紫13



11スレ目>>373-374


  「うぅーーーーー腰が痛いー」
  「いい年こいてあんな腰に負担がかかるような踊りするからだ」
  「年って何よー、私はまだぴちぴちの十七歳よ」
  「はいはい、まったく筋肉痛で腰を痛める奴のどこがぴちぴちの十七歳なんだよ」
  「○○の意地悪……そういえば藍は?」
  「藍は買い物、橙はチルノたちと遊びに行ってるよ」
  「じゃあ私のお世話は誰がするのよー」
  「そんなのこの場には俺しかいないんだから俺だろ」
  「え?○○が?」
  「そうだよ、なんか不服でもあるか?」
  「ないないない!全然ないわよ」
  「ならいいけどな」
  ヒョイ
  「きゃっ!?」
  「藍が帰ってくるのは夕方頃だな、橙もそれぐらいか
   それまでは俺が面倒見てやるよ」
  「ええ、宜しくね」
  「ああ、任せておけ色々と面倒見てやるよイロイロと」
  「…………」
  「…………」
  「…………」
  「…………」
  「……いやーーー!?犯されるーー!!??」
  「ふははははは、安心しろ紫、優しくしてやるよイロイロと」
  「そういうもんだいじゃないわよーーーー!!」

374 :名前が無い程度の能力:2007/12/21(金) 01:36:29 ID:lROVRoxE0
  >>373の後に

  「○○、冗談よね?冗談に決まってるわよね?」
  「もちろん本気だぞ」
  「なっ!ちょ、ちょっと!悪ふざけも大概にしてよ○○!」
  「紫が嫌だって言うならやめるんだけど?」
  「え、ちょ・・・」
  「嫌なのか?」
  「えっと、その・・・」
  「そうか、嫌なんだな、紫?」
  「うぅ・・・嫌じゃない・・・です」

  と続けばもう言うことはない

  でも腰痛めてるのに○○ったら鬼畜ね!

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11スレ目>>802


「お前俺の布団で何やってんだ」
「んー・・・?これから冬眠するのよ」
「なんで俺の布団で冬眠すんだよ!」
「だって一人で寝るの寂しいんだもの、冬の間抱き枕にしていいから」
「寝れるかァーっ!!」
「意地悪ぅー、抱っこ抱っこー」
「気色の悪い甘え方すんな!歳考えぶへっ」
「・・・もういい、おやすみっ」
「うー、怒るなよ・・・うおっ!?」
ぎゅ~
「まったく・・・明日になったらお前の家に搬送するからな」
「ふふ、おやすみ~」
「あぁ、おやすみ」

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12スレ目>>406


「ねえ○○」
「どうした紫」
「何で今日は幽々子の所でお茶してたの?」
「いやまあ深い意味は無いし単に誘われたか」
「今日は守矢の神社で大工仕事の予定だったわね?」
「あぁそれなら午前中に」
「そんな予定無かったって早苗が言ってたわよ?」
「いやいやそれは単に」
「それに修繕したのにあんなに古い建材を使う必要なんてあるのかしら?」
「それは紫が見間」
「それに・・・」
「いや、その、すまんかっ・・・
 あ、ちょっと待て何故そんなに嬉しそうにする?
 え、口実が出来た?何のだってちょ」


「あなたは私だけを愛していれば良いんだからね?」
「あは・・・あはは・・・」

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12スレ目>>459


「おーい○○、ちょっと来てくれ」
「ん、なんだ藍……うわっ、何だこれ。インゴットの山?」
「はずれだ。それは全て板チョコ。
 バレンタイン商戦の香霖堂に卸すために
 紫様が冬眠前に外から仕入れたものだ」
「ああ、もうそんな季節か。
 外の世界じゃ縁がなかったからな……こっちの米俵は?」
「カカオだよ。想いを込めて豆から作るという猛者もいるからな」
「へ、へ~……で、俺にどうしろと?」
「橙と一緒にこれを香霖堂まで運んでほしいんだ。
 ついでに搬入と陳列にも人手がいるようだから
 しばらく泊り込みで働いて来てくれ。
 ……ああ橙、今日の晩御飯はお前の好きな焼き魚だから早く帰ってくるんだぞ」
「うぅ、藍さん、あんた鬼だよ……」

「行ったな。……紫様、紫様」
「んん~……藍、もう春なの~?むにゃむにゃ、後1ヶ月……」
「まだ1月の末ですよ。○○に渡すチョコを作るから
 冬眠を中断して起きると言ったのは紫さまでしょう?ほら起きてください」
「……そうだったわ。藍、○○はいないでしょうね?」
「お使いにだしたので何日か戻りませんよ。でもわざわざ作らなくても良いのでは?」
「だめね藍。たとえ味や見た目が劣っても、意中の男性には心のこもった手作りチョコを
 渡したいというのが乙女心というものよ」
「はあ……乙女、ですか……」
「恋する女は永遠に乙女なのよっ。さあ、始めるわよ!」

