妹紅2
>>210
「にゅーくれらっ…ぷー?」
「はは、ははは…」
ヤバイ。超ヤバイ。とにかくヤバイ。
ヤバイとかっても
「黄金聖闘士全員が同時に喧嘩するくらい?」
とか、もうそういうレベルじゃない。
ゴメン今の嘘。多分そっちの方がヤバイ。千日戦争とか終わらないし。
でも俺も負けず劣らずヤバイ。スカーレットニードルの性能と同じくらいヤバイ。
てか今日変。凄く変。まず今の状況に至るまでが変。
※ ※
今日は買い物して、近道をして帰ろうと思ったんだよ。
何でかって? だって米が重いんだもん。10kgとか半端ない重さだよ、マジで。
そしたら道に迷った。東西南北なんてわかりゃしねーよ。
その上、日が沈んできてたから前も見えない。東西南北中央不可視ってまさにこのこと。
で、なんか穴に落ちたんですよ。ええ、穴です穴。そりゃもうスポーンと。
そんで、落ちた先がこのボロ屋ってワケですわ。本当にボロい。なんかキシキシ言ってる。
まずこの時点でヤバイ。何処だよここ。この年になって迷子? そんなノリでヤバイ。
次にヤバイのが、この床。よく見たら亀裂が入ってる。押せば壊れる、みたいな感じ。
これだけでも十分ヤバイけど、ヤバイことはまだ続く。家の人間がこっちに来てる。
だって床がキシキシ言ってるもん。こっち来てる。音はみっともないけどこれはヤバイ。
あ、襖開いた。超ヤバイ。もんぺ履いてる少女がこっち見てる。頭に「?」を浮かべてこっち見てる。
テラモエスwwwっうぇwwwwwとか言ってる余裕無いけど萌え萌え。テラモエスwwwww
テラモエスしてるけど余裕は無い。ダメだしのもう一本ならぬもう一ヤバイ。言葉が通じない。
例えるならイクラちゃん。でも多分あいつの方が実力は上。何故かって?
イクラちゃんは「ハーイ」「チャー」「バーブー」って三種類喋ってるけど、このもんぺは違う。
一語だけ。「にゅーくれらっぷー♪」の一語だけ。多分タラちゃんでも理解出来ない。
この言葉が理解できる人がいったい何人いるのだろうか…?
50人ぐらいはいるのだろうか?100人ぐらいだろうか? 『自分は違う』
無茶言うなよ、無理無理。なにせ一語だけ。エキサイト翻訳でも多分二種類の和訳が限界。
そんなこんなでヤバイけど、回想終了。回想の長さもヤバイけど、俺の方がヤバイから終了。
※ ※
「にゅーくれらっ…ぷー?」
「はは、ははは…」
「に、にゅーくれらっぷー?」
「お、俺は○○ってんだ。よろしく」
「にゅーくれらっぷー!」
「い、家に入ったのは悪かったって。でも俺も状況が把握できてないんだ」
「にゅーくれらっぷー?」
「森に入ってさ、穴に落ちたらここに辿り着いたんだよ」
「にゅーくれらっぷー…にゅーくれらっぷー?」
「えっと…」
ヤバイ。アゲインヤバイ。もんぺのイントネーションに合わせて適当に会話してたけど、ヤバイ。
何聞かれてるんだか予想できない。今までのが合ってたのかもわかんないけど。
「妹紅、今帰ったぞ!」
「にゅーくれらっぷー♪」
誰か来た。ありがたいけど逆にヤバイ。ヤバさ倍増中。
だって人数増えるし。ツェペリのおっさんとジョースターさんの波紋の如く、ヤバさが相乗効果受けてる。
「む、お前は誰だ?」
「俺は○○。森で迷ってたら穴に落ちて、ここに辿り着いたんだ。
さっきまでそっちのと喋ってたところ。言葉が通じたんだかわからんけど。」
ヤバイ。もんぺよりこっちの方がヤバイ。だって角生えてるもん。牛っぽい角。
しかもリボン付き。ブルーリボンじゃなくてレッドリボン。悪い軍隊。
「そうなのか、妹紅?」
「にゅーくれらっぷー」
「ふむふむ…襖を開けたらこの男が座っていたから話してみたところ、
言葉遣いはともかくとして落ち着いて話をしたら悪いヤツじゃ無さそう。
もう夜も遅いし事情も事情だから、今晩は泊めてやってもいいんじゃないか、って?」
ヤバイ。やっぱりもんぺよりヤバイ。なんであの言葉理解できんの?
でもよく考えたらもんぺのあの言葉が一番ヤバイ。意味がたっぷり詰まってる。濃縮還元。
某コンニャクとかでも多分翻訳出来ないくらいぎっしり意味が詰まってる。潰すと弾けるイメージ。
「○○といったな。そういうことだ、今日は泊まっていくと良い」
「す、すまないな。えっと…」
「上白沢慧音だ。慧音と呼んでくれ。こっちは」
「にゅーくれらっぷー」
「聞いてのとおりだ」
「わかるかーーー!!!」
(わかるかー わかるかー わかるかー…)
※ ※
「ん…ここは…」
「おはよう○○、今日は良い天気だぞ」
「…誰だ?」
「むぅ、昨日自己紹介しただろう?」
「もしかして…くれらっぷー?」
「はあ…慧音だ、私は慧音」
「慧音だって? 昨日の角は…」
「あれか。満月の日にはああなるんだ」
やっぱりヤバイ。言ってることがワケワカメ状態。
「慧音、○○は起きた?」
「妹紅か。彼は今起きたところだ」
チヨツト待テ。何カガオカシイゾ?
