映姫3
3スレ目 >>546-550
546 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/04/17(月) 01:20:08 [ zP5stkOo ]
私は殿方にこのような感情を抱いたことはなかった。
あの人の屈託のない笑みは、私の心に花を咲かせてくれる様で……
小町に話したら「正気ですか?」と言われたけれど、私も女だ。自分の気持ちに偽りはない。
もう私にはこの気持ちを抑えることはできない。今日こそ告白しよう。
「貴方のことが、す、好きです。付き合って頂けませんか?」
春日部市民「ん~。けどオラ年上にしか興味ないんだよね~。じゃ」
,...‐、,__,,__,,....-...、
i'´:::::r '" `ヽ、:::::::',
ヽ"ニ::7'"T 、ィ ‐, 7,...-'..‐::ァ
r 、'<..-'‐;:ニ ̄`''└ニL`ト-、::/
ヽ. `ヾ、>、_r_7 ヘーヘ::__::`''/゙i,. ‐ ''7
i ̄ ヽ. i `!⌒< T ン'" >
ノ , ‐'"´ヽハ ハ. ン' ‐゙、,., ヽ
/ /"! ,. ヾ/// :i ヽ, /
'‐ '7 / l -ェ<_`ノ//,ヽ、 '7‐ォ' ヽ l
/ / ▽i r‐,.-―‐-、´´'', ',_ノ
 ̄ ', ィ〈ゝ、V i /`ー ./
rーゝ ,.イ'./::`::'' - ... ィヽ、 _,. /-‐,
l 7`ー'ヽ,/:::::::::( )::::::::::::ヽ ´/''i、 /
 ̄ /::::::::::( ):::::::::::::::::::ヾ `
さて、裁かれてくるか
550 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/04/17(月) 20:41:22 [ 1VBSgkFo ]
今日未明、春日部市在住の>>546さんが法廷に出廷したところ、
裁判長の映姫さんが開口一番『あなたなんて地獄行きですっ!!』
と、非情な判決を下しました。
弁明の余地もない一方的な判決で、これにはお付きの死神、小町さんも
『あはは……あんたも運がなかったねぇ。せめて映姫様がずっと年上だって
知ってれば、もう少しマシになったかも知れないのにな』
と、>>546さんに対して同情するようなコメントを寄せています。
文の新聞みたいな、こんな文章が頭をよぎった。
とにもかくにも、>>546さん、GJ。
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3スレ目 >>722
「お、お腹がすきました……」
――お仕事お疲れさん。飯でも食いに行くか?
「駄目です。後十分で次の罪人が来ます。珍しく小町が頑張ってるんですから私が頑張らないわけにはいきません」
――相変わらず真面目だねえ。ま、いいや。なんか作ってやるよ。時間が時間だから本当に簡単なものになるけどな。
「期待しないで待ってます」
……五分後
「お、美味しい!? 私こんな美味しいもの食べたの生まれて初めてですよ! ○○! これなんて名前の食べ物なんですか?」
――俺が生まれた国の料理で「お茶漬け」っていうんだ。ご飯にこの袋の中身をかけてアツアツのお茶をかけていただくんだが……いるか?
