萃香(レス)1


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エイプリルフールを忘れてて昨日嘘つかなかったんだけど、朝起きたら何故か家が酒臭くなってたんだ。
何だろうと思って布団から出ようとするんだけど、見知らぬ幼女が俺にしがみついてて起き上がれなかった。
思わず変な悲鳴を上げちゃったんだけど、それでも幼女は起きないんだ。
仕方がないから引き剥がそうと思ったんだけど見かけによらずもの凄い馬鹿力でさ、まったく動かないんだよ。
なぁ……これどうしよう?

>>332
落ち着け、
まずは二度寝の体勢に入り、その幼女の腋をくんかくんかしながらほお擦りするんだ。
その後は頭を動かしてちゅっちゅしろ。

14スレ目 >>332>>334
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 なぁ萃香よ。お前、金棒とかは持ってないのか?
「へ? 何よ突然」
 いや、何となく気になっただけだ。鬼と言えば金棒のイメージだし。
「まぁそうかもね。えーっ……と金棒、ねぇ」
 別に無いなら無いでいいんだぞ。
「そ、そんなことないんじゃないカナ? ないk」
 萃香 、古すぎる。
「……ちゃんとあるよ」
 ほう、どこだ。

 ぎゅっ

 ……。
「……」
 霊夢ー。お茶のお代わりが欲しいんだが。
「うわーん! 何か言えよ!」


私にとっての金棒は貴方よって意味であって、ギュッとしたのは服の裾であって断じてまたぐらの「そこまでよ!」

14スレ目 >>824
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「ほら人間、私はこんなにも大きくなれるんだぞ」
○○「ああ凄い、でも俺の師匠の方がもっと凄いぞ」
「じゃあこれならどう? 妖怪の山だって簡単に崩せるよ」
○○「あぁ、でかい。でも俺の師匠の方がもっとでかくなれるぞ」
「むー……じゃあ、これならどうだ! こんなにも小さくはなれないでしょう?」
○○「あぁ、確かにこれならな……しかしお前、あほだなぁ」
「へ?」
プチッ

「うー…… こんなやつに負けるなんて~…」
○○「ハハ、これが人間の知恵というものだ、鬼。して約束通り、何でも一つ言うことをきいてもらうぞ」
「もう…煮るなり焼くなり好きにしな」
○○「ふむ……なら、そうだな」
「?」
○○「お前が好きだ、俺と恋人になってくれ」

15スレ目 >>504
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「つるぺた言うなー!このろりこん○○!」
「うっさいつるぺた萃香!お前なんかどっか行っちまえ!」

「ということで追い出されたので泊めてください霊夢さん」
「なんであんたが追い出されてんのよ○○……」
「あんのつるぺため~次あったら容赦なく炒り豆ぶつけてやるぜ」
「で?今回は何で喧嘩したの?」
「ああ、それが……」



「……つまり要約すると、○○が萃香とイチャついてたら、魔理沙に会って、「お前も胸のないやつより少しはあるやつのほうが好きなんじゃないか?」と言われたと」
「そうそう」
「そして、魔理沙が帰った後に口論になったと」
「そして今の状況があるわけです」
「……もういいカエレ」
「ひ、ひどい!」
「大体そんなことない!って○○が萃香に言えば済む話でしょ?」
「あ、なるほど」
「帰れ」
「ういっす了解しました」

「ま、 ○○~探したんだよ!」
「ごめんな萃香。あんなことで怒って……」
「いいんだよ○○、あれは魔理沙がいけないんだし」
「俺は別に胸とか気にしないから、そのままの萃香が好きだから」
「あ、ありがと○○……」
「さぁあんた達もうカエレ」
「じゃあね霊夢~」
「ありがとうございました霊夢さん」

「はぁあんな感じで毎日こられたらきりがないわ」


萃香と喧嘩してもすぐに仲直りできそうな感じが幻視できた

15スレ目 >>576
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「酒飲も~?」
「またか……昨日宴会やったばっかだろうに」
「いいの、いいの。酒はいくら飲んでも尽きないんだから」
「そう何度も飲むと飽きるんだが…」
「実は酒を飲むのにいい所見つけたんだよね~」
「へえ…で、どこだ?」
「天界」
「天界かぁ……」
「? ○○は天界に行ったことあるの?」
「この前色々あってなぁ」
「うんうん」
「あそこの我が儘な娘がやたらと構ってくるんだよ」
「ふ~ん」
「あ、でも衣玖さんは良かったなぁ…」
「…ふ~ん」
「そういえば次会う約束してたし、ちょうどいいかもな」
「……ふ~ん」
「衣玖さん美人だし、出来れば仲良くしたいよなぁ」
「えい!」
「ぐぼぉっ!?」
「飲め、飲んで忘れろー!!」
「がぶぉぶ!……はぁ!…何をする貴様!」
「今日はここで飲むぞー!!」
「意味分かんねえぜ……」


嫉妬する萃香可愛いよ萃香

16スレ目 >>358
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私は、○○のこと・・・好きだから
○○は?私のこと――

