天子(レス)1


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○「天子。お前のわがままにはもう付き合えない」
天「何? いきなり」
○「偶には俺のわがままに付き合ってもらおうと思ってな」
天「へぇ? まさかこの私にそんなこと言う奴がいるなんて思わなかったよ」
○「じゃあ俺が初めての男か、光栄だね」
天「わざわざ変な言い方しないでよね。それで? ○○のわがままは何かしら?」
○「何、たった一つの簡単なことだよ。俺とずっと一緒にいてくれ」
天「……? それってつまり」
○「結婚してくれ」
天「…///」

16スレ目 >>157
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書けないなら書けないなりに思いをぶつけるしかねえ!

天子の事が好きでありますっ

16スレ目 >>158
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天子、その要石で俺を殴ってくれえええ!!

16スレ目 >>161
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天子さんに告白してみた。

「天子さん、好きだ!」

一瞬驚いた顔をした天子さん。
そして次の瞬間、投げつけられる要石。

「ば、ばかじゃない! あなたのような卑しい人間、この私が相手にするわけないでしょ!」

天子さんは、そのまま飛んでいってしまった。
なんという玉砕。なんという絶望。
ブルーな空気を纏いつつ、投げつけられた要石をどかす。

あれ? 要石に何か書いてある?


『 私も… 』

16スレ目 >>216
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天「知ってる?○○、天界はね、暇で暇で仕方がないのよ」
○「知ってるよ、何回も聞かされて耳にたこができそうだ」
天「でもここ(幻想郷)じゃそんな心配はないわ
  弾幕ごっこや宴会やらで毎日が暇つぶしだもの
  同じ宴会でもここと天界じゃ楽しさが違うわ」
○ 「まあ天子ぐらい強ければ弾幕ごっこだって楽しいだろうな、暇つぶしにはもってこいの場所だな」
天「そうね、でもね、私がここに来るのは他にも理由があるのよ」
○「他の理由?弾幕ごっこや宴会以外にもなにか暇をつぶせるものがあるのか?」
天「それはね、○○がいるからよ」
○ 「俺?」
天「ええ、そうよ、○○と一緒だと何もしなくてもそこに一緒に居るだけで私は満足できる
  ねぇ、○○、私は○○のことが好き、一生一緒に居て欲しいの……」
  ○○は私の事どう思ってるの?お願い、○○の気持ち教えて」
○「俺も、俺も天子のことが好きだ
  最初はただのわがままなやつ程度にしか思ってなかったけど
  天子のことを知るうちに段々と惹かれていったんだ」
天「○○……ん、ふぁ……愛してるから」
○「俺もだよ、天子」

16スレ目 >>325
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「・・・」
「どうした天子」
「衣玖が・・・男の人と・・・///」
「なんかそんな話を向こうでも聞いたな。なんか誰かがやらかしたのか?」
「ね、ねぇ、○○?」
「ん?」
「わわ私たちも、その、そういうことをしたら駄目かしら・・・?」
「・・・俺の天子ちゃんは、そういうことをしてほしいわけだ?」
「そんなんじゃないけど・・・ひゃぁっ、やめ、あ・・・んっ・・・」
「天子・・・」
「○○・・・」

16スレ目 >>423
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「なあ天子、ちょっといいか?」
「何よ突然」
「俺がもし浮気したらどうする?」
「え?……どうして、そんな事聞くの?」

別に深い意味はない、ただ文々。新聞で恋人が浮気したらどうしますか特集という変な特集をしていたのでちょっと天子に聞いてみたくなっただけだ
恋人の俺が言うのもなんだが(恋人だからいえるのかもしれないが)天子は超我侭だ、退屈だという理由で異変を起こすぐらい我侭だ
まあそんな我侭な娘と付き合ってるんだから浮気してもしょうがないよね?
……冗談だけどな
天子がどんな反応するか見たいだけだし
「……うぐっ、ひっく、うえぇぇぇ」
えー!?まさかのマジ泣き!?
「○○は私の事嫌いになったの?私が、我侭ばっかり言うから?」
あ、自覚はあったんだ
「それとも私の体が貧相だから?衣玖とかみたいにバインバインの方が好きなの?」
おっきいのも好きですが小さいのだって大好きです!
ってそーじゃなくて!!
「俺はちゃんと天子のこと好きだ!浮気なんてしてないから安心しろ」
「……本当?」
「本当だ」
「本当に本当?ん……んぅ、ふぁ……あっ」
「ん……信じてもらえたか?」
「……うん」


天子は寂しがり屋だからこういうことになったら泣きそうなイメージがある

16スレ目 >>732
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STAGE FINAL 天の娘、俺の嫁、人の心

○○「さて、こうして天界くんだりまで来てしまった訳だ」
天子「わざわざ地上くんだりからごくろうさまね」

○○「…どんな顔しているかと思えばそんな顔か」
天子「ええ。緋色の霧を集めて(ry)大地を揺るがそうとしているのも私だ」
○○「う…と言う事は、天気を操っていたのはやっぱり君なのか」
天子「なんだか、歯切れの悪い歯応えの無さそうな人間ね」

○○「あー、その、なんだ。……やめてくれないか」
天子「あなたはいつも自分の気質を眺めていたわね。
   曇り空ばかり見ていて、もうそろそろ飽きたのかしら」
○○「あ、飽きるとか!わざわざ会いに来て釣りなのか?!」
天子「やっぱり止めに来たのでしょう?私を倒さないと幻想郷が大変だよ」

○○「ああ、もう!」
天子「え?」
○○「雲の隙間から毎日あんたのスカートの中が見えてたんだよ!
   雲の間のチラリズムとかねーよ!ローアングル過ぎるだろ!
   それで釣りでしたとか泣くよ!」
天子「え?は?え?!」
○○「いまさら隠すな!またときめくだろーが!」
天子「うー////」

スペルカード取得
「アングラーロー」
ネ申符「口十イ弋砲」
禁符「絶対真似駄目」
こう暑いと雑念が多くなると思います。

16スレ目 >>741
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バシャバシャバシャ
ガラッ
パタン

○○「ひゃー、すごい雨だなー」
天子「だねー。雷鳴ってるかと思ったらあっという間に振り出したしね」
○○「ってゆーか、お前天候操れるんだから途中で止めればよかったんじゃ?」
天子「あ……忘れてた」
○○「お前なぁ……」
天子「……ねぇ、○○」
○○「んー? なに――んむッ!?」
天子「ん、ちゅ……ん、ふ、ちゅっ……ん、んん……ぷはぁ……ねぇ、今日泊まっていってもいい?」
○○「……えっと、また何かやって衣玖さんを怒らせたとか?」
天子「ち、違うもんっ! ただ、○○と一緒に居たいなぁって思っただけだもん!」
○○「……ぷっ、あははははは!」
天子「な、なによう! 笑うことないじゃないの!!」
○○「いや、可愛らしいところもあるなぁって思っただけだよ。うぅっ、しかし冷えてきたなぁ。あーパンツまでぐしょ濡れだ」
天子「へくちっ!? わ、私もなんだか寒くなってきた……」
○○「風呂でも沸かして入らないと風邪引きそうだ。天子先入るか?」
天子「んーん、○○と一緒に入るからいい」
○○「おい、それはマズいだろ……」
天子「えー? 私のもう一つの皇室献上桃、見たくなーい?」
○○「おまっ!? それセクハラっ!?」
天子「きゃーっ! ○○が怒ったー」

ぱたぱたぱた

天子「じゃ先お風呂場で待ってるから早くきてねー」
○○「まったく……困った天人だなぁ……そこがかわいいんだが」

18スレ目 >>718
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「どうすんのよ……これ」

と、困ったように呟いたのは非想非非想天の娘、比那名居天子。
その視線の先にいるのは、一人の赤子。名を、○○という。

さて、この○○。
当然だが、天子の子供ではない。
では誰の子供かというと――誰の子供でもない。


時間は、昨日にまで遡る。
退屈が嫌いな比那名居天子、いつも通りに神社を訪れ、いつも通りに居座り、いつも通りに弾幕をし、いつも通りに追い返された。
満足した比那名居天子、意気揚々と天界へ帰る途中、何やら妙な鳴き声を聞き取った。
さて何だろう、と疑問に思い、覗いてみればそこにいるのは一人の赤子。
置き手紙が添えてあり、どうやら捨て子であるようで、親は分からず分かっているのは赤子の名前が○○ということだけである。
時刻は夕暮れ、妖怪たちが目覚め始める頃。
ここで自分が見捨てれば、赤子が妖怪たちの餌になる可能性は高い。
天子は悩んだ。退屈は嫌いだが、面倒事はもっと嫌いである。
そう悩んでいく内に、日はどんどん沈んでいく。
そうして悩んだ末に――

「あぁもう、仕方ない!」

結局は母性本能とやらが働いたのだろう。
すぐに天子は○○を抱き抱えると、苦しくしないようにゆっくりと天界へ飛んでいった。
そして苦労して○○を寝かしつけ、現在へ至る。

「はぁ――本当にどうしよう…」

誰かに預けてしまおうか。

霊夢――却下。あの面倒くさがりの巫女が了承するわけない。
魔理沙――論外。子育て以前の問題でしょう。
萃香――…たとえ相手が赤ん坊でも酒を勧めそうね。
紫は――ダメ、絶対。