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12スレ目>>892 うpろだ902


「終わりね。でもこれの直撃を受けて原型を保ってる人間なんて始めてよ。
 だけどもう立てないでしょう、『ただの人間』」



 どてっぱらに『無限の超高速飛行体』を喰らった。
 並みの人間なら腹に穴が、もしくは全身が消し飛ぶほどの威力があるスペル。
 ○○はそれをまともに喰らったが、外見上は上着が消し飛び、多少肉が抉れる程度で済んでいる。天性の霊撃耐性のお陰か。

 だがダメージが大きいのか、指一本動かない。



「いい加減諦めなさい。
 妖怪と人間は一つになれない。これは宿命よ」



 地に伏す○○に対し、冷たく言い放つ紫。



「貴方がいくらもがいたって、藍とは結ばれないわ。
 式に旦那は必要ない。そんな小さなもので式が乱れてしまっては困るのよ。
 藍はこれからもずっと私の道具であり続ける。
 もし私が死ぬことがあったら、次の八雲を守るために、次の八雲の道具として働いてもらうわ」

「道……具…?」



 やっとの思いで言葉を口にするが、言葉と同時に血が溢れる。



「そうよ。それ以上も以下も無い。
 未来永劫八雲を守り続ける道具よ。
 そして、狂ってしまった道具は修正しなければならない」



 淡々とものを言う紫。
 そして、次に口にしたのは――



「藍の記憶から貴方との記憶を消し去る。
 そして、貴方の記憶から藍との記憶を消す」

「……なんだと」

「感謝しなさい。本当は貴方なんて存在、この世から消し去りたいくらいなの。
 だけど、この八雲 紫を多少本気にさせた。その強さを評してのこと。
 貴方は『ただの人間』として、この幻想郷で生きることを許してあげる。
 まだ藍と仲良くなった程度だったから修正も楽 「 黙 れ 」 …何」



 先程まで残り粕のようだった○○の気が、○○を中心に渦巻き増幅している。
 そしてゆっくりと、ふらつきながらも立ち上がる。



「 黙れ と言ったんだ。年増」

「……確かに直撃したはずなんだけど。貴方本当に人間?」



 紫の放った弾幕に何度も被弾し、超威力を誇るスペルの直撃を受けたにも拘らず、○○は立ち上がった。

 ニヤリと血に塗れた口元を歪める○○。



「言ったろ…俺は『ただの人間』だ。
 そして『ただの人間』だからこそ、貴女に勝てる。
 長く生きすぎた、愛を忘れた貴女に勝てる」

「やっぱり存在ごと消すべきかしらね?」



 ○○の気とは比べ物にならない、それを遥かに凌駕した妖気が紫を取り巻く。
 幻想郷最強と謳われる八雲 紫の本気。
 その場にいただけでも気絶してしまいそうな圧迫感が空間を支配する。

 だが○○は怯まない。



「貴女は、俺が藍さんの何に惚れたか……知ってますか?」

「知らないわ。貴方の思考なんて私に理解できないもの」

「そう! 貴女に俺の思考、想いなんて知るはずも無い。
 この溢れる藍さんへの想い、他人に理解されて堪るか!!」



 紫の妖気に隠れて分かりづらいが、○○の気が一気に膨れ上がる。



「ならば何故理解もできていない他人に俺の恋が終了させられねばならない?
 余りにも理不尽。ただの我侭にしか聞こえない。
 さっきから聞いてれば自分の家族を道具とか言いやがって……!!
 さらにはちょっと不備があったから修正する? 記憶を消す? 他人同士になれだと?
 ふざけるんじゃねええええぇぇぇぇ!!」



 ○○の気が炎として具現化するまで巨大化する。
 その炎は紫の妖気を前にしても動じず、轟々と辺りを赤に染める。



「っ…何よこの炎。
 『ただの人間』の出来ることじゃないわよ」

「いや違うね。『ただの人間』だからこそだ。
 人間誰しも持ってる能力。それが顕著に顕現したのが、俺の『想いを力にする程度の能力』だ」

「ふざけてるの?」

「大真面目だ。本当の愛を忘れた貴女に理解できないだろうがな」



 単に『想い』と言っても様々な『想い』がある。
 だが、その中で最も力強く本人に影響する『想い』がある。
 『守る』。自身を、家族を、友人を、恋人を、国を、命令を、規律を、そして信条を……
 様々な場面があるが、そんな『守る』立場に立った人間は、時に想像を絶する能力を発揮することがある。
 それを顕著にしたのが○○の『想いを力にする程度の能力』。



