大妖精3
12スレ目>>152、162、172、187、214、259
大妖精「ねぇ、〇〇君。私お弁当作ってきたの。一緒に食べない?」
〇〇「えっ!本当?わぁ、うれしいなぁ。」
大妖精(やったぁ。)
チルノ「あ、お弁当作ってきたの?あたしも食べるぅ。いいでしょ?」
〇〇「うん、皆で食べた方が楽しいしね。」
大妖精「‥‥‥。」
別の日
大妖精「ねぇ、〇〇君。この森の向こうに鰻の蒲焼屋があるらしいんだけど、一緒に行かない?」
〇〇「鰻大好きなんだ。うん、行こう。」
大妖精(よし!)
チルノ「あ、みすちーのとこ行くの?あたしも行くぅ。」
大妖精「‥‥‥。」
また別の日
大妖精「今日はもう暗くなっちゃったね。」
〇〇「そうだね。夜道は危ないから今日は俺の家に泊まっていけば?」
大妖精「え!本当に?〇〇君が迷惑じゃ無かったらそうしたいけど…。」
〇〇「全然迷惑じゃ無いよ。それじゃ帰ろっか。離れると危ないから、ほら、手。」
大妖精(やった!〇〇君の家に泊まれるなんて!おまけに手もつないじゃって。)
チルノ「あれぇ?こっちじゃなかったか。あ、〇〇!ちょっと道に迷っちゃったから今日だけ泊めてよ。」
〇〇「うん、いいよ。皆居たほうが楽しくもなるしね。」
大妖精「‥‥‥。」
最近、大妖精が気になり始めてきた
現在〇〇君の家に帰る途中
大妖精(はぁ、せっかく二人きりになれると思ったのに‥‥でもまだ夜は始まったばかりだし〇〇君とも手つなげてるし…。)
〇〇「着いたよ。」
チルノ「へぇ、これが〇〇の家かぁ。思ったより大きいのね。」
〇〇「思ったよりとは余計だな。」
大妖精「でも、本当にいいの?泊まっちゃって?」
〇〇「いいよいいよ、いつも一人で淋しいから嬉しいくらいだよ。」
大妖精「じゃあ機会があったら来ても良いかな?」
〇〇「うん、いつでも来ていいよ。」
大妖精(やったぁ!次回の予約取っちゃった!)
〇〇「まぁ、とりあえず上がりなよ。」
家に入る。〇〇君から「そこのこたつに入ってて」と言われこたつで待っている。
チルノ「はぁ、あったかいわねぇ。」
大妖精「あなた寒さの妖精じゃないの?」
チルノ「寒さは操れるけど寒いのだけが好きなわけじゃないのよ。」
大妖精(んー。チルノちゃんに〇〇君の事どう思ってるか聞きたいけど聞いたらなんか言われそうだし‥‥。)
そこへお茶を持ってきた〇〇君登場。
〇〇「はい、これでからだ暖めてね。」
チルノ「うえ~。お茶かぁ、リンゴジュースがよかったぁ。」
〇〇「うちにはそんなものはない。」
大妖精「〇〇君ありがとう。ふ~ふ~‥‥ずず…あ、おいしい。〇〇君のお茶おいしいわ。」
〇〇「え?そ、そうかな?…ありがと。」
おいしいと誉められた為か私に言われた為か顔を赤くする〇〇君。
その顔を見てるだけで胸が熱くなってきちゃう。
〇〇「あ、今ご飯作ってくるからちょっと待っててね。」
大妖精(〇〇君の手作り?うわぁ、楽しみだなぁ。)
〇〇君が夕飯を作ってくれているのをチルノちゃんと待っている。
大妖精「ねぇ、チルノちゃん。」
チルノ「ん、なぁに?」
大妖精「チルノちゃんは〇〇君と毎日遊んでるの?」
チルノ「毎日遊ぶわけ無いじゃん!いつもどこにいるのかも分かんないし、たまに見付けた時だけ遊んでるよ。」
大妖精(えっ!チルノちゃんは〇〇君の事、毎日探してるの?い、いや、私の考え過ぎよね。)
チルノ「大ちゃんは毎日遊んでるの?」
大妖精「わ、私もたま~に見掛けた時だけよ。〇〇君と遊ぶためだけに捜し回ったりしないわよ。」
大妖精(うぅ、余計なこと言っちゃったかなぁ‥‥‥。)
チルノ「へぇ~、そう。」
不適な笑みを浮かべるチルノちゃん。なんだか恐い!バレちゃったの?
