妖夢2



2スレ目 >>151


「よっうっむっちゃーん!」
箒を持つ妖夢に後ろから抱きつく。
「また貴様か!離れんかっ!」
バシッ!
抱きついた妖夢に箒で叩かれる。しかし、無視。
「今日も良い天気だねー」
「離れんか!と言っている!」
バシッ!バシッ!
嫌がる妖夢は尚も叩き続ける。だが、俺は見事なまでの無視っぷり見せる
「うーん、つれないなぁ妖夢ちゃんは」
「うるさいっ!貴様は何回叩かれれば気が済むのだ!」
バシッ!バシッ!バシッ!
さらに庭に箒による打撃音が響く、だが俺は当然スルーだ。
「愛とは時には痛く苦しい事もあるんだよ。」
「うるさいっ!…いい加減にしないと…切るっ!」

シャキン!
彼女の元から放たれる一閃、それを紙一重で避ける。
「うおっ!ギリギリ…当たったらどうすんの、ブレードハッピー妖夢ちゃん」
「…っ!妙なあだ名を付けるな!」
避けられたのがショックなのか一瞬固まるがすぐにまた、彼女は構え直しこちらを睨む。
刺さる様な殺気がこちらに向かってくる

「…あ、今日は幽々子様に昼食と夕食を頼まれてるから来たんだ。下拵えがあるからここまでー。さぁ白玉楼まで競争だ、妖夢ちゃん!」
そう言うと俺は猛ダッシュで白玉楼に向け走りだした。
「…あ、貴様!待て!」

そして昼食…

「ごちそうさま」
「幽々子様、相変わらず見事なまでの食べっぷり、作るかいがあります」
「うふふ、ありがとう。」
「…何故かあまり素直に喜べません」
「妖夢ちゃん、料理人にとって自分の料理を全て食べていただき、喜んでいただくのは至高の喜びなんだよ。
そう、妖夢ちゃんが色々な物を斬るのを快感にしてる様にね」
「私はそんな事は快感にしていない!」
「だってこの間、巻き稈斬った後に「カ・イ・カ・ン」みたい顔してたじゃん!いやもう、セーラー服着せたくなったよオジサンは」
「幽々子様!一生のお願いですコイツを斬る許可を下さい!」

いつも俺が来るとこんな会話になってしまう。
そして眠くなるまでそれを幽々子様は楽しそうに眺める、それが何時ものパターンだ。しかし、今日は違った。
「…さて、所で貴方、何が望みなの?」
「…望みとは?」
一瞬で空気が張り詰める。一瞬戸惑うが妖夢も居住まいを正し真剣な目で見る、こんな時はさすが彼女の盾を自負するだけある。
「シラをきるのね…」
「いったい何の…」
言い終わる前に彼女の手から未生の光が放たれる。
「幽々子様!いったい彼が何を!」
「黙ってなさい妖夢、…次は当てるわよ」

「…いつから気付いてました?」
「うーん、いつからかしら?いいじゃない、いつからでも。けど、貴方は早く言った方が良いわよ」
「…ならば言います。私の望みは…」
この距離でも妖夢の緊張が高まるのがわかる。状況によってはいつでも飛び込める様にと、鯉口をあけ、重心を前にしている。

「 魂 魄 妖 夢 と の 婚 姻 を 所 望 し ま す ! ! 」

平伏し、幽々子様にはっきりと伝えた。
緊張と沈黙…
「クスクス…アッハッハハハ!」
幽々子様の笑い声が聞こえる。
「も、もう、頭、頭、上げて良いわ、いや、早く上げなさい」
「恐縮でござ…」
頭を上げると目の前に妖夢が正に大上段で立っている。
「あ、あら…妖夢ちゃん」
「貴様ぁぁー!!」
大上段で振り下ろされる楼観剣。
「うおっ!」
紙一重で避ける、が…
パラリ…
着ている服が切れる。
「イヤン妖夢ちゃん、まだ日も高いし…それに幽々子様が見てるわ…でも…妖夢ちゃんがそれが良いって言うなら私…我慢する…」
それを聞いて更に笑う幽々子様、あまりの怒りで半霊まで真っ赤になり激しく動いている妖夢。

「死ねええぇぇー!」

今日も白玉楼は平和だったとさ…



プロポーズ失敗!!

