早苗5
10スレ目>>908
ヒュゥーー
「くしゅんっ!やっぱり幻想郷は向こうの世界と違って寒いわね
特にここは山の上にあるから尚更
今日は信仰を集めるほかに暖房器具を探しにいこっと」
「やぁ、早苗、こんにちわ」
「あ、こんにちわ、○○さん、何か御用ですか?
今から出掛ける所なんですけど」
「じゃあ丁度いいかな、これ」
ファサ
「これは、マフラーですか?」
「まあね、その格好寒そうだったしね」
「これ、○○さんが編んだんですか?」
「ああ、ちょっとした仕掛けがしてあってな、火の護符を縫い付けてあるから暖かいぞー」
「ありがとうございます」
「それと暖房器具とかコタツやストーブ使えないから困ってるだろ?
ちょっとした防温結界張りたいんだけどいいかな?」
「いいんですか?私も暖房器具で困っててこれから里に信仰を広めるついでに探しに行くとこだったんですよ」
「やっぱりか、俺も幻想郷に来た当初はそりゃもう苦労したよ
んで護身のことも兼ねて知り合いに頼んで護符の作り方を教わったんだ」
「そうですか、あ、○○さんはこの後なにか用事はありますか?」
「うーん、特には無いけど
どうしたの?」
「お礼に今晩夕飯をご馳走したいんですけど……ご迷惑ですか?」
「いやいやいや、そんなことないよ早苗のご飯が食べれるなら例え用事があってもブッチするよ!!」
「それじゃあ今夜は腕によりをかけて作りますから楽しみにしてくださいね?」
「応!お腹を空かせて待ってるよ」
「では行ってきますね」
「ああ、行ってらっしゃい」
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10スレ目>>996
早苗っ!俺と結婚してくれ!
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11スレ目>>274>>279
ところで、
守矢神社は宗教的な関係でクリスマスには特に何もしないらしい。
というか新年の初詣に里の人が来るので、
年末は山から里から短期労働者を公募してまで新年の準備をするらしい。
勿論、クリスマスなんてどうでも良いから神社の神様や巫女さんを口説きたい人が公募に殺到するのだが、
残念ながら公募者は背中に龍でも背負ってそうな人と一緒に露店の支度をさせられるのがオチだ。
だが、たまたま僕は里長の子供だったが為に親父と一緒に神社の手伝いをする事になった。
親の七光りだが役得だ、守矢の巫女さんは可愛い。
博麗の巫女さんも美人だけど角々しいというか何と言うか・・・
「〇〇君、これを賽銭箱の横まで持ってってね」
それに神奈子様も諏訪子様も美人だ。
何と言うかこう・・・大人の余裕て言うか・・・
「って・・・うわぁっ!?」
渡された物を持ち上げようとしたが、
あまりの重さに落としてしまった・・・
いや、それだけじゃなしに指に落として・・・
「っぅ~・・・!!」
「あらま・・・最近の子供はこっちでも体力無いのかしら?
休憩所行って湿布貰って来なさい」
神奈子様は難しそうに顔をしながら離れを指差した。
このまま行けば救護のオバさん辺りと雑談して手伝いが終りそうだな。
まあ慧音先生の塾で最弱の運動能力を持つ僕だ。
神社の前でテキ屋の手伝いしてる人の方がよっぽど使えるのに・・・
ひょこひょこ歩きながら、離れに向かった。
「あれ?〇〇君も怪我したの?」
いやに澄んだ声の救護のオバさん・・・ではなくて早苗さんが居た。
「え・・・あ・・はあ」
突然の事では無いのだが、予想外だったからか言葉が見つからない。
「見せてみて」
すっと立ち上がり僕の前まで来て跪ずく。
僕は荷物を落とした指を見ようとしてすぐさま視線を逸らした。
…なんでこの人はこんな真冬に薄着なんだ。
その・・・服の隙間から色々見えそうで・・・目が宛てられない。
「大丈夫?湿布張っとくね?」
そんな上目使いで顔を上げられると胸が・・・!
「い、いや大丈夫ですから!もう戻りま・・・」「駄目だよ!」
え、後ろ。
「こんなに腫れてるんだから」
やあらかい物が、
「じっとしとかなきゃ?」
後ろから抱き着いた早苗さんは、
僕をそのまま床に座らせた。
…当たってたぞ?