〇〇「ご飯できたよぉ。こんなのだけど許してね。」
あぁ、やっと〇〇君が戻ってきてくれた。
チルノ「ご飯なに~?」
〇〇「俺特製炒飯だ!野菜もたっぷり入ってるから残さず食べるんだぞ。」
大妖精「わ、おいしそう。」
〇〇「今日は特別な日だからな、腕によりを掛けて作ったんだよ。」
大妖精(え、特別な日?まさか私の為に?いやいや、考えすぎは良くないわ。)
〇〇「それじゃあ、いただきま~す。」
チ・大「いただきま~す。」
食べ始めて間もなくして〇〇君のほっぺたにご飯粒が付いてるのを発見しちゃった。ここは「ご飯粒付いてるよ」って指で取って私が食べちゃうか、それとも「あ、ほらここ」って口で取っちゃっても良いかな。
きゃっ!私ったら!落ち着いて落ち着いて。まだゆっくり関係を築いていけばいいんだからここは指で‥‥。
大妖精「あ、ご飯粒‥‥。」
チルノ「あぁ、〇〇!ほっぺたにご飯粒ついてるよ!」
〇〇「えっ?あ、本当だ。気付かなかったよ。」
大妖精「‥‥‥。」
ま、まぁ今回はいいわ。
‥‥その後は何もなく食事も終わっちゃった。
〇〇「ふぅ、ご馳走様。さてと、どうする?お風呂もう沸いてるけど先に入っちゃう?」
チルノ「うん!入る入る~!ほら、大ちゃん行こ。」
大妖精「え、う、うん。あ、じゃぁ、先に入ってくるね。」
〇〇「うん、ごゆっくり~。布団敷いて待ってるよ。」
大妖精(え?ふ、布団敷いて待ってる?はっ!もう!私のバカバカ!変な事考えないの!)
お風呂に向かう私とチルノちゃん。まったく、はしゃいじゃって。
チルノ「ほら、大ちゃんも早く脱いで入ろうよ。」
大妖精「まってよチルノちゃん。」
浴室に入る。浴槽は割りと広かった。これなら〇〇君と一緒に入っても余裕が‥‥ダメダメ!変な事考えない!
大妖精「チルノちゃん、身体と頭洗ってから入ろうよ。」
チルノ「なんでぇ?」
大妖精「次は〇〇君が入るんだからお風呂が汚れちゃダメでしょ。」
チルノ「ん~、わかった。じゃ、洗いっこしようよ。」
そう言って背中を向けてくるチルノちゃん。チルノちゃんの背中きれいだなぁ。私もこの位きれいな肌だったら〇〇君、もっと気になってくれるかな?
大妖精「はい、次は私の番よ。ちゃんと洗ってね。」
チルノ「大ちゃんの背中きれいだね。うらやましいなぁ。」
大妖精「そんな、チルノちゃんの方がきれいだよ。」
チルノ「いや、大ちゃん!」
大妖精「チルノちゃんだって!」
はぁ、何熱くなっちゃってるの、私。チルノちゃんと同じレベルなのかなぁ?まぁとりあえず身体と頭は洗ったからお風呂に入らなきゃ。
大妖精「じゃあお風呂に浸かろっか。」
チルノ「わ~ぁい。」
じゃば~~ん
ちょ、お風呂に飛び込むなんてあなた何才よ。
大妖精「チルノちゃん!お風呂に飛び込んじゃダメじゃない。」
チルノ「え~、なんでぇ、楽しいのに。」
大妖精「え、それはその…、ほ、他に人が居たら迷惑かかるじゃない。」
チルノ「じゃあ、一人の時なら良いのね。」
大妖精「う、う~ん‥‥まぁ、一人なら良いんじゃない?」
行儀が悪いって言おうとしたけどチルノちゃんじゃ分かってくれそうもないかしら。
大妖精「はい、チルノちゃん。肩まで浸かって100数えるのよ。」
チルノ「えぇー!そんなに数えられないよぉ!」
大妖精「大丈夫、一緒に数えてあげるから。」
一緒に数を数え始める。
あぁ、お風呂上がったら〇〇君と一緒に寝るのかぁ。最近はチルノちゃんに邪魔ばっかりさせられちゃって二人きりになれなかったけど、チルノちゃんはいつも⑨時頃には寝ちゃうからその後が二人きりになれるチャンスね。
チルノちゃんも悪気があってしてた訳じゃないしみんなでお泊りするのは確かに楽しいよね。これが〇〇君と二人きりだったら……‥‥‥‥。
チルノ「あれ?大ちゃん?どうしたの?ねぇねぇ。‥‥ちょ、ちょっと!〇〇ー!ねぇ〇〇ー!!大ちゃんが、大ちゃんがー!」
はっ!も、もしかしてのぼせちゃったのかしら?あぁ、私としたことが‥‥‥。
〇〇「ど、どうした!?」
あ、〇〇君が来ちゃうぅ!こんな姿見せられないよぉ!
