慧音9
うpろだ1450
神無月も半ば。
壺中の天地、幻想郷に迷い込んでから丁度季節が一巡した。
そろそろ一着だけ持っている厚めの上着が恋しくなって、早めの昼食を済ませた後家に一棹だけある箪笥をひっくり返す。
しかし出てくるのは夏に着たなりの薄着やら、外へ出向く用のしゃんとしたしわの無い和服。
終いには下だけしかない学生服が出てきた。
何処へしまいこんだか、どうやら脳味噌がありかを勝手に消し飛ばしたらしい。
「おい○○、居るか」
今年は諦めようかとそこらに放りっぱなしの服を畳み始めた時、戸を引いた音と共に朝にも聞いた声が玄関先から居間へ届いてきた。
声の元へ向かうと少しへんちくりんな帽子を被っていて銀髪、地は藍色で、胸元には赤いリボンが結ばれた服を着た女性が立っている。
「あれ、慧音さん。何か用ですか?」
「今朝ちょっと言い忘れた事があってな……」
今朝に何か言い忘れたこの人。……正確には人というか、半獣。
名前は
上白沢 慧音と言って何かとよくしてもらっており、頭が上がらない。
特に自分が里でも隅の方にあるこの空き家に住めるよう都合を合わせてくれたことには、感謝してもし足りない。
その恩もあって今は時々慧音さんが教鞭を執る寺子屋の手伝いをさせてもらっている。
「今日はまた人手が欲しくてな、もし手が空いているなら……」
「わかりました、準備もありますから先に寺子屋の方に戻っていてください」
「あー、私も手伝おうか? ○○」
少し脇を見てから心配そうに慧音さんが眼鏡をかけている自分の顔を覗きこんだ。
凛々しい顔と澄んだ瞳がとても魅力的で、もう何度も会っているのに未だ緊張する。
「いえ、それよりそろそろ子供達も来る時間でしょうし」
「……そうか、じゃあなるべく早く来てくれ」
慧音さんが玄関から出たのを見送った後、さて身支度と洗面所で色々整えて居間に戻る。
そして無造作に放りだされたままの惨状を見てから、覗き込まれた意味を履き違えた自分が少し恥ずかしくなった。
「すみません、慧音さん」
「いや、もう過ぎたことだ」
とぼとぼ帰路につく慧音さんの顔はいつもの凛々しい表情に戻っていた。
帰り道があまり変わらない自分と慧音さんは、他愛も無いことを話しながら途中で分かれて……
というのが手伝いのあった日の常であり、今は楽しみでもある。
「まったく、マセた子の扱いには困る」
「たまにいるんですよねぇ。あることないことばかり言う子」
「○○もへらへらと笑っていないで否定してくれ、あれではまるで……」
「すみません、口下手なもので」
――事は一刻ほど前に遡る。
慧音さんが期限を明後日に設けた宿題を三枚ほど出したときだったか。
自分の下に一人の生徒さんがやって来て「慧音先生と仲がいいなら説得して宿題を減らして欲しい」と懇願してきたのだ。
当然それは出来ないと言ったし、慧音さんも自分の為にならないと強く否定した。
しかしどうやらその生徒さんは昼頃に慧音さんが自分の家に来ていたのを見ていたらしい。
「あれってつまり、そういう関係ってことじゃん!!」と教室の他の子全員に言いふらしてしまったのだ。
慧音さんの顔を真っ赤にした必死の弁解も糠に釘で、結局生徒さん全員を帰らせるまでに宿題が二枚に、という事態にまで陥り――
いつの間にか目前に慧音さんの家が迫ってきていた。
一層冷たい風が庭先の立派なイヌマキの木や自分の背中を押すと急に鳥肌が立ってきて、まだ片付けていない服のことが思い出される。
「じゃあ、僕はこれで。また何かあったら」
「ああ、また……あ、その、待ってくれ」
何ですか、と慧音さんの方を振り返るとまた顔が赤色に戻っていた。
「今晩はその、寒いし、一緒に、鍋でも食べないか?」
俯き加減の林檎顔で自分にそう言ってきた慧音さんがいつもとは違う。
可愛いかかっこいいか、と言われると理知的でクールというイメージを慧音さんに対して常に持っていた。
