一輪(レス)1
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○○「見てて暖かい気持ちはあるんだ、だが・・独り身としては・・」
??「そんな時は自分もイチャすると良いのよ!!」
○○「む、誰ですか?」
??「雲居一輪と言います、貴方とイチャするモノよ!!」
○○「モノ!?モノで良いんですか・・?」
??「う、そこは訂正するわ・・では早速!!」
うももももおぉぉお
○○「うわ!?く、雲に掴まれた!?」
一輪「星蓮船はもう糖分で溢れ返ってるから・・貴方の家に行きましょう!!」
どひゅーーーーーーーーーん
一輪「善は急げ!善は急げ!!」
○○「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー・・・ ・ ・ ・
26スレ目 >>324
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仕事の合間、一服しようとポケットから葉巻を取り出し、口に加える。
若干湿気ているマッチに手こずりながら火を付け、葉巻の味を堪能しようとした時、
「駄目よ。全く、またこんなもの吸って」
横から伸びてきた手に葉巻を取り上げられた。
「一輪」
「姉さんだって言っていたわ。煙草は体に良くないって」
「いや、これは葉巻だから――」
「それも関係ないって八意先生が言っていたもの」
「く……!」
どうするべきか、どうすれば葉巻を取り戻せるか思案していると一輪はヤレヤレと呆れて肩をすくめた。
そして呆れ顔のまま、綺麗な小包を手渡ししてきた。
「はい、これが今日のお弁当。しっかり食べて下さいね」
「ああ、有難う……」
仕方がない。葉巻は今日は諦めよう。
包みを開け、弁当の中身を確認すれば何とそこには振り掛けで作られた大きなハートマークが……!
所謂愛妻弁当というやつだ。
思わず目を見開き、一輪を見ると顔を真っ赤に染めてそっぽを向きながら手をもじもじさせている一輪の姿……っ!
「だって……だって、姉さんがたまにはこういうのもって……」
何と云う可愛さ……!
これは罠……!
一輪の巧みに張られた罠……!
26スレ目 >>364
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○○「おや一輪、今日も舟守か?」
一輪「あら、○○さん。そうですよ。」
○○「毎日ご苦労なこった」
一輪「日課ですから」
○○「さよか。…にしても寒いな」
一輪「山中ですしね。…くしっ」
○○「おいおい…大丈夫かよ。ほら」
一輪「えっ?あの、仕事なのでお酒は…」
○○「気つけだよ気つけ。それともなんだ?一口くらいで酒に飲まれるタチじゃねぇだろ?…ほら、飲んどけよ」
一輪「…あ、ありがとうございます…」
○○「…ったく。仕方ねえ奴だ」
一輪「うふふ…それじゃあいただきます」
27スレ目 >>752
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今日は寒いな、と思いながら庭で知人の女性から貰った花の手入れをしていると。
花壇の真ん中にUFOの形をした玩具の様なものが落ちていることに気付いた。
さて何だろうと首を捻り、辺りを見渡してみるとそこら中に似たような物が落ちている。
暇だし、やることも無いのでこの謎の物体を拾い集めることにする。
さてもう両手では抱え込めない程に集まったUFO。
香霖堂にでも持って行けば何か判るかもしれないと考えていると、空から尼の様な格好をした女性が降りてきた。
「まぁ、あなたも姉さんの復活に協力をしてくれているのね!」
意味がわからぬ。
だが、UFOを欲しがっているようなので渡すと嬉しそうに微笑みながら礼を言われた。正直キュンと来た。
折角なのでお茶でもどうかと誘った。
彼女の名前は雲居一輪というらしい。
話が終わると、彼女はこのお礼は必ず、と言い残して東の空へ飛び立って行った。
次は上等な茶菓子を用意しておこう。
(中略)
草木も眠るという丑三つ時。
蝋燭の灯りだけが室内をほんのりと照らし、聞こえてくる音は、少し乱れた彼女の鼓動と息遣い。
寝間着越しに届く温もりが何よりも温かい。
「……あなたが、好き」
震える声、潤んだ瞳。
ぎゅっ、と繋ぐ手により一層力が入る。
薄暗い室内でも、彼女の頬が林檎の様に赤くなっているのがわかった。
ごくりと喉を鳴らしたのはどちらか。
自分は、彼女を力一杯抱き締めた。
「おれ、は」
「……ッ」
「お前が、好きだ。何よりも。恋人になって、妻になって、くれないか」
暫しの沈黙。
心臓が破裂するかと思う程に、時間の経過が長く感じた。
「喜んで……私は、あなたを一生愛します」
自分は、彼女の唇に口付けた。
