橙2



>>275



…さ、寒いな…
さっさとご飯にしたいんだが…あの二人はどこ行った…

「橙、藍さんと紫さんは?」
「ん~?二人とも出かけたよ」
「どこへだよ…」
「なんだか月の様子がおかしいって。今日は帰らないって」
「そうか、じゃあ今日は橙と二人でご飯だな」
「うん。なんにする~?」
「寒いし…鍋物にでもしようか」
「さんせ~い♪」

~○○鍋物用意中…~

「さて、ぐつぐつ行こうか」
「ぐつぐつ~♪」

ぐつぐつぐつぐつ
ぐつぐつぐつぐつ
ぐつぐつにゃーぐつ
ぐつぐつにゃーにゃー
ぐつぐつにゃーにゃーにゃーにゃーぐつぐつ
ぐつぐつにゃーにゃーにゃーにゃーぐつぐつ

「ってこら橙、待ち遠しいのはわかるがにゃーにゃーうるさいぞ」
「うゅ~…だってお腹空いたんだもん…」
「…ふむ、まぁ野菜あたりなら行けるかもな」
「ホント!?」
「どれ、(白菜を取って)…うん、大丈夫だ」
「やった!いただきま~す♪」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ってこら橙、つみれはまだ早いぞ」
「えーっ、美味しそうなのに」
「魚のすり身は火が通りにくいからな、あと少し待ってろ」
「じゃあこっち食べよっと♪」
「おい、豆腐もまだ早…食べちまった…」
「うぇぇ…冷たいよぉ…」
「当たり前だろ…豆腐こそよく火を通さなくてはいけないんだから…」
「うぅ…」
「ん?もうつみれと鮭はいいかな?ほれ(橙の取り皿に入れる)」
「わぁ♪ありがとう!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「やべ…腹膨れてきた…」
「もぅ食べれないよぉ…」
「参ったな…この後こいつで雑炊でもと思ったんだが…まぁいいか」
「「ご馳走様でした!!!」」

…紫さんと藍さんのために一応雑炊は作っておくか

「ねぇ○○さん、四字熟語の言い合いやろぉ?」
「ん、いいよ。じゃあ、春夏秋冬」
「西高東低」
「薄味ババロア」
「味噌抜き味噌汁」
「現役合格」
「熊猫高校」

……

「途中で、脱線してなかったか?」
「うーん…忘れた♪」
「ははは…」

明日もきっと猫鍋日和…ってか?


あつぉがき(ぇ
すいません、なんか受信してそのまま作っちゃいました。
BGMはもちろん再生ハイパーべるーヴのあれで…


3スレ目 >>390


今日は八雲邸に来ている。
紫と藍が少し出かけるというので橙と一緒に留守番。
気を利かせてくれたのかな、とか思いつつ少しはやましいことも考える。

「藍様たちが帰ってくるまでいそがしいな」
――何かやることあるの?
「お前をもてなさないといけない」

そう言って得意げに橙は微笑み、パタパタと動き始めた。

「ごはんだ!」
橙が持ってきたお盆には丼が二つ。
見事なねこまんまだ。
苦笑しつつもいただくことにする。

「ごはんつぶついてる」
橙が寄ってきて僕の顔についた御飯粒を取り、そのまま食べた。
「こういう気遣いもできるようになれ、って藍様が言ってたぞ」
また橙の顔が得意げにほころんだ。

――橙はいいお嫁さんになるよ。
「ホントか!藍様のお嫁になれるかな!」

肩透かしを食らった気分だが、この雰囲気も含めて橙の魅力だと思う。
ボーッと考えていると橙の声が八雲邸に響く。

「おかわりもあるからな!」


3スレ目 >>636-639


636 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/05/03(水) 20:30:58 [ V6IEH4CY ]

橙を膝の上に乗せてキャッキャウフフしたいんだがどうしたものか


637 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/05/03(水) 20:37:41 [ 5O2dSNaw ]

 >>636
いい妄想だ。感動した。
マヨヒガ逝って拉致ってくるといい。


638 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/05/03(水) 20:56:56 [ V6IEH4CY ]