が、この慧音さんには可憐とかそういう言葉の響きがよく似合っている。
嫌か、とさらに追い討ちをかけてきたが、もちろんふいになどするはずも無く。
「じゃあ、まだ家の片づけが残っているんで、それが済んだら」
「やはり手伝ったほうがいいか? アレ」
「いえ、服ぐらいで慧音さんの手を煩わせるわけには。それに夕食の準備もあるでしょうから」
別れ際の一瞬、視界にこちらを見て穏やかな笑みを浮かべる慧音さんが映りこんだ。
ようやく服を全て箪笥にしまいこみ、ついでにと掃除も終わらせた頃には逢魔が時を少し過ぎていた。
帰り道の誘いに乗っていた自分は慧音さんの家にあがらせてもらい、食卓のある部屋へと連れられる。
すでに卓の中心には鍋、その横に茶碗と小さな器がそれぞれ二つ、箸が二膳。そしてポン酢。
鍋の中には骨のついた鶏肉、キャベツ、シメジ、エノキ、星型に切られた人参が少々……と、今宵は水炊きらしい。
「遅かったな。もう冷めてしまいそうだぞ」
「すみません。あ、これ少ないですけど、具に付け足してください」
「悪いな、気を使わせてもらって……○○も大変だろう?」
「でも、食べさせて貰うだけっていうのは何だか気が進まなくて」
「律儀だな、○○は」
「慧音さん……」
一瞬変な間が開いたが、自分の腹に潜む虫の催促の音がそれを閉じてしまった。
さあ座ってくれ、と微笑みながら慧音さんは自分の背中を押し、自分とは九十度の間隔を取り、敷いていた座布団に座る。
慧音さんが手を合わせたのを合図に自分も手を合わせ……
「「いただきます」」
後片付けの手伝いをした後、久しぶりの満腹に眠気が起きだしたのか。
気づいたころには庭先からの月明かりだけが部屋を照らし、自分は円卓に突っ伏していた。
背中の外側には厚めの毛布、内側には探していたあの上着が乗っかっている。
ふと縁側を見やると藍色の服と銀髪が淡い光に照らし出された後姿が座っていた。
文学とかいった物にはほとほと縁の無い自分では、陳腐な言葉しか浮かばないのがもどかしい。
「慧音……さん?」
「ああ、起きたか」
「どうやら眠っていたみたいで……」
「あんまり熟睡していたようだから、起こすのは気が引けてな」
慧音さんに振り向かれたまま右手でぽんとこちらに来るよう促されたので、誘われるようにして腰を下ろした。
そのまましばらく互いに一言も交わさずただじっと青暗い空に見ていて、そのまま動かない。
あのイヌマキの枝々の間から明け透けにこちらを覗き込む立待月を、自分もまた覗きかえした。
西への傾き加減から見て、おおよそ今の時刻は丑三つ時から大体半刻過ぎたくらいだろうか。
「綺麗、ですね。ここの星は」
「向こうはそうでもないのか」
「自分の元いたところは街の近くで、夜も昼も関係無しですよ。
その街明かり自体を楽しむ、という趣向まであるくらいですから。『百万ドルの夜景』とか」
慧音さんはこちら側に顔を少し傾けたまま、黙って自分の話を聞いていた。
「だから、こんなにもはっきり星が見えるなんて……」
「意外に○○はロマンチストなんだな。あまりそういう顔には見えないが」
「はあ、顔に似合わないですみません」
「冗談だ、冗談」
見るには外の世界でも苦にならない冬の三角形やオリオン座はもちろんのこと、冬の六角形や一角獣座もそうだ。
どの星座も外とは比べものにならない程はっきりと見えて、改めて本来の夜暗というものを感じれる。
また、縁側に寝そべりながら眺めるとその他多数の名も無き星が、夜空の輝かしさをより一層盛り立てているのもわかる。
「慧音さんはまだ寝ないんですか」
「ん、ちょっと寝つけなくてな。それに明日、寺子屋は……いや、今日はないからな」
薄れ行く意識の中、その後の慧音さんの言葉には生返事だけをずっと繰り返した。
最初に感じたのは、妙な暖かさ。
特に顔の左半分がそうで、それと一緒に弾力性のあるどこか懐かしい感触が頭を支えているらしかった。
反対に右半分には……手?