29スレ目 >>426
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命蓮寺の面々はとてつもなくイライラしていた。
というのも、彼女たちの身内である雲居一輪と、とある外来人の青年の仲のことだ。
彼らの仲が悪くはなく、むしろカップルとして結ばれる五秒前の様にも見える。
ならば何故、それがストレスの種になるかと言えば
「彼と一輪が出会ってどれくらいだっけ?」
「今年で3年目ですね」
「もどかしい……」
「一目惚れの様な出会いをしておきながら、名前で呼び合うのに一年。デートごっこまでに二年。それから進展が無く三年目……」
「これだから初な二人はねぇ」
はぁ、と全員で溜息を吐く。
それを切欠にして、今日も彼と彼女をくっつける為の会議が開かれるのだった。
29スレ目 >>443
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彼が、外の世界に帰ってから半年。
「すぐに戻って来る」という台詞は何だったのか。
竹箒で落ち葉を掃きながら、朝日が昇るのを眺める度に溜息が出てしまう。
そんな風に日々を過ごしているせいか、みんなにはかなり心配を掛けてしまっているようで。
あの雲山にですら、暫く休んだ方が良いと言われる始末。
全く、彼のせいでみんなが迷惑をしている。
帰って来たら、ただじゃおかないんだから。
29スレ目 >>453
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一輪が彼の部屋に訪れた時、彼は仕事机に突っ伏して眠っていた。
彼女はくすりと微笑むと、毛布をそっと彼の背に掛けて、冷えた風を浴びない様に窓を閉めた。
仕事熱心なのは感心だが、体を壊してしまっては元も子もない。
最近は彼の仕事が忙しく、会える機会が大分減ってしまっている。
だからこそ、こういった頃合に一輪はここを訪れて、彼の身の回りの世話をしているのだ。
穏やかな顔で眠る彼の頬を撫で、額に口付ける。
よし、と気合いを入れて袖を捲り台所に立つ。
そんな甲斐甲斐しい一輪の姿に陰で涙を流す雲山であった。
29スレ目 >>457
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急な土砂降りで、傘を持っていなかったものだから道中で一緒になった一輪さんの傘に入れて貰うことに。
所謂相合い傘というもので、こっちは変に意識しちゃうもので自然と顔とか赤くなるわけよ。
だって互いに肩が触れ合いそうな距離で、しかも少し雨に濡れているせいか女子特有の良い匂いがするわけで。
んで、勝手に緊張しまくってたら一輪さんが「大丈夫? 少し熱があるんじゃ」とか言って頬に手をぴたっと。指は温かった。
ええ、完全に不意打ちでしたよ。
慌てまくった俺は、足元に躓いて派手にすっ転び服は泥まみれの全身ずぶ濡れ。
一輪さんを巻き込まなかったことだけは評価されていいと思う。
で、こんな俺の状態を見た一輪さん、何を勘違いしたのか「大変、凄い熱じゃない!」とか言って俺をお姫様抱っこ。そのまま寺へ全速力で直行。
好きな女の人の前で情けない姿見せちゃったし、恥ずかしいし緊張してるしで違う意味でかなりの熱があったんだけどね。
風邪を引いていたわけじゃないんだけど。
……とか油断してたら、いつの間にかにインフル的な風邪を引いていたらしく。
寺の門の前で大丈夫と伝えようとしたら盛大に倒れ込んでしまった。
それを見た一輪さんは大慌てで寺の一室に俺を運び込み、濡れた服を着替えさせて布団に叩き込んだ。
んで、その後は一日中付きっきりで看病してくれました。
お粥とか、流石に自分で食えるんだけど一輪さんが「あーん」の一点張りをするものだからしっかりと甘えさせて貰いました。
額をごっつんことかもした。いい匂いだった
少しだけ風邪を引いて良かったと思った。
んで、一輪さんのお蔭で風邪はすぐに治ったんだけど今度は彼女に風邪が移ったらしくて。
今度は俺が看病をすることに。
お粥とか俺は作れないから、その辺のことは船長に任せて俺は氷嚢の取り替えとかやってた。
一輪さんの手を握って彼女を励ましてたら船長がお粥を持って来てくれてさ。
俺が「大丈夫? 食べれる?」って聞いたら「……あーん」だってさ。
恥ずかしいのか、風邪で赤くなった頬が更に赤くなってやんの。
襖の間から覗き見てニヤニヤしてる奴らとか居たけど、一輪さんの頼みだから気にせず実行。めっさ恥ずかしかった。少し幸せだった。
んで、一輪さんが落ち着いて寝付いたので、そっと離れようとしたら白い手が俺を掴んで離さない。
苦笑して、一輪さんの寝顔を眺めながら俺も寝ることにした。
一輪さん可愛いよ一輪さん!