「じじじじじ人語喋ってるー!?」
「挨拶も無しに失礼な、私は人間よ」
ん な 馬 鹿 な あ ー ー ー ー ! !
ヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤ
バ バ
イ まだ数回しか妹紅に会って無いけどついカッとなって書いた。イ
後 にゅーくれらっぷーと書けるならなんでもよかった。 後
書 今はにゅーくれらっぷーしてる。 書
き き
ヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤバイ後書きヤ
>>355>>402
深夜の竹林にある、家の中。
「俺が、応えられる事は……少ない。
応えていられる時間も、あんたに比べれば、閃光みたいなもんだ」
年が変わる日。
彼女の部屋で、彼はそんなことをつぶやく。
彼女…妹紅は男に背を向けて座る。
月明かりにその蒼い髪を照らされたまま、耳を傾け、何も語らない。
「俺は、何かが出来るっていう人間じゃない、けど……」
男は妹紅の背に歩み寄り、その首にそっ、と腕を回す。
「そばに、居させて欲しい。俺が生きている間だけでも、
あんたの『今』を、色あるものにしたい」
「いや……」
ぽつり、と言葉が漏れた。
「……妹紅?」
しかしそれは拒絶ではなく
「あなたが生きている間だけなんて、いや……。
ずっと一緒に居て欲しい。私の、この『今』という甘い夢を
ずっと見ていたい…夢から醒めたく……ない………」
腕に頬を寄せ囁いた、ずっと思いつめていたであろう……ささやかな、我儘。
白黒の魔砲使いから聞いたことが男の脳裏を掠める。
『禁薬とすら言われる蓬莱の薬を服用(の)んだ者は不死身になる。
そして、その不死身になった奴の肝を喰った者も、不死。つまり……死ねない体躯を持つんだ』
『……そう、だったのか』
彼には永い時を生きる孤独というモノは解らない。
ただひとつ言える事は、少なくとも彼が不死となっても孤独ではないということだけ。
つまり、彼が不死となることは同時に彼女の孤独に自分の孤独が寄り添うということ。
「……わかった、」
「え…」
まさか、確認も取らずに男が承諾するとは思っていなかっただろう。
呆然としたまま、正面を向かされ、男に抱きしめられた。
「で、でも……」
言い出したのは自分ではあるが、あっさり応えられたことにうろたえる妹紅。
たとえるなら、
「いったろ?俺が応えられる事は少ないってさ。
でも、あんたのためにしてやりたいことが、出来ることがある。
それが、不死身となって側にいることでも構いはしないさ」
「あ……」
それを聞いてしまうと、もう止まらなかった。
声が掠れ、顔を男の胸に押し付け、ただただ嗚咽を上げる。
「俺のことは気にするな、俺が一緒に居たいんだから…
一緒に居たいのはあんたしかいないと思ったから決めたんだ」
――数十分後、日付が変わり、新しい年が明けたとき、
妹紅の部屋には、月光を反射して鈍く光を映すおびただしい量の血の海と、
血を吐き、荒い息をつきながら寄りかかる女性、そして――
「これで、いつまでも一緒だ……もう、一人じゃない」
「はぁ……はぁ……。ありがとう…」
「ああ……。愛してる、妹紅……」
――口元から上半身、すべてに血のシミを作りながら
その女性に寄り添うようにすわり、彼女を抱きしめる一人の蓬莱人がいた。
……このことはとある烈風鴉の手によって幻想郷中に知れることとなる。
この後、男は慧音ともよろしくやることになるのだが、それは別の話。
=これより闘符(バトルチップ)の余白=
シリアスモノが書き
たかった。みょんな
事になったが後悔は
=余白はここで途切れている=
誰かまじめに書こうとするととたんに活動飽和して
最後の最後にネタを入れてしまうこの脳を何とかしてください……
───────────────────────────────────────────────────────────
>>355のものなんです。
ふと、おまけにこんなのを思いついたので忘れないうちに。
「妹紅!愛してるっ!!」
「あぁ~!傷が痛むから思いっきり抱きしめないでぇ……
ってか胸が無いからってお尻ばかり触らないでぇ!!」
『火の鳥・鳳翼天翔』
……ごめんなさい。
3スレ目 >>597
「永遠に生きる人間と一緒にいる、って怖くないのかい?」
「そうだな……。正直に言えば怖い」
「そうそう、真っ当な人間は私に関わるべきじゃないよ」
「……けど、それ以上に俺はお前が愛しい。今は一緒に居たい。
いつか死ぬことになろうとも、俺は一緒に居たいんだ」
「ふぅん。ま、せいぜい長生きすることだね」
