Linuxのアクセス権(umask,chmod)

パーミッションの確認方法

Windowのファイルやフォルダを右クリックして「プロパティ」を見ると、「読み取り専用」のチェックボックスに印が付いている場合があります。「読み取り専用」になっているファイルは、言葉どおり、読み込むだけしかできない状態で、編集はできません。
同じような事をLinuxのファイルで確認したい場合は、lsコマンドを使います。

ls -lでファイルを見てみましょう。

[user@server test_dir]$ ls -l
合計 4
-rw-rw-r-- 1 user group 4  4月 17 20:13 sample.txt
[user@server test_dir]$

このように表示された中で、「-rw-rw-r--」という部分が、そのファイルの「アクセス権」を示します。Linuxの用語で「パーミッション」と言います。

Linuxのパーミッション表記

「-rw-rw-r--」は、10文字から成っています。

■10文字の構成
1文字目:ファイルタイプ
2~4文字目:「所有ユーザ」のパーミッション
5~7文字目:「所有グループ」のパーミッション
8~10文字目:「それ以外のユーザ」のパーミッション

■ファイルタイプの種類
-:通常のファイル
d:ディレクトリ

■パーミッションの種類
r:読み取り権限あり
w:書き込み権限あり
x:実行権限あり
-:権限なし

「-rw-rw-r--」を詳しく見てみると、

1文字目:-
ファイルタイプは「通常のファイル」です。

2~4文字目:rw-
「所有ユーザ」に、読み取りと書き込み権限があります。

5~7文字目:rw-
「所有グループ」のユーザに読み取りと書き込み権限があります。

8~10文字目:r--
「それ以外のユーザ」に読み取り権限があります。

パーミッションを変えてみる


最初からパーミッションを変えておく


参考書籍



最終更新:2009年08月17日 20:32