29スレ目 >>471
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朝、目が覚めると、一輪さんがすやすやと安らかな寝息を立てて俺の隣に。
俺の腕をぎゅっと抱き寄せて、幸せそうな顔をして眠っている。
起こすのも悪いので、彼女の頬に口付けると二度寝をすることに決めた。
29スレ目 >>483
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半ば拉致の様な形で宴会に連れて来られたけど、一気飲みをやらされそうな雰囲気になったもので離脱。
縁側でチビチビ呑んでたら、一輪さんがおつまみを持ってやって来た。
お邪魔します、と俺の隣に座る。
他のみんなはいいんですか、と聞くと姉さんやナズーリンがいるのでそこまで羽目を外す事は無いと思うわ、とのこと。
それから暫くは、二人で色々な話をしながらおつまみをかじってた。
外の世界のこととか、休日の過ごし方とか色々。
白い頬がうっすらと桜色に染まっている一輪さんは本当に綺麗で、こっちは酒と照れの相乗効果でかなり赤面していたと思う。
酔っ払って悪乗りした一輪さんが俺に寄りかかって来たりした時は爆発しそうになった。
んで酒で色々とアレな思考回路でこんな綺麗な人を嫁に貰いたいなぁ、とか馬鹿なこと考えてた。
俺なんかじゃ釣り合わないに決まっているのに。
顔合わせ、歓迎会、という口実で開かれた宴会。
姉さんが交流を深めるのも大事と言ったものだから、私たちも参加をすることになった。
「一輪が一番交流を深めるべき相手も来るだろうしね」、と冷やかすのはナズーリン。
私と彼はそんな関係ではないというのに。
博麗神社では、彼はみんなとは大分離れたところで一人で飲んでいた。
折角の宴会なのに、と苦笑しながら彼の隣に腰掛ける。
思えば、こうして彼と二人っきりで語り合うのは初めてかもしれない。
そのことを意識すると妙に恥ずかしくなったが、何とか誤魔化した。
彼との会話は何だか楽しくて、酒も入っているせいか彼の肩に寄りかかったりもしてみた。
……思い返してみると、顔が炎上しそうになる。
私たちは恋人同士でも何でも無いし、これからもそうなることは有り得ないのに……。
「今回はいけると思ったんだけどなぁ」
「互いに遠慮し過ぎですね」
「告白までに何年かかることやら……」
29スレ目 >>
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朝、起きると隣には一輪さんがいる。
これはいつものことで、一輪さんもほぼ同時に目が覚めるのもいつものことだ。
おはよう、と同時にどちらからともなくおはようの口付け。いつものことだ。
名残惜しげに布団から出て、二人一緒に朝食の支度。
出来上がったら互いに食べさせ合いながら一日の予定を話し合う。
食べ終わり、後片付けをしたらそれぞれの職場へ。勿論行って来ますの包容と頬への口付けも忘れない。
昼。
職場での休み時間、一輪さんが弁当を届けに来る。そして額への口付け。いつものことだ。
上司から自重しろと言われるがいつものことなので仕方がない。ガンガンいこうぜ。
夕方。
仕事を終わらせて帰宅。
一輪さんがお風呂、沸いてるわよ。それともご飯が先?、と唇に口付けて聞いてくる。いつものことだ。
そして夕食と風呂に。たまに風呂には一緒に入る。
夜。
布団を二つ敷いて寝る。たまに一つの布団でそこまでよ!
