小悪魔(レス)1
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248 :名前が無い程度の能力:2008/07/02(水) 12:56:29 ID:gzrrkHngO
外の世界の少女漫画を読んだ幻想郷の少女達が
全員食パンを加えて○○に激突しにいくのを幻視した。
250 :名前が無い程度の能力:2008/07/02(水) 13:58:00 ID:BnJprmFg0
パチュリーが「ばかばかしい…」と言っている横で
小悪魔が少女漫画の通りの行動をして○○とイイ感じの雰囲気になって、小悪魔に嫉妬するパチュリーを幻視した
252 :名前が無い程度の能力:2008/07/02(水) 14:21:08 ID:6ilKqP2cO
>>250
~理想~
前が見えないくらい大量の本を抱え、わざと○○と激突。
こぁ「きゃっ!」
ドサドサドサ
○○「大丈夫か!?」
こぁ「だ、大丈夫です。それより早くこの本を向こうへ運ばないと……」
○○「そうか。なら俺も手伝うよ」
こぁ「そ、そんな悪いです。これは私の仕事ですから○○さんに更に迷惑をかける訳には」
○○「いいんだよ。ぶつかったのだってぼけっとしてた俺が悪いんだし。ほら手を貸して」
こぁ「ありがとうございます」
~現実~
こぁ「きゃっ!」
チュドーン
○○「うわあああぁぁぁぁぁ」
ドン(壁に激突)パラパラ
こぁ「へっ?」
パチ「魔導書が暴発したみたいね」
こぁ「え?」
パチ「私は彼を治療するわ。その間にこの本を片付けて置いて頂戴」
こぁ「は、はい! ……あれぇ?」
17スレ目 >>248,250,252
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――ドサドサドサ。
「むきゅー」
昼下がりの読書時間を破る事件が起きた。
説明するとこうだ。悪戯好きな悪魔が、動かない大図書館を動けない大図書館にしてしまった。
本に四肢を奪われるのなら彼女も本望だと思うが、案外普通に悪魔退治を命じてきた。
外見ではなく中身が重要ということか、ノーレッジだけに。貞淑な魔女である。
本雪崩や本爆雷の残骸を避け、抜き足差し足忍び足で目星を付けた本棚へと近づく。
そっと陰から見てみれば、何やら本が積みあがって塔を形成している。次の仕込みか。
赤い髪に黒い体がもぞもぞ動く。標的捕捉、まだこちらには気付いてないらしい。
音を立てないように適当な本を一冊手に取る。適度な厚みの重みは、まさに適当な本である。
振り被り、全力で投げる。弾丸は放物線を描いて飛び、悪魔を超えて反対側に不時着する。
対物対魔すべて○な本の心配などしない。そも、普段から乱雑な置き方なのだ。残骸との区別が難しい。
「!」
落ちた本の音に反応して、そちらの方へ機敏に振り返る。頭の上には何かの幻想が見えた気もする。
瞬間、一気に標的との距離を詰める。足音を聞いてこちらを向く頃にはもう遅い。
驚愕に見開かれた目、大きく開いた口、後者に狙いをつけて悪戯のお仕置きを開始する。
「――ッ!」
ぱくん、と。開いた口を開いた口で閉じてしまう。反射的な驚きの声も一緒に閉じられる。
んー、だの、むー、だの呻き声が合わせ目から漏れていく。勿体無いので、それすら飲むように口の中を強く吸う。
細い腕が胸を押す。小さい体は力が弱く、あるいは抵抗の意思が弱いのか、唇が離れることはない。
ぴくぴくと黒い羽が震える。ゆらゆらと黒い尻尾が振られる。
悪魔、可愛い悪魔、悪戯好きな寂しがり屋の悪魔。我が心を奪うリトル・デビルにして、愛しい愛しいリトル・レディ。
「ん、はぁ――」
逃がさないように相手を捕まえていたはずなのに、いつのまにか自分が逃げられなくなっていた。
口腔の内を二枚の舌が踊る。もはやどちらがどちらのものかもわからず、口も二人で一つであるかのように感じる。
ぽた、と混ざった唾液が床に染みを作る。その落ちる様を一瞬だけ目で追ってしまう、やはり勿体無いのだ。
そんな気持ちを悟られたのか。あれほど求めていた口を離し、にんまりと少女の顔に笑顔が浮かぶ。
