ルナサ4
うpろだ1237
何の因果かルナサが幼児化しました
ルナサ「……プリン……あれ……?」
○○「あれ?ルナサどしたの?」
ルナサ「あっ……わたしのプリン……」
○○「ええっ!?こ、これルナサのだったの!?」
ルナサ「うぅっ……たのしみだったのに……」
○○「あ、え、そ、そのごめんなさい……」
ルナサ「くすん……」
○○「え、えーとっ、こ、今度一緒に買いにいこう!ねっ!?」
ルナサ「……いや……」
○○「う、むっ、そ、それじゃあ」
ルナサ「今……いこ……」
○○「で、でも暗いよ!?そ、それに夜道とか……る、ルナサと歩いたら変な事しちゃうかもしれないよっ!?」
ルナサ「……それでもいい……いこ……?」
○○「あ、う、わ、わかったから。ちょ、ちょっと準備してくるから待ってて」
ルナサ「うん……」
道中
ルナサ「ほいひい……」
○○(良かった……まだプリン売ってて)
ルナサ「……ほしい?」
○○「えっ?」
ルナサ「はい、あーん」
○○「あ、そ、その……あーん」
ルナサ「……おいしい?」
○○「うん、おいしいよ」
ルナサ「……たべる?」
○○「ん、もっとくれるの?」
ルナサ「……たべる……わたし……?」
○○「えっそ、それって……はわわわっ!?」
ルナサ「……○○にだったら……その……いい…よ?は、はじめてだけど……」
○○「えええ、あああそそそそそのっ!!??」
ぼんっ!
○○「きゅ~」
バタン!
ルナサ「……○○?」
リリカ「あ~心配してついてきたらこうなったか~」
メルラン「あらあら~しょうがないわね~」
リリカ「とりあえず、私が○○背負うから、メルラン姉さんはルナ姉の方よろしく」
メルラン「わかったわ~」
ルナサ「……かえるの?」
リリカ「う、うん帰りましょ」(なんかいつもと違うとやりにくいなぁ……私がお姉ちゃんになったみたい)
翌日
○○「あ~あれっ?俺……」
ルナサ「……目が覚めた?」
○○「よかった……ルナサが元に戻ってる」
ルナサ「昨日のことね……昨日、私変なこと言わなかった?」
○○「そ、それは……」
ルナサ「……言ったのね……欝になりそう」
○○「もうなってるじゃないか……でも子供のルナサも可愛かったなぁ」
ルナサ「……」
○○「ルナサ?」
ルナサ「……今の私は可愛くないのかな……」
○○「……大丈夫、今のルナサも可愛いよ。俺が保障する」
ルナサ「うん……ありがと」
リリカ「いつになったら結婚するのかねぇ、あのバカップルは」
メルラン「それはそれでみんなハッピー」
リリカ「……そうだね。ところでメルラン姉さん。私のコーヒーゼリーがないんだけど?」
メルラン「な、なんのことかしら?」
新ろだ231
幻想郷を赤に緑に、そして恋色に彩った聖夜もいよいよ大詰め。
この日は人間の里だけでなく、妖怪の山も大いに賑わっていた。
『プリズムリバー三姉妹・クリスマスライヴ』
そう銘打った横断幕が掲げられた、河童、天狗合作の特設会場は熱狂の渦に包まれていた。
聖夜の締めくくりを飾った三人のアンサンブルが終わりを迎えると、観客席からは拍手が巻き起こる。
波が引くように次第に拍手の音は静まっていく。
それにつれて舞台の幕は閉じ、右手を水平に構えて礼をするルナサ、両手を大きく振るメルラン、人懐っこい笑みを振りまくリリカ、三人の姿を覆い隠していった。
「今回のライブも大盛況だったね!」
特設会場の舞台裏、三姉妹に用意された楽屋で、メルランは明るく言った。
笑顔を絶やさずに、リリカは返事をする。
「私たちのライブだもん、当然よね。それにしても、今年のクリスマスはイヴから出ずっぱりだったね」
「うんうん。さすがに少し疲れちゃったわ!」
ライブの興奮が未だ覚めやらぬのか、鼻息荒くメルランは何度も頷いた。
とても疲れてるようには見えないわ、とリリカは思う。
そんな二人の耳に、長い長い溜息の音が届いた。音のする方を向けば、そこには少しばかり肩を落とした長姉の姿。