3スレ目 >>601
パカ 「もこたんインしたお!」
「ま、待ってくれ、話があるんだ!」
パカ 「もこたんインしたお!」
「聞いてくれ妹紅! 俺は君のことが!」
パカ 「もこたんインしたお!」
「妹紅おおおおおおーーーーーーーッ!!」
3スレ目 >>708
「慧音ー。○○に新しいスペル作ってもらったんだ。見てくれる?」
「ほう。あの人間がか?」
「うん。“お前にぴったりの情熱的なスペルだ”って言ってた。ちょっと照れるね」
「ふふっ……。それじゃ、彼のお手並み拝見といこうか」
「そうだね。……骨まであっためてやるよ!」
「!?!?」
「うおおー! あっちー!」
「も、妹紅?」
「熱い! 熱くて死ぬぜ!」
「妹紅! 何をやってるんだ!?」
「○○が言ってたんだけど、スペカに書かれた文字を詠唱したら術式に○○が込めた愛に反応して、威力が飛躍的に増加するんだって」
「妹紅、お前彼に騙されてるんじゃないか?」
「私は○○を信じるよ。――漢符「スピキュール」!!」
――ちゅどーん。
「ほら! すっごい威力! これなら輝夜だって余裕で炭に!」
「……全力で却下だ妹紅。避けれないスペルはご法度だぞ」
4スレ目 >>218
「うー」
夏ってのは何処も暑いもので、幻想郷も元居た場所とは変わらずに暑い。
今唸っていたのは妹紅で、俺は妹紅の家にお邪魔させてもらっているわけである。
といっても、この暑さの中何もやる気がおきず二人で畳の上に寝転がっている状態だ。
「暑いな」
「暑いね」
「そういえば」
「何?」
「誰かが暑いっていったら余計暑くなるって言ってたっけな」
「そう」
「暑いな」
「暑いね」
そのまま二人とも黙り天井を見続けていた。
~
「妹紅はさ」
「ん?」
「冬は便利だけど夏は不便だよな」
そんなことを言ったら気配で睨まれた。
「なにそれ。人を暖房みたく言わないでよ」
「でもまぁ簡単に焼き芋が作れたりするのはいいよな」
「……確かに」
「暑いな」
「暑いね」
今回の会話終了。二人とも時折外を見ていたりした。
~
「なんか暑さ紛らわせるもの無いのか? ここの家は」
「無いよ」
「……そんなことだろうと思って、今日はいいものを持ってきた」
そういいながら体を起こす。
喜ぶかと思ったら少し違う反応が帰ってきた。
「敵のはりあーとか言ったら燃やす」
前に何も持ってきてないのに敵のハリアーと言ったことをまだ覚えているようだ。
あのときの妹紅の怒り具合は凄かったな。
「人が言おうとした事を……」
「よし、燃やす」
そう言って妹紅も体を起こした。
まぁ口調からして本気ではないだろう。若干怒ってるけど。
「まぁ落ち着け、俺を燃やしたらそのいいものとやらも一緒に灰になるぞ」
「む……」
「んで、いいものがコレ」
そう言って取り出した物を妹紅は怪訝そうに見る。
「なにこれ?」
「カキ氷機だ」
本当なら手動式まで言うべきなのだろうが、そもそも電気が通ってないので言わなかった。
「カキ氷?」
「氷を食べやすいように砕いた食べ物かな」
尚も首を傾げる妹紅に比較的簡単に説明してやる。
「で、このカキ氷機で氷を砕くわけ」
それを聞いて納得したようだ。
「氷は?」
「無い」
「…………」
「こんな夏に氷が手に入るなんて雪山にでも行かないと無理だ」
「行け」
そんなことを本気で睨みながら言ってきた。
とは言っても暑さのためかそんなに怖くは無いが。
「…………期待して損した」
そう言って再び妹紅は寝転がった。
それに倣い俺も寝転がる。
「どうせなら慧音に出してもらえばどうだ?」
「それがあったね」
「暑いな」
「暑いね」
ちょっと長い会話終了。外のセミの声をのんびりと聞く。
~
「妹紅」
「何?」
「好きだぞ」
「……暑さで頭でもやられた?」
「失礼な。しっかりと機能しているわ」
「そう」
「暑いな」
「暑いね」
会話終了。なんだよ、せっかく言ってあげたのに。
~
「○○」
「何だ」
「私も好きだよ」
「……暑さで頭やられたか」
「そうかもしれない」
「いや、否定しろよ」
「暑いね」
「暑いな」
その後やってきた慧音にそのだらけぶりは何だ、と二人揃って怒られた。
たまには日常生活っぽいのをゆったりと書きたかったんだ。
5スレ目 >>147
俺はやっとの思いで家に着いた。
さて、先刻香霖堂の18禁コーナー(女人⑨禁制)で掘り出した“それ”をじっくり堪能するとしよう。
制服を脱ぎ捨て、椅子に座り、表紙を見て、そして、ぱらぱらっ、とページをめくる。
興奮のあまり呼吸が早まり、手は汗ばんでくる。
「はぁ、はぁ、これはすごいぞっ!しかし、誰にも見つからないようにしなければ‥‥‥」
コンコン!