拉致とかじゃあダメなんだ、藍も紫様も公認でなければならない
そして神社のあの階段で桜でも見つつ午後の陽気な一時をのんびり過ごしたい


過ごしたい


639 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/05/03(水) 21:18:42 [ 5O2dSNaw ]

勘違いしていたようだ。今は反省している。
その素晴らしい妄想をこのスレに投下すればいい。
長編でも五行でも、文章力もどうでもいい事だ。
存分に午後の陽気な一時を過ごすといい。


4スレ目 >>132


 >>128
119じゃないが、猫好きなので『橙に特訓』で書いてみた。


「とゆーワケで橙、特訓を頼む」
「……………………いーよ」
「って、めちゃめちゃ嫌そーだなおい」
「べーつーにー。そんなことないよ。
 ……えい、陰陽『晴明大紋-Lunatic-』」
「いやいやいやいやいやっ!?」
「紫様のはLunatic以上なんでしょ?」
「そうだけど――――!!?」

ちゅどーんっっ




「○○、なさけなーい」
「う、うるせー……まだ治りきってないんだから少しは手加減しろ……」
「特訓を頼んできたのはそっちでしょ」
「ぐ……けど、小町に三文銭渡しかける目にあうのはごめんだ……」
「さすがに○○に死なれるのはアタシが嫌だからしないよ」
「あ? って、イタタタタ……」
「……。
 やれやれ……しょーがないなぁ」
「? ――――って、なにしやがあああはははは!?」
「(ぺろぺろ)……傷なめてるだけだけど? (ぺろぺろ)」
「ざ、ざらざらしてるのが痛くて気持ちいいからやめてって服脱がすなどこまでなめる気だコラぁぁぁぁ!?」
「(無視してぺろぺろ)」






「……藍」
「は、はい、なんでございましょうか紫様!?」
「貴女、橙に一体どーゆー教育してるの?」
「い、いたって普通の教育をしてきたつもりなのですが――――」
「――――奥義『弾幕結界』」
「ぎゃああああああああ!?」





……三次って難しい。
普通に橙で書くべきでした……駄作に貶めて済みませぬ。


4スレ目 >>167


「八雲家泥沼劇」(119からの続き)
~16日目~
藍「今日はテンコー走法にプラスして別メニューの特訓を加えるぞ。」
俺「む?」
橙「私を捕まえる特訓です。」
藍「多分今のまま行けばお前は紫様に接近はできるまでにはなる。
  だが紫様のことだ。最後の詰めが甘くては隙間に逃げ込まれるだろう。」
俺「た、確かに…そんなオチは想像しただけで泣けてくるぜ…」
藍「最後の一瞬は紫様が隙間発生のアクションを起こす前を捕らえるしかない。
  感、決断力、瞬発力の全てが要るぞ。」
橙「私を捕まえる特訓でそれを養うの。頑張ってっ!」
俺「おう、よろしく頼む!」
こうして、俺の橙との特訓。「橙を捕まえろ!」が始まった。
                 (参考文献、「ドラゴンボール」)
(10分経過…)
俺「はぁっ!」
(ひょい)
橙「まだまだぁ~♪」
藍「ぷ。こりゃ時間かかるなww」

(30分経過…)
俺「ふん!」
(チッ…)
橙「わ、いまカスったよ!」
藍「お~、頑張れ頑張れ!」

(1時間経過)
俺「とった!」
(ガッ!)
橙「わっ!」
藍「お!」
(ズザー!)
1時間やってようやく初のタックル成功。俺は橙を捕らえ、地面に押し倒す。
俺「す、すまない!橙、大丈夫か?」
俺はダッシュ&飛びつきの勢いで地面に押し倒してしまった彼女の身を案ずるが…
橙「すごいすごい♪もっかいやろ、ね♪」
俺「え?そ、それはありがたいけど…大丈夫なのか?」
橙「大丈夫大丈夫♪私の体は人間みたくヤワじゃないもの。」
(ゴロゴロ…)
彼女は大丈夫などころか、なぜか嬉しそうにのどをゴロゴロとならす。
俺「よーし、じゃあ今の感触を忘れないうちにもう一度だ!頼むぞ、橙!」
橙「おー!」
(ゴロゴロ…)

