ミスティア7
うpろだ1031
○○「お~いみすちー」
ミスティア「○○?どうしたのー?」
○○「こんな姿になっちまったー」
ミスティアの目の前には見事にショタ化した○○がいた
みすちー「○○……可愛いよ。とっても可愛いよ食べちゃいたいくらい♪」
○○「食べるのは勘弁してくれ~」
みすちー「う~んその格好じゃお店手伝うのも無理みたいだし……○○、今日は客引きだけやってくれない?」
○○「わかった~」
その日ヤツメウナギを食べに来る人が絶えなかったというが、そのまま○○をさらおうとした人も後を絶えなかった……
○○「ふぃ~疲れた~」
みすちー「お疲れ様~とてもたくさん売れたよ~」
○○「よかったよかった……って俺の姿が元に戻らなきゃ意味ないじゃん」
みすちー「何か変なもの食べなかった?」
○○「う~……あっ!そういえば昨日は紫さんが来てそれから…二人で飲んでて…」
みすちー「きっとそのときにやられたね。明日になれば元に戻れると思うよ。……多分」
○○「はぁ、今日は疲れたから家に帰るわ」
みすちー「あ、あのさ、今日泊まっていいかな?○○の家」
○○「あ~…… うんいいけど」
○○の家
みすちー「お腹すいてない?何か作ろっか?」
○○「ああ、頼んでいいかな?」
みすちー「任せてよ!!」
みすちー(ま、○○のおうちだ~勢いで行くって言っちゃったけど、どうしよう……それにやっぱ子供姿の○○は可愛いなぁ♪)
○○「みすちーは今日はなんか嬉しそうだな」
みすちー「へっ?そ、そんなことないよっ!!」
○○「そうか?っ!!みすちー鍋見て!!鍋!!」
みすちー「あっ!!焦げてる!!」
……
みすちー「ごめんね○○。おかず焦がしちゃって……」
○○「んにゃ、別に大丈夫だよこのくらいの焦げ。っとと」
ふいに○○の箸からおかずが落ちる
みすちー「ほら、いつもと違うんだから気をつけないと。ほ、ほら、あーん」
○○「え、う、あ、あーん」パクッ
みすちー「な、なんか恥ずかしいね……」
○○「う、うん。…………ふぅ食べた食べた。ごちそう様でした」
みすちー「お粗末さまでした。ねぇ○○、この後どうする?」
○○「ん、お風呂入って寝るだけだけど」
みすちー「わかった~お片付けしてるからお風呂に入ってていいよ」
○○「ありがとう、みすちー」
お風呂のなか
○○「ふあ~生き返るな~……まさかみすちーがうちに来るなんてな~」
みすちー「湯加減はどう?」
○○「ちょうどいいよ~」
みすちー「じゃあ私も入るね~」
へ、……私も入る?why?
○○「ちょ、ちょっと待って!!みすちー!!みすちーは女の子だから……」
ガラガラガラ
みすちー「おお、○○の家のお風呂って広いんだね~」
○○「み、みすちー、入ってきちゃダメだって……」
みすちー「だ、ダメだった……?」
GJです 鼻血が出そうです
○○「せ、せっかくだから背中流してあげるよ」
みすちー「うん!!ありがと!!」
その後は何もないですよ。もちろんR-指定なことなんてしてないですよ
みすちー「いいお湯だったね~」
○○「そうだな~……さて、寝るか。みすちーは俺のベットを使ってくれ」
ギュッ、みすちーが俺のパジャマの裾を握っている
みすちー「あ、あのね○○い、い、いっしょに寝てもいいかな?」
ベットの中
○○「だ、大丈夫かみすちー、狭くないか?」
みすちー「あーうー、だ、大丈夫だよ」
………………
みすちー「ねぇ○○、○○は好きな人いるのかな?」
○○「好きな人か~…………うん、おれはみすちーのことが好きだよ」
みすちー「うれしいよ○○、私も○○のこと好きだよ」
○○「みすちー……」
みすちー「ふふ、ねぇ○○今日は泊めてくれてありがとうね」
○○「いや、みすちーだけだからね。家に泊めるの」
みすちー「うん……そういってもらえると嬉しいな♪…………」
○○「みすちー?」
みすちー「すーーー……すーーー……」
○○「寝ちゃったか……おやすみ、みすちー」
翌日の朝
みすちー「う~~~~ん。ふわああ良く寝た~。あれ?○○ー」
○○「おはようみすちー。よく眠れた?」
みすちー「あっ元の姿に戻ってる~良かったね!!」
○○「だな。朝ごはん出来てるぞ」
みすちー「うん。……なんか私たち夫婦みたいだね」
○○「……みすちーがそれでいいなら、……結婚しようミスティア」
みすちー「う、嬉しいよ、○○。私も○○のこと愛してる……」
二人がキスしようとした瞬間
バタン!!