「く、くれるんですか!? 私に? ありがとうございます!」
――(お茶漬けでここまで喜ばれてしまった……いろんな意味で泣けてくる)
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4スレ目 >>114(うpろだ0016)
「おや? またアンタか。これで二度目だね」
目覚めた先、三途の川で大きな鎌を持った女性に話しかけられる。確か……小野塚小町と言ったか。
「よぉ、久しぶり……って俺のこと解かるのか? 以前と見た目が変わってるのに」
周りを見回すと、此岸には舟を待つ霊魂たち。その中で俺だけは、小町と同じヒトの姿をしていた。
以前、俺がここに来た時は青白い人魂の様な姿だったのだが。
「解かるよ、死神は相手を魂の波長で見分けるんだ。
それにあたいは舟で運んだ人の事を忘れないから。だからアンタの事もすぐに気付いた」
笑顔で得意げに話す彼女は更に、俺の姿が変わった理由も教えてくれた。
魂が死後の世界に慣れたから、生前と同じ形を取るのだそうだ。成るほど、こちらの方がいつも通りに動ける。
「それより、さっさと乗っておくれ。運んであげるから」
手招きする小町に促され小舟に乗り込む。逝き先は無縁塚。俺が昔に訪れた地。
「お客さん、自分の最期を覚えてるかい? よければ訊かせて貰いたいんだけども」
舟を漕ぐ小町が唐突に話しかけてくる。俺は水面に立つ波間を眺めながら応えた。
「あぁ、自分でも驚くほどの大往生だったよ。まぁそれもこれも、全部あの人のおかげだけど」
「あはっ、そりゃあノロケって奴かい?」
「ほっとけ」
図星を指されて照れくさくて、年甲斐もなく鼻の頭を掻いた。
舟に乗っている間ずっと二人で喋っていたが、不意に霞掛かった対岸が目に映った。
「ほら、前より早い到着だ。こりゃお客さん極楽に逝けるかもね」
「いいや、地獄逝きだ。これから閻魔を困らせに行くんだからな」
「はいはい」
小町は苦笑しながら接岸し、俺は舟を降りた。草履が砂利を噛む音が心地よい。
ここからは彼岸花の咲く無縁塚を通り、閻魔様のおわす十王裁判所へ向かう。
俺は小町に手振りだけで挨拶をし、裁判所へと足を踏み出した。
一目惚れだった。お互いに。魂の波長とやらが共振したんだ。そうに決まってる。
あの時は魂魄だったから、体が(霊体が?)ビビッと震えたのを感じたんだ。
六十数年前、大地震が有った。俺の住む町を揺らし、国を揺らた大災害。天災だ。誰も逃げられなかった。俺も死んだ。
気が付いたら目の前に三途の川が有り、気が付いたら小町に呼びかけられ、気が付いたら舟に乗っていた。
気が付いたら裁判所の中にいて――、
気が付いた時、彼女に出会った。その衝撃に、朦朧としていた意識はそこで晴れた。
「貴方の生前の行いは、けして良いものとは言えません。貴方は――」
眼前に進み出た俺に、彼女は喋りながら顔を向け、言葉を止めた。俺も彼女に見惚れていてその場で固まっていた。
お互いたっぷり二十秒は見詰め合ったあと、彼女は唐突に話を続けた。
「……あ、貴方は嘘をつき、盗みを働き、他人を傷つけた。それも繰り返し何度も」
「え、えぇ。自分でも承知しています。閻魔様、俺は地獄へ落ちるんでしょう?」
突然自己紹介された。四季映姫、綺麗な名前だ。話の腰を折っていたが。
「貴方のしたことは罪には変わりありませんが、それは更に他人の為でしたね。貴方は義賊だった」
「そんな大した物じゃな――」
言いかけた所で、異変を感じた。意識が揺れ、体が火を浴びたように熱くなる。
「あぁ、どうやら貴方はまだ死んではいないようです。打ち所が良かったんでしょう。この世に戻れますよ」
「何だって?」
微笑みながら喋る映姫の言葉に俺は驚愕する。俺はまだ生きてるって?