僕が何も考えられない中、早苗さんは奥の方の棚をごそごそ漁ってた。
夜はまだ明けない。
そういえば、
私も弟が欲しかったななんて思ってた時期がある。
幻想郷に来て里長の所へ挨拶に伺った時は驚いた物だ、
外の世界への未練を一瞬で吹き飛ばす様な出会いだった。
「こいつは私の倅ですが、里でも一、二を争う位に貧弱でしてな」
そう笑いながら里長に引き出された少年は、
恥ずかしそうに下を向いていた。
「ほれ〇〇、守矢神社の巫女さんだ、挨拶せい」
「よろしくお願いしまs・・・」
最後の方は聞き取れなかったが、
上目使いに私の顔を見る。
可愛いなあ、
あ、目があった。
彼は顔を赤らめてそっぽを向いた。
「こら、失礼な真似するなよ?」
里長が頭を小突くと〇〇君は痛そうに頭をさすり、
もう一回礼をした。
今度は視線はよそを向いたままだった。
生意気な外の子供とは大違いだ。
里長は彼に力が無い事を気に入らないらしく、
嫁の貰い手が無いだの、男らしくないだのをやたらと話の種にしたがった。
私も愛想笑いで返したが、
当の本人はそれが悔しいらしく、
暫くすると急に立ち上がり、どこかへ逃げていった。
一瞬だけ見えた顔は涙でぐしゃぐしゃだった。可愛いなあ。
「あんな様子で、嫌な事からすぐ逃げる奴でしてな、後を継げるか心配ですわい」
「はあ・・・」
嫁の貰い手が無いなんてなんて都合が良い。
今すぐにでもお持ち帰りしたいぐらいだ。
次の供物の時に彼を捧げさせようか?
いや、それでは所有権が神奈子様と諏訪子様に移る。
彼が万一篭絡されてしまっては元も子も無い。
やはり正々堂々と落とすしかないのかな?
何か近づく機会でもあればいいのにな。
そして彼は、
奇跡的に足を怪我して、
奇跡的に私が休んでいた離れに訪れた。
奇跡的にこれ以上怪我人が出る事は無いのだろう。
やっと捕まえた・・・
後は私の事を好きにすれば良いだけだ。
さっき抱き着いた為か彼はまだ呆然と座っている。
さっきから事あるごとにぴくぴくと驚く様が小動物の様で可愛い事この上ない。
そんな事より、
もう少し湿布を探す振りをしないと。
こんな笑顔、彼が見たら怖がるに違いない。
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12スレ目>>260 うpろだ801
襖を開ける前に言っておくッ!
おれは今やつの着物をほんのちょっぴりだが拝見した
い…いや…拝見したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは襖を開けてさあ寝るかと思ったらネグリジェ姿の神奈子様がいた』
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
手招きしてるだとか何故ライトが当たってるんだだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいオンバシラ装備の片鱗を味わったぜ…(AAry
「こら○○、何で襖を閉める」
「ちょ、神奈子様何やってるんですか」
「問題ない、同衾しようとしただけだ」
「問題ありありですよ。大体なんでオンバシラ背負ってるんですか!」
「これが正装だからよ!」
「そんな正装捨てっちまえ!!」
「さあ○○、襖を開けて布団に入ろう、な!!」
「お断りします。早苗さん。さなえさーん!」
「あ、早苗を呼ぶな。あれは怒ると怖いんだから」
「じゃあ怒らせるようなことをしないでください」
「はいはい、○○さん呼びましたか?」
「早苗さん、襖の中に神奈子様がおるけ、ちとどうにかしておくれ」
「こら、私を太郎のように言うな!」
「八坂様、そんなところで何をしておいでになられるのですか?」
早苗さんの酷く冷たい声が響く。瞬間、場の雰囲気が凍りついた。
「お……落ち着け早苗。まずゆっくり話をしよう」
「落ち着きません! 八坂様は今日は納戸で寝ていてください!」
「あそこは寒いからいやぁぁー……」
ずるずると引きずられながら神奈子様が退場する。
一番寒さの厳しい季節に布団の無い納戸ではそりゃあ寒いだろう。
毛布の一枚くらいは早苗さんが渡すだろうが……合掌。
(ふっふっふ。神奈子の奴は失敗したみたいね)
(正々堂々真正面から行くのはいいけど、早苗ちゃんは厄介だからね)
(ならば、寝込みを襲う!)
(さあ、○○! 私と一緒に冬眠しましょう!)
布団を被った諏訪子が、同じく布団の上のふくらみに覆いかぶさる。
寝取ったと思った瞬間諏訪子に戦慄が走る。
(違う! これはッ――オンバシラ!!)
本来○○の入るべき布団の中には、オンバシラただ一本があるだけだった。
(本物は何処へ……まさか早苗ちゃんと――!)
それ以外考えられず、諏訪子は早苗の部屋へと急行した。全裸で。
(寒いから服着よ)
全裸はやめた。
そうっと早苗の部屋の襖を開け、布団の様子を伺う諏訪子。
かすかに見える布団には、早苗一人分にしては広い膨らみがあった。
(やっぱり早苗ちゃんと。いつの間にそんな関係に)
そう考えながら匍匐前進で進行を開始する。目指すは早苗の布団横すぐ。
ばれないようゆっくり○○のみ抜き取り、後は自室に戻ってお楽しみタイム。
よし完璧、と考えながら諏訪子は慎重に行動を開始し、考えている途中で無事布団横に到達する。
(これまで順調。あとは○○を攫ってしまえば)
ここまで来てまたも諏訪子に戦慄が走る。
(これは、抱き枕!)