大妖精「だ、大丈夫、大丈夫よ!ちょっとのぼせちゃっただけだから!」
〇〇「本当に大丈夫?一応氷用意しとくよ。」
チルノ「もう、驚かせないでよ。死んじゃったかと思ったじゃん!」
チルノちゃん、目が潤んでる。ごめんなさい、余計な心配掛けちゃったみたいね。自分の事しか考えてなかった私って馬鹿ね。お風呂上がったら一緒に遊んであげよう。
大妖精「ごめんなさい〇〇君、心配掛けちゃって…。」
〇〇「いや、いいよ。大ちゃんが無事でよかったよ。」
大妖精「え、う…うん。ありがとう‥‥。」
〇〇「じゃあお風呂入ってくるからそっちの部屋で適当にしてていいよ。」
指差された部屋には布団が三つ敷いてあって、チルノちゃんが布団の上をゴロゴロ転がっている。ここで〇〇君(おまけ付き)と一緒に寝るんだぁ。あ、場所を取っとかないと。
大妖精「チルノちゃん、私真ん中でいい?」
チルノ「ダメよ。真ん中はあたしの特等席って決まってるのよ。」
大妖精「特等席?…って、いつから決まってるのよ。」
チルノ「ほら、一番二番三番って決める台があるでしょ?あれの一番って真ん中じゃん。だから一番なあたしは真ん中なのよ。」
大妖精「一番二番って、表彰台のこと?」
チルノ「そう、それよ。」
ん~、これは違う手を使わなければ‥‥。
大妖精「でもここは〇〇君の家よ。だから真ん中は〇〇君の方が良いんじゃない?」
チルノ「〇〇はいつも真ん中でしょ?だから誰か来た時くらい真ん中を譲ってもんが世間の常識よ!」
なんだか訳分からなくなってきたわ。これは〇〇君本人に言ってもらわないと。
〇〇「おまたせ~。お風呂上がったよ。」
大妖精「あ、〇〇君。あの、チルノちゃんが真ん中が良いって言うんだけど、私はやっぱり〇〇君が真ん中の方がいいと思うの。」
〇〇「え?俺が?なんで?」
大妖精「え、それは…、ここは〇〇君の家だし‥‥。」
〇〇「俺は端っこでもいいよ。チルノが真ん中が良いって言うなら真ん中でいいんじゃん?」
大妖精「う、うん。〇〇君が言うなら…。」
私ったら素直じゃないんだからぁ。せっかく〇〇君の隣に寝れると思ったのに‥‥。
チルノ「じゃああたしが真ん中で良いのね。やったぁ。」
残念だけどチルノちゃんも喜んでるし今回はいいか。でも次回は私が〇〇君の隣をもらうわよ。
〇〇「そういえば大ちゃん、気分は大丈夫?のぼせちゃったんでしょ?」
大妖精「ん、ん~。まだちょっと。」
〇〇「じゃあ、横になっててよ。今氷持ってくるから。」
大妖精「うん、ありが…。」
チルノ「あ、〇〇。大丈夫よ。あたしが冷やしてあげるから。」
〇〇「そうか、チルノの得意分野だもんな。」
大妖精「‥‥‥。」
もう、チルノちゃん!私と〇〇君の邪魔をするっていうの?〇〇君がそばにいるだけで私は幸せなのに。
チルノ「大ちゃんは〇〇の事好きなんだよね。あたしがお手伝いしてあげるからね。」
大妖精「え!な、なんでそれを‥‥、じゃ、じゃなくて、何言うのよ!」
チルノ「ふふふ、いくらあたしだって分かっちゃうんだから。でもちゃんと〇〇には秘密にしてあげるよ。」
うぅ~、チルノちゃんにバレてたの?まさかチルノちゃんも!?い、いや考え過ぎよね。いつも考えすぎちゃうもの。それよりお手伝いって‥‥分かってるなら空気読みなさいよ!それとも本当に読めないのかしら。
チルノ「今はちゃんと頭冷やさないとね。」
大妖精「あ、冷たくて気持ち良い。」
チルノ「部屋が暗くなったら大ちゃんの方に転がるからそしたらあたしと入れ替わってね。そしたら〇〇の隣にいけるでしょ?」
大妖精「チ、チルノちゃん!」
まさかチルノちゃんからそんな話が来るとは夢にも思ってなかったわ。あぁ~、チルノちゃんを疑ってた私の馬鹿!
〇〇「大ちゃん、気分良くなった?」
大妖精「うん、チルノちゃんのおかげてすごく良くなったわ。」
〇〇「そっか、よかったぁ。そろそろ電気消すけどまだ起きてる?」
大妖精「ううん、消しちゃっていいわよ。」
〇〇「それじゃあ、おやすみぃ。」
〇〇君が電気を消して辺りは暗くなった。数分後、チルノちゃんが自分の方に転がってきた。
チルノ「頑張ってね。」
大妖精「ありがとう、チルノちゃん。」
チルノちゃんの声援を受けて、いざ夜の戦いへ。
─────────────
チルノちゃんと場所を入れ替わり真ん中の布団にきた。目の前にいる〇〇君の横顔を後ろにいるチルノちゃんの応援を受けながら見つめている。
大妖精「せっかく隣に来たのはいいけど、どうすればいいのかしら。」
チルノ「そのまま添い寝しちゃいなよ。」
そ、添い寝!?〇〇君と!?ん~、まだそんなに心の準備ができていないもの。ここはゆっくり近づいて‥‥‥。
大妖精「ゆっくり‥‥ゆっくり‥‥落ち着いて、落ち着くのよ私!少しずつ少しずつ近づくのよ。」
数㎝、また数㎝と身体をくねらせながら少しずつ近づいていく。
チルノ「も~ぅ、じれったいなぁ。それ!」
ドン
大妖精「きゃっ!」
背中をチルノちゃんに押される。もう、何よ!ゆっくり近づいていくのがいいんじゃない!