最後に互いを抱き締めあって寝る。いつものことだ。
「最近、肩身が狭くてのう……」と入道は語る。
29スレ目 >>506
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今日は死ぬには持ってこいの日、と縁側で呟いたら聞こえてしまったらしく、一輪さんが大慌てで何事かと聞いて来る。
此方も慌てて、そういう題名の本があるだけですよと伝えると、一輪さんはホッと一息付いて紛らわしいと呟いた。
いやぁ、こんな美人さんがいるのに死んだら未練残りまくりですよ、と一輪さんの肩を抱く。
そうね、もし自ら命を断とう何て事を考えたらひっぱたいてその弱音を叩き直してあげるわ、と抱き返してくる一輪さん。
そいつは勘弁、と互いに苦笑した。
一日一輪
29スレ目 >>588
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昨日、そこはかとなく今日のそれについて訪ねてみた。
彼女は、名に反するほどの明るい笑顔で、
「チョコは送りませんよ」
と言った。
……成程、それは基督教。彼女は熱心な仏教徒。他宗教のそれをやる筈がない。
見えない何かに後ろ髪を引かれながらも、床についた。
昨日からの雪で枕が冷たかった。
相方の入道雲にあげていた。
同じ寺の面々にもあげていた。
その日の入道屋に来た子供達にもあげていた。
3BOSS同盟の面子とははしゃぎながらチョコ交換していた。
なんだこれ。恋仲である自分には無しで、それ以外の人には渡すって。
元を辿ればこの行事、昔は想い人に自分の気持ちを伝えるイベント。
既に互いに思いを確かめ合っているのならばチョコを渡す義理も無い。
だから彼女がとった行動に何の間違いも無い。むしろ勝手に舞い上がってた自分が悪い。
とは言えなんだろう、この裏切られたかの如くの喪失感。
彼女がいない身なれば諦めがついたのだろうか・・・
夕暮れから自棄酒。しかしあまりにも酷い酔い方をしたので店を夜雀の屋台に移す。
どうやら今日は氷精が顔を出していたようだ。冷やこい空気が火照った身体に丁度いい。
二匹して何があったか尋ねられた(とくに氷精がしつこい)ので、昨日から今日にかけてのことを話す。
全てを話し終わった。夜雀の女将は何も言わなかったが、氷精の第一声は「あんた馬鹿ぁ?」だった。うるせー知ってるよ。
しかし氷精の言葉は続く。「やらないやらない言ってホントはやってたなんていたずらの基本じゃん、あんたそんなのも分からないの?」
は?つまりなんだ。彼女は本当は作ってたというのか。
突然隣に誰かが座る。それこそ、件の彼女だった。
「どこにいるか探しましたよ。居酒屋で飲んでいて、まだこれから飲むと言っていたって店の人に聞いて、この時間ならここだろうって」
短く息をする顔が赤い。そこらじゅうを走り回ったのだろうか。空を飛べるというのに。
「これ・・・・・・遅くなりましたけど」
そっと差し出されたのは、白い箱に青い帯が巻かれた小さな箱。
「こんなことするの初めてで自信がなくて、驚かすつもりだったんです・・・・・・ごめんなさい」
帯を解き、箱を開けると中にはハート型のチョコケーキが入っていた。
食べてもいいのか尋ねると、小さく頷く。先程まで風呂吹き大根を食べていた箸で、形を崩さないようにして頂く。
ああ畜生め、うまいな。でも駄目だ、酒飲んでばっかだったからか舌が馬鹿になって、甘いはずなのに塩辛ぇや。
はしゃいで落ち込んで勘違いかました自分に情けなくなって、泣いた。泣いてるうちに、眠ってしまった。
31スレ目 >>433
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毎日頭巾の下の髪型を変える一輪さん
頭巾に隠れた『今日の髪型』をただ一人知ってる○○
そんなちょっとした秘密を共有するほのかなイチャイチャもいいと思うんだ