「おあっ!?・・・夢か、そりゃそうだ」
身を起こし、目覚まし時計を手に取る
時間はセットした時間丁度
なんてタイミングだ、そう思っていたところで、目覚ましのアラームがなり始めた
りりりりりりり、かちっ
さて、一日が始まる
その為にまず朝食を・・・お?
「あ、おはよ~○○」
「お、あ・・・おはよう萃香」
吃驚した、なぜか台所には萃香が居て、何故か知らんが朝食を作っていて
そして何より、先ほど見た夢のせいで、心臓が止まるほど吃驚したのだ
「お前・・・家でなにやってるんだ」
「えっと・・・押しかけ女房?あはは」
ああはじゃないでしょお嬢さん
しかもなんだその表情は、可愛いなチクショウ
ってか良く見たらこの子、料理するのに踏み台使ってるよ
どんだけ小さいんだよつるぺったん
「はい、朝ごはん」
机に置かれたのは・・・確かに朝食、だが
スクランブルエッグ、トースト・・・コーヒー牛乳
・・・あれ?コイツほんとに日本の妖怪か?
「なぁ、お前料理できるんだな」
「んー、霊夢が手伝えって五月蝿いから、それに焼いたり混ぜたりぐらい出来るよ」
香ばしく焼かれたトーストに、スクランブルエッグをのせてたべた
「うーケチャップケチャップ」
俺はいたって平凡な外からの移民幻想郷住民、唯目の前の鬼がちょっと気になってるってとこかな
冷蔵庫にケチャップを探しに立とうとすると、俺より先にその幼女は冷蔵庫の扉を開け
「はい、ケチャップ」
「ウホッ、いい嫁さん・・・たべないか(朝食を」
「はいはい、馬鹿やってないで食べようね」

~双方食事中~

「ふぅ、腹ん中パンパンだぜぇ」
「もー朝からそんなに食べて大丈夫?」
しかし、何でコイツがここに居る
生息地と言えば神社か八雲んち!しかないだろ
なぜ、我が家?
確かに他の家より荷電設備がしっかりしてるかもしれないが・・・
「ねぇ○○、今日は何か予定ある?」
「んー、無いなぁ」

「なぁ、別に予定は無いんだが・・・」
「だったらいいでしょー?」
今俺は、萃香のふとももの上に頭を乗せている
まったくもって、居心地はいいのだが、なんとなくなんだかなぁ
「あー、また眠くなってきたよ」
「どーぞどーぞ、ゆっくり寝てよ」
「うー、あんまり寝すぎるとどっかの隙間妖怪みたいになっちまうきがしてよ」
「そんなこといってると、紫に怒られるぞー」


「○○?ありゃ、完全に寝ちゃってる」
すうすうと、聞こえる小さな寝息、僅かに上下する胸
頬をつついてみるが起きる気配は無い
「・・・んっ」
唇と、唇が重なる
彼の吐息がかかり、彼を近くに感じる
とたんに気恥ずかしくなって、かぁっと、熱くなった
恐らく顔は赤くなっているに違いない
「○、○・・・好きだよ・・・大好きだよぉ」
「ああ、俺もだ」
「・・・え?○!?いつから起きて ――」
ぶぉん
首に回された腕、そのままお互いを入れ替えるように、投げ飛ばされた
畳に打ち付けられ、そのまま上に跨られて、押さえつけられる
「よう萃香、おはよう」
「げほっ、○○!?あんたいつから」
「今さっき、いやぁ正夢になるとは思わなかったぜ」
○○ に、聞かれた、いや、キスしたことも、いやすでに起きてたのか
ぐるぐると、頭の中で色々なことが、回っている
あれ、でも俺もとか、なんとか
「うぁ、うぁ・・・・ふぁぁぁ」
情報の処理が追いつかず、もうなにがなんだか

「声技!ヴォイス=ロマンチカ(ただの良い声
・・・萃香・・・俺もお前のこと・・・大好きだ」
ぼん、と音を立てて萃香の頭から湯気が出始めた
酸欠の金魚のように口をパクパクさせて、熱にうなされたように泳いだ瞳で
そんな彼女を、抱きしめずにいられなかった
「○、○○っ!?」
「萃香・・・」
さっきのお返し、と言わんばかりに、キスをした
彼女の唇は柔らかくて、顔にかかる彼女の吐息が、あまりにも愛おしく感じた
「○、○」
「すい、か」
唇を離し、互いをじっと見つめた
萃香のほうはまだ混乱中のようで、若干メダパニっている
互い互いに、好きすぎて、愛おしくて、でも何処か気恥ずかしい
生まれた沈黙、それをどうにかしたくて
そのとき、時計が目に入った
「なぁ萃香」
「な、に?」
「・・・昼飯作らないとな」
萃香も時計を見たらしく、なるほど納得な時刻であった
「あはは」
「はっはっは」
なぜか知らないが、自然と零れた笑い
今この一瞬が、楽しくて、幸せで
「さて、買い物にいくか・・・なぁ押しかけ女房」
「うんっ!宜しくね○○っ!」
昼飯の材料を買うために、家を出た
互いにしっかり、手を繋いで

16スレ目 >>455-456
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なぁ萃香、今晩一杯どうよ?

……死亡フラグorz

16スレ目 >>603
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萃香「どーだい? 気持ちいいか?」
○○「ああ、疲れが抜けていくようだ。それはいいとして何でちび萃香がいっぱい張り付いてるんだ?」
萃香「ああ、それぞれが○○の疲れを萃めて発散しているからさ。ほらみんな所々で湯気あげてるだろ?」
ちび萃香「どー? ○○」「気持ちいい?」「いいかんじー?」
○○「ああ、気持ちいいよ。ありがとな」
ちび萃香「わーい」「○○にほめられたー」「えへへー」
萃香「むー……。お前らどけー!」
ちび萃香「「「きゃー」」」
ぼすっ
萃香「○○を癒してあげるのは私一人だけでいいんだー!」
○○「お前、自分に焼きもち焼くなよ……」


