ルーミア1



1スレ目 >>41


ルーミアへ。

『頼む、俺を食べないでくれ!
 今お前が俺を食べなかったら、一生俺がお前に飯を食わせてやる!
 約束する! 俺と一緒にいるかぎり、お前にひもじい思いは絶対にさせない! 絶対約束するから!!







 あぎゃああああああああっ!!』



1スレ目 >>47-48


是非も無い。畜生め。好きにしやがれ。

「……」

どうした?さっさと喰えよ。覚悟のできてるうちにお願いしたいんだけどな。

「…いい」

………なに?

「あなたは、いい。喰べないよ」

………そうか?それじゃあこのまま帰っちまうぞ。
お目こぼし、感謝しとくよ。

「そのかわり」

そのかわり?

「明日の夜も…ここに来て。約束」


さて、どうしたもんだか………

→  約束を守る。

   約束を守らない。



…こんな事悩むなんて、我ながらどうかしてる。
わざわざ喰われに行くことなんてない。

……

…ホント、どうかしてる。

俺は、約束を守る為にあの場所へと向かって行った。



で、これなんてエロゲ?

備考:すごい勢いで未完くさいのでレスそのまま。



1スレ目 >>444-446


ガキィィン!!

鋭い牙が鋼鉄を打ち鳴らす
深闇を切り裂いて飛び散る火花

……
そして訪れるしばしの静寂





次に闇より染み出でた音は、


少女の、すすり泣く声だった。


「ぅぅぅぅぅぅぅ…」

「はっはっは、どうだ参ったか、いつまでも齧られるばかりの俺じゃないぜ!」

「ぅぅぅぅぅぅ…そう…なの…kぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」

「っておい…えっと、そんな、マジ泣き…でいらっしゃいます?」

暗闇に包まれた少女、ルーミアは
俺の突き出したフライパンを思いっきり噛み締めたまま泣いていた。

「ぃたぃょぅ……ぐすん」

えええっと…、いや俺は悪くないよ?
だって、最初に襲われたの俺だし?
こいつは俺を見るたびいつも、
食べていい? ってききながらかじりついて来るんだよ?
俺、いつも命からがら逃げてたけど、やられてばかりじゃなくて仕返ししたいじゃん?
だからさ、こいつが口あけて飛び掛ってきたまさにそのタイミングに
ホールintoお口にフライパンでジャストミートおれっちhappy ぃぇぁ!
でしたのよ?
はずでしたの。

「ぅぅぅ……、ひどいょぉぅ、ズズズズ(←鼻水すする音」

あぁぁぁほんとに泣いちゃってる。
俺、酷いのかな?
おれっち鬼畜?
こんな事で?
ねぇるーみあさん?
るーみゃー?

「わたし、ね…」

う、うん

「あなたのことが」


「好きだったのにぃぃぃぃぃぃx!!!」

ぇ?

「えええええ”え”え”え”え”…っと、冗談?」

ふるふる、とフライパンくわえたまま首を振る涙目ルーミア。

「本気?」

こくこく、とフライパンくわえたまま首を振る泣き顔ルーミア

~おれっち幻想中~
会うたびに絡んでくる→好きだったから→
おれっち反撃でマジ泣き→好きだったのにぃ(うるうる

やっべー
今まで、食うか食われるかの焼肉定食な関係でしかこいつの事を考えた事なかったが
こうして、視点を変えてみると、まぁ、そのなんだ?
るみゃたんカワイクネ?
やっべ、まじやっべ。

しかし俺は熱くてクールでナイスガイなニヒル科目さ
こんなときのうまい「切り返し」だって最近攻略サイトで覚えたze
ねぇ、僕のるみゃたん、今まで些細な行き違いはあったけど
これからは二人で新しい幻想を築いていくんだね(すでに決定稿

僕のるみゃたんが咥えたままのフライパンをとってあげる。
「ルーミア聞いてくれ!(←真剣モード」
僕のるみゃたんの肩を両手でガシッとつかみ、必殺 告符「瞳キラキラ」

「俺も、ルーミアのことが、好きだああぁぁぁぁぁぁぁ!」

俺の魂の告白。
僕のるみゃたんは目を丸くして驚いている。
いいんだよ、おびえなくてもいいんだ、
もう、心配する事もないんだ、俺たち両思いなんだから。

「び、びっくりした…でも、でもわたし、そんなこと言われたらわたし!」

顔を真っ赤にする僕のるみゃたん。
HaHaHa! 照れちゃって、初やつ初やつういういう~い。
何か言いかけた僕のるみゃたんの唇にそっと人差し指を当てる。
今の俺たちに言葉なんて無粋だね?