間延びしたのんきな声で、リリカは尋ねた。
「どうしたの、ルナサ姉さん。やっぱり疲れちゃった~?」
「いや、そうじゃない……」
低いトーンの声で、気怠げに返事をするルナサ。
普通ならば様子が変だと訝るかもしれないが、メルランとリリカは特に気にしなかった。
「まあ、姉さんのテンションが低いのはいつものことだし」
「そうね~。もう時間も残り少ないけど、帰って私たちだけのクリスマスパーティーでもしましょ~」
クリスマス。パーティー。
その単語がルナサの心を揺さぶる。心象に浮かぶ、一人の男性の影。
もしかしたら、今この瞬間に隣にいるのは二人の妹ではなく、彼だったのかもしれない。
そう考えると、ただでさえ鬱に偏りがちなルナサの心は地霊殿よりも深く沈み込んでいった。
「……ごめん。ちょっと、一人になりたいんだ」
重苦しい雰囲気を身に纏い、ルナサは一人、楽屋の扉を開けて出て行く。
後に残されたメルランとリリカは顔を見合わせて、肩をすくめていた。
天上で細く光を放つ弓を背負い、ルナサは聖夜の空を翔る。
彼方に見えるのは里の明かり。あの光の下では恋人たちが夢のようなひとときを過ごしているのだろうか。
自分もその恋人たちの一人だった可能性はあったのだ。だが、その可能性は自らの手で消し去ってしまった。
失意がルナサの心を包み込んでいく。
今の心境を表すように、空を翔るルナサの体は失速し、妖怪の山の麓に広がる森の中へと落下していく。
ルナサは森にぽっかりと空いた広場のような空間に向かって落ち、そのまま頭から地面に激突するかと思われた。
だが、地面にぶつかるその寸前にルナサの体は反転し、ふわりと地面に降り立った。
「もう、クリスマスは終わってしまったかな……。
幻想の世界でも、制限時間ギリギリにヒーローがやってくるなんてロマンティックな話はない、か」
月を見上げ、ルナサは独りごちた。
期待しても無駄なことは分かっている。今、自分がここにいることを知っているのは、自分と空に輝く星々くらいのものだ。
前夜と当日に渡って恋人たちの日を盛り上げてきたというのに、そのせいで自分は一人きり。何という皮肉か。
ルナサの心を諦念が支配し、自嘲の笑みがこぼれる。
あの時、彼の誘いを受けておけばよかったんだ。ちょっと照れた顔をして、一生懸命に声を掛けてくれた、彼。
でも、その時すでに私たちプリズムリバー楽団には、いくつものクリスマスコンサートの依頼が舞い込んでいた。
多分、妹たちに任せても何とかなったんだろう。
メルランなら明るく笑って『任せといて!』と送り出してくれただろう。リリカなら『一つ貸しにしておくね~』と見送ってくれただろう。
だけど、私はプリズムリバー家の長女だから。幽霊楽団として、私たちの演奏を望んでくれる人を裏切るわけにはいかないから。
なんて融通が利かないんだろう。自分の性格を呪いながら、ルナサは愛用のヴァイオリンとその弓を手に取った。
手を触れずとも、楽器を使わずとも、音を奏でる能力を持つルナサは、あえて己の手でヴァイオリンを弾き始める。
人や妖怪はおろか、動物の影さえ見えぬ夜の森に、美しくも悲しい音色が響き渡る。
それは、ルナサの魂の響き。
知らず知らずのうちに、ルナサの目からは涙が溢れていた。それを拭いもせず、ルナサは演奏を続ける。
音が風に溶けて消えるように、私もこのまま闇に溶けて消えてしまえばいいのに。
常人が聞けば魂の奥底に封じられている自己破壊願望を呼び覚まされそうな、悲痛な叫び。
その叫びにわずかに打ち勝つ、希望に満ちた別の叫び。
「……いる! この音色、間違いない。ルナサがいる!」
聞き覚えのある、男性の声。いや、聞きたかった、男性の声。ルナサは演奏の手を止め、声のした方を振り向いた。
すると、森の木々の間から、草むらをかき分けて一つの影が近づいてくる。いつの間にか、ルナサの涙は止まっていた。
時間が経つにつれて、その影の正体がだんだんとはっきりしてくる。
