輝夜2



5スレ目>>691


「姫様、もう我慢なりません。私めに五つの難問をお与えくださいまし」
「・・・貴方、永遠亭の小間使いの分際で何を言っているの」
「身の程知らずは承知の上、私めは諦めきれませぬ!」
「そう・・・」

姫様、その目に少し悲しげなものを浮かべた
あああ、そんな姫様もたまらない、まずい鼻血が

「じゃあ、まず手始めにTHE地球防衛軍2の難易度IMPを全クリアお願いね」
「・・・姫様は御自分でクリアなさる主義ではないのですか?」
「できないの」
「今なんと」
「私でもクリアできないの。だからお願い」


5スレ目>>722


例の難題に挑戦して1年を経た。
まだ半数以上のステージがクリアできずにいる。

5年が経った。
姫様が2Pで一緒にプレイしてくださるようになった。
姫も愉しそうだった。これはこれで幸福だった。
だがいまだに20を超えるステージが未クリアのままだ。

10年が経過した。
後半のいくつかのステージがいまだにクリアできなかった。
だが
私にはもう何の悔いも残っていなかった。満足してしまったのだ。

「姫様、もう私めも三十路になりまする。動体視力ももはや限界、
どうやら私の挑戦は蛮勇に過ぎなかったようです」
「何を言っているの?」
姫は、冷静な声と裏腹に、頬を少し赤くして、こう仰った。
「貴方、こんな愉しい暇潰しの相手を私が捨てるとでも思ってるの?」
「姫?」
姫が私の顎を手に取る
「貴方は永遠に私のゲーム相手。永遠に、SMASH!!され続ける運命。
 永遠に、ボコスカウォーズでコテンパンにのされる運命。
 永遠に、貴方のヨッシーは私のクッパを追い抜けない。永遠に―」
私の頬に何か熱いものがはしった。
「はい、姫様。仰せのままに」


6スレ目>>243


不吉な大鎌を持つ少年。
それに対峙するはイビツな剣を持つ、凶々しい姿の女性。
『ああああ!!』
女性は叫び声を上げる。
左腕に黒い斑点が現れ、腕が伸びた。
分裂しながら少年に迫る漆黒の魔手

その軌道を見切った少年は、バック転に合わせ身体を捻って回避する。

―― そして第二波

別の方向から伸びてくる漆黒の腕は、着地直後の少年を襲う!

『せいっ!』
しかし、少年はそれすらも鎌を振るって回避!


そして―― !!

◆◇◆◇◆

「あ、フリーズした」

PS2(初期型)が不気味な音(ガリガリガリ)を起てると同時に、テレビの画面が固ま
った。

「あああ!!……私の数時間の、苦労が」

俺の隣で艶やかな黒髪を乱し、口から半分魂が出かかっている少女は輝夜さん。

俺がお世話になっている永遠亭で、一番偉いらしい。が、全くそうは見えない。
結界の外からやってきた俺が、何故永遠亭にお世話になっているのか。

迷いたての俺は妖怪に襲われて竹林でズタボロになっていた所を、八意永琳と言
う巨乳!美人!!女医!!!さんが発見したのが始まりだ。
永琳さんいわく「私の前で死者は出させない!(あとでモルモットにしようかしら)
」らしい。
今時珍しい熱血な女医さんだ。

その後、色々あったのだが、決め手になったのはゲームだった。
輝夜さんにゲームを提供する代わりに、永遠亭でお世話になる事になったのだ。

提供出来なければモルモットなんて言われてはいない。
……ホントダヨ ?
ボクウソツカナイ


「そろそろ買い替えるべきなんじゃないですか ?PS2」
いつの間にか布団の敷いてふて寝しているぐうたら蓬莱人。

「う゛ー…。あるとしたら香霖堂だけど。……確実にあるかっていうとね」

布団の中をモソモソ動く姿が妙に可愛く感じるのは何故だろう?

「(巨乳!金髪!!美人!!!な)紫さんに横流ししてもらってはどうでしょう。
明日の宴会にでも頼めば、三日後には届くと思いますよ」

「……そうね。じゃあ、それまでは.〇ackは中断。R〇するとして ―― 〇〇」

「はい ?」

「どうしてあなたは布団の中に入ってくるのかしら?」
そう言いつつも、拒否はしない輝夜さん。
互いの体温が暖かくて、布団の中では調度いい。
「布団の外は寒いんですよ。特に、冬は」


「そんなものかしら」
「そんなものです」


6スレ目>>262


○○「な、なぜ永遠亭出入禁止を食らわなければならないんだ!?」
輝夜「自分の胸に聞いてみなさいっっ!」
○○「ま、まってくれ輝夜!俺はただ、当時のプレイヤーからすれば
   “あたりまえのプレイ”をしただけだぞ!?」
輝夜「(#^ω^)ビキビキビキ…」