19スレ目 >>402
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「あー、今日は月が綺麗だなあ。萃香は霊夢の場所か勇儀さんの場所かな
月見酒とでも言うのかね、俺がこんな風流なことをするとは思わなかったなあ
……ホントに遅いな。朝帰りか?」
モワモワモワモワモワ
「? なんでこんな局所的に霧なんかって臭っ!アルコール臭っ!」
「もしもし私萃香、今あんたの周りに…あ、吸い込んだら駄目だよー」
「わざわざ能力使ってやることかコレ、軽くホラーだし酒臭いしで全くロマンティックじゃないぞ、どうしてくれる」
「酷いこと言うじゃない。恋人と一緒になる(取り込む的な意味で)だなんて十二分にロマンティックだと思うけどなあ」
「……そんなことより先に言うこと、あるんじゃないか?」
「ん、ただいま。」
「ああ、おかえり。肴ならそこに作り置きがまだあるぞ」
「へへ、流石に準備がいいね。じゃあ今日も酔い潰してやるとしようか!」


20スレ目 >>908
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すいかは大酒呑みの上に幼児だから体温高いよ!
「うわーでも酒臭えしなんか子供特有の匂いがする」
「…山の向こうまで投げ飛ばしてやろうか」
「ごめんごめん、嘘だよ」
「どっちにしろ駄目じゃない。馬鹿人間め」
「からかい甲斐があるんだよ、変な所で子供ぽいからさ」
「あー、なんでこんなのに惚れたかな。まったく正々堂々じゃあないね」
「男の子がからかうのは好きだからなんだぞ?心外だ」
「…本当、卑怯だ。結局丸め込まれるんだね」

21スレ目 >>140
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さて萃香、楽しい楽しい糖分補給もひとまずお開きだ。
そろそろ埋めようじゃないか愛しきこのスレを。
「あんたもふざけるのが好きだねぇ」
人を肴にする時は自分も道化になったほうが酒が旨い。
そして俺の道化はまぁいつも通りだ。
「オペラハウスのご同類がお待ちかね、とでも言えばいいのかな」
・・・萃香、情報源は紫さんかね。
「あんたが時々寂しそうにしてたからね」
いやまぁネタが通じない事に物足りなさは感じていたが無理はしていないか?
「変な相手に惚れたのが悪かったね。あんたこそ無理して私についてきてないかい?」
人外に惚れたのが悪かったな。他の全てを捨ててでも萃香が欲しくなっちまってな。
「なんだ、尽くすタイプだったの」
お前さんには負けるがね。
「そっくりそのまま返すよ」
まぁ細かい事は捨て置いて呑もうぜ。
「あんたのそういう素直じゃない所が好きだよ。乾杯は素敵なこの場所にって所だね」
それと世界で一番愛しい人に、だな。
『乾杯』

21スレ目 >>996
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「っと、ふぅ……」
「んぐんぐ……ぷはぁ」
「むぅ、酒くさい……」
「そりゃ、酒飲んでるんだから、当然でしょ~」
「でも、俺の膝の上で飲む必要はないんじゃないか?」
「い~の、ここが一番あったかいし」

言うや否や、胡坐をかいた膝の上でだらしなく横になる。
角が結構長いので、かなり危ない……。

「あ~……んぐんぐ……けふぅ」
「俺、仕事中なんすけど……」
「気にしない気にしない」

22スレ目 >>125
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「ふ~ん、○○、マフラー欲しいんだ?」
「ん、ああ、今は持ってないからなぁ」
「んじゃ、とう!」
「うおっ! 急に肩に乗っかるな! ……んで、何がしたいんだ萃香」
「こうしてれば、私の足がマフラー代わりになるでしょ?」
「……乗っかりたいだけだろ?」
「き、気のせいだよ○○! ほらほら! あったかいでしょ~!」
「うぐ、足、足! く、首をし、絞め……る、……な……(きゅ~」
「え、お、おわあああ!(ばたーん!」

22スレ目 >>182
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「あぁ、眠れねぇ」
布団の中で呟く。今はもう深夜だ。本来ならもう寝ている時間なのだが眠れない。
「……散歩でもしようか」
夜は妖怪が出るというが、人里の中だし、大丈夫だろう。


「わぉ。外の世界と違ってすげぇ星だことで」
空には、大小さまざまな光輝くものが散りばめられている。
「確かに、星がキレイだねぇ」
屋根の上から、声が聞こえた。
そこには、鬼の女の子が、ちょこんと座っていた。

「ほら、○○も一緒にお酒呑まない?とっても美味しいよ!今なら……わ、私がお酌してあげるよ!ね?一緒に呑もうよ」
なんだかすごい必死になって誘っているな。
「ん。じゃ呑ませてもらおうかな」



萃香に引っ張りあげてもらって屋根の上で二人きりの宴会。
深夜なので、静かな、宴会。喋る話は、尽きなかった。


しばらくたって、そろそろお開きにしようという話になった。そこで俺は、まだ、コイツと一緒に居たいと思った。なぜかって?それは、俺はコイツのことを……。

「なぁ、萃香」
「ん~?何~?」
「俺は、お前が好きだ」
「……」
ぴたっ。
ふらふらしていた頭が、止まる。萃香は今、後ろを向いている。表情は見えない。
「一緒に酒を呑んで。馬鹿話をして。笑いあって。自分の気持ちに気付いた」

萃香は、黙っている。

「俺はお前が好きなんだ。宴会の時の楽しい気持ち、終わる時の寂しい気持ち、お前と話す時の楽しい気持ち、お前と別れる時の寂しい気持ち。……全部、恋だったんだ」

「俺は、お前が好きだ」

心の中を全部、吐き出した。
沈黙が続き、やがて萃香は呟いた。

「私の気持ちも……恋だったんだ」

そう呟いて、ちょと赤くなった顔で、振り向いた。

「私も、○○が好き」

俺は、萃香を抱き締めた。角が邪魔と言ったら、頬を膨らませて、空気を読めと言われた。
だから俺は、萃香の顔を見つめた。彼女はゆっくりと目を閉じた。俺は顔を近づけて行き……