32スレ目 >>402
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〇〇「大分涼しくなってきたな…。通りで虫の鳴く声が聞こえてくる訳だ」
一輪「夏もそろそろ終わりですね…。できることならば、――来年も、再来年も…ずっと、こうして二人で夕涼みが出来るのなら……」
〇〇「出来るさ。一輪と、俺と、二人で。夏が来て夏が終わる度に。夏だけじゃない!春も、秋も、冬も!四季を、ずっと一緒に!」
一輪「はい。……これからも、末永くよろしくお願いします」
〇〇「こちらこそ、よろしくお願いします」
虫の声と時折混じる風鈴の音に耳を傾けつつ、彼女の手のひらを握り締めた
33スレ目 >>529
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それは心綺楼が始まるちょっと前
「あ゛~修行おわったぁ~」グッタリ
「お疲れ一輪……ってだいぶ草臥れてるな」
「当たり前よ~、聖って真面目なときかなーり厳しいから食事も制限されるしさぁ~……。
しかし、お墨付きは貰ったわ!見てよこの袈裟!」バッ
「おお、随分立派」
「へっへーん!これで晴れて正式な尼さんよ!
……というわけで○○、熱燗用意して」
「いきなり戒律ガン無視する尼さんがいた!?
……まーいいけどさ」
「あーもう髪とかボッサボサ、蒸れちゃうし臭うし(ズボッ)こんなに伸び放題でまー……ん?」
「……ドチラサンデスカ? いやまて一輪、俺に良い考えがある」
「へ?」
「雲山、湿度そのまま、もー少し温度頑張れるか? ……おお良い良いナイスブロー」
ブォー モフモフ
「○○ー、もー良いってばー?雲山までそんなノリノリで手伝ってるし……」
ブォー
「永遠亭印のヘアセットを使いまして……ブラシを通し」
シュー サッサッ ブォー
「むむむむむむ……」ぷくー
「そう膨れるなって……ハイ出来た。雲山、鏡を持てーい」
「はー、漸く終わったのn(サッ)……
えっ誰てめえ。
え?私?うそっ、ちょ、こら○○と雲山なにしたり顔でハイタッチしてんの!?
あ、聖?え?『応援してますよー』ってなにその年頃の娘を見るオカンの表情!?
こら!ぬえ!居るのは解ってるのよ!?笑ってんじゃねぇー!?」
「お気に召さないなら戻すけど」
「……○○、こーいう私、好き?」
「大好きですな。前がどうとかそーいう話じゃなく。
うむ、大き目の袈裟が却って一輪の華奢さを引き立てるな。
雲山も気に入ったってさ」
「……そ、そぉ?」
所謂「心綺楼一輪」の登場である。
33スレ目 >>852
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一輪「ねえねえ雲山! これなんかどう? 『めいどふく』って言って、これを着れば男もイチコロらしいわ!」
一輪「……なぁに雲山? 『丈が短すぎてはしたない』……『第一こんなもの着なくても〇〇はお前に惚れている』……ふーん」
一輪「……甘い、甘いわ雲山! 彼は私の一世一代の『いめちぇん』をガン無視した、絵に描いたような朴念仁よ!?」
一輪「こうなったら意地でもあっちから振り向かせてやるんだから! こんな美人を放っておいたことを後悔するがいいわ……!」
一輪「えーとこっちは……『きょうえいみずぎ』? ……な、何この食い込み!? 布の面積少なすぎない!?」
一輪「こんなの着てみせたら、きっと〇〇も興奮して理性とか飛んじゃって……私は抵抗もできずに……きゃー! きゃー! そんなのー!アッネーサンスイマセンウルサクシテゴメンナサイ」
〇〇「最近一輪さんがそっけなくてさー……」
ナズーリン「自業自得だな。もっと早く告白しておけばいいものを」
〇〇「だって最近の一輪さんすごい可愛いんだもん……なんつーかこう、俗世に舞い降りた女神……みたいな? 若干気後れするわけよ、俺としては」