大妖精「チ、チルノちゃん。ちょっと何するのよ。」
後ろにいるチルノちゃんの方を向いて抗議する。
チルノ「だってじれったいんだもん。それよりほら、あたしのおかげで近付けたでしょ。」
顔を元に戻す。目の前には〇〇君の顔が、それこそ目と鼻の先に!
大妖精「はわわわわ、チ、チルノちゃん!近い!近いよ!どうすればいいのよ!」
チルノ「そのまま〇〇の布団に入っちゃいなよ。」
大妖精「そ、そんなこと!」
依然目の前には〇〇君の顔。部屋の中には自分の胸の音しか聞こえないくらい鼓動が高鳴っている。
と、ふいに〇〇君が寝返りをうってきた。
大妖精「!!!!!」
チルノ「ほらほら、下がっちゃダメよ。」
後ろに下がろうとした時、チルノちゃんが背中を押さえてきた。後ろに下がれなくなった私は咄嗟に身体を丸めた。
チルノ「お、いい感じね。」
身体を丸めたため私の頭は〇〇君の胸のなか。私の頭の上には〇〇君の顔が…。
さらに寝返りをうってきた反動で〇〇君の右腕が私の背中にまわってて、まるで抱かれているみたい。
大妖精「あ…あぅ、ひ、ひるのひゃん。」
チルノ「ちょ、あわて過ぎよ。まぁ良かったじゃない。それじゃあ次いく?」
大妖精「ひぇ?つ、次?これ以上何をするにょ?」
チルノ「大ちゃんは、寒いから一緒に寝かせてって言うのよ。」
大妖精「へ?ひゃ、ひゃむいから?」
もう何が何だか分からなくなってきて頭が真っ白になりそう。するとチルノちゃんが〇〇君の身体を揺すっている。
大妖精「ちょっと!な、なな、何してるのよ!」
チルノ「ちゃんとさっきの言葉言ってよね。」
〇〇君の身体が揺れるたびにその振動が〇〇君の身体を伝わり私に届く。チルノちゃん!これ以上私を苦しめないでぇ!
‥‥‥うれしいけど‥‥。
チルノちゃんが身体を揺すっていると〇〇君の動きが変わってきたのを感じた。目覚めて自分の意志で動き始めてる証拠だわ。
大妖精「えと、〇〇君が起きたら寒いから一緒に‥‥寒いから一緒に‥‥寒いから‥‥。」
〇〇「ん、んん~。あ、あれ?大ちゃん?って!ぉわあぁぁ!ご、ごめん!」
大妖精「ひ、ひやあぁ!あ、そ…その、これ、これはその‥‥!」
咄嗟にお互い反対の方向を向く。私が向いた方向にはチルノちゃん。何か言っている。
チルノ(ほら、さっきのセリフはどうしたの?)
大妖精「さっきのセリフ、寒いから一緒に‥‥寒いから一緒に‥‥。」
〇〇「ん…、な‥‥何か言った‥‥。」
大妖精「ひゃ!そ、その、あの‥‥、さ、寒くなっつきちゃったから一緒に‥‥。」
〇〇「え、えっ!?」
大妖精「あぅ~、さ、寒くなってきちゃったから、その、一緒に寝てください!」
あわわわわ、言っちゃったぁ!ど、どうなるの、私!?
〇〇「寒く?ん、そういえばなんか寒いなぁ。」
あれ?本当に寒くなってきた?さっきまで暖かかったのに。
〇〇「あ!チルノだな!お~い、チルノ~、冷気出すのやめて。‥‥‥もう寝ちゃったか。」
大妖精(チルノちゃんが寒さの原因か‥‥。もぅ、こっちは必死だったのに。)
〇〇「ん~、チルノ起きそうもないしなぁ。じゃあ大ちゃん、一緒に寝よう。俺も寒くなってきちゃった。」
大妖精「え?い、いいの?一緒に寝ても。同じ布団で寝ても。」
〇〇「うん、同じ布団じゃないと暖まれないだろ?」
あぁ、しあわせだわ。〇〇君と一緒に同じ布団で寝れるなんて‥‥。
〇〇「ほら、もっとこっち来ないと寒いだろ?」
大妖精「う、うん‥‥。」
チルノ(やったわね。)
大妖精(チルノちゃん!?この為に寝たふりまでしてわざと寒くしてくれたの?)
チルノ(私ができるのはここまでよ。後は大ちゃん自身で頑張ってね。それじゃ、おやすみ。)
チルノちゃん、ありがとう。今日は積極的に頑張ってみるよ。
〇〇君に抱きつく。間違ってって思われないようにしっかりと。
〇〇「ど、どうしたの、大ちゃん?」
大妖精「ん、寒いからもっとくっついていたいの。」
〇〇「そっか、俺も寒いからもっとくっつきたいな‥‥。」
え、まさか〇〇君も私の事が‥‥す、好きなの?これはもうはっきり言っちゃった方が良いのかな?