キスを、した。

22スレ目 >>368-369
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2月14日 某所
俺は小鬼に呼び出されてそこにいた。

「ねぇ、バレンタインって知ってる?」
「ん、何を突然に」
「紫に聞いたのさ、外の世界でやっている行事だってね」
萃香が八雲紫からの受け売りを得意げに語りだす。
曰く、バレンタインデーとは昔の聖人の命日で、それを記念して恋人達がチョコを贈り合う日だと言うのだ。
「それでね、今日は私も萃めてつくって持ってきたんだ、あげるよ」
「そうか…ありがとう」
俺は素直に礼を言った、チョコレートなんてここらじゃそう滅多に食べられるものじゃあない。
萃香が特別に材料を萃めてつくって持って来てくれたんだ、感謝しなくては罰も当たる。
梱包された箱を丁寧に開けて、中を見るとそこには、

猪口が、入っていた。
ちょこんと。

「…お猪口?」
「そう、猪口、大変だったんだよー、ここいらの地層から粘土やら石英やら色々集めて、私の鬼火で焼いて…」
「…ああー、とにかくありがとう」
想像していたチョコではなかったことに少しだけ落胆したが、しかしこれはこれで嬉しいものだった。
猪口には小さく、俺と萃香の似顔絵が描かれていた、まったく器用なものだ。
「さーてそうやって猪口持って突っ立てたってしょうがないでしょ、今から飲もうよ」
「なんだかんだ言って、結局いつもと同じじゃないか」
「いいからいいから、ほら猪口出して、私直々に酌してあげるから」
まったく…と苦笑しつつも俺はその酒を心良く受け取る。
こうもいつもどおりだと逆に調子が狂ってしまうものだ
萃香の笑顔がこうやってみれるのが、何よりもの贈り物だ、なんて臭いセリフは到底吐けなくなってしまったから。


22スレ目 >>786
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「萃香ちゃん、萃香ちゃん」
「んー? なんだい○○」
「美味しいお酒が手に入ったんだけど」
「えぇっ!? 呑みたい!」
「うむ。そこで、だ。一つ条件がある」
「分かった! 脱げばいいんだね!」
ぬぎっ
「……って、違う!」
「な~んだ、つまんないの」
「条件ってのは二人で呑もうってだけだ」
「うん? そのくらい別にいいよ……あ、分かった。私を押し倒すんだね?」
「ちげぇよ!」
「……つまんない」
「…本当に襲っちまうぞ」
「本当!?」
「じょ、冗談です…」
「なんだよー。意気地無しー」
「…とりあえず、夜にまた会おうな」
「おっけ~おっけ~。……今夜は寝かせないゾ☆」
「何だか身の危険を感じる」
「多分当たってるよ、その勘」
「何する気だ、お前」
「美味しいお酒とやらを呑んだ後に……ちゅー、とか」
「……今、するか」
「え? あ、んんぅっ…」
「…ん……っ、じゃ、じゃあなっ」
「うん……」


22スレ目 >>896
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「今回は出番なしか」
「あー?」
「この間の温泉事件は参加してただろ?直接じゃないにせよ」
「そういやそうだったなあ」
「残念じゃないのか?」
「まあ人妖霊神入り乱れて大騒ぎってのも悪くないね。
…悪くはないけどあんまり鬼が出張ると良くないらしいんだよ。特に弱い妖怪達が騒いでいけない。
霊夢や魔理沙達は平気な顔してるんだけどねぇ」
「アレらは別格だから…本当に同じ人間の、しかも女の子か疑わしいぞ。
でも天候異変の時は天狗達が騒いでも割と気にしてなかったらしいじゃないか」
「神社の件もあったし、出張らなきゃいけなかったんだよ。有頂天娘にお灸を据えにね。
あ、それに今度は新しい楽しみが出来たってのもあるわ」
「………んん?」
「あんたと呑むこと。ようやく少しはイケるようになってきたんじゃない。
今は○○と一緒に呑んでるのが一番楽しいんだ」
「…うー、意外とストレートに言うんだなお前」
「何を今更。鬼はいつでも真っ向勝負よ!
……お?意外と可愛い照れ方するじゃん、うりうり~」
「や、止めろー!」

23スレ目 >>145
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○○「萃香~」
萃香「ん~」
○○「ポニーテールとかにしてみないか?」
萃香(泣きそうな顔で)「それは、今の私が可愛くないと・・・?」
○○「いや、そうじゃなくて、いつもと違う萃香が見たいんだ」
萃香「あ、そうなの。な~んだ。じゃ、ちょっと待って」

~少女変身中~

萃香「どう?(その場で一回転)」
○○「・・・すごく、似合ってるよ。」
萃香「そう!?じゃあ今日一日これでいるよ!」

その後、霊夢達に見つかって、問いただされて、からかわれたのは別の話。

23スレ目 >>346
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明日はホワイトデー。
萃香にとっておきのお酒を渡そうと考えていたら・・・

「○○~、何隠したの~?」
「!い、いや何も隠してないぞ!うん」
「嘘は良くないな~、言わないなら、そ~れ!」

ガシッ、バタ!

