文(レス)1
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文「グレイズの練習をしましょう」
○「はあ・・・?」
文「○出しが大好きです」
○「ぶっ!文・・・それはアウトじゃあ」
文「今日は安○日なのでどんどん行きましょうね」
○「や、ちょっと何処に行くのさ・・・手を引っ張らないでって」
ヒント:香霖堂
14スレ目 >>72
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「もう……せっかく貸切なんですから、恥ずかしがってないで来ればいいじゃないですか」
「いや、しかし、だってなぁ。混浴だぞ、混浴?」
あやや、湯煙慕情の巻。
今回の取材先は、妖怪の山の奥に佇む守矢の神社。
しばらく前から噂になっていた温泉をネタに、ひとつ記事を書いてみようということになったのだ。
ご近所さんなので、気兼ねすることなくインタビューや写真撮影などを終えることができた。
俺はこれで取材終了だと思っていたのだが、問題はここからだった。
「それじゃあ最後に、良い記事を書くため露天風呂に入らせてもらえますか? もちろん、貸切で」
ペンは剣より強し。
あることないこと書かれるのは嫌だったのか、無茶なお願いだったが、神社の側も快く承諾してくれた。
んで、だ。
一時間だけですよ、ということで俺と文さんは、混浴露天風呂に二人きりで入ることになったのだった。
「はふぅ~、生き返りますぅ~」
「確かにこれは、気持ちいいな」
隣で「んーっ」と伸びをする文さんは、すでに温泉の魔力に取り付かれているようだ。
口調も怪しい。
「取材に来て良かったですね、まさか二人っきりで露天風呂に入れるとは思いませんでした」
「あんまり無茶言わないように。ただでさえ煙たがられてるんだから、文さんは」
「構いませんよ。正確な報道のためです。それに――」
と、そこでちょっと照れたような顔をして、文さんは言葉を続けた。
「――私には、あなたがいますから」
「……」
あー、やばい。
考えないようにしてたことが、文さんの台詞でどっと噴出してしまう。
例えば、バスタオルで前を隠してはいるけど、隠しきれてない肩のラインが綺麗だとか。
例えば、ちょっと火照った肌のうえを滑る水滴が、やたら色っぽいとか。
例えば、機嫌が良いときに、ちょこちょこ背中で揺れる翼の動きが可愛らしいとか。
例えば、というかぶっちゃけ、裸の彼女が隣にいたら考えることなんて一つしかねーだろ常考。
フジヤマがヴォルケイノしないようにするのに、こっちは必死だってのさ。
そんな俺の葛藤(?)を知ってか知らずか、文さんは身を乗り出して聞いてきた。
「顔、真っ赤ですけど、大丈夫ですか?」
「い、いや、へいきだぞ――っ!?」
ざばっという効果音とともに、膝立ちになった文さんが俺の前に回る。
女の子の身体のラインって、すっげー綺麗だよね、うん。
いちおう前は隠してるけどさ、こう、胸から腰にかけての、なだらかな曲線があらわになってしまっているわけだ。
ああもう、我慢できるかこんなもん!
ぷつん、と俺のなかで何かが切れた音がした。
「あ! 鼻血出ちゃってますよ」
切れたのは血管だったようだ。頑張れ俺の理性。
「ほーらー、やっぱりのぼせてるんじゃないですか」
あなたにのぼせてるんです。
「名残惜しいけど、上がりましょう?」
あの、前かがみにならんといて下さい。
慎ましいながらも女の子を主張する二つの丘が丸見えです。
そのさきっちょの桜色のポッチに目がいかないようにするので精一杯です。
というか、文さん、あなたわかっててやってるでしょう?
心配してるような表情をしていますが、目が笑っているんです。
あんまりしないけど、悪戯を仕掛けるときの目です。
顔が近いです。
えーと、この距離はもう、キスしてしまえということでしょうか。
えーと、鼻血出てる俺でも、良いんでしょうか。
文さんは目を閉じちゃいました。
そろそろ俺も観念しようかと思っています。
いただきます。
/
ごんっという音がして、彼の首が変な方向に曲がりました。
どこかから飛んできた石ころが直撃したらしいです。
ちっ、いいところで邪魔が入った。
「い、いくらなんでも、公共の場でそういうことは禁止ですっ!」
「……東風谷さん、彼氏がいないからって野暮なことはしないで下さい」
「そんなことないですっ。そもそも取材のためにって貸切にしたのに、何しようとしてるんですか!」
「何って、ナニですけど」
「あぁもう、とにかく、貸切は終了。終了です」
「仕方ないですね。でも、彼の意識が戻るまではここに居させてもらいますよ」
「…… わかりました」
「それじゃあ、浴衣、貸してもらえませんか?」
/
次回、「あやや、勝負浴衣の巻」
14スレ目 >>120
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疲れた。体育座りの状態から動く気がしない。
「……○○さん」
愛しい文の声にも振り向く力が湧かない。
「長く生きてきた間、ずっと飛び回ってた私じゃ
包容力とかないかもしれませんけど」
―細い腕が背後から肩に回される。
黒くつややかな翼が俺を包んだ。
「すがって、ください。
せめて心だけでも、支えてあげられますから」
卵を温める親鳥のように、文は俺を包み込んでいる。
「……ありがとうな」
ちょっと涙が出てきたのをごまかすために、
俺は目を閉じて、そっと文の腕に手を添えた。
14スレ目 >>200
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スレが無くなる前に文に愛を叫ぶぜ!
文、俺はどんな取材でも付き合ってやる。徹夜で編集作業だってお前のためならいくらでもやってやる。
俺はお前の事が好きなんだ 俺と付き合ってくれ!
14スレ目 >>621
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宴会に来てみれば、その一切は私の予想を良い意味でも悪い意味でも裏切るものでした。
博麗の巫女は一般の参加が可能だとは言ったが、なるほど。各人の恋人自慢も兼ねているのだから、当然といえば当然ですね。
確かにこれなら万が一の危険が起ろうはずもない。自分にとって一番大事な相手を連れているのだ、これではお互いにおいそれと手を出すにもいかないでしょう。
普段では見られぬ、力ある人妖たちの意外な様子は、私の記者魂を揺さぶるに足る光景です。が、不満があるとすれば、私が何も知らずに一人寂しく来てしまった事です。
千年を生きた天狗だろうが、私だって、女なんです。恋のひとつぐらいはしたい。ましてや目の前の、口にするのも憚られるような甘い情景は、いささか毒気が過ぎます。
とはいえ、相手が居ないのでは仕様が無いですね。八つ当たりしたい情動を必死に抑えながら、適当に写真だけ撮って帰ろうかしら。
「おおい、お嬢さん。聞きたいことがあるんだが、ちょっと良いか?」
「――はっ、なんでしょう?」
「いやな、ここ……どこだ?」
「あやややや、あなたはもしかして外来人!?」
「外来……人? お嬢さんの風采もなんだか見慣れないが、ここは外国かどっかなのかい?」
「ええとですね、ここは幻想郷の博麗神社です」
「幻想郷? 聞いたこともない地名だな。なあ××へはどう帰れば良いんだい?」
「いえあの、普通に歩いたのでは帰ることは出来ませんよ。外界との境に結界がありますから……そうだ、取材に応じてくれたら帰る方法を教えてあげますよ?」
「んー、ん……? なんだか良くわからんが、まあ急ぎじゃない。取材位なら構わないが」
「有難うございます。それでは早速ですが、これをどうぞ」
「――っはーうめえなおい……って、これ酒じゃねえか! 取材と酒となんの関係が」
「いえいえ、今ここは宴会の真っ最中。ですから、駆けつけ三杯は礼儀です。どうぞ、もう一献」
「あっはっは、そうかそうか、それなら仕方ないよな! お言葉に甘えて頂戴するよ」
「いやー、天狗顔負けの良い呑みっぷりだわ! ささ、向こうへ行きましょう」
「――っと、名前を訊いてませんでしたね。私は射命丸文、幻想郷一速い烏天狗の新聞屋です」
「ほおう、天狗とな。道理で人外じみた別嬪さんな訳か! 俺は○○ってんだ、宜しくな」
「信じてませんね? まあ、向こうの皆さんを見れば信じざるを得ないでしょうけど。とりあえず、宜しくお願いします○○さん」
「おっとっと、そんなに引っ張らないでくれよ。世界がハッピーになってんだから、今」
「しまった、それ天狗用の度が強いのでした……○○さん、大丈夫ですか?」
「おう、むしろ絶好調だぜ? ところで取材って、何を話せばいんだい?」
「うーん、そうですね……まずはあなたの恋愛遍歴でも語ってもらいましょうか」
「そりゃいい! なんたって、今夜もまた一つ、増えたんだからな。語るにも一晩掛かりそうだ!」
「私を口説くつもりですか? 良いでしょう、私と飲み比べで勝ったら考えなくもありませんよ? その代わり、私が勝ったら持ってるネタを洗いざらい吐き出して貰います」
「いいとも! それじゃ……勝負だ――あ……」
「あ。って、勝負の前から潰れてどうするんですか!」
まったくもって、明日から取材のネタに困らなそうだわ。
14スレ目 >>737
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「あなたはいつもいやらしことばかりじゃないですか! これでは体目当てで言い寄って来たようにしか感じませんよ!」
「……ごめん」
「―― 謝ればいいってもんじゃないわよ! いつもいつも、したいしたいしたいしたいしたい、そればかり! 本当に私のこと大事に思ってくれてるんですか!」
「嫌だと言うわけではないですよ? ですが、私だって一緒に買い物に行ったり将棋をしたりしたいんですよ。それなのに○○は……」
「不安なんだよ文、どうしようもなく。俺から山へ会いに行くなんて出来っこないし、文だって取材が忙しくて余り会えないじゃないか」
「そんなことありませんよ、私だって足繁くあなたの元へ通っているつもりです。○○の事は大事ですが、組織の事も新聞の事も疎かにするわけにはいかないんですよ」
「この間来たのは三か月前、その前は半年。年に数回しか会えずに、そして文はいつまでも変わらない」
「それがなんだっていうんですか! 最初にあなたは言いましたよね? 私は天狗、それでも良いですか、と。それなのに、そんな事を言いはじめて一体どういうつもりなんですか」
「違うんだ、そうじゃない!」
「何が違うって言うんですか! 変なことだったら承知しませんよ?」
「だから不安なんだよ……文に何も残せずに老いて死んでいくのが! 余り会えないのは確かに寂しいけど、それに不満はないよ。けどさ……人と天狗とじゃ、時間の進み方が致命的に違うんだ。俺たちが出会ってから、どれだけ経ったと思う? もう二十年だよ! そろそろ体の自由も利かなくなってくるし、段々と老いて醜くなっていくだろう。それでも、文が良いというなら俺も良い! けど、あと二十年もしたら死んじまうんだよ、人間だからな」
「……」
「なあ、人間にとっては三か月会えないだけで物凄く辛いんだ。ましてや文は千年を生きる天狗だろう? 俺が死んで、千年を孤独に過ごさせるなんて嫌なんだ……だから、子でも残せればと思ったんだよ」
「○○ は傲慢です。私は天狗、今のこの時だって気まぐれかもしれないじゃないですか」
「仕方無いだろう、愛してるんだから」
「わけわからないですよ、もうッ! はあ、判りました……お別れします」
「なっ、お別れってお前――ッ!」
「やれやれ、人間ってのはせっかちで困ります。なにもあなたとだなんて言ってませんよ? 私がお別れするのは御山の生活ですよ」
「え? あ? それってどういう……」
「せっかちな上に頭も悪いんじゃ、誰も相手にしてくれないですよ。仕方ないから、私が残りの人生面倒みてあげます! 覚悟してくださいね」
「組織の方は良いのか?」
「良いんですよ、天狗にとって二十年や三十年なんて瞬きと変わりませんし」
「貧乏だから、あんまり良い生活させてやれないぞ?」
「仕方ないじゃないですか、愛しているんですから」
「……ああ、それなら仕方ないな」
「ところで文、ずっと聞きたかったことがあるんだが良いか?」
「ええ、良いですよ?」
「烏天狗ってさ――――卵、産むのか?」
「本当にお別れしようかしら」
14スレ目 >>796
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「あいたたた、って大丈夫ですか!?」
「むきゅう」
「あやややや、どうしよう……全力でぶつかってしまいました」
「――う、うう……なんとか、生きてる……ぜ。けど……乳、乳の死神が見える……ああここは……天国か?」
「どどど、どうしよう? 脳に異常が出てしまってるみたい、永遠亭に連れて行った方がいいのかしら。でも、動かすと危なそうだし……」
「その声――烏天狗の射命丸さん……か?」
「正気に戻りましたか、そうです! 射命丸ですよ! ○○、大丈夫ですか!?」
「……あ、ああ……そんなに焦らなくても……いい、よ。もう……間に合わない……自分の事だから、わかるんだ」