大妖精「あ、あの〇〇君‥‥、わ、私‥‥‥。」
〇〇「大ちゃん!あの俺!って、え!あ、さ、先言っていいよ。」
大妖精「え、あ、〇〇君からでいいよ。」
〇〇「いいよ。大ちゃんからで、レディファーストってやつだよ。」
もう、〇〇君のいじわるぅ。なんか言いにくくなっちゃったよぉ。でも、チルノちゃんが応援してくれたし頑張らないと。
大妖精「あの〇〇君!その、言います!」
〇〇「う‥‥うん。」
大妖精「ま、前から、ずっと前から‥‥す、好きでした。でしたと言うよりも、あの、これからも好きでいたいです。だから‥‥‥。」
〇〇「うん、俺も好きだよ。これからも、俺も好きでいたい‥‥。」
大妖精「う‥‥うぅ‥‥‥ぐすっ‥‥。」
〇〇「ちょ、泣いてるの?」
大妖精「‥だって‥‥うれしくて…。」
〇〇「俺だってうれしいよ。」
勇気を出していった言葉。〇〇君も私の事好きでいてくれたなんて‥‥。恐かったわ。断れるんじゃないかって。嫌われてたんじゃないかって‥。
大妖精「ありがとう‥‥ぐす、〇〇君…。」
〇〇「こちらこそ、ありがとう。」
目を閉じてどちらからともなく顔を寄せる。そして口付け。
今の私達にとってその行為はこの上ない最上の幸せであり私達が付き合っているとお互いに容易に確認できる確実な行為。
長めの口付けを終えて顔を見合わせる。まだ恥ずかしくて少し目をそらしちゃった。
〇〇「大ちゃんの唇、やわらかくてきれいだね。」
大妖精「そ、そそんな!〇〇君のキ、キスだってやさしくて、その‥‥。」
〇〇「ありがと。」
より強く抱いてくれた。それに応えるように私も強く抱きしめた。
チルノ(ふふふ、おめでとう。でも夜は始まったばかりなのよ。まだ夜明けまで時間はたっぷりあるんだから‥‥。)
─────────────
私の精一杯の告白。パニックになっちゃってうまく言えなかったけど、〇〇君がOKしてくれたからそんな事も気にならなくなっちゃった。
今は〇〇君と一緒にいられるだけで幸せだもの。張り裂けそうになってた胸の高鳴りも、まだまだ高いけど落ち着いてきたわ。
それに伴って、〇〇君の恋人になれたっていう実感がしっかりと感じられるようになったわ。
大妖精「あぅ~。しあわせぇ‥‥‥。」
ふと本音がもれる
〇〇「俺も幸せだよ。」
大妖精「はっ!つ、つい本音が‥‥。」
〇〇「ふふ、かわいいよ大ちゃん。もう一回、キスしていいかな?」
そ、そうだわ!私、〇〇君とキスしちゃったんだ!頭が真っ白になっちゃっててうまく思い出せないよぉ。
でも、またしたいって言ってくれた。私もしたい。〇〇君と一緒に‥‥‥。
大妖精「わ、私も…、〇〇君とキスしたい‥‥。今度はもっと‥‥長く…。」
〇〇「‥‥‥大ちゃん。」
顔は目の前、お互いの息がかかるほど近くにあるわ。さっきみたいに目を閉じて、少し顔を近付けるだけで唇の先があたった。
やわらかい〇〇君の唇、このままでも十分しあわせなのにもっと近寄ってくる〇〇君。これ以上のしあわせが来たら私、どうなっちゃうのかしら‥‥‥。
〇〇君に応えるように私も顔を近付ける。さっきよりも深いキスになりそう。
〇〇君のキスで恍惚の私。すると私の口の中に何かが入ってきた。
大妖精「ん!あ、む…んん!」
私の口の中に入ってきたもの、それは〇〇君の舌だった。
これがディープキスって言うものなの?〇〇君の舌が私の口の中で動いてる。〇〇君の舌が私の中に‥‥〇〇君の舌が私の‥‥。
あまりの気持ち良さに気を失いそう。私も、〇〇君の気持ちに応えないと…。
大妖精「んむ、ん!ちゅ、ちゅる」
私の中に入ってきた〇〇君の舌に私の舌を絡ませる。にゅるにゅると動き回る〇〇君を必死に追い掛ける。私の中を縦横無尽に駆け回る〇〇君。私の口はもうすっかり〇〇君の物になってしまったわ。
でも、それがうれしい、それがしあわせ。私のすべてを〇〇君に捧げてもいいの。その代わりずっと一緒に居てくれるのなら‥‥‥。
ふいに舌を抜き唇を離す〇〇君。
大妖精「あ、…〇〇君。ど、どう‥‥したの?」
〇〇「今度は大ちゃんが俺の中に‥‥‥入ってきて…。俺がやったみたいに。」
大妖精「…う、うん。頑張ってみる。」
再び〇〇君と唇を重ねる。〇〇君がやったみたいに私の舌を〇〇君の口の中に‥‥‥私にできるかしら。