藍「……。」
その様子をすわった眼差しでうかがう藍…
藍「まて、橙…おまえ、そいつに押し倒される感触を味わいたいのが本音だろ。」
橙「(ギク!) え、や、そんなことはないですよ…?(滝汗)」
藍「私の方見て言ってごらんなさいよっ!」
(げしげし…)
橙「い、痛い!藍様痛いです!」
藍「よく考えたらこの訓練法なら私が相手だっていいのよね!
  ねえ○○、今度は私が相手してあげるわ!さあ、力いっぱい押し倒して!」
俺「いや藍、それ特訓違う。」
藍「違わないわ!どうせいつか紫様も押し倒すんでしょう!?その特訓よ。さぁ!」
俺「さあ、じゃない。落ち着け、藍。(汗」
最早別ベクトルに熱くなる藍をなだめる俺。その時…
(ヒュゥン…)
俺「あ。」
橙「あ。」
藍「あ。」
突如空間に現れた「すきま」が、藍を飲み込んでいく。
あとには俺と橙と静寂だけが残され…
橙「あの…○○様…」
俺「なんでしょ…」
橙「今度藍様にも優しくしてあげて下さい…。」
俺「うん……」
(ぼろぼろ…)
残された俺たちは藍の無事を願って涙するのであった…
                        (つづくっぽい)

あかん。オチをいつも藍に押し付けてる…ごめんよ、藍…(´・ω・`)


5スレ目>>434-435


マヨヒガで橙と「どっちが多くの猫を統制できるか」という勝負をすることになった。
ふっ、しかし対戦相手を間違えたな橙よ。猫歴15年である俺の手にかかればどんな猫でもゴロゴロよ!

「こんな時間に訊ねてくるなんて、非常識にも程があるよっ!!」
「猫は本来夜行性なんだよ。お前本当に化け猫か?」
「だからって、こんなに早い時間に来いなんて言っていないでしょ!?もっと常識を弁えてよ!!」
ちなみに今は午後9時前。良い子は歯を磨いて寝る時間だってカトちゃんが言ってたって、けーねが(ry
「しかしだな、現実に猫達は動き回ってるだろ?ほーらよしよし、いいこいいこー」
「だから話を逸らすなっ! ほら、こまさん(仮名)、こっちにおいでっ!」
「ふーん、お前は“こま”かー。よしよし」
「“さん”を付けやがれデコスケ野郎! ああもう、こまさん(仮名)! そんな奴にゴロゴロ言うんじゃないわよっ!」
「大声出すなよ。こまさん(仮名)が嫌がるだろ」
「……そう言いながら膝に乗せるのは何でよ?」
「こまさん(仮名)が乗って来たんだけど。あれだ、愛情不足。あんまり撫でられてないんじゃないか?」
「……重いんじゃないの? 降ろしてあげるわよ」
「あ、だめ」
「え? ちょ、ちょっ! 手を放してよっ!」
「無理矢理降ろしたら可哀想だろ?」
「やっ、わ、わかったから手を放してよっ!」
「こまさん降ろさない?」
「降ろさないからっ!」
「ん。あ……ほら。橙が騒ぐから嫌がって向こう行っちゃったじゃないか」
「あんたの膝が合わなかっただけでしょ? 全く、どうしてこまさんはこんな奴に甘えたんだろ」
「俺の猫との付き合い15年によって培われた撫で技術のお陰だな。どんな猫でもゴロゴロでイチコロさ!」
「ずいぶんと自信があるじゃない」
「もちろんだ。15年は伊達じゃない」
「ふうん……。私にも教えてもらおうかしら?その15年の撫で方を」
「おう、わかった。座れ座れ」
縁側に座りながら、隣の床板をポンポンと叩く。
「……で、どう撫でればいいの?」
「まずはこう、耳の前と下を後ろに向かって撫でるんだ。親指の付け根で」
「喉とかは?」
「それは初心者が陥りやすいミスだな。喉は急所だから、いきなり触ると嫌がるんだ」
「そうなのかー」
「他にも初心者が陥り易いミスとしては、顔を上から撫でようとしたりな。髭から上、両耳から前は撫でないほうがいい。上から手を出すと怖がるし」
「なるほどなるほど」
「で、こう耳の下を撫でてたらそのうち顔押し付けてくるから、猫に合わせて撫でてやる。当ててきたとこ撫でてやるのな」
「……うーん、言葉で説明されてもよく分かんないや。そうだ、私にやってみてくれない?」
「……はい?」
「ほら。私だって化け猫なんだし」
「ここで橙を撫でろと?」
「何度も言わせないでよ。ほら、早く」
「わ、わかった。上手くできるかわからんけど……」