ああ、あれは駄目だ。あれは悪戯を思いつき、しかもこちらがそれを拒めない時の顔である。
閉じた口が少し蠢いたかと思うと、再び互いの唇が接触し、すぐさま多めの唾液が送られてきた。
ごくりと喉を鳴らして飲み込む。好物を貰うのに遠慮はいらず、貪欲に貪る。
悪魔の体液が嚥下され、身体と魂を蹂躙していく。砂漠で欲する水よりも、脳を犯す麻薬よりも、ただこれだけがあればいい。
「――ぷぁっ」
恍惚に震える舌を軽く噛んだ後、少女はもう一度顔を離して笑顔を浮かべる。
先ほどと似ているが少し違う。上目遣いの表情は欲しい物をねだるための媚を感じ取れる。
そんな風に乞われるまでもない。同じように唾液をためて、強い吸い付きの中に送り込む。
喉が震え、全身が恍惚に震えるのが見える。潤んだ目は更に淫靡に濡れ、上気した頬はもはや熱いぐらいだった。
「――――ぁ」
押し倒したのはどちらだったか。声を漏らしたのはどちらだったか。
灯した情欲の炎は図書館の本すべてを燃やすよりも燃え盛っており、互いにもっとお互いを溶け込ませたくて仕方なかった。
そして悪魔の白い手が踊り、胸、腹、更にその下へと伸び、俺の――
「そこまでよ!」
……なるほど、ここは大図書館だった。つまり“いつものこと”というやつである。
24スレ目 >>965
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○○「くそっ!くそくそくそくそ!ねえ!ねえよぉぉぉ!ねぇんだよぉぉ!ひぃぃぃぃぃ!」
小悪魔「な、なにがないんですか?」
○○「幻想郷には海がねぇよぉぉぉ!これじゃあリトルの水着姿が見れねぇよぉぉ!くそくそくそくそ!ひぃぃぃぃぃ!」
小悪魔「お、落ち着いてください!け、血涙流しながら言わなくても…」
紫「えいっ」
小悪魔「え?」
○○「!!」
なんということでしょう、スキマビフォーアフターによって司書服から大胆な黒ビキニに早変わりしたではないですか
紫「あまりにうるさかったのでつい」
小悪魔「ついで水着にしないでください!…○○さん?○○さん?…きれいな笑顔してですね…死んじゃったんですね?ただ、感動しすぎたという理由で…」
ふいに紫がとった行為は敬礼の姿勢であった。
奇妙な敬いの姿がそこにはあった。
25スレ目 >>645
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>抱きつく効果音
むきゅっ
パチェ「なによ…」
小悪魔「本当にむきゅって音がしました!」
○○「こないだむせてたときに背中叩いたりおんぶしたらこのような音がしたんだよ。さて…君を抱いたらどんな音がするかな?」
小悪魔「○○さん、昨日の夜抱いてもらったばかr…げふんげふん…どんな音がするんでしょう?」(顔を赤くして)
パチェ「何この空気」
25スレ目 >>802
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〇〇「痛」
こぁ「あ、指から血出てますよ。紙で切っちゃいました?」
〇〇「みたいだな。ばんそうこうってどこに置いてるんだ? ちょっと取ってくるわ」
こぁ「じゃあ、その前に応急処置を」
ぱく
〇〇「待て。確かに健全な成人男子としては、可愛い同僚の口に指をふくまれるというのは
嬉し恥ずかしのシチュエーションなんだが、人目ってものがな」
魔理沙「私は気にしないぜ」
アリス「勝手にやっててちょうだい」
パチュリー「そk……! いや、まだ問題ないわね」
文「うろたえた表情の〇〇さんと、恍惚の小悪魔さん。夕刊の見出しはこれで決まりですね」
〇〇「いやいや、この状況だけでどう記事にすんのよ。こぁ、お前さんも何か言ってくれ」
こぁ「ぷはぁ……〇〇さんの味、とってもおいしいです……」
魔理沙「ちょっと気になったぜ」
アリス「勝手にやっててちょうだい。見てるから」
パチュリー「そこまd……まだよ、まだグレーゾーン」
文「〇〇さんの味 って、すごく淫靡な響きですね。煽り文はこれで決まりです」
〇〇「火に油というか、ガソリン放り込むのは止めてほしかったぜ」
こぁ「……〇〇さんは、私と記事になるのは、嫌ですか?