恐る恐る舌を私の中から〇〇君の中に入れていく。ゆっくりゆっくりと舌を進めていくと〇〇君の舌に触った。一瞬驚いて引きそうになったけどなんとか抑えてまた進めていく。
〇〇「ほう、ほんあはんひ。ほんほあ、うおいへいへ(そう、そんな感じ。今度は、動いてみて)」
私の舌が入ったまま喋るものだから舌を「はみはみ」されて変な気持ちになりそうだったわ。あ、気持ちいい意味での変な気持ちね。
〇〇君がやったみたいに私も〇〇君の中を動き回る。
唇の裏、ほっぺたの内側、きれいに並んだ歯や歯茎、舌の下や裏など、とにかく〇〇君の中を動ける限り動いて〇〇君を味わっちゃった。
今度は〇〇君が私に絡み付いてきた。私とは違って機敏で正確な動き、私はすぐに〇〇君につかまった。本当はわざとつかまるように私から〇〇君の方に行ったんだけどね。
大妖精「はぁ…はぁ…。〇〇君、はげしいよ。」
〇〇「大ちゃんこそ‥‥‥。気持ち良かったよ。」
大妖精「…はぁ…はぁ…。ちょっと‥‥疲れちゃった。」
〇〇「もうそろそろ寝る?」
大妖精「まだ寝たくない!まだ〇〇君と一緒に起きてたいの。」
〇〇「ありがと。俺は大ちゃんの寝顔を見てみたかったけどなぁ。」
大妖精「そ、そんな。寝顔だなんて‥‥‥。」
〇〇「そんなに顔赤くしちゃって、これから毎日見れるから今日はまだいいよ。」
大妖精「ま、まままま、ま、まま、毎日!?そそそ、それ…それって、そ…その、一緒に暮らす‥‥‥って‥‥。」
〇〇「俺はそのつもり。後は大ちゃん次第だね。」
チルノ(ふふふ、まったく、熱々じゃないの。さて、そろそろ冷気出すのもやめとこっかなぁ。)
そんな、まさか、〇〇君の口から一緒に暮らしたいだなんて!お、落ち着いて。落ち着いて意識を保つのよ私!深呼吸して心を落ち着かせて。
〇〇「ダ、ダメかなぁ?そりゃそうだよね。まだ時間も経ってないし‥‥。」
大妖精「‥‥‥‥してください。」
〇〇「え?だ、大ちゃん?」
大妖精「あ、あの、えと‥‥‥居させてください!一緒に、一緒に暮らしたいの!〇〇君が‥‥大好きだから!」
〇〇「大ちゃん‥‥。」
や、やっと言えた!〇〇君と一緒に暮らせる!ずっと一緒に!今までずっと想うだけだったのに、チルノちゃんの後押しのおかげで〇〇君と一緒に!
大妖精「うぅ‥‥ぐす‥‥う、うわぁん!うわああぁぁん!」
〇〇「ちょ、ちょっと!泣かないで!」
大妖精「だって、だって‥‥‥うわぁぁん。」
また泣いちゃった。今回は嬉し泣き、〇〇君が私と暮らしたいって言ってくれたうれしさと、これから一緒に暮らせるうれしさが重なって感情が抑え切れなくなっちゃった。
〇〇「もう、泣く子にはこうだ!」
私の口を覆うようにキスをする〇〇君。
大妖精「うわぁぁあむ!んむむ!」
〇〇「ほあ、ほうなはないほ。はなひひゃうよ。(ほら、もう泣かないの。離しちゃうよ。)」
大妖精「うぅぅ…ひく、な、泣かない!ひっく、泣かないから、離さないで!ぐすっ。」
お互いにガッシリと抱き合い決して離れないようにキスをし続けた‥‥‥。
いつしか意識も薄れてきて深い眠りに入っていった。
次の日
目が覚めたとき眠りに着く前と同じように抱き合いキスをしていた。
大妖精「〇〇君、〇〇君!朝だよ!」
〇〇「ん、んん~。もう朝か。」
お互いに抱き合っているのに気付いて昨日の事を思い出し恥ずかしそうに軽く離れた。
大妖精「あっ、チルノちゃんは?」
体をひねりチルノちゃんの方を見てみる。背中を向けて眠っている様子。
大妖精「ありがとうね、チルノちゃん。」
チルノちゃんにお礼を言うと自分の服の異変にようやく気付いた。
服がはだけていて上半身はほとんど裸のような状態になっていた。〇〇君の方を見ると同じようにはだけていた。
大妖精(え!うそ!?私、なんかしちゃった?)
〇〇「わっ!ふ、服が!あ!だ、大、大ちゃん!!」
大妖精「〇〇君!私、〇〇君に何かしちゃった!?」
〇〇「俺こそ大ちゃんに何かしちゃってない!?」
どうなってるの?昨日はキ、キスをしたまま寝ちゃっただけなはずだけど‥‥。そういえば昨日はチルノちゃんが冷気を出してて寒かったけど、途中から急に暑くなりだしたっけ。ドキドキしてたからだと思ったけどチルノちゃんが冷気を出さなくなったから?