俺はそっと僕のるみゃたんに顔を近づけ

むひょぉぉぉぉっぉぉぉぉぉ    ←

柔らかい、真っ赤な唇に吸い付いた

むひょぉぉぉぉぉぉぉっぉおぉぉx ←行間にまであふれ出た俺とおまえのシンパスィ

「ぁ…」

なんて小さな声を漏らす僕のるみゃたん(俺設定11歳)

「あ、じ、み♪」

なんて超気のきいた事を言う俺様

「・・・ぅ」

ん、なんだい? 言いたい事があるのかい? 聞こえないよ?

「こ・・・ま・・・るの」

困るだなんて、今の俺に困るって言われても俺も困るさAHaHaHa…は?

「んっと、だからね」

るみゃたんは真剣に語りだす。

「好きだって言われて味見なんてされたら困るの。
だってわたし、あなたに食べられるとは思ってなかったし…」

「はっはっHA! 可愛い子猫ちゃん、味見はちょっとした冗談さ、
本当に食べるわけないじゃないか。だって僕はUをIしてるから!
でもどうしてもって言うなら、ちょっとチガウ食べ方をおしえて(幻想郷へ」

「……そう…かぁ、そーなのかー♪ じゃぁあなたはわたしを食べないんだね?」

「そうなのさー♪ 変な事いってごめんね、心配は要らないよ?」

「そーなのかー♪」

「そうなのさー♪」

「よかったぁ、わたし
あなたみたいなおいしそうな人間鳥のから揚げの次に大好きだから
逆に食べられるんじゃなくて幸せ♪」

「そうなのさー♪」

ん、あれ? そうなの…か?

「それじゃ、えんりょなく、いっただっきまーーーー


end


1スレ目 >>877


…この森に迷い込んでもう2週間か…
キノコやら木の実やらで凌いできたけど…そろそろ厳しいな…
しかも毎日、人食い妖怪につきまとわれるし…
…そろそろ、問題の奴が来るころだな…
「そーなのかー」
…来たよ。てかなんであいつは飛ぶ時もそーなのかーって言ってるんだ?
…まぁ、関係ないか…さて、また走らないといけないのか…
「見つけたよー!今日こそは捕まえてやるー!」
僕はその声を聴いた瞬間に走り出した。
いや、正確に言うなら"逃げ出した"だな…
その少女は名前をルーミアといい、見かけの可愛さとは裏腹に人間を主食としている妖怪である。
この森に迷い込む前、近くの村でこの森にはこんな妖怪が居るから気をつけろと言われていた。
放浪の旅をしている僕は、好奇心でこの森に入ったのだが、案の定迷ってしまったのである。
いくら旅慣れしてるからとはいえ、これぐらいの森ならとナメてかかって磁石や地図も持たずに入った僕が悪いのだが……
しかし、今は…
「待てー!」
悔やむ前に、この可愛い捕食者から逃げて生き延びないといけないな…
…でも、あの子…やっぱり可愛いよな…あんな子になら食べられてもいいかもな…
しかし、考え事をしながら走ったのがいけなかったのか、木の根っこにつまずきその拍子に足を挫いてしまった。
「ぐあっ!…やべ、走れないよ。」
思わず声に出してしまった。その声を聞きつけ、彼女がやってきた。
「ふふふ…もう逃げられないよ…」
「…ああ、もう…好きにしてくれよ…」
もう、足を挫いたときに生きる気力も無くなった…
「さぁ…どうせ僕を食べるんだろ。殺るなら、一思いに殺ってくれよ…」
「うーん…ねぇ、何で貴方って私から逃げてたの?」
…何を言ってるんだこの子は?
「何でって…そりゃ捕まったら食べられるからであって」
「そーなのかー…でも貴方は食べたくないな。」
ハァ?いきなり何を言い出すんだこの子は?
「それは、僕が不味そうに見えるからか?」
「ううん、なんかねぇ…貴方は生かしておきたいなって思ったの」
…はい?
「じゃあ、なんで僕を追いかけてきたんだ?」
「うーん、なんて言えばいいのかな…私ねぇ貴方のことが好きなのかもしれない」
「…へ?」
えーと…まさか僕は今、告白されたのか?
「それは英語で言うとLikeなのか?それとも…いや、こっちは無いか。」
そんなはずが無い。捕食者であるはずの彼女がその餌であるはずの僕にLoveの感情を抱くなんてありえない。
でも…僕自身も、彼女のことを好きなのかもしれない…
彼女は可愛いし、それに最近僕は彼女に会うたびになんか恐怖とは違うドキドキが芽生える…
「どうなのかなー?うーん…英語わかんないよ…でも私ね、貴方のことが好きなの」
「質問を変えよう。僕のことを愛しているのか?それともただ単に好きなのか?」
…って自分で言ってて恥ずかしくなってきた。今時こんな質問する奴居ないって…
「うーん…どっちかって言えば…あ、愛してるのかな…」
彼女もその答えを言ってて恥ずかしかったようだ。
「…そーなのかー…っていかんうつった」
「んみゅ…恥ずかしい…」
…まさか、本当にLoveの感情を持っていたなんて…どうしよう…この思いに答えてあげなくちゃいけないんだけど…僕自身、まだ迷っている…
「じゃあ、もし僕が君の想いにNoって答えたらどうするんだ?」
「んーとね…この場で貴方を食べちゃう」
…ちょっと待て、Noは絶対に選べないじゃないか。
よし、僕の想いは決まったな。
「ふふ…残念ながら僕では君の空腹は満たせないよ」
「え?どうして?」
「僕の答えは、Yesだからだよ」
「そ、そーなのかー?」
「うん、改めて言おう。ルーミア…僕は君が好きだ。Likeでは無くLoveでね」
「そーなのかー!」

