チルノ3
4スレ目 >>363-364
「…あづー…」
茹だるほどに暑い夏真っ盛りの真昼間。
冷房器具なぞ団扇くらいしかなく、
この暑さじゃンなもんはロクに効果を成しはしない。
「……しゃーね…今日も涼ませてもらうか…」
故に、唯一まともに涼を取る手段と言うと、
幻想郷謹製(何か使い方がおかしい)の天然クーラーに頼む事しかないのである。
「…流石にいつも手ぶらじゃなあ…
適当に食い物でも持ってっておくか。」
とりあえず、おにぎりと「水道水」だけ持って行くことにした。
俺のあばら屋は目的地・紅魔湖とあまり離れていない。
直射日光で本気で茹だりそうになったが、
何とか耐え切って湖の畔までたどり着く。
幸いな事に、ちょうど着いたあたりの岸辺で、
彼女はいつもの遊びをしていた。
「おーい、チルノー。」
俺が呼びかけると、少し間を置いて振り返る。
どうも微妙な表情をしているが、流石に通いすぎたんだろうか。
「あーもー、また来たの?」
つかつかとこっちに歩いてくる。
その手には恒例とばかりに氷漬けのカエルが握られていた。
「おー、涼しい。
近くに居るだけで涼しいってのはやっぱ便利だなあ。」
すっきりさっぱりさわやかにカエルを無視して、感想だけ述べる。
「…あたしを冷房器具か何かと勘違いしてるなら、
冷凍保存して紅い館の前に放っておくけど。」
「すまん、それは止めてくれ、食われる。」
1秒とかけずに反省の意を表しておく。
相手が相手だから怒ると本気でやられかねん。
「…あ、そうそう。いつも手ぶらで来るのも悪いから、
一応おにぎりとか持って来たんだけど…」
「お、○○の割に気が利くじゃない。
んじゃ、早速いただきまーs…」
「あ、いや、待ってくれ。」
その場で暫く動けなくなる前に、あわてて制止する。
「幾ら空気が涼しくても真夏の直射日光はきつい。
ちと、そこの木陰まで移動しようぜ。」
「えー。」
口ではそういうものの本人も納得した模様で、
近くのかなり高い木の根元に座り込んだ。
「よっこいしょ。ふいー、日陰で
チルノといると本当に暑さを忘れるな。」
「忘れて当たり前でしょ…もぐもぐ、本当に冷えてるんだから…ごくごく。」
「おま…もちっと落ち着いて食えって。」
食べるのと飲むのと喋るのを同時にやってのけてる事には流石に苦笑を隠せない。
「幾らいつもカエルばっかり食ってるからって。」
ごぶふぉ、とこの上なく盛大にむせて吹き出すチルノ。
「た゛、れ゛、か゛、カエル食べてるって…!?」
氷柱を投げつけるでもなく限界まで長く・鋭くして突きつけてくる。
「ちょ、おま、流石にそれは危ない、わー待った待った嘘です冗談です謝りますごめんなさいすみませんもう言いませんー!」
~⑨突進中~
「ぜー、ぜー、ぜー…」
怒涛の突き攻撃から只管逃げてるうちに、何故か俺の家まで逃げてきてしまった。
うーん、どういう偶然なんだろう。こういう妙なところで運を使い果たすから困る。
…ん、そういえば逃げてる途中で宇詐欺を見かけた気がするが…?