「さっきの答えだ。
 俺は藍さんの何に惚れたか、答えは全てだ」

「ありふれた答えね」

「俺は藍さんのあの第一印象ふかふかもふもふの尻尾に惚れた。
 あの奇抜な服装に身を包んだ姿に惚れた。
 よくわからない刺繍を施した帽子の下にある可愛らしい耳に惚れた。
 他を魅了するあの抜群のプロポーションに惚れた。
 特にくびれに惚れた。
 あの真面目さの中にある優しさ溢れた眼に惚れた。
 柔らかそうで甘そうな唇に惚れた。
 もちっとしてそうで真っ白な肌に惚れた。
 聞くだけで脳髄が蕩けてしまう様な声に惚れた。
 少し短めの金髪ショートヘアーに惚れた。
 仕事をしている時の横顔に惚れた。
 夕飯を稲荷寿司にするか式の好きな魚料理にするか悩んでる姿に惚れた。
 里の茶屋で一服して脱力した横顔に惚れた。
 我侭な主のことを文句も言わずに面倒を見る姿に惚れた。
 自分の式のことを心の底から愛している姿に惚れた。
 少し式神に妬いてしまったが、いつか見返してやる」



 一言、一言ずつ述べる度に○○を包む炎は大きさを増す。
 その大きさは紫の妖気に徐々に近づいてくる。



「まだまだ言い足りないんだが……何より、あの人の強さに惚れたんだ」

「強さ?」

「身体的、弾幕とかそんな強さじゃない。
 俺と藍さんの出会いは、俺が野良妖怪に襲われたとき藍さんが助けてくれたことだった。
 あの時、死の淵にいた俺を藍さんが助け出してくれた。
 大丈夫かって声をかけられたその瞬間、俺は恋に落ちた。
 見ず知らずの人間を『守って』くれたあの姿に。
 そして主を、式神を日々『守る』あの姿に!
 貴女がそうプログラムした(組んだ)ように、俺は彼女の『守る』姿に惚れたんだ!!」



 紫は辺りを覆う『想いの炎』中、じっと○○を見つめ続ける。



「その後は努力の連続だったさ。
 彼女にもう一度会うため、振り向いてもらうため、認めてもらうために努力した。
 俺があの時守って貰ったように、今度は俺が藍さんを『守って』あげられるようにと努力した。
 守れるほど強くなれなければ、彼女の苦労を癒す在り処になってあげたかった。
 そしてその時は意外にも早くやってきた。
 里の茶屋で偶然藍さんと同席して、色んな話をしたんだ。
 勿論あの時の礼もしたさ。貴女のお陰で命を拾った、感謝しきれないって。
 そしたら笑って答えてくれた。その笑顔は一生忘れない……。
 俺はこの胸に刻んだ。何があってもこの笑顔を『守り抜く』ってな。
 その後は藍さんに付いて手伝いをしたり、手合わせをしてもらったり、橙と遊んでやったり、急激に距離が縮んだ。
 明日が楽しみでしようが無かった。何時かこの日々が報われる日が来るようにと願っていた。
 それを、貴女は……貴女は……」



 一旦言葉を切る。
 恋する一人の童の眼が、見た者全てを畏縮させる憤りの眼に変わる。



「その恋心を。築き上げた日々を!藍さんとの思い出の日々も!! 全て記憶から消し去ってやる!?何様のつもりだあんたは!!!
 これから俺はもっともっと努力して、彼女に相応しい男になるために強くなるって思っていた!
 そして、藍さんの主である貴女にも認められるくらい強くなってから告白しようと思っていた!!
 貴女は! 俺から過去もろとも未来を奪うというのか!?
 ならば、今までの努力、そしてこの『想い』を! 全て貴女にぶつけて、今この場で無理矢理にでも認めさせてやる!!
 これは……俺の過去、未来を『守る』ための全力だ!!」



 ○○が左腕を突き出すと、辺りを覆っていた『想いの炎』がそれに絡みつき巨大な篭手を創り出した。



「この『想い』、打ち砕けるもんなら打ち砕いてみろ!
 だが、絶対に避けるな。真正面から受け止めろ! 俺の『想い』と力比べだ!!」

「……言うじゃない。
 いいわ、私の全力を持って貴女の『想い』を粉砕する。それが礼儀ね。
 身の程を思い知らせてあげるわ!!」



 今、紫と○○の力は同等。

 片や幻想郷最強、未知数の強さを誇る『境界を操る程度の能力』を持つ大妖怪。
 片や自身を『ただの人間』と言う、応用も効かない『想いを力に変える程度の能力』を持つ人間。
 一見絶望的とも見れる組み合わせだが、両者は向かい合い、そして次で全ての運命が決まる段階まできていた。