静かな森の中、二人の体と想いが重なった…
一部始終はそこにあった木々だけが知る…



2スレ目 >>30


「……」

朝日の降り注ぐ爽やかな縁側に、ヘンなモノが転がっている。
見る限り、金髪で黒服で赤いリボンをつけた女の子が空腹でへばっているように見受けられる。
「お肉ー」とか言ってるし。

「あー……もしもし?生きてるか?おーい?」
「……へあ?」

縁側に突っ伏していた女の子が顔を上げる。
そして一言。

「……あなたは食べてもいい人類?」
「……開口一番カニバリズム全開発言は控えるように」

こちとら世俗に塗れた人間だ。
いくら飢えている人間?を前にしているとはいえ自分の身を捧げられるほど達観してはいない。
爽やかな朝日の下で初対面の女の子に捕食されるという惨劇を回避するため、
朝食を並べたちゃぶ台を指し示し、もう一人分の食事を用意することを代案として提示した。
果たして金髪の女の子は「ごはーん♪」とこの提案を快諾した。
惨劇の回避に成功。生きてるって素晴らしい。

「おいしー♪」
「そりゃどうも」

ご飯に味噌汁、焼き魚。
特別でもなんでもない極々平凡な朝食だが、それを満面の笑顔で平らげられると、嬉しいやらなにやら。
でも、傍目を気にすることなくがっつくもんだから、口元や頬にご飯粒がくっついている。

「ほら、そんなにがっつかないでもいいだろうが。ご飯粒ついてる」
「ふぇー?」
「ああもう……」

苦笑しながら手を伸ばし、口元、それから頬を拭ってやる。
目を細めながらくすぐったそうにしている様子が、外見相応に可愛らしい。

「えへへ……」

少し恥ずかしそうに笑みを浮かべる女の子。
照れ隠しのように4杯目のおかわりをかき込み始める。
自分にいつか娘でも出来たらこんな感じなんだろうか、などとぼんやり思った。

「なんだか……」
「ん?」

そんなことを思っていると、抱え込んだ茶碗の向こうから女の子が上目遣いにこちらに視線を向けている。
なんだろう、と思っていると女の子はまた無邪気な笑みで、言った。

「なんだかね、おとうさんといるみたいだなーって」
「ぶふッ!?」

思わず飲んでいた緑茶を吹き出しそうになった。
思考が読まれている?貴様ニュータイプか!?
こちらのそんな錯乱気味の焦燥にはお構いなしに、女の子は4杯目を瞬く間に平らげ、
「ごちそーさまでしたっ!」と元気に手を合わせる。

「お粗末様……で、満足してもらえたかな」
「んー、ちょっと足りなかったけどまあ満足かな」
「それは良かった。こっちもあたら若い命を散らさずに済んだし」
「ガブリ」
「アーウチッ!ちょっと待て何でいきなり他人の頭にかぶりつくかな!?」
「デザート」
「待て待て待て待て!食べすぎは美容と健康の敵だろう君も仮にも女の子ならその辺も意識しtあだだだだだだッ!!」
「じゃあ味見だけでも」
「どの口がそんな虚言を垂れ流すッ!?」
「じゃあはむはむしてあげるから、はむはむ。甘噛みー」
「ぎぃ嫌ァァァァッドコがアマガミだッ脳まで達しとるわッ!!」
「むー」

……そんな命がけのマヌケなやり取りを三ループほど繰り返して、ようやく捕食を諦めてくれた(らしい)彼女は、
今は隣に座って、満腹で眠気を催したのか、うつらうつうらと船を漕いでいる。

「んー、ねむーい」
「じゃあ寝たらいい」
「……ヘンなコトしない?」
「そういう特殊な性癖は持ち合わせていない」
「……ほんと?」
「信用してもらいたいな」
「じゃあねえ、食べないでおいてあげる代わりに、おねがいがあります」
「……人間に出来る範囲でひとつ」

いったいナニをやらされるのだろう。
朝の光の中、僕のココロだけが容赦なく暗雲に侵されていく。
そんな僕の胸中を知ってか知らずか、女の子は何故かややためらいがちに、上目遣いでこういった。

「あのねえ……膝まくら、してほしいなっ」
「……なんだって?」

いささか拍子抜けしたというか、まったく予想してなかった答えだったというか。
どういう意図があってのことかは知らないが、まあ幸いにして僕には足が2本あるので膝枕は可能だ。
膝枕で(一時的に)命の危機から開放されるのなら安い話だ。