「や、やめろ!真昼間から押し倒すな!
 や、個人的には嬉しいけど、これ以上は色々な意味でやめろ!」
「う~ん?これは・・・」
「あ!倒れた勢いで隠したものが!」

ご当地酒「トッテオーキ」

「これは・・・?」
「・・・バレンタインのお返しだよ。
 ホワイトデーは明日なんだけどな・・・」
「○○」
「ほら、今日はこれで飲もう。
 一日速いけど今日が俺達のホワイトデーだ」
「うん!」

23スレ目 >>456
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幻想郷に落とされてはや2ヶ月。いまや俺を落としたと言うスキマ妖怪が冬眠から目を覚ますのを待つだけののんびりとした日々。
俺は博霊神社の裏に居を構え、ラジオから流れ出る砂嵐まじりにかすかに聞こえる外界の音に耳を済ませている。

つまみに唐辛子を利かした大根の漬物をちびちび齧りつつ、どこに酒蔵があるのか分からないってのに何故かこの場に存在しているポン酒をこれまたちょこちょこつまむ。

「…シケた飲み方だねえ…ほら、グイッといかないかグイッと」

隣に座るは鬼娘・伊吹萃香。
無理に盃を押し当て、皮膚から吸収させると言わんばかりに酒を当てる。

「…俺は、こういう飲み方のが好きなんスよ」
「ま、いいけどね。酒さえ飲めるんなら」

そう言って押し当てた盃を離し、そのまま自分の口へと運ぶ。
窓の外には満月。静かに流れる砂嵐をBGMに、何故だか鬼と二人で酒を飲む俺である。

「人間ってのは不便だね~。そんなみみっちい盃で酔える?」
「飲まれない程度に飲むにはこいつが一番なもんで。…まあ、俺のは人間の中でも割とみみっちい方ですけど」
「ふーん…私なんか酒に飲まれるどころか頭から足まで酒通ってるからねえ~。もう私が酒なんだか酒が私なんだか分かりゃしないよ」

完全に酔った鬼の戯言を適当に流しつつ、俺も御猪口に口をつけた。
毎日霊夢と賽銭箱を見張り、魔理沙に引きずりまわされ、萃香と晩酌をする日々。変化がないなりに楽しく過ごしている俺である。

不意に、会話が途切れた。

「……ねー、○○?」
「はいな?」

萃香の方へ顔を向ける。すると目の前に鬼の目がある。顔ではなく、目だ。
顔が俺に近づいてると気づいた刹那、俺は唇を奪われていた。

「───んっ!?」

暖かい感触。侵入する熱い何か。

それが酒という液体である事に気づくまで数秒を費やした。ついでに舌もちょびっと入った。

「……ぷはっ」
唇を離す萃香。
口から垂れた一筋の涎糸が、幼いはずの彼女の身体に堪らない色香を漂わせた。

「………おお。新しい味だ」

口内を少し舌で舐め、なんてことないかのように呟く萃香。

「……何を、してんですか」
「ん~…酒の新しい飲み方?あ、ごちそーさまでした」

いや、そういう問題ではなく。

「俺だって男な訳ですが?」
「あ、そこは大丈夫。私鬼だし」

押し倒して敵うわけねえってか。

俺はしばらく黙りこくってしまった。
だって、ほら、ここで雰囲気に任せて押し倒したってデッドエンドだし、かといって唇奪われたくらいでやいのやいの言うのも男らしくないし。

仕方がないので、御猪口になみなみと注いだ酒を口に含んだ。
そしてそのまま萃香の唇を奪いに───

「○○…ほら、早く~…」

おやまあ。
萃香さんってば、既に目を閉じて唇を突き出して準備万端状態じゃないか。

俺はその期待に答えるように萃香をものすごく強く抱き締め、そのまま無防備な唇に自分のものを押し当てて中の液体を注いだ(意訳)。

「んっ……○○の…美味しい、よ?」

よっぽど今注いだのが効いたのか、とろんとした目になって熱っぽい視線を向ける萃香。
今夜もまた、お熱い晩酌になりそうだった。

23スレ目 >>488-489
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○○「・・・」
萃香「・・・」
○○「うーん。愛を叫ぶ、か。酒のつまみとしては中々乙なものだな・・・」
○○「で。お前は叫ばないのか?」
萃香「え~?この流れで私に振るの?ここは○○が叫ぶとこじゃないかな?」
○○「当たり前だろ。だって、ほら、萃香は鬼だし」
萃香「関係じゃん~」
○○「やれやれ、鬼のくせに意気地がない。俺なんて一度叫べば、そのあまりの愛の多さに萃香が腰砕けになっちまうだろうと心配して叫ばないだけなのに」
萃香「へ~、言うじゃないか。この私を腰砕けにする?鬼である私を?面白い!やれるもんならやってみな、○○!」
○○「応ともよ!行くぜ!刮目せよ!」

○○「萃香ー!愛してるぞー!」
萃香「ふふん、そんなもんかい?そんなんじゃ全然足りないね!」
○○「なにを・・・っ!大好きだ!愛してる!」
萃香「まだまだー!」
○○「愛 し て る!」
萃香「もっと、もっとだー!もっと熱くなれよー!」
○○「うをぉおおおお!あーいーしーてーるー!」
二人の夜は過ぎていく

24スレ目 >>116
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――おや、向こうにいるのは萃香じゃないか。
そにしても、あんなに良い笑顔でお酒を飲んでいるのを見ると、いじめたくなっちゃうな。
よーし……、

「えいっ!」
「わ、○○、何すんのさ!?」

勢いよく、萃香の持っている瓢箪を奪い取る。

「返せ、返せ、返せー!」
「はっはっは、萃香は可愛いな」
「うわーん、○○がいじめる~!!」

む、半ば本気で泣いているな。
可哀想だから、そろそろ返してあげよう。

「ごめんよ、はい」
「ふっふっふ、かかったなぁー、○○!!」

そう言いながら、俺にタックルを仕掛けてくる萃香。
鬼の力ってのは中々のもので、あさっりと地面に組み伏せられた。

「おぉっと、萃香、暴力は反対だぜ……」
「大丈夫、そんなことしないよ」
「よかっ「そのかわり……」た……?」
「今日は一日、ずっと私と一緒に居ること。さっきのお返しに、たっぷりといじめてあげるからね……」


