阿求(レス)1
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『阿求さん雷怖い?』
「はい怖いです…」
カ ッ !!
「いやー、やぁー」
『ちょ、阿求さん!?落ち着いて落ち着いて!』
「うにゃぁー」
『ええい、最後の手段!!』
ぎゅ
「わひゃ!?」
『阿求さん、そのまま…大丈夫、すぐ終わるよ』
「…ありがとうございます」
18スレ目 >>114
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何時も通りに阿求に会いに行ったら突然変なことを言われた。
「トリックオアトリート」
「……は?」
「とりっく、おあ、とりーと」
「……いや、わかんないから」
そういうと彼女はそんなこともわからないのか、と言うような笑みを浮かべて自分を見てきた。
その阿求に意識はせずとも軽くたじろいでしまう。
むぅ、やはり苦手だ。
反応をひとしきり楽しんだであろう彼女はおもむろにしゃべりだした。
「今日はハロウィンです」
「……はろうぃん?」
「○○は何も知らないねぇ」
嬉々として説明してくる阿求。
はいはい、どうせ無知ですよーだ。
寺子屋でも成績不振だなんだって言われてるし。
で、長ったらしい阿求の説明を要約すると、
『とりっくおあとりーと』って言われたらお菓子をあげなきゃいけないらしい。
「そんなの持ってきてないぞ」
言ってくれたら持ってきただろうけどな、と続ける。
それに対して彼女はそんな事はもちろん知ってる、と答えた。
「で、ここからが本題」
何を思ったかこちらへ向かってくる阿求。
そして目の前まで迫ってきて――、そのまま仰向けに押し倒されてしまった。
「……へ?」
突然のことに混乱する。
なんだこれ、はろうぃんと関係あるのか。
「お菓子をあげなかったら悪戯をされるんですって」
とっさに逃げようとして動いたら肩を抑えられて動けなくなった。
そして、その行動のせいで阿求の嗜虐心に火をつけてしまったようだ。
やばい。
あの目は、やばい。
ってこうやって怯えてるとさらに増加させてしまって、スパイラルが止まらない。
「ふふふ……」
薄く笑みを浮かべる阿求が段々と近いづいてきて――。
20スレ目 >>559
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「埋めましょう」
またこの子は何を唐突に。
「またエクストリームな発言ですね。して、何を埋めるのですか?」
「貴方が外から持ってきた、この頑丈そうな箱です」
そう言って阿求が見せたのは金属製のアルミケース。
それを埋めるというのは、はて――と考えて、あることに思い当たる。
「未来への自分へ、ですか」
そういえば外の話をねだられた時にタイムカプセルについて話したことがあった。
「ええ、まあ私の場合は随分と先の長い話になりますけど」
ということは、コレは数年後の自分へ宛てる物ではなく、
「転生後の自分へ宛てる物、ですか」
阿求らしいといえば阿求らしいが。
しかし問題は、
「保ちますかねえ」
何の変哲もないアルミケースなのだ。
もちろん密封して真空状態にできる筈も無い。
加えて土の中に入れれば腐食する。
数百年という、長い年月に耐えられるかどうか――
「それなら大丈夫です。土には埋めませんから」
「ん?」
土に埋めないのに、タイムカプセルを埋める。
一体どういうことなのか。
「屋根裏に置くんですよ。紙や革で包んで」
それならば確かに、極端な劣化は防げるかもしれない。
「けれど、埋めるとは程遠いんじゃないですか、それ」
「埋めるのは土の中だけ、と限らないでしょう?」
それでもまだ意味の判りかねている私を見て、彼女はくすくすと笑って。
耳元に口を寄せて、小さな声で呟く。
私と貴方の、思い出に――
――了
21スレ目 >>993
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クリスマスの事を阿求に教えた
どこから持ってきたのか帯を身体に巻く練習を行っているのを目撃
ベタベタだなぁと思いながらも眺める
巻き終えて一息ついたらしく、ふと漏れた独り言
「よし、あとは○○が寝ているうちに巻いておくだけね。
後は申し訳ないけれど、忍び込んで夜中に起こして……うん、完璧」
俺の方が贈り物なのかっ!?