来週号につづく

※来週の「橙ちゃんのマヨヒガ日記」は、作者急病によりお休みさせていただきます。

435 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2006/09/04(月) 12:22:39 ID:E.zb2Wx6
 >>434続き

「まあ最初はこう、ほっぺたのあたりから耳の下側をすーっと軽く」
「……んっ」
「で、相手に合わせて優しく軽く撫でて」
「……っ、っ」
「……なあ、橙? やっぱ止める?」
「べ、別に……」
「いや、何か嫌がってるみたいだし……」
「い、嫌がってなんか無いわよっ!いいから続けなさいよ!!」
「わ、わかった。で、こう相手が乗ってくるまで軽く耳の後ろなんかも撫でてみる」
「……ぅ、っ」
「で、次にこめかみのあたりとか、耳の前とか、こう、時には前から耳の穴に触れるくらいまで」
「……~~!」
「にしても、橙は可愛いね。大好きだよ」
「な、なっ、なっなにっ、なに言ってっ……!」
「言わないと伝わらないから」
「それは、そうだけど……っ……」
「恥ずかしいけど、仲良くしたいんなら言わないとだめ」
「そ……それは……その……確かにそうだけど、心の準備が……」
「心の準備は、今、する」
「う……うん……」
「で、気持ちよくなってきたところでこう」
「ひゃ、あっ!」
「背中をすーっと一撫で。あんまやりすぎても効果ないから」
「……ぅ……んっ……」
「それから……橙、どした?」
「ね、ねえ……もう一度…好きって言って。私に」
「あ……あーあーあー」
「どしたの?」
「そーかー……あーまあいいや。橙、好きだよ」



その後、事の詳細を知った藍様にも同じように撫で技術を「身をもって」伝授させたのは、また別のお話。


5スレ目>>567


ゴミ箱のそばで二本の尻尾を生やした奇形の黒猫を見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので、そばに転がっていた人形と一緒に家に連れ帰る事にする。
嫌がる黒猫を風呂場に連れ込み、両耳にヌルヌルネトネトしたオリーブオイルを塗った綿の塊を詰めて39℃のお湯攻め。
充分お湯をかけた後は弱とはいえ酸性の薬品を体中に塗りたくり泡だらけにする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布を当てて拭き取る素振りを見せて、わざと軽めにゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく距離をおいて熱風をかける。
その後にグジュグジュ・ブルブルした塩気のない不味そうな塊を食わせる事にする。
そして俺はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。
その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して
猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
ぐったりとした黒猫を、後は布団の中で身動きが取れないように腕に抱いて、寝るまで監視した後に就寝。
明日はもっと酷いことをしてやろう。


6スレ目>>239


俺、猫好きなもんだから橙の式になったんだが
そしたら尻尾がいっぱいあるおねーさんがやってきて、
「式のモノは主のもの、主のものも主のもの」とか
どこかで聞いたような台詞を言って俺を橙から引き離したんだ。(´・ω・`)
…しかもだ、なんかまだ嫌な予感が消えないんだよ…怖いよ。(´・ω・`)