「ぜー、ぜー。…ん、ここ○○の家?」
どうやらチルノもわざわざ俺に合わせてダッシュで追いかけてきたせいで疲れたらしい。
「おう。…我ながら、何処をどう逃げてここまでたどり着いたのかよく分からんのだが。」
「へ~…よし、ヘンな事言った罰として色々漁ってやる。」
「…なんですと?」
「んじゃまずは押入れから…」
「わー、こら、ちょっと待てー!」
どすん、ばたん、とあばら屋が崩れそうな勢いで押し合い圧し合いしているうちに、
「…」
「…」
これまたどういう偶然なのか、俺がチルノを押し倒したような格好になってしまった。
そういえばさっき家に入る直前にも宇詐欺を見たような気がするが、
関係があるのかは知らない。
「…」
一体何を考えているのだろうか、真っ赤な顔でただこっちを睨みつけている。
「…」
俺は、何故か動くことも、視線を逸らすことも出来なかった。
動けないまま見つめあう形になる二人。
言葉さえも出てこずに、沈黙だけがその場を支配していた。
ふ、と彼女の体から力が抜けたように感じた。
それだけでなく、瞼も閉じて…何かを諦めたような表情になっていた。
「…ほら、どうしたのよ?」
それまでの沈黙を破ったのは、彼女の方だった。
「何よ、こんな可愛い子押し倒しといて何もしないの?意気地なし。」
口調こそいつもの彼女を取り繕ってはいるが、
どこか上ずったような声になっているのが聞き取れた。
「…いや、その……ごめん。」
なるべく彼女に触れたりしないようその上からに離れ、
壁に向かって座り込んだ。
背中から彼女が何か喋ったが、声が小さくて聞き取れなかった。
「…悪い、もう一回言ってくれないか?」
「…今なら、覚悟出来てるのに。 …それだけ。」
…俺はどうやら、有り触れた表現じゃ及びもつかない程の大馬鹿だったらしい。
覚悟を諦めと取り違え、言葉の裏の意味も汲み取れなくて。
「………。」
長い沈黙の後、ようやく彼女が起き上がるような物音がした。そして、
ぼふ、
と背中に圧し掛かってきた。
「…?」
「…知ってる?あたしって、いつも悪戯ばかりしてて、
喧嘩っ早くて、おっちょこちょいで、だから馬鹿にされて。
本当に少しだけの身内しか、私を対等の存在として扱ってくれなかった。
それに、その二人もあたしに気を使うばっかりで。
…○○みたいに、思ったことを気兼ねなく言える相手って、いなかったからさ。」
だんだん声が小さくなり、震えていく。
今にも泣き出しそうな脆い声からは、いつもの勝気な姿は想像などできなかった。
「…だから、ひょっとしたら勘違いかもしれない。
他のみんなへの「好き」と何も違わないのかもしれない。
…それでも、私は○○が好きだから、さ。」
…俺はつくづく駄目な男だ、と思った。
彼女の寂しさを、受け止めきれる自信が無かった。
…自信は無かった。が、自信なんてまだ必要ない。
今は、そう…受け止めることに挑戦するだけ。
向き直って、ぎゅっ、と抱きしめてやる。
氷精であるチルノの体は冷たかったが、同時にどこか暖かさを秘めていた。
「ぐす…う…あああぁぁぁぁ!!」
とうとう堪え切れなくなったのか、大声で泣き出してしまった。
俺はと言うと、そのまま彼女が泣き止むまで待つことしか出来なかった。
「…ほれ、泣いたらちったあスッキリしたか?」
少しでも元気付いてくれるように、そして自分の情けなさを隠すように、
出来る限りの軽い口調で話しかけてみる。
「…ん、大丈夫。」
まだ小さい肩も震えていて、完全に立ち直った、とまではいかないだろうが、
そこは彼女一流の強がりなのだろう。
「…あ、そうそう。
これからは今までどおり接してくれ、って言われても、ちょいと無理だからな?」
「…っ!?」
不意にまた泣きそうになる彼女に顔を近づけ、
一瞬だが唇同士をくっつけてやる。
「…!?」
不意を突かれて、真っ赤になって俯くチルノ。
「ま、そういうことだ。寂しくなったらいつでも来いや、
いろいろ相手してやるぞ?お望みならああいうことやこういうことでも。」
「なななななな何いいいい言ってるのよ!?」
さらに耳まで真っ赤にしてテンパっている。
やっぱりいっぱいいっぱいな彼女をからかうのが一番面白…
「…!?」
不意に彼女の唇が俺の唇に押し付けられていた。
「お返しよ、お返し。やられっぱなしはあたしの性に合わないの。」
…案外、いっぱいいっぱいなのは俺かもしれないな…。
4スレ目 >>393-394>>405
「チルノは短冊に何て書いたんだ?」
「んー? 『早く雪がふりますように』って」
「あー? なんだそりゃ? 雪合戦でもしたいのか?」
「うるさいなー、ほっといてよ! ……で、アンタは?」
「俺か? 俺は『チルノとずっと一緒にいられますように』だ」
「そんなこと書いても惚れないからね」
七夕用の笹に短冊を括りつけながら、そっけないお返事。
「へいへい。まったく……アホの子に見えてしっかりしてるんだよなぁ」
「もう! 氷漬けにするよ!」
「うひゃあそれだけは勘弁!」
アホの子、に反応して般若の形相でこちらを睨むチルノに大げさなリアクションを返す。
ほっぺをぷうと膨らまして、怒った顔も可愛いもんだから全然怖くない。
「だいたいなんで私に付きまとうのよー?」
括りつけ終わったチルノがしかめっ面で訊いてくる。
「一目出会ったその日から、恋の花咲くこともある」
「うわークサー」
「女の子がそんな言葉つかっちゃいけません」
「幻想郷でそんなこと言うのアンタくらいよ」
「俺はおしとやかな娘を花嫁にするの。チルノのその性格も直しちゃるぜ?」
「いらないわよ!」
力いっぱい拒否られた……だが俺は挫けない!