「ねえ……だめ?」
「いや、まあ、構わないが……」
「わーい♪」

何がそんなに嬉しいのかよく分からないが、とりあえず膝枕の体勢に入る……といっても
僕がすることといえば縁側に腰掛けるだけなんだが。

「ほい、どうぞ」
「えへへー、んしょ」

腰掛けた僕の足の上に、女の子がちょこんと頭を乗せる。
見下ろした横顔が、朝食をほおばっていた時に比べて妙に大人びて見える。
視線が合った。
女の子はくすぐったそうな笑みを浮かべている。
あごから首筋の華奢なラインが、妙に艶かしく見えて、少しどきりとした。
ごく自然に、女の子の頬に触れていた。
女の子は嫌がる風も無く、伸ばした手に頬をすり寄せてきた。
まるっきり小動物のようなその仕草に、父性を刺激されるのを自覚する。
手を頭に移す。
さらさらした感触が手に心地いい。

「んゅ……」

くすぐったそうに目を細める女の子。
いよいよ眠気が嵩を増してきたのか、段々とまぶたが重くなっているようだ。

「ん……ふぁ……ねむくなってきちゃった」
「ここで寝るか?」
「……うん。あのね……なでなでされるのスキだからね……寝てる間、ずっとなでててくれる……?」
「ああ、いいとも……」
「えへ、うれしいな……」

そうして女の子は眠りについた。
時折むにゃむにゃと寝言を漏らしながら、安らかな寝息を立てている。
……あれだけドタバタやらかしたのが嘘のようなその寝顔に、自然に笑みが深くなる。
ああ、そういえば。

「名前、まだ聞いていなかったっけか」

ふとそんなことを思い出し、苦笑する。
よし、目を覚ましたら聞いてみよう。
いったいどんな名前なんだろうか。楽しみだ。
はやく目を覚ました彼女に名前を聞いてみたい衝動と、出来るだけ長くこの可愛らしい寝顔を眺めていたい衝動とを抱え込んで
僕もまた柔らかい朝日の中にまどろみ始めた。

<END>



2スレ目 >>757


よっしゃ

「ルーミア、君のためなら俺は人間の敵にも(オレサマオマエマルカジリ」

………あれ? まあこれはこれで好し!(えー



>>238


目を覚ますと見知らぬ少女に膝枕されていた。
金髪赤眼。かなり可愛い。
「あ、起きた」
「えっと。君は誰でこれはどういう状況?」
「私はルーミア。あなたが倒れてたから様子を見てたの。でも生きてて良かった」
「生きててって・・・まあ、なんだ。ありがとう」
「気にしなくていいわよー。踊り食いのほうが美味しいものー」
「そう言ってくれると助か・・・今なんt」
「いっただっきま~す♪」
「うわちょっとなにをするやめ(がぶり)くぁwせdrftgyふじこ」

とある所でとても膝が魅力的なルーミアを見かけたので膝枕してもらいたくなった
(膝枕が少ないのは)反省している。(食べられたことは)後悔していない
でも全然イチャイチャしてねぇorz



>>503


「大好きだ、愛してる」


何か聞こえた あ、人間だ

「愛してる」? う~ん

まぁいいや、考える前に…


その言葉を発した喉に齧り付く

歯で喉を裂き、抉り、そして咀嚼する

…おいしかった

次に手足

骨ごと齧り付き、喰らった

…おいしかった

次に心臓

食べた

…おいしかった

次にハラワタ

…おいしかった


…おいしかった


…おいしかった


「ごちそうさま」


私は食事を終えた

あれ? さっき何か言われたような…?

まぁいいや

それよりも、次の獲物を探そう…



3スレ目 >>97


ルーミアのわはーが見たい!
多分世界で一番可愛いわはーだ!
間違いない! だから見たい! ルーミアのわはーが絶対に見たい!

そう思っていたら突然目の前が暗くなってルーミアが現れた。

「わはー」

おお予想通り激ぷりちー!
ルーミアは、僕の願い通り最高のわはーを見せてくれた。


手には、ナイフとフォークを持っていた。



3スレ目 >>123


「なぁ、ルーミア。俺の事好き?」
「大すきー」
「本当か?」
「ほんとほんと」
「うれしいなぁ。例えばどんな所が好きだ?」
「えーっとねぇ・・・・・・」
「うんうん」
「カルビとか!」
「・・・・・・」

それでも俺は幸せなんだ。



3スレ目 >>572


――ガジガジ。

「……なあルーミア。美味いのか?」
「結構。あっさりしてて程よい旨味」

――ガジガジ。

「ちょっとあんたたち。境内でスプラッターショーは止めなさいよ。頭部が餡子で出来た愛と勇気だけが友達のヒーローじゃあるまいし。参りにきた参拝客が逃げるじゃない」
「だから俺が払っただろ? 今日は特別に奮発して2000円札を入れたんだぞ? さ、鳴いて悦べ」
「イヤよ。なんかやらしいし」
「……むー」