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2スレ目 >>517


2スレ目 >>175 幽々子前編を受け。

妖夢「はぁ…」
――あの時の言葉
幽々子「「カレ」は生きているわ。
      気づいているでしょう?あなた自身
        「カレ」に生気が宿っている事を。」
妖夢「お嬢様…」
幽々子「「カレ」は紫に頼んで元の世界に戻してもらうわ。
      金輪際「カレ」との私語を禁じます。
        忘れなさい。それが一番いい事だから…」
妖夢「…」
――
私はお嬢様に言われた通り「カレ」とは話していない。
仕事の事では話すが私語は一言も話していない。

お嬢様は「カレ」の事をどう思っているのだろう。
私は「カレ」をどう思っているんだろう。
もやもやとしたものを胸に抱えながらすごしていた。

俺「ん~…やる気でないなぁ」
庭師A「まだ気にしてんのか。」
俺「いやぁ…そうでもない…って言えないんですよねぇ。
    妖夢にまで嫌われてるって思うと…はぁ」
庭師A「まぁ落ち込むのは構わんが仕事ぐらいちゃんとしろよ」
メディ「はい!これ」
俺「?おぉ!これは!人類の栄知が生み出した幻の!
    高枝切りバサミではないか!ってちょっと待て」
メディ「これからデートな・の・で・よろしく!」
俺「(´Д`)」

はぁ~いいよなぁ…
とか思いながらメディの担当の枝きりでもしようと思った所
木の上に何かいる…
幽霊?あぁ。妖夢の半身か。
もしかして降りられないとか?幽霊なのに'`,、('∀`)'`,、
とりあえず木によじ登り妖夢の半身を確保…っと?
俺「すげぇ…何この肌触り!
    …気持ちえぇ(*´Д`*)」
うん。これは。なんていうか…もうちょっと触りたいよね!
ツンツングリグリ…
気持ちえぇ(*´Д`*)…ん?
妖夢「あっははは…ちょっやめっあひゃぁぁぁ」
妖夢が笑い転げている…
はは~ん
俺は何かを悟ったかのように…
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり
妖夢「ちょっ…もう…やめっ…ひっ…
     やっやめっ…あっ…やめぇっちゅーとんねん!」
スコン
俺の顔の横に刀が突き刺さった…
そして――
俺「すいません。はい。本当に悪気があったわけじゃ…」
妖夢「悪気がないですって?一度確認したわよね?それが…」
もう5時間ほど正座で説教を受けている。
怒られながらも思っていた。
これが妖夢って娘なんだよな…昔はこんな風に接してくれてたっけ…
怒られながらもそんな妖夢が…好きだったっけ…

俺は今自分の意思を再確認した。
俺「なぁ、妖夢」
妖夢「何?」
俺「俺嫌われてるみたいだし、
    脈無しな気もするし今のうちにいっときたいんだわ。」
妖夢「何を?」
俺「今みたいに明るくて元気で強くて頑固で意地っ張りで説教好きでおせっかい焼きで…」
妖夢「…」
妖夢の顔が怖くなる(´Д`)
でも続ける
俺「でも、可愛くて…そんな妖夢が好きだった。ずっと、ずっと…」
妖夢「…は?」
俺「それだけが言いたかったんだ。」
告白した。説教されながら正座をしながらという変なシチュエーション…
まぁ俺らしいか。
で、妖夢はと言うと
妖夢「…あぁ!なるほど。つまり
     和の記号 Σ に関して定義を書くと
        Σk=11ak = a1,Σk=1nak = an + Σk=1n-1ak, n > 1.
         言い換えるとΣk=1nak = a1 + a2 + … + anである。
           と言う事ですね!いや、しかしそれでは…」
俺「あの、妖夢さんだいじょぶっすか(´Д`)?」
妖夢「えっと…まぁつまり今日のお説教はここまでと言う事でして、それでは!」
と言いながらどっかへ行ってしまった。

――幽々子「やっときてくれたのね。紫。早いとこお願い」――

あれからしばらく妖夢を目にしていない。
嫌われてると思っていたからもう諦めはついてはいるが
それでも「今日」だけは妖夢に会いたかった。
朝一番で起きて仕事をしながら妖夢を探していた。
その手には昨晩幽々子様から頂いた
かんざしを持って…

俺「そういえば朝の変な人はどこいったんだろう。」
などと思いながら掃き掃除をしていたら
妖夢発見!

妖夢編ここから二つに分かれます。txt分けてすいません_no

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妖夢A

俺「お~い妖夢~」
妖夢「…」
俺「よかった。今日どうしても会いたくてさ。」
妖夢「何?」

妖夢は冷たいままの妖夢に戻っていた。
あの時のお説教の時の顔、
俺の告白に動揺したいた顔は既にない…

俺「いや、ほら。前に妖夢にこくは…」
妖夢「ごめん!」

言い切らないうちに返されてしまった。
まぁ分かりきった事ではあったが、
それでもやっぱりきつい…

俺「ん。まぁ、そうだよな。まぁ丁度諦めがついてよかった。」
妖夢「…?」
俺「あぁ。気にしないで。こっちの事」
そう。
諦めがついた。
決心がついた。
今日、ここをでていこう――

