慧音7
10スレ目>>474
「○○、起きろ、朝だぞ。」
聞き慣れた声に反応して目をあけると、そこには
既に着替えを終えた慧音が、布団の横に座る形で
こちらを見下ろしている。
「ん……おはよ。」
寝起きで動かすのも億劫だったその口でなんとか答える。、
「おはよう。」
慧音は笑顔で答えてくれる。
が
「………Zzz」
再度夢の中にダイヴする俺。(現在の心境→ 睡眠欲>けーねスマイル)
「この状況で二度寝するな!」
先ほどまでの極上スマイルから一変、
否応なしに布団を引っぺがされ、起床を余儀なくされてしまった
そんな朝
「疲れが抜けていないのか?」
寺子屋に慧音を送る道中、そんな事を聞かれる。
「…分かる?」
「ああ。目の下にカラスよろしく黒いクマができているし、足取り
もおぼつかない。さらにあくびを1分間に6回も連発されれば、分から
ない方がおかしいだろ。」
誇張表現が目立ったが、とりあえず俺はそこまでひどい様のようだ
「寝ているときのいびきもすごい音量だ。近所迷惑になるんじゃ
ないかと思えるぞ。」
「なぁに、ギシアン時の慧音の嬌声の音量には勝てんよ。」
「っ/////!!」
頭突きをくらって俺の脳はすっかり覚醒した。
そして慧音は俺を置いて、すたすたと足早に寺子屋に行ってしまった
俺も仕事場に行こう……
ちなみに俺の仕事場は力が全てを物語る場所で、常時ガタイのいい
あんちゃん達でいっぱいである。
元々運動神経が鈍く部屋からほとんど出ない俺は、3日坊主どころか
3分で逃げ出したくなった程だ。
その代わりに給金は高い。里の中で数ある仕事の中でも、上位に入る
くらいの収入が得られる。
なぜそんな場所で働くことにしたかというと、だ。
「よ、お疲れ。」
仕事が終わって寺子屋から出てきた慧音に声をかける。
「先に帰っていてもよかったのに。」
今朝の事をひきずっているのか、いつもと違ってそっけない
「そう言うなって。ところでさ、ちょっと付き合ってくれよ」
「……?」
不審な顔をしつつも俺に着いてきてくれる慧音。徹頭徹尾ご立腹
というわけでもなさそうだ
俺は慧音を人通りの少ない裏路地に連れて行く
「何故わざわざこんな人通りの少ない所で?」
慧音は平常を保とうとしている。が、動揺しているのは手に取るように
分かる。まぁ、これからすることを考えたら無理も無いか。
「人に見られたら恥ずかしいからな。」
慧音は小声で「な…まぁ…○○がどうしてもというなら…////」
とか言っているように聞こえたが、無視してポケットから箱を
取り出す。
「ん。」
そして渡す
「私に…?」
慧音は中の指輪を見て驚く。そして、これ以上の幸福があるのか
ってくらいに喜んでくれた
あんなむさ苦しいところで働き始めたのは……
慧音の誕生日にプロポーズするためさ
11スレ目>>263
○○さんの事好きですよね?
「あはは、やっぱり皆にはお見通しと言うわけか」
あれだけ露骨だと誰でも解ると思いますよ・・・当事者を除けば
「いやぁ、それは恥ずかしいな、少し自重しよう」
告白をして恋仲に成ろうとかは考えないのですか?
「確かに彼なら、好きでなくとも断る理由が無ければそういう関係にはなってくれるだろう、だがそれでは意味が無い」
と、言いますと?
「むしろ彼が私に惚れるぐらいではないと意味が無い、私は彼に夢中だからな、見事なまでの両想いが達成されるわけだ」
ではその思いを伝える予定はないと
「私からは、な・・・彼から言ってくれば私もだ、と応えるつもりだよ」
待ち続ける、という事ですか
「いや、待つと言うより無理矢理待ち合わせまでこじつけると言うか・・・惚れてくれるのを待つのではなく惚れさせるのだからな」
その間に他の女性に取られたらどうするつもりですか?
