Makoto Natsume @Batesonian 氏による一連のツイート。
いつもの暴論。数学クラスタからの反論には、(面倒くさいから)応じない可能性あり。
とのことだが、コメントしたい。数学クラスタからではないが反論を含む。
2012-12-18 00:05:56
半数はモンペみたいなもん。もう半数は中二病の遅れた発症者。昔から(たぶん今でも)中学生や高校生のころ「先生の言うことはおかしいです」って噛みついて悦に入る「数学が得意な」ませたガキがいる。大抵は目立ちたがりだけのませガキ(中二病患者)なだけだが。それにしてもそういうコトが堂々とできるには数学が学年でずばぬけてなくては恥ずかしい。そういうことがしたくて堪らなかったのに(高校時代はあんま数学の成績がよろしくなくて)機会を逸し大人になって発病した連中だ。genkurokiってーのが一応大学のスーガクのセンセエで噛みつき犬だもんでその威を借りて大きな声を出しているという連中も多い。
2012-12-18 00:26:00
1)数学とはその原理にさえ忠実であれば何をしても許される学問であり、その自由が独特の「美」を生み出す。そして(芸術と同じく)その「美」を感じることができる少数者と、できない多数者が存在する。数学クラスタとは、この「美」を感じ愛することができる、幸運な少数者を指す。
そんなに不当に持ち上げる必要はない。そりゃあ「数学に楽しさをまったく感じない」人々も多いし、それが大多数だろう。そういう人々に比すれば数学がちょっとはトクイな連中だ。なかには数学愛好家もいるかもな。そんでも数学者から見ると所詮井底の蛙。「自分は数学に美を感じられる」選ばれた少数者だと思い込んどる(または思い込みたい)連中に過ぎない。単なる中二病。数学を愛好するのは結構。「自分は数学に美を感じる」と思うのも結構(数学者から見ると恥ずかしい台詞)。問題なのは連中のエリート意識(小学校や中学校の先生より「自分が上」という意識)だ。
2012-12-18 00:35:44
2)数学クラスタは数学美を深く愛している人たちなので、この「美」を損なうであろう(いかなる)措置も生理的に嫌悪してしまう。乗法の交換法則は数学的自由(および数学美)を保障する重要な原理であるため、この法則を制限しようとする試みを、数学クラスタは(ほとんど本能的に)攻撃し続ける。
ちがう。連中は「交換法則」の意味が分かっとらんのだよ。(交換法則を習っていようがいなかろうが事実として)交換するからどっちでもええちゅうのが連中の考え。つまりは数学の基本的な「美しさ」が分かっていない。
2012-12-18 00:44:27
3) かけ算順序問題に発言している数学クラスタの態度に「ストーカー的激烈さ」を感じるのは、彼らの(数学美に対する)盲愛ゆえであろう。だから彼らの発言には(理性的な彼らにしては珍しく)感情的な表現が目立つ。
これもちがう。(数学美に対する)盲愛からじゃあないね。数学美を理解しとる(つもりの)自分カワイサからでもない。単なる中二病。
2012-12-18 00:53:40
4) 数学クラスタにとって数学は「美」であるなら、(数学に美を感じない)非数学クラスタにとって数学は何だろう?当然「実」である。良い学校や良い企業に入るには数学技術の取得が必要とされている。だから学校や企業といった「実」を手に入れるために、多くの人は退屈だと思いながら数学を学ぶ。
2012-12-18 01:04:07
5) 生活レベルでも数学知識がないと不便な事は多い。例えば「15%引き」の意味が分からなければ、スーパーで賢く買い物できない。10年ほど前、その当時勤めていた会社のOLに仕事を依頼した時のこと。「エクセルの表に前年比の項目を追加して、%で表示しておいてね」と私は気軽に頼んだ。
2012-12-18 01:11:37
6) すると彼女は「パーセントって何ですか?」と訊いてきた。「え、君たしか経済学部出身だったよね。それでパーセントが分からない、、、」と私が驚いた時の、彼女の(消え入るようなほど)恥ずかしそうな素振りが今も忘れられない。
2012-12-18 01:20:20