そう、早苗の横の膨らみは○○では無く抱き枕によるものだった。
(いつの間にこんなのを買ってたんだろう。今度貸してもらおう)
この期に及んでのんきなことを考えている諏訪子。と、次の瞬間!
「洩矢様も何をしていらっしゃるのです?」
なんと早苗が目を覚ましてしまったのだ!
有無を言わさず諏訪子の肩をつかみ引っ張る早苗。
「洩矢様も納戸に入っていていただきましょうか」
憐れ諏訪子も敢え無く納戸送りとなってしまった。
さてその頃○○は何処に居たかというと、
(うわ早苗さん怖え)
早苗の抱き枕の中に居た。
(まあこれで窮屈なこの中から出て、広い布団の中で足を伸ばして眠れるか)
(あれジッパー下りない。しょうがない、戻ってきたら早苗さんに開けてもらおう)
少しして襖の開く音がする。どうやら戻ってきたらしい。
「早苗さん、中からじゃ開かないみたい。ジッパー下ろして」
「だめです。今日はその中で寝ていてください」
和やかな声色で言ってくる早苗。
「え? なんで?」
「だって折角隠れていたのに外に出たら居場所がばれちゃうじゃないですか」
「いや、神奈子様も諏訪子様も納戸の中なんだから大丈夫でしょ」
「念には念を入れておいたほうがいいんです」
はっきり言い切られ、反論できない○○。
「それじゃ○○さん、おやすみなさい」
言って早苗は布団に入り目を閉じる。
「早苗さん抱きつかないで」
「抱き枕は抱きつくためにあるんですよ」
心なしか嬉しそうな声で言ってくる早苗。
下手なことをしたら死ねる、と内心戦々恐々とする○○。
その夜一睡も出来ず、寝返り一つ、身じろぎ一つも出来ず、ただ狭い抱き枕の中で早苗さんの寝息を受ける○○がいた。
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12スレ目>>288 うpろだ804
早苗が風邪引いた。
「と、言う事で見舞いに来たぜ」
「あ、○○。いらっしゃーい」
「おお、よく来たね」
座敷では諏訪子様と神奈子様が煎餅をバリボリ齧っていた。
「あれ?てっきり早苗に付きっ切りで看病をしているものかと思ったが」
「そうしたいのは山々なんだけどねー」
苦笑する諏訪子様。
「風邪がうつるっていって部屋から追い出されたんだよ」
「……」
情景が目に浮かぶ。
「一応人間の早苗が風邪を引くのはともかく、神奈子様達は風邪…引くのか?」
「うーむ。かかったことがないからよく分からん」
「ただの風邪ならともかく、早苗の風邪はうつるかもねー」
神繋がりか…。まぁいい。とにかく、
「で、俺は面会できるのか?病気の人の部屋にいきなり上がりこむってのもなんだからな」
「さて、どうだろうね…ちょっと訊いてきてあげるよ。愛しの○○が訪ねてきてるよっ、てね」
どっこいしょ、と立ち上がる神奈子様。
あはは、とそれを見て笑う諏訪子様。
「神奈子ったらおばさん臭いよ」
「ほっとけ。んじゃ○○。諏訪子でも摘まんで…じゃなかった。諏訪子と煎餅でも摘まんで待っときな」
そして神奈子様は部屋から出て行った。
「ねぇ○○」
「なんですか?」
衣服をびみょんにずらして肌を見せる諏訪子様が色っぽく呟く。
「…摘まむ?」
「…遠慮しておきます」
「もぅ、つれないなー」
笑う諏訪子様。一瞬手を出しそうになったのは秘密です。
・・・
東風谷早苗は悔やんでいた。
ああ、情けない、情けない、情けない――――!