24スレ目 >>969
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○○「さて、節分ですが」
萃香「節分だけど」
○○「例年の場合は鬼は外、福は内、と炒った大豆をばらまくんだけど萃香が我が家にいます」
萃香「鬼も福も内にすればいいんじゃないかな」
○○「いやん、知ってるくせに。鬼ってのは病気や不幸諸々をさしているから流石にそんなのは入らん。あ、萃香はずっと家にいてね」
萃香「死んでも横にいるって言ったじゃん。鬼は嘘つかないよ。じゃあ豆まきしなければいいんじゃない? 現状維持で」
○○「ぇー、折角だからやりたい」
萃香「別に構わないけどね。あんたがいやって言っても無視してずっと傍にいてあげるからさ」
○○「ひゃあヤンデレ! でも萃香なら悪い気はしません。そんな訳でちょうど良い掛け声を考えた」
萃香「へぇ、どんなの?」
○○「よし……萃香は家だけどそれ以外の病気とか災厄その他諸々つまり鬼そのもので無いものは外~! 福は内~! 萃香は家だけどそれ以外の病気とか災」
萃香「……ちなみにまいてるそれ、何?」
○○「白胡麻」
萃香「せめて豆類にしたら?」

27スレ目 >>834
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「ふー、寒い寒い」

 一人の男が外から薪を持って戻ると、部屋の中央に設置された囲炉裏に薪をくべる。

「やれやれ○○。だらしがないね、男ならそんなの気合でなんとかしなよ」

 ふと声を掛けられて、見ればそこには鬼の姿があった。

「萃香か…。おいおい、昨日節分で豆まいたばかりじゃないか。まったく」

 少しは節操持ちやがれ、と小声で言いながらも仕方が無いなぁとばかりに苦笑する。

「おや? ○○は私にもう来て欲しくないのかい?」

「そうは言ってない、ただ行事だし少しは自重しろって言ってるだけだ」

 そういいながらも○○は戸棚から一升瓶と升を2つ取り出した。

「ほれ、寒いにゃコレが一番だろう?」

「分かってるね~」

 酒がなみなみと注がれた升を受け取ると萃香はぐいっと酒をあおり喉を鳴らす。

 たった一息で飲み果たし、笑顔で酒気を帯びた息を吐いては嬉しそうに笑う。

 そんな萃香の姿を見て○○は笑みを浮かべると、

「相変わらずいい飲みっぷりだ。さすがは鬼と言ったところか」

 そういって○○は、そんな萃香を肴に升を傾けた。


27スレ目 >>871
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「なぁ、萃香」

『んー?』

「髪、梳いていいか?」

『良いけど…突然なに?』

「流行りに乗って。」

『…流行り?』

「細かいことは気にするな。さぁ、ここに座って。」

『んー。』

「萃香って髪柔らかいなぁ…」

『んーと、改まって言われると照れちゃうなぁ…』

「おまけにいい匂いもするし…」

『やぁ・・・〇〇ぅ…顔埋めないでぇ…』

「…もう我慢できん!!」

『えっ…?』

「い た だ き ま す」

『ちょっ…〇〇!目が怖い、よ?』

「あぁもう萃香は可愛いなぁ!!」

『ちょ、〇〇、顔埋めないでぇぇぇぇぇ……』


29スレ目 >>349
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鬼がいるという断崖絶壁までたどりついた
周りの人を尻目に何のためらいも無く下へと飛び込む
落下してる途中に空中ブランコの要領で腕を抱きとめられて落下が止まる
上下反転してる視界に見えるのは
「…遅かったじゃないか」
とニヤけ面で俺の胸の上にいる萃香
とりあえず抱き寄せて髪の毛や項を撫でてやった
地面に降りた後はゴロゴロしながらひたすたベタベタしていた


30スレ目 >>125
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「そういえばさ」
「うん?」
「来年の話をすると鬼を笑う…って言うね」
「そりゃ嘘だねぇ」
「だよな、萃香いつも笑ってるもん…」
「にひひ、そんな妙な顔しないでさ、あんたも一献」
「ありがと…それじゃさ」
「うん?」

「来年になったらさ、一緒にならないか?」
「ら、来年の話なんてするんじゃ…ないよ」
「いや?」
「…鬼嫁をもらう覚悟はあるかい?」
「とびっきり可愛い鬼嫁をもらう予定がある」

「ばか…ありがとう」

来年の話をすると鬼が笑う
鬼も否定したし、僕も違うと思った

この可愛い鬼は泣きながら、笑ったから

31スレ目 >>34
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「あー……」

 頭痛とともに意識が戻ってきた。わけのわからない悪夢を見ていた気がする。
 部屋の中は暗く、目を閉じているのとさほど変わらない。
 仰向けに寝ている、という認識はだいぶ遅れてやってきた。

「……そうだ、飲んでる内に目の前がぐるぐる回り出して……」
 
 酒に弱い方ではない。だが、もっともっと強くなりたかった。
 ○○の恋人――萃香は鬼であり、幻想郷の鬼は呼吸するように酒を飲む種族だった。
 少しでも追いつけるように鍛えようと暴飲してはみたものの、
 結果はごらんのとおり、酔いつぶれただけに終わってしまった。

「……無理しなくていいんだよ」

 暗闇に慣れてきた視界の上方から、声が聞こえてくる。

「傍にいてくれるだけでいいんだよ」

 覆いかぶさるように、萃香の顔が迫ってくる。
 重ねられた唇から、淀んでいた酒気が吸い取られるような感覚。
 楽になった身体に安堵を覚えながら、○○は眠りに落ちていく。
 先ほど意識を失った時とは違い、心地よい夢が見られそうだった。