私はむしろなりたいというか、既成事実が欲しいというか、そのために文さんを呼んだというか……」
〇〇「げえっ! 策士!」
魔理沙「だから来てたのか」
アリス「だから来てたの」
パチュリー「だから来てたのね」
文「……何でしょう、この圧倒的アウェー感は」
〇〇「嫌じゃない。むしろ俺だって嬉しいぞ。しかし……」
こぁ「何か、ダメでしたか?」
〇〇「なんで幻想郷ぶっちぎりで信用の低い新聞を選んだんだ?」
こぁ「あ、あはは。私もそこは気になってたんですけど、発行スピードだけを考えちゃって」
〇〇「まったく。しっかりしてるようでおっちょこちょいだなぁ、こぁは」
こぁ「えへへ」
〇〇・こぁ・魔理沙・アリス・パチュリー「あははははは」
文「……いいですいいです。どうせ信用ないんですから、最期には破局疑惑をうかがわせる一文でも付け加えてやります」
29スレ目 >>832
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小悪魔「〇〇さん、飲まないんですか? それ牛乳じゃないですか」
〇〇「……僕は下戸だ。ビールで吐く」
小悪魔「しまらないですねぇ」
〇〇「そういうこぁさんだって、オレンジジュース」
小悪魔「下戸の誰かさんに付き合ってあげてるんですよ」
〇〇「……ごめんね」
小悪魔「いいんです。私はお酒を楽しむ時間より、仕事もなしにあなたとこうしてる時間のほうが好きですから」
〇〇「……あのさ、村に静かな飲み屋があるんだ。せめてカクテルくらいは飲めるようになるから、そしたらさ……」
小悪魔「……待ってます」
29スレ目 >>970
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ちょうど一年前に この道を通った夜
昨日の事のように 今はっきりと思い出す
〇〇「そういえば、僕たちはここで初めて出会ったんだよね」
小悪魔「すぅ……すぅ……」
〇〇「って、聞いてないか」
永遠亭とふもとの村で、喘息の薬と組み立て式の大本棚を買っての帰り道
雪が降りしきる湖のほとりで、荷車に腰掛けて眠る恋人になかばひとり言のように話しかける
こぁのコートの上にもう一枚僕の外套をかけてやり、起こさないように、そっと荷車を引き始めた
〇〇「一年前、ここで毛玉に撃たれていた僕を見つけて、助けてくれたよね」
小悪魔「……すぅ」
〇〇「知らないと思うけどさ、僕はもう一度こぁに会いたくて、必死で図書館で働かせてくださいって頼んだんだよ」
小悪魔「……くぅ」
〇〇「それから半年でこぁと恋人同士になれるなんてね
……正直つまらない人間の僕なんて、相手にしてもらえると思ってなかったしさ」
小悪魔「…………」
〇〇「能力も何も無い僕で、ごめんね。
でも、そんな僕を好きになってくれて、ありがとう」
小悪魔「……」
外套を脱いで冷え切った背中に、ふわりと小さな体が寄りそった
〇〇「おはよう」
小悪魔「……おはようございます」
暖かい
芯まで冷えた体が温もりを取り戻す
小悪魔「能力も何もいりません。私はただ、普通の人間のあなたと、もう戻らない今を共有したい
それだけで、私はしあわせなんです」
〇〇「……」
僕は何も言わないで、屋敷まで荷車を引き続けた
目にたまる水は、ぬぐってもぬぐっても途切れなくあふれてきた
なんでもないようなことが 幸せだったと思う
なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜
30スレ目 >>30
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子供ができたと君は とまどいながら話し
うつむき口を閉じて 深いため息を吐く
図書館で働いてる といっても、給金はほとんどもらってない
せいぜいその日その日を不自由なく生きられる程度。こぁにいたっては無償奉仕
パチュリー様の遣い魔という立場を考えれば当然かもしれないけど
小悪魔「お金の問題だけじゃありません。この子は人間と悪魔のハーフ。どんな能力や障害を持つのか
そもそもちゃんと生まれてこられるのか、前例が無いため、何もわからないんです」
〇〇「……」
こぁのお腹に宿るのは、僕達の愛の結晶
嬉しくない わけがない
でも、嬉しければ嬉しいほど不安もつのる
このことをうちあけるまでずいぶん悩んだのは、一目こぁの憔悴ぶりを見てわかった
〇〇「……パチュリー様のところに行ってくる」
小悪魔「え?」
〇〇「こぁ、僕はここを辞めて、村できちんと家族を養えるだけの給金をもらえる仕事を探す
だから、もしもパチュリー様に認めてもらえたら…………
春が来るのを待って、二人で暮らそう」
小悪魔「……」
〇〇「どうなるかなんて僕には何もわからない。だけど、僕にできる事ならなんでもする
二人…じゃなくて、三人で幸せな家庭を作ってみせる」
薄暗い図書館に大声が響く
ほがらかで物静かなこぁ