7) その後彼女はサラ金の会社に転職したと聞いたが、「%」すら理解できないまま、「%がすべて」の世界で働くのはさぞつらいだろう、と同情してしまう。実際彼女のように、小学校高学年で習う「比/割合」を理解できず、中学以降の数学に挫折する子供は非常に多く、全体の3−4割を占めるようだ。
初耳。勉強になった。
2012-12-18 01:31:46
8)だから「比/割合」でつまづく子供を減らすことは、良き労働者や良き生活者を育成する上で最重要課題の一つであり、算数/数学教育でもここ半世紀、様々な解決方法が導入されてきた。かけ算の順序を固定するのもその一環。
「かけ算の順序を固定するのもその一環」ちゅうのが本当かどうかわしゃワカラン。それに「順序を固定するのは社会的非常識であって「算数でつまづく」人々にウソを教えることである」と連中は叫んでいるのだよ。強く言うておきたいのはそういう「社会で困る・困らない」の話ではないちゅうこと。小学校二年生であればすべての子供がサンスウも「ちゃんと教えてもらって分かりたい」はず。はじめから「掛け算は2×3も3×2も同じだからどっちでもいい」なんて教わってわかるはずがない。それは「ソコソコ計算が得意な程度にサンスウがトクイなつもりでいる」(下らんドリルで先取り学習した)中二病予備軍にだけ通じるインチキな説明。そんな説明を純真な論理的思考力を失っていない子たちに強制してはならないのだね。
2012-12-18 01:41:26
9) 「比/割合」における主役は割り算だが、割り算には交換法則は適用できない。「割られるもの」と「割るもの」の位置は交換できない。数学的センスの劣る子供が(乗法で適用可能な)交換法則を除法に適用するのを防ぐために、「かけ算の順序規則」が便宜的に導入された、と私は推測している。
2012-12-18 01:48:31
10) なぜ「比/割合」でつまづく子供がこうも多いのだろうか?私の考えは単純で「論理階梯が異なるから」というもの。つまり、小学校中学年までの算数は「数を操作すること」であったが、「比/割合」は「数と数との関係を操作すること」であり、それまでより論理階梯が一段階上なのである。
2012-12-18 01:56:58
11) 「数の操作」から「数の関係の操作」への論理階梯ジャンプは、数学的センスに恵まれた者には大きな壁とはならないが、センスに恵まれない子供には(「悟り」にも似た)飛躍的進歩を必要とする。このジャンプを成功させるためには、ある程度の便宜的措置は許容されるべきではないか、と思う。
便宜的措置ではない。数学クラスタサイドから言うと、「一つ分の数×いくつ分」で全体の数をあらわすという教科書の記述は数学的に自然な考え方で教えようと言うだけのこと。これが「一つ分の数×いくつ分」でも「いくつ分×一つ分の数」でもどちらも全体の数をあらわすなんてオカシイではないか。件の「%を知らなかった」彼女もこんな教え方をされたら混乱するだろう。はじめて教わったときには「答えがちがうことはないんですか?」と訊くだろう。掛け算順序強制否定派の連中はどう説明するつもりか。「どっちでも同じだからだいじょうぶ」と上から目線で答えるにちがいない。それこそが中二病の連中のしたかったコト。
2012-12-18 02:04:45
12) だから、現場教師たちの反対がない限り、数学クラスタが何を言おうと、現行の交換法則規制を続ければ良いと思う。確かに才能ある数学クラスタのやる気を削ぐという批判は当たっているだろうが、そんな連中は10人に1人。10人に3−4人いる「落ちこぼれ」を救う方が急務だろう。(了)
ちがう。以下のように訂正してもらおう。
だから、現場教師たちの反対がない限り、中二病の数学クラスタが何を言おうと、現行の交換法則規制を続ければ良いと思う。確かに才能ある(と他人から思われたい)中二病数学クラスタ予備軍のやる気を削ぐという批判は当たっているだろうが、そんな連中は10人に1人でしかもオッチョコチョイの考えなしである。(天才はもっと先までわかっている)。10人に9人いるふつうに正しく考える子供たち(たいてい理解はおそい(オッチョコチョイでないから))の正しい理解を中二病数学クラスタ発症のトンデモ思考法から守ってやる方が無論大切だろう。きちんと教えることがオッチョコチョイの子どもたちにも反省の機会を与えることになるのだ。(了)
最終更新:2014年09月25日 19:54