「起きたか」
母性を感じさせるような柔らかい声が真上から落とされて、一瞬で自分の置かれた状況を把握した。
「あの、慧音さ」
「いい。そのままじっとしていろ」
慧音さんの小さくしなやかな右手が頬を撫でる。
時々手を翻して甲で撫でたり、髪の毛を指で梳いたりとまるで人形の様に扱われている感がある。
……心地良いことには、変わりないのだが。
ふと探していた上着が何故この家にあったのか、という疑問が浮かんだのと同時に慧音さんが口を開いた。
「○○、あの服を探していたんじゃないのか?」
「……どうしてそれを?」
「お前が私の家に二度目に来た時だったか、『お願いします』と言って私に預けただろう。もう忘れたのか」
ああ、そうだった。
慧音さんが偶然上着のほつれを見つけて、直したら返してやると言っていたのを。
自分はあまり気にしなかったのでどうでもよかったのだが、慧音さんがみっともないと言って聞かなかったのを覚えている。
もう半年くらい前の話だろうか……。
「でも直したら返してやるって言っていましたよね。そんなに時間がかかったんですか」
「別に直すのに時間がかかったわけでは……」
慧音さんも忘れていたでしょ、と出任せのつもりが、無言で頬を抓り上げられた。痛い。
「なあ、○○」
なんですか……
「これからも、寺子屋を手伝ってくれるか」
へぁ……
「これからも、晩飯を食べに来ないか」
うぃ……
「……一緒に、ならないか」
はぃ……って
「えええぇぇぇっ!?」
「お前、今まで真面目答えていなかっただろう」と今度はこちらが隙を突かれ、一気に覚醒状態へと引き戻されて跳ね起きた。
それは、そういう意味ですか、と聞くに右手で紅葉でもくれるかと思ったが、例の林檎顔の額で鼻がさいた。色は言わずもがな。
それでは本来的な意味ですか、と聞くに一人者でいるよりも私と一緒では駄目か、と問いを問いで返されて……。
自分には、最初から迷う術がなかった。
「○○せんせい、さようならー」
「今日の宿題は忘れずにね」
「はぁーい」
今日の寺子屋は誰一人寝ずに終え、慧音さんも満足顔が隠しきれていなかった。
だが手伝いに来ているだけで、今でも自分のような者が先生と呼ばれるのは釈然としない。
これならもっとまともに勉強して……いや、それならこの世界には来ていないし、慧音さんとも……か。
生徒さん達を見送ってから教室に戻ると、入ってすぐ右手の机の下に一枚だけ墨のついた紙が落ちていた。
大きさや内容からして多分一昨日に出した宿題だろう。
子供ながらなかなか達者な字で、答えもすべて合っている。
「慧音さん、コレ、誰かが落としたままでしたよ」
「ああ、一枚だけ見つからないと思ったら……。ありがとう」
奥の部屋の机に座っていた慧音さんの横には、すでに採点済みの用紙が置かれてあった。
渡した紙を見てから「これは採点の必要がないな」と聞こえたので、まあ、当たり前だろうと納得していた。
だが気づいたときには大きなバッテンが書かれ、達者な字は見る影もない。
「ちょ、これ全部正解ですよ!?」
「よく見ろ、○○」
慧音さんの指が指し示すところには……何もなく。
はてと思って他の子がやってきた宿題と見比べると、同じ場所には見覚えのある三、四文字程度の字の羅列。
ああ、これは駄目だな。
自分にもその経験があって笑うに笑えない。
「こういうものは、ちゃんと書かないとな」
「そうですね」
「ところで婚姻届の準備はしたか? まあこっちにもあるから、何時でもいいが」