数ヵ月後、おれ出入禁止こそ解かれたものの、
ガチプレイにもかかわらずてるよの『まえだ』一人に
全種目優勝を持ってかれるという屈辱を味わうのであった…


6スレ目>>840


――姫様は、とてもとても落ち込んでおられました。
本当はとても大好きな○○さんに赤石をぶっ放してしまい、幸い大事に到らずに済んだものの、
それ以来お二人の間にはちょっと距離が開いてしまいました……といっても、互いにその件のことを気にしているだけのようですが。
今日も姫様は自室で体育座り。そんな姫様を心配し、策を持って来るのは我らがお師匠様です。
「姫、実は(かくかくしかじか)という訳で、彼に私の弓を使ってもらってはいかがでしょう」
「え。で、でも……」
「姫様、相手の気持ちを知るのは怖いかもしれません。
 ですが、そのままでは姫は一歩も進めないまま時間だけが流れてしまいます」

そんなこんなで姫様は言いくるめられ――じゃなくて慰められ、○○さんは弓を使うことになりました。
ある晴れた日のこと。永遠亭の庭で、○○さんは上空目掛けて弓を引きました。
もちろん、物陰から姫様が心配そうな眼差しを向けているのは言うまでもありません。
「さ、撃ってみて頂戴」
「弓なんて使ったことないですけど……まあ、やってみます」
その大弓から放たれた閃光は――あろうことか上空で急激な弧を描き、何と姫様の方へと向かったではありませんか!
「え、え!?」

幸いにも姫様は蓬莱人、大丈夫なことは大丈夫でした。

「永琳。私も見てたけど、さっきのって」
「博麗の巫女の――ホーミングですね」
「じゃあ、じゃあ――!」
「……先程の件に関して、彼が謝罪したいと言っていました。今からお連れしますので、しばらくお待ちください」

――お師匠様の弓は、姫様にほんの少しの勇気をくれたのでしたとさ。


6スレ目>>977


なんだか外がやたら騒がしいから、輝夜に
「外が騒がしいから調べてこようか?」
って聞いたら
「貴方が行っても何も解決しないでしょ」
って言われた。
苦笑いをしながら否定できないでいたら
「だから、ずっとここに居なさい」
と微笑んで言ってくれた。
今は一緒にお茶をしている。


7スレ目>>195







変な天気だ。
この時期になって、真冬のような雪。
一日中降り積もった粉雪は、今、月明かりを反射してキラキラと輝いている。
本当は、戸締りは兎たちの役目なのだが、
この寒さ、兎も炬燵で丸くなり、仕方なく俺がやる羽目になった。
そんな矢先。
縁側に一人、佇む影があった。
俺の恋人、蓬莱山輝夜。
右手を柱にかけて、永遠亭の庭に積もった処女雪を眺めている。



「ねえ」

不意に声がかかった。
どうやら、足音からか、俺が近づいてきたことを察していたらしい。

「私と恋人になったこと、後悔してない?」
「なんで?」

驚くより先に、その声が出た。
輝夜がそんなことを思っていたなんて。
だが、輝夜は謡うように続ける。

「雪は解けるからこそ美しい。
 月は欠けるからこそ美しい。
 花は散るからこそ美しい」
「ならば、けっして欠けることのないこの身は、
 なんて――、醜いのかしら」

輝夜は、俺に背を向けたまま、
両手で自分の体を抱きしめるような仕草をした。
よく見ると、体が小刻みに震えている。
長い髪が裳に触れて、小さく音を立てた。

「そんなことはないさ」

俺は彼女に近づくと、
その小さな体を、後ろから抱きしめた。

「輝夜、お前の美しさは、確かにそういう儚い美しさじゃないかもしれない。
 そう、お前の美しさは、
 何千年も人の分け入らなかった霊峰で、
 何万年もの時を過ごしてきた、荒々しいご神木のような、
 そんな――、神秘的な美しさ。
 見たものを魅了してやまない、人智を超えたところにあるもの。
 だから、そんなに気に病む必要はないんだ」