守矢の神社の巫女ともあろうものが、たかが風邪如きで倒れた上、神奈子様と諏訪子様にご心配までおかけして――
はっ…そうだ、たかが風邪。こんなの奇跡の力を持ってすれば―――
…ダメだ。たかが風邪を治すのに奇跡を起こしたと知られてしまったら、なんて安っぽい奇跡なのかと記事にされてさんざん叩かれて―――
折角集めてきた信仰心も失われ、そんなことになれば神奈子様と諏訪子様に会わせる顔が―――
そしたらきっともう○○さんとも会えなく―――
とか昨日から散々考えてたから、来訪者に気付かなかった。
「早苗、入るよ?」
「! か、神奈子様!?」
慌てて衣服を正す早苗。
神奈子様が部屋に入ってくる。
「神奈子様。お心遣いは嬉しいのですが風邪がうつってしまうと――」
「あー、はいはい。わかってるから。それよりも客がきてるよ」
「え…?私にですか?」
「ああ」
一体誰だろうかと頭で考え―――
「○○が見舞いに来てるよ」
――るまでもなく神奈子の口から答えが出た。
「○○…」
頭の中に浮かんでくる。幻想郷で出会った男性。
自らも外の世界から来たという、初めて出会った瞬間体中の細胞という細胞、いや東風谷早苗という存在そのものが惹かれた―――
幾度か会ううちに、ああ、この人が私の運命の人なのだ、と柄にもなく思えてきて―――
「あー早苗。嬉しいのはわかるけど、とりあえず会うか会わないかだけさっさと決めておくれよ」
「! べ、別に嬉しくなんかありま……………ありま………すけど……あぅぅ…」
ぷしゅー、と顔を真っ赤にして俯く早苗をニヤニヤしながら見る神奈子様。
「で、会うのかい?会わないのかい?」
「………」
少し、考えて。
「…帰ってもらってください」
「おや?」
神奈子様が意外そうな顔をする。
「こんな…こんな姿見せられません」
風邪で倒れたなどという醜態を彼に見られて幻滅されたりは…しないだろうが、自分にもこう、プライドというものが――
「……本当にいいのかい?」
「………」
ニヤニヤと。それはもうニヤニヤと笑う神奈子様。
いくらそんな顔をしたって、私は――――
「……………やっぱり、会います。いえ、会いたいです……」
「うん。素直でよろしい♪」
ああもう私の、ばか。
・・・
「見舞いに来たぞー」
「ぁ……○○さん。わざわざいらしてくれなくても…」
困ったように目を流す早苗。その様子が可愛すぎてむしろこっちが困る。
なので、意地悪してみる。
「来ないほうがよかったか?」
「あぅ……そんな事は…ない、ですけど…(というか、嬉しい…です)」
予想通りというか計画通りというか、思ったとおりの反応が返ってくる。
無論、早苗の心の声も俺の耳は逃さない。デビルイヤーは地獄耳。人間だけど。
ここで何が嬉しいの?とか訊いたらもっと赤くなってくれるんだろうが、ぐっと我慢する。
早苗を倒すために来たんじゃないからな。
「なら、別にいいじゃあないか。熱とか体調はどうなんだ?諏訪子様によると昨日の夜は70度ぐらいあったらしいが」
「そんな体温だったら今頃死んでますよ…えっと、今は大分楽になりました。熱も下がったし、もう動いても大丈夫だと思います」
いつもより元気は無いものの、本当に楽のようだ。
じゃあ悪戯してもおっけーねだな。
「そーなのかー。どれ」
「え…○○さん、何を…」
手を、早苗の額に伸ばす。
情景を想像したのか、早苗の頬が若干赤みが増す…が、拒否はしないようだ。目を閉じる早苗。
一瞬、キスしてやろうかと思ったが、自制する。そんな事はいつでも出来る。
俺は早苗の額に手を伸ばし――そしてその手をそのまま早苗の頭の後ろに回す。
「えっ?」
驚き、目を開ける早苗。
俺は、内心でほくそ笑みながら、自らの額を、早苗の額に押し付けた。
「あ……あの、○○……さん?」
「ん…まだ少し、熱があるな」
俺の声に反応してさらに赤くなる早苗。
「そ…そんな事はないですよ。もう下がりましたし…」
「でもさ、顔もなんだか赤いぞ?やっぱり熱があるんじゃないのか?」
「そ…それは…○○さんが…(そんなに近づくから…!)」
聞こえる聞こえる。照れまくりの早苗の心の声が。
声に出して続きを言えない恥じらいの叫びが。
だってウサギの耳は長(ry
「フム、俺がどうかしたか?」
額を離して、わざとらしく訊く。
勿論ニヤリと笑うのも忘れない。
「! …○○さん、いじわる、です…」
一瞬で得心がいき、風邪のせいではない原因で真っ赤になる早苗。
うーん、可愛すぎる。
「ああもう可愛いな早苗は」
「あっ…」
ので抱きしめた。
「……………」
「……………」
沈黙。
自分でやっといてなんだが、照れるね、これは。
「あの……○○さん。風邪が……うつりますよ?」
「んー?もう大分治ったんだろ?だったら別にいいじゃあないか」
「………………はい」
その後、神奈子様達が様子見に来るまで抱き合ってました。
・・・
で、翌日。
「バ…バカな!この○○が…!…気分が悪いだと?早苗に…早苗に風邪をうつされて、立つ事が…立つ事ができないだと!?」
「あーあー。早苗が病み上がりなのをいい事に乳繰り合ってるからだよ、これだから若いもんは」
「ち、乳繰り合ってなんかいませんッ!」
「ほらほら、早苗。あんまり大声出すと○○が可哀想だよー?」
「うぅぅ…神奈子様、諏訪子様…いじわるです…」
見事に風邪を引いた俺は、家で寝ているところを神奈子様と諏訪子様に拉致られ、守矢の神社で看病されていた。
「俺はもう駄目だ…俺が死んだら剥製にして神社に飾っといてくれ…」
「だが断る」
「なにッ!」
「この
洩矢 諏訪子が好きなことの一つは、風邪で倒れている○○の頼みに、NOと言ってやることだ…」
「お二人の仲が良いのはわかりましたから…真面目に看病しましょう、諏訪子様」
呆れたように呟く早苗。
ノリが悪いな。まぁ真面目だから…。
「あーうー。早苗、ノリがわるーい」
「看病にノリなど不要です…はやく元気になってくださいね。○○さん」
「うむ。可能な限り善処するぞ」
「治ったら一緒に散歩でも行こうねー」
「いいですとも!」
「ああもう諏訪子様は大人しく…」
「おや、早苗。嫉妬してるのかい?」
「神奈子様!そんなことは…!」
「へー。だったらさ、○○。早苗止めて私にしないー?」
「す、諏訪子様ッ!?いきなり何を…ッ!」
「それはいいですね。恋人の母親(みたいな存在)というのも乙なもんです」
「娘(子孫)の旦那を寝取る…存分に萌えるシチュエーションだねー」
「何を言ってるんですかッ!二人とも恥じらいというものは無いんですか!」
「あ…でもそんなことしたら早苗に何されるか分かりませんからね。誠に、いや、真に残念ですが遠慮しておきますよ」
「それもそーだね。早苗ったら一途だから。一途な思いは時として刃に変わってしまうものだからねぇ。簡単に言えばNice boat.」
「まぁアレはあれでふさわしいEDだったと思いますけど。せいせいします」
「凄まじい欝エンドだと言われてるけど、あれはあれでハッピーエンドなのかもねー、彼女にとっては」
「よし、そこらで止めときな二人とも。話がそれてるよ」
ずれた会話を修正する神奈子様。
流石だ。そこに痺れる憧れるゥ!