「ええ…… え?」
慧音さんに意味を問いただすよりも早く口を塞がれてしまった。
左手で腰を、右手で後頭部を、そして口で口を捕らえられた自分には何もできず。
客観的には数秒くらいかもしれないが、自分にはいくら経ったのかわからなかった。
「……っはぁ、こっちの準備も、できていなかったみたいだな? ○○」
「……いきなり、過ぎますよ」
「嫌、だったか」
「嫌なわけ、ないです」
自然と両手が慧音さんの両肩に置かれ、すべてを感情に任せようと力を加えた。
その刹那、人生二度目の衝撃を今度は顎にもらい、暫し悶絶。
今はここまでだ、と慧音さんの要望で婚姻するまでは決して交わらないと約束した。
「……しかし、結婚してからは大変だろうな」
「はい? それはどういう」
「……『律義者の子沢山』という言葉があってだな」
「…………け、慧音さん!」
この後、契りを結ぶまで散々生徒さんからの執拗なからかいを受けたのは言うに及ばない――
うpろだ1451
「けーねせんせー」
「ん?なんだ?」
「けーねせんせーってけっこんしないのー?」
「な!?…な、何を言い出すんだいきなり…」
「だってけーねせんせーびじんだしおかしいよ」
「うーむ、それはだなぁ…まぁ色々とあってな…」
……………………………………………………………………………………………
「慧音先生、歴史教えてください!」
「よーし、じゃあ歴史の全てを教えてやろう!」
「やったー!」
「…と、こういうわけで反乱が起きて…」
「せんせー? もう習った範囲は終わったよ…?」
「おっと、済まない」(つい熱中してしまった…)
「先生、歴史と関係無い質問しても良いですか?」
「おおう…? なんだ?」
「先生ってどんな男の人が好きー?」
「…!? 何の脈絡もなしに…」
「どんな人ー?」
「そ、そうだな…ありきたりな答えだが、優しい人、とか…」
「優しい人?」
「ま、まぁ今咄嗟に思いつくのはそのくらいだな…」
「わかったー!じゃあ僕、優しい人になる!」
「…へ?」
「それで将来、先生のお婿さんになるー! 先生を幸せにしてあげるんだー!」
「…そうか…まぁ優しい人になりたいって事は良い事だな…」
「先生、顔真っ赤だよ?」
「そ、そういう事は指摘するなっ!」
―――それから10年後―――
「お、慧音…久しぶりだな…」
「ああ、○○か…また随分と見ない内に大きくなったなぁ、私よりも背が高いじゃないか」
「ま、それだけ時が経ったって事だな…
しかし慧音、お前は相変わらず…何というか…綺麗、だな…可愛いし」
「むぅ…いきなりそんなこと言われても困るぞ…///」
「いや、やっぱり慧音は何か魅力的だ…何故か惹き付けられる…
あの頃からそうだ…変わらないな…」
「変わってないと言われるのもなんだか複雑だ…」
(もし俺なんかと一緒になっちまったら…俺は…)なでなで
「な、なでられるような年じゃないぞもう…」
「そう言ってるお前が本当に可愛い」ぎゅーっ
「って抱きつくな! …ったく、仕方無いな…」
「見た感じ慧音の反応は面白い」ぐりぐり
「だ、だからやめるんだ…」
「どんな人と一緒になるんだろう、気がかりだ…」
「私は別に…」
(しかし人間である俺は慧音よりもかなり早くに死んでしまう。
愛する人を残したまま死ぬのも、愛する人を先に失うのもつらい…
何故人間の神はこんなにも非情なのだろうか…お陰で慧音に告白しづらいんだよなぁ…)