と、なるとやっぱり衣玖かしら。
まぁ、考えるまでもなかったわね。
あいつ、子供とか好きそうだし。
あとの問題は――

「ふぇ…う……おぎゃああああぁああ!!」

「ああ、もう!」

○○がまた泣き出した。
天子は必死にあやす。それはもう必死に。
非想の剣をピカピカ光らせ振り回し、要石でくるくる踊り。
陰で隙間妖怪と鬼がニヤニヤ笑いながら見ていることも知らずに。鴉天狗が凄まじい速度で記事を書いていることも知らずに。竜宮の使いが微笑ましく眺めていることも知らずに。
泣き叫ぶ○○を宥めるために、必死にあやし続けた。

18スレ目 >>964
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天子が赤子の○○を拾ってから数年が立った。
最初のうちはそれはもう大変だった。

まず、○○が母乳を欲しがったり
「えぇ!?ちょっと、どうしろって……何よ衣玖、その顔は」
「いえ、それでは私があちらで……」

慣れない環境で夜泣きが酷かったり
「あぁもう!ほら、非想の剣ですよーピカピカ光りますよー」
「天界の宝がこんなことに…」

おしめを変えるのに苦戦したり
「これも母親の宿命よね……」
「総領娘様がこんなことをするなんて、誰が予想できたでしょうか…」

萃香が○○に酒を飲ませようとして衣玖にドリルを食らったり
「いいじゃん、ちょっとぐらいー」
「駄目です、人間の赤子は特に脆いんですから」

とまぁ、色々あったが○○はすくすくと元気に育っていった。
そして、夏も過ぎて秋が近付いてきた頃のある日。

「はぁ…」

非想非非想天の娘、比那名居天子は悩んでいた。
その理由はただ一つ、行き遅れである。
ここ数年、○○の育児に追われていた為に恋人が出来ないのである。
本来なら天子もここまで悩むことは無かっただろう。
だが霊夢や魔理沙が訪れる度に、桃よりも甘い話を聞かされるようになった。
暇潰しに下界を訪れれば、人目を気にせずに乳繰りあう様が増えた。
八雲紫までもが自分の恋人を引き連れてやって来た時には思わず失神してしまった。
あの八雲紫に先を越されたのだ、これで焦らない筈があろうか。
衣玖が○○にあやとりを教えている微笑ましい光景にも、溜息を吐かずにはいられなかった。

「はぁ……」
「おかーさーん!」

と、天子が陰鬱な溜息を吐いていると○○が走って抱き付いてきた。
それをきちんと受け止めて抱き締めつつ、天子は力無く微笑む。

「なにかしら、○○?」
「いきおくれってなーに?」

ピシリ、と天子の表情が凍り付いた。
普段ならともかく、特別ブルーになっている今の天子にそれは禁句。
しかし子供の手前、爆発するのを何とか堪えて天子は○○に聞く。

「…誰にそれを聞いたの?」
「いくお姉ちゃんとすいかお姉ちゃん」

あの二人……ッ!
ギリッ、と思わず歯軋りをし、拳を力強く握り締める。
私をからかう為に○○に変なことを吹き込むなんて……いい度胸ね。
大体、衣玖はともかく萃香はまだ恋人すらいないじゃない!

「おかーさん…?」

考えが顔に出ていたのだろうか。
○○の心配そうな声に慌てて表情を笑顔に戻し、頭を撫でる。

「あぁごめんなさい!……行き遅れっていうのは、簡単に言うといつまで立っても結婚できない人のことよ」

…自分で言ってて虚しくなってきた。
「ふーん…」と考え込む○○の頭を撫でながら何とも言えない気分になる天子。
暫くそうしていると、考え込んでいた○○が急に顔を上げて、

「じゃあぼく、おかあさんとけっこんする!」

と元気いっぱいに叫んだ。
呆気に取られて硬直する天子。
陰で出歯亀していた萃香は思わず酒を吹き出し、衣玖は羽衣で顔面に直撃した酒を拭い、
隙間から状況を覗いていた紫は面白いことになったとニヤニヤ笑っていた。

「……?」

返事が無いのを不安に思い、心配そうに天子の顔を見上げる○○。
そんな○○が愛おしくて、つい天子は笑ってしまう。

「そうね、じゃあもっと○○が大きくなってからね」
「うん!」

今は悲しいことを考えるのは止めよう。
きっと、後十数年もすれば○○は離れていってしまう。
だから、今はこの幸せに喜ぼう。

「今日の夕御飯はハンバーグにしましょう?」
「ぼくも手伝うー!」

天子と○○は満面の笑みで手を繋ぎ、意気揚々と家へ帰って行った。


19スレ目 >>339-340
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「そういえば今日衣玖からポッキーを渡されたのよねえ」
夕食後に天子がそんなことを言ってきた。
当然ポッキーゲームを期待する俺のテンションは有頂t
「おやつに食べちゃったけどどういう意味だったのかしら。
 ○○は何か知ってる?」
そりゃないぜ天子さん。
こうなったら事細かく説明してやろう。
「ああ、ポッキーゲームってのがあってな……」

少女(に)説明中...

説明終わり
「ふーん、みんなまだるっこしいことしてるわねえ」
いきなり何を言いやがりますかこの小娘は。
こうなったらポッキーゲームのロマンについて小一時かn

ちゅ

……今なんか唇に柔らかい物が当たったんですが。
「キスしたいならしたいときにすればいいじゃない。
 いちいち口実なんて作ってたら面倒くさいわよ」
いや待て天子それはちょっと間違って……
「ん?なに?もう一回する?」
……まあいいや。


20スレ目 >>796
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「もしもし私天子さん」
「で?」
「今、あなたの家の前で入れてもらえなくて半泣きなの」

ガチャ

「あぁ、ほら、泣くな、悪かったよ、な?」
「ん・・・ぅん・・・グスッ」

泣いてるてんこちゃんも
              か    
               わ   
            よ い                      
          ウ  い                       
         フ         
        フ

20スレ目 >>892
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「ねえ、母さん」
「なに?」
「恥ずかしくない?」
「別に。あ、もしかしてあなたは恥ずかしいとか?」
「……」

一つのマフラーを二人で使うという行為。
端から見れば、僕達二人は所謂バカップルに見えることだろう。
問題なのは、僕らの母と息子という関係。
どうも、最近は母さんも衣玖姉さんも行き過ぎたスキンシップを取ってくる気がする。
この○○、いい加減風呂には一人で入りたい年頃。

「ほら、寒いでしょ?」
「う…うん」

するりと、空いた右手に母さんの手が入ってくる。
かじかんだ手に、人肌の温もりがよく染みる。
何だかんだ言って嫌な気はしないあたり、僕も大分マザコンが入ってるかもしれない。

「萃香、元気そうだったわね」
「そうだね。……その、彼氏には驚いたけど」
「あはは、あれは私にも予想外だったわ…」

久しぶり会った萃香姉さんの隣には、僕らの知らない人がいた。
萃香姉さんの彼氏。
色んな意味で予想外な人だったけど。
姉さんにはあれぐらいのが丁度いいかもしれない。
ぶっちゃけあの人達相当なバカップルだし。
正直、今の母さんの行動もあの人達の影響を受けていると思う。

「ふふ、私たちもあれぐらい熱くなる?」
「え」
「嫌なの?」
「え」

途端に、不満気になる母さん。
そんな子供っぽい仕草も似合ってる。というかとても長く生きた天人には見えない。
けど、そんな所も好きだと思えるあたり僕は大分マザコン入っているかもしれない。

「嫌、じゃないけど……」
「ならいいわね」
「うぅ…」

強引に話を進める我が母。
悔しいけれどそんなところも好きだ。
しかもあったかいし。

「あなたは私たちと違って風邪もひくし、病気にもなる。
だから、心配になるのよ」

言って、より一層強く体を密着させてくる。
幻想郷の冷たい冬風も母さんのお蔭で耐えられる。
だから、僕もせめて母さんを温められるくらいには。
繋ぐ手に力を込める。
多分、少しくらいは温められる、と思う。

「でもさ、母さん」
「なに?」
「いつか、僕だって母さんを守れるくらいに強くなるよ」

強気の発言。
だけど母さんは一瞬の間を開けて。
少し驚きの表情を見せて、クスリと笑った。

「む、なにさ」
「ふふ、ごめんなさい……でも、あの頃から一つも変わってないなって」
「?」

意味が分からない。
しかし、僕がそのレベルに達するには、まだまだ時間が必要なようである。


21スレ目 >>281
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 うー、目ぇまわってきた……
「あら、もう酔ったの○○? だらしないわねぇ」
 ここの面子はみんな強すぎんだよ……
「鬼とも普通に飲む連中だしね。 普通の人間には辛いかも」
 てんこは良くそんなに飲めるなぁ……正直うらやましい
「こんなもん、私にとっては水みたいなものよ、……てんこいうな」
 く、本格的に、回ってきた……ちょっと寝るわ、スマンてんこ
「てんこいうなって! って、ちょ、ちょっと! ○○~?」
 …………
「んもう! 私をほっといて寝るなんていい度胸じゃない!
 ……えっと、こういうときはどうしたらいいのかしら……?」
「総領娘様、チャンスですよ!」
「わ、い、衣玖、どこにいたの?」
「私のことより○○さんの事ですよ! 前後不覚で寝込んでる彼
 そんな彼に恋焦がれる女の子が取る行動といえば……膝枕です!」
「こ、恋焦がれてなんか……でも、このままじゃ頭が痛そうだし、し、しかたないわよね!
 よいしょ、っと、こ、これでいいのかしら?」
「総領娘様、もうすこし足を崩して、正座ではちょっと高すぎますから」
「こ、こう?」
「そうそう、では、私は失礼します。あとはお楽しみください♪」
「え、あ、うん……ってそんなんじゃないってばー!
 ……んもう衣玖ったら……」
(でも、こんなに近くで○○の顔を見れるのは役得かしらね……
 ……よく寝てるなぁ、私の気も知らずに……なんかむかむか……つっついてやる~)