「いくぞ……」

「いつでもどうぞ」



 二人は自身の全力を込めた技を口にする。



「境符……」



 両手を差し出し、妖気を編んでいく紫。
 炎篭手を深く引き、パワーを一点に集中する○○。


 そして



「っふ!!」



 ○○が動いた。
 愛に焦がれ、炎に包まれた左の拳。触れた者を一瞬で炭化させるほどの熱量を放ち、真っ直ぐに紫へと吸い込まれていく。



「『四重結界』!!!」



 一瞬遅れるが、紫もスペルを発動させる。
 紫の持つスペルカードの中でも、最堅の強さを持つ結界。四重に編みこまれた結界はど真ん中で拳を捉えた。
 同時に凄まじい衝撃波が周囲を薙ぎ払う。
 大地は捲れ、木々は根元から吹き飛んでゆく。



「おおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

「っく……!!!!」



 想像以上の攻撃力に紫の表情が歪む。
 威力はあの黒白の魔法使いの使う魔砲を彷彿させるかのよう。

 結界がビリビリと震えだし、ついに一つの結界に亀裂が入る。
 それを見た紫は歯を軋ませる。



「……っつ!! 八雲を……この八雲 紫をぉぉ、嘗めるなあああああああ!!人間!!!!」



 急激に紫のスペルの出力が上がり、結界はさらに強力になる。
 ○○の腕は血が噴出し、今にも限界に達しそうな状態。


 瞬間、炎を纏う○○の左腕が爆ぜた。
 肩から先が消し飛び、炎は消滅し、血飛沫が舞う。そして捲れ上がった大地へと落ちてゆく。

 紫は勝利を確信し、嬉々とした声を出す。



「ふふっ、ごめんなさいね。無駄に痛い思いをさせてしまったわ。
 でも安心なさい。すぐに終わらせて……!!!」



 だが、その確信は一瞬で砕け散った。
 左腕を失い、炎を失い、ぼろぼろの人間が、笑っていた。



「まだだ…まだ終わらないんだよ」



 残っている右腕、それが眩い金色の光を放つ。



「貴方……まだっ!!?」
「俺の恋物語が、俺の未来が、あれだけだと思うなよ!!!」



 空中で体勢を立て直し、大地をしっかりと踏みつける。
 金色の右腕を大きく懐へと引き、さらに力を蓄える。



「もっと……もっと輝けええええええええええええええ!!!!!!!!!」



 力強く大地を蹴り上げ、一瞬で紫の下へと向かう。
 その様は、流れ星のような一筋の軌跡。希望、夢を乗せた矢だった。



「な、何なの! 左腕も失って、全身傷だらけで、そこまでして貴方はっ!!」

「これが…これこそが!この輝きが!!俺の『想い』だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」



 四重の結界に、打ち放たれた金色の矢。
 劈くような轟音とともに、亀裂の入った結界は砕け散った。



「そんな……!!!!」

「うぅぅぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」




      *      *      *      *



(あぁ、暖かい。)






 全身を心地よい暖かさの何かが包んでいる。
 それにやわらかい何かの上で寝ている。
 誰かの声がする。
 徐々に脳が覚醒してくるとともに、なにやら女性の声が聞こえてきた。



「………ぉ……ら………ぉい、橙! 廊下を走るな!○○が起きてしまうだろ!」



 ぼやける視界で周囲を確認する。



「……あ」

「む、起きたか。すまないな、橙がうるさくしたから起こしてしまった」



 視界には揺れる九本の金色。
 奇抜な服装の女性。



「らっ、ららららららりるれ藍さん!!?」
「うわっ!」



 ガバッと飛び起きると、傍らに最愛の九尾の狐が驚いた表情で固まっていた。



「な、なんでここに!?」

「それはこっちの台詞だ○○! お前がマヨヒガの入り口で倒れてたから、とりあえず家に運んできたんだよ」



 倒れてた?
 何でマヨヒガなんかで倒れて……!!!



「そうだっ! 腕……?」

「腕がどうしたんだ?」



 思い出した。

 確か八雲 紫と本気の決闘をして、左腕が吹き飛んだはず。
 さらに大量の弾幕を浴びて、腹にもまともに。
 だが左腕も存在し、体中の傷も全て問題ない。いたって健康体であった。



