魔理沙10



うpろだ396


「若!棚入れ終わりましたっ!」
「おう、ごくろうさん・・・じゃあ今日は店じまい、御疲れさん」
俺は、若大将でござる、若旦那でござる
恋色魔法使いに惚れてるんだが・・・なかなか告白とは行かない
なんせ相手は魔法使い、普通の男が普通に告白してなびく奴じゃ無いはずだ
「はて、さて、どうしたもんか」
店のもんは全員帰ったし、俺も実家の方に帰ろうか
そう思った時、酷い雨が降り出した
雷と、風と、大粒の、雨
「こりゃ・・・酷いな」
龍神さんの予報にない大雨だ
「すぐ止むかねぇ・・・朝まで続けばちょっと危ない事になりそうだな」
まぁ川が溢れようが山が崩れようが、問題ないだろ
幻想郷が危なかったら変な巫女と変な妖怪sが何とかしてくれるらしいし
店の戸を閉めようと立て付けの悪い戸を、ガタガタやってると
「じゃまするぜっ!」
との隙間をするりと、何かが入ってきた
「へ?は?」
「よう○○!ちょっと雨宿りさせてくれ」
ついさっきまで告白がどうのと考えていた、相手
霧雨魔理沙、本人であった
しかも俺の名前を、覚えててくれて
「あ、悪いもう閉めるところだったか」
「い、いや、大丈夫だ!ゆっくりして行け」
そうそう、平常心だ
「悪いな、急に振り出すし雷も危ないし、風も強いし」
よく見ればずぶ濡れだ、これはいかん
「おい魔理沙、風呂入れ、風邪ひくぞ」
「え、あ、ああ・・・ありがと」
風呂に案内し、着替えがないか探す事にする

…しょうがない、親父にゃナイショだ
店にあった女物の服(上下)ちと大きめだが、まぁいいだろ

戸越に魔理沙に話しかける
「おい魔理沙、着替えは此処においとくぞ」
「あ、ありがとう・・・」
「脱いだ服は絞ったらもってこい、乾かすから」

囲炉裏に火を入れる、火の上には部屋を横断するワイヤー
これに吊るせば、乾くのが早い
ちょっと眼を離すと燃えたりするが

「○○?その・・・あがったぜ」
「ちゃんと温まったか?」
へいじょうしんへいうじょうしん
だぼだぼの服着た魔理沙がやばいです、そでとか、すそとか
へいじょうしんへいじょうしん
「此処につるしとけば早く乾く」
白黒の服、スカートとか色々、吊るして、乾かす、ついでに帽子も
「ん?それはいいのか?一緒に乾かして」
  「ハンカチか何かだと思ったんです」by幻想郷在住:匿名希望さん
「あ、いや、これは」
ぽと、落としたものが
「あ」
「あ」
下着でした、そういえばすっかり忘れてた
「あ・・・あはははは」
「HAHAHAHAHAHAHA!」
笑ってごまかした、二人とも
火にあたる魔理沙
晩飯を用意する俺
なんとも奇妙な
「ん?待てよ・・・・今魔理沙はノーパn」
げふんげふん、というかがんばれ理性
「魔理沙は食べるか?豚汁と魚の塩焼きだ」
「ありがたく頂くぜ」
二人して飯を食う、魚の焼き加減がどうとか、里芋が崩れてるだとか
ちっとも御淑やかじゃなく、文句ばかり言ってる魔理沙、でもその方が彼女らしいし、可愛い

