオ上映も行った。このビデオコーナーにテーブルを置き、「ピースカフェ」と名付け、来場者にコーヒーやお菓子を出し、感想を記入してもらったり、ビデオを見ながら感想交流を行う場とした。二十二日と二十三日には勝井さんや一・十八ワシントン行動を取材したマブイシネコープの木村修さんを囲む場を設け、それぞれ二十名近い来場者が参加した。このピースカフェが写真展来場者の感想交流の場となり、今後の行動への参加や協力の声が寄せられる場となった

 説明ガイド

 一万枚のチラシを一週間ほどで各方面に郵送、街頭での配布、周辺の飲食店にポスターとともに配り、ほぼ使い切った。新聞各紙にも掲載を申し入れ二十二日の各紙に掲載された。チラシや新聞を見て来場した人々は熱心に写真に見入り、スタッフが写真パネルの解説を行うと「劣化ウラン弾てどんなものですか」とか「イラクの経済制裁の影響はどうなっているですか」といった質問も返ってくる。「漠然と、戦争反対と思っていたが、写真を見て話を聞いて、絶対許せないと思った」「イラクの現実を知らなかった。劣化ウラン弾の現実を初めて知った」という感想からも写真の持つ力と解説ガイドすることの重要性を実感した。

 若いスタッフ

今回の写真展には学生、高校生を中心に一〇名を越えるボランティアスタッフが協力してくれた。アメリカの自治体決議を翻訳してくれたり、平和のオブジェを作成してくれた短大生、一人で周辺の飲食店周りをしてくれた学生、初めて街頭でビラまきをした高校生、アメリカを風刺する書画を提供してくれた書道の先生そして写真展本番スタッフとしての協力者が力を合わせて今回の写真展を支えた。彼ら、彼女らと「次回の写真展をもっと大きくさせよう」「ピースオブジェの作品展を開こう」と次の企画を話し合っている。
全交スタッフでは今後も全交主催の写真展を各地で開催する予定であり、戦争反対と国際連帯を進める全交運動をともに担う仲間を増やしていきたい。(全交 中村)

全交ニュース 2003年2月号
●全交NEWS2月号主張


イラク攻撃反対の声!全世界に広がる

 「証拠はないが疑惑はある。十分な調査を」と査察委員会は報告した(一月二七日)。これに米国は「単独でも攻撃をする用意はある」(国務長官)と、三月に巡航ミサイル発射で開戦をする計画を明らかにしている(国防総省)。何が何でも武力行使をしたいとの本性を露わにしている。しかし、「査察は数ヶ月延長すべき」と、根拠のない武力行使にフランス、ドイツは反対し、米国・民主党院内総務すらも「同盟国や国連の支持なしに前へ進めば大きな過ちになる」とブッシュ政権を批判している。一・一八国際反戦行動に「石油のための戦争反対」と昨年の一〇・二六を上回る人々が立ち上がったからだ。

 世界で三十八カ国、日本でも東京、大阪、京都、神戸、広島、沖縄などで取り組まれた。東京では日比谷公園コンサ

最終更新:2005年12月03日 23:06
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