ナズーリン(うわぁ、女神って……私だって恋人にそんなこと言われたことないのに……)
〇〇「もし一輪さんに男なんかできたら……俺は……俺は……ウワァァァァァァン!」
ナズーリン(要らぬ心配を……酔っぱらいは付き合いきれないな)「お先に失礼するよ」
〇〇「お、お前まで俺を見捨てるのかぁ……チクショォォォォォウワァァァァァァン」
ナズーリン「女神……ねぇ。一輪に教えておいてやろうかな(ニヤニヤ)」
34スレ目 >>756
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一輪「…」スゥー
一輪「フゥー」スパー
○○「ω・)」
一輪「○○」
○○「煙草吸うんですねイッチー」
一輪「煙草とお酒だけは止めらんなくてさぁ」スパー
一輪「昔かなりヤンチャしてたせいだねぇ」スパー
一輪「姐さんに隠れて吸うのも一苦労だよ」トントン
○○「においでバレるのでは?」
一輪「その辺も一苦労なのよねーガム噛んだりファブったり」スー
「○○は煙草とか吸わないの?」
○○「昔は吸ってたんですけどこっちきてからはとんと…」
一輪「一本いる?」
○○「かたじけない」
一輪「あれっ火着かないわねーさっきまで着いてたのになぁ」カチカチ
○○「ではイッチーの煙草から火を頂きましょう」
一輪「え?え、あ…うん」
一輪「…ん」
○○「…」ジジジ
一輪「…」ジジジ
○○「着きましたね…フー」プハー
一輪「…ねぇ、今の着け方なんていうか知ってるの?」
○○「え?名前あるんですか?」スパー
一輪「い、いや…」
一輪(なにこれ私だけドキマギしてアホみたいじゃない…)
一輪「って、○○も吸うんだね。意外だねぇ真面目そうなのに」スパー
○○「まぁ昔は私どうしようもないゴロツキでしたからね、マッポの世話になったのも一度や二度じゃありませんでした」
一輪「え?」
○○「こっち来てからは住職のお陰で真面目になりましたけど」
一輪「…あー」
一輪(私と一緒か…)
○○「いやしかし煙草、止めたつもりだったんですが…染み着いた習慣てのは恐いもんですねぇ」
○○「ウメェwww」プカプカ
一輪「止めらんないよねーwww」プカプカ
○○「住職には申し訳ないですけどねwww」
一輪「そうそうあんた昔ゴロツキだっつってたでしょ?変なクスリとかやってないでしょうね~?」
○○「やる方じゃなくて売る方だったんで」
一輪「ゴロツキどころかワルじゃんwww」
○○「イッチーだってぇ?知ってますよ?『TAIRIN』ってチーム作ってブイブイ言わせてたそうじゃないですかwww」
一輪「黒歴史やめろwww」
一輪「あー…あと一本吸ったら戻るか…」カチカチ
一輪「あれっ…あそっか着かないんだっけ」カチカチ
○○「イッチー、ん」スッ
一輪「ん、うん…」スッ
一輪「…着いた」プハー
○○「そういえば、こういう着け方に名前があるってさっき」
一輪「…後で話す」
スパー
一輪「はいガム」
○○「モグモグ」
一輪「ファブるね」シュッシュッ
○○「におい消えたかなー?」
一輪「あんたと私が同じにおいさせてちゃマズいでしょ?別々に吸ってたならともかく一緒に吸ったなんてバレたらさぁ」
「○○は別のとこにいたことにしなよ」
○○「外を散歩してたことにしましょうか」
一輪「姐さんにバレたら大変だしね」
一輪(しかし…)
(一緒にいたことがバレないようににおいを消したりアレコレ口裏合わせたり考えるなんて)
(これじゃまるで…)
一輪「そういえば、あの火の着け方だけど」
○○「あ、そうでした。なんて言うんですか?」
一輪「…キス」
一輪「シガーキスっていうのよ…」
34スレ目 >>947
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最終更新:2014年12月06日 22:34