雨は止む気配がない、止まないと面倒だと思っていた雨が、今は少しありがたい
「・・・止まないな」
「ああ、これは困ったぜ」
もう日付が変わる頃かな
「ま、布団は余計にあるし、泊まっていけよ」
「え、いや、でも、お前に迷惑じゃ」
「じゃあこの嵐の中家まで帰れるか?箒じゃ無理だろうな、だからといって歩くのも大変だろう、それにお前の服は乾いていない」
「あー・・・うん・・・」
「ま、無理はすんな、遠慮せずに泊まっていけ、それに・・・迷惑だと思ったら此処までしてやらんさ」
「・・・それじゃあその・・・お世話になるぜ」
とりあえず布団引いて行燈・・・ちょっと暗いかな?
囲炉裏の火も消して、寝ることにしたんだが
「○○?寝た?」
「起きてる」
寝れるわけねぇだろ、隣に好きな女が居るのに意識せずにいれたら尊敬するねっ!
「その・・・色々ありがとうな」
「・・・気にするな、困った時はお互い様だ」
珍しくしおらしい魔理沙
いつも商品をかっぱらっていくときの、妖怪たちと弾幕ごっこをしているときの、彼女とは違う一面
「なぁ○○・・・好きな女とかっているか」
「!!!????」
いきなり何ツー事を聞いてくれるんだ、修学旅行じゃ無いんだぞ!?、しんぞうばくばく、どきがむねむね
「ええと・・・その」
ああ居るぜ・・・そいつは幻想郷一可愛い娘だ・・・お前だよ魔理沙、なんてことは言えるわけなく
「い、いるにはいる」
動揺しながらやっとこさ言えた台詞だった
「そ、そうか・・・それって・・・私が知ってる奴か?」
ええ知ってますでしょう、当たり前だろう、お前がお前を知らないでどうするんだっちゅーの!
いつの間にか身を起こして、互いに、近い距離に
「知ってるはずだ、お前以上に詳しい奴も居ないんじゃないか?」
「私が知ってる・・・アリス、いや」
○○と面識がありかつ私がよく知っている人物・・・アリスか霊夢か、パチュリーか?いやあいつはヒッキーだからな(酷
「うーん・・・霊夢か?」
「はぁ・・・違うよ」
「じゃあアリスか?」
「違うっ!」
気がつくと魔理沙の両手を、掴んで引き寄せていた
「俺が好きなのはっ!魔理「ズンっ!!」
「きゃっ!?」
「うをっ!!?」
近くに、とても近くに雷が落ちたらしい
「・・・凄かったな」
「耳が痛いぜ」
なんて間が悪い雷だ、チクショウ、怨むぜ
「あの・・・○○?」
「え?」
いつの間にやら魔理沙を抱きしめていた、魔理沙も俺を強く抱きしめて――
「あ、わ」
互いにぱっと身を離した
まだドキドキしている
「え、あ・・・寝ようか」
「そ、そうだな!寝ようか」
こんな状況で寝れるわけねぇだろ、と思ってたけどあっさり寝れた
神経が図太いのかね


「おい○○、起きろ」
「ん、あー・・・あさか」
起きてみれば雨はすっかり止んで快晴だ
それに、魔理沙もいつもの白黒になってる
「えと・・・色々とありがとうな」
「いやいや、困ったときはお互い様、俺が困ってたら助けてくれ」
「ふふ、解ったぜ」
彼女は箒に乗って、帰ってしまう
「魔理沙、ちょっといいか?」
「ん?なんだ」
大きく息を吸って!しんこきゅー
「俺さ、お前が、霧雨魔理沙が好きだ、昨日言い損ねたから、言っとく」
勢いで、言えた
見ているだけだった時から、こんなに
「○、○?」
「悪いな、呼び止めちまって、じゃあ「ちょっと待て!」
店に戻ろうとしたら怒鳴られた
「へ?え?」
「・・・返事ぐらい・・・ちゃんと聞いてくれよ」
「あ、ああ」
へんじ、断られるのか、それとも・・・
「その・・・わ、私も、お前が・・・好きだぜ」
今すぐにでも、魔理沙を抱きしめてしまいたい、でも自重しよう
「魔理沙・・・」
「な、なんだ?」
「あとで人気のないとこrげふんげふん・・・お前の家に、行っていいか?」
「あ、ああ・・・待ってる」
「じゃあまた後でな」
そう言って、見送った
まだちょっと放心状態みたいになってるけど・・・
思いっきり叫びたい、魔理沙愛してる、って叫びたいけど、我慢
それに予定も出来たし
店は・・・今日は閉めてていいだろ
はてさて、早く支度して魔理沙の家に行こうじゃないか
何しに行くかって?ナニしに行くんじゃない、イチャイチャしに行くんだっ!!
~終~

───────────────────────────────────────────────────────────

うpろだ411


「よう魔法使い」
「やぁ雑魚妖怪」
森の中、出くわしたのは魔法使いと一人の妖怪
つい最近知り合いになった二人、会うのはこれが3回目か
「その雑魚から逃げ出すので精一杯だった君はもっと雑魚と言う事か」
「う、五月蝿い、今日こそ、勝つぜ」
一回目の遭遇、それはきのこ集めの途中だった
偶然出会って、歩く片付けるはずが全然敵わなくて何とか逃げる事はできたが・・・
2回目の遭遇もきのこ集めの最中だった
妖怪はこの間の勝負が面白かったからもう一度やろう、と言い出した
ルールもあったし、見返りも有ったから受けて立った
結果は引き分け、痛み分け
ルールは殺さない程度、負けた方が勝った方の言う事を一つ聞く、それだけ