「じゃあ取り合えず、早苗だけに我慢できなくなったらいつでもおいでよ。リードしてあげるよー」
「諏訪子様ッ!?」
「ああッ…病で倒れて気弱になっているところにそんなに優しくされたら…俺…堕ちちゃう!」
「フフフ、どうだい。神様に看病されるのは。いつまでも甘い痺れが取れないでしょう?」
「こ…こんな奴らに看病されるなんて…く、くやしい…でも…」
「ところでこいつを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく…オンバシラです…」
「ああもう!神奈子様まで!もういい加減にしてくださいっというか……いい…加減に…しやがれてめぇらあぁぁぁあああッ!」
あ、早苗がキレた。
・・・
「諏訪子様…ちょいとからかいすぎましたかね」
「あーうー…そうかもね…」
お互い横になって――というかボロボロの状態で、笑いあう。
爆音の向こうでは神奈子様の声が。
「ちょ、ちょっと早苗!落ち着いて!からかいすぎた私達が悪かったからさ!…駄目か。怒りで我を忘れてる!静めなきゃ!」
そしてまた爆音が辺りに響き渡る。
「ねぇ、○○」
「何ですか。諏訪子様」
真面目な、それでもどこか笑っているような雰囲気で。
「早苗のこと、よろしくね?」
「勿論。幸せにしますよ」
心から、そう思う。いや…そう、誓う。
「…うん。まっすぐでよろしい♪」
俺の言葉を聴いて、にっこりと、諏訪子様は笑った。
(えんど)
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12スレ目>>342 うpろだ816
『奥さん、そりゃあんたが悪いよ』
「まったくだね、自分の過失を認めないでそれを全部夫の所為にするなんて妻失格
そうは思わない?○○」ボリボリ
「まあ同意はしますけど神奈子さん、寝ながら煎餅を食べないで下さい
あーもう、ボロボロ零れてるじゃないですか」
「気にしない気にしない」
「俺が気にします、掃除するのは俺と早苗なんですからね」
昼食も終わりその片付けも済ませ暇になった私たちは居間でテレビを見ています
ちなみに今見てるテレビは、八坂様の好きな家庭に不満のある主婦の方がみ○さんに色々と相談するという番組で
私はあまり興味が無いのでお茶を飲みながら○○さんの横顔を見ることにします
ああ、○○さんはどこから見ても格好いいな…
「○○ーちゃんちゃんこ破れたー、直してー」
そのままテレビを見ながらまったりしてると洩矢様が外から帰ってきました
「いいですけど何で破ったんですか」
「えっとね、外で蛙達と遊んでたら木の枝に引っかかってそれで破れた」
「なんで外で遊ぶのにちゃんちゃんこ着てんですか……」
「だって暖かいし私これお気に入りだもん」
あの日○○さんから貰ったちゃんちゃんこをいたく気に入ったのか、洩矢様は事あるごとにちゃんちゃんこを着るようになった
それは勿論私も同じで、外に出るときはマフラーは必ずつけて行くようにしてる
「まあ、気に入ってもらえると、作った側としちゃ嬉しいんですけどね
ちょっと待っててください、直ぐに縫っちゃいますから」
そういうと○○さんは手際よく破れた箇所を縫っていきます
マフラーやちゃんちゃんこを作る辺り○○さんの手芸の腕は私より上で
色々と作ってもらっています
この巫女服も○○さんが寒いだろうと冬服用作ってくれたもので
この服を着ていると○○さんに抱きしめられている感じがして幸せです
「はい、直りましたよ、外に着ていくなとは言いませんができるだけ破らないでくださいね」
「ありがとー、ちゃんちゃんこのことも含めてなんかお礼しないとね」
ちゃんちゃんこのことがよほど嬉しかったのかニコニコしながら○○さんに尋ねる洩矢様
巫女が神様にこう思うのは問題ですけど正直神の威厳がまったく見当たりません
そういえば私もマフラーのお礼をしてないから何かしないと、何がいいでしょう
○○さんと暮らし始めてそれなりにたちますが○○さんの好きな食べ物しか知らないんですよね
それと○○さんは素敵な人で、本当に私の旦那様にしていいのか疑問になるぐらい素敵な人だということぐらいです