「……いや、なんでも無いです。夢で腕を」

「そうか。また妖怪に襲われて怪我をしていたのかと思って心配したぞ」



 ほっと息をつく藍さんの姿に、胸が高鳴る。
 あぁ、かわいい…。



「あ、○○起きたの?」



 ひょっこりと障子から顔を覗かせる猫。



「こら橙!○○は一応倒れていた身なんだ。安静にさせておくんだ」

「はーい」



 少しつまらなそうな顔をする橙だが、見ている分には非常に和む。
 軽く橙を叱ったところで、藍が腰を上げる。



「さて、もう日も落ちてきた頃だ。今晩は泊まっていくといい」



 視線を外へと移すと日が大分傾いていた。



「そうですね。もう暗く…ってなんですとー!!」

「安心しろ。取って食いやしないさ。 橙、夕飯の支度を手伝ってくれ」

「あいあいさー」

「ちょっ、まっ……」



 そのまま藍さんと橙は部屋から消えていった。
 藍さんから泊まっていけ? 泊まる? 泊まる!?
 おおお落ち着け俺! 別にやましいことなんて無いじゃないか!
 ただ病人を一晩休ませてやるってことだ。病人じゃないけど。
 そうだ! これは看病なんだ!!って看病だと響きが――



「随分早いお目覚めね」



 背後から奇妙なほど明るく、聞き覚えのある声が聞こえた。



「うひゃあ!?」

「あら、可愛い声」



 あまり聞きたくなかった声に、嫌が応にも振り返る。
 そこには、



「八雲 紫!!」

「ゆかりんでいいわよ」



 一時は憎たらしかったこの笑顔だったが、それとは正反対のベストスマイル。
 正直……絡みづらい。

 もしかして、幻術の類か? 苦手な心理戦を突いてきたのか。
 油断させて寝首を掻くつもりかもしれない。そうだそうに違いない!
 こういう時は、まず相手の出方を見なければ。



「えー……紫さん」

「だからゆかりんって 「ゆかりん」 何?」

「できれば全部説明してくれますか?」



 とりあえず何故こんな状況になっているのか。
 何故俺がここに居るか。
 あの戦いは夢だったのか。
 あとゆかりんって言うの恥ずかしい。



「まず最初に、あれは現実よ。夢なんかではないわ。
 そしてその時の傷は全部私が治したから」

「さいですか。 で、あの、結果は?」

「思い出すだけでも身震いするわ。
 私の『四重結界』を貴方が破ったとき、私は驚愕した。あの結界は巫女や魔砲使いくらいしか壊せないもの。
 そして貴方は見事に私の結界を破り、私を殴り抜いた」



 あの最後のシーンから先の記憶が無いのだが、まさか『ただの人間』の俺が大妖怪に一発いれるなんて。



「と思った」

 あれ?

「あんな拳で殴られたら痛いじゃない。何百年かぶりにぎゅーって目を瞑ったわ。
 そしたら何時まで経っても拳が到達しない。
 おかしいなって思って目を開いたら、貴方が気を失って落ちてたのよ」

 つまり……

「貴方は結界は破ったけど私に攻撃を一つも入れてない。
 私は貴方をぼっこぼこにして最後の最後で思わぬ反撃にやられた。
 つまりドロー。引き分けよ」

「……そうかい」



 あそこまで痛い想いをして、紫の自慢のスペルを破り、大どんでん返しをしたものの結局気を失ってドロー。
 なんてこった…。

 ってか口調変わってないか?



「でも」

「なんですか?」

「一瞬でも、この八雲 紫を負かした。力で押し勝った。
 それは誇りに思っていいわ」



 それって……もしかすると……!



「俺を、認めて……?」

「えぇ。認めてあげるわ」



 ついに、ついに念願が叶っ



「私の旦那様にね♪」





      時が止まった





「え? 何? 紫さん?」

「ゆかりんでしょ?」

「OKゆかりん」

「なぁに、旦那さ 「何でそうなるぅぅぅ!!!!!!」」



 爆弾どころでは無い。光学兵器発言か。



「何故に俺が貴女と結ばれなければならない!!
 俺が愛してるのは藍さんだけだって何回言えば分かるんですか!!
 悪いが俺は貴女のどこにも惚れなかった! せいぜいその傘にグッときたぐらいだ!!」

「傘以下なの私は」

「とにかくっ! 何故そうなる、理由を10字以内で述べろ」

「貴方の情熱に惚れたの」



 真っ直ぐな、澄んだ瞳で見つめてくる。
 こんな眼を持っていたのか……。
 そんな真面目な眼で言われると、怒るに怒れない。



「続けて」

「私は結構長い時を過ごしてきたけど始めてよ。
 貴方みたいに一途な人間は始めて見た。
 そんな貴方を見ていたら……こう……ドキッて……」

「指で遊ぶな」



 いきなり妖怪から少女になったな……。
 ついさっきまで、殺す消すだの言っていた者と同一人物とは思えない。
 本当に大妖怪なのか。



「残念ながら、何度も言っている通り藍しか愛せない」

「じゃ結婚しなさい」

「は?」



 何を言ってるんだ……



「結婚したら貴方は婿。婿なら親の言うことは守らなきゃいけないわよねぇ?」

「な、な、なんだってええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」



 これ程まで極悪な笑顔を見たことがあるだろうか。

 八雲 紫は恐怖され、崇敬されるような存在だったはずだ!
 これは俺の知っている八雲 紫ではない!