「馬鹿なこと言わないで! 私の速さなら十分間に合います」
「良い、良いん……だ。お前にやられるなら……それは本望……」
「私は天狗ですが、人間を殺すのなんて趣味じゃありません! それに、こんなうっかりで殺したとあったら末代までの恥じゃないですか! ほら、つかまって下さい、すぐに医者まで連れて行ってあげますから」
「……ああ、柔らかくて……良い匂いだ」
「ちょ、ちょっと! 変なところ触らないで! 飛びにくいじゃないですか!」
「ご、後生だ……最期ぐらい……役得……うぅ」
「ああもう、生きていたらちょっとぐらい触っても良いですから、今は我慢してください! ほら、もうちょっとしっかり掴まってくれないと落ちちゃいますよ!」
「吐いたツバ……飲まんとけよ?」
「はぁ……やっぱり落としちゃおうかしら」
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文にぶつかったら間違いなく致命傷だと思うんだ。いろいろな意味で
死に際でもいいから撫でまわしたいぜ
14スレ目 >>810
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「はいチーズっと」
「お? お? ピースピース」
「――じゃなくて、いきなり写真撮るなよ。肖像権の侵害だぞ? 謝罪と賠償を要求するッ!」
「まあまあいいじゃないですか写真ぐらい。それより、今日も時間良いです?」
「あー、うーん。まあ別に構わんが……」
「なんだか歯切れが悪いですねえ。仕事もしてないのに」
「仕事をしてないんじゃない、仕事が出来ないんだって何度いわせりゃ気が済むんだ!」
「おー怖い怖い、怒鳴らないで下さいよ。お土産持って帰っちゃおうかしら」
「まちたまえ射命丸殿。どうやら誤解があったようだね、ほんの小さな。どうかね、今からでも我々は解り合えると思うんだが」
「まったく現金な人間ですね……まあ、貴方らしいですけど。ええと今日は魚を見繕ってきました」
「かたじけのうござる……三日ぶりの食べ物、人情が身にしみるぜ」
「だから私は天狗ですって。それよりも、そろそろ食糧ぐらい自分で採れるようにならないと飢え死にますよ?」
「いやー、動物はすばしっこくて捕まえれないし、山菜やなんかはどれが食べれるのかさっぱり。それに俺、インテリなインドア派だし?」
「取材させて頂けるならお裾分け位はしますが、ネタが無くなったらあげませんからね?」
「エー」
「えーじゃないです! 私だって慈善事業で食べ物を持って来てるわけじゃないんですから! ネタですよネ・タ! 貴方にはそれしか取り柄がないんですから」
「酷い言いようだが反論できない自分が憎い……」
「ま、貴方の記事は存外評判が良いですからね。――そうだ、いっそ連載なんかしてみませんか? ほら、この間教えてくれたじゃないですか。天声人語? こらむー、でしたっけ」
「ああ、そういえばそんな話もしたなあ――と、ということは……それは仕事を回してくれると言うことですか!」
「ちょ、ちょっと……暑苦しい顔近づけないで下さい! 鼻息かかってます鼻息! くすぐったいですよ!」
「おっと失礼」
「ええまあ、そんな所です。大した代価は用意出来ませんが、食事ぐらいはどうにかしてあげます。勿論、評判落ちたら打ち切りですよ?」
「うう……射命丸殿は天使じゃあ……後光がさしておられる」
「でーすーかーらー、私は天狗だって言ってるじゃないですか、もうっ! あとその口調気持ち悪いので勘弁して下さい」
「そ、そうか……イケてると思ったんだが」
「はぁ……こんな様子で大丈夫かしら」
「ときに、文さんよ。どうして俺にそこまでしてくれるんだ?」
「――えっ?」
「あれあれ、意外な反応……もしかしてフラグですか? ラヴですか?」
「ばっ ――取材の為に決まってるじゃないですか! なんですかフラグって、ラブって、意味わかりませんよ! ほ、ほんとに貴方は馬鹿なんですから! そそそ、それじゃ私はこれで失礼しますからね! ああ、ああ……あと、そう! 明後日ぐらいまでに原稿仕上げておいて下さいね!」
文に、雛鳥のように養われたい
14スレ目 >>869
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「よし、うめ!」
「はい、わかりまし――って、ええええええええええ! なななな、なにをいうんですかいきなり! そんな急にうめだなんて……」
「いや、どうせなら早い方がいいだろ? 今後の為にもさ」
「それは、ええそうかもしれませんが……でも、でもですよ? 私にも心の準備というものが……」
「文……一体全体なんでそんなに慌ててるんだ?」
「だって、貴方が卵産めっていうから!」
「ああ違う違う……これ見てみ? 埋めるのはスレだよ、次スレ建ったからさ」
「――馬鹿! もう知りません! せっかく私だって……」
「あーその、なんだ……そっちの意味でも悪くないかなーなんて、思うんだが……その」
「えっ? あ、あのっ! ふつつかものですが、宜しくお願い、します」
14スレ目 >>986
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埋めに急いでうpした文章を後で見直したら、あまりの恥ずかしさに悶絶した
生まれてきてごめんなさい
「良いんですよ○○。好きだから、しちゃったんですよね? 私にもありますよ、そういう経験。百年ぐらい前の新聞を見直すたびに同じような気持ちになって……」
「ああ恥ずかしい! でも、それでも! そこに書かれていたのは真実でした。貴方もそうでしょう? 真実を書いた、そのことを恥じる必要はありませんよ」
「―― 出来れば、私の事を書いて欲しかったんですけどね……ハハ」
「何言ってるんだろ、私……。えっ? 次は私を書くって? そそ、そうですか……それじゃあそうですねえ……上手に書けたら、その……」
「ちゅーしてあげます!」
15スレ目 >>11
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「それじゃ、行ってきますねー」
「あ、文! ちょっとまってくれ!」
「ん、なんですか? ○○さん」
「ええとな、お前スカート短いだろ? それで……その、飛んでるとさ……あれじゃないか」
「ああ、なるほど……大丈夫ですよ、見える速度で飛びませんから」
「いやでも、ちらっと見えちゃったりしたら困るだろ? だろ? だからさ、これ……」
「はぁ……まあそう言われればそうかもしれませんが。って……これは?」
「ああ、これはな『ブルマー』っていうんだ。女性解放運動家が考案した、由緒正しき履物だ」
「それはそれは……これを履けばいいんですか?」
「――そのとおり! それを履けば下着を見られることもないし、風の冷たさも大丈夫!」
「私のこと、考えてこんな物用意してくれたんですね……ありがとう御座います」
「いいんだよ、とにかくそれを履いて見せてくれよ!」
「解りました。よ……ほっと! どうですか? これって見せて良いものですよね……なんか恥ずかしいです」
「素晴らしい、エクセレント! 文はやっぱり何を着ても似合うなあ……愛してるよ」
「も、もう……朝っぱらから情熱的すぎです。今日は早めに戻りますから!」
「ああ、行ってらっしゃい!」
15スレ目 >>39
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「なあ文、暇だし散歩でもしようぜ」
「わかりましたー♪カメラも一応持っていきますねー」
「好きにしろー」
~散歩中~
「うん、この時期は色々なところに花があって綺麗だな」
「そうですねー、この時期に空を飛ぶと気持ちいいんですよ?」
「俺には翼とかないからわかんないなぁ…」
「あはは…そうです…ね…」
「…泣いてるのか?どうしたんだよ」
「…すいません、急に種族の差とか思い出しちゃって…」
「…そうか…」
「私はまだずっと生きれますけど…貴方は私が生きているうちに死んでしまうんです・・・」
「…文…」
「それが悲しくて…貴方と見るこの景色も数十年後には一緒に見れないかと思うと・・・」
「文、確かに俺はお前より生きていられる時間はずっと短い。」
「残されるお前の気持ちはわからないかもしれない。」
「それでも、俺はお前のことを愛している。結婚しよう、文」
「○○さん…はい…!」
「そして、愛し合った証もいっぱい残そう。」
「はい…え?それってもしかして…///」
「そういうことだよ、文」
「こんなところじゃ誰かに見られちゃいますよ…?」
「見せ付けてやればいいさ、こう見えても、俺は野心家なんだぜ」
15スレ目 >>56
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昼下がりの午後
なぜかメイド服を着た幼い○○とやたら興奮してはしゃいでる文
文「は~い○○ちゃん。スカートをたくし上げて裾を口で咥えて咥えて~
あ、パンツぎりぎり見えないようにね。うるさいのが来るから」
○○「文お姉ちゃん。僕男なのに毎回こんな格好恥ずかしいよ~」
スカートをたくし上げて裾を口で咥えて上目遣いで文を見る○○
文「何言ってるの○○ちゃん?これはあなたの成長記録をとる大事な儀式
なのよ。それにいい思い出になるしwあ、目線はそのままそのまま。
う~んすごくいいです。○○ちゃん可愛いよ○○ちゃんw」
文は狂ったようにカメラをパシャパシャ
後日
文「どうです今回の写真?かなりの力作だと自負してるんですが」
咲夜「す・すばらしいわ!ジュル…毎回いい仕事するわね貴方。
約束どおり次の新聞50部もらうわよ。」
文「まいどあり~」
咲夜「ふふふ。しかし文あなたも悪よね~いたいけな○○をネタにがっぽり儲けて」
文「あややややや。人聞きが悪いですよ。私は可愛い○○ちゃんの成長記録として思い出の写真を
撮ってるだけですよ。ただ○○ちゃんの可愛さをみんなと分かち合いたいだけなんですから」
咲夜「まあそういう事にしておきましょう。それより今度の写真についてなんだけど…」
文「え~とあと回らないといけないのは早苗さん・霖之助さん・幽香さんですね。
こんな文だけどショタ○○の事すごく大事に可愛がってますよ?
15スレ目 >>262
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お初です(*^ ^*)
最近趣味で写真を始めて、自分自身を撮っています。
ホームページで公開しているので、是非遊びにきて下さい♪
頑張ってヌードも公開しています♪
私のホームページです↓
ttp://touhou-huujinroku/shameimaru/
最近、見られるのに快感を覚えています(笑)
「あ、文ッ! このURIは一体なんなんだ!」
「あ、○○さん。あー、それですか? ただの冗談ですよ、冗談」
「なんだ……心配して損したぜ」
「どうして心配するんです?」
「そりゃお前……なんていうか、その……」
「ははーん。悋気、ですか? 幼稚な手段で別の男を漁るとでも思ったんですか……やれやれ、信用がないなあ」
「く……だ、だって俺別に取り柄ないし、弾幕張れるわけでもない……ましてや人間、ずっと一緒に居てやることだって……」
「それがどうかしたの? 見くびらないで欲しいわ! 私は貴方で我慢しているわけじゃない。貴方だからこそ一緒に居るんだから!」
「文……その、悪い」
「こちらこそ、怒鳴ってしまってすみません。……良いんですよ、誰だってそういう想いはあります。それに、○○にだって取り柄があるじゃないですか」
「俺……に?」
「貴方は時間に限りがあることを知っている。だから、誰よりも私を大切に、誰よりも私を愛してくれている……貴方がそうある限り、私は貴方を愛さずには居られないんですよ」
15スレ目 >>305,>>310
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「○○さん、幻想郷でかわいい女の子ランキングTOP3教えてくださーい」
「どうしたんだ文、そしてなぜいきなりそんなことを訊く?」
「新聞のネタにでもしようかと…それで身近な恋人の貴方の意見を訊こうかと思いまして」
「そうかい、1位はフランちゃん。2位はチルノ。3位は紫さんってところかな」
「…○○さん、なんで私はTOP3に入ってないんですか?」
「ん?そりゃ、お前が大切だからに決まってるだろう。」
「… ふぇ?」
「かわいいものは、独り占めしたくなるものなんだよ」
「あ、あやややや…///」
「うはは、照れる文もかわいいぞ」
「あ、あんまりからかわないでくださいっ///」
15スレ目 >>341
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「なあ、文」
「なんですか○○さん」
「急にこんなこと訊くのもなんだけど、文ってなんで鶏肉だめなんだ?」
「……幻想郷は食う食われるが他人事ではないですからね。
自分に近いものが食べ物として認識されてるのを見るのは、
あまりいい気分ではないんですよ」
「そうか。で、今日の朝御飯から卵が消えたのは何か関係あるのか?