6スレ目>>269


よし。今度こそ…(My残機数2)

寒くなってきたので部屋にはじゅうたんを敷いた。
コタツも出した。
一緒に遊ぶための猫じゃらしも摘んできたし、
ちょっとだけだけどまたたびも用意した。
こんどはあの尻尾がいっぱいあるおねーさんがきても逃げ切れるように
あぶらあげも1ダースほどスタンバイ。
(100%国産大豆から作った、好きな人にはたまらない特級品だぜ)
橙…遊びにこないかなぁ…
(どきどき…)

アレ?このコタツ足がどこまでも伸ばせるぞ?
おかしいな、掘りごたつになんかしてないのに、まるでスキm・・・アッー!
(残機数1)


うpろだ>>81


なんだか変なところに迷い込んでしまった…
目の前に見えるは……純日本家屋としか言いようがないな……
声を出すだの扉をたたいてはいるだのという度胸はない……
……裏に回るか……誰かいたらそれで気づくだろ


裏に回ってみたが人の姿はなかった
人の姿は
そこにいたのは一匹の黒猫
足元によってきた
「踏むぞ」
ねこはにゃあと一声ないただけでそれ以上の反応はない
とりあえずしゃがんで抱え上げ
「あぶねぇぞ」
軽く放った

相変わらず足元によってくる
もう一度抱え上げ
「だから危ないって」
さっきより強めに放った
その瞬間に思い出すのは過去……
『あ、猫だ』『投げるなよ』『はぁ?楽しいからいいんだよ』
また足元に寄ってきた猫を抱え上げ両手でアンダースロー
それが楽しいのかまた足元によってくる
投げる
来る
投げる来る投げる来る投げる来る…………
すでに自分の頭はオーバーヒートを起こし
とりあえず自分の近くに寄ってくるものを投げ続けていた
もう猫が少女になろうと投げ続ける
誰かが来た……
そう自分が気づいたのは少女を投げ続ける回数がそろそろ四十を超えようとしているときだった
とりあえず少女を懇親の力で放り投げ振り返ろうとしたとき自分はとてつもない力を受け吹き飛んだ
地面に体を打ちつけ薄れいく意識の中で最後に見たのは、目に怒りの炎を宿らせた金髪の女性だった……


ーーーあとがきーーー
なんつーか……
ほとんど勢いで書いていちゃついてない……
とりあえず……渾身の力で放り投げてもてとてとと寄って来るぬこかわいいよ(実話)
あと『』内の会話も実話
ーーーあとがき終わりーーー


6スレ目>>775


じゃあ俺はあぶらあげをAGEてみる。
有機栽培100%の大豆から作った豆腐を、
これまたこの大豆から作った油で揚げるのだ。

(カシカシ…)
「ふにゃーん」
扉に軽くつめを立てて引っかく音が聞こえる。
おぉ、しっぽが2本ある黒猫さん、また来たな?
その黒猫の首に巻いてあるふろしきをあけると、
「あぶらあげ2枚」と書かれた紙切れと、
お釣りのないちょうどのお金が入っている。
もういつものことだ。

「ほい、気をつけてな。」
俺は油揚げ2枚を紙で包み、さらにふろしきで包み、
お使いの黒猫の首に巻く。
(きゅっ)
首が絞まらないように少し緩めに、
でも途中でおちないように結び目だけはかたく結ぶ。
「にゃーん。」
「はい、まいどあり。いつもありがとな。」
俺はそういって、ふろしきを結ぶついでに猫ののどをなでなでする。
「(ゴロゴロ…)」
「ふふ…お前はかわいいな♪」
(スリスリ…)
気持ちいいのか、嬉しいのか、その黒猫は小さな頭を俺の足に
こすり付けてきたり、のどをなでやすいように上を見上げて
もっとなでて、と催促してきたりする。
その誘惑にも近いおねだりに、俺はついつい仕事の手を止めて
黒猫と戯れてしまうのだった。
(さわさわ…)
(ゴロゴロ…)
愛されている猫は、それ相応に可愛くなるものだ。
この猫はきっといい飼い主に恵まれて、
きっと愛されているに違いない。
「なあ、お前のご主人様は、いい人か?」
「にゃお!」
黒猫さんは「うんっ!」と返事をしたかのように短く鳴き、
2本の長く、毛並みの整ったきれいな尻尾を、嬉しそうにぴんと立てる。
「ハハ、俺の言ってること、判るのか?」
「アーン」
(ゴロゴロ…)
毎日来てくれる可愛いお得意様。
あの子は明日も来てくれるかな…