「待ってくれ。生き返るのは嬉しいが、俺はまだ貴女と話がしたい」
「話なら次の死後にも出来ます。それまでは、自分の業や罪と向き合いながら生きると良いでしょう」
穏やかな顔で彼女は言う。まるで菩薩の様だと、その時思った。
「天寿をまっとうしなさい。死後をより良い物にする為に、与えられた命を謳歌する事。これが今の貴方に積める善行です」
「そんなに待ってなんかいられない。 俺は貴女に惚れてしまったんだ! 貴女と一緒にいたい!」
俺は彼女の瞳を見据えて叫んだ。勢いに任せて告白する。この機会を逃したら、次はいつになるか判らない。
「それは……私も、です。閻魔がこんな事を言うのも変ですが、貴方との出会いに運命を感じました。貴方の事をもっと知りたい」
彼女からの告白。同じ想いでいるのが嬉しいはずなのに、状況がそれを喜ばせてくれない。
「ですが、今の貴方の立場では地獄に逝くしか道はありません。そうなればもう二度と会えない」
「だから生き直すのか? もう一度会う為に」
「いいえ、正確にはそうではありません。極楽浄土へなら、私も訪れる事が出来るのです。非番の日に」
悪戯っぽい笑みを浮かべながら、諭すように言う。
「だから、ね?」
その時の俺はさぞかし、鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしていた事だろう。閻魔にも非番があるのか。
だけど、今度は喜べた。彼女は自分の想いの為に俺に生きろと言う。それが嬉しかった。
「……そう言う事なら解かった。少し時間はかかるだろうが、また貴方に会えるのなら」
「えぇ、待っています。私も……」
その会話を最後に、俺の魂は掻き消えた。閻魔の笑顔を記憶に焼きつけて。
現世に戻った俺は、瓦礫に挟まれていた。あちこちの骨が折れているようだったが、心臓は動いている。
遠くで叫んでいる救助隊の声を聴きながら、俺は死ぬまで死ねないな、と笑った。
彼岸花を横目に歩いていくと、赤や緑に彩られた大きな御殿が前方に見え始める。
高さはそれ程でもないが、壁は左右に延び続け終わりが見えない。入り口は外側に向かって大きく開け放たれている。
それはまるで、これからやって来る死者の魂を飲み込もうとしているかの様な威圧感で――
(なんてな……俺にとっては勝手知ったるなんとやら、だ)
たかだか一度訪れただけとは言え、俺はこの御殿を覚えていた。そして、彼女の居る場所も。
いっそ威風堂々とした態度で裁判所内を進む俺に対し、他の裁判官が訝しげな顔で呼びかけているが、構ってなどいられない。
こちらは一秒でも早く彼女に会いたいのだ。
人の気配に気付いたのか、彼女は書類の様な物から顔を上げると、俺の事を見て一瞬驚いた顔をして、すぐにため息をついた。
「他の閻魔をすっぽかしていきなり私のもとへ来るとは……貴方ほど徳の無い人間は初めてです」
「大目に見てくれ。こっちは貴女に会えるのが嬉しくて、夜も眠れなかったんだ」
「その割に、最期の夜は眠るように息を引き取ったんでしょう?」
彼女がクスクスと笑うと、緑の前髪がそれに合わせてフワフワと踊る。
「まるで見ていたかの様な口ぶりだ」
「見ていましたとも。もっとも浄玻璃の鏡に映った貴方の姿ですけど」
またクスクスと笑う。その笑顔を見ると嬉しくて、楽しくて、更に言葉を続けようと口を開いたけれど、しかし彼女に遮られた。
「貴方は少し……格好をつけすぎる」
やはり俺は地獄逝きのようだ。愛する女性を泣かせてしまったのだから。
胸に飛び込む閻魔様を抱きしめながら、俺は囁く。
「お待たせいたしました、四季映姫・シャバダバドゥ」
張り倒された。
おしまい
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4スレ目 >>129
勉強中、難しい問題とにらめっこしている俺。
すると後ろから映姫様登場。
「何をしているのです?」とか言いながら俺の肩に手を乗せて問題を見る映姫様。反射的に後ろを向く俺。
「いやぁ、ちょっと試験の勉強を…」とか言いつつ内心ドキドキしつつもノートに向き直る俺。
暫く見ていた映姫様。不意に俺の肩から重みが抜ける。
「あまり根を詰めすぎると頭に入るものも入らなくなりますよ」と言って押入れの中に戻っていく映姫様。
そんな激励されてみてぇ('A`
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4スレ目 >>309-310
「好きです」
そう言われた俺は思考が止まった。
目の前にいる閻魔の少女は手に勺を握り締めたままじっとこっちを見ている。
一体何の冗談なんだ。
俺はただの人間。この少女と出会ったのも単なる偶然だった。
そんな俺の事なんか彼女は見向きもしない。ずっとそう想っていたのに。
……もしかして俺の徳を試しているんじゃないか? けれど彼女が最も嫌うのは嘘の筈……
俺は凍りついた頭で必死に考えた。
「あ………」
……そのせいで彼女の変化に気付いたのはだいぶ後だった。
彼女は……泣いていた。
肩を震わせて。勺を握り締めたまま。
……俺の馬鹿。もう答えは決まってるだろう!