昨日までは問題なく食べてた気がするんだが」
「……当分、卵が割れるところは見たくないんです。
ああ、育児は何も母親だけのものではありませんから……
生まれたら、ちゃんと○○さんも温めてくださいね?」
15スレ目 >>511
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文「○○さんこんにちは~」
○○「文さんこんにちは。今日もどうしたんですか?」
文「今日はインタビューしたいと思いまして、ずばり○○ さんの好きなタイプの女の子を教えてください!」
○○「好きなタイプね……知的な女性かな」
文「ご協力ありがとうございます!」
ビューン
○○「あっ行っちゃった……」
文(知的な女性=メガネですね!早速○○さんのところへ……っと誰か○○さんと話してますね)
魔理沙「よう○○!」
○○「魔理沙か?どうしたメガネなんてかけて?」
魔理沙「へへっ、何でもないぜ?それじゃまた後でだぜ」
ビューン
○○「魔理沙も何なんだろう……」
文(魔理沙さん……一体どこからこの話を……あっまた来た)
早苗「こんにちは○○さん」
○○「こんにちは早苗さん。早苗さんもメガネかけてるんですね」
早苗「ええ、勉強するときはいつもつけてますよ。まぁ今日はそれだけじゃないんですけどね」
○○「早苗さん?最後の方がよく聞こえなかったんですが?」
早苗「えっあっ、何でもないです!そ、それじゃあまた後で!」
○○「何か今日はメガネをかけた人によく会うな……」
文(うむむむ、強敵が多いですね……っとまた来た)
慧音「どうした○○こんなところで突っ立って」
○○「あっこんにちは慧音先生」
慧音「今はプライベートだから慧音でいいぞ、それで考え事か?」
○○「なんか今日はメガネをかけた人によく会うんですよ……」
慧音「ふむ、メガネか一応私も持ってるぞ」
○○ 「慧音さんのメガネですか……すごい知的ですね」
慧音「ありがとう○○、おっとこれから寺子屋があるので失礼するよ」
○○「はい、さようなら慧音さん」
文(あの人は違いますね……誰も来ませんし行きますか)
○○「ふぅ」
文「こんにちは○○さん」
○○ 「文さんか、もしかして昨日のことみんなに言った?」
文「いえ、まだ誰にも言ってないんですけどね……」
○○「あれっ?新聞に載せるからインタビューしたんじゃないんですか?」
文「あっ!いえそれはその……ううう」
○○「もしかして文さんは俺のこと……」
文「ううう~……そうです、私は○○さんのことが……好きです!」
○○「……俺は別にメガネをかけてるとか本当は気にしないから」
文「えっ?」
○○ 「本当に好きな人にはそのままの姿でいて欲しいから……俺も文さんの事好きだよ」
文「あ、ああああありがとうございます!」
魔理沙「あの鴉に○○取られちまったな」
早苗「しょうがないですよ、こうするように頼まれたんですし。ねっ椛さん」
椛「文さんお幸せに……」
15スレ目 >>830
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文「やっと起きましたか?○○さんはねぼすけですね♪」
○○「…なんで俺がでかい鳥籠に閉じ込められてるのか聞いていいか?」
文「それは貴方があの女の子に見とれていたからです。浮気するくらいなら閉じ込めてあげます」
○○「誤解だ、初めて見た娘だから気になってただけだって」
文「…信じられませんね。恋人とはいえ、男は浮気をする人が多いと聞きますし」
○○「そもそも鳥籠はどちらかと言うとお前が閉じ込められる側じゃないか?」
文「鴉を鳥籠で飼うというのはあまり聞きませんね。それに、女性を束縛するのはよくないことですよ?」
○○ 「む、じゃあ対等に愛し合う関係ならいいのか?」
文「まあ、それなら…とりあえず、浮気しないと約束してください。それと」
○○「それと?」
文「キス、してください」
○○「はいはい、女の子は疑り深いねぇ…」
文「女の子は誰だって好きな人の一番でありたいものなんですよ♪」
16スレ目 >>20
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文に甘えられたい
ちょっと大人の余裕を見せつつ頭をなでなでしたい
んで気持ちよさそうに目を細めてる文をぎゅって抱きしめたい
最後は一緒に寝たい(添い寝的な意味で)
文ぐらいの子って抱き心地良さようだよなー
ちょうどいい感じに腕におさまりそうで
16スレ目 >>65
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「やれやれ、皆はしたないわねぇ」
「全くだ」
「天狗はそんなのに流されませんよ とりあえず何かでっかい一面でも書けばみんな正気に戻るかしら」
「珍しくその新聞が役立つ日が来るようだな」
「さて……一面はどうしようかなー」
「文花帖でも見てみろ」
パラパラパラパラ……
「……お、これなんかどう?」
「何だ?」
「『幻想ブン屋がついに結婚、お相手は里で大人気の人間』」
「…………」
「『……第一子も考えています』っと。 よし記事完成!」
「早ッ! プレインエイジアピアノパートの指遣いより早ッ!」
「さて、あとはこれを事実にするだけよね? 覚悟はいいかしら」
「あ、やっぱりそういうオチですか」
16スレ目 >>438
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「○○さーん」
「…んぁー…?」
「朝ですよ、起きてください」
「おー…、文か…」
「はい、おはようございます」
「ん、おはよ…」
「もうすぐで朝食の支度ができるので、ちょっと待っててくださいね?」
「んー…」
「♪~」
「…ふわぁ~…」
16スレ目 >>480
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ちちの日便乗。
文「じゃあ○○さんにとってちちとはどういう物なんですか?」
○「父か・・・大きくて、うん、人生の目標って感じだな」
文「そ、そうですか・・・」
文(え、それってきょぬーで圧殺されつつ自分も揉まれて大きくなりたいって事ですか?まあそんな変態くさい所も好きですが)
16スレ目 >>639
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文!お前のことを密着取材させてくれ!もちろん身体も余すことなkうわ無双風神はやめt
16スレ目 >>659
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文「○○さん浮気したんですか!?」
○○「はぁっ!?」
文「だって今日の新聞の記事にこれが……」
○○「……これお前が書いた記事だな」
文「そうですよ?」
○○「……」
文「……つまり?」
○○「つまり?って何か言って欲しいのか?」
文「えー、そこは「お前以外の女なんて興味ないZE☆」とか言ってくれるんじゃないんですか!?」
○○「……あー、お前に付き合った俺がバカだった」
文「言ってくださいよぅ○○さん~」
○○「嫌だ」
文「言ってくださいよ~」
○○「はぁ……お」
文「お?」
○○ 「お、お前以外の女なんて興味はない」
文「ぽかーん」
○○「そ、そのお、俺が愛しているのは文だけだから」
文「あ、その……え、えーと」
○○「こ、ここまで言ったんだからお前もなんか言えよな!」
文「そのですね……ツンデレ?」
○○「なっ!?ち、ちが」
文「でも嬉しいですよ、私も○○さんのこと愛しています」
○○「そ、それでいいんだ」
16スレ目 >>750
───────────────────────────────────────────────────────────
「今日は文々。新聞の特設コラムに○○さんをお呼びしています。ということで今日はよろしくお願いします」
「はい。よろしくおねがいします」
「じゃあまずちょっと簡単な質問をいくつかさせていただきますね」
「はい。バッチ来い」
「○○さんは一年ほど前に外の世界から来られたんですけど、どうですか? 幻想郷には慣れましたか?」
「そうですね。おかげさまで大分慣れました」
「それはなによりです。次はですねー。幻想郷で一番料理が上手なのは誰だと思いますか?」
「何ですかその質問……(苦笑)」
「いいから」
「そうですね……十六夜咲夜さんとか美味しかったですね」
「そうですか……では一番頭がいいのは?」
「八雲紫さんですかね?」
「一番お世話になってる人は?」
「博麗霊夢さんかな」
「幼馴染にしたい人は?」
「霧雨魔理沙さん」
「姉にしたいのは?」
「ルナサ・プリズムリバーさん」
「妹にしたいのは?」
「伊吹萃香さん」
「一番可愛いのは?」
「魂魄妖夢さん」
「……あ! 一番美人なのは?」
「東風谷早苗さん」
「そうですか……そう……ですよね。じゃあそろそろ普通の質問に戻りますね……?」
「え? 一番好きな人って質問は?」
「答えのわかってる質問しても仕方ないでしょう? まあいいや。一番好きな人は?」
「もちろん、射命丸文さん。大好きです。結婚してください」
「え……? あ、いやあの、私も○○さんが……じゃなくて式は大安吉日で……でもなくて今は真面目な対談中ですよ。もっと真面目に答えてください」
「いや、本気ですけど」
「と、とにかく! え、えーと……今日はありがとうございました。この対談はしっかり録音させていただきましたのでちゃんと使わせていただきます」
「え? 普通の質問するんじゃ……?」
「でわ!」
「射命丸さーん? おーい文ー? 行っちゃった。この山一人で下りるのか……」
17スレ目 >>441
───────────────────────────────────────────────────────────
文「こんにちは、文々。新聞です。
私は○○さんが好きなので取材をしたいのですが、
少しお時間いただいても宜しいでしょうか」
取材する時に一々「○○さんが好きなので」とつける文ちゃんが頭から離れない。
俺は文ちゃんが好きなんだが助けてくれブラザー
17スレ目 >>447
───────────────────────────────────────────────────────────
Q、文々。新聞の購読料として一回読む事に文に一回唇を奪われると聞きましたが、本当ですか?
A、清く正しい文々。新聞は、そのような読者の都合を考えない身勝手な購読料徴収は行いません。責任取ってお婿に貰います。
17スレ目 >>527
───────────────────────────────────────────────────────────
○「あ~暑いけど風が気持ちいいな」
ウトウト・・
パシャ!
○「・・!な、何撮ってるんだよ」
文「なさけない寝顔ね、これはスクープね。『○○、真昼間からダラダラ過ごす』・・っと」
○「お前、か、返せ」
文「だーめよ、これは君がダラけてる証拠品なんだから」
○「・・それよりお前、営業モードの口調じゃないな、もう地でいくのか?」
文「・・そ、そう?」
―夜、妖怪の山
文「(・・・おかしいなぁ、どうして○○相手にだと地になっちゃうんだろう・・)」
椛「文さん、ずっとその写真見てるけどどなたなんです?」
文「・・! あ、べ、別に何でもないよ、あは・・は」
椛「あ、何で隠すんですか、見せてくださいよー」
17スレ目 >>581
───────────────────────────────────────────────────────────
文に記事ネタかなんかをネタにコスプレでもさせて、
恥ずかしいポーズでも取らせて撮影し、
「し・・・撮られるのも中々恥ずかしいですね・・・これからは自重します///」
みたいな事させたい。
そして
「でも○○さんも着替えてくれないと・・・おあいこになりませんよね?」ニヨニヨ
な状況に発展したい。
何を着せ、着せられるかは妄想で。
18スレ目 >>411
───────────────────────────────────────────────────────────
「きめぇ丸は可愛いなあ」
「おお、イミフイミフ」
「いや、他のゆっくりと違って体があるし、無害だし」
「おお、こわいこわい」
「あ、体?そういう意味じゃないってばもうw」
「おお、うれしうれし」
「じゃあまたなー」
「おお、こわいこわい」
(成る程、○○さんは私より偽物の方が好きですかそうですか・・・)
「よし、○○さんに好かれる女になるために恥を偲んでアレの良い所を学ぶって・・・
良い所・・・?首ふり?」
ブンブンブンブンブンブン
「ま、○○さ~ん・・・」
「うお!?どうした文フラフラになって・・・」
「いやその・・・頭振ってたら痛くなって・・・」
「また訳の分からん事を・・・ほら、膝貸してやるから休んでけ」
「あ、ありがとうございます~///」
(あやややや、これは本懐を果たしましたね!)
「おお、こわいこわい」
18スレ目 >>485
───────────────────────────────────────────────────────────
ある日開かれた結婚記者会見。部屋には大勢の取材陣が詰め掛けている
しかし、普段なら最前列に陣取っているはずの文の姿はその中に無い
なぜなら――
「あややや、まさか私が取材される日が来るとは思いませんでした」
なぜなら、彼女は壇上にいるからだ。そう、これは僕と彼女の結婚会見なのだ
「お前も報道席に座りたかったか?」
横に座る文に冗談めかして尋ねてみる。
「なんなら今からでも遅くはないぞ?」
「まさか」
そう言いながら腕を絡め、肩に寄り添ってくる
「○○さんの隣を離れる気はありませんよ」
にっこりと笑う彼女の顔は、一斉に焚かれたフラッシュの中でも一際まぶしく見えた
18スレ目 >>925
───────────────────────────────────────────────────────────
「ふう。あらかた片付きましたかね」
最後の段ボールを畳み終えた文が、冷たい麦茶を湯のみに注ぎながら言った。
「ああ、そうだな。……なあ、本当によかったのか?」
一足先に縁側で涼んでいた俺は、文に重要な事を尋ねる。
「何がですか?」
「山を降りて、こんな所に住むことにして。あっちには椛ちゃんもいるし、他にも……何なら山に住んだって良かったんだぜ?」
それに、文は烏天狗だ。平地に住むより、山に住んだ方が環境的にも良いに決まってる。
文は麦茶を乗せたお盆を持って縁側に来ると、俺の横に腰掛ける。
「まあ、昔から住めば都と言いまして。どんな場所でも住み慣れれば快適になるものなのです。椛達にだって会いに行こうと思えばすぐです。あ、麦茶どうぞ」
「さんきゅ」
手渡された麦茶を一気に飲み干す。
浮かんだ氷で良く冷やされていて、時折聞こえる風鈴の音と相まって俺の体も冷やしてくれた。
「……それに……」
文が俺の体に寄りかかり、頭を肩に乗せた。
「貴方と一緒なら……私は他に何も望みません」
急に冷えた体が熱くなったのは、風鈴の音が聞こえなくなったからでも、喉元を過ぎると冷たさを忘れるせいでも無いだろう。
「文……」
俺は文の肩に手を回し、そっと抱き寄せる。
抱き寄せようとしたが、失敗した。
「さ、日が暮れないうちにご近所に挨拶回りに行きますよ!」
そう言いながら文が立ち上がったからだ。
抱き寄せる対象が無くなったのと、良いムードが崩れたことで、俺は倒れた。
「何してるんですか? 寝てる暇は無いですよ?」
文は心底不思議そうな表情で俺を見下ろす。あと、白だった。
「ああ……そうだな……」
よっこらせと俺は立ち上がる。
「さ、行きましょうか。マイダーリン♪」
繋いだ文の手は、とても暖かかった。
18スレ目 >>935
───────────────────────────────────────────────────────────
幻想郷の月を大きく感じるのはきっと本当に大きいからなんだろうなあ。
家の縁側で一人でする手酌も綺麗な月があると意外と進むものだと最近知った。
「○○さ~ん」
月を背景に一人の女の子が飛んでくるのが見える。
「ん? 文か。飲み会はどうした」
家の庭まで飛んできた彼女に俺は訊ねた。
「博麗神社であっただろうに」
「いいんです。今日はこんなに月が綺麗じゃないですか」
そういいながら俺の隣に腰を下ろす。
月明かりに照らされた文の横顔がいつもよりも幻想的で、どきりと胸がなった。
「それならなおさらじゃねえか、こういう日の宴会は楽しいぞ?」
「もう、分かってて言うのはずるいですよ」
そういう彼女の手に杯を渡し、酒を注ぐ。
「分かってるって、何が?」
にやりと笑って、促す。文が杯を傾け、俺は自分の杯に酒を注ぐ。
「……こんなに綺麗な月の夜なんですから、あなたと一緒に飲みたいんです」
こちらを見ないで真っ赤な顔の文が言う。一杯だけで随分真っ赤だなこいつ。
「…………そうかい、好きにしな」
俺の顔が赤くなったのは酒のせいだ。酒のせいなんだよ。
「十五夜ってあるだろ」
酒を傾ける。旨い、一人で飲むより何倍も。
「ありますね、9月15日。今日ですね」
「ああ、俺の地元ではな、一月遅れなんだよ、七夕も十五夜も」
空になった杯に文が酌をしてくれる。
「へぇ、そういう所もあるんですね」
ぐいっと飲む。あれ?……さっきよりまた旨いぞ?