 んぐ……むー、てんこー

「おわ、ご、ごめ……って寝言か」
(夢の中でも「てんこ」なのね、はぁ、違うって言ってるのに……
 でも、私の夢みてるんなら……いいかな)

 てんこー! あいしてるー! Zzz…

「………え? あ、あああああ、な、な、なに言って……!?」
「あらあら、先越されちゃいましたね、総領娘様」
「きゃっ! い、衣玖、今の聞いてた……の?」
「ええ、そりゃあもうばっちり♪
 そんなことより、こうなった以上、総領娘様が取るべき行動はひとつ……」
「それは……?」
「もちろん、キッスです」
「キ、キス!?」
「あ、当然、唇と唇のキスですよ? では、私はこれにて……」
「そ、そんなこと出来る訳……んもう! 衣玖ってば、いつも言いたいことだけ言っていなくなるんだから!」
(キス、キス、キス、キス……○○とキス……○○とキス……で、出来るわけないじゃない!
 ……でもよく寝てるし、ちょっとくらいならばれな……い、いやいやいやいや……
 ……でもでも、膝貸してあげてるんだし、キスくらい……キス、くらい……)



「まあ、そもそも宴会中ですので、ばっちり注目の的なんですけどね……」
「……………………へ!?」

にやにや……ニヨニヨ……おお暑い暑い……あらあらうふふ……


「……い、いやあああああ!!」


その日、博麗神社は3度目の倒壊を起こしたという……


21スレ目 >>570
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「ねぇ○○、私今とっても暇なの」

天子が突然そう切り出した。さっきまで要石の上に仰向けに乗り、楽しそうに背中ボキボキなるぅとか言ってたんだが……飽きてしまったようだ。

「あぁ、そう。俺は読書で忙しい」

めんどいから聞き流そうとした。

「私が暇なのー!ねぇねぇ、○○~。なんかしてよう。私を楽しませてよう」

畳の上にころころ転がりながら俺の名を呼ぶ。しょうがない。付き合ってやるか。

「わかったよ。遊んでやろう」

途端に笑顔になる。

「やったぁ! で、何するの?」

うーん。たのしいこと、か。うん。これなら良いかな。

「じゃあ俺がお尻ペンペンしてやるよ。ルールは簡単だ。俺がリズムにノってお尻を叩く。お前は叩かれろ。どうだ、解ったか?」

「う、うん……スッゴい愉しそう……って違う!!」

「あ?何が。愉しそうだろ?」

「うん、スッゴい魅力的……じゃなくて! もっと健全なものよ! 何でこんな変態ちっくな事しなきゃいけないのよ!」

「だって、お前変態じゃん。自覚あるだろ?」

「はい……私は変態です……って違う!」

あ。ちょっといじめ過ぎた。天子が泣き出してしまった。

「うぅ……わ、私はただ○○と遊びたいだけなのよ……○○と一緒に居たいだけなのよぅ……ひっく……意地悪、しないでよぅ……」

そう言って、両手で顔を覆った。俺は、天子に歩み寄り、抱き締めた。

「ごめん。ふざけ過ぎた。反省してる」

帽子を取り、頭を撫でる。

「ごめんな。ごめん」

「ホントに、反省してる?」

「あぁ、してる」

「じゃあ……キス、して」

潤んだ瞳で、真っ直ぐに見つめられる。やがて、目を閉じた。
俺は、天子と唇を重ねた。

「ぷぁ……もっと……強く、抱いて?」

俺は、華奢な天子の体を強く、強く抱き締めた。


天子が、幸せー、と呟いた。

22スレ目 >>381
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散歩なのにいろんな所に付き合わされた俺
歩いていると、天子が急に座り込んだ。
「比那名居?」
「疲れた!」
「散歩呼び出したのお前だろ?」
「とにかく歩けないの!」
「やれやれ。じゃあしばらく休憩な。」
「え・・・」
なにか不満そうだった
「何?」
「こういう時にする事といえば?」
「え?」
「よくいろんな人とやってたじゃない!」
「・・・ごめん。わかんない。」
「もう!鈍いわね!お姫様だっこよ!」
「・・・わかった。」
天子を抱きかかえた。別に重くはなかった。
「・・・ねぇ。」
「何?」
「比那名居って呼ぶの、○○君だけよ?」
「まぁ、いわれてみればそうかも。」
「別に○○君なら・・・てんこでも・・・いいよ・・・。」
「んー。比那名居はしっくりくるけど、てんこでもいいかもね。」
「てんこで・・・いいよ。」
「じゃあてんこにするよ。」
「・・・」
うれしそうな顔をしていた
そのまま帰宅したが、気づいたら天子は寝ていた。仕方無く今俺のベッドで寝かしている。
襲う気ないからな?

22スレ目 >>719
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『すてられた』『天子』
というフレーズから雨の中ダンボールの中で体を震わせている姿を想像。
いつもの尊大な姿はそこにはなく、酷くショックを受けている様子。
○○は慌てて拾って家に連れて帰り、風呂に入らせ着替えを貸して、
一部在庫のない衣服についてどうするか思案していると、
サイズの合わない自分の服を着た天子が風呂から出てくるなり抱き付いてきて困惑。
○○は一旦はうろたえるも、温まっているはずの天子の体に震えが残っているのを感じた。
仕方ないのでしばらく自由にさせておき、一方で濡れた髪からタオルで水滴を取ると同時に時折頭を撫でてやる。
そのうち大人しくなったと思ったら天子は静かに寝息を立てていた。
○○は、とりあえず布団を敷いて寝かせてやろうとするが、天子は○○の服を掴んで放さない。
結局、たまたま近くにあった毛布を二人で被り、天子が目覚めるのを待つことにした。

22スレ目 >>793
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「ボクシングをやってみたいわ」
天子は唐突に、ぼそりと呟いた
「何を言ってるんだお前は」
「しゅっしゅレアッパー!」
そう言い放つと天子の拳は勢いよく俺の脇腹をえぐった
「ぐはっ!?それはフックだっ」
天子は電気のひもを相手にボクシング?をしている
「なんでいきなりボクシングなんだ」
「TV見てたら・・・楽しそうで」ゾクゾク
うわぁ
「ああっ、そんな蔑んだ目で見ないでっ(悦」
「・・・まぁあれだ、ボクシングは顔に怪我しそうだからやめとけ」
せっかく綺麗なんだから、なんて言ってみたり
天子はニヤニヤしながら
「え、えへへ・・・あ、ありがとう」
「お、おう」
何となく照れ隠しで互いに顔をそむけた
「そ、そういうこと言われると、胸がきゅってなるね」
「そのささやかな胸がk」
すべてを言い終える前に天子のフックが俺の顎を打ち抜いた
俺は意識を失いつつ、拳闘の才能はあるな、などと思った

23スレ目 >>458
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○○「て ん こ あ い し て r (要石)うぼぉぁ」
天子「公 然 と 間 違 え る な こ の 馬 鹿 彼 氏 ぃ ッ !?」

24スレ目 >>91
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緋で天子が地震起こした原因は恋心をもっていた○○が(忙しくて)遊びに
これなかった事と霊夢と紫と仲良くお茶していたのが原因と妄想

その後
天子「ウ~~~」
○○「そうすねるなよ天子(ナデナデ」
天子「五月蝿い!あんたのせいで酷い目あったのよ」
○○「はぁ?地震起こした張本人に言われたくないだな、責任転嫁というものだ、こいつがな」
天子「五月蝿い!五月蝿い!五月蝿い!何であんな腋巫女やスキマババアとお茶なんかしていたのよ」
○○「いや、俺が誰とお茶してもいいだろJK!」
天子「む・・・あんたは私だけのだから(ボソ)」
○○「ん?何か言った?」
天子「なんでもないわよ・・・(嫌なのよ貴方が他の女とお茶するのが・・・仲良くする事が)」
○○「お~い、天子?どうしたん、しんみりした顔して」
天子「ふん・・・(貴方は衣玖以外で初めて私そのものを見てくれた・・・嬉しかった)」
○○「仕方ねぇな、どっか出かけろよ」
天子「ふん、当然よ・・・とことん付き合ってもらうわ(ギュ)」
○○「おいおい、何で抱きついてくる」
天子「五月蝿い、そんなの勝手でしょ・・・(そう、この場所、この時間・・・貴方は私の、誰にも渡さない)」

そしてその光景を見てニヤニヤする紫と衣玖、パルパルする霊夢とか

25スレ目 >>223
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うちの嫁の場合、

「何で……雨なのかなあ……あ゛ーもぅッ!!?」
と青筋立てたかと思いきや

「いきなり天気に――なーーーーーーあれーーーーーッ!!!」
と『天啓気象の剣』で厚い雨雲をぶち抜いた。

「ほら○○ー!これが私達の結婚指輪で良いのよねー!?」

……いろいろと流石だと思う。天道でさえ恋する乙女は止められない。
惚れて良かったと思う。


25スレ目 >>496
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「見て見て! ○○!」

「お、天子どうしt……」

そこには、青と白の縞模様のビキニ水着を着けた天子がいた。


「ふ、あまりの美しさに声もでないようね。まぁ、それもしょうがないわ」


勝ち誇ったような顔で語る天子。確かに、俺は言葉をなくした。
だって、その、なんつーか。
『無い』んだよね。女の子を象徴する母性が。
うん。
天子はスタイルは良いよ?腰のくびれとか、太ももとか。
だが『無い』んだよ。
もう少しでもあったなら、パーフェk