「チルノのウェディングドレスは淡い水色にしような~」
「勝手に話を進めないの!」
「明日は晴れるといいなー」
「話逸らさないの!」
「式場は紅魔館でも借りるか。ここって教会ないし」
「話戻さないの!」
「もーわがままだなーチルノはー」
「誰のせいよ誰の!」
「レティを呼べるように冬に挙げようか」
「う……」
レティの名前を出した途端チルノは黙りこくる。
「レティ、チルノの花嫁姿見たらきっと喜ぶだろうなぁ」
「――そんな言い方、ずるい……」
チルノの世界はレティを中心に回ってる。その想いの強さは俺も知っている。
レティを思い出したチルノは、みるみる元気が無くなっていく。
そうか、短冊の願い事は、彼女に会いたいという遠まわしな気持ちだろう。
冬にならないと会えないなら、少しでも早く冬になるように。
「あ、俺の短冊書き換えよ。『レティが夏でも出歩けますように』っと」
前の願い事は塗りつぶして裏側に書き直す。二人が冬でなくても一緒にいられるように。
「そんなこと書いて……冬の妖怪だから無理に決まってるじゃん」
「いいや、引き離された彦星と織姫が出会える日だぞ。願えばレティにだって会えるさ」
「そんなの都合良すぎるよ……」
チルノの方に向き直ると、彼女は寂しげな顔で俯いていた。
そうだな。こういうイベントで本当に願いが叶う事などありえない。
流れ星に願いをかけて実現した話を聞いた事があるだろうか。
サンタクロースにクリスマスプレゼントを貰った人がいるだろうか。
そう、どんな時も奇跡なんて起こるはずは無い。
――だからこそ、幻想郷にはそれが起こり得る。
「冬まで我慢するのは辛いだろ?」
「もう、慣れたよ……」
俯いたまま、チルノが疲れたように応える。背中の羽根も地面に向かってうな垂れている。
もうレティの話はしたくないかもしれない。しかし俺は構わず続ける。
「せっかくの七夕なんだ。わがままな願いを言ってもいい」
「それを、誰が叶えてくれるのさ? 帝って人?」
「誰でもない、叶えてくれる人なんていない」
チルノに知って欲しい。
願いが叶うこと。奇跡が起こること。
自分の為に誰かがいてくれること。
「じゃあ、ダメじゃん……」
「そうじゃないよ。願いは叶うだけなんだ。誰が何もしなくても、叶う」
言葉の魔法。想いの魔法。それは、とても素敵な自然現象+1。
「チルノが想えば、それでレティは現れる」
「いやだ、期待させないで!」
チルノがかぶりを振って俺に背中を向ける。
春になるたびレティと別れる。それからまた冬になるまで、チルノはずっと待ち続けている。
誰かを想い焦がれる辛さを、この妖精はよく理解している。
だから、ここで期待して、それを裏切られるのを恐れている。
冬まで我慢するのが、更に辛くなるから。
冬にはまだ1シーズンある。短いようで――長い。
俺はもう悪役だ。少女を絶望に誘い込む悪魔。
チルノは悪魔に背を向けたまま動かない。俺はその背中に語りかける。
「……俺を信じろ、とは言わない。自分の気持ちと、レティを信じてあげてくれ」
信用も信頼もあったもんじゃない。口から出まかせを言ってると思われてもおかしくない。
でも、これだけは信じてくれ。
絶望の終わりには希望があることを。