夜。皆が寝静まったタイミングを見計らい、外へでる。
外には誰もいない。
まぁ、そのタイミングを見計らったのだから当たり前だ。
最後に夜桜も見れたし。
思い残すことはない。
門の前に幽々子様宛の手紙とかんざし、妖夢宛の手紙を置き、
外へ出た。
階段を下り、分かれ道に差し掛かる時だった。

「こんにちは~」
?!
俺はびくっとして振り返ると
今朝みた女性が立っていた。

俺「あぁ。あんたか。」
紫「あんたとは失礼ねぇ。
    ちょっといい話しがあるんだけど?」
俺「?」
紫「元の世界に戻りたくない?」
俺「は?」
紫「幽々子には口止めされてたけど
    あなた実は生きてるのよねぇ。
      何かの事故がきっかけで結界の隙間に放り込まれたみたいなの。」
俺「…帰れるんすか?」
紫「えぇ。おねぇさんにまかせてもらえば今すぐにでも。
    ていうか本当は幽々子には何も言わず送れって言われてたんでけど。」
俺「え?」
紫「ここでの事は全て夢だった…そうしたかったんでしょうね。」
俺「そうか。それで幽々子様は俺とまったく話さなかったと…」
紫「それだけじゃないわ。幽々子は死を操る事ができる。
    何かの拍子にあなた死ぬかもしれなかったから。」
俺「妖夢もそれが分かっていたから俺の事を避けていたと…」
紫「そうなるかしらね。」
じゃぁ俺は嫌われていたんじゃなかったのか…
紫「で、どうする?」
俺「せっかく準備してもらった所悪いんすけど…」
紫「そ。じゃぁ長い付き合いになりそうね。がんばんなさいよ。」
俺「?」
そういって紫はスキマへと消えていった。

ふと振り返ると幽々子様が立っていた。
俺「すいません。気を使ってもらって。」
幽々子「なぜ帰らないの?」
俺「いや、忘れものがありまして。」
幽々子「置き忘れた物?」
俺「はい。俺の一番大事なものっす。」
そういって俺は走り出した。

坂を駆け上がり、門の前に着く。
そこには一人の少女が立っていた。
俺「妖夢…」
妖夢「…」
俺は走り、妖夢…
の半身を華麗に奪取…と同時に
寝転んだ姿勢のままくすぐる
妖夢「ちょっ…やめっ…ひっ…ひやぁぁあぁぁ」
それでもやめない。
妖夢「…」
スコン
俺の頬をかすめ刃が地面に突き刺さる…
そして――
俺「すいません。はい。本当に悪気があったわけじゃ…」
妖夢「悪気がなかったっていうの?じゃぁ…」
………
……

そのまま夜が明けた。
俺「なぁ、妖夢」
妖夢「何?」
俺「俺、自分が生きてるってさっき聞いてきた。」
妖夢「…うん。」
俺「で、どうも元いた世界に戻れるらしいんだが。
    やめた。断ってきた。」
妖夢「なんで?!」
俺「そんなに帰って欲しかった?」
と、少し意地悪をする。
妖夢「だって、元いた世界に戻れるって…
     友達とか…恋人とか…」
俺「うん。友達とはいきなりの別れだったけど。
    それでもこっちで生きた数ヶ月、本当に楽しかった。
      それに、恋人もいないし。何より今帰ると
        忘れものが取りにこれなくなるし」
妖夢「忘れ物?」
俺「うん。元の世界に戻ったとしても、
    俺の中で絶対に忘れられない…
      俺の「心」を「亡」くならせた「者」
        俺の忘れ者は、妖夢…君だ!」
妖夢「?!」
再び妖夢が動揺する。
俺「俺は今戻れば確実に戻ってこれない。だからいかなかった。
    ごめん。妖夢の気持ち、全く無視して話す。」
俺は一度深呼吸した、。
驚いたことにそれまで自分の中に存在していた「迷い」
という物が全て消えていた。
俺「この想いが届くまで何度でも、何度でも言う。
    好きだ。妖夢!妖夢に説教されている時、
      妖夢と話していた時、仕事をしている時、
        …そして何よりその笑顔が」
言い終わる前に妖夢に口をふさがれてしまった。
触れたことのないその唇で。
妖夢「私…私あなたの事が――」
そこまで言い掛けて止まる…
妖夢「ずっとあなたを見てた…
     でも幽々子様に言われて…
       今夜ももう会えなくなるんだって…
         だから…だから!」
俺「俺は行かない。だから何度でも言う。
    愛してる。世界中の誰よりも君を愛してる。
      これからもずっと。例え届かなくても何度でも何度でも叫び続ける。
        ずっと…永遠に愛してr」
再び遮られる。
妖夢の唇に。
妖夢「私も好き…ずっと…ずっと好きだから!」
…――
ずっと抱き合っていたがしばらくして
妖夢がふいに離れた。
ずっとこうしていたかった(*´Д`*)
妖夢「でも…これからどうするの?幽々子様にも…」
俺「あぁ。簡単さ。ちょっとその剣貸してくれる?」
妖夢「?」
妖夢から受け取った短剣をいきなり腹に刺す。
妖夢「えっ!?ちょっ!」
俺「ここで死ねばさ…こっちに戻ってこれるんだろ?
    なら、これが一番手っ取り早いだろ…?」
妖夢「…あの…その剣は…」
俺「…?あれ?」
ふと気づいた。痛くない。血も出ていない…
妖夢「その剣は白桜剣と言って人間の迷いを断ち切る事ができる剣です…
     決して自分を切るためとかそういうのに使う剣ではなく…ブツブツ」
俺「妖夢さんの説教が始まった(´Д`)」