「それじゃあ・・・よーい・・・スタートッ!」
妖怪は接近戦が得意だ、距離をつめられたら間違いなくやられる
故に開始と同時に後ろに跳んだ、そしてそのまま上空へ
「恋符!イリュージョンレーザー!」
真っ直ぐに突き抜ける閃光、光の柱
「愚直!その起動は見飽きた」
それをするりと避ける、避ける、木々を足場に宙の魔理沙へ肉薄する
「ちっ、恋符!マスタースパークッ!!」
「この瞬間を待ってたぜっ!」
妖怪の手にした数珠?のようなものがつ世光を帯びた
「防腐!じゃなくて防符!菊花!」
「な、なにっ!?」
華のように広がった光は盾となりマスタースパークを完全に受けきったのだった
「どうだ?これが俺の本領発揮だ・・・」
魔理沙が絶対の自信を持っているマスタースパークをあえて受けることによってプレッシャーをかける
そして菊花がある限り魔理沙の攻撃は通らない、大技は無意味だ、と言う印象を植え付ける
「う・・・ちぃっ!」
旋回し更に上空へ、あいつがこんな隠しだまを・・・
真っ向からマスタースパークを受けきった、恐らくダブルスパークも、スターダストレヴァリエも、効かないかもしれない
「・・・どうする・・・どうする」
菊花は正面の攻撃にはめっぽう強いのだろう、だからレーザー系は正面から打っても無駄、どっかの誰かみたいにグニョグニョ曲がる弾幕が撃てれば・・・
「砲呪、飛火燕」
鳥の形をした炎が様々な角度から襲い来る
「遠距離技もっ!あるのかよ!」
油断していた所への攻撃に何とか対処する
「ははっ!どっかの不老不死程の火力はないが、それで十分だ」
あいつめ、全然強いじゃあないか、この前引き分けたときより、全然強い
「これは、どうだ?」
物は試し、私は私の必殺技を放った
「恋心、ダブルスパーク!!」
「これがお前の最高技か!」
余裕の顔を装ってはいたが内心ヒヤッと、肝が冷えた
おいおい、マスタースパークの比じゃないレベルの威力じゃねぇか、受けきれるか?ギリギリ、いや・・・
「防符!菊花!あぁぁぁぁぁっ!!」
ズ、ンッ・・・
凄まじい爆発、幻想郷が揺れる、衝撃
「はぁっはぁっ・・・はぁ・・・殺しちまったか?」
煙が晴れる、其処には
妖怪が立っていた、服はぼろぼろ数珠にはヒビが入っている
「・・・やってくれたじゃねぇか、良い威力だった」
まさか、受けられてしまうとは、思ってもいなかった
あいつにもダメージはあるが私のも相当な負荷が掛かっている、もう大技は撃てない、それはあいつも同じだろう
菊花を壊した今、あいつの防御手段は少ない
「マジックナパーム!」
大技のせいで手足に体に、ガタが来ている、正直動くのも辛い
妖怪と決闘なんてして、こんなに痛い思いをしてまで、もう嫌だ、痛いだけで何もないじゃ無いか、そう思っている
でも、心のどこかで、とても、とても、ワクワクしてしまっている
「はははっ!」
「如何した?何がそんなに楽しいんだ?」
「さあな!何が楽しいのか解らない、でもこの瞬間全てが、楽しい」
「はっはっは、それはお前が俺と同類だからだ」
とてつもない数の弾幕、避けれるものは避け、避けれないものは叩き落す
魔理沙の攻撃もこれが最後、この弾幕さえ抜ければ・・・俺の勝ち、だ
でもそれじゃあ、芸がないし、楽しくないだろ?
向かい来る全ての弾幕を、吹き飛ばしてやる

「神風、乱気竜」

風の刃を携えた竜巻、触れた木々が細切れになっていく
それを、魔理沙と魔理沙の弾幕を巻き込んで吹き飛ばした
しかし、竜巻に飲まれる瞬間、魔理沙は笑ってこう言った
「右を見てみろ」

「右を?」
右を見た瞬間、左のほうから魔力を感じて、振り返った
其処には気に結ばれた八卦炉、既に魔砲は発動している―
「ちっ、一歩届かず、か」
俺はそのまま光に飲まれ意識を失った