大妖精「チルノちゃんが冷気を抑えたから暑くなって、眠っているときに無意識に脱いじゃったのかな?」
〇〇「そ、それだけならいいけど‥‥。」
大妖精「でもいずれする事なんだから深く考えてもしかたないよね。」
〇〇「え!あ、うん。そ、そうだね。」
大妖精「私、まだ少し眠いわ、もっちょっと寝たいな。」
〇〇「うん、俺も。一緒に寝よう。」
服を整えてもう一度布団の中へ。その時、また異変に気付いたわ。
びちゃ
大妖精「!?」
〇〇「え、これは?」
大妖精「や、やだ!よだれ!」
〇〇「わ、昨日キスしたまま寝ちゃったから。」
大妖精「掃除しなくちゃ!」
〇〇君と一緒に掃除をしているだけでも、しあわせだわ。これから毎日こんなことが続くのかしら。たのしみだわ。
大妖精「チルノちゃんはどうしようかしら?」
〇〇「朝ご飯ができたら起こそう。それまで寝かしてあげよっか。」
チルノちゃん、本当にありがとう。あなたのおかげで〇〇君と付き合えたしこれから一緒に暮らせるし、あなたは最高の親友よ。
チルノちゃんの番になったら今度は私がお手伝いしてあげるね。
チルノ(大ちゃん幸せにね。あたしがいい人見つけたらその時はちゃんとお手伝いしてよね。
ともあれ今は、邪魔しないようにあたしはもう少し寝てるわ。昨日二人が熱すぎるものだからあんまり眠れなかったのよ。それじゃ、おやすみ‥‥‥。)
終わり
どっちの方がすき? ~大妖精編~(12スレ目>>772 うpろだ877)
どっちの方がすき? ~大妖精編~
○○がチルノとの遊び相手を終えた後。
1 何だかアツアツな大妖精
あら、お帰りなさい、○○君!(○○と大妖精の関係は付き合って3ヶ月)
チルノちゃんはどうしたの? あら、弾幕ごっこしに行っちゃったのね。
んふふ、あの子ったら元気よね~。
○○君の方は…どうやらへとへとみたいね。
ちょっと歩かないといけないけれど……良かったら私の家でゆっくり休憩する?(○○は即座に首を縦に振った)
うん、それじゃ私の後に付いてきてね!(○○より少し速く先に行く)
―大妖精の部屋―
あ…部屋綺麗にしてなくてごめんね!(気にしてないよと○○は微笑んで言った)
ちょっと紅茶を持ってくるから、とりあえずどこかに座って待ってて!(○○は大妖精のベッドに腰掛けた)
おととっ、○○、お待たせー♪(二人分のミルクティーを近くの机に置いた)
○○、紅茶の味、どうかな?(おいしいよと○○は微笑む)
そっか、○○の口にあってよかったー♪(○○の隣に座り込んでいる)
……ねぇ、○○。(二人とも紅茶を飲み終えている)
また…二人っきりになっちゃったね///(顔を赤くしながら微笑む)
だ、だから…○○のあれ、頂戴よぉ…///(○○はそっと顔を近づける)
…ちゅっ、んぅっ///(どうやら、あれ=キスのようです(笑))
んんーっ、あむっ…くちゅっ…。(いやぁ、アツアツですね)
……はぁっ、○○、私ね、すごく幸せだよ///
○○とキスしてると頭がぼんやりしちゃぅ///
ねぇ、もっとして、お願い……///
≪作者の自己規制により削除されました。 ご覧になるときは包丁を見つめながら見てください≫
……○○、ごめんね。 私のせいでさらに疲れたでしょ?(辺りは夜です)
私も疲れちゃった。 お詫びになんだけど…一緒に、寝よ?(苦笑しながらも○○は一緒に寝ることにした)
…うふふ、○○の身体……大きくて温かいな///
えっ、私のは柔らかくて気持ちいいって?
……馬鹿っ、恥かしいよ、もぅ///
でも、そう言ってくれてうれしいよ。
今日は本当にごめんね。 そしてありがとうね、○○。
また明日も…一杯、愛してね///
2 妬きもち屋の大妖精
あっ、お帰り○○。(ご機嫌斜めの大妖精)
……今日もチルノちゃんと長く遊んでいたわね。(今大妖精の部屋の中です)
べ、べつに遊んでも構わないけど…私だってたくさん○○に構ってほしいわ!(半分癇癪を起こしている)
だ、だから○○、私が満足するまで付き合ってもらうからね!(そういって○○をベッドに押し倒す)
んっ、ちゅぅっ、ぎゅぅ~……(抱きしめながら、あついキスをする大妖精)
ぷはっ、はぁっ、はぁ…ま、まだまだ満足してないからねっ!///
ほら○○、もっと私にキスしてよっ!(わかってるよと○○も彼女に応える)
んぅっ、ちゅっ……んぁっー!? だ、だめ、そこにキスしちゃだめぇ…っ!!///
≪作者の自己規制により削除されました。 ご覧になるときは包丁を見つめながら見てください≫
……むぅ、○○の変態。(布団に潜り、真っ赤になった顔を背く大妖精)
もうちょっと私の事気を遣ってよね…。
……でも、満足はしたわよ。
…ねぇ、○○。
チルノちゃんと遊ぶのもいいけど、私の事も考えてね。
私…○○のこと、大好きなんだから。
うpろだ1089
ねぇあなたは覚えていますか?私たちがあった日のことを
あのときはあなたが外から来た人間だ何て知らないで攻撃してしまってゴメンナサイ
私は必死に謝って、あなたは許してくれて
そして次の日、あなたは来てくれた
少しの時間のときも、一日いっぱいいてくれた日もあった
その頃かなぁ、あなたのことが気になっていったのは
会うたびに胸が躍って、あなたが帰るときは苦しくなって
そして決心したの
あなたのことが好きです
言ったらあなたは笑ってくれた
恥ずかしかった
そして私にキスしてくれた
とても嬉しかったです
気持ちが通じ合ったこと
俺も好きと言ってくれたこと
それから、私たちは付き合うことが出来たこと
みんな祝福してくれた
……でもね、不安もあったんですよ?