いまだ振り向かない彼女の長い髪を、
右手で軽く、くしけずる。

「あなたは――」
「ん?」
「儚い美しさでなくて、本当にいいの?」

その言葉に、俺は返すことなく。
彼女を強引に振り向かせると、右手を輝夜の顎に添え、
静かに、唇を重ねた。

「ふふっ」
「輝夜?」
「なんだか、心配していたのがバカみたい」

そう微笑みながら、俺の腕の中で、
涙を指でそっと弾く、輝夜。

「ねえ、もう一度キスして」

そして、
彼女はその形のいい唇を突き出して、眼を閉じる。

「はいはい、お姫様の仰せのままに」

先ほどと違い、自分で顎を上げているので、
右手を輝夜の髪に添えて、唇を交わす。

転瞬。
彼女の舌が、俺の口内に浸透してきた。
とっさのことに、慌てて唇を離す。

「あー、離したー」

悪戯っぽく、でも不満そうに、
俺の方を見上げる輝夜。

「だだだだだって、おおおおお前」

動揺する俺の唇を、
輝夜は、人指し指で軽く押さえる。

「どんな木でもね、水分と言う潤いが必要なのよ。
 だからね――」

彼女は指を離すと、もう一度、その唇を突き出す。

「私に、頂戴」

眼を瞑り、こちらの唇を待つ輝夜の姿に、
一つ、唾液を飲み込む。

そして、キス。
深く浸透してくる輝夜の舌を受け止め、俺も彼女の口内へと侵入する。
舌同士で、深く繋がり合う俺たち。



一つの影を、月明かりだけが照らしていた。



7スレ目>>230-231>>236


   さて夜もふけたことだし妊娠しているのにも拘らず
  いまだにROしてる輝夜を寝かせないとな

  妊娠したらさすがの輝夜も規則正しい生活をするだろう

231 :名前が無い程度の能力:2007/04/22(日) 04:12:01 ID:cGnGCb3U0
  >>230を見て幻視した

  「う~、もう少し! もう少しだけやらせてー」
  「ダメだ、お腹の子に障るだろうが!」
  「だって~、しばらくは 夜更かし出来なくなるのよ。
  今の内に、やり溜めしておかなくちゃ…」
  「気持ちは分からなくでもないが我慢しろ!
  永琳さんからそろそろ危ないから夜更かしは程ほどにと言われただろう」
  「そうだけど~」
  「はぁ、頼むよ。子供もそうだけど お前の事も心配なんだよ」
  「…私はどんな事があっても死なないわよ?」
  「それでも心配なんだ!」
  「そう。…フフッ わかったわ」
  「そ、そうか」
  「だけど、いつもより早い時間だから少し目がさえてるの
  だから、安心して眠れるように一緒に寝て頂戴。お・父・さん♪」
  「ハイハイ、了解しましたよ。お母さん」

236 :名前が無い程度の能力:2007/04/22(日) 15:04:07 ID:9itDXCxU0
  >>231を見てさらに幻視しました
  「おい!いい加減起きろ!
   いつまで寝てるんだよ!?もう昼過ぎだぞ!」
  「う~まだ寝たりない~」
  「だから早く寝ろって言ったんだよ
   寝すぎもお腹の中の子に悪いぞ」
  「分かってるけど、どうしても今までの生活習慣があるから・・・」
  「はあ・・・これから子供も生まれてくるんだから
   しっかり頼むぞ」
  「・・・貴方との子供ですもの頑張るわよ」
  「頑張るだけじゃなくて成果も見せて欲しいんだよな・・・」


7スレ目>>294


牛乳をラッパ飲みしてるとウドンゲが白い目で俺を見ている
ウ「ラッパ飲みしないでコップについでのんでくださいよー・・・・」
俺「いちいちコップ出して飲むのメンドクセ。それに俺以外牛乳飲む奴殆どいないからいいだろ?」
ウ「まぁそうですけど・・・・」
あまり納得のいかないご様子。

姫「あー喉かわいたー。あら牛乳おいしそうね、私にも頂戴」
いつの間にか永遠亭の姫君輝夜さん登場。
そう言うと俺が手に持っていた牛乳を取りラッパ飲みする輝夜さん。

姫「ん~、ひさしぶりに飲むとけっこう美味しいわね」
ウ「コップについで飲んでくださいよ~・・・それに間接キス・・・・」
俺「そうですよ、俺はともかく一応姫何ですから。」
姫「あら?私はいつもコップで飲むわよ?」
俺「えっ?じゃー何でそんな飲み方を?」


「あなが口をつけたからに決まってるじゃない」


7スレ目>>311


月が綺麗だ、死ぬにはいい夜だと思わないか?
ん?死ぬのかって?
そうだな今日ここで人間である○○は死ぬ
でもその代わり蓬莱人○○が今夜生まれる
悪いなお前に内緒で永琳さんに蓬莱の薬作ってもらったんだ
これでずっと一緒だ、お前を遺して逝かなくてすむ
永遠に愛してる      輝夜