「ああ、もっとも、どちらの日も祝うところが多くなってたけどな」
「うう~ん……七夕が二回って、織姫と彦星のロマンが少し崩れませんか……?」
そういう文の杯に酒を再び注ぐ。こいつも美味しそうに飲むなあ。
「まぁ、そういうのを商売にしている奴とか、ただ祝い事に騒ぎたい奴にとってはそういうものなんだろ」
「そういうものですか」
手酌して途中で酒が空になったのに気づく。これ飲んだらおしまいだな。
「そういうものなんだろうな、まあ、俺もそういうのは嫌いじゃねえよ」
「どうしてですか~?」
酒を飲み終わった文がこちらに倒れ、俺の腿の上に頭を載せてきた。
酔ってやがんのか? 天狗の癖に俺より早いとは。
「想い会う二人が年一逢瀬じゃさびしいだろ? 倍に増えたんだから素直に祝ってやらなきゃな」
あー、顔が熱い、俺も酒が回ってきたかな。
「そう、ですね……はい、そうですね!」
「月見は別に関係ないけどな」
「そうですねー」
「でも、これも俺は嫌いじゃねえんだよ」
「なんでですか?」
「お前と一緒に綺麗な月見て、酒が飲める。もう一回あっても悪くないぜ?」
ああ、酒によってると変な事言っちまうな。まあいいや、本心だし。
「あ、あやややや……(赤面)」
そうだな、商業の陰謀だろうがなんだろうがいいや。
「だからさ、文」
俺の膝の上の可愛らしい天狗と、
「はい……」
「……また来月も一緒に月見しような」
「……はい」
一緒にいられる口実も増えるってもんさ。
十五夜と十三夜の月見の話を勘違いして覚えてたのに今気づいたorz
きっと「俺」はそういう世界の住人だったということで、ひとつ。
19スレ目 >>235-236
───────────────────────────────────────────────────────────
○月○日
いつも通りに縁側でお茶を飲んでいると、空から気絶した鴉天狗が降ってきた。
ボロボロの姿だったが、致命傷は無く命に別状は無い様子。
ほっとくのもアレなんで、取りあえず客室に寝かせておくことにした。
その天狗は目を覚ますとお礼を言って飛び去っていった。
○月●日
先日助けた鴉天狗が粗品を持ってやってきた。
ついでに自己紹介された。名前は射命丸文というらしい。
それを受け取りつつ、事情を聞くと取材に失敗したとのこと。
新聞記者も命懸けだな、と苦笑していると今度はこちらのことを訪ねてきた。
自分が外来人であることを告げると目を輝かせて取材を要求してきた。
予定も無かったので、快く承諾した。
○月□日
目が覚めたら何故か隣で文が寝ていた。俺の上着を羽織って。
起こすのも何なんで、起きるまでそっとしておいた。
○月◎日
日課で縁側にて茶を啜っていると文が新聞を渡しに来た。
自分は契約していなかった筈だが、と聞くとお試し期間無料サービスとのこと。
まぁいいか、と思ってアンニュイな気分に耽りつつ新聞を読んだ。
○月△日
朝起きたら何故か文が朝食を作っていた。
どういうことだ、と聞くとサービスですとのこと。
材料は自前なようなので深くは追求しなかった。
朝飯は上手かった。
○月▲日
色々と事故で、文を押し倒してしまった。
すぐにどこうとしたが、何故か文が引っ付いてくる。
色々と柔らかかった。
現場を見た白黒にマスタースパークを食らった。理不尽だ。
○月▽日
色々と事故で、文に押し倒されてしまった。
すぐに退かそうとしたが、何故か文が引っ付いてくる。
色々と柔らかかった。
現場を見た紅白に夢想封印を食らった。理不尽だ。
○月◇日
目が覚めたら文に抱き枕にされていた。
意外と力が強く、全然脱け出せない。
仕方が無く文が目覚めるまでまったが、狸寝入りをしていたらしくその日はずっと抱き枕にされていた。
□月○日
何故、ここまでしてくれるのか。
文の作った朝食を食べながらそう聞くと、文は
「え、分かっていなかったんですか?
そんなの、あなたが好きだからに決まっているじゃないですか」
ぽかん。俺がそんな顔をしていると
「あ、そういえばあなたの答はまだでしたね。
どうなんです?まぁ、分かり切ったものですけど」
勿論、俺は――
19スレ目 >>439
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風が強かった。
それが悪いんだ。
――あ、射命丸だ。おーい
「あ、○○さん、おはようございます」
――おはようさん、今日も元気だね
「いえいえ、新聞記者は元気が資本ですよ!」
――そっか。まあ。今日は風が強い。きをつけたま
びょお、と風が吹いた。
「きゃ」
スカートを抑える射命丸。しかしシャツが暴れてかわいらしいお臍が……!
――うは
「ちょ……!」
今度はシャツをなだめにかかる射命丸、そうした途端にスカートが
――ふむ、縞とは中々センスのいい
「天狗――」
――おk、落ち着け射命丸、あれは事故
「烈風弾!!!」
――ぉぅぃぇぁ
フェードアウトする意識の中で、俺はふと全く悔いの無い自分に気がついた。
「うー……もうお嫁にいけないです///」
――んな初心な……(がくり
19スレ目 >>469
───────────────────────────────────────────────────────────
執筆『幻想郷の恋模様』
◇◇「やつめうなぎうまかったなー(かりかり」
文「ええ、甘ったるかった気もしますけどねー(かりかり」
◇◇「そうか? しかしまったく凄い話だな、書いてる俺らまで恥ずかしい(かりかり」
文「本当ですねぇ、うわぁ……///(かりかり」
◇◇「ナニガアッタw つーかもう桃色幻想郷と呼んでも差し支えなさそうじゃないか……(かりかり」
文「そういう事言ってもわたしたちも立派な夫婦なんですけどねー(かりかり」
◇◇「んー、そうだな(かりかり」
文「……◇◇さん?」
◇◇「ん?」
文「えーと、……いえ、なんでもありません(かりかり」
◇◇「そーかー(かりかり」
◇◇「文ー? (かりかり」
文「はい?」
◇◇「愛してるよー(かりかり」
文「わ、私もですよっ///」
◇◇「手ぇ止まってるよ、文(かりかり」
文「あ、本当だ(かりかり」
◇◇「続きは終わってからベッドの上で幾らでも言ってあげるからs(かりかり」
文「え、あ、あややややや(ぎょばばばばばばばっ」
◇◇「速っ!?」
文「さあおわりましたよさっさと入稿しましょうハリーハリーハリー!!」
◇◇「こっちも完成。さあて、夜はこれからだ、お楽しみもこれからだ……(かりかり、とん」
その日の「文文。新聞」は、いつもより早く完成したのに、配達が遅れたとか。
19スレ目 >>484
───────────────────────────────────────────────────────────
かしこいけどいたずら好きなんだよな、カラスって。
??「……だーれだっ」
○○「ん? ああ、文か。どうした?」
文「ぶー、つまんないですよ、そんなに簡単にこたえられたら」
○○「でもさ、文の手の感触とそのかわいい声で分かっちゃうんだよな」
文「~~ッ///」
○○「あっははは、赤くなるな赤くなるな」
後日
??「……だーれだっ?」
○○「ん?んー……? 手袋? ……ああ、文だ」
文「せっかく声色まで変えたのにっ」
○○「残念、匂いがあるんだ。嗅ぐと安心できるいい匂いさ」
文「うぅ……///」
○○「なんだ、もっと嗅がせてくれるのか? ん?」(ぎゅ)
文「もう……お好きなだけ、どうぞ」(ぎゅ)
後日
??「……だーれだぜ?」
○○「魔理沙」
文「これでもかっ」
魔理沙「……もう諦めたらどうだ?」
○○「……何がしたいんだ……」
あ、あれ?かしこ・・・?
19スレ目 >>566
───────────────────────────────────────────────────────────
テーマ:出さなかった恋文がみつかって嫁があたふた(オーソドックスだと思う)
「大掃除なんですから○○さんも手伝ってくださいよ~」
「へいへい」
久々に射命丸が掃除をするというので手伝うことにした。こまめに掃除すれば良いのにな。
「じゃあ俺は書斎掃除するわ」
「はい、お願いしますね、本とか読み始めたら駄目ですよ」
釘を刺される。
窓を開け放ち、埃を払っていく。本棚の埃が特に凄い。くしゃみが出そうになる。
それをすんででこらえて、どんどん埃を払っていく。上から下へ。上から下へ。
それが終わると埃を集める。ついでにくしゃくしゃになった原稿も。
「うし、あとは雑巾がけか」
ゴミをまとめて、一人ごちる。桶に汲んだ水と雑巾。
「ちべて……」
この時期、水仕事は辛いよなあ。ま、がんばるか。
雑巾で本の背や本棚、机を拭いていく。綺麗になると気持ちが良いな。
と、本を拭くする為に抜いたところ一枚の封筒がはらりと落ちてきた。
「うん? なんだこれ」
かわいらしい封筒には宛名がなく、封もしていないところを見ると、書きかけで放置したか何かだろう。
「気になる……」
気になったことは調べずにはいられない。封を開けて中を開く。
そこには射命丸の文字で「○○さんへ」と書き始められていた。
「○○さんへ。
いつも会っているのに手紙なんておかしいと思うかもしれません。
でも直接言うのが恥ずかしいので、手紙にしました。
○○さん、私はあなたのことが好きです。
外来人が来たということでいつものようにインタビューに行って、
あなたに出会ったとき、私はあなたに一目ぼれしてしまいました。
それから毎日のように取材と称してあなたに会いに行きました。
快く迎えてくれて、色々な事をあなたと話すことが私の何よりの楽しみでした。
もう残念だけど話すことは無いと言われて凄く悲しくなりました。
私を『友人』として迎えたいと言ってくれたとき、凄く嬉しくなりました。
あなたとの距離が近くなった気がしました。
会えば会うほど嬉しくなって、会えない間が切なくなりました。
(中略)
この気持ちを言ってしまって関係が崩れるのは怖いです。
でも、あなたが好きな気持ちがもうとまりません。
この気持ち、受け止めてください。
射命丸 文
」
「……うわぁ」
顔から火が出そうになる。なんだこれは、書き終わっているようだが……。
「○○さん?「うわあああ」」
後ろから声。というか射命丸。おもわずびっくりして振り向いた。
「紅茶とコーヒーどっちが良いですk……ってそれは……!!!!」
射命丸が僕の手の封筒を見て一気に真っ赤になる。
暴風のような速さで手からむしりとると、後ろ手に隠し、しばしもじもじした後。
「……見ました?」
「……見た」
そう答えると
「うう、射命丸文一生の不覚です……」
真っ赤でうなだれる射命丸。
「ふむ、手紙を読んだからにはもう一度返事をすべきだな」
「え?」
顔を上げた射命丸を抱きしめる。
「俺も大好きだ、射命丸」
「うう……はい」
真っ赤になりながら嬉しそうに頷く射命丸。愛しさが溢れてくる。
そうだ、今度手紙を書いてみよう。いつもそばにいてくれるこの愛しい人に。
どんな顔をするか今から楽しみだ。
「あ、掃除は?」
「いけね途中だった」
19スレ目 >>748
───────────────────────────────────────────────────────────
(青年&風神少女しりとり中)
あ「竜巻」
○「機械」
あ「意味」
○「ミンミンゼミ」
あ「み、みー……蓑」
○「のど飴」
あ「……メンコです」
○「こ? こー……コロボックル」
あ「ルート」
○「と、と、トリケラトプス!」
あ「す、駿河」
○「が?がんもどき」
あ「き、……キス」
○「何恥ずかしがってるの……、スリランカ」
あ「柿、です」
○「霧」
あ「……リンダリンダ」
○「曲名ありなのか……だ、だと……大好き」
あ「私もです!」
○「もちつけ」
あ「じゃああなたの答えたしりとりの答えの頭文字だけを順番に言ってみてください」
○「はあ? えっと……き……み、の……こ……と、が……す……き……だ……!?」
あ「私もです!」
○「手が込みすぎててわからねえよ! でもそんなところも大好きだ!」
※大好き……2001年くらいに観月ありさが歌ってた気がする曲。
19スレ目 >>865
───────────────────────────────────────────────────────────
「○○さんはいかないんですか?」
射命丸に聞かれたのはその手に握られた「外界で見聞、広げませんか?」という広告の事。
どこぞのスキマ妖怪が計画したらしい。広報は射命丸だとか。
「うーん、どっちでもいいな」
「そうなんですか?」
射命丸が驚いたように聞き返してきた。
こちらで料理店を開いた時点で、僕のある一つの目標は果たされている。
そんなに客が多いわけじゃないけれど、生活できないほどではないし、面白おかしく生活できる。
「向こうへ行っても何もないしね」
「え?」
さっきから驚き通しだな、射命丸。
「あれ? 言ってなかったっけ、両親とも居ないし、身よりもないって」
射命丸が固まった。ありゃ、言い忘れていたか。しまったなあ。
「す、すいません」
「何、もう俺は一人じゃないからいいんだよ」
射命丸を抱きしめる。最愛の人のぬくもり。
「○○さん……」
抱き返してくる射命丸。
「……文、外界行きたい?」
改めて聞いてみる。
「はい、○○さんの育った世界、○○さんと一緒に見てみたいです」
「そっか、じゃあ行こうか」
彼女と一緒に色んなものが見たい。それは僕も一緒なのだから。
20スレ目 >>507
───────────────────────────────────────────────────────────
○○「18時になりました。ニュースをお送りします」
射命丸「きょう午後1時ごろ、マヨヒガから光の柱が上がり、巫女が駆けつけたところ、
一組の男女が奇声を上げながら全裸で踊り狂っているのを確認し、帰りました。現場の犬走さん?」
(テロップ:マヨヒガの痴情!?謎の男女全裸でダンス)
椛「はい。こちらマヨヒガは八雲家前からお送りしております」
射命丸「そちらの様子はどうですか?」
椛「はい、現在も踊り続ける二人です。止める者は誰もおりません」
射命丸「これは壮絶な事件ですね……住民は無事でしょうか」
椛「ええ、住民の一人が男性と踊り狂っているらしく残り二名は半狂乱状態と茫然自失といった様子でした」
○○「ところで11月11日はポッキーの日らしいですよ」
射命丸「それはどういう日なんでしょうか?」
○○「恋人同士がこう、ポッキーと呼ばれるチョコレートつきのプレッツェルの両端を咥えてですね」
射命丸「こうれふは?」
さくさくさくさく……ちゅ
○○「と、こういうゲームをする日のようです……って顔が真っ赤ですよ、射命丸さん?」
射命丸「(公衆の面前で○○さんとキスしちゃったキスしちゃったキスしちゃったいやでも一応恋人なんだから別段おかしいところはないけれどいやいやでもやっぱり恥ずかしいけれどいやいやいy)」
○○「……一旦CMです」
――この番組の提供は、心のスキマお埋めします・の八雲家、
――多分ポッキー探せばあるぞ・の香霖堂、
――清く正しい文文。新聞社と、ご覧のスポンサーの提供でお送りしております。
……
○○「落ち着いた?」
射命丸「いえ全然落ち着きません。やり直しを要求します」
○○「これはひどい。だがむしろ望むところだ」
さくさく
AD「CM終わります3・2・……
(!?)
