一般に売られている穴あき基板(写真)は、ユニバーサル基板と呼ばれるものです。この基板は、ユーザーが多目的に使用できるよう、特に特定の回路パターンなどはもたず、単に部品を実装するためのランドが一定間隔で用意されている基板です。
この穴の間隔も、いろいろな種類がありますが、一般的なものは「DIPピッチ」と呼ばれるものです。DIPピッチとは、2.54mmピッチを指します。
電子工作をする際に、コネクターや、フラットパッケージのIC(QFP、SSOPなど)をDIPの基板上に実装したい事があります。こういった場合には、「サンハヤト」などから販売されている「変換基板」を使用する事が多いと思います。
ピンピッチ変換基板は、両面タイプと片面タイプで結構値段が違いますが、いずれにしても数百円から千円以上したりするものです。
ポリウレタン導線をご存知でしょうか?
「エナメル線」をご存知の方はおられるかと思います。鉄芯に線を巻き、電磁石を作った方もおられるのではないでしょうか?エナメル線の皮膜は、紙ヤスリなどでそぎおとさなければハンダ付けはできません。
しかし、ポリウレタン線は、「ハンダの熱で溶ける」という特徴を持ったエナメル線で、UEW(*1)とも呼ばれています。
上記のような特徴があるため、細かい配線を多数しなければならないような場合に効果を発揮します。
ポリイミド(*2)という素材があります。これは、とてもハンダの熱に強い素材で、フレキ(*3)にも使用されています。
また、この素材を使用して作られたテープを「ポリイミドテープ」と呼び、耐熱性の必要なところでのテープとして活用されています。
実装したいコネクタのピッチと、基板のピッチが異なる場合、実装は正しく出来ません。 しかし、基板のコネクタ実装部分だけ、ポリイミドテープで絶縁された領域して、コネクタ端子から直接高密度実装に適したポリウレタン線で線だしをすればよいのです。
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