これ以上彼女を待たせるわけにはいかない。俺は彼女の前まで歩み寄った。
「………」
「………」
どうしよう。声が出ない。
頭が真っ白ってこういう事をいうんだろうな……
目の前の少女は恐怖と気体の混じったような表現し辛い顔をしていた。
ずっとこのままでいる訳にもいかない。けど声は出ない。
……俺は覚悟を決めた。
「きゃっ……」
何も喋る事の出来ない俺が思いついた告白方法。
それは抱きしめることだった。
正直これで分かってくれるかは不安だったが。
けど、彼女はそれが俺の告白の答えと分かってくれたのか。
しばらくぼぅっとした後、声を上げて泣き出した。
彼女はしばらく泣いていたがやっと顔を上げた。まだ目が赤い。
「本当にいいんですか?」
「はい」
「私は閻魔ですよ?」
「はい」
「えっと、説教もよくしますよ?」
「構いません」
「えっと、えっと、小町みたいに胸も無いんですよ?」
「くどいです」
「えっと……本当にいいんですか?」
気付いていないのか彼女はまた同じ質問をした。
「はい」
俺も同じように答えた。多分さっきよりはっきりと。
……彼女はまた泣き出した。
「……あの」
? なんだろう。
「私、他の殿方とお付き合いした事が無いのでどうすればいいのか分からないのですが……」
………これって。
「貴方には私の全てを知ってほしいんです」
そう言うと彼女は自らの上着を脱ぎ始めた。
キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
だが、俺も自慢じゃないが経験は無い。どうすればいいのかも知らない。
固まっていると彼女は頬を赤くして、照れくさそうにはにかんだ。
そして奇声を発して踊りだした。
ジャッジメントジャッジメントォ―――ッ!!!!!
-=≡= ,r---、
-=≡= _ソヽ/`、シi
-=≡= _>=ヘ 山/=<,
-=≡= ((ん'ノノルレム)) ジャッジジャッジッ!!
-=≡= ヽソレ ゚ ∀゚ノリノ
-=≡= ),ζ_ /_ へ ジャッジメントタノシーヨーォ――ッ!!!!
-=≡= く ヤマザナドゥゥゥゥゥ―――――ッ!!!!
,r---、 =≡=-
_ソヽ/`、シi =≡=-
_>=ヘ 山/=<, =≡=-
((ん'ノノルレム)) =≡=- ジャッシジャッジジャッジ――ッ!!