さくさく……ちゅ
射命丸「んぅ……ちゅる……んはぁ」
○○「ちゅっ……んん…………ふぅ。続きましてカルガモの赤ちゃんの最新情報です。VTRをどうぞ」
射命丸「うぅ、理不尽です……////」
20スレ目 >>610(>>611の訂正込み)
───────────────────────────────────────────────────────────
○○「文かわいいね」
射命丸「へ? どうしたんですか急に」
○○「いや、皆言っている様な気がしたから……」
射命丸「ふふ、変な人」
○○「……ぎゅってしようか」
射命丸「いいですよ~」
むぎゅー
○○「んー……射命丸さん? 微妙に当たってるんですが」
射命丸「当ててるんですよ……って微妙とは失礼な」
20スレ目 >>758
───────────────────────────────────────────────────────────
「まあ、何と言っても平和が一番ですね」
「そうだな。でもあんまり平和だと文々。新聞のネタも減るんじゃないか?」
「いえいえ、平和だからこそ書ける記事もありますからね。例えばこれの話とか」
「うわ、懐かしいなー。幻想郷にもポッキーなんかあるんだな」
「外の世界の今日はポッキーの日でもあるそうですよ。
……さあ、ゲームを始めましょうか!」
「よーしやるか……あれ、勝敗とかあるのか?」
「折らずに食べきったら、○○さんの勝ちです。そのままキスしていいですよ」
「うんうん。で、途中で折れたら?」
「その場合は○○さんの負けですから、罰ゲームとして……」
「罰ゲームとして?」
「キスさせてもらいます」
「同じだろそれ!……何の問題もないな」
20スレ目 >>791
───────────────────────────────────────────────────────────
文と二人で人間の里へと続く小径を歩く。
立ち並ぶ木々の葉は、すでに紅葉の季節を過ぎ、枯れ落ちていた。
空は高い。
どこまでも晴れ渡る空に、数羽の鳥がもの寂しく南へ向かう。
陽が落ちるのも随分と早くなった。
もう半刻もせずに、妖怪の山裾へと隠れてしまうだろう。
一陣の風。
落ち葉を巻き上げ俺たちに吹きつける。
「――寒いですね」
「そうだな」
ふと、足を止める。ほぅ、と、吐く息は白い。
「まだ早いと思って、コートを着てこなかったのは失敗です」
「風を操る天狗とはいえ、やっぱり寒いものは寒いのか」
「そりゃそうです。ほら、手もこんなに冷たくなってる」
すっと差し出してくる左手も透き通るように白い。
「ほんとだ。随分冷たいな」
「ついさっきまで水仕事してましたから」
「そっか、なら」
包みこむようにして握った手を、そっとポケットへと導く。
「こうすれば暖かいだろ?」
「ええ、とても」
はにかんだように微笑む文は、繋いでいる手をきゅっと握る。
強くもなく弱くもない。
ただ、ここにいるよ、と伝えるかのような手と手の抱擁。
「心も繋がっているみたいです」
「――え?」
「握った手から、あなたの優しさが流れ込んでくるみたい」
「そうかな?」
「そうですよ」
俺たちはまた、ゆっくりと歩き始める。
道程は長い。
でも、この温もりがある限り、どこまでも往ける。
21スレ目 >>32
───────────────────────────────────────────────────────────
○○ 「18時くらいになりました。ニュースをお送りします」
射命丸「こんばんわ、まず最初の話題です」
(テロップ:猛威を振るう風邪、バカップルにはいいイベント?)
射命丸「最近風邪がはやっているようです。マーガトロイドさんの恋人の__さんや
古明地さんの恋人の~~さん、東風谷さんの恋人の ̄ ̄さんなど、相次いで感染している模様です。
ただ、幸いにも恋人の甲斐甲斐しい看病により快方に向かっているとのことです。
皆さんも家に帰ったら手洗い、うがいを徹底し、温かい格好を心がけましょう」
○○ 「自分の格好を見てから言うべきかも知れないな、それは。
しかし、罹ったら罹ったで身も心も温まるような看病が受けられるんだよねぇ、彼ら」
射命丸「じゃあ、○○さんも罹ってみます?」
○○ 「遠慮しとくよ、いられるなら元気なまま一緒にいたほうが良いに決まってる」
射命丸「ですよね。ところでそろそろ11月22日、いい夫婦の日です」
○○ 「ああ、小雪の節気だね。今年はどんな良い夫婦が『見せつけて』くれるのか、楽しみです」
射命丸「他人事じゃ、ないでしょう?(ずいずい」
○○ 「ん? なんのこt……ってまだニュース中ですよ、射命丸さん? ってちょ、アッー」
この番組は、
――明るい家族計画から独り身を癒すグッズまで、香霖堂と、
――イチャイチャビデオ売ります、株式会社・スキマ映像企画と、
――あんなものからこんなものまで、永遠亭薬局、
――清く正しい文文。新聞社と、ゴランノスポンサーの提供でお送りしております。
……
(CM明け)
○○ 「はぁ、はぁ、はぁ……」
射命丸「あ、明けたみたいですよ、CM」
○○ 「うう、奪われた……(しくしく」
射命丸「ほらほら、私が貰ってあげますから泣かないでください」
○○ 「ぐすっ……それって、プロポーズ?」
射命丸「ふふ、次はカルガモの赤ちゃんの最新情報です。VTRをどうぞ」
○○ 「納得がいかないけど……まぁいいや」
21スレ目 >>84
───────────────────────────────────────────────────────────
目が覚めた。しかし今日は異常に寒いな。布団から出たくない。
うん、もう後10分……
「朝刊ですよ○○さん」
「ぬぉわっ」
布団に入り込んでくる気配。というか体。冷たッ!? 冷たいですよ!?
鍵はどうしたとか朝から大胆ねとかそういう話をすっ飛ばして、朝のぬくぬくタイムの崩壊は
俺にとって衝撃的かつ絶望的だった。まぁ、もう少ししたらまたあったかくなるか。
「文、おはよう」
「おはようございます」
向かい合って挨拶in布団の中De枕は一つ。
「つか寒くないのか?」
「ええ、とっても寒いです」
言う割には笑顔のカラス天狗。くそう、熱が、熱が奪われていく……。
我慢だ○○。もう少ししたらまたあったかくなるさ。春にならない冬はないんだ!
「で、これ朝刊です」
手渡された朝刊。一面には『幻想郷、今日から銀世界! ――あなたは誰と過ごしますか?』
と書かれている。……銀世界?
「……降ったのか?」
「いいえ、積もったんですよ」
がば、と起き上がり窓へ駆け寄る。外を覗くと
「うわぁ……寒いわけだ……」
一面雪景色。まさに白一色といった面持ちだ。
「真っ白でしょう?」
「ああ、真っ白だ」
のろのろと布団へ戻り、潜り込む。さっきよりあったかかった。
「やーん、女の子のいる布団に潜り込んでくるなんて○○さんのけ・だ・も・の」
頬を染め、くねくねしながらそんな事を言い出す。まてまて、先に入ってきたのはそっちだろう。
まったく、人の朝のぬくぬくタイムを邪魔した上にこんな羞恥プレイまで……。
恥ずかしかったのであえて無視して新聞に目をやった。
「へぇ、白岩さん本格始動で恋人の**さん大喜び、か」
「ええ、『この私は9ヶ月待ったのだ!』とか言ってましたよ」
「『幻想郷よ、私は帰ってきた!』ってか? ご馳走様なこって」
核融合並の熱源に注意、と。新聞を置き、射命丸に向き直る。
「で、文は誰と過ごすんだ?」
「そんなもの、決まってるじゃないですか」
「だねえ」
布団の中で二人笑いあう。枕は一つ。暖かい布団から出る気は微塵も起きない。
「コタツ出さないとなあ」
「あー……お昼からでいいですよね?」
「うむ」
もう少し、もう少しこうしていたい。冬の朝は寒いものな。
ぬくぬくと戯れる。寒い日の幸せなひと時を少しでも味わうために。
「あったかいですねえ」
「ああ、出たくなくなるくらいにな……」
足を絡めてみたり、抱き合ってみたり、キスしてみたり、ほっぺつつきあったり、鼻つまんでみたり、
ああ、これ以上すると「そこまでよ」って言われそうだ。
でも我慢する必要はないよn「そこまでよ!」
21スレ目 >>153
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まったく関係ないけど見守られるっていいよね。
○○「えーと……この家はこっちの方向かぁ」
「あれ? 雛さんの家はこっちのほうだっけ?」
「伊吹さんあんなに邪険にしなくても……」
文「……がんばって、○○さん。
私の……愛しい人。
いつも見ていますから」
某飯塚雅弓の大昔の曲を聴きながら。
21スレ目 >>451
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「ただいま戻りました~」
「おかえり、文」
取材から戻ってきた彼女を労う。家に入る彼女が翼をたたむが、その翼に茶色いものが見えた。
「あ、なんかついてるよ」
「へ?」
取ってあげると落ち葉だった。何のことはない、ただの葉っぱだ。
「あ……」
「もう、綺麗な羽なんだから、大事にしないと……」
そこまで言って、ふといい事を思いついた。
「綺麗な羽……○○さん、ありがとうございます」
と少し頬を赤らめて嬉しそうにする射命丸に
「うん、せっかくだからお手入れしよう」
と提案して、前から抱きしめた。射命丸さんや、その羽根を漉かせておくれ。
「え? ま、○○さんっ? いひゃうっ!?」
というかもうすでに羽を漉き始めたわけだけれど、彼女の羽根、凄く手触りがいい。なんというか
そのつややかな黒の見た目同様、滑らかで暖かく、いつまでも触れていたくなる。
「ふぅッ……ん…………はぁっ」
指を通すたびに小さく震える彼女が可愛くて、何度も撫ぜ、漉く、羽を整える。
「んっ……あ、あの……どうですか?」
真っ赤な射命丸が訊ねてきた。
「うん、ずっと触っていたいくらい気持ちいい」
言いながら止まらない指。羽根の乱れなどほとんどないが、何度も何度も漉く。
「はぁ……んぅ……○○さん……もっと……」
ああ、やばい言葉を聴いた。僕の顔が真っ赤になるのを感じた。照れ隠しにさらに羽根を漉くが
何度漉いてもとろけるような手触り。病み付きになりそうだ。
そうやってしばらく気持ちのいいスキンシップをしていたのだけれど、
「流石にずっとこうしているわけにもいくまいな」
「あ……」
名残惜しいが、羽づくろいをやめる。抱きしめていた射命丸を開放して
「さて、飯食って原稿手伝うかね……って、文?」
見ると上着のすそをぎゅっと握られていた。顔は真っ赤なまま。目が少し潤んで
「あの、すいませんけど、もう少しだけ……」
と、お願いされたらもうアレですよね。いくらでもしてあげたいというかむしろ全身
つくろってあげるというか、まぁその、なんだ。
「いいけど、ひとつ約束して?」
「はい? なんでしょう?」
「僕以外『これ』やるの禁止ね」
独占せざるを得ない。というか誰にも触らせたくない。
「じゃあ私からもひとつ」
「ん?」
「『羽づくろい』……明日もお願いしていいですか?」
21スレ目 >>784
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「ふふふ、うりうり~」
文さん、埋めるは埋めるでも、私の胸に顔をうずめても
何もありませんよ?
「いいえ、私の胸の中が幸せで満ちていきますよ」
……それは私もですけど。……抱きしめていいですか?
「はい、……強くしてくださいね?」
それは勿論。だれのところにも行かないように、がっちり繋がりましょうか。
「繋がるなんて、そんな……」
あー……文さんはあったかいなぁ……
「あなたの胸の中も、あったかいですよ……」
21スレ目 >>992
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文と二人で障子を開け放った居間の炬燵に居る。
まだ根雪にならない白いかたまりが、庭のあちこちに溶け残っていた。
風はない。
雲ひとつない澄んだ青空を、数羽の烏が仲良さげに飛び交う。
陽の高さは随分と低くなった。
もう数日もすれば陽気は去り、冬の厳しい寒さが幻想郷を覆うのだろう。
小春日和。
斜めに差し込む日差しが、俺たちを包み込む。
「ん~、ぬくぬくですね」
「あ~、ぽかぽかだなぁ」
猫ではないが、炬燵でまるくなるのは仕方ないと思う。
あまりの気持ち良さで、大気に溶けてしまいそうだ。
「……蜜柑」
文がぽつりと呟いた。
「ん?」
「蜜柑が食べたいです」
「ああ、確か台所のほうに買い置きがあったはず」
買って来たときは、まだ熟しきってなかった蜜柑だが、そろそろ食べごろかもしれない。
しかし、文は動こうとしない。
「炬燵から出たくないです」
「それは俺に取ってこい、ということか?」
「えへへ」
にへら、と笑う。
「笑って誤魔化すなよ」
まあいいか。
言われてみると、俺も食べたくなってきた。
大皿に幾つかの蜜柑を。
「ほら、どうぞ」
「○○さん大好きです~」
「随分と安い『好き』だなぁ」
「ついでに皮も剥いてくれると、もっと好きになりますよ?」
「まったく……今日は我がままだこと」
つらつらと外皮を剥がしていく。
その間の文はというと、炬燵にべったりくっついて、顔だけこちらに向けている。
いつもはシャキっとした感じなのだが――いまは水にふやけた焼き麩みたいだ。
これも炬燵の魔力だと言うのか。
「ほら、どうぞ」
「むー」
何が不満なのか、上目使いでこちらを見ている。
首を捻っていると、文はぱくっと口を開いた。
ああ、なるほど。食べさせてほしいということらしい。
「どれ、先にお一つ」
一房、口に放り込んでみる。
ほどよい酸味とやわらかい甘味が絶妙なバランスを持って、口内を満たす。
「こりゃ美味しいな」
見ると、文がふくれっ面をしている。
いいじゃないか、ここまで準備したんだから。
「ほら、どうぞ」
と、文にも食べさせてやる。
「んー。はむはむ。確かに美味しいですね」
「まだまだたくさんあるから、遠慮せず食べてくれ」
それじゃあ遠慮せずにもういっこ、とねだる文は、いつもの何倍か甘えているようだ。
しかし、この光景は親鳥が雛に餌を与えているみたいに見える。
もと烏だからいいか。
「○○さんって、何だかんだ言っても優しいですよね」
「どうしたんだ、唐突に?」
「これだけ我がままに振舞っても怒らないし」
「別に怒るようなこと、してないじゃないか」
「それなら……今日はずっと甘えていてもいいですか?」
この娘は、たまにこういう発言をするから困る。
こんなこと言われて、断る男がいるだろうか。いや、いない。
「構わないよ」
そう言って、俺はまた蜜柑の皮を剥く作業に戻る。
嫁と炬燵と蜜柑の日は、まだまだ続きそうだった。
22スレ目 >>20
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寒い冬に羽根布団はいかがですか、と文が言ってきたのが昨日の夕食後のこと。
仰向けに寝た俺の上で、両腕両脚両翼でしがみついた文が眠っていたのが昨夜のこと。
胸の上に重みがかかっていると悪夢を見る、なんていうけど、気持ちよく眠れた。
でもしっかりしがみつかれて動けなかったので、ちょっと身体が痛い、と感想を伝えると、
「じゃあ、羽根抱き枕なんかどうですか?」
と、笑顔で勧められた。とりあえず、今晩も暖かく過ごせそうだ。
22スレ目 >>602
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「文、バレンタインだからチョコくれ」
「はい、どうぞ。ハッピーバレンタイン」
「…そう簡単に渡されるとつまらないな」
「一応聞いてあげます。どう渡されたいの?」
「もっとツンデレ風味とか抱きつくとかそういうのが俺は好みだ
一年に一度のイベントだからね」
「なんだ、そんな事ですか。予想はしてたけど」
「そんな事とは何だ、男の夢だぞ?ロマンだ、ロマン」
「どんな渡し方だって、貴方が好きという気持ちは変わりません」
「…驚いた。文がこんな愛情表現をするとは」
「…これもバレンタインプレゼントよ。愛してる」
22スレ目 >>939
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文に「文はなんだかんだで仕事も生きがいも両立しててすごいよな」って言ったら、
「何かあったんですか?」
と心配されてしまった。言って楽になるタイプでもないので黙って笑ってたら、
黙って隣に座っていてくれた。しばらくは大丈夫な気がする。
23スレ目 >>88
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ふと思いついて、「文通っていうのもいいな」とメモを書いて置いておいた。
文が見て、手紙を書いてくれたりするかと思ったのだが。
メモに気がついたらしい文は、俺をぎゅっと抱きしめて
「もう、○○さんは十分文通(あやつう)ですよ。これからももっと私のこと知ってくださいね」
とのこと。
文通(ぶんつう)だったんだが……まあいいか。
23スレ目 >>921
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928 :名前が無い程度の能力:2009/04/11(土) 16:23:01 ID:TUulKlqEO
>>927
何か、今、紫さんが主催で「幻想郷鬼ごっこ」ってのが思い浮かんだぞ
929 :名前が無い程度の能力:2009/04/11(土) 16:31:24 ID:TUulKlqEO
>>928
ちょっと訂正。「幻想郷カップル鬼ごっこ」とか「幻想郷チーム鬼ごっこ」だ
前者はカップルで行動で、後者は男女でチーム別で
え、後者はどっちが逃げるんだって?そんなん俺達に決まってるだろ
930 :名前が無い程度の能力:2009/04/11(土) 16:45:19 ID:uFmoUJZ.0
捕まった場合には食べられるのと食べるの、どっちがいい?