「……アンタが、そこまで言うのなら」
顔だけをこちらに向けて、氷の妖精はそう言った。微笑みながら。
その瞳には、小さな雫が浮かんでいるようで、夜だというのにキラキラと光っていた。
――天の川を見たことが無い。
――東京では、夜空を仰いだところで人工の光に照らされた闇しか眼に映らない。
――でも、ここなら、幻想郷ならきっと、
――空一面に広がるほどの天の川を見れるんじゃないだろうか……
あれから俺たちはお互いに短冊を書き直した。
『レティに会えますように』と。
誰もいない湖のほとり、チルノが何処かから持ち込んだ笹には、
二つの青い短冊が夏の夜風に吹かれて揺れていた。
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「何でアンタは私に優しくするの?」
七月七日、夕暮れ。
だいぶ前から待っていたんだろう。
砂浜に座り込んで湖面を眺めるチルノに近づくと、妖精は唐突に訊いてきた。
「昨日も言っただろ。好きになったからだ」
「好きになると、優しくするの?」
「いや、ちょっと違うな」
チルノは湖を眺めたまま黙る。その表情を窺うことはできないが、俺が続きを喋るのを待っているのだろう。
俺も湖を見る。
夕日は遠くの山に差し掛かり、湖は朱色と濃紺を分けたような不思議な景観を見せている。
綺麗だ。都会育ちの俺には一生縁が無いものだと思っていた。
あちらに無い物が、ここには有る。
「人間ってな、心の通じ合う奴には無条件で優しくなるんだ」
「相手が妖精でも?」
「種族は関係ない。姿かたちもな。同じ想いを持っていれば、好きになる」
「キザなセリフ……」
「それが人間の本質だからな」
当たり前のことや常識、真実を喋るにはどうしてもキザったらしい言葉でしか言い表せない。
言葉を飾ったところで、相手に伝わり難くなるだけだから。
俺の答えに満足したのか、チルノは立ち上がり服に付いた砂を手で払った。
それからこちらに振り向き、
「動かないで」
それだけ喋ると、突然抱きついてきた。
「あったかい……」
腰に手を回し、胸に顔をうずめるチルノ。
相変わらず顔は見えないから、髪がサラサラと揺れるのを眼で追う。
「妖精も、一緒ね……」
「ん」
「心が通じるから、好きになる」
「ん」
「昨日のアンタの想いが、私の心に響いた」
「ん」
「アンタの心の音が聴こえるわ……」
胸に耳を当ててチルノが言う。規則正しい鼓動、心がそこにある証。
その姿があまりに愛しくて、俺も少女を抱きかかえた。
「……悔しいけど、アンタが好き」
「昨日は惚れないって言ったのに」
「うるさいっ! 気が変わったの!」
ちょっとからかう。好きな娘をからかうのは男のたしなみだ。
チルノは顔を真っ赤にして講義しているが、それがまた愛くるしい。
「チルノ、上見てみ」
「え?」
口早に文句をまくし立てているチルノにそう言うと、彼女はキョトンとしながら空を見上げた。
いつの間にか陽が落ちていた。空には星が出始めて、湖面を輝かせている。
闇が支配する時間だと言うのに冥くて、明るい。
「七夕って、具体的に何時から?」
「うーん……天の川が出始めたら、じゃないか?」