「ぐっ・・・俺は・・・そうか、痛み分けか」
「いや、私の勝ちだぜ」
顔を上げると其処には魔理沙が立っていた
「そうか、お前のほうが先に起きたのか」
一応手当てしてくれたらしい、一応だけどな
「はぁ、初勝利おめでとう」
「ありがとう、だぜ」
偉く上機嫌な魔理沙、3回目にして負けた俺、でも楽しかったからな
「それで・・・俺は何をすればいいんだ?」
「あー・・・考えてなかったぜ・・・」
一人でうんうん唸ってる、いったい何をさせるつもりやら
「それじゃあ今度茸狩りにいく時に荷物もちと手伝いを頼むぜ」
「は?」
「なんだ、もんくあるのか」
いや、文句はないけど、そんな事で良いのか?
「いや、そんな事で良いのか?例えば使い魔になれって言えば茸狩りなんて毎日でも手伝ってやれるし
自分で言うのもなんだが俺は結構上級の妖怪だし、使い魔にするならもってこいで儲けもんだと思うんだが・・・」
「う~ん、一瞬考えたんだが、お前とはほら、またこうやって戦いたいし、それにその・・・友達のままでいたいし・・・その・・・」
「魔理沙・・・お前って凄くいい奴だ」
こんな良いやつを見たのは初めてだ、コイツとならきっといい友達でいられる、そう思える
ただちょっと純粋すぎる、まぶしい
「ほ、誉めても何も出ないぜ!」
「別に誉めてるわけじゃねぇよ、ただお前がいい女だって、俺が思ったから口にしただけだ」
今度は赤くなってあわててるし、単純で、莫迦で、実に可愛い
「なぁ妖怪、そういえばお前の名前聞いてないぜ」
「ああ?そういえば言ってなかったか・・・俺は――ってんだ、憶えとけよ、魔理沙」
「お、おう・・・それじゃあ、神社に行って茶でも飲もうぜ」
「お、いいな、茶菓子はあるか?あの貧乏神社に」
「この間私が煎餅をおいてったけど・・・残ってるか?」
「じゃあなんか買っていくか、そうすりゃ貧乏巫女も喜ぶだろ」
焼け野原になっちまった此処の始末は・・・まぁ巫女に任せとけば良いだろ
そのためにちょっと高めな茶菓子を持っていこう
里一番の菓子の店で・・・
「おーい、早く行こうぜ」
「ああ、それじゃあ行こうか」
まぁ、面倒な事は後回しだ、どうせ何とかなる
そんな投げやり思考、でもそれでいい
俺は魔理沙の後について里へ向かう
面倒な考えを投げやって彼女を見た
俺の頭の中はこの面白い少女のことでいっぱいだったからだ

───────────────────────────────────────────────────────────

10スレ目>>220


 当然っちゃあ当然なのだろうが、そろそろ明かりが欲しくなるような時間帯であるというのに、その家にはランプの一つも灯っていなかった。
 寝ているのではないか。普通ならそう思うところだが今回はそうなっていないという確信がある。
 勝手に玄関を開け、暗闇の中散らかりに散らかった家の中をずんずん進む。目的の人物は自室にいるだろう。
 着いた。見慣れた扉を叩く。

「帰れ」

 無視。ドアノブを回して中に入る。
 直後、飛んできた枕を受け止める。これでも弾幕ごっこは出来なくもない。どこぞの巫女をはじめとする人外達に勝てる気はしないが。
 例えるならイージーを辛うじてクリアできる程度の奴がいきなりルナティックに挑戦する感じ。
 受け止めた枕を相手に投げ返すと、ぼふ、という音と共に枕は相手の顔に直撃する。
 しかし酷いものだ。当てる気も避ける気も無いとは。
 普段俺を笑いながら伸している姿――俺がどう足掻いても辿り着けないあの姿からは想像できない。

「随分と沈んでるじゃないか――魔理沙」
「………お前もかよ、○○」

 闇に慣れてきた目の奥で、ベッドの奥にうずくまる少女――霧雨魔理沙が弱々しい目でこちらを睨んできた。
 仮に目線が凶器になったとしても、それでは蚊に刺された位にしか感じないな、等と下らない事を考える。

「お前もかよ、ってことは結構な人数が来たみたいだな」

 まあ、こんなもんが他の奴らの目に触れればな、と思わなくもない。
 俺の手にあるのは文々。新聞の最新号。霧雨魔理沙がどこぞの神様に喧嘩を吹っかけたはいいもののあっさりと返り討ち、という内容のものだ。
 そんなニュースが幻想郷に広がれば、まあその後は想像が付く。
 今まで魔理沙に一蹴されていたような存在が、こぞって彼女に押しかけて日頃の鬱憤を晴らすべく言葉を投げかけていくのだ。
 実力行使ではなく、言葉での攻撃なのがここでのポイントだ。
 反論しようにも、力で黙らせようにも、魔理沙には既に負け犬のレッテルが張り付いている。
 だから、彼女はただ黙っているしかなかったのだろう。負け犬が何を吼えても遠吠えにしかならないのだから。
 とはいえ―――

「ホントだったんだな、お前のその様子を見る限りだと」

 びくり、と魔理沙が肩を震わせる。
 俺がここを尋ねた理由は、事の真偽を確かめたかったからだ。真偽を確かめたかったのは、信じられなかったからだ。
 吸血鬼を倒し、亡霊の姫を倒し、永遠人を倒し、更には閻魔様まで倒してのけた魔理沙――それを上回る存在が現れたなんて、俺には信じられなかったからだ。
 勿論日頃色々なことに巻き込まれている恨みを晴らしたい、という下心もまあ、あるにはあるのだが。

「どうしたんだよ、霧雨魔理沙ともあろう者が。そんなに相手が強かったのか?」

 魔理沙は答えない。ただ、彼女の二つの目がこちらを弱々しく捉えているのが分かる。思った以上に衰弱しているらしい。
 これ以上追い詰めても後が怖い。適当に温かい物でも作ってやってから帰る事にしよう。
 予想外の事態にため息をつき、手に持っていた新聞を放り投げる。元々散らかりきっている部屋だ。今更新聞の一部や二部混ざっても変わりはしないだろう。