「いえ、結構ですよ、別にお礼が目的でしてるわけじゃないですから」
「遠慮しないの、神自らのお礼だよ、断ったら祟るからね」
「そうですか、じゃあ……空が飛びたいです」
「空をどうして?というか○○飛べないの?」
「いやだって空飛べないと里に降りる時とか面倒ですからね」
「あの、それじゃあ今までどうやってここにきてたりしてたんですか?」
いくら○○さんが護符を使えて一部とはいえ不動明王の力やタケミカヅチの力を使えるといっても
徒歩じゃ時間がかかりすぎて神社につくまでに霊力も護符を尽きてしまう
あ、もしかしたら八坂様が○○さんは襲うなと妖怪の皆さんに言ってくれたのかもしれないですね
チラッ
「あはははは、馬鹿だねー、この女」ボリボリバリバリ
うん、無い、仕えている神様にこんなことを言うのもアレだけど、核心を持ってないって言える、絶対無い
でもそうなると○○さんはどうやって今まで無事にここまで来てたんだろう
「足に火の護符を貼ってそれを爆発させてその爆風で飛びながら来てたんだよ
でもこの方法だと爆風の衝撃が自分に返ってこない様に色々と調整したり大変なんだ
それとまだ理由があってな……」
その先を口に出すのが恥ずかしいのかキョロキョロと視線を動かす○○さん、その仕草はまるで小動物っぽくて可愛いです
格好いい○○さんもいいけど可愛い○○さんも素敵だな
きっと小さいころの○○さんはリスやハムスターみたいに可愛かったんだろうな、見たかったなー
…………旦那様との子供ができたら見れるかな/////
だ、旦那様との子供……
うふ、うふふふふふふ
ポタポタポタ
「さ、早苗!?血!血!鼻血がでてる!!」
「え?うわぁ!本当だ!!早苗ティッシュティッシュ!」
「ど、どうも」
「ほら、鼻血出たんなら横になってろよ」
「わっ!」
グィッ
ま、○○さんに膝枕されてる
どうしよう、私幸せすぎてこのまま死んじゃいそう
「大丈夫か?気分とか悪くないか?」
「大丈夫です、○○さんこそ重くないですか?」
「んなことないよ、頼りないかもしれないけど俺は一応早苗の夫(仮)だからな
例え重くても、支えるぐらいのことはしてやりたいんだよ
だから、な、なにかあったら俺を頼ってくれよ」
どうしよう、○○さんの言葉の一つ一つから私を想っているという気持ちが伝わってきて
嬉しくて嬉しくて泣きそうになる
「……愛してます、○○さん」
何度言ったか分からない程言っている愛の言葉を○○さんに囁く
「そんなの、俺だって一緒だ」
そして○○さんの顔が段々と私の方に近づいt
「ねぇねぇ、早苗に○○、もしかして私のこと忘れてない?」
「うわぁ!?」
「きゃあ!?」
「なにその反応、もしかして本当に忘れてたの?」
「いや、その……あははははは」
「そ、そんなことないですよ…………たぶん」
そ、そうでした
今だにテレビを見てる八坂様はともかく、洩矢様が側にいるんでした
「ふんだ、いいよ別に、寂しくないんだから」
「そんなに拗ねないで下さいよ、諏訪子さん
今度手袋編んであげますから」
「ホントー!?やったー!」
「良かったですね、洩矢様」
「うん!あ、そういえばさ、さっき○○何言おうとしてたの?」
「さっきって?」
「空を飛びたいのにもう一つ理由があるんじゃないの?」
「ああ、あれですか、あれはその……」
また小動物みたいにキョロキョロする○○さん
何回見てもやっぱり可愛いです……ってあんまり考えすぎるとまた鼻血が出ちゃう、自重しないと
「その…ですね、空が飛べたら早苗と空中デートができるじゃないですか」
ま、○○さんと空中デート!?
~少女妄想中~
「こうして○○さんと一緒に空を飛べる日が来るなんて考えもしませんでした」
「俺は結構前からこうして早苗と一緒に空を飛びたかったんだよ」
「そうなんですか?」
「ああ、だって、こういうことができるからな」
ペロッ
「あっ!……○○さん」
「いいだろ?早苗」
「でも、下にいる人たちに見られちゃいます」
「いいよ、俺たちの仲を見せ付ければいいさ
良いか?早苗」
「はい……きて、下さい」
そして、そして二人はそのまま!!