6スレ目>>843


ところでおまいら、昨日ちゃんとバレンタインのお礼はしたか?

(昨年の場合…)
「藍さま藍さま~♪」
「おう、どうした橙、嬉しそうだな。」
「○○にバレンタインのおかえし貰いましたっ♪」
「ほうほう、良かったな。で、なにもらったんだ?」
「ホワイトチョコ…」
「…おk、橙。それは食べちゃダメだぞ。」
「にゅ??」

で、昨年は藍にフルボッコにされたんだ…
うん、猫にチョコレートは良くないよな。猛省orz
そんなわけで今年はちゃんと考えたんだ。

(今年の場合…)
「藍さま藍さま~♪」
「おう、橙、どうしたんだ?」
「今年も○○がバレンタインのおかえしくれましたっ♪」
「ほうほう、良かったな。で、なにもらったんだ?」
「またたびマシュマロです。藍さまもいかがですか~?」
「あいつめ…」

子供にマタタビを与えちゃダメだと言われた。
って、子供?橙は俺よりずっと年上じゃないのか?
とにかく、教育上良くないといわれて修正を食らうハメに
くそう…ガードが硬い娘と付き合うのは苦労するぜ…


7スレ目>>585


ピーッピーッ
「あっ、やべ。」
音の発信源に目を向けるとストーブの残り油量が僅かな事を示していた。
「うう…またあの極寒の地に行かねばならんのか…」
大げさに呟きながらスイッチを切り、灯油のタンクを取り出した。

ここは山奥の小さな農村。
俺は生粋の都会っ子だったが、農業などのスローライフに憧れてここへ来た。
しかし現実はそうそう甘くなく、
隣…といっても100メートル離れた家だが…のおじさんに教えてもらいつつ
何とか一年目の12月を迎えた。
だいたい(縞)芋とか(☆)蕪とか(腰掛)蓮根とか3日で出来るんじゃねえのかよ!
ゲーム(どこぞの宇宙農家)に騙されてこんな所まで来た俺って一体…

まあ農村とはいえ車である程度行けばスーパーもあるし、
そこそこ文化的な生活は出来ているからいいんじゃないかな?

回想終了。玄関に着いた。玄関を変換したら厳寒になった(←マジ)とおり寒い。
「どっこいしょっと」
爺臭い声を出しながらタンクを置いた。
がさごそ。
「ん?ぉおわ!」
タンクに灯油を入れようとしたら足元で何かが動いていたのであわてて飛びのいた。
よく見てみると黒猫だった。
「何でこんなところに…ん?」
よく見ると何かをなめている。そう、漏れ出た灯油をなめている…ってオイ!
「ノウゥゥゥ!俺の大切な灯油(一缶)があァァ!」
違う俺。まず最初に突っ込むところはそこじゃない。
とはいえこれで5日はストーブ無しだな…。ポリタンクは確認しとくんだった…
「じゃ無くて!こいつは…化猫とやらか?」
猫は油をなめ続けると化猫になるというが…本当になめる猫がいるとは…
よく見ると尻尾が二股に分かれている。本当に化猫らしい。
俺は猫好きだ。しかし人型の猫耳ヤロウに興味はねえ。
ともかく数々の猫を見てきたが化け猫は初めてだ。