7スレ目>>617-618


   トントントントン、何の音?薬味のネギを切る音さ。
  ぐつぐつぐつぐつ、何の音?そうめん茹でている音さ。
  カラコロカラコロ、何の音?器に氷を盛る音さ。
  カチャカチャカタカタ、何の音?みんなのお箸を出す音さ。

  「ふー、こんな感じでいいかな。……さてと」
  茹で上がったそうめんを水に浸し、引き締める。
  最初は中の方が熱いから箸で、冷えたら手でよく揉む。全てのそうめんが冷えたら氷を入れた器に入れる。
  先に作っておいただし汁でつゆを薄め、ネギとわさびを小皿に添えて終わり。
  「姫様ー、__さーん。そうめんが茹で上がりましたよー」
  上の部屋でゲームをやってる二人を呼ぶ。……予想はしていたが、やっぱり降りてこない。
  まったく。呼びに行かなくちゃいけないなんて。二人とも手がかかるんだから。
  二階に上がる。……やっぱり__さんの家は階段が急だ。階段を上りながらそう思う。
  __さんの部屋の前に立ったとき、信じられない音声が聞こえてきた。

  「あ、ダメ!今はダメなのに!」
  「よく言うぜ。もうこんなになってるくせに」
  「だって、__がやれっていうから……」
  「それに俺だってもう我慢の限界だ。……いくぞ」
  「やだ!まだダメなの!まだ……あーっ!」

  「おいこらクソ__!うちの姫に何やっとるか!しまいにゃてめぇのケツに30mm爆裂徹鋼焼夷弾食らわすぞ!?」
  思わずアンチアーシアンモードで殴りこむ。
  「あーもう!回復弾いらないって言ってるのに!」
  「うるせぇ!2死しといてよくそんな台詞吐けるな!?」
  ……単にMHPやってただけでした。
  「特攻頼むって言ったのは__でしょ?……あら、イナバ?何の用かしら、そんな対化物用セミオート砲構えて」
  「だからって死んでいいとは言って……うお、物騒なもん構えんなよ」
  まさか『姫が襲われてるのかと勘違いしてました』なんて言える筈もなく。
  「えーっと、……早朝バズーカ……です」
  「今は昼だしそれはバズーカじゃなくてハル○ンネンⅡだ」
  黙ってろ人間(ヒューマン)。ウ○ディーミル食らわせるよ?
  「じゃなくて、お昼の用意が出来ました。下に降りて来て下さい」
  「へーい」
  「うーい」
  ああもう__さんに感化されて。……って、向こうにいた時も元々こんな感じか。



     *** ウドンゲッ ***

  何故私たちがこんなところにいるか、というと。
  ぶっちゃければ『姫様に求婚して成功したのはいいものの、向こうでの生活を忘れられない__さんのために私たちがこちらに移動した』な感じ。
  ……正直私としては地上の人間と結婚するなんてどうかと思うが。でも姫様は元々ここの生活にあこがれてたらしいし。
  ていうかー、なんで私まで幻想郷離れなきゃいけないんですかー。
  「んー、やっぱ夏は冷や麦だねぇ。そうだろうどんげちゃん」
  「鈴仙、です。それとこれはそうめんですよ」
  「おっとこいつはすまん。まあ腹に入っちまえば同じだろ」
  「同じじゃないですよ。……あー頭ふっ飛ばしてぇ」
  台詞の後半は二人に聞こえないようにポソリとつぶやく。……だって。
  「もー、__ったら無頓着なんだから。だめよ、それじゃあ」
  「いいじゃないか、輝夜。物の名前なんてお前以外はうろ覚えでいいんだよ」
  「やだわ、イナバが可哀想じゃないの」
  こんだけバカップルっぷり見せ付けられたら誰だってやさぐれるっつーの。あー熱い熱い(棒読み)。
  「……姫様。私、帰っていいですか?」
  「どこに?」
  そりゃ決まってる。幻想郷に、だ。
  「永遠亭に。……何か私、お邪魔みたいなんで」
  「無理よ。来た日から後一ヶ月……えっと、あと28日しないと来ないわよ、八雲の使い」
  「あなたの能力ですぐに28日経たせてください」
  「それは嫌よ。だって__と過ごす時間が短くなっちゃうじゃない」
  はいはいバカップルバカップル。……顔を赤らめる姫様なんて初めて見る気がしたがどうでもいい。
  とにかくこのピンク空間から抜け出す事が一番の最優先事項だ。……胃が痛くなってきてるのは気のせいかな?