幽々子「あら。でも死ぬ覚悟はできているのね?」
妖夢「幽々子様!あの…これは…」
幽々子「気にしないでいいのよ。妖夢。
      で、話しを戻すわね。死ぬ覚悟があるなら私が送ってあげるわ。」
俺「え?じゃぁ」
幽々子「ただし」
遮られる
幽々子「そう簡単に戻ってこれると思わないで。
      あなたはこちらに来るときには通らなかったけど、
        本当は閻魔様の所に行かなくてはならない。」
俺「閻魔様っすか(´Д`)」
幽々子「不意な事故だから…寿命をまっとうするまで閻魔様のとこにいないといけないわ。
      それでもあなたは「死」を覚悟できるかしら?」
俺「…幽々子様。やってもらえますか?
    やっぱ剣でざっくりってのは痛そうで怖くって'`,、('∀`;)'`,、」
妖夢「でも!」
俺「大丈夫。必ず帰ってくる。少し時間かかるかもしれないけど待っててくれ。」
幽々子「じゃぁ送るわね。」
そう言うと幽々子様は光に包まれた。そして視界がだんだん真っ白になり…
そして――――

俺「たっだいま~ヾ(゚∀゚)ノシ」
妖夢「あっ!」
妖夢が走ってくる。
おぅけぃまいすうぃーとこの俺が熱く抱きしめぶっ
拳だった…見まごう事なき右のストレート
庭師A「ナイス一撃!」
メディ「うっわ~」
俺「あ…あれ?あの…妖夢さん?」
そ~っと妖夢を見ると
…泣いていた。
妖夢「なんで!あなたは!いきなり!あんな事を!」
俺「いや、だって…その…」
妖夢「なんで…なんで…」
泣き崩れる…
妖夢を抱き――
俺「言っただろ。「忘れ者」があるって。
    絶対に帰ってくるって。永遠に――愛してるって」

庭師A「ふぅ…やれやれ」
メディ「やっとかぁ…私たちも熱々しよっか」
庭師A「えっ…いや、ここじゃぁちょっと…」
メディ「いいじゃん妖夢達もしてるんだし~」
庭師A「いやメディ…後ろ見ろ後ろ」

メディが振り返ると
メディ「ゆっゆゆゆ…幽々子さまぁ?!」
俺「…ただいまっす。」
静かに幽々子様は口を開いた。
幽々子「…一つだけ。妖夢を不幸にしない事。」
俺「へ?」
幽々子「これだけは何があっても守るように。じゃないと」
俺「じゃないと?」
幽々子「死んでいるあなたに更に「死」を与える事になるわ」
死に死を与えるって消滅っすか(´Д`)
俺「あ~…守る守らないじゃなく、それが俺の生きがいだから…大丈夫っす!」
幽々子「その言葉しかと聞きました。妖夢、幸せにね。…(私の分までその人の事――)」

皆去っていく…妖夢だけはまだ泣き止まない。
俺「あ、あの~妖夢さん…」
妖夢「ぐすっぐすっ…」
…閃いた!
妖夢の半身を掴み、くすぐる
妖夢「ひゃっひゃぁっ…それは…ひぃっ…やぁめぇてぇ!」
妖夢の右ストレートが㌧で来た。
だが
俺「すでに覚えたぁ!」
華麗にかわし、妖夢に口付けをする…
妖夢「?!…」
しばらくの静寂…
俺「…落ち着いた?」
妖夢「…うん。」
俺「もう、居なくならない。ずっと妖夢を愛してる。約束する。」
妖夢「ん…」
妖夢と再び口付けをする。
もう、離す事はない。永遠に――――――

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

妖夢B

俺「お~い妖夢~」
妖夢「…」
あれ…消えちまったよ…
ま~結局返事聞けないって事は嫌われちまってるって事かな。
―― 心の中で割り切っていたつもりだった  
   決心をつけたつもりだった       
   だが…なぜ…なぜ涙が出てくるのだろう ――