22スレ目 >>53
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「阿求ー! 好きだー!」
「わ、私も好きだー!」
「ヌハハハ! もっと叫べ! もっと! もっとだ!」
「好きでーす! 大好きでーす!」
「好きだー! 阿求がすきだー!」
「好きでーす! 私もあなたがすきでーす!」
阿求と叫びたくなった。 イチャイチャしたくなったからやった。 今は一緒の布団でぬくぬくしている。
22スレ目 >>897
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「色は匂えど 散りぬるを……ねぇ」
「かたちあるものはいずれ消えるのがこの世の常です」
「阿求が言うと重みがあるな」
「そんなことないですよ? どの命にも死は平等に訪れます」
「春の夜に 桜の花は 散りにけり 阿礼の乙女も 咎なくて死す――どうよ?」
「いろはでそれとは余りにも芸がない……まあ、結構なお手前で」
「酷評真摯に受け取ります。 そうか、9代目にも俳人の血は継がれてる訳だな」
「今度はあめつちですか。 あなたは名ではなく、そのころころ移る思考を伏せるべきですね」
「我が世誰そ常ならむ、巡って回るからこその人間だろう」
「調子がいいんだから……」
「まあ阿求と俺とは不変でありたいものだ」
「ふたりだけは、未来永劫不変でありたいですね」
「……俺も転生してもらえるように頼んでみるか? あの妖怪に」
「今ここで不変が終わるような真似はしないでください」
23スレ目 >>810
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「ねえ、わたしと合体しませんか?」
「合体? 肩車は出来んよ。腰悪いし」
「違います、そんなのじゃありません」
「服の中にもぐりこむのも、今日のは無理だぞ」
「それは一昨日やったじゃないですか。
これです、稗田家に伝わる合体して寿命を延ばす薬。これを使いましょう」
「それは合体じゃなくて融合じゃないか?」
「細かいことはいいじゃないですか。わたしとずっと一緒にいましょう」
「うーん、そういうのは遠慮したいなあ」
「……わたしといるのは嫌なんですか?」
「いや、だって合体したら阿求の顔が見られなくなるじゃあないか」
「もう……バカ……」
「それじゃあ分身、分身を作りましょう」
「分身? 便利そうだしいいが、どう作るんだ」
「二人で協力して、ですよ。さあこちらへ」
「ああもう引っ張るな。それでどれくらいで形になるんだ」
「そうですね、今仕込めば予定日は1月半ばと言った頃でしょうか」
24スレ目 >>343
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「さて、そろそろ寝ようかな」
もそもそ
「布団が動いてる・・・?」
がばっ
阿求「こ、こんばんは・・」
「・・・確か昨日も入ってたね?」
阿求「う、だって・・・暖かくて、優しくて安心できるんです・・」
「もう寝る時は一緒に寝ましょうか・これから寒いし」
阿求「!! ええ是非是非♪」
「というわけで、失礼」
もそもそ
阿求「♪~極上です♪ これはみなさんに広めちゃいましょうか」
「糖分をさらに増やすのかい?悪い嫁さんだな」
ぎゅっとなでなで
阿求「ふにゅうぅ・・・♪」
26スレ目 >>101
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阿求「知ってますか、あなたの世界の学び舎にある二ノ宮何とかさんが背負っているものは
実は薪ではなく酒瓶なんです、一升瓶をお供えすると翌朝無くなってて背負い物の数が増えるんですよ」
丸々「…何を言ってるんだ君は」
阿求「暇なんです、構って欲しいんです、・・・ちゅっちゅしたいんです」
丸々「直球・・・」
阿求「ドッッッ鈍いぜえぇ! な貴方にはこうでも言わないと伝わりませんから」
丸々「あ~、その、放っといて御免なさい」
阿求「反省はいい、後悔するのも勝手だ・・・えっと・・きゃ」
抱き上げて 布団にポン
丸々「たまには男を見せないとね」
阿求「あ・・」
27スレ目 >>216
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阿「春ですよ~」
○「ちょ、他人の台詞とっちゃダメだよ?」
阿「あ、これは失礼・・・」
○「でも春といっても花見はまだ早いね」
阿「そうですね…それでなんですが」
○「??」
阿「今年は、二人きりで行きませんか?」
○「二人きりで花見に?」
阿「はい…その…デートを兼ねて」
○「デートか、良いね」
阿「はいっ!桜を見ながらこう…」
ギュ
○「わ!?だ、抱きしめられるの?」
阿「違いますよ~○○さんも私を、ね?」
○「あ…う、うん」
ギュ
阿「えへへ、楽しみです~」ゴロゴロ
○(あれ?僕ら往来で抱き合ってる?し、視線が・・・)
28スレ目 >>623
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今日は一日、阿求と過ごした
擦れた音を奏でる蓄音器
漂う紅茶の残り香
障子の隙間から僅かに差し込む光
そして寄り添う身体から伝わる命の温もり
慎ましい幸せの形が、そこにはあった
29スレ目 >>300
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293: 名前が無い程度の能力 :2014/12/26(金) 22:42:11 ID:LoH67dI.0
○○が死ぬ話って割とあるけど
キャラが死んじゃう話ってないよね
「二人なら寂しくないよね」ってかんじで二人一緒に死んじゃう話とか好き
302: 名前が無い程度の能力 :2014/12/29(月) 04:12:23 ID:Mw3j0cxE0
>>293
そのネタだけど阿求で思いついたな
余命幾ばくもない阿求の最後のお願いとして抱き合ったまま一緒に死ぬ(自分のネタだと溺死)っていう
その後、二人とも転生する感じ
35スレ目 >>293-302
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最終更新:2019年11月05日 22:40