――がぶ。

「あだだだ! ちょルーミア! 食い込んでる! 歯が食い込んでる!」
「流血してるわね」
「止めろよ!」
「はいはい、ごちそうさま」

――そんな毎日。



3スレ目 >>616-617


616 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/05/02(火) 11:49:05 [ Vh1AsFB. ]


 ――ガジガジ。

「まいどー。蓬莱山さんお届け物でーす。判子お願いしまーす」
「はーい、ちょっと待ってくださーい。姫ー? お荷物がー!」

 ――ガジガジ、ガラッ。

「すいません。姫は今ちょっと手がって……大丈夫ですか?」
「えーと、俺、どこか変なところがありますかね?」

 ――ガジガジ。

「頭の上から齧られてますけど?」
「あぁ。何時もの事です。それで、お荷物の冷蔵庫ですけど」
「……すいませんが、姫の部屋に取り付けていただけますか?」
「了解です」

 ――ガジガジ。

「し、師匠が男の人と! しかも子供まで!?」
「違うわよ!」

 ――ガジッ。

「ん? どした?」
(……成る程。かじる音で半ば会話が成立してるのね)
「特大肉まんと兎肉の食べ放題?」

 ――だらだら。

「こらルーミア! ここの因幡さん達も八意さんも食用じゃないっつーの! 特に八意さんは性的な意味でも! あと涎垂らすな!」
「……むー」

 ――しゅる。ごごごごごごごごごごご。

「EX化!? つーか随分リボン楽に取れるのな!」
「……ウドンゲ。 荒事と狂気は全てお前の仕事でしょ? ここは任せたわ」
「ししょお~。胸を押さえながら逃げないでくださいよ~」

 ――そんな、本当になんでもない一日。


617 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/05/02(火) 12:45:19 [ Vh1AsFB. ]

スマン。ルーミアの「自分で触れない」設定を忘れてたorz



4スレ目 >>258-259



いつもは暗い彼女が、今日はやけに明るかった。

「やほーい。元気してるー?」
「やぁ、ルーミアか。珍しいね、周りを暗くしてないなんて」
「えへへー、ちょっと君に用があってねー。厳しい太陽の下で探しちゃったー」
「大丈夫かい?」
「日焼けして肌がピリピリするよ~」

はにかむように笑うルーミアだが、その目じりには涙が浮かんでいる。
確かに暗闇の中で飛んでいれば人探しは難しいだろう。
だけど日光に弱い彼女が無理をしてまでお日様の下を飛ぶとは、
一体どれほど大事な用件なのだろう。

「とりあえず家の中へお入り。日焼け止めを塗ってあげるよ」
「わはー、それじゃお邪魔しまーす」

トテトテ小走りで玄関に入る少女を見ると、本当にこの娘が妖怪なのだろうかと疑いたくなるよ。

「で、用ってのは何かな?」

僕は訊きながらルーミアの腕や首筋に日焼け止めの薬を塗りたくる。
彼女はその度に「わひゃあ」とか「ふっ…ん……」と声をあげる。どうやらくすぐったいらしい。
決して感じている、などとは思わないほうがいい。僕のために。

「ん、とね」

くすぐったい(?)のを我慢しながら頬を上気させた少女が口を開く。僕の方に振り向きながら。
その顔はとても扇情的だが、見なかった事にしよう。そうでもしなきゃやってられない。

「ちょっと君に言いたい事があるの」
「え? 僕なんか悪いことをしたかな?」

心当たりの無い僕は素直に訊ねる。

「そうじゃないの。……ねぇ、それよりお顔にもおクスリ塗って?」

質問もそっちのけで、ルーミアは随分と潤んだ瞳で僕にせがむ。

「え、お顔って……」
「ほっぺたもヒリヒリするの~」

躊躇する僕にも構わず更に催促してくる。顔を近づけながら。
嗚呼そんな顔で見ないでおくれ。僕のスタンドがスタンドしてしまう。

「はいはい分かったから、じっとしててね」

ルーミアの正面にまわり、その小さな顔に薬を塗っていく。当然お互い見つめ合う形になるのだが、
ちょっと気恥ずかしい。
これがまたルーミアがじっと見てくるもんだからもうっ!
そうだ、
心を無にしよう。明鏡止水、明鏡止水、されどこの掌は烈火の如く。ってダメじゃん俺Σ(゚д゚lll)
イカンイカン、無だ、無にしよう。無だ無だ無だ無だ無駄無駄無駄頑駄無駄ムダムダムダアァーッ!