「ふにゃあ♪」
猫は満足したのか、俺のほうを見上げた。
猫歴(?)22年の俺に猫の気持ちがわからないはずがないぃぃィッ!
「どうした?遊んで欲しいのか?」
「にゃあ!」
ああもうかわいいなあこん畜生!
灯油がもう無いのでストーブはつけられない。
せめてこいつと遊んで気を紛らわそうという魂胆もあった。
猫は承諾したかのようにとっとと人の部屋に飛び込んだ。
ふふふ、かわいい奴め。

その後暫く猫じゃらし、ボールなどで遊んでいたが、ふと化猫の目が箪笥の上のある物に止まった。
「ん?毛糸玉か?」
俺も釣られてそっちを見ると紺色の毛糸玉があった。
むかし母方の実家で猫と毛糸玉を転がして遊んでいたことを思い出して何気なく取ってみた。
「これで遊びたいのか?」
「にゃにゃあにゃあ!」
というわけで毛糸玉で遊ぶことになったのだが、急に化猫の目がマジになり、
一旦奴の手に渡ったが最後、部屋中追い掛け回しても瞬間移動のように消え、10分後、あえなくギブアップした。
「ふにゃ~ん(ごろごろ)」
「き、気に入ってもらえて、なによりで…」
部屋の隅で潰れている俺を尻目に毛糸玉に思いっきりじゃれ付いている。

「ふう、っと…」
少し落ち着いたところで時計を見るともう晩飯の時間である。腹減った。当然である。
無茶苦茶にハードな運動の後だ。いくら化猫とはいえ油だけでは持たんだろう。
「飯、食うか?」
「ふにゃあ」
化猫も流石にばてた様子を見せている。
とりあえず昼の残り…ご飯と味噌汁に少し手を加え(?)猫飯にすることにした。王道。俺一人の時も週三回はこれだ。
「いただきます」
「にゃあにゃにゃあ」
こいつにも同じものだ。キャットフードなど無い。第一ペットじゃないし。

――人猫食事中・・・

両者15分で飯は終了した。猫飯だし。
その後数十分間猫じゃらし等で遊んだ。もう毛糸玉は嫌だ。それにまだ猫がキープしてるし。
そろそろ寝る時間となった。風呂に入ろうとして猫を連れ込もうとするが拒否され、一人ではいる事になった。
上がったら案の定キープしていた毛糸球でじゃれていた。未だに球の形状を保っている。
頑丈なのか猫が器用なのか…どちらにしろ凄いなオイ。

寝る段になって予定通り猫を布団の中に呼び込み、湯たんぽ代わりにする事にした。
ストーブには及ばないが、十分暖かい。
猫も布団の中は暖かいようで、暫くすると寝息を立て始めた。
しかし俺は、布団の中に自分以外の生物の体温があるということからか、なかなか寝付けずにいた。
そういう時は大抵考え事をして気を紛らわす。
「…そういやこいつ化猫なんだよな…」
ふと思いついたことが口に出る。
化猫は一種の妖怪だ。妖怪ということは、人間を食ったりするのだろうか…
しかし俺みたいな隙だらけの人間なんぞいつでも食えただろうし、
今まで見てきた分だけだと普通の猫と変わらないしと、結局、
「ま、いいか♪」
という結論に達した。


翌朝。
「……あれ?」
起きてかなり寒いことに気が付き、昨日のことを思い出す。隣にはあの化猫はいない。
「夜中に帰ったのかな…」
猫は本来夜行性だ。十分有り得る。と言うかそれしかない。
とりあえず起きて今日の仕事に取り掛かろうとした。
ふっと一つの事に思い当たり、部屋を見回す。思わず苦笑する。
「やっぱりか。」
毛糸球はなくなっていた。


7スレ目>>995


「お前と一緒に昼寝がしたいんだ」>橙


8スレ目 >>36


1.

「でねでね、藍さまがね……」
初夏の暑いが烈しさのない太陽の下、連れ立って歩く二つの影があった。
一方は元気を体現した様な小柄な猫のような少女。
一方は猫の元気さかそれとも暑さにか、どちらかに辟易した青年。
対照的な二人は連れ立って歩く。
「…で、藍さまの尻尾がね……。って○○?」
「…………あ゛あ゛……」
「暑いの? 元気ないよ?」
「…………あ゛~~…………」
「ダメだこりゃ。よしっ、じゃあとっておきの場所にごあんな~い
 ってなわけで、ついてきてね、○○」
「…………あ゛~~う゛~~……………………」

2.