「それは私に魅力がないということだ・・・諦めるしかないのだろう」
結構あっさりですね
上白沢慧音さんの事好きですよね?
「ああ、その通り、俺は慧音を愛してる」
その想いを伝えるつもりはないのですか?
「今のところ無いな、慧音の方から恋仲になりたいというような告白があれば喜んで応じるが」
つまりいつまでも受身の姿勢で待つと?
「ああ、アイツが俺に惚れて向こうから告白してくるのを待つさ」
…ホントに似たもの同士というか・・・同類ですね
「ん?何の話だ?」
話を戻しますが、慧音から告白してくれば見事なまでに両想い達成されるとか考えてます?
「おお、お前サトリか何かか?まさにそうだよ、いや恥ずかしいなこりゃ」
そうですか・・・最後に一つ、○○さんは断る理由が無ければ女性を拒まないと聞きましたが
「あー・・・確かにそうだ、断る理由が無ければな」
ではここで私が貴方を求めたとして・・・応えてくれますか?
「うむむ・・・残念だが、今の俺には断る理由ができてしまっている」
慧音さんですか・・・
「ああ、今はあいつの事以外は考えられないからなぁ」
そうですか・・・それでは取材にご協力いただきありがとうございました
「おお、気を付けて帰れよ天狗娘」
後日この事が記事になるのだがそれはまた別の話
11スレ目>>516
12月26日
外の世界ではクリスマスの後日。
しかし元々和色が強い(と思ってる)幻想郷ではクリスマスなんてどこ吹く風。
一部ではずいぶん騒がしかったり荒れたりしていそうではあったが俺の回りもどこ吹く風。
……だと思う。俺だけ集まりに呼ばれてないわけではないと思う。
みんな正月の方に力入れるんだろ、きっと。
そんなことを考えながら日課の乾布摩擦。
あばばばば、寒い。
体も心も。
「本当は俺以外の里の方々で宴会でもしてたんだったりしてー」
ゴシゴシ
「まじで」
ゴシゴシゴシ
「うそだと言ってよ、ブアァーヌィー!」
ゴシゴシゴシゴシ
「バーニィ誰やねん」
ゴシゴシゴシゴシゴシ
「あぁ、もう、あまりの寒さと寂しさに一人二役なんてやってしまった。
こんなのだから俺って避けられてる(気がする)んだよ、俺のバカ!バカ!」
「おはよう○○、楽しそうだな」
はっ、この声は!
独り言を言ってる間に接近しているのに気づかなかったとは、不覚。
振り向きざまに気をつけの姿勢、そしてお辞儀
「おはようございます!きゃいっ、上白沢先生!」
噛んだ。
「今日も精が出るな、元気でよろしい」
「ありがとうございます!いってらっしゃいませ!」
……あぁ、今日も先生とお話しちゃったぁ♪
何を隠そう乾布摩擦を始めた理由はこんな邪な理由なんだよぉー!
家の前に出て乾布摩擦をしていれば寺小屋に行く先生の進行ルート上に重なるわけだ。
我ながら完璧な作戦だ。
「あぁ、幸せってこういうのかぁ」
「いやいや、違うよ、それを感じるのは速すぎるよ音速とかそんなレベルじゃないよ」
「いやいやいや、俺は今幻想郷で一番しあわ…せぶしゅっ!」
一人ごちてる間に大分体が冷えてしまったようだ。
今日はもう先生も通り過ぎたことだし、また布団に入って寝ちゃえ。
思うが速いかすでに俺の体は家の中、寝室に向かってスキップ。
脱ぐ必要はないけど布団にルパンダーイブ!