「!?」
急いで“それ”を隠す。
「やっほ~遊びに来たy‥‥えっ、あっ、ななななんて格好してるのよ!!」
妹紅だ。手で顔を隠しながらも隙間から俺のトランクス姿を見ているのはバレバレである。
やはり、蓬莱人と言えど、精神的には興味のある年頃なのか。
「ところで何を隠したの?」
そういう所だけはしっかりと覚えていやがる。
「いや、何でもないよ」
「えーっ、絶対嘘ついてるでしょ!?今隠したの見たもんね。
‥‥‥あ、あんただって年頃の男の子なんだし、私のこと受け入れてくれたし‥‥
‥‥だから、私だってあんたのこと、何だって受け入れるつもりだし‥‥」
だが、しかし、“それ”だけは見られるわけにはいかない。
このデスノ
(省略されました 続きを読むには“もこタンにインしたお”とか書いて下さい)
5スレ目>>514
久しぶりの一行告白
「あなたが永遠を生きるのなら、私もあなたの心の中で永遠を生きさせてください」
→妹紅
5スレ目>>825
「ふう,今日は疲れたな」
香霖堂の仕事(バイト)を終え、家路を急ぐ。白黒のお陰で突然残業となり、すっかり遅くなってしまった。
「妹紅のやつ怒ってるだろうなー、遅くなるって連絡できなかったしな…」
ひょんな事から俺と妹紅は今現在、同じ屋根の下で暮らしている。
妹紅と出会ってから随分経って、今ではすっかり漫才コンビと化していたりする。
慧音と一騒動あった時に(修羅場モード)お互い好きあっていることに気付き、紆余曲折あって、
てるよとえーりんとスキマ妖怪と鬼娘によるマッチポンプの結果、押せ押せムードの中で夫婦になった。
まあ結婚したからといって、相手に対する態度なんて変わらない。
妹紅は相変わらずの性格で、すぐに拗ねるし怒り出す。……ま、今となってはそんな姿も可愛いと思えるのだが。
「ただいま」
ドアを開けたら、玄関には頬を膨らませ「遅いよー、何してたのよー」と拗ねる妹紅が居……ない?
「あれ?」
予想外だ。しかし部屋に電気は点いているので、出かけている訳ではないようだが……
「…ただいま?」
居間に入ると、妹紅は家事の途中だったのか割烹着姿のままでテーブルに新聞を広げて真剣に読んでいた。
「お帰り。ごめんね、気が付かなかった…」
「何をそんなに真剣に読んでるんだ?」
「これをね…ちょっと」
新聞の大きな見出しにはこう書かれていた。
『06年出生率は1.04 9年連続過去最低更新(文々。新聞調べ)』
「出生率の話題?」
「…そう…ね」
「…これがどうしたんだ?」
「…うーん、やっぱり私たちも子供作ること期待されてるのかなぁ…」
「…さあな」
窓の外やスキマから色々と視線を感じるが、ややこしくなりそうなので後で塩でも撒いておこう。
「…でも、蓬莱人に子供が出来たなんて話、聞いたことが無いし…」
「まあそれ以前に、俺たち二人が欲しいと思わなきゃなぁ…」
「…あ、あのね…、私は…欲しいと思ってるよ……あんたとの赤ちゃん」
以外な返答だ。結婚する前、妹紅は「しばらく2人でのんびり暮らしたい」と言っていたのに。
別にそれには俺は反対じゃなかった。だから妹紅は、しばらくは子供はいらないのかと思っていた。
「…妹紅…」
「…あ、あんたは…どう思う?」
「……ああ、妹紅が良ければ…生活に問題なければ…」
「わ、私の事はいいのよ。問題はあんたの気持ち。はっきり言ってよ!」
「…もちろん、欲しいさ。きっとかわいいと思うぜ?」
「…あんたに似たらそうでもないと思うけど?」
「ひどい事いいやがって…。俺、子供が男でも女でも可愛がってやりたいと思う」
「むー、子供だけ?」
「…妹紅のことも子供のことも…な」
「ん、よろしい」
そう言うと、妹紅はそっと抱きついてキスをしてきた。
「子供…作ろ…,今日なら…出来るかも…」
「ああ…」
ぎゅうっ…と強く抱きしめあう。二人の気持ちが溶けてあうような気がした。
「しかしあれだな、誘い方が大胆だな」
「…むー,うるさいわねぇ…ムード壊さないでよ…」
そう言ってもう一度キスをしてくる。
(中略されました。あえて説明するならもこたんにインしてフジヤマヴォルケーノしたら被弾した)
……………………
コトが終わって、俺たちは布団の中で語り合っていた。全裸で。
「赤ちゃん…できたかな…?」
「さあな…。意外と簡単には出来ないもんだってのも聞いたことあるし」