チルノが突拍子も無いことを訊いてくるが、正直俺にも分からない。
というか誰も気にしたことがないのだろう。
お祭りがあるワケでなし、クリスマス商戦のように街全体で盛り上がるイベントでもなし。
しかし日本に数あるイベントの中でも、儚さや綺麗さで言ったら、七夕が一番かもしれない。
マイナー故の特権だろう。
あれこれ考えている間に夜空には星が増えていく。それこそ瞬くうちに。
中にはゆらゆらと揺れながら落ちてくる白い星もあった。
「……やっぱり奇跡って起こるんだなー。しみじみ」
「いきなり何言い出してんのさ」
「あっち見てみろ」
「まったく何なのさー?」
「こんばんわ、お二人さん」
「!」
俺たち以外誰もいないはずの砂浜に、女性の声が響く。
その声に聞き覚えがあるのだろう。驚いたチルノは俺の腕から抜け出し、俺の示した方向を見る。
「ほら、言ったとおりだろ。願いは叶うんだって」
声の主は空から降ってきた。まるで雪のように。
いや、まさに雪が振っていた。初夏だと言うのに、寒くもないのに。
「夏は辛いんだから、あんまり呼び出さないの」
姿を現した冬の妖怪は俺たちのそばに降り立ち、笑顔で愚痴を言った。
雪の降りしきる夏の湖。
氷の妖精はその瞳に大きな雫を浮かべて、彼女の胸に飛び込んでいった。
おしまい
スレ目 >>566
>>323の続きみたいなもん
「でまあ38.5度の熱を出したわけだが」
「そうよ」
「で、俺は氷嚢を作るように頼んだんだが」
「うん」
「……なんでゴミ袋で作ってきたんだ?」
「大きいほうがいいんじゃないの?」
「いや、この場合それは当てはまらない」
「シーツの上から載せるとか」
「さらに病状を悪化させる気か」
「判ったわよ、うるさいわねえ」
~~十分後~~
「はい、できた」
「まて、何だその氷の塊は」
「なにって、水を入れてパーフェクトフリーズ」
「……硬いぜ」
「溶けるまで我慢しなさい」
「無茶言うな」
「しょうがないわねえ」
「いや、いきなり枕引っ張り出されても……」
「はい、どう?」
「……膝枕か。それと額に手のせるのは?」
「どう?冷たい?」
「ああ、いい具合だぜ」
ヘタレがかいた⑨第二弾。
まあ暑かったから。
反省はしているだろう…多分。
~~蛇足~~
「じゃあ明日は学校行くか」
「授業は何?」
「一時間目から体育で、二時間目はつまんない歴史、
三時間目分け判らん代数、四時間目良い子の現国はおねむの時間、
五時間目暇な地理、六時間目はとどめの公民
……」
「……」
「休むか」
4スレ目 >>568
なあみんな聞いてくれよ。
みすちーとチルノが夏だからってかき氷屋を始めたらしいぜ。
行ってみたらなんか頭に角がある娘がいたんだ。
見かけない顔だと思ってみてたら、
「さあ萃香この氷を砕いてちょうだい!」
「終わったらかき氷食べさせてもらうわよ?」
「もちろん。」
「なら朝飯前よ!うりゃあ!」
屋台が吹っ飛んだというよりはぶっ潰れた。
地面に直径三メートルぐらいのクレーターが出来上がっている。
萃香はどこかに消えたが、チルノとみすちーは俺が掘り起こしてえーりんさんとこに運んだ。
次の日、また同じところを通ったら、
「さあ萃香、この氷を「疎」にしてちょうだい!
