魔理沙の父1
8スレ目 >>548-550
「おじちゃん、これちょうだい!」
私は、霧雨店のお得意様。ちょっとした小物を買っては店主の霧雨おじちゃんと世間話をするのが日課。
「こらこら、今日は上白沢先生の授業だろう?さぼっちゃダメじゃないか」
「え~っ!けーね先生よりおじちゃんの話のほうがおもしろーい」
うん、偽らざる本音。あきゅ~ちゃんもさぼってるし、許されるよね?
「ダメダメ、ちゃんと勉強しないと〇〇ちゃんだけ大人になれないよ?」
また子供扱いして!
……大人になったら、私のことだけを見てくれるのかな?
大人ってなんだろう?
ちゅーすれば大人かな?
けーね先生も、「近頃は風紀の乱れが激しい。恋愛は自由だが、踏み込んだ関係は大人になってから。」
って言ってたもんね
……よくわからないけど、ちゅーしたら大人って意味だよね?
思い立ったが吉日
内緒話のふりをしておじちゃんにしゃがんでもらい、ほっぺ目がけてちゅーをする
驚いた顔をしたおじちゃんに
「おじちゃんだいすきー」
と、笑顔…にはなれずに真っ赤になってしまった
「ううっ…魔理沙もこの位の頃は…」
あれれ?おじちゃん泣いてるっ?!
私のことキライ?
「〇〇ちゃんは優しいいい子だねぇ、よし、今日はおじちゃん、〇〇ちゃんと遊ぶよ!
今日はもう店仕舞いだ!」
「ほんとう?!」
これってでぇとって奴だよね?
ああ、でも幸せな二人に迫る影が…
「あんたぁぁぁぁぁ!勝手に店仕舞いにするんじゃないぜ!このスカタン!」
ゲーッ!霧雨おばちゃん!
「乳臭いガキの色香に酔ってんじゃねーよこのペド野郎!
ん、〇〇。今日はもう帰れ。
……買ったものの代金は返さないぜ?」
あぁ、おぢちゃんがみるみる膨れ上がって…
明日また、おじちゃんに会いにいこうっと!
(END)
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最終更新:2010年05月06日 02:28