31スレ目 >>332
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 すっかり寒くなってきた中、
 子ども体温+アルコールで温かい萃香を服の中に入れて暖を取る○○を幻視した
 疎状態でたくさんいるちび萃香を分散させれば全身あったか
○○「……でもなんか酒臭い」
萃香「なんだよ~、あっためてあげてんだからそのぐらい気にしないでよ」

服の中で元に戻って密着状態に、とかもいいよね


32スレ目 >>603
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萃香「○○!! 漢になって!!」
○○「はっ?」
萃香「まずは、腕相撲で幻想郷一になろう!!」
○○「何をいきなり」
萃香「では、最初はこの方」
勇義「やろうじゃないな、○○」
○○「ラスボスですね、分かります」
萃香「鬼は自分より強い漢にしか惚れない(=尊敬できない)――――」
○○「――――よっしゃぁぁぁ、やろうぜ、ラスボス!! right-away come-on baby」

一時間後

永琳「どうしたの、コレ?」
○○「鬼と腕相撲をやりました」
萃香「私じゃないよ」
永琳「鬼と腕相撲……馬鹿ね」
○○「分かっています。しかし、愛する者を置いて、漢は背を向けてはならないのです!!」
萃香「流石、○○……それで、愛する者って誰?」
○○「へ?」
萃香「え?」

後に夫婦二人三脚の特訓により、腕相撲キング○○が生まれるのであった。

あれ、何を書いてるんだろう。


33スレ目 >>15
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 俺は最低だ。俺のことを好きだと言ってくれた萃香を疑うなんて、本当に最低だ。けどどうしても不安が消えないんだ。
 萃香が楽しそうに他の男と話しているのを見るだけで、もしかしてと、嫌な想像が頭を過ぎる。
 この幻想郷に来てすぐのこと。人に化けた妖怪に騙され食い殺されそうになって以来、俺は誰も信じられなくなってしまった。
 萃香はそんな俺に、いつでも笑顔で話しかけてくれて、遂には俺のトラウマですら癒してくれた。
 本当なら、一番疑いたくない存在だ。
 そして、一番嘘を吐きたくない存在。
 俺を救ってくれた彼女に、俺は恋慕を抱いた。
 我ながら単純だと思ったが、その気持ちはどうすることも出来ず、抑えきれない気持ちをぶちまけるように告白した。
 正直に言えば、断られると思っていた。
 けど、彼女は一瞬驚いたような顔をした後、にっこりと、初めて俺に話しかけてくれたときみたいに、笑いかけてくれた。
『そっか、嬉しいよ。これから、よろしくね!』
 今でもあのときのことは鮮明に思い出せる。彼女の笑顔、彼女の言葉、そのときの俺の早すぎるほどの心臓の鼓動。
 締め付けられているように苦しいのに、嬉しくてたまらなかった気持ちを。
 そう、彼女はこんな俺と恋仲になってくれたのだ。
 そして俺は、彼女が俺にそうしてくれたように、幸せにしようと、そのときに誓った。
 だと言うのに。
 あまりに幸せな生活が続いて、不安になってしまったのだろうか。
 急に、トラウマがぶり返した。萃香がもし他の男に奪われてしまったら? そんな馬鹿みたいなことを考えてしまう。
 延々と同じことを悩んでいた。そんな俺の様子を萃香は心配してくれた。
 でも、俺はそれを振り払った。なんでもないと、彼女に嘯いて。
 そのときの彼女の顔は、二度と見たくないと思うほどに、悲しそうだった。俺は人を疑ってはいたが、嘘は吐かなかった。
 自分が騙され死に掛けたから他人にそんなことがしたくないと心のどこかで思っていたのだろう。
 だから萃香にだって嘘を吐いたことはない。いや、なかった。そのときまでは。
 そして俺は、怒ると思っていた。嘘を吐いた人間に、鬼は容赦しない。
 鬼達は嘘を嫌う。軽い冗談でも嘘を吐いた人間を、怒りの形相で鬼が仕置きしているのを見たことがある。
 だから萃香も怒って俺に説教をかまし、何があったと聴いてくると思っていた。
 無意識のうちに甘えていたのかもしれない。
 彼女から聴かれたら、自分から切り出すよりは幾分か楽だと思ってしまっていたのだろう。

 馬鹿だ、俺は。
 萃香はにじみ出る涙を慌てて拭うと、無言で振り向き走り出そうとした。
 俺は慌てて彼女の手を握り引き止める。
「なんで、さ。何で嘘なんて吐くのさ」
「……俺が弱いからだ。本当のことを話すのが怖くて仕方なかった」
 俺の手を振りほどこうとはしないが、萃香はこちらを見てくれない。
 それが妙に悲しくて、そして同時に、怒りを覚えた。俺自身への怒りだ。
 彼女は強い。だから甘えても大丈夫。そんなことを考えていた自分を殴り倒してやりたい。
 けど今は、本当のことを言うことが先だ。
「俺、萃香のことを疑っていたんだ。他の男と楽しそうに笑って、はしゃいでる萃香を見てさ。もしかして、もう俺のことなんて好きじゃなくなってしまったんじゃないかって。けど、萃香を疑うなんて自分が嫌で、認めたくなくて。萃香に本当のことを言ってしまったら、失望されんじゃないか、嫌われるんじゃないかって怖くなって、さ。挙句が、萃香が嫌ってるはずの嘘まで吐いちまった。本当に、ごめん」
 話すうちに俯きそうになる顔を、気合で上げ続ける。少しでも、強い彼女に並べるように。
 隣に立てるように。不安なんて感じなくなるくらい、彼女に相応しい男になるために。
「馬鹿」
「あ……」
 振り返った萃香の顔は、泣いて、怒って、それでいて笑っている。様々な感情がないまぜになって酷い様相を呈していた。
 けど、俺は、その顔がとても綺麗に見えた。
 萃香が腕を振りかぶる。しかし目を背けたりはしない。しっかりと彼女を見つめて、受け入れる。
 だが、その拳はゆるゆると俺の胸へとおりてきて、ポスンと軽い音を立てた。
「本当に馬鹿だよ、○○は。私がお前以外の男を好きになったりするわけないだろう?」
「あぁ、本当に俺は弱いな。けど、これからは、強くなる。萃香に並べるくらい強くなるよ。そして俺が貰った以上に、萃香に幸せをあげられるようになる」
「っ、本当に、馬鹿だね。私は、○○と一緒にいられるだけで、充分幸せなのにさ。そんなこと言われたら、期待しちゃうじゃないか」
「あぁ、してくれ。絶対に、もっともっと、幸せにしてみせる」
 涙を拭ってやり、俺は萃香を抱きしめた。萃香もまた、強く俺を抱きしめる。
 それ以上の強さで抱きしめ返して、俺は強くなることを誓った。