そうすれば砕けるはず!」
「えー、でも」
「いいからやって!後でかき氷あげるから!」
「じゃあ、それー」
「うわ、びちょびちょ」
そりゃまあ水ですから。
そのあと服を乾かすためにうちに来たチルノはいま別室ではだkうわなにをするやめr
4スレ目 >>669
ひねりが無いけど…
「俺の熱い想いで、おまえを溶かしたい」 →チルノ
4スレ目 >>670
寧ろ
「この想い、凍らせてくれないと苦しくて仕方が無い。」 →チルノ
4スレ目 >>749
……なぁ、チルノよ。
「なに?」
うつぶせに寝てるからって背中に勢いつけて乗るなよ…
「いいじゃない、減るものじゃないし。
……それともあたいが重いとでも?」
いやそんなことはないが……まあ、好きにしてくれ。
「うん、好きにする」
こう、チルノに背中に乗られてみたかった。
稚拙だが後悔はしていない。
5スレ目>>344
同じような時期が現在進行形で俺にもありました
「うぅぅ…宿題が終わらない…明日提出なのに…グスン」
「そうだ、まだあの手が残ってるじゃないの!あたいったら天才ね!!」
「で、その天才は宿題が終わらないので俺を召還したと」
「えっと…その…一緒にやってくれるわよね?」
「何で決定事項っぽいんだ」
「あんた<<<<(超えられない壁)<<<<あたいだから」
「しゃあないな、そのかわり集中してやれよ?途中で投げ出したら後は知らん」
「う…分かったわよ」
カリカリカリカリ
「ちょっと消しゴム取ってー」
「んー」
ゴシゴシゴシゴシ
(うぅぅ…せっかく2人きりになれたのに遊べないなんて……なんでこういう時に限って優しいのよ)
「何をニヤけているんだ」
「ニヤけてない!!……好きな奴と二人っきりなら、誰でもニヤケるわよ…」
「何?」
「なんでもない!!」
「顔赤いぞ」
「うるさいうるさいうるさーい!!」
(省略されました 続きを読むには各自おもむろに宿題を破り捨てて下さい)
5スレ目>>658
うーん、なんか⑨って可愛くない? こっちの言ったことが、
どういう意味なのか、日本語さえ全然理解できなくて、
んー、とか言って熱暴走して、頓珍漢なこと言って、負け惜しみする⑨。
げらげら笑ってしまいそうだけど、素直で可愛いと思う。
大好きだぜ、チルノ。でも、
好意の理由を考えてみると、自分の⑨への視線は、
きっと、大人が幼稚園児を見る視線なんだな。
だから、自分はチルノのイチャSSが書けないんだ。多分。
5スレ目>>664
「ふぅ、食った食った」
「よし、私もごちそうさまっと」
「おい、ちょっとまてチルノ」
「ん?なに?」
「まだピーマンが残ってるぞ」
「う…、も、もうお腹いっぱいなのよ…」
「はは~ん、お前もしかしてピーマン食べれないのか」
「べ、別にいいでしょ、ピーマンって苦いから嫌いなのよ…」
「苦いからって……、ピーマンくらい今時の小学生でも残さないっての。ほら食えよ」
「やっ、食べないっ!」
「そんな事言わずにほれ、あーん」
「だ、だから…」
「あーん」
「ぅぅ……」
「あーーん」
「……、(はむっ、……ごっくん)」
「おっ、偉いぞチルノ!ご褒美にナデナデしてやろう」
「そ、そんなピーマンくらいで大げさなんだから…って、わわっ、髪がくしゃくしゃにっ!」
「うりうりうりうり」
「ストップ、ストップッ!ちょっと、嬉しいけどなでなでストッープッ!!」
その後、ウワサを聞きつけたアリスうどんげ
大妖精えーきフランちゃんその他大勢と修羅場を迎えることに(ry
5スレ目>>724
早口ことば
「生麦生米生たまぎょっ!? ……っつ…舌噛んだ」
「何してるの?」
おてんば恋娘があらわれた
コマンド?