うpろだ260



伝説のMMORPGゲーマー「てるよ」
イベントの開催や、サークルの運営など多岐にわたる活躍をしているPLだ。
彼女とパーティを組もうとしても、法外なレアアイテムを要求してくることで有名なPLでもあった。
ファンも多い彼女だが、誰もアイテムを用意できなかった。だが俺は用意して見せた。

それ以来、彼女とはよくPTを組んでいる。
語り口、反応の可愛らしさ、グラフィックと実用性のバランス。どれをとっても最高だ。

てるよ:ねぇ、○○。今度OFFで会わない?

○○ :いいねぇ、それじゃいつにしようか

てるよ:わたしは今すぐでも会いたいな。

○○ :ははっ嬉しいこといってくれるじゃないの

てるよ:女の子にヤマジュンネタはやめなさいって(笑)

○○ :ゴメンゴメン(汗) あ、でもてるよって何県に住んでるんだっけ?

てるよ:一昔前は月で、今は地球♪

○○ :いやいやプロフじゃなくって。OFF会なら待ち合わせ場所決めないと。

てるよ:そうねぇ、わたしは割とヒマだから○○の方に迎えを出すわ。

○○ :お迎えかよっ!どこのお嬢様だ(汗) あ、住所は前メールで送ったよね?それと会うのはいつがいい?

てるよ:さっき言ったじゃない。

永琳「姫がお呼びです 『ようこそ幻想郷へ』 そして 『さようなら常識の世界』」


………あるマンションの一室から、1人の男性が忽然と姿を消した。
争った跡はなく、何かを持ち出した形跡もない。
警察の調べでも理由は解明できず、単なる失踪と発表された。
ただ、彼のパソコンはMMORPGにログインした状態のままであった。
彼のパソコンには、最後の会話としてこのような言葉が残されていたという。

てるよ:ようこそ永遠亭へ。○○を永遠に愛し続けてあげるわ。


うpろだ395


幻想郷に来て早幾年。
最初は中々馴染まなかったここの生活も、今ではむしろこっちじゃないと落ち着かなくなった。
今更あっちに帰れるとも帰ろうとも思っていない。
なぜなら、俺にはこちらの世界で生涯を捧げたい人がいるから。
その人の名は蓬莱山輝夜。なんと、月のお姫様らしい。
ひょんなことから永遠亭のお世話になることになった俺は、何故か分からないが輝夜様に気に入られたのだ。
かく言う俺も、輝夜様を一目見たときから心奪われていたのだが。
まぁともかく、俺は輝夜様に自分の想いをぶつけ、輝夜様も俺の想いを受け入れてくれた。



そんなある日の永遠亭、夕餉の席にて。



その日もいつも通りの日だったと思う。
永琳先生の実験のお手伝いをしたり、鈴仙と一緒に薬草を探したり、
てゐに騙されたり、輝夜様と一緒にのんびり話をしたり。
夕餉の時間になって、皆が揃ったところで輝夜様がいきなりとんでもないことを言い出した。

「○○、イナバ、てゐ」
「はい」
「何ですか?」
「ニンジン~……っとと、何ですか? 輝夜様」

輝夜様に声をかけられたにも関わらずニンジンを貪るてゐ。
永琳先生に睨まれてすぐに向き直ったけど。

「私たちが幻想郷に来て幾百年……○○が来て幾年。
 月日が流れるのは早いわね」
「そうですね……僕も、ここに来たときのことをつい昨日のように思い出せます」
「……私は、あんまり思い出したくないですけど」

まぁ、鈴仙は事情が事情だからなぁ……。

「ここは永遠亭……いつまでも変わらぬ姿であり続ける場所……。
 だけど、変わってしまうものもある」

そうだよなぁ……慣れ、っていうのがあるんだろうけど、
つい僕以外の人がただの人間ではないことを忘れてしまう。

「特に、○○」
「はい?」
「あなたは月人でも妖怪でもない、ただの人間。当然、寿命も人並みにしかない。
 それは、イナバやてゐも同じ。○○ほどではないにせよ、いつまでも共にいられるわけじゃないわ」

……そう。輝夜様と永琳先生は、その昔『蓬莱の薬』という不老不死の薬を飲んでしまったらしく、
老いることもなく永遠の時を過ごすことになったのだ。
僕が想いを告げたときも、そのことは散々言われた。
あなたは私と共に生きられない、あなたは老いても私はいつまでもこの姿、それでもいいのか、と。
まぁ、僕の気持ちは変わらなかったが。鈴仙達から『蓬莱の薬』を飲むことを勧められたこともあるけど、
なんと輝夜様本人がそれを止めた。曰く、普通の人間の精神では永遠は耐えられないから、だそうだ。
ともかく、いずれ僕や鈴仙達は輝夜様と永琳先生を残して逝ってしまう。
だけど、何故今になってそんなことを言い出すのだろう?