夜になり、身支度を整えここを出て行こうとする。
ふと、気になり桜の方を見ると
俺「妖夢…」
そこには妖夢が立っていた。

妖夢「…」
俺「…」
心臓がバクバクする。
妖夢が口を開く。
妖夢「幽々子様に口止めされていたけど…」
俺「へ?何を?」
妖夢「貴方は実は生きてるの。」
俺「へ?」
妖夢「機が熟したら元の世界に返すって…
     全て夢だったんだって…」
俺「は?何を言ってらっしゃるのでしょうか妖夢様」
以前とは逆に俺が動転してしまっている。
妖夢「最初はそれでいいんだって思ってた…
    でも、貴方に告白されて…
     自分の中で何かが動き出したの」
俺「…」
妖夢「だから、やっぱりいっとこうって…だから…ごめん!」
俺「…?」
妖夢「私…まだ自分の考えをうまく言えない!
    まだ、はっきりできてないの…
     だから…もう少し待ってくれない?」
俺「妖夢…俺は――」
幽々子「だめよ妖夢」
?!
俺「あ…」
幽々子様…

――そこには幽々子様が立っていた。
初めてあった頃とまったく変わらない、
儚いほど美しい幽々子様が――

幽々子「その人は今夜…元の世界に戻るわ。」
妖夢「?!そんな…だって」
幽々子「妖夢」
妖夢がびくっとした
幽々子「あの事を話しては駄目とあれほど言ったでしょうに」
妖夢が下を向いてうつむいている
俺は――

俺は、妖夢の手を取り走っていた
妖夢「えっちょっと…!」
俺「いいから走れ!逃げるぞ!」
幽々子「…」

――――いくら走っただろうか
門を抜け、階段を降り、分かれ道を行き…
妖夢「ちょっと…まって!」
妖夢が手を振り解く
俺「?」
妖夢「なんで私まで巻き込むのよっ!」
俺「あぁ。その、なんだ。
   妖夢、俺と一緒に行こう!」
妖夢「!」
俺「正直、今戻れる雰囲気じゃないしさ。
   それならいっそ、俺と一緒に俺の世界にきて暮らさないか?」
妖夢「えっ…でも…幽々子様が…」
俺「そういうのも全部忘れて、一緒に暮らそう。」
妖夢「でも…でも…」
俺「迷いは無しだ!来るかこないか!」
妖夢「私は…」
俺「俺が保障しできるのは、妖夢を一生好きでいると言う事!
   それで幸せにできるかどうかはわからない。
    だけど、ずっと、ずっと愛し続ける!これだけは誓う!」
妖夢「!?」
俺「さぁ!」
妖夢は少し悩み、決心した様子で俺の手を掴む。
妖夢「私…貴方と一緒にいってみる…」
「商談せいりつ~」
?!
俺「びっくりした…え~っと紫様でしたっけ。」
紫「そうそう。」
俺「え~っと…俺たちを連れ戻しに?」
紫「違うわよ。あなたを元の世界に戻しに。」
俺「!じゃぁ…」
紫「でもねぇ…」
俺「…?」
紫「一人分のスキマしかあけてないのよ」
俺「じゃ…じゃぁ一人ずつ行けば…」
紫「それはいいんだけどねぇ…
   二人通るまで待ってくれると思う?
    あれが」
紫が指を刺す方向には…
幽々子様がいた…
幽々子「私から逃げられるとでも?」
妖夢「…幽々子様」
幽々子「妖夢…貴方、どういうつもり?」
妖夢「私は、あの人と一緒にいきます!」
幽々子「それが許されるとでも?」
妖夢「行きます!」
驚いた…妖夢の決心が固まっていた事に…
幽々子様にここまで反抗する妖夢に…
幽々子「ならば…力ずくで止めるわ!」
幽々子様の背中から扇が広がる
妖夢「くっ…」
妖夢も刀を取り出し構える…
それは完全な臨戦態勢
「敵」を迎え撃つという心の現われ

それは熾烈な戦いだった…
幽々子様の扇からは止めどなくファンネ…いや、螺旋状に弾が
打ち出され360度死角無しのオールレンジ攻撃
それを目に見えぬ高速の刃で叩き落す妖夢