それは一組の男女だった。一人の青年が、少女を背負っている。正確には、羽根の生えた少女のような姿を背負っていた。
荒く息をつきつつ、ルナサの前に現れた青年は鎖を手に絡めた懐中時計の蓋を開け、その中を覗き込んだ。
「ぜえ、ぜえ……。23時37分……はあ。制限時間ギリギリなんてロマンチックさはないけど……ふう、ふう。
どうにか間に合った……な」
汗だくになり、顔を真っ赤にして、白い息を吐き出すその姿はまるで蒸気機関車のようだ。
その蒸気機関車は背中の少女を下ろし、頭を下げた。
「はあ、はあ……。ちょっと強引だったけど、協力してくれて助かったよ。
スターサファイア」
「いいわよ、別に。お礼、期待してるからね」
それだけを言い残すと、スターサファイアと呼ばれた少女は微笑みを残して飛び去った。
スターサファイアという名前にルナサは心当たりがあった。
「光の三妖精の一人、降り注ぐ星の光……。どうして、君と……?」
呆然と尋ねるルナサ。どうにか呼吸は落ち着いたのか、青年は笑って答えた。
「ルナサを捜すのに協力してもらったんだ。スターサファイアは生き物の気配を察知できるからな。
妖精だって分かるんだから、ひょっとしたら騒霊の位置も把握できるんじゃないかと思ったら、ビンゴだった。
だから、常に三人で移動している反応、つまりプリズムリバー三姉妹の反応を探ってもらったってわけだ。
それで、そこから一人だけ離れていく反応があるからもしかしたらと思って……」
「どうして、そこまでして私を……?」
青年は答えず、ただにっこりと笑ってリボンの結ばれた小箱をルナサの小さな手の中に押し込んだ。
その行動の意味が理解できず、ルナサは手の中の小箱と青年の顔を交互に眺める。
青年は言った。
「メリークリスマス、ルナサ」
「え……?」
「一緒には過ごせなかったけど、プレゼントくらいは渡したいと思って。お仕事ご苦労様」
意外な答えだった。
クリスマスの誘いを断ったのだから、とっくに愛想など尽かされているものだと思い込んでいた。それなのに、まだ私のことを想っていてくれるなんて。
ルナサは半ば反射的に聞いていた。
「あの……開けても、いいかな?」
「もちろん」
シュルリとリボンを解き、丁寧に包み紙を剥がすルナサ。
蓋を開けると、中から出てきたのは蒼く輝く宝石の付いた耳飾りだった。
「イヤリング……? リングに付いているこの石は……」
「月長石、ムーンストーンだよ。ルナサにピッタリだと思って」
ムーンストーン、愛をもたらすと言われる石。しかも、蒼く輝く物はなかなかの稀少品である。
おそらく青年は名前だけでこの石を選んだのだろうが、ルナサはそのことを知っていた。
止まったはずの涙が、ルナサの目から再び溢れる。
「……あ、ありがとう。ありがとう……! う、嬉しいよ、すごく……!」
青年はルナサの涙を人差し指で拭う。
「嬉しいなら笑ってくれ、ルナサ。俺は泣いた顔よりも、ルナサの笑った顔が見たいよ」
「ご、ごめん。笑うのはともかく、当分涙は止まりそうにないよ……」
笑いながら泣きじゃくるルナサの肩を抱いて、青年はルナサの傍に在り続けた。
青年のコートに包まれ、二人並んで座りながら、ルナサは左耳にかかる髪をかき上げた。
月の光を受けて、ルナサの左耳につけられた耳飾りの石が淡く青色に輝いている。
少しばかり自信なさげに、ルナサは尋ねた。
「どう、かな……」
「もちろん、似合ってるよ。すごく綺麗だ」
「……あり、がと、う」
真っ赤に染まった顔を見られたくないのか、ルナサは抱えた膝に顔を埋める。
すると、やけに汚れた青年の足元が目に入った。靴だけでなく、ズボンの裾まで砂にまみれている。
「足元、ずいぶんと汚れているね。どうかした?」
「ああ、昨日からあっちこっちのパーティー会場を駆けずり回ってたから」
「それは、私を捜して……?」
「まあな。虱潰しに回ったんだけど、まさか妖怪のパーティーだったとは。