「うーん。まあ、そうね…」
「まあ、頑張っていこうぜ」
「こ、こらっ…そんなことで気合を入れないでよ…」
さて、俺たちも出生率に少しでも貢献するべく、もう少し励むとするか……
それから数ヵ月後、もこたんは元気な男の子を産んでくれました。
夜泣きした時に俺と妹紅があやしても泣き止まないのに、けーねに抱かれたら一発で泣き止むのは核心犯だと思う。
6スレ目>>758
妹紅「○○、そのさ・・・・ほら、チョコ」
○○「あっ・・・・・・ありがと・・・・」
妹紅「そのさ・・・・・・普段、私家事とか慧音や○○にしてもらってるから、
チョコ1つまともに作れなくてさ・・・・・・・・その・・・・・・・買ったやつなんだけどさ・・・・・・・・」
○○「いや、オレなんかが貰えるだけでも、マジ嬉しいんだからさ・・・・・・気にすんなよ・・・・・・」
妹紅「うん・・・・・・すまんな・・・・・・」
○○「いや、気にスンナ、ありがとうな・・・・・・・」
7スレ目>>596
「む~~」
ぎゅぅ
「どうしたんだよ妹紅、今日はいつになくくっ付いてくるじゃないか」
「……別に何でもないよ、ただ今日はいつもよりくっ付いていたいだけ」
「むくれた顔して何もないは無いんじゃないのか?」
「なんでもないったら無い!!」
「でかい声出すなよ、耳が痛いじゃないか」
「……ごめん」
「恋人に何かあったのなら気になるからな、まあ本当に何もないならいいんだけど」
「……ちょっと慧音に嫉妬しただけ」
「慧音さんに嫉妬?そりゃまたなんで」
「だって慧音は優しいし他の人から慕われてるし胸だって大きいし
誰だって私と慧音の二人なら慧音のほうを恋人にしたいでしょ」
「ぷっ、あはは、あはははははははは!www」
「な、何で笑うのよ!!」
「そりゃ笑うだろう何かと思えば嫉妬だなんてな
いいか、俺はたとえ優しくても、他人から慕われてても胸が大きくても妹紅、お前が好きだ」
ぎゅぅー
「……本当?」
「俺は割りと嘘つきだけどお前にだけは嘘をついたことがないんだよ」
「馬鹿、大好きだよ○○」
「ああ、俺もだ妹紅」
7スレ目>>652
「ねえ、○○。まだ寝ないの?」
「ああ、明日の昼までにやらなきゃいけないことがあるからな。
妹紅は先に寝てていいぞ。」
「夜更かしは体に悪いんだよ?体調崩しちゃう。」
「大丈夫だよ、慣れたから。妹紅も早く寝ないと体壊すぞ。」
「私は蓬莱人だから大丈夫だよ。」
しばらくして
「なあ、妹紅。なんで寝ないんだ?」
「・・・ん、なんでって・・・。」
「お前もう半分寝てるだろ、早く寝ろって。」
「・・・だって、今日は○○と、一緒に寝たいんだもん・・・。」
目をこすりながらかすれるような声で喋る妹紅
普段はそんなことは滅多に言わないのに、眠たい時っていうのは
こうも人を変えるものかなのか。
「今日だけじゃないよ・・・、いつもいつも思ってるのに・・・、
○○は遅くまでずーっと起きてるんだもん・・・。」
目は相変わらず半開きだが、顔はさっきと違い、下を向いていた。
「だから今日は、頑張って起きて○○と一緒に寝るんだから・・・。」
「やれやれ・・・。」
妹紅に近寄り、頭や頬をやさしく撫でる。
くすぐったいのか、目を細めている。
「わかったよ、一緒に寝よう。
仕事は早起きして終わらせれば間に合うからな。」
「・・・うん、じゃなくて、だめだよ。
私起きてるから・・・、気にしないで続けて。」
口ではそう言うものの、もう限界だろう。
「あー・・・、うん、ちょっと待てよ・・・。」
わざと考えるようにうなってみる、もちろん考えることなんてないのだが。
「そういえば、あの仕事明後日までだった。
いかんな、寝不足でうっかりしてたのかも。」
「えー・・・、なら起きてなくて良かったのに。」
「そうだな、しっかりと寝ないと。さ、妹紅、一緒に寝ようか。」
そう言いながら妹紅をおんぶし、布団まで歩きだす。
「ごめんな妹紅、いつも寝てあげれなくて。」
返事は返ってこなかった。どうやたこのちょっとの移動時間だけで眠ってしまったようだ。
起こさないように(起こせないだろうが)ゆっくりと寝かせ、その隣に俺も寝転んだ。
妹紅の体をできるだけやさしく抱きながら目を閉じる。
「・・・おやすみ、妹紅」
7スレ目>>826
不死を受け容れる覚悟は未だ出来ない。それでも、君の傍にいていいだろうか?