そのこぁが、今まで聞いた事もないような大声で泣いている
僕のシャツが、みるみるうちに涙でくしゃくしゃになった
愛しあい、新しい命を授かる。そんな当たり前の幸せを、この時僕たちは初めて本当に感じることができた
なんでもないようなことが 幸せだったと思う
なんでもない夜の事 二度とは戻れない夜
30スレ目 >>39
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「こぁ、ちょっといいかい?」
「何ですか?」
完成したばかりの屋敷、その書斎から聞こえてくる〇〇の声に、小悪魔は夕食の皿を洗う手を止めた。
台所から書斎に移動してみれば、そこには一枚の絵葉書を眺める〇〇の姿。
「どうしたんですか?」
「うん、今度旅行でもどうかと思ってね。こぁは空を飛べるからもしかしたら行ったことがあるかもしれないけど」
言って差し出された絵葉書は、妖怪の山の一角にある滝のものらしい。山の中でも随分と奥にあるらしく、小悪魔はその場所に行ったことがなかった。
「休日の遠出に何処かいい所はないかって文に聞いたら、そこを紹介してくれたんだ。その絵葉書は文の知人の烏天狗が書いたものらしいよ」
「へえ、そうなんですか」
天狗の新聞で名前が知られるようになった〇〇は、文の写真のお陰で妖怪の山でも顔を知っている者が多い。烏天狗の中でも有数の実力者である文の知り合いなら、余計なちょっかいをかけてくる者も居ないだろう。
「それで、今度のこぁの休みに出かけようと思うんだけど」
予定はどうだろう、〇〇の質問に、小悪魔は困ったように笑う。
「パチュリー様にお訊きしないと、わたしの一存では何とも言えません」
「やっぱりそうかぁ……うん、じゃあ明日にでもパチュリーに訊いてみるとしよう」
〇〇はそう言って絵葉書を小悪魔に差し出した。
「これはこぁにあげるよ。実際にその滝に行ったら、そこで思ったことを書いてパチュリーに送るといい」
「わぁ、ありがとうございます」
大事そうに絵葉書を抱える小悪魔に、〇〇の頬が大いに緩む。
さて、と一言呟き、どうやってパチュリーから小悪魔を一日借りるか頭をひねり始めた。
実際には下手な策など必要もなく、〇〇が一言頼むだけであっさりと許可は出た。
パチュリー曰く、「妖怪の山が砂糖まみれになるだけで図書館の糖度が下がるなら安いもの」らしい。
※編者注:「大図書館の片隅で」の○○と小悪魔?
31スレ目 >>929
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大図書館の片隅で、の短い話ですよ。短いからこっちに。
「小悪魔、湿気対策の方は……」
どんよりと曇った空が、日常の一部になる時期。
図書館という場所柄、湿気対策には万全を期す必要があった。
「はい、〇〇さん考案の除湿魔法機を常時作動させています。便利なんですよ、スイッチひとつで丸一日動き続けるんですから」
主人に問われた小悪魔が、得意気に図書館の各所に設置された機械を指差す。河童と魔法使い〇〇の共同開発による、魔力を動力源とした除湿機械だ。
「……報酬はきちんと払ったわ」
「そうですね、わたしの休暇を三日もくれましたよね」
小悪魔の言葉に、パチュリーの眉がぴくりと動く。
不機嫌そうに鼻を鳴らし、彼女は自分の使い魔を睨んだ。
「〇〇がそうしてほしいって言ったのよ。何も言わなかったら、貴重な魔導書をあげたわ」
「いえいえ、別に嫌味を言ってる訳じゃないんですよ。〇〇さんも喜んでましたし、わたしも朝から晩まで〇〇さんとべったりぴとぺた出来て大変嬉しゅうございました」
「……お陰でこっちは、三日間砂糖抜きの紅茶を強要されたわ。休みの日くらい家で過ごしなさいな」
完璧で瀟洒な従者が淹れる紅茶は美味だが、その三日間はお茶の味など分からなかった。ただただ甘ったるく、砂糖水を飲んでいる気分だった。
「家だとくっつきすぎて〇〇さんのお仕事の邪魔になっちゃうじゃないですか。ここなら資料探しのお手伝いも出来ますし、パチュリー様のお世話も出来ます」
「それじゃ休みの意味が無いじゃない」
「いいんですよ、〇〇さんのお世話も、パチュリー様のお世話も、わたし好きですから」
小悪魔の言葉を聞き、パチュリーは妙に恥ずかしくなった。使い魔に世話をされることは当たり前なのに、だ。
「……まあいいわ、今日は早めに帰ってあげなさい。〇〇も昼過ぎには戻るんでしょう?」
「はい。今日は命蓮寺で取材をして、稗田のお屋敷で資料を借りてくるだけですから」
なので、お言葉に甘えます。小悪魔は嬉しそうに微笑み、足取りも軽く本棚の影に消えていった。
「まったく、現金な娘……」
そうぼやくパチュリーの顔は、言葉とは裏腹に穏やかなものだった。
31スレ目 >>966
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最終更新:2011年07月24日 22:37