「どうしたんだ○○!?」



 余りの大声にドタバタと藍さんが部屋へと入ってきた。
 あぁ、エプロン姿もかわいい。



「藍、あなたのパートナーをm「ゆっかりん!!」 なぁに?」

「そういう権力を行使するのはいけないと思う!!」

「幻想郷は全てを受け入れる。それはとても素敵なことよ」

「都合のいい解釈をするなああああ!! っていうか噂だとあんたは少女で通ってると聞いていたがそれでいいのか!?」

「欲しいもののためなら何でもするわ」

「強欲っ!!」

「おい○○っ!安静にしないか!!」

「すっすいません」

「ふふっ、いいお嫁さんになれそうね」

「なんですって?」

「らららりるれ藍さん!!何でも無いですナンデモナイデス!!!」

「にゃああああ!!! 指切ったぁぁ!!!」

「ちぇえええええぇぇぇん!!!!」

「橙gj!!」



「○○」

「何ゆかり「マヨヒガにようこそ!」



  何時もより賑やかな八雲家であった。

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12スレ目>>969 うpろだ924


紫「(う~ん、どうしようかしら…)」
(カサ…)
紫様はチョコの入った紙袋を手に悩んでいた。
紫「(藍に頼んだら妙な誤解から藍とくっつきかねないし、
   橙に頼んでもし間違えて食べたりでもしたら大変だし、
   幽々子に頼んだらそもそも届くはずが無いわ…)」
どうやらどうやって意中の○にチョコを渡そうか悩んでいるようだった。
わが主たる方が抱く悩みとはとても思えぬ。ついでに言うと、
なんでこんな甘菓子が恋心を伝えることになるのかも私には判らん。

紫「かと言ってスキマからこっそり置いてきても私からって判らないし…」
藍「直接会って渡されればいいじゃないですか。」
悩むのもバカバカしい問題に、私はぼそりとつぶやいた。
紫「ら、藍…いつから聞いてたの?」
藍「そりゃ声にだされれば…」
紫「う…」
(じゅうぅ…)
赤面してゆげを出す紫様。初心すぎて少女臭がする。
紫様をここまでのぼせ上がらせる○とは一体何者なのだ?
藍「はぁ…」
私はおもわずため息をもらした。

藍「いい事思いつきました。
  冬眠明けの、遅めの新年の挨拶って感じで尋ねれば
  チョコを渡すために早起きしたことがバレませんよ。」
紫「そ、そんなんじゃないわよ。
  こ、今年は西行妖が満開になりそうだから…
  早めに起きて先に手を打つために…」
藍「ああ、そういえばそうでしたね。(去年の言い訳も…)」
紫「うぅ…藍なんかもう知らないわ。」
(もぞもぞ…)
紫「ちょっと出かけてくる。」
藍「お気をつけて。」
そういうと紫様はスキマへと潜っていった。

…私が冷たい従者だって?とんでもない。
紫様が外出しやすい空気を作ったじゃないか。
(もそ…)
橙がコタツから顔を出す。
橙「藍さま、紫様と何を話してたのです?」
藍「ん、紫様今夜は泊りだって、さ…」

外に残る雪が溶けるのは
春がそこまで来ているからか、
それとものこ奇妙な熱さがそうさせるのか…
豆撒きから十も日数を数えた今日、私は節分が過ぎたことを実感した。

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13スレ目>>96


紫「ふぁ・・・んぅ。」
○○「お?おはよう」
紫「おぁよ・・・」
○○「2月は冬じゃないのか?」
紫「だってぇ・・・会いたかったんだもん」
○○「そ、そうか・・・」
紫「ん~久しぶりぃぃ~~」
○○「わ、こら抱きつくな!」
紫「んぅ・・・」
○○「こら、寝るな」
紫「・・・zzz」

ガタン
藍「○○殿・・・いくら寂しいからと言って、寝ている紫様を引っ張り出して抱き枕にするのはどうかと・・・」
○○「違う!違うんだ!起きろ紫ぃいいいい

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13スレ目>>131


南四局…。
東家:俺 南家:●● 西家:紫 北家:幽々子

ここは何を切るべきか…。
対面の紫のリーチ…一萬四萬と切ってる流れからしてスジの七萬は一見通りそうだが…。
筒子789のチー…。
萬子、索子の高目が切られてない…三色っ…!
よってこの七萬、萬子の高目は切れないっ…!
俺と対面の点差は11000…。
満貫をツモられれば逆転…敗北っ…!
放銃すれば言うまでもないっ…!
それだけは避けるっ…!
…ふむ、対面は中張牌が多く出てるな…。
おそらくチャンタ系…。
ドラは南…。場に2枚…。
ドラを絡ませてくるか…?
対面の風牌の西は場に出てない…嫌な感じだ…。
西チャンタドラドラか…?
もしくは三色ジュンチャン…もしかするとタンヤオをつけるか…。
残りは…あと4巡ってところか…。
現物はない…。
ここは暗刻ってる東を落としていくか…。
ノーテンでいい…!流局…勝利っ…!