文「ちわーす。朝刊で……あややややや、これはいいスクープですね!!さっそく記事にしなくちゃ!!」
バタン!!
○○「…………あの新聞記者め……まぁいいか。さっ朝ごはん食べようみすちー」
みすちー「そうだね○○!!」
こうして二人は夫婦になりましたとさ
めでたしめでたし
後日、文々。新聞に二人のことが載るのは別のお話
うpろだ1033
後悔先に立たず。彼の周りはすでに真っ暗闇で、辺りはしんと静まっていた。
泣く子も黙ると云われる丑三つ時、闇に包まれ途方に暮れた人間が一人、薄暗い森の中に佇んでいた。
「妖怪ごときに食われてたまるか・・・一発お見舞いして、絶対に生きて帰ってやる」
ファイティングポーズを取って意気込む人間。犬や猫ほどの鋭さもない粗末な聴覚を研ぎ澄まし、必死に敵の位置を探る。
「かかってきやがれ妖怪、そのキレイな顔を吹っ飛ばしてやるぜ」
畜生、なぜこんなにも私の想いは届かないのか。
こちらの後悔も先に立たず。哀れな人間を惑わせ視界を奪った夜雀は、自らの行為をただ省みるばかり。
妖怪が人間に興味を持ったのが間違いだ、と彼女の行為を貶すのは容易い。
しかし彼女は真剣だったのだ。ただ一人の人間に恋焦がれ、それを真っ直ぐに求めた結果がこれである。
今、一人の男は視力を奪われ、妖怪にとってはあまりにも弱弱しく見える拳で虚空を切る。
「さぁ、ここまで暗くなりゃ逃げようがないわ。
妖怪野郎どっからでもかかってきやがれ、俺様の鉄拳でフルボッコにしてやるぜ」
そして今、彼の視力を奪った妖怪は、今まさに自らの行為を激しく後悔していた。
「私はただ、仲良くなりたかっただけで・・・」
視界を奪えば足は止まる。そんな風に考えていた時期が私にもありました。
確かに足は止まったが、早足で森を抜けようとしていた彼は今や臨戦態勢。
不用意に近づけば柔らかい鉄拳が飛んでくるであろう。彼は先ほどからしきりに拳腕を振り回している。
「さぁ、さっさとかかってこい妖怪野郎。人間様をタダで食えると思うなよコンチクショー」
もはやヤケクソだろう。
相変わらずブンブンと、拳が空を切るむなしい音が耳に入ってくる。
「・・・あの、もしもし?聞こえてる?」
とりあえず話しかけてみた。
だって、こんな人間初めてだし。こんな気持ちも、初めてだし・・・。
「聞こえてるぞ、そこにいるんだな?今一発食らわせてやるから覚悟しやがれ」
相変わらずシュッシュッと情けない音が聞こえてくる。
鳥目の彼には私が見えないのだ。鳥目になると、自分の近くのものしか見えない。
だから彼は、私の声が聞こえた方向を向いて、拳を振り回しシュッシュッと風を切るばかり。
…それならば大したことはないだろうと、私はゆっくりと彼に近付いた。
ゴッ
「・・・お、当たった・・・」
左の側頭部に衝撃が走った。
どうやら彼の鉄拳をまともに食らってしまったらしい。
それでも妖怪の私には大したダメージにはならない・・・はずだったが・・・
「あっ・・・うぅ・・・」
足元がふらつく。
なんだろう、急所にでも命中してしまったのだろうか。
不意を突かれたのがまずかったのか。
私は力なく前に倒れ・・・たと思った。
「うお、おっ、おい、何だお前・・・」
…倒れてない。
何だろうこれ。何やら暖かい、やわらかい感触が私の身体を支えているような・・・
ドサッ
私は耐え切れず、その感触に身体を預けた。
やわらかくて暖かい。まるで天国みたいで・・・。
「え・・・あ、え、女の子・・・?」
「あ・・・うん・・・」
きっと、今の私はこれまでにないくらい無防備なんだろう。
背中には彼の左手。お腹には彼の右手。
もう、頭の中が蕩けてしまっているかも知れない。
「うぅ・・・ん・・・」
頭は回ってるのに声が出ない。
側頭部がジンジン痛む。こんな弱そうな男の拳でこんな目に逢うなんて、悔しいっ・・・!!