ブッ!!
ああ、興奮しすぎて今度は鼻血が吹き出ちゃった
「うわぁ早苗!?大丈夫か!医者、医者を呼べー!」
「あーうー、えーりん!えーりん!」
大騒ぎする○○さん達を尻目に私は興奮のあまり意識がだんだんと沈んでいった
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12スレ目>>360 うpろだ820
朝起きたと思ったら、まだ夜だった。
何だまだ夜かと思いながら目を閉じるが、どこか違和感がある。
普段夜中に目が覚めたときは体がだるく、目を閉じればすぐに眠れるのに今はそうではない。
それにここは全く暗く、今日は月が満ちている方だというのに、雨戸の隙間から月明かり一つも漏れ込んでこない。
そして明らかに固い感触。どう考えても布団のものでは無い手触り。布団の中ではない寒さ。
どうやらこれは、 いしのなかにいる! ようだ。
遊んでいる場合じゃないな。これからどうするかを考えないと。
私はここに留まっても良いし、また石の中を探っても良い。
犯人の目星は付いているのだから、別段ここに留まっても構いやしないのだ。
しかしこんな大掛かりなことを仕掛けてくるのだ、ならそれなりの仕掛けを施していると考えるのも妥当と言えばそうだ。
それならここに来ず、仕掛けのほうで待ち構えているというのも十二分に考えられる。
…
……
ここにいたところで埒は開かないし、何より動いていないと寒い。
少し考えてまっすぐ続いている、石の道を進むことにした。
幾らか歩いて、体が前寄りに傾いているのに気づいた。
ということはこの石道は段々地面に潜ってっているのだろう。
そう考えていると徐々に空気に土の臭いが混じってきた。
心なしか地面の感触も石の硬いものから、土の軟らかいものになっている。
潜っている。だが何のためにだ。捕らえて、離さない?
前方に薄明かりが見えてくる。終点は近い。
なら、そこにいる者に理由を聞いてしまえば良いだろう。答えてくれるはずだ。
「遅いよ○○」
「いやいや裸足ですから。痛いですから。速度なんて出せやしません」
「折角待っていたのに。女の子を待たせちゃいけないよ」
「いやいやいやいやいや。で、何でこんなことをしたんです? 諏訪子様」
「うん、前から言っていたように、一緒に冬眠しようと思って。ね、一緒に寝よ」
そう言って自分の横の空間を叩く諏訪子。暗くて見えないが、どうやらあそこに布団が敷いてあるらしい。
しかしそれ以外取り立てて何も見当たらない。光源らしい物でさえも、だ。
「自分は人間ですから冬眠何て出来やしませんよ。眠れて1日。飲まず食わずで精々3日です」
「うん、そう。だからね、あなたにも私たちと一緒のモノになってもらおうと思って……」
そういって諏訪子が帽子を前に抱くと帽子の腰と鍔の間に真っ赤な口が現れ、
そこから真っ赤な舌が、 舌が! 舌が!!
「……、……」
揺さぶられる。
「……san、……sん」
舌に巻きつかれ揺さぶられる?
「○○さん、○○さん!」
声がする。呼び声がする。
「どうしたんですか!? しっかりしてください!!」
なあんだ。早苗さんか。
「――ッ!」
文字通り跳ね起きた。
「大丈夫ですか? 酷くうなされていましたけど」
「え? あ……あぁ」
「大丈夫じゃなさそうですね」
「いや、大丈夫……大丈夫だよ」
「本当に? 大丈夫ですか?」
「うん大丈夫。水飲んでくる」
そう言って立ち上がり、眩暈がして転ぶ。
「大丈夫じゃないじゃないですか!」
「普段起きない時間に起きたから眩暈がしただけだよ」
またそう言って一息に立ち上がり、転ばないよう眩暈のする体を引き摺って歩く。
水を飲んで戻ってみると、部屋にはまだ早苗さんがいた。
「もうなんともないし、寝てて平気だよ」
それでもまだ動かない。布団を直してさえいる。
「なにやってるの?」
「心配なので、ここで一緒に寝てしまおうと思いまして」
「夢見が悪くてうなされていただけだから。病気とかじゃないって」
「念のためです。早く入らないと風邪引いちゃいますよ」
そういって布団に入り込む早苗さん。
「何で一緒の布団に?」
「今から敷くと音で八坂様達を起こしちゃうじゃないですか」
まあそれは尤もな事なのだが、だからといって同衾する訳にもいかない。
かといって早苗さんの部屋で寝るというのは更にいかない。
ならどうしよう。
! そうだ押入れの中で寝よう!
押入れの中にはもう一組の布団が、敷布団、毛布、掛け布団の順に入っている。
あまり下に行くと重いので、毛布と敷布団の間に入る。
寝心地は悪いが致し方ない。疲れた分は昼寝して癒そう。
…
……
………
ボトツ!