…トッ。

「あ、それロン」
「なにィッ!?」

混一ドラドラっ…!
こちらの風牌である東暗刻落としを予期しての東単騎待ちっ…!

「…筒子の真ん中切っといてそりゃねーよ…」
「クスクス、狙い撃ちよ」
orz
「さて、罰ゲームね」
「何でもどーぞ…」
「…何でもいいのね?」
「ああ、俺が出来る範囲でな」
「そうねぇ…じゃあ、一緒に寝てもらおうかしら?」
「え?ちょtt「出来る範囲、でしょ?」
「…確かに『出来る』範囲だが…」
「なら決まりね。早速寝るわよ~」
「ちょwwまだ昼過ぎじゃn「いいから、寝るわよ!」
強制的に紫の部屋に連れてかれる俺。
すまない●●!飲みに行く約束はまた今度な!



「ちょ、紫、寝るって言ったよな!?」
「『寝る』という事に関しては正しいでしょう?」
「いやそうだけどまだ昼過ぎじゃn(ry


……アッー!



「ねぇ●●」
「なんでしょうか」
「平和ねぇ」
「そうですね」

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13スレ目>>141 うpろだ950


 八雲藍はスキマの中を歩いていた。
 何と言うことは無い、主の命だからだ。
 その主は今彼女の前を歩いている。

『会わせたい人が居る』

 それだけを主は言った。意図は読めなかったが、とにかく、彼女についていく。



「着いたわ」

 八雲紫が立ち止まったのに合わせ、藍もまた立ち止まる。

「ここは?」
「今は見えないわね。でも、ほら」

 紫が扇を一振りすると、そこには――

「……人間、ですか」
「正確には、だった、ね」

 静かな声の主の表情は見えない。
 青年、だった。静かに眠っている。ただただ静謐に。そう見えた。

「何者でしょうか」
「私の愛した人よ」
「……は?」

 思わず間抜けな声を上げてしまう。今何と仰ったか、この方は。

「今はただ眠り続けてるけどね」
「……何故でしょう? いえ、そもそも一体何者なんでしょうか? 紫様が愛されたとなると、相当な者では」
「そうねえ……長くなるから、簡単にだけ教えてあげる。ああそれと、彼は何の変哲も無い人間よ? 少し、変わり者だったけど」

 紫はそう、語り始めた。





 紫と彼が出会ったのは、もう随分前になる。
 いや、もしかしたらつい最近なのかもしれない。それにはあまり意味が無い。
 紫が彼に興味を持ったのも偶然だった。ただ、面白い人間だなと、その程度だった。

「少しは、食べたらおいしそうだとも思ったけど」
「紫様?」
「冗談よ、冗談」

 彼は、紫を不思議な存在とは認識していたようだが、それは恐怖には直結していなかった。
 むしろ、純粋に興味を持ったのだろう。妖怪と聞いて、驚くと共に楽しそうだった。
 紫が『食べるかもよ?』と脅しても、『お前になら構わない』と返す始末。

「変な人でね。つい、彼の所に何度も行き来してしまったのよ」
「外に出て、そんなことをされてたのですか」
「そんなこととは失礼ね……でも、楽しかったわ」

 少しの気まぐれ、少しの偶然、それが折り重なった日常は、楽しいものだった。 
 幻想郷の話をした。外の世界の話をした。
 いつか行きたいものだ、と彼は言った。それでもまだ行けないと言った。

『俺は此処で、何か一つでも成してから行きたい』

 そう言っていた。儚き人間の一生ならば、何も成せずに死ぬかもしれなかったのに。
 それでも、紫はそれに同意した。その時が来たら、幻想郷に誘うことも約束した。

「まだ果たせてないけれどね」
「彼は……成せたのですか?」
「そうかもしれないし、そうでないのかもしれない。私にはわからないわ。でも彼は……そうなのかもね」

 惹かれていたのはどちらからだったか。
 言葉にしたことはなかった。互いに、ほとんど暗黙の了解になっていた。
 彼は夜に来る紫を迎え、時にささやかな酒宴をし、時に朝まで語り明かした。
 しかし、それだけだった。『好きだ』と彼は告げなかったし、紫も言わなかった。