「……」
「……」
「……」

「ねぇ、どうして黙ってるの?」
「いや、集中してるから」
「ふーん」

「……」
「……」
「……」

「ねぇねぇ、さっきの話の続きなんだけど」
「いやいや、今ちょっと手が離せないから」
「えっとね、私と結婚してほしいの」

「……」
「……」
「……」

「聞いてる?」
「いやいや妖夢、ケコーンオメーってえええぇぇぇくぁwsfrtgyふじこlp;@:!!!!11!!」
「きゃあん!」
「うわぁ! ゴメン大丈夫!?」

何かとんでもない事を言われてようやく意識を取り戻した僕は驚きのあまり
彼女の顔であっちょんぶりけをしてしまう。

「……うー、いたいよ~ぅ」
「本当にゴメン!」

涙目になってるルーミアに必死で謝る。女の子にひどい辱めを与えてしまったのだ。正直あれはキツイ。
それにしても何だって? けっこ? けっこう? コケコッコー?

「うーぅ……」
「あわわわ……ホントに大丈夫?」
「大丈夫だけど……今の責任、取ってくれる?」

ようやく痛みが引いたのか、上目遣いでルーミアが訊いてくる。こっちはもう謝るので一杯一杯だ。

「ウンウンいくらでも取らさせてもらいます!」
「それじゃあ……私と結婚してっ!」
「ハイハイいくらでもしてあげますっ!って工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工工」

聴く前に口が勝手に動いた。耳から入った言葉が脳に伝わる前に口から出たのだ。
やかんに触って指を引っ込めるのと同じ原理で。

「やったぁ! 嘘じゃないよね? ね?」
彼女は喜色満面で僕に訊いてくる。
「あ、あぁ、そりゃ願ったり叶ったりって落ち着け俺ぶべらッ!」
自分にパンチ、冷静さを欠いたら負けだ。ぶっちゃけもう負けまくりだ。

 だ が そ れ で い い !

何も問題など無かったのだ。無問題。ルーミアは僕が好きで、僕は勿論ルーミアが好き。
いや、問題有りか? 年端も行かない少女と結婚だなんて、なんて……うへへへ(名無し妄想中)

「ルーミアこそ良いのかい? 僕なんかで――」
「あなたしか居ないの!」

嬉しいことを言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことん尽くしてあげるからな。

「結婚したメスはオスを食べるんでしょう? 昆虫図鑑に書いてあった!」
「ちょwwおkwww把握したwwwww」

それはカマキリのお話です。産卵の為の栄養にするんです。
だけど人間は違うよ? 妖怪はそうなの? そーなのかー。

嘘です。嫌です。
死にたくないのでルーミアにウェディングドレス着せて結婚式開いて説明しました。
リーンゴーン(鐘の音

結婚って、人生の墓場ですね(違


おしまい



4スレ目 >>348


ルーミアをキューって抱き締めたい
きゅ~~~~~(はぁと)。



4スレ目 >>570-571


570 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 03:35:55 [ QS6Eando ]

夢を、見た
ルーミアが俺の背中で「えへー」って無邪気に笑ってる夢


571 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 07:53:42 [ .2XW2qTg ]

 >>570
こういう夢でしたか? 分かりませんッ!



魑魅魍魎と人間が共存して跳梁跋扈しながらマイムマイムを踊る地、幻想郷。
……の、吸血幼女とその一味が住むと言われている赤より紅い館、紅魔館。
  ……の、周りにある蛙バスターな妖精が棲む湖、通称:紅魔湖。
    ……の、静かな湖畔の森の陰に、彼らは居た。

「……なぁ」
「なーにー?」

昼だと言うのに薄暗いのは、森の陰に居るからという理由だけではあるまい。

「この蒸し暑い中、背中に乗っかられてると微妙にツラいんだが」
「えー、私はツラくなよー?」
「そりゃ乗ってる側はなぁ」

薄暗い闇の中で青年は胡坐をかき、膝の上に肘を乗せて、掌に顎を乗せていた。
乗せていたのは顎だけでなく、その背には一人の少女……

「楽しいか? ルーミア」

闇の妖怪、ルーミアがおぶさっていた。

「うん、楽しい」
「そーなのか?」
「そーなのよ」

肩越しに聞こえた声に、青年は何となく溜息でもつきたそうな表情を浮かべる。
それに対してルーミアはこれ以上無いくらいの満面の笑みだった。
生憎、顔を合わせてない相手には分からなかったようだが……

「えへー」
「……ったく」
言いつつも、決してムリヤリ振りほどこうとしないのは青年の性格か、それとも既に二人の暗黙の了解となっているのか。
薄暗い闇の中から湖畔を見つめる青年。