「私や永琳の自業自得とは言え、時間を共にできないのは少し……そう、少し悲しいけれど。
 だけど、命の輪廻はいつまでも続くわ。たとえ今の姿ではなくなっても」
「輝夜様……」
「……はい……」

……なんだか、しんみりとしてしまったな……てゐも珍しく真面目な顔で聞いてるし。
だけど、輝夜様の次の言葉でそんなしんみりとした雰囲気も完全に吹き飛んでしまった。

「そういうわけで、○○と鈴仙」
「「はい?」」
「頑張って子ども作ってね♪」
「……は?」
「へ……?」

一瞬、何を言われたのか分からなかった。
子ども? 誰と誰が? 俺と鈴仙が? 頑張って作る?
……………………。

「「ぶふぅっ!!」」
「汚いわよ、二人とも」
「汚いよー」

言葉の意味が頭に浸透した瞬間に盛大に噴いてしまった。
隣を見ると鈴仙も同じみたいだ。
永琳先生とてゐが何か言ってたみたいだが、それどころではない!

「ちょ、ちょっと輝夜様! いきなり何言い出すんですか!?」
「あら、何かおかしなことを言ったかしら?」
「おかしいも何も、何故そんな話になるんですか!!」
「だって、私は子どもを産めないし……だけど、子どもは欲しいじゃない?」
「だからって、なんでいきなり!?」
「あら、イナバがダメならてゐでもいいわよ?」
「そういう問題じゃなくて――――てゐ! 頬赤らめてもじもじしない!!」

あんたそんなキャラじゃないでしょうが! とか鈴仙が言ってるが、とりあえずそっちはそっちで置いておく。
その後も輝夜様に抗弁していたが、

「大体、何で私がこんな下賎な地上人なんかと子どもを作らなきゃいけないんですか!!」

その言葉で、僕も多少むっとしてしまった。

「何で僕がそんなこと言われなきゃいけない!? こっちだって、こんな狂気兎と子ども作るなんてごめんだね!
 どんな子どもになるかわかったものじゃない!!」
「何ですって!?」
「何だよ!!」

売り言葉に買い言葉。その言葉を発端に、僕と鈴仙は取っ組み合いの喧嘩をすることになった。
だけど――――。

「ただの人間が私にかなうわけないでしょ!!」

それもその通り。かたや月の兎、かたやただの一般人。
力の差は歴然としており、スペルカードどころか通常弾幕であえなくKOされてしまった。

「って鈴仙! やり過ぎよ!!」
「え……? あ、あぁ!! ○○、ごめんなさ――」

輝夜様と鈴仙の慌てる声を最後に、僕の意識は途切れた。



「う……」

気がついたら、僕は自分の部屋にいた。
どうやら手当てはされてるらしく、肌に包帯の感触が伝わる。かなり痛い。

「あ……気がついた?」

しばらくボーっとしていると、鈴仙が部屋に入ってきた。
どうやら彼女が手当てをしてくれたらしい。
何故鈴仙が、と聞くと、

「その……私のせいだし……」

と、申し訳無さそうに言うものだから、責めるわけにもいかず。
とりあえずお礼を言うが、鈴仙も「うん……」と言ったきり、黙りこんでしまった。
……沈黙が痛い。何か言うべきだろうか、と考えていたら、鈴仙が顔を上げて先ほどのことを謝ってきた。

「その……さっきは、ごめんね……?」
「あ、いや……僕の方こそ、ごめん。酷いこと言って……」
「う、ううん! 私が最初に酷いこと言ったんだし……」
「あ、その、気にしてないから……」

そう言うと、再び黙り込んでしまった。
……参ったな、何か調子が狂う。どうも鈴仙は必要以上に罪悪感を感じているみたいだ。

「その……ね」
「うん?」

どうしたものか、と考えていると、意を決したような表情で鈴仙が言葉を紡ぐ。

「あの……私……その……」
「あー……落ち着いて、ちゃんと聞いてるから」
「う、うん……」

一旦言葉を区切り、深呼吸。こっちまで緊張してきた。
思わずごくり、と喉を鳴らしてしまう。

「えっと……私、その……さっきの言葉、本心じゃないから……」
「さっきの……? えっと……」
「あ、の……あなたのことを、下賎だなんて、思ってない……から」
「あぁ、うん……」

どうもそのことを気にしてたらしい。僕の方はそんなに気にしていなかったが……鈴仙は気にしすぎる性質だなぁ。

「その、僕もごめん。狂気兎だなんて、思ってないから」
「あ、う、うん……」
「……」
「……」

き、気まずい……いつもならもっと自然に会話できるのに……。

"そういうわけで、○○と鈴仙。頑張って子ども作ってね♪"