ぐじゃ。ごりりりりりりり。


「AngyaaaaaBaaaaa!?」

「ちょっと、聞いてるの!?」

「効いてる!! じゃなくて、聞いてますぅぅぅ!」

「そう。ならいいわ。それで、どうかしら?」


くるり、とその場で回る天子。うん。良いね。かわいいです。


「すごく似合ってる。かわいいよ」

「ほ、ほんと!?」

「うんうん、かわいいですよー?」

「えへへ。ねぇ、このまま天界の湖に行かない?」

「でも俺水着ないぞ」

「私が用意しました」


ぽさり、と天子が投げ渡してくる。色は茶色で、細長い……


「ってこれ縄ー!!」

「あぁ、間違えた。縛られる用の縄だったわ」

「縛られる!?」

「ほんとはこれ。さ、行きましょ♪」

「あ、あぁ、わかった、引っ付くな、照れる」

「はいはい。よいしょ」

「なんで正面から抱きつくんだっ!」

「いいじゃない。じゃ、飛ぶわよー」

「もう、好きにしてくれ……」




あとがそ
川に足入れて天子ちゃんと冷たい桃食いたい。

25スレ目 >>650
───────────────────────────────────────────────────────────

 「私を満足させて○○!!」
 「……」

早朝家に上がり込んでくる天子を無視する
まだ惰眠を貪りたいのさ、休みだし、余は満足じゃ

 「ねー、○○、起きてー」

足で蹴り揺すられる、ブーツ脱いでるし不可
ブーツ履いたままなら飛び起きたね、喜びでなぁ!!

などと考えていると今度は布団横に膝を立てて座り
肩をつかまれ高速シェイク

 「眠いんだこっちは……」

乱暴に振り払うとバランスを崩したか倒れこんできた
これは……せっかくだから布団に引きずり込んでみた

 「えっ、ちょっと!!○○!!満足ってそんな意味じゃ!!」

天人の力なら軽く脱出できるだろうに逃げない天子
まあ、今はこの気持ちのよい抱き枕を堪能するか……


26スレ目 >>680
───────────────────────────────────────────────────────────

○○「反面、お嬢は最近落ち着きが出てきましたね。お二人を見ていると、まるで昔とひっくり返ったみたいですよ」
天子「本人の前で、それを言う?」
○○「っと、これは失礼をば」
天子「衣玖に行く場所が出来た様に、私には帰る場所が出来たからね。
   貴方がここにいる以上、ここよりも私が落ち着ける場所は無いもの」
○○「お、お嬢こそ本人の前でそういう事を真顔で言わないでください!!」
天子「あら、照れてるのかしら?」

29スレ目 >>459
───────────────────────────────────────────────────────────

「ねぇ○○……一つ聞いてもいい?」

 俺の横で体育座りしている比那名居天子が問いかける。少し膝に顔を埋めて、元気がないようだ。
いつもの横柄で自意識過剰なほどの自信に溢れている彼女の落ち込んだ姿に、不安を覚えずにはいられなかった。
天人である彼女は比那名居一族のご令嬢。その点俺は地上で暮らす功徳の少ない一般人。
身分の差は歴然である。俺達の交際をよく思っていない連中がいるのは当然だ。
解っている、決して実らぬ恋だということを。俺は「何だ?」と彼女に問い返した。
天子はしばらく言いにくそうに俯いていたが、決心がついたかその重い口を開いた。

「お、男ってさぁ……その……おっぱい大きい女の人が……好きなのか?」

「……へ?」

 てっきりこのまま交際を続けられるかどうかの問いかけだとばかり思ってた俺は、一気に拍子抜けしてしまった。
顔を真っ赤にして俺のことを睨みつけている天子。心を落ち着かせて、彼女の胸部を眺める。
確かに彼女はスレンダーだ。ここ幻想郷でも1、2を争うほどの。
それを彼女がコンプレックスとしていることはわかっていた。でもこうも面と向かって好きか嫌いかと問われたのは初めてだ。
何の答えも出さないまま数秒が経つ。天子の顔に、不安気な色が見え始めた。
彼女の悲しんだ顔は見たくない。周りに誰もいない事を確認すると、そのまま立ち上がる。
何事かと驚いた彼女に一瞬だけ目線を合わせると、体の中に空気を溜め込んで叫んだ。

「俺は、比那名居天子が好きだぁ!」

 いつもデートのときは人気の少ない山間の野原で行うことが多かったから、俺の告白は山彦となって帰ってくる。
突然のことに唖然としている彼女を横目に、俺はまだまだ捲くし立てた。

「貧乳だろうが巨乳だろうが関係ない! 俺は天子が好きなんだ!
わがままで自分勝手で、意地っ張りでプライド高くて、たまにムカつくこともあるけど
俺は幻想郷で一番、比那名居天子を愛している! ずっとずっと、愛し続ける!」

 野原に一陣の風が吹き抜けた。緊張からの解放からか少し汗ばんだ体を通り抜けていく。
そういえば、彼女の前で好きだと言った事がなかったことに気づく。
隣を見れば、耳まで真っ赤に染め上がった天子が、恥ずかしそうに俯いていた。
この風に吹き消されるような涙声で、彼女が呟く。

「いきなり何、恥ずかしいこと言ってんのよ……! 人が聞いてたらどうすんの。
私を……辱めるのが目的? だとしたら……あんたの家に要石叩き落してやるぅ……」

「天子はどうなんだ?」

「……え?」

「天子は……俺のこと、好きか?」

 俺の問いにまた膝に顔を押し付ける。俺もまた、彼女から好きだと言われたことがなかった。
彼女の舎弟だった俺から告白して彼女と交際を始めてそろそろ一年。その間どちらも言わなかったのかと我ながら呆れる。
時が過ぎるのがとても遅く感じる。彼女からの答えを待つ時間。永遠にも思える。

「……好き」

「聞こえない。もっと大きい声で言って」

 天子は自棄を起こしたのか、真っ赤な顔で俺を睨みつけ、そのまま叫んだ。

「好きッ好きッ大好きッ! ○○のことが一番好きッ!
この比那名居一族の娘、比那名居天子が直々にあんたのことを好きと言っているのよ!
何か文句あるか馬鹿ッ!!」

 彼女の告白を聞き終えた俺は、そのまま天子を抱きしめた。
熱い、とても熱い。心臓の拍動が聞こえる。自分と天子と二人分。
華奢な体、細い手足、スレンダーな体型。護りたくなるような愛しさがそこにあった。
密着する二人。体全体を、同化するように。ひとつの隙間も許さぬように。
震えた手が俺を抱きしめる。力強い、俺を離さんとばかりに自分へと引き寄せる。

「……好きだ、天子」

「何度も言わせないでよ……大好き、○○」

30スレ目 >>624
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705 :名前が無い程度の能力:2010/10/04(月) 05:31:28 ID:fRU3JQok0
    今日は天子の日か、ならば
    「天子ーーーーーーーー!!好きだーーーーーーーーー!?」
    「なに恥ずかしいこと叫んでるのよ!!」
    グハッ!

30スレ目 >>705
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730 :名前が無い程度の能力:2010/10/05(火) 04:33:28 ID:yDwRhqxA0
    今日はてんこの日か、ならば
    「てんこーーーーーーーー!!好きだーーーーーーーーー!?」
    「てんこ言うなーーーーー!!」
    ゴメスッ!!

30スレ目 >>730
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天子様と一緒に、年末で活気付く里の往来を見ながら、
「お嬢、いい男いないっすね」
「貴方好みの可愛い女の子もいないわね」
「「はぁ・・・・」」
みたいな訳のわからないクダの巻き方をしたい

悪友ポジションでgdgd、てのは悪くない

31スレ目 >>172
───────────────────────────────────────────────────────────

「○○って、女作らないの?」

 天子の突拍子のない発言に思わず紅茶を噴出す。
 天界に新しくできた菓子店には多くの女性およびカップルで賑わっていた。
 周りの客が怪訝な表情でこちらを見ているので、俺は慌てて口元をぬぐった。
 
「い、いきなり何言うんですかお嬢」
「アンタもそこまで動揺することないでしょ」

 呆れたように軽くため息をつくと、目の前の彼女は絹のハンカチを渡してくれた。
 俺が天子の付き人になって早半年。わがままで自己中心的、おまけにトラブルメーカ
ーの彼女のお世話は筆舌に尽くせない苦労があった。
 特に『幻想郷の賢者』といわれる八雲紫、そして実質幻想郷最強とされる博麗霊夢とは
イザコザが多く、寿命の縮む思いもいくつしたことか。

「で? どうなのよ」
「特別お付き合いしている女性は、お嬢ぐらいですよ」
「そう……誰か紹介する?」
「結構です。ていうか、紹介するほどご友人はいるんですか?」
「グッ! ……うるさいわね」

 蒼天のような長い髪の先をいじりながら、天子をそっぽを向いてしまった。
 先の性格ゆえ天子と親しくする者はあまりいない。俺以外だと衣玖という女性ぐらい
か。
 いや、それ以上に。天子は天界の中でもアウトローな存在らしい。くわしいことは
教えてもらってないが、天子とほかの天界人とは深い軋轢があるようだ。
 排他的な考えは外界から来た俺にも少なからず影響を与えている。この店の中で、
俺と彼女は明らかな異分子なのだ。

「アンタ、私の付き人なんかやってて面白い?」
「まさか、毎度心臓が疲弊しきって死にそうですよ」
「……結構ハッキリ言うのね」
「主に対して曖昧な物言いをしてどうするんです」
「いつも言ってるでしょ? 辞めたかったら辞めてもいいのよ」
「仕事ですからね。辞めたら路頭に迷うことになります」
「……アンタ、私のこと嫌いでしょ」