ヽソレリ゚∀ ゚ノリノ =≡=-
),へ_._ ゝζ =≡=-
> =≡=-
薄れる意識の中で見知らぬ狐がめっちゃいい笑顔をしているのを俺は見た……ような気がした。
………(・3・)アルェー?何でこうなるの?(棒読み)
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5スレ目>>473
「子供は世界の宝ですから、授かると嬉しいものです。しかし、貴方は少し乙女心を理解し無さ過ぎる。」
「ごもっともな意見だが、それは恋人を押し倒して言う台詞じゃないだろ?しかも閻魔が」
「今日は神様の祝賀記念で休業です。だから、私に貴方の子を産ませること。それが…」
「俺にできる唯一の善行……だろ? そいつは無理な相談だな。なにしろ……」
俺の愛する女はお前ただ一人だけさ。他の奴には産ませやしないよ
その後、お腹を擦るアリスうどんげこぁシャンホラけーね妖夢こまっちゃんスイカ達と修羅場を向かえる事になるとは、誰が想像できただろうか……
ちなみに、唯一フラれたレミリア嬢&スキマ妖怪&文々。のコンビが裏で糸を引いていたのは企業秘密。
イチャスレがある限り、幻想郷は少子化問題とは無縁そうだな。
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5スレ目>>677
彼岸、えーきの仕事場
今日は彼岸も仕事が半ドン(死語)で終わるらしく、昼休みに愛しのえーき様の仕事場へ遊びに行く。
「うぃーっす、って……えーきさん、何やってんすか?」
「……見てわからない?」
何やら本棚に向かって手を伸ばしているが……
「新手の体操?」
「違いますっ! あの資料が欲しいのよ……んっ……ほっ……」
ぴょこぴょこと跳ねて上のほうにある棚の本を取ろうとするが、あと少しという所で指がかする程度で届かない。
本人は気付いてないが、飛び跳ねる度に胸を反らす体勢になる為、小さいながらもふっくらと自己主張する胸元が(ry
「なるほど。頑張ってください」
これ以上は目の毒になるので、早々に退散させて頂こう。
「……困っている恋人を助けること。それが今の貴方にできる善行よ」
「いやぁ、せっかくの頑張りを邪魔しちゃ悪いかな~と」
「……そういえば、昨日から冷蔵庫に入っているハズのプリンがどこかに消えているんだけど…」
「イエスマム!あの資料でいいんすね!」
「初めからそうやって手伝ってくれると助かるんですけどね」
「ま、こまっちゃんなら未だしも、えーきさんの身長じゃ取れないでしょうね」
「う、うるさいですよ! そもそも小町みたいに身長が高ければ閻魔の仕事が勤まるという訳じゃ…!」
「まー、えーきさんは今の身長が1番可愛くらしくて俺好みですよ」
「な、い、いきなり何を言い出すのよ……ホント?」
「小動物みたいで」
「うー!お前なんか地獄行きだー!」
小町「四季様、ダンナが来るの狙ってましたね?」
映姫「な、何を言い出すんですか小町!! ぐ、偶然よ…」
小町「ほぉー、隣にあった踏み台に気付かなかったのも偶然ねぇー」
映姫「うぅ…」
小町「ま、そういうことにしておきましょうか。それにしても、毎度おアツいことで」
映姫「あ、あうぅ……」
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5スレ目>>706
焼肉バイキングで食べ放題
「おまたせしました」
店員がタン塩ロースカルビ盛り合わせ2人前をテーブルに運んでくる。
「来ましたね。さっそく焼きましょう」
「おいおい、そんなにいっぺんに乗せるなよ、それと引っくり返し過ぎ」
「次々に焼いていたら食べるほうが進みませんよ。文句があるなら食べないで下さい」
「いやいや、さっき置いたばかりだろ? これなんか片面まだ火が通ってないぞ?」
「このミディアムレア加減が良いんですよ。貴方が焼くと少し火が通り過ぎる。もっとテキパキと焼くこと」
「いや、説教する暇があるなら食べようぜ。せっかくの肉がもったいない」
「それもそうですね。いただきまーす……うん!やっぱりお肉よね」
「助かった。いただきます……うむ、やっぱ肉だな」