あなたが振り向いてくれなくなること
私の元から去ってしまうこと
独りぼっちになってしまうこと
そんなことを考える自分がいやで
時にはあなたを傷つけて
本当にゴメンナサイ
今はあなたといっしょになれて幸せです
結婚しようと言われたときは、驚きも恥ずかしさもあったし、なにより嬉しかった
式を挙げたときも、これからもずっとこの生活が続くと思ってました
なのに……
あなたは私を庇ってくれた
妖怪の山に行ったとき
落石なんて私の力でもどうにかなったのに
そしてあなたは傷ついた
元気な姿を見せてくれたときは、私は泣いてたの
そのときね、私があなたを守るって決めたの
でも……すぐに容体が悪くなって……
ごめんなさい あなたに向けた手紙なのに悲しい気分にさせてしまって
私もね、がんばるから
チルノちゃんやミスティアちゃん達もいるから……ね?
(ここから先は涙の跡で読めない)
あなたはそっちでもがんばってほしいです
でも浮気は許さないから
私も浮気はしないから安心してください
だから
おやすみなさい
私の親愛なる人よ
Dear あなたの大妖精
大妖精「……」
チルノ「大ちゃん……」
ミスティア「大妖精ちゃん……」
ルーミア「大丈夫かー?」
リグル「こんな……こんなことって……」
大妖精「っう、うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
あなたは元気ですか?
私は今も元気です
あなたが亡くなってから大分経ちましたが
チルノちゃん達がいるので楽しいひと時を味わうことが出来ます
でもあなたのことを思い出すときがあります
そんなときはね、楽しかったあの頃をもう一度ちゃんと思い出すようにしています
そうしたら自分の気持ちに整理がつくから
あっ、そうそうまさか浮気なんてしてないよね?
私は大丈夫だから……ね?
あなたはどんな場所で寝ていますか?
聞きたいことがたくさんあるんです
だから……早く戻ってきてください
四季映姫「あなたはその罪の償いが終わりました、よって転生することが出来ます」
小町「よかったじゃないか、これで愛しの彼女のところへいけるんだろ?」
映姫「小町!ここでは私語は厳禁です」
ありがとうございます、小町さん、映姫様
映姫「あなたが出来ることは、その人を愛し、その手を離さないことです」
○○の墓の前
大妖精「あなたがいなくなってから、一年経ちました。この一年がとても長かった気がします
今年は異変がなくいつもどおり春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来ました
あなた宛の手紙も何通か書きました、全部読んでくれたでしょうか?」
そのとき空からの一枚の紙が舞い降りてきた
大妖精「あれ?これはなんだろう?」
親愛なる大妖精へ
俺はこちらでもがんばっています
手紙は全部読ませてもらってるよ
もちろん浮気なんてしてないから安心してくれ
俺も大ちゃんと一緒にいたことを絶対に忘れない
だから大ちゃんも俺のこと忘れないでいて欲しい
すぐに戻るから
大妖精「全部読んでてくれてくれたんだ……ぐすっ」
???「だからすぐ戻るって書いたじゃないか」
大妖精「!?……あなたなの?」
○○「もちろんだ、ただいま大ちゃん」
大妖精「お、お帰りなさいぃぃぃぃ、うわーーーーん」
○○「よしよし、寂しくさせてごめんな」
大妖精「ぐすっ、で、でも……どうしてですか?どうしてここがわかったんですか?」
○○「ああそれは、映姫様が教えてくれて、小町さんが裁判所からここまでの距離を縮めてくれたんだ」
大妖精「でも死んだ人は転生するんじゃ……」
○○「だから、ほら。浮いてるだろ?」
大妖精「えっ!?えっ! もしかして幽霊なの?」
○○「まぁ今までの生活に支障はないって映姫様が言ってた」
大妖精「……良かった…………ねぇもういちどあのときの言葉を言ってもらっていいかな?」
○○「あ、アレはね!すこーしばかり恥ずかしいというか何と言うか……」
大妖精「でも愛する人を待たせてるんだよ?」
○○「ぁぅ~……お、俺も大ちゃんのことが好きだ!ずっと幸せにする!だから俺と結婚してくれーーーー!!」
大妖精「……やっぱり嬉しいよ○○、私も○○の事好きだから、これからも一緒に暮らそう?」
○○「ああ、これからはずっと一緒だ!」
最終更新:2010年06月01日 01:57