俺「は~…おわっ」
妖夢「くっ」
妖夢が切り落とした弾がこっちに向かって飛んできた
紫「危ないわねぇ。私がいないとあなた死んでたわよ?」
俺「あ…あんた…」
あらためて思う。
この場にいる中で俺だけ次元が違う…違いすぎる…
しかしいつまでも拮抗した戦いが続くわけもなく
妖夢「うあっ」
妖夢の被弾率が上がってきた
俺「くっ…何もできないのか俺は…」
紫「あなたじゃ無理ねぇ…」
妖夢「先に行って!」
俺「しかし…」
妖夢「何もできないなら先に行って!後からい――――」
幽々子「残念だけど…もう終わりにしましょう。亡我郷――」
左右から広がる無数の弾をかわすも極太レーザーに吹っ飛ばされる妖夢
俺「妖夢!」
幽々子「…終わりよ。妖夢…
     思えば初めてね。あなたが私に逆らった事。
      その決意に特別に褒美を与えるわ。
       自分が愚かだという事を知らしめる
       褒美を…反魂蝶」
妖夢「!」
俺「…な…んだこれ」
圧倒的だった。
紫のおかげで俺は平気だが
全方位なんてもんじゃない。
虫が通る隙間もないぐらいの弾幕
妖夢「あ…あ…」
受けきれなくなりひざまずく
俺は…何もできないのか…俺は…!
幽々子「…」
妖夢「っ!」
妖夢が目を閉じる
だが来ると思った弾は来なかった。
目をあけると妖夢の目の前に
体を張っている俺がいた…
俺「わりぃ。こんな事しかできねぇわ俺。」
妖夢「あ…」
悲壮な顔をする妖夢
幽々子「…」
目を閉じて何も言わない幽々子様
俺「あ~…妖夢と俺の世界で一緒に…楽しく…
    暮らしたかったんだけど…なぁ」
妖夢「あ…う…」
俺「…ご…めん」
幽々子様が…泣いている…
あ~…なんでこうなったのかな…

――――――――静寂
妖夢「…」
幽々子「…」
紫「…」

妖夢「…幽々子様…」
幽々子「…」
妖夢「あ…うぁ…あぁぁぁぁぁ」
幽々子に斬りかかる妖夢

幽々子は目を閉じてそしてそれを受け入れた

――――妖夢。私も「カレ」を好きだった。
    ただ、私は「カレ」に元の世界で生きてもらう事を願った。
    そしてこれが私の犯した罪。
    あなたは「カレ」と共に生きようとした。
    それがあなたの犯した罪。
    そして今こうなっているのが現実。
    受け入れましょうあなたの刃を。それが私への罰。
    そして、私を斬るのがあなたの罰――――

――――数年後――――
あ~…やっと戻ってこれた…白玉楼…
閻魔様も話し長すぎなんだよなぁ(´Д`)
などとつぶやきながら俺は門をくぐった。

俺「あれ?誰もいない…」
う~ん…あの後やっぱきまずかったのかなぁ…
一通り部屋を探してみたがやはり誰もいなかった…
俺「あれぇ…?」
妖夢「誰かお探し?」
…この声は…
庭の方を見ると桜の下に妖夢が立っている
俺「妖夢を…探してた…」
妖夢「私も…ずっと待ってた…一人で…一人っきりで…」
俺「…妖夢…」

抱き合う…思えば死ぬ寸前に妖夢に抱かれてから二度目…
久しぶりで、二度目の妖夢の温もりを噛み締める。

妖夢「あなたが死んだ時、居なくなった時、分かった事があるの…
    ううん。ずっとずっと分かってたんだと思うの。
    私ね、私、あなたの事が――――」


――――後日――――
俺「――で、宴会はいいんすけど」
庭師A「どうした?」
メディ「しけた顔してると酒まずくなるよ~」
幽々子「そうそう。酒は楽しく飲まなきゃ。」
俺「…いや、俺が帰って来た時あんたら何してたんすか(´Д`)」
庭師A「何って…宴会?」
メディ「宴会?」
幽々子「宴会ね」
妖夢「宴会ですね。」
俺「そうですか…誰もいないし妖夢が一人で待ってたっていうからてっきり…」
紫「まぁでも、あの後妖夢が思いっきり幽々子を斬ってたけどね。
   まぁ幽々子は死なないんだけど。」
俺「いっ」
スキマから紫が出てくる
俺「あんた本当にいっつも突然だよなぁ」
妖夢「まぁ…そのせいでお留守番ばっかりだったわけで…」
俺「で、なんで今は宴会に来てるんだ?」
幽々子「あら。罰はあなたが帰ってくるまで宴会には出さないってだけよ。」
俺「あ~なるほど…って帰ってくるの分かってたんすか」
幽々子「こっちで死んだんじゃぁここにくるしかないじゃない。」
俺「そーすね(´Д`)」
紫がコソコソと話しかけてくる
紫「あれでも一応気を使ってくれてるのよ」
幽々子「紫…何言ってるの?」
紫「べ~つに~」
霊夢「どうでもいいけど妖夢が来たって事は片付け役は決定ね!」
妖夢「はいはい。私がやればいいんでしょ~」
妖夢がしょうがなく答える。
俺「まぁ、俺も手伝ってやるからさ。」
そんなこんなで何も変わらないまま、また日常が過ぎていく。
また色んな事があるかもしれない。
でも、その度に俺は妖夢と一緒に乗り越えていくだろう。
必ず、二人で。
俺「妖夢」
妖夢「ん?」
周りが見ているのも気にせず、
俺は妖夢の唇を突然奪った。
俺「帰ってきて言ってない事あってさ。」
妖夢「…ん」
俺「ただいま」
妖夢「おかえり」