たまたまスターサファイアに協力してもらえなかったら見つけられなかっただろうな。感謝、感謝」
ただ、クリスマスにプレゼントを渡したいがために、そこまでの苦労をしてくれたなんて。
三たび溢れそうになった涙を、ルナサは唾をぐっと飲み込んでこらえる。
前髪を整えるふりをして目の端に浮かんだ涙を拭い、ルナサは訊いた。
「ねえ。今、何時くらいかな。もしかして、もう日をまたいでしまった?」
青年はコートのポケットから懐中時計を取り出し、蓋を開いた。
時計の針を見て、青年は首を軽く横に振る。
「いや、あと十分もしないけど、まだ日付は変わってないよ」
「そう、よかった。それじゃ、私からもクリスマスプレゼントを」
ルナサはコートからスルリと抜け出すと、立ち上がって青年から少し距離を取った。
「まさか君と逢えるとは思ってなかったから何も用意できていないけれど、せめて君のために
を開かせて欲しい。聞いて、くれるかな?」
人前で単独演奏をすることなど滅多にないのか、ルナサは少し照れながら、小さく微笑む。
青年は黙って頷くと、少しの間拍手をした。
拍手が止めば開演の合図だ。ルナサはたった一人の観客に向かい、恭しく礼をした。
「けど、私の奏でる音は愁いに満ちた音。今日という素晴らしい日には少しばかり不釣り合いだと思う。
だから、代わりに聞いて欲しい。
他の誰も、メルランやリリカさえ知らない、君だけの音」
前口上を終えると、ルナサは目を瞑り、深く息を吸い込んだ。
そして、楽器にも自らの能力にも頼らずに音楽を作り出す。
それは、歌だった。
玲瓏たる歌声が、夜の森に静かに響き渡る。優しくさやかにあまねく大地を照らす、月の光のように。
繊細だが決して儚さを感じさせない、透明な存在感を持つ歌声で、ルナサは見事に歌い上げた。
ふうっと軽く息をついて、ルナサは唯一の観客に目を向ける。
「どうだったかな、私の……」
感想を求めようとして、ルナサは口をつぐんだ。
青年は、眠っていた。抱えた膝の上に手を組んで、その上に顔を載せて寝息を立てている。
疲れのためか、夜も遅いせいか、それともルナサの歌声に安らいだからか。
どこに獣や妖怪が潜んでいるともしれない森で、完全に無防備な寝顔を見せて眠りについていた。
歌の途中で居眠りをされているにもかかわらず、ルナサは優しげに笑った。
そして、眠っている青年の隣にしゃがみ込み、横から顔を覗き込んで呟く。
「お疲れ様。それから、夢をありがとう。……私の、サンタクロース」
チクタクと、青年の手の中で懐中時計は聖夜の終わりに向けて時を刻む。
ルナサの唇は愛しい彼の寝顔にそっと近づき、その頬に最後のプレゼントを届けていた。
新ろだ433
「○○さーん、ちょっと助けてくださいよー」
白玉楼での花見でもしながら一杯している時に、幽々子さんの従者、妖夢が何やら助けを求めている。
「はいはーい。 …っとあれま」
妖夢の声に反応し、振り返ってみると、ほろほろと酔って、今にも眠りこけそうなプリズムリバー三姉妹の姉こと、ルナサと彼女を支え、心配そうに見ている妖夢だった。
「ずいぶんと飲まされているなー」
「えぇ、自らいつもより飲んでましたねぇ…」
やや呆れ口調になる妖夢の言葉に俺はあぁ、なるほどと一人納得した。
今の季節は春。 そして、よろしく春眠暁を覚えずな気温が彼女の感情に影響が出たんだろう。
まぁ、それだけではない。 一番の原因は…
「○○~…わらしのあいのえんしょうきいてぇ~…むにゃむにゃ」
そう、俺とルナサは近頃恋人になったのだ。 その間に色々な出来事を経て、公のカップルになったんだが…ここは割合。
つまりというなれば、恋人になったこといよって次女のメルランに負けぬ程のうかれっぷりが出てしまったんだろう。
兎に角、妖夢からバトンタッチ、そのままルナサを抱きかかえて、手頃な桜の木の下で下した。
そこから俺は胡坐をかき、右側の太ももにルナサの頭を置かせて寝かせた。 いわゆる膝枕…だろうか?