「ねぇ」
「ぁん?」

続いて肩越しにかけられた声に、青年が振り向こうとした瞬間……
彼の視界に暗闇の中でも映える金髪と大きな瞳が広がる。

「ッ!」「~♪」

闇の中で一つになっていた影が動く。
硬直している青年からは驚きが、肩越しに背を伸ばす少女からは微笑みが、それぞれ感じられる。

再び影が動き……そして少女は青年の背中へと戻る。

「……えへー、つまみ食い」
「にもなってねぇだろうが」

悪態をつくも、青年の顔は耳まで真っ赤だった。
生憎、顔を合わせてない相手には分からなかったようだが……

「ルーミア」
「ん?」

顔を向けない青年の声に、ルーミアが首を傾げる。

「好きだぜ」
「……えへー♪」

もしかしたら少女の顔も真っ赤だったのかもしれない。
生憎、顔を合わせてない相手には分からなかったようだが……

それでも、気持ちは分かりあっているようであった。


5スレ目>>243


「僕を食べてください。勿論、食的な意味で」


5スレ目>>447


どの職人様もお上手なので、楽しませて頂いてます。
このスレに書き込んで10日程度の自分のものが、
アガリ程度になればいいなあ、と思いつつ投下。
ルーミア。
少し時期は早いですけど。

======

抜けるような青い空。
幻想郷とは言え、ここも食欲の秋に違いはない。
いつもはお酒の皆さんも、今日は盃を焼き芋に持ち替えて、焼き芋パーティの真っ盛り。
会場はいつものごとく、俺もお世話になっている博麗神社。
広さと落ち葉が十分なのはここしかない。

「○○ーっ! こっちこっちーっ!」

向こうの焚火でルーミアが手を振っている。

「ああ、今行くよー!」

手を振り返すと、俺はルーミアの元へと駆け出した。
遅々たるこの足がもどかしい。
そして、ルーミアから芋を半分貰う。

「あちちち」

焼きたては流石に熱い。
でも、これを頬張るのが焼き芋の醍醐味なのだ。

ハフハフ。
うん、旨い。

「ねえ」

下からルーミアが覗き込んできた。
セキレイ色の髪が、かすかに俺の膝をくすぐる。

「それ、おいしい?」
「ああ。ってお前、まだ自分のあるだろう?」
「それが食べたいの!」

パクッ

しまった。
油断した隙に食べられてしまった。

「あ、こっちもおいしい」
「おい、ずるいぞ」

そんなルーミアに俺が口を尖らせる。
食べ物の恨みは恐ろしいのだ。

「怒らない、怒らない。わたしのもあげる」

そう言って、ルーミアは俺の鼻先に焼き芋を突き出した。

パクリ

ルーミアの焼き芋を一齧り。
ふむ、確かにこれも旨い。

「あー、そんなにわたし大きくかじってないよー。
 ね、もう少しちょうだい?」

甘え声を聞くと、ついついあげてしまうのは、悲しい男の性か。
芋を差し出すと、彼女は目をキラキラさせて、それにかぶりつく。

「んー、おいしー」

あれ? 今、眼に悪戯っぽい光が宿ったような……。

「ねえ、○○。
 わたしも、少し齧りすぎちゃったみたい。
 だから――」

ルーミアが自分の芋から一片をちぎり、

「はい、あーん」

俺の眼の前へと差し出した。

「や、やっぱり、しないとダメか!?」
「○○は、ルーミアのお芋、食べてくれないの?
 ……ルーミアのこと、嫌い?」

だから、その不安そうな表情+上目遣いは反則だと思う。

「あーん」
「え?」
「食べさせてくれるんだろ?」
「あ……、うんっ!」
「でも、次は俺がルーミアに食べさせてやるからな。覚悟しろよ」

何を覚悟するのかは知らないが。

「楽しみにしてるよー」

不敵な笑み。
こうして、俺とルーミアは焼き芋をほぼ一本、食べさせあった。
すると、俺の中にも悪戯心が出てくるのは仕方が無いわけで。

「ルーミア、はい、あーん」

俺の手には、最後の一片。
ルーミアの手にはもうないから、これが正真正銘の最後と言うわけだ。

「あーん」

小さな口が、雛鳥の如く俺を待つ。
……今だ!

スカッ
パクッ

俺の手がルーミアの口を華麗に回避し、芋を俺の口に納める。
勝利後の一片は、また格別だ。

「むー」

恨みがましい眼を向けられるが、そこは優雅に回避。
ふふふ、勝負の世界は非情なのだ。
転瞬。
ルーミアは体を閃かせると、唇を俺の唇に押し付けた。
驚く俺の口腔を、押し入った舌が蹂躙していく。
あっ、と思う間もなく、芋の半分を取られていた。

「えへへへ~」

俺を見上げながら、顔いっぱいに笑みをこぼすルーミア。
その唇からは、俺の唇へと透明な橋がかかっている。

やられた。完全に、俺の負けだ。

ふと、向こうを見ると、いつの間にか酒盛りへと移行していた。

「あーもー、間接キスからあーんしてのち直接だなんて、ちくしょーって感じだわー。
 魔理沙ー、お酒追加ー」
「あんまり飲みすぎんなよ、霊夢。
 それにしても、あれ、同じ芋を割ったんだから、同じ味だと思うんだが。
 なんでわざわざあんなことやってんだ?」