不意に、さっきの輝夜様の言葉を思い出す。

「そ、それにしてもさ」
「え、あ、な、何?」
「輝夜様にも困ったものだよね。いきなりあんなこと言い出すなんて……」
「あ……そ、そう、ね……」
「う……あー……れ、鈴仙も嫌だよね。好きでもない男とそんなことするなんて――」

僕としては、軽く言ったつもりだった。鈴仙が軽い調子で「当たり前でしょ、そんなの」と言ってくれるのを期待して。
だけど。

「そ、そんなことない!!」

鈴仙の口から出てきたのは、強い否定の言葉。
予想外の展開に呆気にとられる僕。

「鈴仙……?」
「あ、その……あぅ……」

自分でもびっくりするほどの大声だったのか、鈴仙は顔を紅くして俯いてしまう。
だけどそれも一瞬のことで、すぐに顔を上げた。

「その! えっと……○○のことは、嫌いじゃない、し…………って言うか、人間の中じゃ、好きな方だし……」
「え……う……あ……?」
「えっと、だからその、嫌いだから嫌ってわけじゃなくて……」

あ、頭が混乱してきた……何故か顔も熱いし、心臓がドキドキしてる。
そしてそれ以上に、今目の前にいる鈴仙がとても可愛く見えて、そのことが思考を支配して……あぁ、もうわけがわからない!

「私は、○○が――――!!」


――がたっ――


「っ!! 誰!?」

襖の向こうから聞こえた物音に、鈴仙は過剰に反応して一瞬で襖までの距離を詰めたかと思ったら、既に襖を開け放っていた。
そこにいたのは――

「か、輝夜様に永琳先生!?」
「てゐまで!? な、なんでここに?!」

苦笑する永琳先生に、ニヤニヤと笑う輝夜様とてゐ。も、もしかして……。

「あの……どこから、聞いてました?」
「イナバがこの部屋に入ってきたところからよ」

最初からですか!!

「ちなみに最初に言い出したのはてゐよ」
「か、輝夜様!? 酷いですよ、輝夜様も乗り気だったのに――――」
「……て~ゐ~……?」
「あ……あははは……脱兎!!」
「待ちなさい! 今日という今日は絶対に許さないわよ!!」

逃げるてゐを追う鈴仙。文字通り二人とも飛んで行ってしまった。

「ふぅ……私は二人を追いますね」
「えぇ、お願い」

永琳先生も行ってしまった。今ここにいるのは、僕と輝夜様の二人だけ。

「それにしても○○? 私というものがありながら、随分とイナバに夢中になっていたみたいね?」
「そ、それは……その……」

図星なだけに何も反論できない。いや、その資格すらないだろう。
古今東西、こういう場合は須らく男が悪いのだから。

「まぁ、別にいいんだけどね。私がそう仕向けるようなことを言ったのだし」
「あの、輝夜様」
「何かしら?」
「何故、あんなことを?」
「……そうね……」

……聞いては、いけないことだったのだろうか?
輝夜様の顔が、どことなく寂しそうに見える。

「私は、あなたに人としての幸せをあげたい。
 男として女を愛し、父として子を愛して欲しい。
 だけど私は、子どもが産めない。あなたの子どもを、産んであげることができない」
「…………」

……考えたこともなかった、と言えば嘘になる。
僕だって健全な男なんだから、輝夜様とそういうことをしたいと思うし、実際にしてきた。
そして分かったのは、輝夜様は子どもが授かれないということ。
僕自身はあまり気にしていなかったが、輝夜様はそのことをとても気にしていたみたいだ。

「○○。私は、永遠亭の皆が好きよ」
「僕もです。永遠亭の皆が……輝夜様が、とても大切です」
「ふふ……そう、だから私は、私の愛するあなたと、私の好きな子達との間に子ができてほしいと思う。
 私はここに住む皆を家族と思っているわ。だから、あなたがここにいる誰かと子を生せば、それは我が子も同然」
「輝夜様……」
「それに、鈴仙やてゐはあなたを憎からず思っているみたいだし、ね。まぁ、女としては複雑ではあるのだけど」
「え……えぇ!?」
「あら、気づいてなかったのかしら? 鈍感は罪よ?」

し、知らなかった……というか、いくら輝夜様の言葉でも冗談だとしか思えない。
あの二人が、僕を……?