遠くでえんやかんやのドンチャン騒ぎと、さらさらと聞こえる風の音に耳を傾けること半刻。
朦朧としていながらも時折俺の名を呼んでいたルナサはいつの間にかスゥスゥとみている側が心地よくなるような寝息を立てて寝ていた。
可愛らしい寝顔に、名残雪の思わせるような白い肌。 どうやら酔いが覚めているようだ。
そんな寝顔を見ていると、ついつい手を出してしまうのが男の本能。
軽く頬を指で突いてみる。 物で言い表し難い弾力と共に、「んぅっ」とかわいくうめく声。 んー、たまらない。
2、3回ほど突いたあと、今度は指をルナサの唇にあててみる。
薄い桃色の唇は頬とはまた違った、瑞々しい弾力と共に、少し湿った液体が指に纏わりついた。
その指をそっと口に含んでみた。 僅かながら辛いお酒の味と、ルナサ特有の甘い味が口の中に広まり、脳内が蕩けていくような感覚が襲う。
「…もっと味わっても、いいよな…?」
俺は無意識のうちに口から邪な言葉が漏れた。
もっと直に味わいたい。
その思いに駆られ、俺は胡坐をかいたまま、寝ているルナサにキスをした。
先ほどよりも濃い味が口の中を駆け巡る。 至福の時だった。
だが、ルナサを無理やり起こしてまでいつまでもキスをするわけにもいかない。
名残惜しい気持ちを抱きながら俺はそっと唇から離れようとしたが―――
―――「ばれないとでも、思ったかな?」
ルナサの手が俺の後頭部をこれ以上離れさせないと言わんばかりに押さえられていた。
そして目の前には、顔を紅くさせながら悪戯っぽく微笑んでいる彼女の顔があった。
「…あはは、起こしてしまったか。 すまない」
俺は苦笑しながらもルナサを撫でた。 絹のようになめらかな金色の髪が気持ち良い。
「…○○のえっちぃ」
ルナサは拗ねた様な声で言いながらも怒っているわけでもなく、にっこりと微笑み、ゆっくりと身体を起した。
「きみに言われるなら、本望だな」
俺は起きたルナサにそっと抱き寄せて、俺の頬をルナサの頬にこすりつけながら、耳元で言った。
「……ばかっ。 でもそんな○○が大好きだよ」
ルナサは先ほどの仕返しとして俺の耳をかぷっとかぶり付き、そして抱きつく力を強めた。
「ぁいたたっ…俺もだよ。 ルナサ…愛してる」
俺は痛む耳を気にせず、お互いの顔を正面に向けたあと、もう一度キスをした。
今度はお互いを求める、激しくも暖かなキスを、桜の木の下で。
霊夢「うわ何この甘い空気もう口の中で砂糖が出来てしまうわ」
魔理沙「すごいぜ、私たちの前でイチャイチャしやがって。 だがそれがいい」
妖夢「はわわ…何て破廉恥な!」
幽々子「あらあらうふふ、何て若いのかしら…」
メルラン「姉さん、なかなかやるわねぇー」
リリカ「姉さん、そんなこと言ってないで早く止めて!」
紫「眼福眼福」
文「おぉ、すごいすごい。 新聞のネタになりますね!」
「…○○、私たち見られてるよ」
「気にするな。 公で堂々としてあいつらに砂糖を吐かせてやろうじゃないか」
数日後、各所から砂糖を吐く人が続出し、お菓子屋が売れなくなったのはまた別の話。
--------------------------ちるののうら --------------------------------------
最近ルナサ分が足りない気がする。
最終更新:2010年06月23日 22:43