 頬杖をつき、窓の外の景色を眺める彼女の顔はひどく落ち着いていた。まるで次の
答えを予期しているように。わかりきった未来。なに驚くことがあろうか、と。
 俺はティーカップに口をつける。甘い。天界の料理は濃い目の味付けが多かった。
塗りたくるような、何かを隠すような不自然な味。だから俺は、地上の料理が好きだ


「えぇ……“嫌いでした”」
「……そう」
「けど、今は違います」

 天子の視線が俺に注がれる。予想された答え。それを覆す男。
 俺はその視線に真正面から答えた。

「この半年間、あなたを好きになるよう勤めました。主としてでなく、比那名居天子と
してです。あなたの欠点も、それを上回るあなたの魅力も、俺は天界で一番知ってい
るつもりです。本当は仕事だからじゃない、あなたが愛しいからお傍に仕えているんで
す」

 呆けたような天子の表情。まだ状況がうまく整理できていないらしい。
 俺はテーブルの上の彼女の手を、軽くつかんだ。
 ビクッと硬直する指先。触れた手は少し冷たく、女性らしいたおやかなものだった。

「お嬢。孤独に逃げないでください。たとえ世界中の者があなたを毛嫌いしようと、
俺が矢面に立ってあなたを守ります。あなたの傍に居ます。あなたを愛します。です
から、お嬢。俺をあなたの近くに居させてください……」

 彼女の手が俺の手を握る。弱弱しい、それでもつなぎとめようとする力がこめられてい
る。

「……勝手にどっかいったら……承知しないんだから」
「どこにもいきません……」

 店の中には俺と天子の二人だけ。異端な空間に二人きり。


31スレ目 >>879
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「どいつもこいつも人のことをドM呼ばわりして!」

 博麗神社を破壊するなんていう自殺行為そのものを実行したから、
 なんじゃないかなと思うけれど、怒ってる天子もかわいいので黙って見ていることにする。

「どうすればこのイメージを払しょくできるかしら……」
「何かそのイメージと逆のことをしたらどうかな」
「ん、それはいい考えね○○! Mの反対はS、Sっぽいことと言えば……」
「人を椅子代わりにして座るとか」
「なるほど。よし○○、さっそく椅子になって!」
「いいよ」

 椅子に腰かけて、膝の上に天子を座らせてみた。

「わあ、○○の胸って寄りかかるとなんだか安心するわね」
「そう言ってもらえると椅子になったかいがあるよ」
「……でもなんか違うわね」
「肘掛もあった方がいいかな?」

 控えめに腕を前に突き出してみる。

「そうじゃなくて……そうだ、これだと純粋に人を椅子代わりにしてるとは言えないわ。
 間接的に椅子に腰かけてることになっちゃうもの。
 というわけで○○、椅子から下りた上で、改めて椅子になって!」
「わかった」

 床に胡坐をかいて、脚の間に天子をすっぽり納めてみた。

「どうかな?」
「やっぱり違うような気がするけど……でもいいわ、あったかいから。
 ねえ○○、このままぎゅーってしてくれる?」
「ん、喜んで」

 当初の目的はどこかへ行ってしまったが、天子があったかいのでいいことにした。


32スレ目 >>174
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○○「てんこ満つるところ我はあり!」
天子「てんこじゃなくて天光でしょ」
○○「(聞いてない)考えてもみたまえ、かわいいてんこがたくさん満ちているようなところなら、
   俺としては万難を排してでも行かなければならない。実に的を得た呪文で――」
天子「だから私の名前はてんしだって言ってるで……かわいい?」

32スレ目 >>187
───────────────────────────────────────────────────────────

「天人は普段どこにいるの?」という問いに、「天界」と、
こっちの方へ振り向きもしない天子さん

「天界は雲より上なの?」という問いに、「そんな事知らないの?」と、
ちゃんと答えてくれる天子さん

「雲の上なのか。ここより太陽近いし、紫外線も多そうだね」という発言に、
「ふーん」と、無関心を装いながらも目がキョトキョトし出す天子さん

「地上では、こういう日焼け止めとかにきび止めとか、お肌の手入れセットが充実してて」とお土産を出すと、
「それ、お肌に強すぎないよね?大丈夫なの?」と、食いついてくる天子さん

天子さん、あんまり一生懸命覗き込むと、いい匂いに目がくらみそうだよ
髪さらさら、お目々ぱちぱち
ほっぺから顎のほっそりとしたラインに指をかけたい
衝動を押さえるのに必死

「……ねぇ、この化粧品いくらする?」
天子さんの声がして、ようやく現実に戻ってきた

「えっ? あっ、ああ。あげるよ。こういうの好きなんだね」
「そりゃわたしだって女の子ですから」
いつまでも可愛くてキレイな天子さんでいてほしいから、なんて言えない


32スレ目 >>375
───────────────────────────────────────────────────────────

のんべんだらりと夜の庭をあるけば、遠くから永遠の想い人が自分呼ぶ声。
なんだろうとそちらに顔を向ければ、最近とみに母らしくなった彼女の姿があった。

「どうした?」

と尋ねてみれば、我が子が眠ったから子守を乳母に任せてきたという。
生まれたばかりの頃は片時も我が子から離れなかったというのに、何とも成長したものだ。
成長といえば、出会った頃は子どもそのものであった彼女も、今では女であり、母だ。
古い付き合いのある妖怪たちに問えば、「女は好いた相手の心次第で如何様にも変わる」と言われた。

「ねえ」

「ん?」

指を絡め、歩を進める。
そのさなか、彼女が立ち止まった。

「あなたは、寂しいとは思わないの?」

「何を」

寂しいと思う暇などなかった。
異変こそ最近は少なくなったが、それでも解決のために彼女が出張ったことは一度や二度ではない。
かつては自らが異変の中心になったというのに、今では異変解決を担う幻想郷の重鎮の一人だ。

「……たくさんの知り合いと別れることに」

「ああ、そういうことか」

無限に等しい寿命を持つ彼女と添い遂げるにあたり、彼は己の寿命を捨てた。
幸か不幸か、この幻想郷にはその手段がいくつもあった。

「この間だって、あなたが名付け親になった子が老いて死んだわ」

「そうだな」

あのときは、流石に少しだけ気落ちした。
幼い頃抱き上げた身体が枯れ木のようにやせ細り、しかし、その笑みだけは生まれたばかりの頃となんら変わってはいなかった。
それだけが、救いだった。その子が幸せに生き、幸せに死んだのだと納得できた。
万の幸福を得られるようにと名を付けたことが、報われたような気がした。

「あと十年もしないうちに、あなたが名を付けた子はどんどん死んでいくわ。それでも……」

「後悔はしていない。その子たちは、子を成し、孫を得、多くの家族に囲まれている。他に何を望むと言うんだ」

いつの間にか、自分は名付け親として人々に頼られるようになっていた。
龍神の使いと知り合いだったからか、それとも……

「でも……」

何を言っても納得しない。
それは昔から変わらない彼女の悪癖だった。
そのせいで大いに苦労したこともある。婚約から結婚まで何十年もかかってしまった理由も、これだ。

「なあ」

そう言って、彼女を抱き寄せる。
少女と呼ばれていた頃は細い細いと思っていたその身体は、細い中にも母としての柔らかさを宿すようになっていた。

「気にするなとは言わないけど、気にしすぎるな。俺は幸せなんだ、それに水を差すなよ」

「……うん」

背中に彼女の腕が回り、胸の辺りに吐息を感じる。
毎日のように感じるこのぬくもりが、彼にとっては掛け替えのない宝物だ。

「俺はお前と一緒に生きていくって決めたんだ。お前だって、俺と一緒に生きてくれんだろう?」

「当然、でしょ」

顔を上げ、少女だった頃と同じように勝気な笑みを浮かべる妻に、彼は笑い返した。
いつまでもこのまま、愛しい人と一緒に過ごしたい。
子が生まれては子と共に、孫が生まれては孫と共に、この愛しい女と歩きたい。

「天子」

「ん」

流星の踊る非想非非想処にありて、我らは愛を囁く。


てんこかわいいよてんこ
奥様てんこが読みたかったので書いた


32スレ目 >>555
───────────────────────────────────────────────────────────
(編者注:32スレ目 >>555の続き)


「天子ー、天子サーン」

呼べども呼べども妻の姿は現れない。
流石に龍神の使いに手ずから朝食を食べさせてもらったのはまずかったかと思い始めるも、そんなこと週に一度はあることだと思い直す。
あの美しい天女が何故自分なぞに構うのか不思議ではあったが、妻の従者としてその夫の世話をしているだけなのだろう。

「てってってんしーてんしさんー」

桃の木の間を抜け、天人たちの歌を聞きながら、彼は下手くそな歌を口ずさみながら妻を探す。
別段これといってするべきことはないが、だらだらと過ごすなら彼女と一緒が一番安らぐ。

「おーい、てんしやーい」

しかし、どうにもこうにも彼女は一度拗ねるとなかなか機嫌が直らない。
これが夜なら閨の上で如何様にもするのだが、昼間から爛れたことをするというのも我が子の教育的によろしくない。

「仕方が無いなぁ」

彼は大きく息を吸い込み、

「てんこさぁああああんっ!!」

「てんこっていうなっ!!」

妻が最も嫌がる呼び方でその名を叫ぶ。

「じゃあ、てんてんか」

「濁点みたいじゃない!」

「てんこ様」

「様つけろって誰が言ったのよ!」

「わがままだなぁ」

「そのわがままを娶ったのはどこの誰?」

「ああ、俺だわ」

とりあえず、捕まえて口づけひとつ。
驚き、抵抗していた彼女の身体はいつの間にかおとなしくなっていた。

「何すねてるんだ」

「拗ねてない」

ぶう、と頬を膨らませて拗ねてないという妻の姿に、彼はやれやれと肩をすくめる。
このままでは我が子も同じような性格に育つのではないかと危惧し、それもいいかと思った。
彼女が自分という伴侶を選んだように、どんな性格でも好いてくれる相手はいるだろう。