「……お前のせいだよ」

 新聞が床に着いてからたっぷり数秒後、魔理沙はそう言い切った。その口調には、溜め込んできたものを吐き出すような重々しさが混じっていた。

「俺のせい? 俺が何をしたって言うんだよ?」

 とぼけている訳ではない。本当に身に覚えが無いのだ。

「ま、確かにお前を笑いに来たつもりではあったんだけどな、もうそんな気も無くしたよ。疲れてるんだろ? 台所借りるぞ、何か温かいもん作ってやるから今日はさっさと寝とけ」

 そんな俺を見て、魔理沙は「そうだよな」と呟いた。その口元に、はっきりとした自嘲の色が浮かぶ。

「――そうだよな、お前に当たったところでどうしようもないんだよな」
「………」

 何を今更、と思うのだがとりあえず黙っていることにする。

「……でもな―――それでもお前が悪いんだぜ……?」

 一瞬、魔理沙はその身を震わせた。まるで目の前にいる俺に怯えているように。
 そして次の瞬間には、喉笛を食い千切らんばかりの勢いで、俺に言葉を叩きつけてくる。

「ああ、そうだ!! お前が全て悪いんだ! 離れないんだよ、お前が!! 
 本を読んでいる時も、食事の時も、息をしている時でさえも!! 何をしていてもお前のことが頭から離れてくれやしないんだ!」

 魔理沙の声が、震える。

「今回だってそうだ! 誰かと弾幕撃ってれば少しは楽になると思ってたのに! だから神様にまで会ったっていうのに―――!!
 消えてくれないんだよ、お前が! それどころかどんどん頭の中がお前だけになっていくんだ……!」

 慣れたとはいえ闇の中にしか魔理沙の顔を窺う事が出来ない。
 でも、そんな暗闇の奥、少女が涙を堪えているのが分かる。
 もう自分でも何を言っているのか分かっていないに違いない。膝元にある枕を抱きしめて、続ける。

「ひっく……好きなんだよぉ……○○……」

 俺は、動けない。突然の告白に戸惑っている。

「魔理沙……」
「来ないでッ!!」

 歩み寄ろうとする俺を、魔理沙は枕を投げつける事で制する。
 今度は受け止める事が出来なかった。顔面を埋め尽くさんばかりの枕から広がる、魔理沙の匂いが俺の心を蝕み始める。

「でもお前は……私の事……笑いに来たんだろ――?
 あんなに偉そうに息巻いてながら負けて帰ってきた私をカッコ悪い奴って思ってるんだろ……私の事、嫌いなんだろ――?」

 自分の言葉で、魔理沙はとうとう涙をその目蓋に溢れさせる。
 もう魔理沙には、外面を繕う余裕なんて残っていなかった。

「嫌だ……嫌だよぉ……嫌われたく、ないよぉ……嫌いにならないでよぉ……ぅぅ……ひっく……好きなんだよぉ……」

 俺は―――衝動的に魔理沙を抱きしめていた。
 子供をあやすように、優しく背中をさする。太陽の光を受けて輝く稲穂のような金色の髪越しに、魔理沙の体温が伝わってくる。
 耳元で聞こえる嗚咽が、俺の脳を蕩けさせる。

「魔理沙……」

 理性は言うのだ。彼女は弱っているだけだ、と。親とはぐれた子供が人恋しさで泣いているのと同じだ、と。そんな彼女の心の隙間に付け込むような最低な真似は止めろ、と。
 だけど。
 口が開く。蝕まれた心が、蕩けた脳が、勝手に口を開く。
 言え。今言わなければ、絶対に、一生、後悔する。

 言うんだ。本当の事を――埃を被って風化していく筈だった、本当の想いを。

「俺は――お前が好きだ」

 瞬間、全ての音が止まったような錯覚。

「うそ……」
「嘘じゃない。気が付いたら目で追うようになっていた。箒に乗って気持ち良さそうに空を飛ぶ仕草を、嬉しそうに怪しい実験をしている表情を、弾幕ごっこの時の真っ直ぐな瞳を。
 眩しかったんだ、俺には。霧雨魔理沙っていう女の子が、眩しくてたまらなかったんだ。でも、気持ちを伝える事は出来なかった。
 気持ちを伝えた途端、今までが全て嘘になるんじゃないかって。夢から醒めるように全ては無くなっちゃうんじゃないかって。あの眩しさがもう無くなっちゃうんじゃないかって―――怯えてた」
「○○……」