「あー、その・・・大丈夫か・・・?」
彼の心配そうな声が聞こえる。
あぁ、録音しておけばよかったわ。この声だけでご飯三杯はいける自身があるのに。
「あ・・・らいじょぶ・・・」
舌が回らない。彼の拳のせいなんだろうけど。
なんだろう、自分がすごく恥ずかしいよ・・・。
「ご、ごめん、その、女の子だとは思わなくって・・・」
「・・・私女の子だけど、妖怪だもん」
言っちゃった私。
盛大にカミングアウトしちゃったわ。
何てこったい。何やってんだ私。ムキになっちゃダメよ私。
「あー・・・妖怪・・・?やっぱり?俺を鳥目にしたのも君の仕業ってこと?」
「・・・うん、ごめんなさい。私・・・」
あぁ。言い訳しようとしてる私。
これはもうダメかもわからんね。
「私はただ、あなたと仲良くなりたくて・・・」
「・・・へぇ・・・」
「私、あなたのことが好きで、それで振り向いてほしくて、私・・・」
「・・・・・・」
…案の定無反応だよ畜生。
あーあ、失恋しちゃったかなぁ。
「・・・取って食われるかと思ったよ」
…そりゃそうだよね。
いきなり森の中で妖怪に視力奪われりゃ、そうだよね・・・。
怖がらせてごめんなさい、愛しい人。
「ほんとに、俺はここで死ぬのかって本気で思ったんだからな」
そうだろう。そうだと思う。
ああ、私は何て愚かなんだろう。
「・・・だから」
「だから、取って食われる気持ちってのをいっぺん思い知るといい」
…えっ?
ちょっと、私をどこに持っていくつもり?
降ろしてってば。ちょっと、どこ触って・・・
「取って食ってやるから覚悟しろよ、可愛い妖怪さん?」
コラ、離しなさいってば!人間が妖怪を取って食うなんて、そんな話・・・
「うん」
「よし、いい子だ」
「・・・うん」
そんなヘンな話、聞いたことないけど、
…ちょっとアリかも知れないって思った。
だって、月がヘンに見えたから。
うpろだ1337
一人の男がいました。
彼はこの幻想郷とは違う世界の人間でした。
つまり外の世界からきた人間だったのです。
彼は幻想郷に迷い込み一人の妖怪の少女に恋をしました。
最初はその想いに気づかない振りをしていました。
しかし日に日にその思いが強くなっていきます。
そして結局彼は少女に告白をしました。
「ミスティアさん、僕は貴女が好きです」
「ごめんなさい……」
「……そうですか」
だけど彼の想いは届きませんでした。
どれだけ愛おしくても所詮は人間と妖怪。
彼の想いは叶わぬ想いだったのです。
少女は彼に告白されたときとても嬉しく思いました。
しかし彼女は彼の想いに答える事はできなかったのです。
人間と妖怪では寿命が違いすぎました。
その所為で自分だけが置いていかれるのが怖かったのです。
だから彼女は彼を拒絶しました。
大好きな彼を……
そしていつしか彼は少女から離れていきました。
彼女は悲しみました。
大好きな歌を詠うこともできなくなるほどに。
先の事を考えて彼の事を拒絶したのにそのせいでどうしようもなく彼に会いたくなってしまったから。
でももう遅い。もう彼は会いに来てくれない。
だから泣きました。
それから暫くして彼が少女に会いにきました。
彼女は喜びました。ですが直ぐに絶望します 。
「どうして、どうしてこんな事を!」
彼は少女の前で首と腕の動脈を切り裂いたのですから。
「……貴女がどうしようもないくらい好きだった」
彼は言います。抑えきれなかった想いを。
「ならどうして!?」
少女には理解できませんでした。
何故自分の事が好きなら死のうとするのか。
「貴女の隣に居れないのなら、せめて貴女の一部になりたいと思った。ただそれだけですよ」
彼は言います、届かないなら文字通り一つになりたかったと。
それ以外は何もいらないと。
「っ!? じゃ、あ私のせ、い? 私が貴方を拒んだから死んでしまうの?」
「違いますよ。ただ僕がそれを望んだんです」
「でも…でも……!」
彼の言葉を聞いて少女は自分を責めました。
自分が素直になっていたらこんな事にはならなかった。
こんな悲しい結末にはならなかったはずだ。そう思いました。
「ミスティアさん、僕の最期のお願いを聞いてもらえますか?」
「いや! 最期なんていわないで!」
「僕が死んだら…僕の体を食べてください」
自分を責める少女に彼はお願いをしました。
自分を彼女の糧にしてくれと。
「!?」
「せめて貴女の一部にしてください……」
「嫌! そんなの絶対に嫌!」
「お願いです。僕の最期のおねがいを……」
少女は彼の願い事を精一杯拒否しました。
「○○? ○○!?」
しかし彼にその言葉が届くことはありませんでした。
「――」
「いや! お願い起きてよ! 傍にいて良いから! ずっと傍にいていいから!」
「――」
「だから、はやく起きてよ……」
「――」
だってもう彼は事切れていたのですから……
最終更新:2010年05月25日 00:52