「まぁ、そういうわけだから……できることなら、鈴仙やてゐと契り、子を作ってちょうだい。
 そして、その子を愛させて。私が愛したあなたの子を」
「輝夜様……」
「輪廻は巡る……あなたが子を作り、その子がまた子を作る…………そしていつしかあなたが生まれ変わったら」



――また愛し合いましょう。それが、永遠亭なのだから――



7スレ目>>831


「俺は、お前という月が欲しいんだ」


7スレ目857


「ああああああ!私を罵倒してください!詰ってください!踏みつけてください!輝夜様あああああああああああああああああ!!!!」


7スレ目874


 姫は突然こう切り出した。
「ところで○○、貴方も因幡たちと同じように私のペットよね」
 俺は答える。
「申し上げるまでもなくそのとおりにございます、姫様」
 姫は間髪いれずにこのように仰った。
「外の世界ではペットには首輪を着けるんでしょう?」
 硬直している私を尻目に、姫の、その細く美しい手が着物の懐に差し込まれ
 リールと錠前のついた赤い皮製の首輪を取り出したのであった。
「・・・・」
 私は言葉を失った。それはあまりにもあんまりな光景であった。
美しく、知的で、清潔で、私のような愚鈍な凡人には手が届かないような
高嶺の花を絵にかいたような輝夜様が、こともあろうにかくのごとき
変態的な意味でマニアックなアイテムを嬉しそうに見せ付けながら
期待に満ちたような眼で私を凝視なさる。
それはまるで『有無は言わせない』と無言で語っているかのようであった。
「わー。○○にドン引きされちゃったわ」
 私が固まっていると姫様は目を細めて口を隠し、お茶目にもそう言われた。
 私は、脂汗をかきながら絶望的な反論を試みる。
「姫様、そんなものを何処で入手されたかはともかく、廊下で他者の視線をはばからずに
 そういった行為に及ぶのはやめていただけませんか」
 しかし当然ながら姫様はそんな私の意見に耳を貸すことはない。
「ねぇ○○、他人の性癖をとやかく言うのは許されざることだと思わない?」
 姫は真紅のリールを人差し指にぐるぐる巻き、首輪の末端部を唇に近づける。
それはあまりに扇情的な光景で、私の中では、姫に抱いていた神聖なイメージが
一段と崩れると同時に、短絡的にも、姫と低俗な行為に及ぶ想像が脳裏をかすめた。
「それより、またそんなものばかり買って、八意先生に怒られますよ」
「大丈夫、永琳も首輪の○○を見たいと言ってはばからなかったわ」
 なんと、この問題はすでに永遠亭のトップ二人のコンセンサスの得られたところであるようだ。
私の逃げ道は封じられた。カンナエ殲滅戦でのローマ軍のように、
私はじわじわと近寄ってくる姫を退けることかなわず、こんなことなら
姫のパソコンのセットアップのとき反対を押し切ってでも保護者機能をインストールして
オンラインショッピングなど不可能ならしめるのだったと後悔したが、後の祭りだった。



7スレ目917


「輝夜様……本日もまたお美しゅうございます……」

どのくらい美しいかと例えるなればそれはこの世の森羅万象宇宙の真理すべからく
比べるに値しないほどに美しい。しかしあえて陳腐にもこの世の私達穢れた下衆が
現象、物質等々己の愚かな価値観をもってして例えてしまうなれば、それは満天の
星空にありなおより一層力強く輝く恒星の群体であり、それは目を疑わんばかりに
突如上空に出現した七色のカーテンであり、それは幽玄さを称える秘境の厳かな滝
であり、それは古今東西の神話に登場し男神の心を溶かす美の女神であり、それは
王侯貴族が金にあかせて作り上げたダイヤモンドのティアラを数百倍数兆倍数那由
多倍にしても決して決して届くはずが無いほどに光り輝いた存在。
そのくらい、目が眩んでしまうほどに美しい。
ああこの汚らわしく薄汚くゴミにも劣る畜生以下のわたくしめが、このように高貴
で優雅な月の姫を、無礼にも直視してよいものなのだろうか……。

「他の者のように、そう機嫌を取る必要などないわ……」
「か、輝夜様……」
「様なんていらないの、貴方は私をかぐやと呼んでかまわないのよ?」
「と、トンでもありません……わたくしのようなチリクズめがそのような……」
「口答えなんて許さないわ、名前で呼んで頂戴」
「か、かぐや……」
「そう……♪ いらっしゃい、今は貴方を暇潰しに使ってあげるわ……♪」
「か……かぐやっ」

ほんのり上気した頬を称えた輝夜にうわなにをするここからはおとなのりょういき
だけどでも手がとまらないんだたすけてでもだめだめ一般板なんだからこれいじょ
うはきけんすぎるけどさいごまでしたいのいやぁぁぁぁぁぁ


最終更新:2010年05月28日 23:54