俺?もちろん前者だ
934 :名前が無い程度の能力:2009/04/11(土) 22:05:42 ID:5VpShaHo0
>>929>>930
「捕まえました!」
「はやっ!?」
「ふふふ、幻想郷最速を見くびってもらっては困ります」
「いや、それにしても早すぎるだろう。もうちょっと泳がせておいた方が企画としても盛り上がるんじゃないのか?」
「わかってませんねー。他の人が○○さんを捕まえたら、その人に取られちゃうじゃないですか」
「う……そりゃ、文以外に捕まりたくはないけど、とはいえ……」
「何はともあれ、捕まえた以上○○さんを私が食べちゃってもかまわないわけです。
――まあ、どんな意味であれ食べたりはしませんけど、味見ぐらいは……んー」
「んむっ……」
23スレ目 >>928-930,>>934
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そろそろあちこちでネタバレを暴発させるやつが出てきたなあ。
……とか考えてたけどこういう場合、文って真っ先にネタバレを広めちゃうタイプだよな。
宴会にて
「○○さんが人前でこんなに積極的にイチャイチャしてくれるなんて珍しいですね」
「――嫌か?」
「あややや、嫌なわけないじゃないですか。
……ほんとは帰って書こうと思ってる最新のネタがあるんですが、もうちょっと」
「ちょっと紫、あの暑苦しいカップルどうにかしなさいよ」
「いいのよ、霊夢。
……天狗のネタバレを防ぐために足止めに協力して、とは言ったけれど。
あれはどうも依頼を逆手にとって大っぴらにイチャついてるわね……あーあ」
23スレ目 >>987
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文「○○さんは叫ばないんですか?」
○○「叫ばないよ。でも文のことは愛してる」
文「……叫んでほしい、って私が言ったら叫んでくれますか?」
○○「そうだなあ、ちょっと恥ずかしいけどそういうことなら」
文「ああ、良かった。実は今度文々。新聞にメッセージ欄を作ってみようと考えてるんです。
記念すべき第一号、○○さんにお願いしようかと思いまして。
文字か声かの違いはあるけど、似たようなものですよね?」
○○「いや、新聞記事は形として残るだろ、それも幻想郷中に」
文「……○○さんの愛の形、残しちゃだめですか?」
○○「うーん、もうちょっと違う形で残したいかなあ」
文「じゃあ、差し当たってはキスで許してあげましょうか。
しばらく感触が残るくらい、深く……んっ……」
24スレ目 >>99
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文「・・・・・・・・・・・」
○○「♪~~♪~」
文「・・・・・・・・・・・」
○○「♪~~♪~」
文「あの・・・・・・・」
○○「何?」
文「何で急に頭を撫でてるのですか?」
○○「いや?」
文「いえ、頭を撫でていただくのは嬉しいのですが、その、何でかなー、と」
○○「今日から愛鳥週間だから」
文「・・・・・・・・なるほど」
○○「♪~~♪~」
24スレ目 >>418
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日ごろの行いのせいで問題児なイメージのある文。
そんな文だが実は面倒見が良い、僕に仕事を提供したり椛の毛づくろいをしたり。
母性本能も強いのかもしれない、何気に乳やら腿やら発育が良くて目のやり場が「…何書いてるんだ僕は。」
おっと帰って来たかな、日記(?)を閉じ文の元へ。
「ただいま帰りました!」
その夜
コソコソ スーー ピラッ
「ごめんなさーい、○○さん。」
「この前隠してたのは…日記?今日の日付け…!」
「……もう、ばか…でも見ててくれたんだ…」
翌日、日記を見てしまった謝罪と同時に告白、押し倒されと色々ありました。
25スレ目 >>940
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○○「幻想郷って何でも受け入れるという酷く歪んだ世界のはずなのに
騙して悪いが~的な雰囲気は無い…まだ綺麗な世界なんだな。
見えない所ではあるかもしれないが表層化してないだけ良いと。」
文 「私たち天狗は汚いわよ、まあ色々と …急にどうしたの?鬱病とか?」
○○「いや、あるゲームを思い出したんだ…」
文 「?」
文と親しくなって敬語が取れたらいいなと思いました…うん、違和感が;
28スレ目 >>120
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新作が出て、
「キャリアウーマンの妻が新しいプロジェクトを任されて張り切ってる
輝いてるけど自分の知らない一面でもあって、少し寂しくもある
複雑な気持ちだけど愛する妻の晴れ舞台だからと、そっと応援する専業主夫」
のような気持ち
文、取材がんばってな
28スレ目 >>259
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新聞の手伝いをしてたら完徹に…
○○「ハーレムに興味あるかって?急にどうしたんだい。」
文「外界の資料(マンガ、ゲーム)を見てるとあるんだけど…」じぃ~~
○○「僕はそういう願望は無いよ、興味が無い。」
文「そ、そう…。ほっ」
○○「君がいるんだからね。」
文「///」
○○「それじゃ、もう朝だけど…寝ようか。」
文「うん!」
28スレ目 >>286
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○○「文、結婚しよう」
文「(文花帳にかきかき)ええ、結婚しましょう……って、へ?
ままままた○○さんは私をだますんですよね、ほ、ほら、今日はエイプリルフール……」
○○「もう過ぎたさ。2時間くらい」
文「え、えと、じゃあ」
○○「割と結構至って普通に真面目に求婚してるんだがな」
文「……もう! どうしてくれるんですか!」
○○「え?」
文「『幻想郷のアイドル 射命丸文、電撃入籍!』これです、一面差し替え! ○○さんも手伝ってくださいよね!」
○○「つか、原稿なんで用意してんだよ」
文「いつでも差し替えられるように用意しといたんです! さ、原稿の推敲お願いします!」
○○「どういうことなの……」
とりあえず結婚そっちのけで婚約報道を手伝わされることになりました。
28スレ目 >>570
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○○「昔の偉い人も言ってるぞ。『何でもないような事が 幸せだったと思う』ってさ」
文 「ああ、ロードですね、ちょうど一年前に~♪ってやつ」
○○「知っているのか、驚いた」
文 「印象に強く残ってるんですよ、あの歌の最後は悲しい終わりですから・・・」
○○「じゃ、そうならないように僕らはたくさん愛を育んでおかないとね(ぎゅぅ」
文 「あややや・・・///」
28スレ目 >>625
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○○「文って本当はくだけた話し方が素だったんだよね?なんで俺の前では敬語でしゃべってるの?」
文「もぅ、○○さん忘れちゃったんですか?貴方がこのしゃべり方が好きだっていうから
ずっとそうやってしゃべっていたらこちらも素になってしまったんですよ」
○○「ああ、そうなのか。悪いことしちゃったかな。話しづらいだろ?」
文「そんなことないですよ。取材モード、オフモードと切り替えてはいますが、この状態は○○さん専用。
他の誰にも聞かせてないしゃべり方ですよ。うふふ、うれしいですか~♪」
30スレ目 >>148
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文は早い
自分で幻想郷最速を名乗るだけあって、本当に早い
付き合ってほしいと告白されて俺が承知したとき、3秒で幻想郷を一周したとも言ってた
結婚式の前日、一日中飛び回っていたが、あまりに早すぎて誰の目にも止まらなかったとも言ってた
まあさすがにそれは眉唾ものだが、一瞬で見えなくなるって言葉が大げさじゃないくらいに早い
「なあ、文って本当に早いよな」
「当たり前ですよ、遅い者は新聞記者にはなれません
でも、ベッドの上ではゆっくり従順に」
「はいそこまで」
ぺちん、と俺のデコピンが額に埋まる
痛くはないくらい弱く撃ったけれど、ふざけてオーバーに痛がる仕草が可愛い、と思うが口には出さない
これ以上下ネタを続けられちゃたまらん。好きじゃないんでね
「それで、早いのがどうかしたんですか」
「いやなに。最速を名乗るのなら何かそれにふさわしい称号って物があってもいいかな、なんて思ってさ」
「称号?」
「うん。それを見たら一発で最速の文を表してる、ってわかるようなものがさ」
「つまり、チルノさんの⑨みたいな物ですね」
「まあそんな感じ。エンブレムって言ったほうがいいかな」
メビウスの輪とか、計画を壊す天使ラーズグリースとか、インド神話の神鳥ガルーダとか、ワシに咥えられたサザンクロスとか
そんな英雄的にカッコいいエンブレムにしよう、と俺は心に決めていた
ほら、恋人がカッコいいとやっぱり嬉しいしさ
「ワッペンにして服につけておけば、それだけで知られるようになるかもしれませんね」
「ああ。それで、俺がいいと思うエンブレムなんだけど……」
「いえ、それは私が決めます。なんといっても私のエンブレムですから」
「そ、そう?」
ちょっと残念
けれど、やっぱりそのとおりだよな、とも思う
「それじゃ、どんな物になるか楽しみにしてるよ」
「ええ。期待していてくださいね」
「なんでこんなことに……」
教会の下で、幸せそうに微笑む男女。言うまでもなく俺と文だ
結婚式の記念撮影。けれど、それは写真じゃなくてワッペン
エンブレムって言っても、これはないだろ、常識的に考えて
このエンブレムのおかげで親しみやすくなった、ってやつが多くなったのはいいんだけど
今じゃ俺○○と射命丸文 、二人合わせてラブラブ1なんて呼ばれちまってる
おかげで今じゃ、俺たちは有名人だ。仲のよいおしどり夫婦としてな
「いやぁ、まさかエンブレムにこんな効果があるなんて思いもしませんでしたよ」
「わかってやっただろ、絶対」
30スレ目 >>353
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「あやややや……話には聞いていましたが、人がたくさんいるんですねぇ」
「幻想郷と比べたらね。どうぞお嬢さん、お手を」
「ふふ、いつになく紳士ですね」
神無月恒例現代入り旅行、俺と文は東京・秋葉原へ来ていた。
来る前に少し調べたが、とある事件で歩行者天国はしばらく無くなっているらしい。
珍しい物好きの文に、あの混沌とした空気を味わってもらおうと思ったが残念だ。
文の目的は現代のカメラを見てみたいという。
新聞記者の文にとって、カメラは無くてはならない相棒のようなもの。
やはり近代的なカメラの性能に興味がない訳は無い。
「それにしても、皆さん歩くスピードが早いですね。幻想郷最速の私には敵いませんが」
「俺もここしばらくこっちに来ていなかったから、幻想郷との違いがわかるな。
確かに、あっちの人間と比べてだいぶ急いている」
「私が言うのもなんですが、もう少しゆっくり歩けばいいと思います。
私も速く飛びすぎて、記事のネタを見逃すなんてよくある事ですから」
苦笑いする彼女を横目に見ながら、脇を通り過ぎるサラリーマン風の男を見送る。
彼らは何に追われているのだろう。常に時計とスケジュール表とにらめっこしながら、小走りで駆けていく現代人。
以前の俺もあのようにセカセカと忙しなく歩いていたのだろうか。
幻想郷独自の時間軸が、俺の歩みを遅らせた。そうすることで、見えてくるものも多い。
こうやって文と手を繋ぎながら、ゆっくりと歩いていられる。その時間が一番幸せだ。
「文、見えてきた。ヨド○シ」
「おお! それでは最速最高で入店!」
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
すでに辺りは夕焼けに包まれ、どこかで鴉が鳴いていた。
俺達は人気の無い公園のベンチに身を寄せ合い、秋空に吹く冷たい風を忍んでいた。
文は俺の胸に体を預け、心地良さそうに眼を細めている。
「まさか今のカメラは“ぱそこん”と呼ばれる物で写真にするとは……」
「電気が通ってない幻想郷じゃ無理な話だね。残念だった?」
「手ブレ修正やら、暗所補正機能やら、ズームやら、色々ありすぎて目眩がします。
やっぱり私には、使い慣れたこのカメラが一番です」
そういうといつも身につけている旧式のカメラを愛おしそうに撫でる。
俺は彼女の肩に手を回し、さらに二人の距離を縮めた。
せめて、残念な思い出だけで終わらせないために。
彼女に一つでもきてよかったと思える旅にするために。
「……いつもより、積極的ですね……あややや、顔が熱くなってきました」
「旅の思い出が残念な結果じゃ味気ないだろ?