「ん?どうかしたのか…?」
「…慧音、もし俺が…慧音の事、好きだって言ったら…どうする…?」
「…わかってる、昔からそんな事言ってたのをしっかり覚えているぞ……先生として私も好きだ」
「…だよな、例え俺が本気で愛しt…いや、やめておこう…これで良いんだ…
あの頃に比べて俺は大人になった。大人になってしまったからこそ、気づいてしまったのさ…
いずれ俺が先に死んでしまって、愛する人を悲しませてしまうのなら…いっそこのままで…
…っと、どうやら帰りの乗り物が来たようだ。…じゃあな……まら、会えたら……
…はぁ、何でもない、ぜ…」
(くそ…こんなにも胸が苦しくて辛いのに、成す術がない…
でもこれで良かったんだ、これが最善の策なんだ…これで、俺は…)
「あ、ああ…さようなら…またいつか会えるぞ、私はいつでも待ってるぞー」
「…なんで私はあんな事を言ってしまったのだろうか
どうして私は…
……また、会えるよな…
その時は…
…私は待ってるからな、○○…」
しかし○○が慧音のもとを訪れる事はもうなかった。
慧音が○○を捜しに行っても、もうどこにもいなかった。
……………………………………………………………………………………………
「…という夢を見たんだ、霊夢」
「そう…」
「これは一体なんだろうな、わかるか? 霊夢」
「うーん…もしかしたら、誰かの歩んだ人生なのかも…」
「誰かの歩んだ人生…? まさか前世…とかな」
「かもしれないわね」
「………」
「………」
「…行って来る」
「…お幸せにね」
俺は人里へ辿り着いた。
ある人物――正確に言うと人ではないが――を捜す為に。
そして見つけた、途端に心臓が激しく脈打った。
「はぁ…最近の子供は一体何を考えているんだ…」
向こうはまだこちらに気づいてない。
全身が、早くしろ、早く声をかけろ、と、訴えかけてくる。
「…昔を、思い出したな…」
過呼吸になりそうで、死にそうだ。
俺は、深呼吸をして少し落ち着かせてから慧音に話しかけ…
「あ…」
慧音は俺が話しかける前にこちらに気づいた。
しばらく流れる沈黙…俺の口が自然と動いた。
「久しぶりだな、慧音」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
慧音はいきなり泣き出した。
俺はあわててかけより、慧音を支える。
「ちょ、慧音!? 大丈夫か…?」
「う…ひっぐ……だ、だいじょうぶじゃない…」
「参ったな…どうしようか…」
「ち、違う!悲しいんじゃないぞ…う、嬉しいんだ…!」
「な…に…?」
「待ってた、ずっと待ってたぞ…!」
―――そうか。
あの夢は本物だ。
俺はつらくて二度と慧音と顔をあわせられなかった。
だから慧音を訪ねる事はできなかった。
しかし、今度は逆に慧音が訪ねてきた。
俺はほぼ反射的に、身を隠して、逃げたんだ。失踪したんだ。
――後悔、したんだ。だからあの夢は俺に知らせてくれた。
次はそんな事ないように、と。
今俺の腕の中にある、暖かくて、簡単に壊れてしまいそうな柔らかい身体は寂しさにずっと耐えてきたんだ。
濃い焦がれた相手がいなくなる、という事を、もう慧音は経験したんだ。
俺が幸せにしてやらなくてどうする、今度はずっと一緒にいてやるんだ。
この身が、朽ちるまでな。
慧音が身をすり寄せながら耳元で呟いてきた。
「会いたかったぞっ…!」
―――――fin.
最終更新:2011年06月24日 23:26