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>>90


女性にとっての戦いとは、どのようなお洒落を施すかという事だ。
色々あるわけだが、現在の彼女――魂魄妖夢にはちょっとだけ
それが足りなかった。

いや、凛とした振る舞いも、修行に明け暮れる姿も、その姿も
可憐としか言いようが無いが、やはり普段が普段の為か、化粧と
いうものはあまりしたことがないようだ。

「それで、一体用って何なの?」
急に呼び出された瀟洒な従者は、不機嫌そうな顔を隠さずに言った。
「十六夜咲夜!」
まるで、これから決闘を始めんばかりの勢いで、叫び
「私に化粧を施してください!」
そして土下座した。
「…は?」
瀟洒な従者は、目を丸くして呆れ気味に呟いた。


事情はどうやら、こういうことらしい。
彼女はとある亡霊と結ばれたの(咲夜自身初めて聞いたこと)だが、
それに当たって、今度、逢い引きを行う事になったので、化粧くらいは
していきたい、と言う事だった。

「…それで、なんで私なの?」
女性ならば、他の人妖が居たりする。
例えば、能天気な巫女や、自称普通の魔法使いなどがいる、
そもそも自分の主人に言えば済む話なのではないだろうか?
「それは、幽々子様の手を煩わせる訳には行かないし、そもそも
他の人――霊夢や魔理沙がアテになると思いますか?」
「…それは少し難しいわね」
言えば少しはやってくれそうなものだが、彼女達が化粧をする姿など
想像しろと言われても意外にピンと来ないものだ。
「はぁ…仕方ないわね」
こういう事は、実はあまり得意とは言えない。
自分も化粧をする機会なんて、特にあるわけでもないからである。
――巫女や魔法使いに比べれば、もしかしたらほんの少しくらいは
マシなのかもしれないが。
「ありがとう」
「いえいえ、それじゃ支度をしましょう」
真っ直ぐ、素直な礼を言う妖夢に対して、彼女は進める準備を始めた。
…ちなみに、この場所は紅魔館のロビーである事を明記しておこう。
そして彼女達の会話は、他の者に筒抜けであるという事も。



「化粧って言ってもねえ…」
とりあえず時間はたっぷりとあるのだ。とにかく、彼女を綺麗に仕立て
上げる事から始めるべきか。
とは言っても、これ以上無いくらい、彼女は綺麗である。
仕立て上げるとしたら、きっと化粧よりも衣装かもしれない。
「ちなみに、その彼の化粧や衣装の好みってどんなものかしら?」
「好みは、特に無いと思う…けど」
それはそれで厄介だ。
こういうものが好き、こういう色が好きと言われれば、まだ見立てが出来ると
思うのだが、それが一切無いとなると、コーディネートも難しくなってくる。
しかし、それはつまり、そのままの妖夢が好きだという事でもあるようだ。
「惚気ね…」
「え?」
「何でも無いわ」
あとで何か貰おうかしら、などと言うちょっと邪な考えも出てきそうなものだ。
一人の衣装と化粧のコーディネートと、仮に高価な陶器ひとつなら、
いいかもしれない。ちょうど花瓶のような飾り物が無くなってしまったところだ。
それに、弾幕よりも命をかけた女の勝負、負けさせる訳にも行かない。
ちょっとだけ、気合が入った気がした。

「それで、その彼のどこが気に入ったの?」
考えついたプランの支度をしながら、咲夜は彼女に問う。
化粧をしている間は、彼女も暇であるからだろうという、ちょっとした配慮だ。
まぁ、実際は彼女が好きになったその人物に、多少の興味があるわけだが。
「…それほど顔がいいわけでも、頭がいいわけでもない。
でも、変な優しさみたいなものがある」
次々と衣装を取り替えられながら、妖夢は答える。
変な優しさと言うと、文法がおかしい気がするが、素直な彼女が言うからには
きっとそんな表現であっているのだろう。
「…やっぱり惚気みたいね」
咲夜は彼女に気付かれないように、そっと呟いた。



化粧の終わった少女はいうまでも無く、とても綺麗だった。
さすが完全で瀟洒な従者の見立てと言えるくらい、妖夢の姿は
先ほどとは見違えるものだった。
ほとんど変わった姿と言っても過言ではない。
ただ、唯一同じ点があるとすれば
「…どうして服の形が同じなんですか?」
と、まぁそう言うところだけだろう。
色は多少変えられてあるが、形は彼女の元々着ていた服と同じ物である。
これには少しくらい訳があった。