せめて普段あまりやらないことをやろうかなと……」
ヘタレな俺は、彼女を自分から抱きしめたことは無い。
そしてまだ、面と向かって好きだとも言っていない。
文の顔を目の前にするたびに、妙に上がってしまうのだ。
その代わり、文は人前だろうが宴会中だろうが構わず抱きつき、告白する。
幻想郷最速の少女は、意外とソッチの手も早いらしい。
「それじゃ、普段やらないことをリクエストしてもよろしいですか?」
「えっ? う、うん……いいよ。何がいい?」
文は俺の問いかけに答えず、ただ目を瞑って唇を軽く突き出した。
その行動一つで全てを理解する。告白もまだなら、キスもまだしていなかった。
短めに切り揃えられた黒髪に指を絡ませる。赤らめた頬に触れると、彼女の暖かさを実感した。
心臓が高鳴る。口の中に溜まった唾液を飲み込み、そっと顔を近づける。
彼女も少し昂っているのだろうか、少し息が荒い。
「……文」
「なんですか?」
「…………好きだ」
触れる。柔らかい。彼女の匂いが鼻を透り抜ける。石鹸のいい香り。
彼女の手が俺の頬を掴む。引き合う二人。繋ぐ。
互いに口を開け、少し息を吸う。ふと彼女の顔を見ると、わずかばかり涙ぐんでいた。
零れ落ちる涙を拭ってやると、また蜜月の時。
舌が絡む。求め合う。相手を。激しく。艶かしく。相手の口に侵入し、混ざり合う。
文の手を掴む。小さくて、か細くて。でも握り返してくる。強く。とても強く。
指が絡み合う。二度と離れないように。永久の時を過ごせるように。
いつの間にか、俺は彼女を押し倒す格好になっていた。
ベンチで寝そべる文。慌ててどけようとする俺の体をひしと抱き寄せる。
「私も……大好きです……この時間が、もっともっと続けばいい……」
「……あぁ」
互いに言葉もかけず、夜の帳が落ちてくる。
一番星が輝く中、俺達はまた愛し合った。
30スレ目 >>737
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恥ずかしい告白……
○○「俺、文ががんばって作った文々。新聞なら……食える!」
文「食べなくてもいいから、じっくり読んでくださいね。
――あ、この写真撮るのすごく苦労したんですよ」
○○「どれどれ」
二人で腹這いになって、くっつきながら
30スレ目 >>846
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ん~、やっと終わりました…〆切なんてこの世から消え去ってしまえばいいのに
「お疲れさまです、文」
あ、ありがと、ん…ふぅ
仕事終わりは熱い茶が最高ね
「こちらも、構図構成はすべて終わりました」
じゃあ後は印刷だけね…あ~、今回は疲れたわ
「久しぶりの異変でしたからね…これも号外でばらまくんですか?」
そうよ、見出しに号外って書いてあるでしょ
異変解決の英雄四人にしっかりインタビューとってまとめたフィクション無しの特別版
これをただでばらまけばこの新聞も見直されて購読者も増えるかも~じゃない
「以外と深く考えてますね…」
あら、私は思慮浅く見える?
「そんなことはないですよ、文」
ならよろしい、貴方もお茶のみなさい
「あぁ、はい」
「そういえば」
うん?
「今日仕事が終わりだろうなぁ、と思って、おいしいお店予約してきちゃいました」
あ、いいなそれ~、最近流行の外界の料理?
「はい、いわゆるイタ飯、僕の好きだったピザという料理も作ってたりします」
いいわね~、舌の肥えた貴方がいうんだから美味しいでしょうね
でも出発は待ってよ、肩こっちゃって…
「ずっと机仕事でしたもんね、どれ…」
え、あ、いやいや、いいのよべつに、そんな、手伝ってもらった立場ですし、貴方だって机仕事だったじゃない
「文の肩を揉みたいんですよ」
…卑怯です、○○のくせに生意気な…
「それはすいません」
今夜は覚悟しときなさいよね…
よ~し、○○さんに肩揉んでもらったら元気でましたよ!
「アレ、まだあんまり…」
いいんですよ!じゃあ早くおいしい店行きましょうよ!
「あぁ、まってくださいよ、まだ用意が…」
も~、忘れ物ですか?財布、忘れないでくださいよ
「ごめんなさい…はい、では行きましょうか」
んふふ~♪恋人らしく腕組んじゃいましょうか
「はいはい、甘えんぼさんだな文は…」
○○はしっかりと左手を文の右手に絡め、あいた右手をポケットにつっこんだ
ポケットの中にある小さな箱を軽く握り、一世一代の大勝負を行う店へと(何回も視察を繰り返した)文と並んで仲良く歩んでいった
どうしたんですか?顔赤くて心臓もドキドキしてますよ、照れてるんですか~?
「そんなんじゃないですよ、文と一緒で嬉しいんです」
うまいこといっても支払いは貴方ですよ
「わかってますよ、僕が誘ったんですから」
31スレ目 >>770
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「甘噛みですか?
うーん、吸血鬼や白狼天狗なら実に種族の特性を映した愛情表現ですが、
私は鴉出身なので……噛むんじゃなくて、ついばむんですよ」
全身あちこちにキスされました
31スレ目 >>774
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そういえば愛鳥週間ですね
「というわけで、焼き鳥反対の意味も兼ねてミスティアさんの屋台に行きましょう」
「ん、いいけど」
「? どうしました○○さん」
「いや、文のことだから『愛鳥週間ですから、もっと積極的に私を愛してくださいね』とか
そんなこと言われるのかと思ってたんで、ちょっと拍子抜けして」
「ああ、それですか。愛鳥週間は野の鳥を愛でる週ですからね。
私はもう籠の鳥なので、対象外です。○○さんの腕が、私の籠ですよ」
「――うーん、そう言われると、なんか束縛してるみたいで申し訳ないなあ」
「むしろ、住み良い籠として私がすっかり居座っているのかもしれませんね。
○○さんさえよければ、いつまでも住まわせてもらう気でいますけど……」
「……望むところだ」
「あやややや、そんなにしっかり抱きしめられたら、幸せすぎてもう逃げられませんね」
31スレ目 >>809
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「新聞の締め切りに間に合わせるからって、また無茶して……」
「あやや……私としたことが、少し頑張りすぎちゃいましたねアハハ」
「笑いこっちゃないよ、まったく」
「……すみません」
文は申し訳なさそうに頭を垂れた。
文の様子がおかしいと椛から言われ、まさかと思ったら案の定。
文はできたての『文々。新聞』を抱えたまま床に倒れていた。
名前を呼んでも返事をしてくれなくて。満身創痍の文はすぐさま医務室へと運ばれた。
締め切り前の追い込みは何度も見たことがあるが、今回は特に深刻だ。
「……何徹した」
「えっと……2、いや3……」
「嘘をつけ」
「……一週間ほど」
ため息しかでてこない。
いつだって、いつだってこうだ。この女は、いつも一人で突っ走っていってしまう。
「で、でも今回の記事はかなりの出来栄えでありましてですね。いや~我ながら惚れ惚れす――」
パァンと部屋に乾いた音が鳴る。呆けたような文の表情、その左頬は僅かに紅潮していた。
俺は力ずくで彼女の胸倉を掴み、引き寄せる。普段の強気な彼女の目に明らかな恐怖が滲んでいた。
この女はどこまでも行ってしまう。幻想郷最速を誇示するように。どこまでも、どこまでも。
俺のまったく知らない場所にまで平気で。そして消えちまったみたいに連絡がとれなくなる。
そんな文の身勝手さに、無神経さに、俺は腹が立って仕方がなかった。
「この一週間、俺がどんな気持ちでいたかお前にわかるか?
『立ち入り禁止』の札が掛かった編集室の前で、ペンの音だけを毎日聞きにきた男の気持ちがわかるか?
お前はこんなに頑張っているのに、何もしてやれないこの無力さを考えたことがあったか?
どうなんだ、射命丸文」
「○○……さん」
「朝起きた時も、仕事している時も、飯食っている時も、風呂入っている時も、眠る時も、夢の中でも!
お前のことが心配で心配で気が狂いそうだったんだよ!
いつだってそうだ、お前は俺を置いてさっさと行っちまう。俺はいつも置いてけぼりだ。
俺を頼れよ! そんなに俺が非力か、人間の俺はそんなに無能か!」
胸倉を掴む手が濡れる。ホタリと零れる涙によって。大粒の涙は止め処なく、文の瞳から溢れていた。
俺の手を掴む力も弱弱しく、彼女が高位の鴉天狗であることを忘れさせてくれる。
彼女は笑った。力なく、僅かに自嘲を孕んだ笑顔だった。
「私は、馬鹿ですね。弱みを見せなければ、強い自分を見せていれば。
あなたに心配をかけさせることはない。そう思っていたんです……。
結果あなたには、多くの心配をかけてしまっていたのですね」
「どんなに人間が非力でもな、惚れた女の苦しみぐらい一緒に背負ってやるさ」
「アハハ、柄にもなくかっこいいこと言ってくれますね」
「うるせぇ、少しくらい見栄でも張らせろ」
グゥゥ……彼女のお腹から可愛らしい音が聞こえた。
当の本人は、恥ずかしさからか顔を真っ赤に染め上げている。
「帰るか」
「……おんぶしていってください」
「っえ?」
「お腹がすいて動けません。家までおんぶしていってください」
赤みかかった真っ直ぐな笑顔。それだけで、俺の選択権はひとつに絞られた。
やれやれとため息をつきながら彼女に背を向ける。首に回される腕。接する互いの身体。
文と付き合って、初めてみせてくれた甘え。愛するものを背負えるこの背中を自分で誇らしく思う。
「文、何が食べたい?」
「鰻があれば最高ですね。あとお酒」
「はいはい」
31スレ目 >>844
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6月のある日、料理人は困っていた。目の前には、薄い簾の様な雨模様が延々と続いている。
この景色を、かれこれ2時間見ていたが結局雨はやまなかった。待ったところで、強くも弱くも
ならなかったのだ。
「まいったなぁ、これは」
料理人は一人ごちる。ここは人里、彼の用事は食材の買出しだったのだが、帰る段になって、
静かに雨は降り始めた。雨脚もそれなりで、おそらく走って帰っても、荷物と共々ずぶ濡れに
なる程度だ。かといって、このままここでぼうっとしていても、家に帰れる訳でなし。
このままこの桜の木を借りるのも忍びない気もする。人気も少なく寂しいし、何よりお腹が減ってきた。
そんな事を考えていた所、ふと昔の歌を思い出した。
「あめあめふれふれかーさんが……」
「じゃーのめーでおーむかーえうーれしいなっ♪」
「ぉお!?」
びっくりして辺りを見回す。
桜の幹の裏から覗く鴉天狗の少女が、ニコニコとしながら傘を差していた。
「ああ、文。迎えに来てくれたんだ?」
「ええ、あんまり遅いものですから、心配になっちゃいましたよ」
「悪い、傘持って来ればよかったね」
まぁ、朝は晴れていたし、朝焼けは綺麗だったから、てっきり晴れるものだと思っていたのだが。
「朝焼けは崩れるものですよ、○○さん……」
と、呆れ顔の文に突っ込まれる。
「でお、忘れて正解かも知れないですよ?」
と言うと、僕の腕を引っ張って、傘に引き入れた。
「傘は一本しか持ってこなかったんですから」
「なるほど」
そんなに大きく無い傘だから、二人で入るに少し狭い。だがその狭さが心地良かった。
「えへへ……さ、帰りましょう?」
「ん」
傘を持つ手を重ねると、自然と肩が重なる。僕らは心地良い距離で歩き出した。
ほおずきの花が2輪、雨に弾かれて揺れるのが見える。……ほおずきか、食えたかな。
「そうだ。晩御飯、何にしようかね?」
「そうですねぇ。あ、そういえばこの前おそうめん貰ってましたよね?」
「うん、……もうそれでいいか」
「ええ、てことは初おそうめんですね」
ぱちゃぱちゃと水を跳ねながら射命丸は楽しそうに歩く。
「そうか、もうそろそろ夏なんだものなぁ」
少し見上げる。さした蛇の目の紅色の、向こう側のにびいろの、さらに先にあるであろう、
青空を幻視する。晴れ間は覗かなかったが、気づけばどうやら雨はやんだらしい。
「今年も川遊びしましょうね」
「ああ、花火もね」
僕らは気づかない振りをして、わざとゆっくり歩いていった。少しでも、この楽しい時間が続くように。
31スレ目 >>973
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「○○さん、次スレの準備が出来ましたよ?」
「zzz……」
「あらら、ふふ、寝ちゃってる、可愛い」
つんつん。
「ん……んぅー……あやー」
「はい?」
「……あいしてるー」
「///こ、こんなところで寝たら風邪引きますよ?(毛布をかけてやる)
でも、これだけだと不十分ですね、仕方ないので私が暖めてあげますね。
おやすみなさい、○○さん……」
「……あと5れすー」
31スレ目 >>995
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「こんばんわ、文文。速報の時間です。まずは次スレの天気、気候は雨のち晴れ、ところによりケンカ発生。後に雨降って地固まるでしょう」
「おや、仲直りSSでも祈願しているのかい?」
「いえいえ、喧嘩する必要がないくらい、相合傘がしたいんですよ」
・ ・ ・ ・ ・ ・
(スタジオの外に出て)
「降ってないね」
「降ってないですね」
「・・・日傘でよければ」
「喜んで♪ それでは今スレはこの辺で、CMの後は次スレ、スタートです!」
「もう始まってるぜ」
「うそっ!?」
「のんびり行こうか、時間はたっぷりある」
「ですね、ゆっくり楽しみましょうね?」
(相合傘、そのままフェードアウト)
31スレ目 >>1000
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「今日は○○さんを密着取材です!」
「いやべったり抱きつかれても困るんですが。つーか密着取材ってこうじゃないよね?」
「細かいことはいーんです!