「ほあああ!バカ、冷たい!」
すっかり自分の体温も抜け、冷え切った布団からあっという間に出てくる。
うぅ、外より布団の中に入るほうが寒いとは思わなかった。
もう今日はいいや、すっかり目が覚めてしまった。
そうだな、日も昇りきった頃に出かけようか。
里の人に先生と会話したことを自慢しに行くのだニョホホホ。
11スレ目>>597
慧音先生と個人授業
先生は分からなくなったとき詳しく教えてくれるけど
それ以外のときは後ろに立って勉強姿を見ている
あぁ、先生に見られてる、ハァハァ
そんな時、答えの間違いを指摘され後ろから
慧音「ん、ここは違うぞ。」
その時、先生の豊満な胸が私の顔のすぐ隣に…
先生は問題の説明に夢中
そ~っと、手を伸ばす。
指先が胸の先端に軽く触れた瞬間
慧音「お、お前!何やってるんだ、勉強中だぞ!」
顔を紅く染めながら怒っている先生、かぁぃぃ。
慧音「悪い子にはお仕置きだ!尻を出せ!」
え?まさか、掘ってくれるの?
うっほほ~い。やったぁぁ。
と、思ったら
慧音「悪い子にはお尻ぺんぺんだ!」
そ、そんなぁ。掘ってもらえると思ったのにぃ。
パ~ン、パ~ン・・・
「せ、先生、こんなの嫌です。」
慧音「嫌じゃない!勉強中に変なことしようとした罰だ!」
「ち、違うんです。私…は。」
慧音「何が違うと言うんだ?」
「わた、私は、先生に、ほ、掘って、ほ、ほ、」
慧音「何だ?ハッキリ言ってみろ。」
「わ、私は先生に…ほ、掘って…もらいたい…。」
先生の手が止まった
慧音「え…あ…お、お前、な、な、ん、あ…。」
顔が真っ赤になって言葉につまってる。
慧音「‥‥‥ん、ん~…。」
後ろを向いて落ち着こうとしてるが目に見えて余計に慌てている
慧音「ん…う、お、お前の気持ちも、わ、分からんで…も、って私は何を言ってるんだぁ!
あ、うぅ、そ、それに、今日は、まん、満月じゃ、って、あわわわわわぁ…。」
そうとうパニックになってる。
慧音「お、落ち着け、落ち着け、せ…せいと、生徒の前では、生徒としての、あぁ違うぅ。
せ、先生としての門限…じゃなくて威厳を見せ付け…は言いすぎか、見せなくては。」
慧音「と、とにかくだ。今日の、べ、勉強は、あ…う…お、終わりだ!
つ、次は、満月、満月満月。満月の日にでも、あ、う、う、う、うわああぁぁん。教師失格だぁぁ!」
泣きながら帰ってしまった…。
あぁ、掘ってもらえなかったけど
あんな先生もかあぃぃなぁ。
次はちゃんと満月の日に教えてもらわないとね。
11スレ目>>667
○「慧音、俺の為に、毎日味噌汁を作ってはくれないだろうか?」
慧「……馬鹿者。味噌汁などとうの昔から毎日作ってやっているだろうに」
○「ああ、それもそうか。それじゃあちょっと訂正だな。
共に生きるという歴史を、慧音と作っていきたい。これまでも、これからも、ずっとだ」
11スレ目>>999
「好きだ」と言うことは実に容易い事だと思うんだ。
”友愛”と取れるからね。人間は往々にして大事な局面でさえも、
こうした打算を無意識下でしていることが多いんだ。本人さえ気づかぬ内に、ね。
「愛している」「ありがとう」という言葉も、心さえ込めていなければ気軽に言える。
ただ、その二つの言葉を、本心から面と向かって伝えるのは、
とても難しく……そして勇気がいることなんだ。
だから敢えて、今ここで言うよ。
慧音、君の事を愛している。
今までありがとう。そして、これからもよろしく。
12スレ目>>999
1000への掛け橋を俺と埋めよう、慧音
最終更新:2010年05月27日 00:03