うpろだ573
藤原亭の居間。
そこには、二人の人間がいた。
こたつに足を突っ込んでる〇〇と、藤原 妹紅の二人が、だ。
「相変わらず、雪かきは堪えるわ……」
「〇〇は、体力不足。運動不足が祟ったんだよ」
男の俺がバテてるのに、女性の妹紅がサクサクと雪かきを進めているのは心に響いた。
……運動、しなければな。
「スマンなぁ、男手の俺がしっかりしなきゃいけないのに」
「ふふ、そうだよ。しっかりしなさい」
そんな俺の様子を楽しげに微笑む妹紅。
……だらしない男、と心の中では思ってるのかなぁ、裏がありそうで怖い。
じっと見詰め合ってるのも恥ずかしいので、みかんに手を伸ばした。
やはり冬は、こたつとみかんですよ。
「〇〇、雪は嫌いか?」
「は? あー、嫌いじゃないな。嫌いなのは雪かきで、雪自体は好きだ。
冬景色もいいし、雪を踏んだときの音も好きだし、たまに行われる雪祭りも楽しみだ」
茶の準備でもするか、とキッチンに向かう。
と、戻ってきて妹紅の変な行動に気付いた。
「……なぁ、もこ。何故、みかんの皮だけを剥いてるんだ、何も食べないんだ?」
「秘密」
そう言いつつも、みかんを剥く手を休めない。
――いや、いつか食べるんだったら良いんだけどさ。
ミリミリ、というみかんを剥く音だけが、居間に響いていた。
慧音さんは、寺子屋で教師として働いている。
今日は忙しいようで、帰ってくるのは夜になるという。
「もこ、それ、みかん何個目だ?」
「九個目。たまに食べてるから、ここにあるのは七個分」
「あ、あぁ、そうか。うん」
やはり、妹紅の行動が謎だ。
何に使うか、さっぱり予想がつかない……。
考え事をしていたら、頭が急にガクッと下がった。
……どうにも眠たいな。午後の雪かきもあるし、寝てくるか。
「スマン、もこ。俺は眠いから、午後の雪かきに備えて自分の部屋で寝てくる」
「……えっ?」
一応、言っといた方がいいよな。
眠っておきながら起きれずに、全部の雪かきを妹紅に任せるとか最悪だから、目覚まし二個くらい仕掛けとこ。
「まっ、〇〇っ!」
「ん~、なんだ、もこ。眠くて死にそうなんだが……」
「こたつで、寝たら? 私、時間になったら起こすし。ほら、ね?」
「……」
いつもの妹紅らしくもなく、ジェスチャー付きの必死の説得。
慧音さんが、言ってるのになぁ。こたつで寝るな、って。
だが、ここで揉め合って眠る時間が少なくなるのはキツい。
「解った。そうさせて貰う」
「ん!」
上機嫌な妹紅、何がそんなに楽しいんだろうか。
あまり意識せずに、こたつに入り、仰向けになった。
っと、午前の雪かきのせいか、すぐ眠れそう――――――
「――ん」
〇〇が寝たかを確認する。
……大丈夫、寝てる寝てる。
頷き、さきほどから剥いていたみかんの一つを持つ。
しかも、都合のいいことに〇〇は仰向けで寝ている。
雪かきに疲れて、午後に備えて眠ろうとするのは読めていた。
しかし、さっき〇〇が自室に戻ろうとしたときは、流石に慌てた。
剥いていたみかんが無駄になるところだった……良かった良かった。
みかんから、二房だけを取り、それを二つに分けて――
〇〇の目の上に載せた、俗に言う『怒った目』のように。
「……!!」
あまりに声を出さないように必死に笑いをこらえる。
実にくだらないことをしていると思うのだが、人にやってみると意外と面白かった。
次は――みかんの向きを逆にして、『笑った目』にしてみようか。
この前、〇〇と一緒にテレビでこんなことをしている番組を見ていたのだ。
〇〇には、『くだらない』と言ってたが、正直、興味が涌いていた。
それで、今回を期に実行に移したわけだが、
「飽きた」
やはり、バリエーション不足が否めないか、すぐに飽きてしまった。
みかんを目に載せたまま、〇〇が好きといった雪景色を見ることにした。
「雪景色、か……」
私は〇〇とは違い、雪景色は好きではない。
やはり、こんな景色を見ていると辛いことばかりを思い出してしまう。
数えられない年月を経て、今に至るわけだが、辛いことばかりだった……。
だが、今は幸せなのかもしれない。
〇〇と知り合えて、本当に良いと思える。
――――――――――――――――――――――――――――――そう、『今』は。
「っ!」
〇〇が、自分がどんな怪物かと知ったら?
〇〇が、自分をまるで化け物を見るような目でこちらを見てきたら?
〇〇が、自分のせいでこの家から逃げ出したら?
『未来』は、どうなるのか?
「――く、……ん、は」
いつかは、正体を知られるだろう。
それは、包丁で指を切った時かもしれない、誰かを守らなきゃいけない時かもしれない、輝夜と争ってる時かもしれない。
慧音からもその時を覚悟しろとは言われてるし、覚悟しているつもりだ。
だけど、だけど、だけど、その時が来るのが、本当に怖い。
いつまでも、知られる日を先延ばしできれば、と本気で願ってしまうほど――。
「……ふぅ」
最近、精神的に不安定だなぁ。
昔はこんなに弱くなかったのに……全て、こいつのせいだ。
と、〇〇の顔を八つ当たり気味に睨む。
要するに、みかんで『笑った目』にされている〇〇の顔を本気で睨んだ。
「ふっ、ふふ……あはははは、はは!」
すっかり忘れてたこともあり、自分の悩みが馬鹿らしく思えるほど、面白かった。
いつか正体を知られても、こいつなら笑い飛ばしてくれるかも、と小さな希望も心の奥底で生まれた。
「あー、あはは、面白かった……ん?」
一頻り笑った後、違和感に気付いた。
みかんで目、以外にもう一つ、顔のパーツ作れることに。
――そうだ、唇だ、唇が足りないんだ!!
慌てて、みかんから二房取って、二つに分ける。
唇は、大丈夫か? 起きるのでは?
「……」
いや、大丈夫だ。〇〇は熟睡してる。目でやって大丈夫だったんだ、唇でも可能だ。
みかんの一房をゆっくりと、上唇へ――載せた。
上唇で出来たんだ、下唇でも可能!!