「最近は衣玖ばっかり、あたしのこと飽きたの?」

「何をどう解釈すればそうなるんだ。それに、簡単に飽きるほど天子の性格は大人しくないだろう」

毎日が新しい発見の連続だ。他の天人からはよく続くなと言われるが、それを好ましいと思っているのだから問題ない。

「じゃあ、何で」

「……何でって」

彼は妻の頭を撫でつつ、考える素振りを見せる。
そして、出た答えをそのまま伝えた。

「いや、せっかく俺が育てた天子のを取られて、若干不満だった」

「~~っ!」」

どれとは言わない。しかし、子育てには大切なモノだ。
だがもう、自分のだとは言えない。

「それが悔しくてなぁ、衣玖さんに慰めてもらった。それだけだ」

「な、あ……!」

百年近くかけて育てたのに、たった一年で奪取された悲しみ。

「あの子が乳離れしたら、次の子はしばらく後にしような」

「にゃああああああっ! 黙れ! 口とじろ!」

どこに人がいるか分からない中でも平気で夫婦の家族計画を口にする彼に対し、彼女は物理的に口を閉鎖するのだった。


32スレ目 >>560
───────────────────────────────────────────────────────────

天子「合体完了! さあ○○、突撃よ!
    私達の愛の力を見せつけてやるのよ!」
○○「おー」
衣玖「お二人とも何やってるんですか……」

かたぐるまてんこちゃん

32スレ目 >>740
───────────────────────────────────────────────────────────

○○「天子、言いたい事がある。」
天子「どうしたのよ? 改まって。」
○○「俺は、天子の事が大嫌いだ。」
天子「・・・」
○○「あ、いや、その、今日は・・・」

ぎゅっ

○○「ちょ、天子、いきなり抱きついてどうしたんだ?」
天子「さっき、私のこと大嫌いって言ったわよね?」
○○「あ、ああ・・・」
天子「私も、あなたのことが『大嫌い』よ。」
○○「天子、それって・・・」
天子「・・・えへへ。」
○○(どうやら、バレてたみたいだな・・・)


33スレ目 >>52
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喫茶店(と書いてカフェと読む)の窓から臨む都会の喧騒。
交差点をひっきりなしに人と車が往来する。
まるで時間に追い立てられているようだ。
オレのように、カップの中のエスプレッソの如く濃縮された時を
楽しもうという人間はこの街では希少人種なのだろう(キリッ
「なーにカッコつけてんのよ、気持ち悪い」
向かいの席にするりと座り込んできたのは、天子さん。
「おいおい遅れてきておいて、その言い草はないんじゃないか」
「あー、何食べよっかなー」
ささやかな抗議に耳も貸さず、綺麗な蒼い髪の頭をメニューに突っ込む。
「これからランチって時に、何を食べるつもりだよ」
メニューから顔を離して、天子さんにっこり。
「スイーツ(笑)」
「別腹ってことですか」
「んー『苺のレアチーズケーキ』もいいなー」
「二人で『フレンチトースト』にしておこうぜ」
「なーにー、二人で食べるの?」
「いやなのかよ」
「んーどーしよっかなー♪」

33スレ目 >>506
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夏は、固く小さめの枕で寝るといいってバアちゃんが言ってた気がするので試してみることにした。

天子「……で、誰が固く小さいですって?」

〇〇「すいませんでした」
天子「罰として、あんたのそのか細い腕の枕で寝させてもらうわ。決定」


〇〇「いや、うっ血するからマジ勘弁www……すいません、だから睨まんといて。怖いれす。スゴく」




なんてイチャイチャをしてみたい

33スレ目 >>527
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531 :名前が無い程度の能力:2012/08/23(木) 12:38:58 ID:8LIPNSS.0
    嫁の料理企画なんてあったのか

    天子の手料理は、初めは桃を使った料理とかから始めそう
    それで初めは上手に作れなくても努力して、
    頑張ったのを「美味しい」って言って貰えて喜ぶ天子を想像したんだ

    嗚呼、文才が欲しい

532 :名前が無い程度の能力:2012/08/23(木) 13:12:47 ID:WocKEhn20
    >>531
    指を切らずに包丁が欠けたりまな板が削れたりするわけか(天人ボディ的に
    その後才能開花してメキメキと上達するところまで余裕で幻視。

    「(久々に良い小麦が手に入ったんで取り敢えず練ってるけど……。

    えーと取り敢えず今練ってる分は焼き物直行ね。
    ナンはこの前焼いたしパンも安直・・・よしピッツァ生地。○○はクリスピー派。
    サラダに使った生ハムとチーズが良い感じだから、乗せちゃお。
    オリーブ切れちゃうか。また作ろっと。庭先のハーブもーちょっと増やそうかなぁ……。
    で、大きな塊はパンかな。トーストにして冷暗所これ安定。
    ジャムは作ってあるしね。マーマレードは万能。ブルーベリーのコンポートも食べ頃。
    あ、そういえば麺向けの品種も別にあるわね。明日はそれ使お。
    半刀削麺とか作ったら驚くかしら。讃岐風饂飩……はせめて水と塩まで拘りたいわね。
    うぁー、そういえばこの前屋台で食べた坦々美味しかったー。あれ再現出来ないかしら。
    はっ、屋台といえば鰻!いつか入ったら蒸篭で!山葵取って来よう!)」ブツブツコネコネ

    ○○「うちの奥さん、台所に立つと無口でなぁ……?(竈準備中
    あれ、皆の衆、なんで固まってらっしゃる」

    衣玖「(これは・・・まずい。いや、料理は最高なのですが……!)」
    霊夢「(このバカップルにゴチになると……肥える!身体より舌がッ!)」


33スレ目 >>531-532
───────────────────────────────────────────────────────────

657 :名前が無い程度の能力:2012/10/15(月) 23:48:55 ID:LPKpT0ok0
    天子に心配されたい
    天人はケガなんて滅多にしないもんだから救急箱なんて無くて、
    「桃の果汁とか塗ったら治らないかな?」って色々世話焼かれたい

658 :名前が無い程度の能力:2012/10/16(火) 01:01:45 ID:rcvBRVCs0
    >>657
     傷なんかないのに、○○と同じ箇所に絆創膏貼って
    「えへへ、おそろい~」
     なんて言いながら笑う天子ちゃんかわいい


33スレ目 >>657-658
───────────────────────────────────────────────────────────

天子ほっぺを触って過ごす休日って素晴らしいと思わんかね?

ふにふにと揉んで
時折かるくつまんでひっぱると涙目になる
そのあとは優しくなでる

678 :名前が無い程度の能力:2012/10/23(火) 21:36:52 ID:K7EyovY20
    >>669

    ふにふに
    「ん、どうしたの?」
    ぷにぷに
    「こらこら、突っついちゃ...」
    ぎゅっ
    「っ!?」
    ぺちぺち
    「うぅ~...」
    なでなで
    「もぅ...優しくしてよ、ばか。」

    こうですかわかりません


33スレ目 >>669,678
───────────────────────────────────────────────────────────

(編者注:「風邪を引いて看病されるなら」という話)

>>705
天子は一生懸命看護してくれるよ。
手切ったりしながらも手料理作って食べさせてくれるし(味はともかく)
添い寝してくれたりする。

...ただ、初めて風邪引いた時ははパニックになって、泣いちゃってたなあ。
天人は風邪引かないらしいし。


33スレ目 >>708
───────────────────────────────────────────────────────────

天子と一緒に下界を見下ろしながら弁当を食べたい。雲より高い場所から見下ろす世界は絶景だった。
食事が終わると天子が「要石に乗って散策するわよ」と言い出した。手から出現させた要石に天子が乗り、倣うように自分も乗ろうとしたら
足が要石を貫通しそのまま落ちそうになった。すんでのところで天子が腕を掴んでくれたので落ちずに済んだが肝を大いに冷やした。
「そっか、要石は比那名居家の者しか乗れないんだったわ」。そういう事は早く言えよと内心思っていたら「私と結婚…してくれれば乗れるようになるわよ」と消え入るような
声で天子が呟いた。その頬は少し、熟れた桃のように赤かった――。

33スレ目 >>966
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天子「○○…!」
○○「どうしたんだ、天子?何やら顔が赤いようだが」
天子「私、よく他の天人から言われるの。親の七光りだとか、不良天人とか…。私だって天人らしくなれるよう毎日必死に勉強しているのに…。
それなのに罵倒され続けて…。とても辛かった。だけど○○は違う!こんな私にも優しく接してくれるし、私の気持ちも理解してくれる!」
○○「て、天子…?」
天子「天人の地位を無くしても構わない!緋想の剣も天界に返しても良い!だからお願い!私の前から消えないで○○…!」
○○「…消える訳無いだろ。なんてたって、俺は天子の恋人なのだからな。命続く限り、俺は天子の事を愛し続けるさ」
天子「○○…!私も…貴方の事が…好きっ!」
○○「ぐええぇぇ…(天人パワーで抱きめないでくれ…)」

34スレ目 >>255
───────────────────────────────────────────────────────────

ここ数日、猛暑日が続く。たまに雨が降るが、湿度が上がって蒸し暑い。
おかげで天子は部屋の中でだらしない格好をして寝そべっていた。

天子「あっつい~…。この無茶苦茶な天候、一体誰の気質なのかしら…。そいつが恨めしいわ」
○○「天人であろうお方が、シャツとショーツ一枚でぐうたらしてて良いのか?」