聞こえなーい。俺には何にも聞こえなーい。

鶺鴒や  雛と雛とが  口移し      詠み人知らず

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5スレ目>>550-551



「ガブッ」
「うぉっ、痛え! おい、ルーミア、噛んでもいいから甘噛みにしろって言ったろ!」
「ええー、でも○○美味しそうだし……」
「腹が減ったなら言えよ。すぐ何か作ってやるから」
実は、俺はこの宵闇の妖怪ルーミアと一緒に暮らしているのだ。
どうも今のところ俺を食う気はない様なのだが、何せこいつは人を主食にしてやがる。
日々生きた心地がしない。
まったく、何でこんなことになっちまったのか。

ある日俺はルーミアに襲われたのだ。
必死に逃げ回ったのだが呆気なく捕り、頭からパックリやられそうになった。
しかし、何故かルーミアは俺の顔を見た途端、ぼおっとしたまま動かなくなってしまった。
それで俺はこれ幸いと家へと逃げ帰ったのだが、何とルーミアが付いて来てくる。
しかも別段俺を食おうという様子もなく、近くをフワフワ浮いているだけ。
結局家の中まで着いてきてしまい、その日からこいつは俺の家に居付いてしまったのだ。

一緒に暮らしていると言っても基本的にルーミアは俺にジャレついているだけだ。
ただし、腹が減るとさっきみたいに噛み付いてくる。
この噛み付きを止めさせるには、飯を食わしてやるしかない。
そんな訳で俺はこいつの飯炊き親父をやる羽目になってしまったのだ。
「はむはむ」
俺は今ルーミアに何か食わす物を作ってる。
「はむはむ」
そのルーミアは俺の背中に貼り付いて、肩口を飽きもせず甘噛みしていた。
「もうすぐ出来るから向こうで大人しく待ってろよな」
「うー、でも○○美味しいそうなんだもん」
「絶対歯を立てるなよ、すげー痛いんだからな!」

「ぱくぱく」
俺の作ったもの無心で食べるルーミア。
こういうところは無邪気で可愛いよなあ。
まったく何時まで見ていたいもんだ。
何かこいつに餌付けしている内にすっかり情が移ってしまったみたいだ。
「ごちそうさまー!」
「お粗末さまでした。いいか、今度から腹減ったらちゃんと言えよ?
 弾み食われちまったら堪らないからな」
「○○のことは食べないよ?」
「お前の主食は人間だろ。俺も人間。つまり食料」
結局のところ人を食う妖怪にとって人間は単なる餌だ。
ルーミアは言ってみれば、家畜に懐いた子供みたいなものなのだろう。
時期が来ればこいつも俺のことを食う。
ただ、その時が微妙に伸びてしまっただけなのだ。

「ううん、絶対食べない。だって○○を食べたら○○がいなくなるでしょ?」
そう言って、ルーミアは不思議そうに小首を傾げる。
こういう仕草も実に愛らしく、撫で回してやりたいくらい可愛い。
ああ、こいつが人食い妖怪でなけりゃなぁ。
「まあ、そりゃそうだが」
「じゃあ食べない。だって○○とずっと一緒にいたいもん」
「ずっと、って何時まで一緒にいる気だよ」
「ずっとはずっと」
「俺が死ぬまでか?」
「うん」
「つまり俺がお前に食われるまで一緒にいるってことか」
「違う。○○のことは食べないの」
「なんで」
「ずっと一緒にいたいから」
「なんで」
「だって、○○のこと好きだもん」

「……はぁ?」
何か訳が分からなくなってきた。
ルーミアが俺のことを好き? いったいこいつ何言ってんだ?
「○○のことが好き」
「なんで」
「分からない。○○のこと食べようとしたとき、顔を見たときすごくドキドキした」
「それで不思議だなって思って、ずっと見てたら全然ドキドキが止まらなくて」
「ずっと一緒にいたいなって思ったの」
「……」
「それでチルノちゃんとかに話したら、それは“好き”ってことなんだって」
「ねえ、○○はわたしのこと好き?」
「っえ、ちょ、ちょっ……」
「○○がわたしのこと好きならもっとうれしいなあって思って」

正直どう答えたらいいのか全く見当がつかない。
「俺がルーミアのことを好きだったら、ルーミアはもっと嬉しくなるのか」
「うん」
そう口に出してみたら答えなんて直ぐ出てしまった。
「じゃあ俺はもっとルーミアを喜ばせたいな」
「どういうこと?」
また、不思議そうに小首を傾げる。
まったく、こいつ本当はわざとやっているじゃないだろうか。
「俺もルーミアが好きだってこと」
そう言ってやるとルーミアの顔がトマトみたいに真っ赤になった。
でも、目線は真っ直ぐ俺を捕らえたまま。
「そーなのかー」
そう言ってルーミアは満開の向日葵みたいな笑顔になった。

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最終更新:2010年05月15日 01:14