そう自分に言い聞かせる。
急いている自分の鼓動を抑えながら、最後の一房を下唇へ近づけて行き――――
食べられた、親指と人差し指ごと。
「――!?」
慌てて、口を抑える。まさか、起きてる!?
しかし、起き上がる様子もなく、ひたすらみかん……と私の指を食む(はむ)。
「――!!」
無理矢理引っ張るわけにもいかず、口を開いたときに抜こうとするが、
〇〇の食べ方がキリンなどの草食動物みたいで抜く間がない。
こっ、こいつ、妙な食べ方をするーー!!
数秒間、抵抗せずに耐えていたら、みかんが食べ終わったせいか容易に指が抜けた。
「――はぁ、はぁ、……」
ある意味、輝夜との戦いよりも凄まじい戦いだった……。
こいつ、実は起きているのではなかろうか?
と、肩で息をしていたら、〇〇に食まれていた親指と人差し指に目が止まった。
もし、私がこれを舐めたら、
――――か、間接ディープキス?
「……」
〇〇の顔を覗く。
相変わらず、みかんで『笑った目』にしながら寝ている。
さきほどのは、みかんが口の上に乗ったから、自然と食べに行ったのだろう。
大丈夫、眠ってる。
慧音は、来る様子はない。
夜まで帰らないというのは、本当のようだ。
周りに人影はない。
「――」
だから、人差し指を自分で舐めようと、舌を出して、
「なぁ、もこ。何してるんだ?」
「――!!!!?!??」
慌てて、こたつの上のティッシュで指をふき取る。
「なっ、なんでもない、ただみかんをこぼしただけ!!」
ちら、と〇〇の顔を見たところ、相変わらず『笑った目』である。
よかった、見られてない――!!
「〇〇、起きたの?」
「俺か? まだ、寝てるぞ?」
……意味が解らない、やはり〇〇は寝ているのだろうか?
それとも、頭の方が、こぅ、危険なレベルに?
「まぁ、寝ているから言える言葉もある、ってことさ。
人の顔にみかん載せて笑っていると思えば、いきなり苦しんでる、と思えば唇の上にみかんを載せようとしてる。
俺の理解力では、お前さんの行動は俺の理解の範疇の外なんだが?」
「――!!!」
最初ッから、全て気付かれてた!!
「……ごめん、〇〇」
「は? 俺は寝てるんだ、謝られても困る。
それよりも、『苦しんでる』部分が気になるんだが?」
苦しんでる、部分が気になる?
と、頭で反芻して、〇〇の言いたいことに気付いた。
今、〇〇は『寝てる』のだから何を言っても『夢』として扱うので、
私が苦しんでることを言ってはくれないか? と言うこと。
「……〇〇」
「ZZz?」
「眠りながらでいいから、聞いてくれると、その、嬉しい」
「……Zzz」
なんか真面目に聞いて欲しいが、これはこれで言い易い気がする。
けど、やはりムカムカする。
「今はまだ、〇〇に相談できない。ことが、重いから」
「……z」
「けど、いつか自分から話そうと思うから、その日まで、待ってて欲しいんだけ、ど」
「Z-zz-」
了解、と取っても良いんだろうか?
反応は解り辛いが、私が言いたいことは全て言ったんだ、それでいいや。
「一つだけ、もこに言っておく。無論、寝言でだが」
「ん、寝言じゃないんだ。じゃなくて、何?」
いい加減、その振りは無茶がないのでは? と思う。
「なんか苦しくなってきたら、俺を頼ってくれ」
「……え?」
「いや、役に立たんだろうが、妹紅のためになんかしてやる、ってだけだ」
体力もないし、知恵も持ってないがな、と付け足す。
だが、私の意識が向いてるところは、そんなところじゃなくて……。
「初めて、――」
「なんだ?」
「初めて、妹紅って、呼んでくれた」
今まで、もことか、もこもことか、呼んでたのに。
ちょっと、……いや、かなり、嬉しい。
「いや、『もこのためになんかしてやる』じゃあ、文章が小学生っぽいだろ?
だから『妹紅のためになんかしてやる』っつって、大人っぽさを醸し出したわけだ。
東方プレイヤー以外で、『妹紅』を読める奴がいるとは思えないしな」
「だっ、台無し!!」
「ふはは、作者には『雰囲気を台無しにする程度の能力』が付いてるんだ。
Happy Endのまま終われると思うなよ、と」
か、感動していた自分が馬鹿らしくなってきた……orz
「……まぁ、いいや。いつか、頼むかもしれないから。
その時は、お願いする」
「おぅ、いつでも、何回でも頼んでくれ」
そう言って、体の向きを私とは逆に倒して、眠り始めた。
――恥ずかしくて、茶化したのかな?