…………
朝日が眩しい。雨戸を閉め忘れたのか。
今は何時だ。その前に眼鏡をかけないと時計が見えん。
そこまで思ってハタと気づいた。
俺は昨日押入れで寝ていたんじゃないかと。布団には入っていなかったんじゃないかと。
だのに何故朝日の入るような場所に寝転がっているのか。
そして何故俺は早苗さんに腕枕をしているのか。
あまつさえ何故早苗さんが俺の胸元で寝息を立てているのか。
判らない。どれも全く判らない。
ただ言えることは、これはともすれば致命的なことに発展しかねない状況だということだ。
とりあえずここから脱出せねば。
そう考えゆっくり腕を引き抜き、重心を後ろに下げて布団から出ようとすると、
それにあわせるように早苗さんも体を前に傾けてきた。
これは……
「○○さん布団そっちに引っ張られたら寒いです」
起きてたー。
「何で早苗さん横で寝てるん?」
「昨日うなされていたら起こすって、一緒に寝たんじゃないですか」
「いや、俺押入れの中で寝てたはずだけど」
「あんなところで寝てたら風邪引いちゃいますよ」
平然と答てくる早苗。問題はそこじゃない。
「嫁入り前なんだから、一緒の布団とかいけないとは思わんのかね」
「そんな堅いことは言わないでください」
そういってまた抱きついてくる早苗。腕も引き抜けず更に外に出難い体勢になる。
「早苗さん起きる時間だよ。ご飯作んないと」
「う~ん。このままもうちょっとゆっくりさせてください」
そう言って胸元に頬を摺り寄せてくる早苗さん。
このままでは俺の随分薄くなった理性が根こそぎ削り取られてしまう。
…
……ま、別にいいか。
そう考え、俺はこの幸福を甘受することにした。
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11スレ目>>736
「ねえねえ○○君○○君!あったの!ほらあったの!」
神社の襖が音を立てて開き、
興奮した様子で早苗が入って来た。
え、神社業務?
この時期を流石に四人で乗り切れる訳じゃないから里からバイト読んでるよー。
「で、何があったって・・・」
「これ!福袋!ほら福袋!こっちにもあったの!」
そういって早苗が掲げた赤と黒の紙袋は、
真ん中に達筆に「厄袋」と書かれていた。
いや、ねーよ。
何が無いって厄袋なんて売る方も買う方もねーよ。
しかし気がつくと早苗は「諏訪子様鋏ありませんかー?」と開く気が満々なのだ。
とりあえず袋を確保し早苗から引き離す。
「良いかよく聞け早苗・・・こr」
「ちょ・・・○○君私の福袋取らないで下さい!それは私が取って来たんです!」
「いやだからk」
「嫌だっていうんなら無理矢理にでも開けますよ○○君押し倒してでも開けますよ!」
ちょ・・・何故そんなにムキになる。
目が輝いてるけど鋏持って息遣いが荒いのは怖いよ早苗。
気がつくと、袋の隙間から厄が漏れていた。
「あ」「あ」
とっさに早苗が飛び掛かったので、
袋を抱く様にしゃがみ込み、
そのまま早苗に押し倒された。
「はーなーしーなーさーいー!」
「駄目だこんな怪しい物!」
って胸で袋が圧迫されて中身がうぼわー!
厄神様の匂いが!鼻が甘え!ってか顔が蹂躙される!
「○○君勿体ない!」
待て早苗わざわざ抱き着いて服についた匂いをくんかくんかするな。
「甘い~・・・」
…まあ、早苗に抱き着かれる様な目に合うって事は、
中身は厄じゃなくて幸か何かな気がするけど・・・
「○○君の匂いも甘い~」
そういって早苗は顔を胸にぐりぐり押し付けた。
ボン、バッタ。
俺は死んだ、理性的な意味で。
スイーツ(笑)
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11スレ目>>977
───私の名前は早苗。心に傷を負った巫女。モテカワスリムでルイージ体質の弄られガール♪
私が信仰してる神様は○○と交際してる神奈子様、みんなにナイショ(のつもりで)で
○○に色目を使ってる諏訪子様。あと神様じゃないけど神社に居候している○○。
神様がいてもやっぱり神社はタイクツ。今日も○○にちょっかいを出して神奈子様に小言を言われた。
神様相手だと言い訳も出来ないからストレスが溜まるよね☆そんな時私は一人で幻想郷を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこい妖怪を軽くあしらう。
「わはー、ちょっと味見させてくれない?」どいつもこいつも同じような弾幕しか出さない。
出会う妖怪は馬鹿っぽいけどなんか個性があってキライだ。もっと2Pカラーじゃない私を見て欲しい。
「すいません・・。」・・・またか、とセレブな私は思った。シカトするつもりだったけど、
チラっと男の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの妖怪とはなにかが決定的に違う。ミラクルな感覚が私のカラダを
駆け巡った・・。「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
ってか○○じゃない。神社の裏に連れこんで弾幕を張った。「キャーやめて!」か弱いふりをしてスペルカードをきめた。
「ガッシ!ボカ!」○○はぴちゅーんした。神奈子様(泣)
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最終更新:2011年03月30日 22:03