rァ たたかう
ぼうぎょ
どうぐ
にげる
「早口ことばだよ。東京特許きょきゃきょきゅ…!」
「ぷっ! 全然ダメダメじゃん」
「じゃあお前は出来んのかよ!」
「ふっ、こう見えてあたいってば早口ことば得意なのよ!」
「じゃあこれだ。隣の客は……ての」
「カンタンカンタン。隣の客はよく柿食う客だ! バスガス爆発! 東京特許許可局!! どう?」
「すげぇ!! じゃあさじゃあさ、きだいす、って何回連続で言えるよ?」
「ふん。何度でも言えるわよ。きだいすきだいすきだいす……」
「ふんふん」
「きだいすきだいすきだいすきだいすきだいすき、だいす、きっ……!?」
「いやいやチルノ、そんなに熱く語らなくてもいいぞw」
「ななな何てこと言わせるのよ!?」
「オーケー、お前の気持ちは十分伝わったw」
「こ、この⑨ぁああっ!!!」
ああチルノはかわいいなぁ
5スレ目>>807-808
807 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/09/29(金) 15:55:36 [ aORqb4AY ]
つい先日チルノと一緒に喫茶店いったんだけどさ、まぁかなり寂れてたんだけど。
チルノは照れてるのか、まぁ田舎から出てきて間もない少し緊張した感じの女の子してた。
んで中国風のウェイトレスがきて「ご注文は?」と聞かれ俺は「ホットひとつ」
んでチルノはというと、少し間をあけて小声で俺に聞いてきたんだよ。「ホットって何?」 って。
まぁ⑨だからしょうがないよな、なんて思って「コーヒーの事だよ」って教えてあげた。
するとすっげぇかわいい笑顔で「ああ~」と分かった様子。んで中国がチルノに「ご注文は?」と聞いてきたんだ。
チルノはちょっと考えて、「じゃあ、あたいは…アイスホット」
飲んでたコーヒー噴いたwww
808 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/09/29(金) 17:04:26 [ P160gK8c ]
>>807
おまいはコーヒー頼んだんじゃなかったのか
なぜ既に飲んでいるw
5スレ目>>905
じゃあ最近チルノ株が急上昇してるのでお手軽なヤツを一つ
「俺はチルノのこと好きだけどさ。チルノは俺のこと好き?」
「な・・・!何言ってんのよ!あんたのことなんか大っ・・・き・・・き・・・」
「・・・嫌いか?」
「・・・き」(真っ赤になってうつむいて手を後ろで組んで片足で地面つついてる)
「ごめん。よく聞こえない(確信犯)」
「う、うぅ~・・・」
チルノ可愛いよチルノ
6スレ目>>201
チルノとキャッキャッウフフな行為をしたら…黒幕に怒られました…
<⌒/ヽ-、__
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
6スレ目>>214
チルノに後ろから抱きつかれる夢を見た…
起きてみると微妙に枕が赤く染まってたんだが(;゚д゚ )
6スレ目>>240
うう腰いてぇー…
チルノと遊んでたら、腰にロケットダイブされたぜ…orz
しかも、そのまま抱きついて、いまだ俺を解放せずにそのまま疲れて寝ちゃったんだよ。
寝顔見たくても抱きつかれてて寝返りうてねぇ!!
6スレ目>>278
「はい、これチルノの分だよ」
「何これ?」
「宇治金時だよ 美味しいよ」
「へぇ~…」
シャク…
「あ、おいしい…。 あたいの氷って おいしかったんだ」
シャクシャクシャク
「うじちんとき おいしいね」
「うじちんときじゃなくて、うじきんときだよ」
「うじきんとき おいしいね」
「うん、美味しいね」
6スレ目>>311
最近寒くなってきたこの季節。
コタツからどうやって出ようかと思案していた時に奴は現れた。
「○○っ! クリスマスよクリスマスっ!」
まだ12月入ったばかりなのにお正月と叫ぶ奴は俺は一人しか知らない。
「何のようだチルノ。赤い帽子なんかかぶって」
「だからクリスマスだって言ってるじゃないのさ!」
「クリスマスはまだまだ先だ」
「そ、そうなの?」
「ああ」
「し、知ってるわよそんなの!」
そういうとチルノは赤い帽子を入り口付近に投げて出て行った。
処理するのは誰だと思ってるんだ?