○○は意地悪っぽく言ってみる。冷房も扇風機も無い部屋だから、脱ぎたくなる気持ちも分かる。

天子「うるさいわね。暑いから仕方ないでしょ。…あ、そうだ。○○、うちわで私を扇いでよ」
○○「何で俺が。自分で仰げば良いじゃないか」
天子「高貴な天人の頼みを断るって言うの?地上の民の分際で」
○○「はいはい、分かりましたよ」

○○はうちわを手に取ると、天子を仰ぎ始めた。

天子「あ~良い気持ち~。その調子で頼むわ~」
○○「全くもう…」

数十分後

○○「もう良いだろ天子。俺はもう疲れ…ん?」

気が付くと天子は気持ち良さそうに寝息を立てて眠っていた。
よほど風が気持ち良かったのだろう。幸せそうな寝顔を見せていた。

○○「…しょうがないな。もうちょっとだけだぞ」



天子「うーん…よく寝たぁ…。○○、ずっと私の事を仰いでてくれたの?」
○○「うん。あまりに寝顔が可愛かったからつい時間を忘れて仰ぎ続けちゃったよ」
天子「もう…しょうがないわね。冷蔵庫の中に冷やしておいた桃があるから、一緒に食べましょ?○○へのご褒美も兼ねて」
○○「本当か。いやー頑張った甲斐があった」

二人はキンキンに冷えた桃を分け合って食べた。疲労感が桃の味を格別なものした。
一見、不遜な態度を取っている天子だけどちゃんと相手の気持ちを汲み取れる、心は優しい娘なんだと再認識した。

○○「ところで、ここんとこずっと俺の部屋に来ているけど大丈夫なのか?」
天子「最近退屈でね。心綺楼じゃずっと後ろに突っ立てる仕事だけだし」
○○「そ、そーなのかー…」


34スレ目 >>391
───────────────────────────────────────────────────────────

ウチの天子ちゃんを観察していて分かったことをまとめた。
他の家の天子ちゃんのことはあまりよく知らないが、多少は何かの役に立つかと思ってね

【比那名居天子取扱説明書】
●基本的に、他人から指図を受けることを嫌います。過干渉は禁物です。
●寂しがりなので、常につかず離れず傍にいてあげましょう。恥ずかしいのか、人前でべったりすることは嫌います。
その場に応じた程よい距離感を、天子基準で考えてあげてください。
●天人でもお嬢様でもなく、比那名居天子として等身大の彼女を認めてくれる人を好みます。
●何かで失敗したらそれを咎めるでもなく、助言するでもなく、優しく受け入れてあげてください。彼女の話を聞いてあげましょう。
●彼女が迷っている時は前に立って手を引くのではなく、そっと背中を押してあげましょう。
●彼女を叱らなければならない時は、疑問を投げかけて自分で考えるように促しましょう。
根は優しい子なので、そのうち良心に負けて考えを改めてくれます。このときに逆切れされたら、彼女自身も分かってはいるという事。
気長に待ちましょう。
●彼女を怒らせてしまった時は、素直に謝りましょう。言い訳は逆効果です。
●普段は強がっていますが、とても繊細なガラスハートの持ち主です。
ちょっとでも他の女の子に目を引かれる素振りを見せると泣き出してしまいます。
●彼女を愛してあげてください。彼女はあなたよりもずっと長生きします。彼女が後悔しないように、精一杯愛し、愛されてください。

34スレ目 >>411
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~待ち合わせ時~

○○「ごめん、遅くなって!」

天子「遅い!いつまで待たせる気なの!?」

○○「言い訳っぽく聞こえるかもしれないけど、思いのほか天人や天女の妨害が激しくてさ…本当にごめん」

天子「全く!こんなに待たされたら、いくら天人と言えども老いてお婆さんになっちゃうわ!」

○○「へぇ、お婆さんになっても待っててくれるんだ!」

天子「ば、ばっかじゃないの…///」


34スレ目 >>595
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703 :専用ブラウザに不具合が出ている人は板トップを見てください:2013/12/14(土) 00:33:30 ID:BHrIUoOs0
     >>702
    二人をくっつけるためにあえて悪い子を演じてがんばったけど、
    衣玖さんが遠くへ行ってしまうようで少し寂しくなってる天子ちゃんを
    抱きしめて撫でてあげたい

704 :専用ブラウザに不具合が出ている人は板トップを見てください:2013/12/14(土) 09:01:58 ID:jwJs3ris0
    「早く相手を見つけないと」と躍起になるてんこちゃん。

705 :専用ブラウザに不具合が出ている人は板トップを見てください:2013/12/14(土) 10:01:05 ID:NRTLgEcg0
    >>703といっしょに探して探して、
    「実は青い鳥はすぐ傍にいたんだ」的なハッピーエンド

706 :専用ブラウザに不具合が出ている人は板トップを見てください:2013/12/14(土) 15:35:21 ID:jwJs3ris0
    純粋なてんこちゃん可愛い


34スレ目 >>703
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 天子「○○ー!!馬!馬になんなさい!!」
 ○○「はいはいお馬お馬」

 天子「○○!!隠れんぼ!!隠れんぼ!!」
 ○○「はいはいカクレンジャーニンジャニンジャ」

 天子「○○wwwデュクシwwwデュクシwww」
 ○○「はいはいデュクシデュクシ」

 天子「カラオケ!!歌うわよ!!」
 ○○「はいはい情熱の彼方から蜃気楼」

 天子「うわああああああああん!!バキシムの角が折れたぁああ。゚(゚´Д`゚)゚。」
 ○○「はいはいアロンアルファー」

 天子「桃のタルト作った!!」
 ○○「はいはいウマスウマス」

 天子「カブトムシとクワガタ…虫で一番かかっこいいのはどっち!?」
 ○○「はいはいカマキリカマキリ」

 天子「にゃんこ!!」
 猫「ニャー」
 ○○「はいはい猫アレルギー猫アレルギー」アトズサリ

 天子「チャンバラ~!」ブンブン
 ○○「はいはい緋想の剣緋想の剣」ダッシュニゲ

 天子「絵本読んであげる!!」
 ○○「はいはいパタパタさんの怖い夜」

 天子「りんご剥いたげる!!」
 ○○「はいはいヘタクソヘタクソ」

 天子「手、握っててあげるね…」
 ○○「はいはい嬉しい嬉しい」

 天子「…早くよくなってね…」グス
 ○○「はいはい泣かない泣かない」ナデナデ

 天子「おやすみ○○」
 ○○「はいはいオネムオネム」




 天子「おはよう○○!!」
 ○○「…」
 天子「…まだ寝てるのかな」
 天子「…」ナデナデ
 天子「…好きよ、○○」
 ○○「…」




 天子は、初めて人間と生きる時間が違うということに涙した
 今はもう、自分のワガママに応えてくれる言葉は聞こえてこない
 天子はまだ、心の地震と止め方を知らない

34スレ目 >>853
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最近天子の様子がおかしい
これは異変だ

天子『○○ー!オッハー!エビバディプッチーン!!』
異変後
天子『お、おはよ』
なんかテンション低くなった

天子『○○ー!見て見てー衣玖に教わって化粧してみたの!』
異変後
○○『眉毛いじった?』
天子『…う、うん…』キョロ
目線を合わせてくれず会話もそっけない

天子『ウェーイwwwデュクシwwwデュクシwww』
○○『やwwwめwwwろwww』
異変後
○○『むねなゐてんこwwwデュクシwwwデュクシwww』
天子『や、やめて…やめて…やめろや!!』
○○『め、めんご…』
スキンシップを嫌がるようになった

天子『モグモグ』ペラッ
○○『まーたお前勝手に俺の部屋にあがってお菓子食いながらマンガよんでる』
異変後
○○『最近天子来ねぇな』
新刊が入ったというのに家にこなくなった

天子『○○ー!○○ー!』
異変後
天子『ねえ』『ちょっと』『あんた』
名前を呼ばなくなった

天子『○○ー!こっちこっちー!』
○○『周りの人がいるのに大きい声で呼ばないでwww』
異変後
天子『!!』ササッ
○○『…』
露骨に俺を避ける
かと思えば
天子『昨日、萃香とどこ行ってたの?』
○○『え?うまいラーメンの屋台にいってたけど?』
天子『…』
○○『ど、どうしたんだよ…』
何故か俺の行動を把握したがる

○○「異変ですよ」
霊夢「本音は?」
○○「好きな幼なじみに避けられて泣きそうです」
霊夢「あのね?私は巫女なの、そんなこといちいち構ってなんかいられないの」
○○「秋姉妹特産苺『あきなでしこ』をふんだんに使ったショートケーキにごさいます」スッ
霊夢「なんでも相談にのるわよ!!心当たりとかないの?」モグモグ
○○「んー…まぁ元から天子の親父らからは煙たがられてた、『娘に近づくな』って」
○○「思えば身分の低い男の家に遊びに行くんだから気が気じゃないよなぁ」
霊夢「じゃあ父親になんか言われたってことかしら」
○○「今までも散々言われてただろうし人の言うこと聞くようなやつじゃないし…」
○○「そりゃ年月経てば関係は変わるもんだけど、今までみたいな関係を望むのは俺のワガママなのかなぁ」
霊夢「うーん…」


