久侘歌1



38スレ目>>39


「おはようございます、朝ですよ」
 明るい声と揺り起こされる感覚に目を開く。
 軽快な音とともに開かれたカーテンの向こうからは、うっすらと朝焼けが差しこんできていた。
「……おはよう、久侘歌さん」
「はい、おはようございます、○○さん」
 にこやかに笑いながら、久侘歌さんはついばむようなキスの雨を降らせてきた。

 妖怪の山の上にある久侘歌さんの家で一緒に暮らすようになって、しばらく経つ。
 久侘歌さんは毎日この家から彼岸へ勤めに出ているが、
 家を出る時間は起きる時間に比べるとずいぶんゆっくりだ。
「鶏の性分で、どうしても朝は早くなるのですよ」
 いつだったか、申し訳なさそうにそう言われたことがある。
「まあ、貴男はもう少し寝ていてもらっても大丈夫なのですけれど……
 なるべくなら、少しでも一緒の時間を多く過ごしたいな、と」
 もじもじとそんなことを言われてしまったら、極端な早起きももはや望むところである。

 かくして今日も、二人でゆったりと朝ごはんを食べて、彼女を送り出すのだった。


38スレ目>>155


 久侘歌「○○さんとのクリスマス……どんな装いにしましょう」
    「身体にリボンを巻いて大きなお皿の上に…… いえ、倫理的にどうかという気がしますね」
    「何もクリスマスで私が鶏だからって、そういう方に引っ張られる必要はないのです」
    「無難にサンタ衣装とかにしましょうか」
    「でもちょっとだけ裾の短いやつに――」


38スレ目>>206


久侘歌さんはエプロンとか似合いそう
笑顔の久侘歌さんがエプロン+ミトン姿で
キッチンから鍋とかを持ってきてくれる光景とかすごく幸せな感じ

鍋の中身はチキンクリームシチュー・チキン抜きとか
鶏肉のうま煮・鶏肉抜きとか


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最終更新:2021年09月26日 21:46