「いつもの服装でも、色を変えれば少しは変わって見えるものよ」
服まで完全に変えてしまうと、彼女の本来の魅力と言うものも失われてしまう
恐れがある。
そうした配慮から、服装に変わりはないのだ。
「化粧の仕方も教えたから、もう大丈夫でしょ?服も貸してあげるし」
「あ、ありがとう」
「それと化粧はちゃんと落としなさいよ。支度にはそれなりに時間をかけること分かった?」
咲夜の言葉に妖夢は頷く。
こういう素直な点は、彼女にとっては美徳だろう。
あとは成功するのを祈るだけだ。実際にここまでする義理はないはずなのだが。



数日後、妖夢が紅魔館を訪れた。
目的はただ単に衣装を返しに来たらしく、彼女はいつもの服で訪れた。
一応、化粧はしているが。
「律儀ね。わざわざ洗濯してから返しに来るなんて」
紙袋に入れられた衣装を見ながら、咲夜は呟く。
「あと、これは謝礼です」
「あら、気を遣わなくていいのよ?」
内心、これは多少嬉しかった。
いいことをした(かもしれない)後は、意外に気分がいい。

最近は閻魔に他人に優しくするように言われたからか、この頃は
以前よりも、ちょっとだけ雰囲気が変わってきたとよく言われる。
自覚はないのだが。
「で、これは何?」
「幽々子様に仰せつかった謝礼の品で…一応、高級品らしいです」
亡霊の姫からの高級品なら、かなり期待できるだろう。
今は、開ける楽しみは後に取っておくとして、
それよりも聞かなければならないこともある。
「逢い引きの結果はどうだったのかしら?」
あれだけ、出来る限りやったのだ当然結果も気になる。
成功したのであれば、意味もあるし瀟洒な従者の異名も保てる。
いや、そんな物を保つ気はあまりないのだが。
「で、結果は?」
「…一応、あの人も喜んでくれました」
それなら十分いいのだが。
「貴女には感謝しています」
「いや、別にいいんだけどねぇ」
あの日は、仕事があまりなかったのだから暇だったようなものなのだ。
それを多少打破してくれた彼女に、こちらから感謝をしたいくらいだ。
「それでは、あの人が待っているので」
紅魔館の入り口では、一人の亡霊が立っていた。
どこをどう見ても、普通の幽霊でこれと言って特徴らしい特徴も見えない。
誰にも気付かれずにここまで近づいて来たと言う事は、湖を
迂回して門番の目を誤魔化したのかもしれない。
…まぁ、今回くらいは見逃しておこう。
亡霊が咲夜の方を見て、礼をした。
釣られて彼女も礼をする。
「これからはお洒落にも気を遣うことね」
「はい」
自分を美しく見せる、そのための化粧だ。
化粧は繕うだけではダメだ。化粧をするからには、内面も美しく見せなければ。
その点で妖夢は内面も洗練されているから、大丈夫だとは思うが。

「それじゃ、ね」
「はい。…また、あの衣装を貸してもらえますか?」
咲夜は笑いながら紅魔館の奥に消えていった。
それが肯定か否定なのかは、妖夢には分からなかった。




その後から、十六夜咲夜はちょくちょく、恋愛がらみの相談を
受けることとなる。
それも当然である。
魂魄妖夢と、名の知れない亡霊を繋げたキューピッドのような存在として
紅魔館で有名になったからだ。

その話を聞きながら、十六夜咲夜は思う。

「…今日びキューピッドねぇ」
あんまりいい意味には取れない気がするが…まぁ、その辺は妥協する
しかないだろう。

コンコン

今日もメイド長の部屋を叩く音が鳴る。
どうやら、また恋愛相談者のようだった。
これを機にそういう商売を始めるのも面白いかもしれない。
と冗談半分に考えていた。







蛇足――

「お土産は気に入ってくれたかしらね?」
「…そう言えば幽々子様、私も知らないんですが一体何を贈ったんですか?」
「いやいや妖夢、そこはあえて聞かないのが普通よ」
「でも、気になります」
「あの従者にも必要な物…かしら?」
「はぁ」
幽々子が謝礼として贈ったものは、一般的に言えば高級品の
化粧品だった。
これは幽々子のメッセージでもある。
『妖夢に色々してくれたのはありがたいけど、そろそろ自分のことを心配したら
どうかしら?』
皮肉が混じっているのは、ある意味では嫉妬かもしれない。






遺書

はい。長文妄想です。
妄想長文と、長文妄想、どっちがいいのか分からないですが、
『俺』がほとんど出ないのは仕様です。

それにしても、これじゃ妖夢の長文妄想じゃないですね
お化粧に必死になる妖夢を書きたかったんですが。

どうみても咲夜さんがメインの、俺×妖夢の長文妄想です。
ありがとうございました。

とりあえず今からメイド長に刺されてくる。ノシ


===遺書の裏ここから===

スレの皆よ……この長文妄想に刻んであるこの言葉を君達に捧げよう
Love!愛を!
そして君達のスレへこれをもって行け!
Lover! 愛する人を!!

===遺書の裏ここまで===


最終更新:2010年05月22日 23:55