 俺の背中に、腕が回される。細く、小さな腕。
 背中を這う温もりが、なけなしの勇気と混じって力になる。  

「もう一度、言う。魔理沙――俺は、君が好きだ」

 互いが、示し合わせたように腕の拘束を緩め、目と目を合わせて向かい合い、どちらともなく瞳を閉じる。
 目蓋の闇しか見えない中、二人の息遣いだけがやたらと鮮明に聞き取れる。
 唇に、何かが触れた。
 その何かの正体なんて、考えるまでもない。
 嘘じゃない。夢じゃない。この温もりが、全てを現実だと言い切ってくれる。
 霧雨魔理沙は、ここにいる。


――――


「全く……私としたことが新聞の一部や二部でここまで取り乱すとはな。どうやら心にマタンゴが生えてたみたいだぜ」

 一晩明けた霧雨亭、その食堂で朝食を胃に収めながら魔理沙は照れ臭そうに呟いた。
 昨日の死んだような顔とは打って変わって、その表情には生気というものが満ち溢れている。
 彼女が浮かべたそんな表情を笑いながら見ていると、不思議そうな目線がこちらを向く。

「どうした? 私の顔に何か付いてるか?」
「いや。やっぱり魔理沙は、そうじゃなくっちゃなって思っただけだ」
「……照れるぜ」

 そう。
 きっかけは太陽のように眩しいあの笑顔だったのだから。
 ずっとそれを大事にしていきたいと、そう思えるのだ。

「じゃあ、行って来るぜ。私が帰った時に温かい料理と出迎えてくれると嬉しいぜ? 今回は道中、無性に芋が食べたくなるんだ」
「おう。フルコースで振舞ってやるさ」

 フルコースも何も、俺が簡単な物しか作れないのは向こうも知っているのだが。

「ははっ、楽しみにしてるぜ。じゃあ――」

 立ち上がった彼女はもう、何時もの彼女だ。
 黒い帽子、白黒の衣装、丈夫そうな箒。
 だから、これから始まっていく何時も通りの関係を、始めることにしよう。

「行って来るぜ、○○」
「いってらっしゃい、魔理沙」

 箒に跨って魔理沙が矢のように飛んでいく。きっと戻ってきた時には、何かがすっきりと解決しているのだろう。
 そうだ、彼女はもう絶対に負けない。

 その事実が、とても誇らしかった。

───────────────────────────────────────────────────────────

8スレ目>>44


 幻想郷という場所にたどり着いたのは結構前になる。
 そのとき拾ってくれた神社の巫女さん、霊夢の家の掃除やらなにやらを条件に居候をしている。
 ここでの生活に慣れるまで様々な問題もあったものだが、まぁ今回の本題とはまったく関係ないのでどこかにそっと置いておくとしよう。
 では本題。
 その日は梅雨の短い晴れ間で、久々に境内の掃除をしていたときのことだった。
 俺と霊夢が掃除をしていると珍しい客人が訪れた。
 俺と同じ外の世界の人間で、魔理沙と住んでる俺より一つか二つくらい年少の男だ。


「で、悩みは何だ?」
「わかる?」
 そりゃ、わかるなってほうが無理だ。
 神社に一人で来ることなんてほとんどないやつが難しい顔して境内にいれば、誰だって気がつく。
「まぁ、そんな顔してるしな」
「なんていうかさ、僕はここに本当にいていいのかなって」
「ふん」
 真剣な悩みらしい。
 珍しいと思う反面、まぁ、仕方がないことだとも思う。
 ここは俺たちにとって、何処までも異郷なのだから。
「幻想郷ってのは確かにいい場所だよ、でもさ僕達は外の世界の住人じゃないか」
「そうだな」
「外の……本当の世界には僕達を待っている人だっているじゃないか」
「まぁ、親とかな」
 恋人とはいえない悲しさ。
 まぁ、そんなことはどうでもよくて。
 たしかに、俺たちを待ってるやつ、探してるやつってのはいるんだろう。でも、
「だからさ、本当は帰らないといけないんじゃないかと思うんだよ」
「悩みってのは……」
「うん、このことだよ」
「馬鹿馬鹿しいな」
 俺たちはここでの生活を選んだ。帰る機会は自分でふいにしちまった。
 俺はここで欲しいものを見つけた。まぁ、もう手に入らないことだけは判ってるんだけど。
 それでも未練たらしく残ってるのは、ここにいることを選んだから。
 お前もそうだろう? あいつの隣にいることをお前は選び、手に入れたんだ。
「僕もそう思うよ。
 でももし、ここで魔理沙に出会わなければ、霊夢やあんたに出会わなければ?
 僕は迷わず帰れたんじゃないかと、そう思っちゃうことがあるんだよ」
「あら、魔理沙?」
「へ?」
 ようやく口を開いたと思ったら爆弾発言。霊夢の言うとおり、すぐそこに魔理沙が立っている。
 俺たちは気がついていなかった。まったく、お互いうかつにもほどがある。
「いや、そのなんだ……お前がそんな風に思ってるとは思わなかったぜ。
 別に私のことなんて気にすることはないんだぜ?」
 トンガリ帽子を目深にかぶって目を合わせず、いつもの元気はなくから元気。
 こんな魔理沙ははじめてみたというくらいに元気がない。
「ちょっと待って……」
「いや、いいんだ。気にするな……その……じゃあな」
 そういって魔理沙は箒に乗って飛んでいってしまった。
 それだというのに、目の前の男は茫然自失といった様子で立ち竦むばかり。
 まったく……世話の焼ける。
「おい!!」
「え?」
「幻想郷にいることを、魔理沙の隣にいることを後悔してんのかい?」
「してない!!」
 俺の問いに、さっきまでの様子がうそみたいに力強い返事をする。
 いやはや、お熱いことで。
 羨ましい限りだ。
「上等。じゃあ伝えにいってこい」
「いってくる!!」
 ものすごい勢いで走り去っていく男の背から空に目を移す。
 梅雨の晴れ間は短い。この晴れ間が続く間にあの二人の問題が片付くことを祈りながら掃除を再開した。