「言わずともわかっていたのよ。言う必要も無かった」
「……それでも」
「ええ、それでも――そうね、私たちは、互いを想っていたわ」

 そして、運命の日が訪れる。
 その日は、何となく早起きして、彼に会いに行こうとしていた。
 彼は居なかった。部屋にも、仕事場にも。何処かをうろついているのかと、スキマを覗き――絶句した。

「自動車事故、よ。外ではまあ、死に至る事も珍しくないもの」
「じどうしゃ? ですか?」
「結構危険な物なのよ」
「何でそんなものに……?」
「便利なものでもあるのよ。外では珍しくないの」
「よくわかりませんが、危険なものである事はよくわかりました」
「それでいいわ。何でも、子供を庇ったらしいの。まあ、やりかねないとは思うけれどね」

 外では珍しくもない事故。日に幾つも起こる事件の一つ。ただそれだけに過ぎなかった。
 だが、瀕死の彼に逢いに行って、そこで初めて紫は哀しくなった。

『ゆか……り』
『話しちゃダメよ』

 境界を弄って、彼を長らえさせようとした。それでも、只人の彼には、その能力が逆に働きかねなかった。
 それほど、人間である彼は脆かった。人間はかくも脆いものかと、紫に再認識させるほどに。

『こども、は』
『無事。だから』
『なあ、たのみが、ある』

 彼の告げた事に、息も絶え絶えに伝えた事に、紫は唇を噛み締め、頷いた。

「彼が私に頼んだ事は三つ。一つ目は、自分を妖怪にすること」
「それは……」
「人間のままでは、このままなら死ぬとわかっていたのよ、彼は」
「紫様は……承諾されたのですね」
「ええ。二つ目は、治ったら、幻想郷に連れて行くこと。それまで、どこかで休ませて欲しいと」
「だから、此処で」
「ええ、何だかんだで、此処が一番安全だもの。結界も張ってるしね。
 三つ目は――私の傍に居させてほしい、ということ。これも、治ったら、ね」

 紫は全てを受け入れた。
 彼はいつ治るかも、目覚めるともしれない眠りにつくだろう。
 瀕死のまま人間から妖怪になり、その傷を癒すとなればなおさらである。
 それでも、紫は受け入れた。彼の望みを、どこまでも。
 それに微笑んで、彼は最期に、人としての最期に、こう言った。

『今まで、言わなくて、いえなくて、ごめん。愛してるよ、紫――』

 そして彼は、長い永い眠りについた。






「いつも言ってたわー。ずっとこうして、笑って酒飲んで語れたら良いな、って」
「……そして、彼は妖怪になり、いつか紫様の元に戻ってこようとしているのですね。ずっと紫様の傍にいられるように」
「だといいけどね。案外、ただのお寝坊さんかもしれないわよ」

 紫の声は、言葉とは裏腹に、静かで優しいものだった。

「紫様……」
「ん?」

 藍は不意に思う。もしかしたら主は、冬の長い眠りは彼の傍で過ごしているのではないかと。
 何の根拠も脈絡もない発想。それでも、何となく彼女の心にそれがよぎったのだった。
 同時に、自分を此処に連れてきた理由もわかった気がした。何となく、何となく、だが。

「どうしたの、藍?」
「いいえ、何でもありません」

 藍は礼儀正しく一礼した。言うべきことではないと思った。

「そう」

 紫は何もかもわかっているかのように、そう応えた。



「先にお戻りなさい、藍」
「はい」

 紫の言葉に従い、藍は紫の作り出したスキマをくぐり、屋敷へと戻っていった。
 一人残された紫は、未だ眠り続ける彼の方を見る。

「どう? いい子でしょう。私の式の藍よ。一度は会わせたかったの」

 そして、返事の無い会話を続ける。

「まだ、紹介したい子はたくさんいるわ。今の時代は面白いものよ? いろいろな存在が居て、とても賑やかなの」

 紫は彼の傍に膝をつき、語りかける。

「あまり寝坊していると、楽しい宴に間に合わないわ……待っているから、貴方が目覚めるのを」

 答えはない。だが、彼が、微かに微笑んだようにも、見えた。

「起きたら、私にはすぐにわかるんだからね。そうしたら……あの約束、果たしてもらうから」

 そうして、一つ彼に口付けを落とすと、紫はまたスキマを作り上げ、そこに向かう。
 スキマをくぐる前にもう一度振り向き、彼に微笑みかけた。

「またね、あなた」





 彼女が去り、スキマの中にはまた静謐が訪れる。
 だがそれでも、微笑を湛える彼の眠りはそう、長くはないように見えた。

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13スレ目>>236


じー・・・
紫「なによぅ」

むにっ
紫「んむっ」

むにむに
紫「はにゃしなはい」

むにー
紫「やうぇなはい」

むにむにむに

ゴッ

○○「すいませんでした」



ゆかりんのほっぺぷにぷにして遊びたい。

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最終更新:2010年05月22日 09:59