天子「はぁ…」
霊夢「オッスオッス天子、ガラにもなく落ちこんでんじゃない。○○と喧嘩でもしたの?」
天子「れ、霊夢!?」
霊夢「私でよかったら相談に乗るわよ」
天子「だ、誰にも言わないって約束する?」
霊夢「おk」
天子「あ、あのね…?○○が私のこと好きって知ってる?」
霊夢「うん」
天子「うそぉ霊夢まで?うわー恥ずかしいぃ」
霊夢「え?もしかしてあんた気づいてなかったの?」
天子「うん…昔から仲良かったからこういうのが普通なんだって思ってたの…」
「でも、偶然○○が私のこと好きって話してるとこ聞いちゃって…最初はただの冗談なんだと思ってたけど…」
「○○が私に優しかったのは「そう」だったからなのかなって…」
「そしたら、今までの思い出が全部全然違うかたちになっちゃって…」
「恥ずかしくてどう接していいのかわかんないの…」
霊夢「え?なんで?」
天子「だって○○が私のこと好きだったから今までの関係があるわけでしょ?」
「私それに気づかないで…なんかまるで、馬鹿みたいっていうか」
「○○を弄んでたみたいっていうか」
「私ってばひどくない!?」
「なんで気づかないのって感じ!そう思えばなんかあの時の「そう」だったのかなーっていうのたくさんあった!」
「毎年チョコくれたし!誕生日ケーキ作ってくれたし!酔った時ずっと背中なでてくれたし!」
「ワガママなんでも聞いてくれたし!」
「悪いことしたら、怒ってくれた…パパママみたいに呆れたりしないでくれた…」
霊夢「仲直りしようとは思わないの?」
天子「無理だよそんなの!だって○○の気持ち知っちゃったら前みたいな関係できないよ!」
霊夢「じゃあ○○が誰かと『前みたいな関係』になっても平気?」
天子「…それは…」
天子「…ねぇ、その、○○が他の女の子と仲良くしてるとね『ここ』がきゅって苦しくなるの」
天子「『これ』ってやっぱり『そういうこと』なのかなぁ…」
霊夢「さぁ?でもいいんじゃない?そこから新しく築いていけば」
霊夢「『今までみたいな関係を望むのはワガママなのかな』って彼言ってたけど」
霊夢「あんたはワガママに生きる方が似合ってるわ」
天子「…」
霊夢「怖い?」
天子「…怖くない」

天子「怖くはないわ」

34スレ目 >>931
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地子「オヤスミ!」
○○「お休みー」カチ
地子「ちょっと!!マメキューつけなさいよ!!怖くて眠れないじゃない!!」
○○「相変わらずだなー」カチカチカチ
地子「もぉーわかっててやったでしょ!」プンプン
○○「wwwはいはいじゃもう寝ような」
地子「うん」

地子「もう寝た?」
○○「寝た」
地子「えいっ」デュクシ
○○「やめろ」
地子「www」デュクシデュクシ
○○「このやろっ」ガバッ
地子「ちょっ馬鹿どこ触ってんのよスケベ!!」
○○「腹?」
地子「胸!!!」

地子「…もう寝た?」
○○「眠れないのか?」
地子「うん…そっち行っていい?」
○○「おいで」
モソモソ
地子「…あのね」
○○「うん」

地子「……私天人になりたくない…」

地子「…こうやって○○のお家に泊まりにくるのも最期になっちゃう…」グスッ
地子「…○○とはなればなれになっちゃうよぉ…」グスッグスッ
地子「○○は私と会えなくなったら悲しい?」
○○「泣く」
地子「…平気そう…」
○○「んなわけないだろ…」
地子「…天人って妖怪みたいに寿命が長くなるんだって…」
○○「俺がおじいちゃんになっても地子は地子のまんま?」
地子「…○○が死んじゃっても私は私のまま…」
「…それって、すごく悲しい…」
「○○がいないって、すごく悲しい…」
○○「ずっと一緒だったもんな」
地子「私の隣に○○がいて、それがずっと当たり前だと思ってた…」
○○「…」
地子「…」ギュッ
地子「やだよぉ…」
○○「…じゃあ俺も長生きできる方法探すわ」
「そんでずっとこの土地にいるよ、ずっと、地子のこと待ってる」
地子「ほんと?」
○○「○○ウソツカナイデゴザル」
地子「えへへ約束ね、私絶対また会いに来るから」
○○「約束な」

冬が来た
冬が来た…
冬が…何度も…冬が来た…

荒廃した町

?「【ヒナナイチコ】確認」ウィーン
?「ピガガピポパッ」ガショーンガショーン
?「【message】ガ、イッケントウロクサレテイマス」ガチョッピービョロロロ
『チョリーッス○○でーす覚えてるかーwww地子ー元気してっかーwww』
『あのねー目の前にいるの俺の子分つーか遣い魔みたいなのだから安心してねーwww』
『その、なに?これ聞いてるってことは…そういうことだよなぁ…地子ぉ…結論から言うとなぁ』
『悪い…約束守れないみたい…』
『頑張っていろんな方法探したんだけどさぁ…400年くらいで限界だったわ』
『会えたとしても、俺原型留めてないし…地子俺のことわかんなかったと思う』
『俺もさぁ…だんだん地子の顔とか声とか思いだせなくなっちゃってさ』
『髪の色とか帽子とか、どんなだったかわかんなくなってきて』
『地子がほんとにいたのかどうかさえわかんなくなってきちゃった…』
『400年、人間の俺が生きるには長すぎたみたいだ…心も体も風化していく』
『約束、守れなくてごめんな…』
『ごめんな、地子』
『さようなら』プツッ ツーッツーッ
?『【message】シュウリョウシマシタ』

天子「遅すぎたよね…」
?「(´・ω・`)」ピーガー
天子「アンタ、○○の遣い魔かなんかでしょ?」
?「(`・ω・´)ゞ」ビガッ
天子「…これが、○○で合ってるんだよね…?」

○○「…」ボロッ…

?「(´;ω;`)」ピーガー
天子「…」

もっとあなたと話したかった
おいしいもの食べたり遊びに行ったり、時には喧嘩して、泣いて、怒って、笑って

天子「特別なことなんて、なにもいらなかったのに」

私が欲しかったのは、あなたとのかけがえのない時間だった

もしもう一度人生をやり直せるのなら
あなたと幸せを数えていきたい

だけど、人生に二度目はない
二度はないのだ…
この先もずっと

34スレ目 >>967
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らんらーらーランドセルは~♪

天子「てんてんてーん天子の羽~♪」
○○「うわぁ…」
天子「最近このランドセルってやつが流行ってるらしいから取り寄せたの!見て見てかわいいでしょ!」
○○「緋想の剣リコーダーみたいにしていれるな」
天子「衣玖や萃香にもプレゼントしてあげたのよ!日頃の労いにね!」
○○「え」
衣玖「ザクの背中のやつみたいで格好良くないですかこれ?どうですか?似合います?」
○○「イ、イメクr…」
萃香「ウーっす」
天子「萃香羨ましいわ~なんでかランドセル超似合うのよねー」
萃香「ようやく時代が私に追いついたんだよ」
○○「瓢箪を体操着入れみたいに横にぶらさげるな」
○○(似合うけど真実を知ったとき怒るかもしれないから黙っておこう…)

天子「それで、まぁ、その…なに?…アンタにもランドセルあげるわ!ちょっと早いけどクリスマスプレゼント!!」
○○「えっ」

天子(あっ…あんまり嬉しくなさそうな顔してる…)

天子「そうだよね…男の人ってバックとかあんま欲しがらないもんね!ありゃりゃ失敗しちゃったなーwwwあははwww」ポロッ
天子「あ、あれ…なんで涙が…ウッ…」
萃香「泣ーかせた泣ーかせた!けぇーねに言ってやろ!!」
衣玖「見損ないましたよ○○さん」
○○「…!!」

天子「(´;ω;`)」
○○「勘違いしてもらっちゃ困るな!!」
天子「!」
○○「こう見えて俺は六年もランドセルを使ってたプロだ」
萃香「すげー!」
○○「かつての愛機とよく似てたもんでびっくりしただけだよ」
○○「ありがとう嬉しいよ」ナデナデ
天子「えへへへ///」
天子「よし!!じゃあ見せびらかしにいきましょ!!」
○○「えっ」

天子「あっ!!木の棒!」ヒョイッ
天子「うぇーい!」カンカンカンカン
○○「フェンスカンカンするな!」
萃香「あっ!ビー玉落ちてる!」
萃香「もーらいっ!」ヒョイッ バラバラバラッ!!
衣玖「あっランドセルが開いて荷物が」
○○「ちゃんと閉めてないから!」

○○「登校班だコレ!?」

○○「全く俺がランドセルしょってた時はなぁ…」

○○「俺が…」

○○「しょってた…時は…」

○○「…」

『○ちゃん駄菓子屋行こーぜ!』
『帰ったら秘密基地集合な!!』
『○○君…あの…わ、私も混ぜて貰ってもいいかな…』

些細なこと全てが輝いていた
冒険 友情 娯楽

そして初恋

あの頃はもう、戻ってこないんだな…

天子「どうしたの?」
○○「い、いやなんでも」
萃香「おっ!駄菓子屋だ!」
衣玖「いかのまんま買い占めましょう」
○○「…」
天子「何してんの?○○もいこっ!」
○○「あ、あぁ」


もうあの頃は戻ってこないけれど
何でだろう、この泣きそうになる感覚は
寂しさじゃない、後悔じゃない

○○「てんこ」
天子「ん?」
○○「ランドセル、ありがとう。最高のプレゼントだ…」
天子「そ、そう…どういたしまして///」

あの時の幻想をまだ
僕は覚えてる


35スレ目 >>280
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最終更新:2019年03月28日 08:33