「まったく、道化ねぇ」
「いい男だろ?」
「道化ね」
「二回も?」
「道化としか言いようがないわね」
「何とでもいえ」
「道化、道化、道化、道化」
「何度も言うな」
「好きなんでしょ? 魔理沙」
「まぁな。でも、あの二人の間に入る余地なんざないしな」
「道化ねぇ」
「慰めようって気はないのかよ」
「あとで、お茶くらい入れてあげるわよ?」
「涙が出そうだよ」


こんなヤツが一人くらいいてもいいと思うんだ

───────────────────────────────────────────────────────────

8スレ目 >>163


●○「これでお前とお揃いだぜ」
○○「というかそれで誰だか解ってしまうお前って・・・」
●○「いいだろ。ほかの奴じゃ絶対真似できない。私だけの特権だぜ」
そう言うと●○は自分と○○の手を絡めて、そのまま箒に乗り・・・

167 :名前が無い程度の能力:2007/06/26(火) 21:30:40 ID:6.qytjAM0
  >>163
  @「あらあら、私を差し置いて何を言っているのかしらね」
  ⑨「記号表現でも抜かり無し!あたいってば最強ね!」
  ●○「……何か違う気がするんだぜ?」

───────────────────────────────────────────────────────────

8スレ目 >>280


魔「なぁ、○○」
○「ん? 何、魔理沙」
魔「お前、霊夢に告白したんだって?」
○「うん、したよ」
魔「…で、振られたんだよな?」
○「うん、振られたね。あなたとは良い友達でいたいって言われたよ」
魔「……よく分からないんだぜ」
○「何が?」
魔「振られたのに、なんで今も一緒に神社に住んでるんだ?」
○「何かおかしい?」
魔「普通、気まずくならないか?」
○「なんで?」
魔「なんで、って……」
○「……うん、多分、魔理沙の言うとおりなんだろうね」
魔「……○○?」
○「普通断られたら気まずくなって、少なくとも一緒に住んではいられないよね」
魔「まぁ、普通はそうだと思うぜ」
○「うん。だけどね、僕は別にどうでもいいんだ」
魔「どうでもいい?」
○「霊夢が僕をどう思っていようと、周りがどう思っていようと、
  僕が霊夢を好きなのに変わりはないから」
魔「…まだ、諦めてないのか?」
○「少し違うね。最初から返事なんて期待してなかったんだよ。
  告白したのも、その場の流れみたいなものだったし」
魔「……よく、分からないぜ」
○「そうかな?」
魔「自分の好きな奴には好きになってもらいたいって思うんじゃないのか?」
○「見返りを求める愛は愛じゃないよ」
魔「…よく、分からないぜ…」
○「そう? 僕からすれば、好きですだから付き合ってください、っていう方が分からないな」
魔「…………」
○「確かにそうなれば嬉しいけどね。
  だけど、好きになったのは僕の勝手。
  その勝手を相手に押し付けるつもりはないよ。
  幸い、霊夢も友達として、同居人としてなら僕のことは好いてくれているみたいだし。
  それで十分じゃないか」
魔「…霊夢も、贅沢な奴だぜ。こんなに想われてるのに、答えてやらないなんて。馬鹿だぜ」
○「そういうこと言わない。……じゃあ、僕はそろそろ帰るよ」
魔「おう、分かったぜ。途中で襲われてもちゃんと逃げ切れよ」
○「相変わらず送ってくれるって選択肢は無いんだね。分かってる、じゃあまたね」



