潤美1
38スレ目>>15
「28、29、ほい30秒経過ー」
「………………潤美さん、パス」
腕が震えるのをこらえて、おくるみに包まれた御影石の塊をなんとか潤美さんに手渡した。
「はいお疲れ。限界だったら別に放り出していいんだよ?
そもそも、本当ならそうしないと沈むか潰されるかなんだし」
「……いや、そういうわけにも」
「だいたい、人間がいくら鍛えたところで私の方が強いじゃないか。
あんたのことは私が守ってやるし、二人口分の稼ぎも十分あるんだから」
いつか二人だけでなく三人、四人になった時、
受け継いだ能力でうっかり重くなられても落とさず抱きかかえていられるようにならないと。
そんなことを考えて鍛え始めた、とはまだ言えずにいる。
「なんか、恥ずかしいこと考えてるだろ」
口に出してはいなかったはずだけれど、何かを察したのか潤美さんは少し顔が赤い。
「まあいいさ。ほら、帰ってご飯にしよう。
力をつけたいなら鍛えるだけじゃなくちゃんと食べないとね」
ひらひらと差し出される手を握り、いつものように二人で家路につく。
手のひらに感じる温かさで、明日はもう少し強くなれる気がした。
38スレ目>>322
潤美「七夕だから、って――
確かに七夕は川が舞台で牛飼いが出てくるけど……
で、私も牛鬼なわけだけど……ここ三途の川だよ?
なに、向こう岸に会いたい人でもいるのかい?
…………私に会いに来た? ふ、ふーん。え、えと、それならまあ、ゆっくりしていきなよ」
38スレ目>>69
「「ごちそうさまでした」」
おいしい、そして名前のよくわからない魚を食べるのにもだいぶ慣れた。
潤美さんと二人の夕ご飯を終えて立ち上がると、
骨の残った自分の皿と何も残っていない潤美さんの皿を下げて、洗い桶に浸けておく。
台所から戻ってくると、潤美さんは座布団を枕に横になっていた。
「食べてすぐ寝ると牛になりますよ?」
「牛だよ。鬼だけど」
こいこい、と手招きされて隣に座ると、にじり寄ってきた潤美さんの頭が膝に載せられた。
「こっちの方がいい枕だね。……角当たってない?」
「大丈夫ですよ」
「そっか。じゃあちょっとだけこのままいさせてもらおうかな」
そう言って潤美さんは目を閉じた。
髪を梳くように撫でると、尻尾が気持ちよさそうに揺れていたが、その内動きがやんで、寝息が聞こえ始めた。
38スレ目>>514
潤美「どう○○?私の胸は?」
○○「うん…とても暖かくて、柔らかくて、気持ちいい…」
潤美「私も○○の指の感触と、谷間にかかる息が気持ちいいよ…」
○○「潤美の鼓動も良く聞こえて良い…」
潤美「好きな男をこうして抱く事ができて、すごくドキドキしてるんだ…」
○○「これからも夜はずっと、こうして胸で包んでくれないか?」
潤美「ああ…お前なら喜んで包んであげるよ…」
最終更新:2021年09月26日 21:43