さぁまずは「朝風呂で最初にどこから洗うか」からですね。
あやややテンション上がってきましたよ!」
32スレ目 >>298
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義姉が似合うキャラと言ったら文ちゃんですよね
「光源氏という物語を読みましてね、私も自分好みの子を作ろうと思ったんですよー」
なんて軽い話風に話すけれど実は最初は本当に親切心で姉役やってたのが
だんだんと本気になってしまって家族と恋人、どちらをとるかで迷ってる文ちゃんはかわいい
32スレ目 >>317
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E.T.みたいな感じで、というと少し語弊があるが、
男女で指先と指先を触れ合わせるのはなんかすごく甘酸っぱい感じがする
文章に仕上げるほどには膨らませられないが
文と意味もなく指先触れ合わせたい
530 :名前が無い程度の能力:2011/11/10(木) 23:46:26 ID:sxTcvOV60
霜月にしては風もなく日は朱く焼けた紅葉に降り注ぐ。
昼食を取ったばかりということもあって男と文はだらしなく畳の上に寝転がっていた。
このまま瞼を下してしまえば夢幻の世へ誘われてしまうだろう。
男の意識が落ちかけたとき、指先に何かが当たった。
見れば文が自分の指先を触れ合わせている。いつもの文と違い、遠回しでなんともこそばゆい。
その姿は付き合い始めたころの初々しい彼女に酷似していた。
「どうした?」
「いえ……ただ、何となく」
文は微笑みながら人差し指と中指で男の指先を摘まむ。男もつられて文の指先を弄った。
互いの先が触れ、弾かれ、離れて、また触れる。微弱ながら二人は相手を感じあっていた。
どちらともなく微笑みが零れる。そんな秋のひと時。
32スレ目 >>528,530
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今日は七夕
「一年に一度なんて耐えられないので、私は一年中こうしてることにします」
って抱きついてくる文と一緒に夕涼み
33スレ目 >>370
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○○「最高の自分を見せてください!」
パシャッ!
文「あ゛ややっ!!?」
てな感じで不意打ちで嫁を撮ってみたい
33スレ目 >>616
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○○「・・・何徹目だ」
文「う゛っ・・・・・・ふ、二日目、です」
○○「カラスは綺麗好きが基本だろうがァッ!
もう我慢ならん!風呂にぶち込んでやる!」
文「え゛っ!?いいいいいい一緒n(ガッシィ)ってあ痛たたたたた
アイアンクローやめて強い強いぃー!?」ズルズル
文「ま ん ぞ く」 ツヤツヤテカテカ
○○「お前絶対故意犯だろ……羽洗うのめんどっちいィ・・・・」ゲッソリ
33スレ目 >>644
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「○○さん、これは何ですか?」
「ん、外の世界の雑誌? ……ああ、文はわからないか。『赤い羽根運動』って言って」
「あかいはね、ですか?」
「募金すると赤い羽根くれるんだよ。作りものだけど」
「ははあ、なるほど」
「あー、文? なんで抜け羽根いっぱい持ってるの?」
「『黒い羽根運動』です。
○○さん限定で、キス一つに付き羽根一本あげますよ。
十本集めると、今なら私の羽枕でお昼寝できる特別サービス!」
「何か違うような……十本相当の長めなキス、とかでもいい?」
「どうぞどうぞ、濃厚なのをお願いしますよ。 ――んぅ」
33スレ目 >>663
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野球はさほど興味がないし、会議の方も縁がないので
文といっしょに、ドラフトビールでも飲むことにする 肴は揚げ茄子
今みたいな関係になる前、この季節にやっぱり同じように飲んでて、
つい文の分まで茄子を食べてしまって
「秋茄子は食わすな、なんていいますけど、もしやプロポーズですかー?」
なんてからかわれたのも、いい思い出
そんなことこそあったが、実際はさほど根拠があるわけでもなし、文も気にせず食べる
決まってこの話が出てくるので、今では文の分を食べてしまうこともない
(編者注:「ドラフト会議」の話から)
33スレ目 >>690
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(編者注:「風邪を引いて看病されるなら」という話)
>>705
文「風邪というやつですね。いま人里でも流行っているようですが…。それにしても弱ってる○○さんとはまた新鮮ですね」パシャ
○○「おいおい、こんなみっともないとこ撮るなよ。そんなもんどうするんだ」
文「心配しなくても、あなたのこんな貴重な姿は他人に見せたりしませんよ(ニコニコ」
なんていつも通りいちゃいちゃしちゃうんだな
33スレ目 >>718
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「待ちなさい、この馬鹿ぁっ!!」
「ちょ待った落ち着いてぇっ!?」
ドタバタと家中を走り回る俺と文。何故こんな事になったのか、その原因は机の上で開きっぱなしになっているノートパソコンが表示している文章にあった。
「あれはどーゆー事よっ!? わ、私はあんな事しないわよっ!!」
「ぎゃー部屋の中で団扇使うなぁっ!?」
どたばたがらがらどんがらがっしゃーん。目茶苦茶になる室内を更に駆け回る俺と文。文の行く手を遮る家具――障害物が家の外に吹き飛んでいく。そんな中を這う這うの体で逃げ回っていた俺だったが遂に壁際に追い詰められてしまった。
「さぁ、大人しく吹っ飛ばされなさいっ!!」
「待ってきっと話せば分かり合えるだから少し待ってぇっ!?」
ぴたっ、と鼻先に団扇を突き付けられる。文の顔を見上げると怒りと羞恥で真っ赤に染まっている。それを何とか宥めて話し合いに持ち込む事ができた。
「……じゃあ聞くわよ? 何であんなもの書いたの?」
深呼吸をして少し落ち着いた文が尋ねてくる。汗で張り付いた髪の毛や服が何とも煽情的で……じゃなかった。
「筆が滑ってしまったというか、若気の至りというか……文の事を考えながら書いてたら、いつの間にか完成してたんだ」
俺の言葉に嘘偽りがない事が分かったのか、文は渋々といった様子で一応納得する。
「でも、こんなもの書くってことは――現実の私じゃ物足りない?」
文が不安そうな顔で見上げてくる。その目尻には涙が溜まっていた。あぁ、もう可愛いなぁっ!
「んな訳無いだろっ!」
勢いに任せて文を抱き寄せて、強引に唇を奪う。何度も。何度も。想いが伝わるように。
「ぷはっ、い、いきなり過ぎるわよ……!」
「だって文が可愛過ぎるから」
「もう、馬鹿……」
そのまま文は俺の胸元に寄り掛かってくる。濡れ羽色の髪を手で梳いてやると、ふにゃっと文の表情が緩む。
「……てっきり私は飽きられちゃったのかなって思っちゃった」
「安心して、それは絶対に無いから」
しおらしい文の姿が愛おしくなってぎゅっと抱きしめる。
「まったく、マイナス思考は俺の専売特許だろ?」
「ふふっ、そうね。んっ……」
お互いに見つめ合って、また唇を交わす。何度も。何度も。想いを交換しあう。
見回りの哨戒天狗が家の惨状を目の当たりにして、敵襲と勘違いして大騒ぎになるのはまた別の話だ。
33スレ目 >>823
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「あ、○○さん白髪ありますよ」
「ありゃ、ホントに?」
「抜いちゃいますね」
「ん……あ。文もここ、枝毛だ」
「うぅ、ここのところちょっと缶詰でしたからねえ」
「お疲れ様。今日はいいの?」
「お布団あったかくて出られませんし、今日は甘えたい日なんです♪」
「そか。じゃあ、お昼くらいになったら甘味でも食いに行くかね」
「賛成です! そういえばこの前いいお店見つけたんですよ」
「そりゃ楽しみだ……ふぁあ」
「あやや、二度寝します?」
「そうしようかな。こうすると気持ちいいし」
「……むう、じゃあ私も○○さんを抱き枕にします!」
「「じゃあ、おやすみなさい」」
起きたら二時とかそういうオチ。
自堕落イチャとか欲しい。
34スレ目 >>592
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新聞のゴシップ記事を読んだらこんな電波を受信した。
文「う~ん…」
○○「どうした? そんなに頭抱えて」
文「それがですね、新聞のネタがないんですよ。どうしましょう?」
○○「どうしましょうって…。なにか人気の取れる記事ってのは? ゴシップとか」
文「ゴシップですか…。もう大半で尽くしちゃいましたよ? アリスさんと魔理沙さんとか」
○○「う~ん…。あ! こういうのはどうだ?」
文「なんです?」
○○「『幻想郷唯一の人間と鴉天狗が結婚!』っていう記事。」
文「そ、それってまさか…。もう、○○さんったら♪」
翌日の文々。新聞は大変な人気になったそうな。
なんかそこまでイチャってない…。
幻想郷唯一の人間には突っ込まんでくれ。思い浮かばなかった。
34スレ目 >>770
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折角なので時事ネタ
「満月、かぁ」
屋根に登って空を見上げれば、まぁるいお月様がひとつ。
周りにはすこし厚い雲が漂うけれど、月の光にはそう簡単には勝てない。
――あの人も この空を見てるのだろうか
少し考えたら、急に逢いたくなった。
こんなにも月が綺麗だから、なんて。
どこぞの吸血鬼を気取ってる訳じゃないし、この時間に出せる号外もないけれども。
……よし。
屋根から飛び降りて台所へ駆け込み、戸棚を開ける。
「長いこと生きてると酒は溜まって行く一方なのよねぇ」
酒瓶を片手に家を飛び出し、目指すはあの人の家。
「――こんばんわ!号外はないけど、文々。新聞社です!」
ドアが開けば、呆れつつも出迎えてくれるあの人がいるから。
――
イチャイチャ物、とはちょっとズレてるかもしれませんが、
酒瓶片手に会いに来てくれる文ちゃんとかそれはそれで。
34スレ目 >>969
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文と二人で何周年かの記念日をお祝いしたい
ちょっといいお酒を開けて
思い出話したりとりとめもない普段の話をしたり先の楽しみなことを離したりしたい
35スレ目 >>69
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――
うわー……
「締切前なのにやる気がしないので○○さん助けてください」
たまたま近くに寄ったから、と文の部屋に来たが、
だらしない格好をして布団でだれている文の姿。
「一応聞いておくが……締切まで何時間?」
「24時間切ったみたいですねー」
まるで他人事である。
「いや書けよ!」
「もう気力ないですー」
部屋の中には栄養ドリンクの便が山程転がっており、
新聞の字も相当よれているのが分かる
「あー、めんどくさい」
腹をくくるしかなかった。
「俺が書くから、文はちょっと寝てろ」
「ほんとですかーやったーこれで寝れる……zzz……」
寝るの早ッ!?
冷静にツッコミを入れてしまったが、今やるのはツッコミを入れるのではなく、新聞を書くことだったが、
読めそうにない字を書き直した時点で筆が止まってしまう。
参った。
新聞の文章なんてどうしろと…
椅子で背伸びをして、文の寝顔を見る。
実にイタズラしたくなる寝顔だが、その衝動をこらえて、文の頭をポンポン、と優しく撫でてやる。
「文が起きたらビックリ出来るように頑張りますかね」
それから数時間、ひたすら文字と格闘していたが……
ダメだ、俺も眠くなってきた……
机の上で文字が踊り出す。
5分だけ……5分だけ……
文の椅子は何気に豪華で寝るのにピッタリなのである。
恐らく里の古道具屋で見つけたのだろう。
背もたれを倒して、天井を見上げて……目の前が真っ暗になって行く。
……
……
ハッ
目が覚めたらベッドの上だった
俺、椅子の上で寝たはずじゃ……?
「あや、起きました?」
「文、新聞は?」
慌てふためく俺をよそに、文は笑顔でVサイン。
「お陰様で間に合いましたっ!」
ホッと胸を撫で下ろす。
「いやー、しかし一時はどうなるかと思いましたよ。」
「俺まで寝ちゃったからな……」
「いやしかし、貴方いいセンスしてますね? どうです?私のアシスタントに。」
へ ?
「だから、アシスタント、ですよ?」
「えーと、つまり?」
「私と一緒に、私の新聞を…… いや、私達の新聞を作っていきませんか……? ってやだ、何言ってるんだろう私!」
突然の告白。 戸惑いながら少し間をおいて
「えーと、だな……アシスタントは喜んで受けよう。だが……」
「えっ」
きょとん、とした文をよそに言葉を続ける。
「多分、アシスタントになってほしい、の言葉の先がある気がするんだ。
それを、はっきりと聞かせてほしい。」
文の顔が耳の先まで真っ赤になっていく。
暫しの沈黙の後、掠れたような声で文が話し出した。
「……えっと、ですね。 今回の件は若干貴方を試していた節があって……」
……試されていた自覚が全くない。
「 私の新聞ちゃんと読んでくれてるか、って言う事。
私の代わりに書くって言ったんだからちゃんとそれっぽく書けているか。
そしたら、貴方思った以上に出来過ぎで……」
「そりゃあ、いただいた物はちゃんと読むさ……。 文っぽく書けてるかは正直自信がなかったけども……」
「だから、貴方になら私の新聞の手伝いをちゃんと任せられる」
文の目には僅かながらに涙が浮かんでいる。
「あとは……私の我儘、かな」
「我儘?」
文らしくない言葉に、頭に疑問符が浮かび上がる。
「誰よりもそばで、私の新聞を見ていてほしいの……。これは、貴方じゃないと駄目なの。
そして、新聞だけでなくて私のことも一番近くで見ていてほしいの……」
「文……」
「私が振り回しても顔色一つ変えずに付き合ってくれるし、こうやってちょくちょく気にかけてくれるし……
だから――」
それ以上は言わなくても分かった。
だからそっと、文の手を取った。
文は耐え切れずに、ぼろぼろと涙を流している。
文から掠れた声で一言。
「……大好き」
色々理屈を並べ立てたりしてはいたが、その一言だけで充分だった。
――
正直ありきたりっぽいネタなのでネタかぶっていたら失礼……マトメガオオスギテヨミキレナイネ
某湾岸MIDなんたらの黒木編辺りからヒントを得て逆の立場にしてざかざか書いてみたりしてみました。
35スレ目 >>177
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青春だなあ
まったりと落ち着いた一体感の中でイチャイチャする関係の文と
あえて青春ごっこしたい
自転車二人乗りするとか
35スレ目 >>224
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「烏の平熱は40℃だから、寒いならくっついてもいいんですよ?」
って文にほれほれされたい。
遠慮なく飛びついて抱きしめてサラサラの髪を撫でて、
「や、ちょっ!い、いくらなんでも触りすぎよ!」
って押しのけられたい。
押しのけられて落ち込んでるのを見かねたあややに、
「……しょ、しょうがないですねぇ、もう……」
ってそっと後ろからハグされたい。
その後は二人で一緒に炬燵に入って、蜜柑むき合って
いつの間にか炬燵につっぷしたまま寝落ちして幸せな朝を迎えたい。
35スレ目 >>278
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最終更新:2019年03月28日 08:29