――数時間後
そろそろ出ようかなと考えている頃。
性懲りもなくまたチルノはやってきた。
「○○っ!」
「なんだチルノ。頭に門松なんか乗っけて」
「お正月よお正月!」
「……正月はもっと先だ」
「そ、そうなの?」
「ああ」
「し、知ってるわよそんなの!」
そういうとチルノは門松を赤い帽子の近くに投げ捨てて出て行った。
捨てるのなら湖あたりにでも捨ててくれ。
――数時間後
あの門松とかをどうしようかとコタツの中で考えている頃。
またチルノはやってきた。
「○○っ!」
「チルノ。頭にかぼちゃなんか乗っけて何してんだ」
「ハロウィンよハロウィン!」
「もう終わったぞ」
「そ、そうなの?」
「ああ」
「し、知ってるわよそんあの!」
最後のほうを噛みながらチルノは出て行った。
もちろんかぼちゃは入り口付近に置いていって。
――数時間後
そろそろコタツから出ようと決心した頃。
またもやチルノはやってきた。
「○○っ!」
「どーした。今回は何も持ってないみたいだが」
「雪合戦するわよ! 雪合戦!」
「……チルノ。外を見ろ」
「見たけど?」
「雪は積もってるか?」
「積もってないけど?」
「それじゃあ雪合戦はできないよな?」
「そうなの?」
「それ以前に雪合戦は行事じゃないよな?」
「そ、そうなの?」
「ああ」
「し、知ってるわよそんなの!」
そういってチルノは若干涙目で出て行った。
それからその日チルノはもう来なかった。
まあいいか。
――翌日
「○○っ!」
「なんだ」
「水泳するわよ!」
「無理。死ぬ」
6スレ目>>458-459
⑨「ねー。みかんって、あの白いやつなんなのかな」
俺「あのすじみたいなの?」
⑨「そう、それ。しょーじきジャマだよね」
俺「そうだよねぇ」
⑨「いちいちとらなきゃいけないし」
俺「みかんさんにも事情があるんでしょう」
⑨「ん」
俺「くれるの?ありがと」
⑨「ちがうわよ。あげるわけないでしょ」
俺「そうですか」
⑨「むいて」
俺「はいはい」
⑨「ちゃんと白いやつもとってよね」
俺「はいはい」
俺「ほら、あーん」
⑨「ちょっと、子供扱いしないでよ! 一人で食べれるわよ!」
俺「いいから。俺がこうしたいだけだから、ほら。あーん」
⑨「ちょ、ちょっとぉ……」
俺「ほら。あーん」
⑨「……しょ、しょうがないわね。
あーん。
……ん。美味しい」
俺「あーん」
⑨「ん」
俺「あーん」
⑨「……」
俺「ん? どした?」
⑨「なんか私だけ食べてて悪いわ。美味しいんだし、アンタも食べなさいよ」
俺「そか。ありがと。チルノは良い子だな」
⑨「もぅ、子供扱いしないでったら……ほら、かしなさいよ。
ん」
俺「ん?」
⑨「え、えと、えーと……
ほらっ、あーんっ!」
俺「ん。あーん」
7スレ目>>658
「あいた!」
チルノがいきなり大きな声を出した、何事かと思ってみれば
手につめきりを持っていた、どうも深爪したらしい
「うう……」
「ちょっと見せてみろよ」
チルノの手を取ってみれば指の先から少し血が出ていた
「血がちょっと出てるけど、まぁ大丈夫だろ」
そう言いながらチルノ指を口に含んだ
「っ!!」
何か加えた瞬間指がすこしぴくっとしたな
「これでいいだろ、多分」
そう言いながら指を離してチルノ顔を見れば
これでもかと言うくらい赤かった
「どうかしたか?」
「なんでもない!!」
「それならいいけどさ、さすが⑨だな血が出るほど深爪するか普通?」
いいながらチルノが持っているつめきりを奪う
「う、うるさい!やってない爪あるんだからさっさと爪切り返してよ!」
と言いながら俺の持っているつめきりを奪い返そうとしてきた
俺はそれをかわしながら
「落ち着けって、お前にやらすと危ないから俺がやってやるよ」
「え!」
「ほれこっちこいって」
そういってチルノの腕をつかみ膝に座らせた
「ほらさっさとやってしまうぞ、このままだと結構つめたいし」
「……」
チルノは俯きながらおずおずと手を差し出した
「まぁまかせとけって、よくうちの猫を切ってやったから大丈夫だ」
とまぁそんな感じでチルノの爪を切ってやったんだが
次の日
「また爪切って、○○」
と膝に乗ってきた
「いや切るも何も、一日やそこらで伸びるわけないだろ」
「うぅ~……いいじゃない」
「ったくしょうがないな」
その日からチルノの爪にやすりをかけてあげるのが日課になってしまった
最終更新:2010年06月01日 22:58