PSoCには、標準でいくつかのユーザーモジュールがついていますが、USBに関しては、PSoC Designer 4.3では「USBFS」というモジュールのみの提供です。
しかし、CypressのUser Module Extension Packをインストールする事で、USBUARTという新しいモジュールが追加されます。
USBUARTは、その名の通り、USBでUARTを実現するものです。といっても、FTDI Chip FT232*M(*1)のような、USB-UART変換をするわけではありません。 このユーザーモジュールを使用すると、PCからはCOMクラスのデバイスとして認識され、COMポートがアサインされます。PCでは通常のUARTへのアクセス(例:TeraTermからのアクセス)をすると、PSoCマイコンでPCとのデータ送受信が可能です。
したがって、以下のような用途に最適です。
USBUARTユーザーモジュールの使用で、USBUARTの使用実験手順を解説しています。
アクセスカウント(累計) : - アクセスカウント(本日) : - アクセスカウント(昨日) : -
*1 [[FTDI Chips社:http://www.ftdichip.com/]]のUSB-UART相互変換チップは、この手のICの中でも比較的メジャーで、市販のUSB-RS-232C変換ケーブルにも搭載されているものがあります。USBのプロトコルを意識せず、UART搭載マイコン(例えばAVRやH8など)と直結させることでお手軽にPCとのUSB通信可能化を実現します。