魔「…馬鹿だぜ、お前も霊夢も……でも、一番の馬鹿は私か……」

───────────────────────────────────────────────────────────

8スレ目 >>330


魔理沙は家に鍵をかけない、深い意味はなく恐らくは忘れているだけなのだろう
「あいつ鍵って何なのか解かってんのか?」
悪態吐きながらドアを開ける、結界が張ってあるわけでもない
「おーい、魔理沙ー?」
呼び掛けるが返事はない、仕方ないので部屋を見て回ることにした
~青年探索中~
「寝室か・・・入るべき場所ではないが・・・うぬ」
軽くノックしてドアを開けた
「まりさー?」
ベットが盛り上がっているので恐らく寝ているのだろう
仕方ないので掛け布団?を少しめくってみた
寝息を立てて静かに眠るっている
「人と約束しておいて・・・寝てんじゃねー!」
布団をがばー!っと剥ぎ取って・・・魔理沙を起こそうと試みたのだが
○○の思考は停止した
普通寝るときってパジャマじゃね?何でこの娘下着姿で寝てるんですk
今起こった事をありのまま話すぜ!パジャマだと思ったら下着姿で(ry
「こ、このバカ娘、まだおきない・・・悪戯しちまうぞコラ」
いや、○○にそんな度胸ないんだけども
「ちっ、書置きでもして行きゃいいかね」
仕方ないのでメモ紙を探そうとおもったときだった
「悪戯・・・しないのか?」
「ま、魔理沙・・・起きてたんなら声かけろよ」
「ごめん、それで、その、悪戯は?」
「いや、まて、落ち着こう、あれは出来心だ、ちょっと魔がさしただけだ」
「別に私は・・・その・・・お前なら」
「ッ!バカ!そういう事を口にするな!本気にするぞ」
「だから私はお前なら」
○○はベットに魔理沙を押し倒した、両手首を掴んで馬乗りになる
魔理沙は眼を硬く閉じて震えていた
「私は、お前の事、最初にあった時から、好きだったぜ」
震える声で、告白された
押し倒している場合じゃない、された側は、返事をする義務がある、と思う
「ずるいな、先に言うなよな、出遅れたみたいじゃ無いかよ」
「○○?」
「俺は霧雨魔理沙のことが好きだ、愛してる」
「ははは、なんだ、悩んでたのがバカみたいだ・・・○○も私の事好きでいてくれたんだな」
「魔理沙」
「うん・・・いいよ」
俺達の初めてのキスは少々乱暴な体制だった

───────────────────────────────────────────────────────────

8スレ目 >>356


「今日は七夕か・・・」
誰と過ごそうかな
 霊夢
→魔理沙
 アリス

「なぁ魔理沙」
何だ○○
「七夕だぜーって言いながら家の窓を割って入ってくるのはいつもの事だから置いておくが」
「うんうん」
「なぜお前が来た後に集中豪雨だ!しかも割れた窓から降り込んで来るし!」
「あははー」
七夕だぜーと言いながら我が家の窓をブレイクした魔理沙、その後集中豪雨で横殴りの雨が降り続いているのがいま
そしてベニヤ板で窓を塞いでいるのが現在進行形
~青年奮闘中~
「あーあ、せっかく○○と天の川を見ながら短冊書いて弾幕ごっこだとおもったのに」
「ちょっと!?最後しゃれになんないのが入ってるよ!!?」
「・・・あーあ・・・○○と七夕を、なぁ」
「まぁしょうがない、雨が降ってるのは仕方ない、どうしようもない事だよ」
不貞腐れる魔理沙を放置して風呂に入る用意をする
「?なんだ、風呂に入るのか?」
「ああ、お前が割った窓の修理でずぶ濡れだからな」
「・・・ごめん」
魔理沙らしくない、魔理沙らしくない、こんな可愛い女の子みたいな(失礼)魔理沙を見るのは初めてだ
「○○・・・許してくれるか?」
落ち着け○○!此処で熱く迸るリビドーを爆発させたら御終いだ!いろんな意味で!
「あ、ああ別に・・・怒ってないから、そんな落ち込むなって!じゃあ俺は風呂入ってくるから」
そう言って足早に風呂(五右衛門風呂)に入った
「あーあー温まるぅぅぅ!」
風呂に入るとテンション上がるな、でも・・・
「魔理沙と七夕か・・・雨が憎いのは久しぶりだな」
あの娘の笑う顔が見たい、女の子らしい魔理沙もいいがいつもの元気な魔理沙が好きだな
しゅるっ、ぱさ
「?衣擦れのお・・・と !!??」
戸一枚隔てた向こうから衣擦れの音がする、服を脱ぐような・・・
「HAHAHA何を考えているんだ俺は、思春期じゃ有るまいし」
なんて思っていると扉が開いた、立っているのは魔理沙で・・・
「ばっ、お前!何で!?」
後ろを向いて魔理沙を見ないようにと―
「○○、私は」
~とぅーびーこんてぃにゅ~

───────────────────────────────────────────────────────────
最終更新:2010年05月15日 00:12