轟々と水が落ちる。
猫が○○を連れて行った場所、それは滝壷であった。
絶え間なく落ちる飛沫が体を冷やす。寧ろ寒いほどで、
こうなると先ほどの熱気も恋しくなってくる。
「えへへ~、すごいでしょ」
猫は得意げに○○の手を引く。
手を引かれる○○はしきりに辺りを見回して、感嘆の声を上げるばかりであった。
「ね、ね? あたしが見つけたんだよ。藍さまも紫さまもまだ知らないんだから」
得意げに、実際得意なのだろうが、猫は○○の周りを跳ね回る。
宝物を見せびらかして喜ぶ子供のように、満面の笑みをその顔に貼り付けて。
「ね、ね、ね、○○。○○もここに来ていいんだからね。
 教えたんだから、来ていいんだよ。ていうか…………」
頬が真っ赤になる。
耳が張る。
尻尾が、全身の毛が逆立つ。
ありったけの勇気と気持ちを込めて、猫は叫んだ。
「○○がきてくれると嬉しいなっ」

3.

が、期待した返事も、期待していない返事も猫の耳には届かなかった。
恥ずかしさの余り閉じていた眼を開くと、岩に寄りかかって眠る○○の姿がそこにあった。
虚しさと、一層の羞恥心がこみ上げる。
よもや、よもや誰かに聞かれてはいないか!?
猫は周りを見回して、耳を澄ませた。
聞こえるのは、鳥の鳴く声。水の落ちる音。
跳ねる、自分の心臓の音。
○○の寝息。
何となく、幸せだった。
期待は裏切られても、心は晴れやかだった。
――○○の気持ちは、また今度聞かせて貰えばいいや。
今は、ただ今は。この幸せな気持ちを噛み締めたい。
猫はそう願って、滝を後にした。
猫と○○、二人だけの場所を。
これから紡ぐ、物語の舞台を。


8スレ目 >>692


短く、ちょっと遠回しに

「橙、名字が欲しくないかい?
俺の名字でよかったら、一緒になろう」


8スレ目 >>863


○○
「なぁ、暑くないか?」


「暑いねぇ」

○○
「何か涼しくなるような話をしてくれよ。妖怪なら怪談の一つや二つ知ってるだろ?」


「藍様と一緒に冥界にはよく行くから、亡霊姫だって見慣れてるし…別に怖くはない…」

○○
「なんだよ~肝心な時に役に立たないな」


「涼しくしてやるって、水ぶっ掛けたのは○○じゃない。式が落ちちゃったからロクな妖術も使えないよ」

○○
「そりゃ、そーだけどさ」


「そういえばさぁ、最近暑いせいかサッパリとしたものが美味しくって」

○○
「そうなのか? まぁ冷や麦とかは食べたくなるな」


「そうそう、でも、何だか酸っぱいものが欲しくなるんだよね。 あー、あと体温測ると熱っぽいから、ひょっとしたら夏風邪かも…たまに吐き気もするし」

○○
「そりゃ良くないな。藍に相談して永遠亭から薬もらってきた方が…」


「そうだよねぇ、月のものまで止まっちゃったし。病気だと怖いよね」

○○
「そうか~月の………ちょっとまてっ!!」


「あ、ひょっとしたら○○から風邪もらったのかも。3ヶ月ぐらい前に○○が酔っ払って部屋を間違えて、私の布団に――」

○○
「す、すすすストップ!!身に覚えがないけど、全否定できないのが怖いっ」


「ん~、藍様に聞きにいこうかな~」

○○
「(こ、殺される…)」


「――って言うと○○が涼しくなるって、紫様が言ってた」

○○
「はっはっは、涼しすぎて凍死するかと思ったよ」


最終更新:2010年05月30日 22:50