そう考えると、やっぱり嬉しい、な。
「……?」
ふと、思いついた。
〇〇が体を倒したせいで、こたつには、もう一人分の間が開いてる。
そして、私の体は人一倍、小さい。
「ばっ、馬鹿馬鹿しい。そんな所に入る奴がいるか」
顔を背ける。
そんな、……破廉恥なことを私がやるはずがない。ありえない。
入れるからと言って入るなんて、ねずみみたいじゃないか。
……チラ、と振り向く。
〇〇は眠りついたみたいに動く気配がない。
実は起きてた、という風な可能性も考慮できるが……どっちだか、私には理解しかねる。
今は、まだ午前の11時。慧音が帰ってくるには、まだまだ間がある。
相変わらず、人が来る気配など、なく。
「……ゴクッ」
やる事など、一つしかなかった。
「妹紅、〇〇、帰ったぞー」
雪を被った服を叩きながら、慧音が帰ってきた。
「遅くなって、すまな……ん?」
返事がないことを違和感を感じ、居間へと足を運んだ。
と、視線をこたつへ向けて、
「そうか、二人で眠ってたのか」
ふぅ、と慧音はため息を吐いた、
「そうか、眠 っ て い た の か ぁ。ふぅん」
ふふふ、と微笑む慧音、
まるで、眠っているのが好都合であるかのように――――だ。
「外は雪が積もりに積もってるおかげで、帰りが遅れて疲れてるのに、周りの住民から早く雪かきをするように急かされて、
身を粉にして雪かきをしてきたというのにお二人さんは、寝ていた、と?」
笑顔で、二人に近づく慧音。
その笑みは、二人を祝福するものではなく、簡単に獲物を捕らえられる悦びを内に秘めたモノだ。
「ふふ、ふふふ、ふふふふふふふふふふふふ」
笑顔のまま近づく慧音、その狂気に気付く妹紅、逃げ出した妹紅に気付くが慧音の凶行に気付かない〇〇。
そのまま近づいてくる慧音を目にして、〇〇は寝ぼけ眼なままに質問した。
「慧音さん、どうしたんですか? そんな飾りを頭につけて」
「ふふ、〇〇。この飾りをどう使うか教えて欲しいか?」
暢気に、どうやるんですか? と聞く〇〇。
ジェスチャーで『逃げて! 逃げて!』と告げる、色々と逃げ場のない妹紅。
ひたすら笑顔の慧音。
この三人が、どのような運命を歩むかなんて、簡単な話。
言わずとも知れてるし、既に解ってるだろう?
それに、言っておいたはずなのだがな。
――――作者には『雰囲気を台無しにする程度の能力』が付いてるんだ。
Happy Endのまま終われると思うなよ、と――――
8スレ目 >>241
○「暑いねぇ」
妹「もう夏だからね」
○「それ以外にも理由はあるけどな」
妹「私の所為って言いたい訳?」
○「まあ妹紅は冬は暖かいけど夏になると暑くなるからな」
ガタッ!
○「うぉ!?」
妹「…………もういい、それなら帰る!!」
○「お、怒るなって!悪かった、な?」
ガシッ!
妹「触るな!」
ガンッ!
○「まそっぷ!?」
ドサッ!
妹「ま、○○?ごめん大丈夫?」
○「うぃ、大丈夫です
それより俺もごめんな、少しふざけすぎた」
妹「私もごめん、痛くなかった?」
○「全然、平気だよ」
ぎゅぅ
妹「あ、暑くなるよ」
○「妹紅の暖かさだからいいんだよ」
妹「……馬鹿」
その後○○が熱中症と脱水症状で倒れたのはまた別の話
8スレ目 >>265
永「気分はどう?」
○「永琳さん、おかげさまでもう大丈夫です」
永「油断は禁物よ、自分が考えている以上に身体に負担が掛かってるんだから」
一晩入院してなさい」
○「ありがとうございます
そういえば妹紅はどこに?見舞いに来てくれないし」
永「貴方を倒れさせたのに責任を感じたのか何処かに行ったわ
今頃はハクタクが探してるんじゃない?」
○「そっか・・・そんなの気にしてないのに」
永「今は安静にして寝て明日にでも探しに行きなさい」
○「そうですね分かりました」
輝「起きなさい」
○「・・・んが?えっと・・・輝夜さん?でしたっけ、どうしてここに?」
輝「妹紅の男がどんな男か見ておこうと思ってね
ふふふふ、なかなか良い男じゃない、妹紅も良い趣味してるわね」
○「はあ、どうも」
輝「貴方を私のものにしたら妹紅、どんな顔をするかしら」
○「え?ちょ!?」
輝「それとも貴方の子供を産むっていうのもいいわね
お腹が大きくなった私を見たらどんな行動するかしら
今から考えるだけで楽しみだわ」
○「じょ、冗談でしょ?」
輝「さあ、どうかしら」
ツツー
ガッシャーン!!
妹「輝夜ーーーーーー!!!」
輝「濡れ場に入ってくるなんて無粋ねぇ
そう思わない?○○」
妹「輝夜ぁ!○○から離れろ!!」
輝「嫌ねぇ、そんなに必死になっちゃって、冗談かどうかも分からないの?」
妹「さっさとどっかに行け!」
輝「怖い顔、それじゃあ○○またね」
○「・・・・・・・・」
妹「・・・・・・・・」
○「・・・・・・・・」
妹「何もされてない?」
○「される前に妹紅が来てくれたから
ありがとう妹紅」
妹「良かった、何もなくて」
ギュゥ
○「妹紅・・・俺が愛してるのは妹紅だけだからな」
妹「うん、知ってる」
○「また、来るかもしれないから一緒に寝てくれるか?」
妹「・・・また倒れるよ?」
○「その時は妹紅が看病してくれよ」
妹「うん分かった」
最終更新:2010年05月29日 01:53