34スレ目 >>439-440
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本格的な鬼ごっこってのも楽しそうだな、なんて話してたら
萃香に「まずは形から入ろうか」なんて言われて酒を注がれた
そんなことを繰り返したり、追いかけたり追いかけられたりしながら
いつの間にかつがいの鬼になって幸せな日々

そんな電波が降りてきた

34スレ目 >>675
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 (いつものことだが)酔っぱらって
 ○○の頭にとうもろこしを2本くっつけ
「ほ~ら、おそろいおそろい~」
 と笑う萃香
「角が生えて鬼になったんなら、晴れて萃香を嫁にしちまおうか~」
 とこちらはこちらで珍しく酔っぱらってる○○
 酒とは別の理由で赤くなる萃香

 こんなのを幻視

35スレ目 >>196
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萃香「優しい鬼のお家です(家主とは言ってない)
お菓子もあります
モンハンのクエストも手伝います
どうか遊びに来て下さいっ!」


萃香「…」ションボリ

霊夢「鬼って大らかに見えて意外とナイーブなのよねぇ」
○○「萃香ちゃん!ゲームしよゲーム!」
萃香「…今日はいい…」
○○「ぐぬぬ」

○○「…俺が一肌脱ぐ」



人里

モブ「変態だー!大変が暴れているぞー!!」
○○「ぶるぇぇぇぇぇぇい!!」
慧音「ここここここんな公衆の面前で裸になるなんてなにを考えているんだ///!!」
霊夢「ちょっと!!!何やってんの○○!!」
霊夢「変態の妖怪が暴れてるって言われて来てみれば!!なんて格好してるの!!」
○○「例え霊夢といえど俺の革命の邪魔はさせんぞ!!」
霊夢「大人しくしなさい!」
○○「下半身的な意味で?」
霊夢「ちがーう!!」
○○「ほらほらほら」
霊夢「やっやだっそんなもの見せないでっ////」
○○「もっとよく見て!!人体の一部なだけでしょ!?やらしくない!NOエロ!NOポルノ!」
霊夢「いやぁー( 艸)///」ピチューン

ハクレイノミコがやられたぞ!!
もう駄目だぁ…おしまいだぁ…!

萃香「なにやってんだおまえ?!」
○○「一糸まとわぬ姿こそ生命として真の在り方だというのがなぜわからん!」
萃香「お前はいったい何を言ってんだ」
○○「俺の夜のスペルカードの餌食となれ!」
萃香「フン!」シュッ
○○「ホヒュッ…!?」ゴッ
萃香「弱点ぶらさげといてよく強気でいられるよなっ!」
○○「」ピチューン

ウォォォォォォ!!
巫女でも倒せなかった変態を鬼が倒した…!
人里の平和は守られた!
たちまち萃香ちゃんは人里の人気者となった…!

しかし…

萃香「…」

手紙
萃香ちゃんへ

萃香ちゃんがみんなと仲良くしたがっていて、うまくいかなくてションボリしてるのを見ていられなかったので
一芝居うたせていただきました
俺がそこにいると、ヤラセを疑われたり変態と一緒に住んでると思われてしまうので
俺は遠いところに行きます
萃香ちゃんは皆と仲良く、楽しく生きて下さい
寒くなってきたので、お腹出して寝ないように気をつけてください。
お家のお手伝いもしてたまには霊夢に楽させてあげて下さい
針妙丸の餌やり代わりにお願いします
体を大事にしてください

短い間だったけど萃香ちゃんと過ごした日々を俺は一生忘れません
離れていてもズッ友だょ!

さようなら 俺の大好きな、かわいい親友

萃香「…」

萃香「意味ないじゃん…」

萃香「い」

萃香「い゛っ…一番の友達がいなぐなっだら意味ないじゃんがよぉぉぉ!!」

萃香「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!ああぁぁぁぁっ!」ボタボタ

楽しい気持ちだけを集めることも
苦しい気持ちだけを散らすことも
鬼にもできはしないから

だからせめて、酔ってあの日の思い出に浸らせて

35スレ目 >>197
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夜寝てたら物音で目が覚めた
少し目を開けると萃香がいて、布団に入ってきた
後ろから抱きつかれる どうやら俺を抱き枕にして寝るらしい
やられっぱなしなのもなんかアレなので
寝相が悪いフリをして後ろに向き直って抱き締めてやった
驚いた表情をして、最初はじたばたしてたが、すぐに顔を真っ赤にして動かなくなった
朝起きると萃香はいなくなっていた 体を霧にして帰ったのだろう
次に会ったときの反応が楽しみだ

酔ってない時の萃香は恥ずかしがりやで臆病だと思うんだ!
萃香かわいいよ萃香

35スレ目 >>202
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最終更新:2018年04月15日 18:30