「ほらほら、ドンドン焼きますよ? コゲちゃいますからさっさと食べてください」
「だったらもっと焼くペース落とせよ……んん?」
「(もぐもぐ……)……どうしました?」
「(もぐもぐ……)なあ、えーき。その箸で肉焼いてるんだろ?」
「そうですけど?」
「で、同じ箸でお前が肉を食っていると言う事は……俺がその肉を食べたら間接キスだよな?」
「あ…………な、何を考えるんですか食事中に!!貴方は少しデリカシーが無さ過ぎる!!」
「そこまで言う事ないだろ……単なる思いつきで言っただけじゃねえか」
「そんなこと思い付かないで下さい!このエッチ!」
「なんでやねん……どうでもいいから早く肉焼けよ。ペース落としすぎだぞ」
「……も、文句を言うなら今度は貴方が焼きなさい。それが貴方にできる唯一の善行です!」
「いや、俺が焼いても関節キスには変わりないと思うのだが…」
「べ、別に構いませんよ?そそそんなことこれっぽっちも気にしてませんから!!」
「……まあいいけど」
そして焼きあがるタン塩
「(もぐもぐ……)……話は変わるが、牛タンって美味しいよな」
「(もぐもぐ……)……そうですね。人間の舌も牛タンなら幸せなんですけどね」
(省略されました。続きは>>264を100回読み返して妄想して下さい)
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6スレ目>>282
少し便乗気味にさせてもらうぜ。少しアッサリと攻めてみた
「あれ?小町ー?何処行ったのですかー、この忙しい時期にー。小町ー、こーまーちー」
「おや、四季様じゃないですか。どないしましたん?」
「ああ、○○ですか。実は彼岸の忙しい時期だと言うのに小町が見当たらないのですよ」
「あー、こまさんなら『>>277に会いに行くから四季様によろしく』ってどっか行きましたよ。爽やかな笑顔で」
「爽やかな笑顔でですか……」
「それはもうド○クエを一日で全クリしたような爽やかさでした」
「……これは少々お灸を据える必要性が」
「いや、恋人に会いに行くくらい黙認してあげましょうよ」
「一年で最も霊の出入りの激しい期間にピンポイントでと言うのは流石の私も困るのですが」
「はぁ、まぁ頑張って下さい。それじゃ俺はこれで」
「待ちなさい」
「勘弁してください」
「断るのが早すぎます。もうこの際貴方で良いので手伝ってください」
「おっぱいをツンツンさせてくれたr……すんません冗談ですからその居合いの構えを止めてください」
「全く、貴方は何処の亀仙人ですか」
「気にしたら負けです。と言うか、元々の仕事はどうしろと?」
「死神見習いなんて仕事の量もたかが知れてるでしょう?」
「いやまぁ、そうなんですけろどもね。正直面倒と言いますか」
「どうやら私の言い方が悪かった様ですね。貴方が良いので手伝ってください」
「……はぁ。そんな風に言われたら断れないじゃないですか」
「元より断らせるつもりはありませんでしたが」
「さいですか。ま、そいじゃあ行きましょうか」
「ええ、仕事は山ほどありますからね」
「ところで四季様、さっきのは愛の告白って勝手に解釈しても良いっすか?」
「さぁ?自由に解釈してください」
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6スレ目>>608
「ふーっ、ごちそうさまでした」
「はい、お粗末さまでした」
食後はティッシュで口の周りを拭く癖がついている俺。(フキフキ
む、鼻もムズムズしてきた。もう一枚ティッシュを取……
「あっ! 待ちなさい! ちょっと口を拭いただけなら余った部分で鼻をかみなさいっ。
資源を無駄にしない事、それが今の貴方に出来る善行ですっ」
「はーい」
チーン!
「食べ終わったお茶碗を貸してください。今お茶を淹れますから、お茶がご飯の消化を助け
ついでにお茶碗についたご飯の糊も取ってくれて洗うのが楽になるんです。
それが今の貴方に出来る善行ですよ」
「はーい」
映姫に茶碗を差し出すと嬉しそうにお茶を注いでくれた。
ゴクゴク……はふぅ
「ほらほら、飲み終わったらすぐに使った食器に水を張って流しに置いておいてください?
食器のこびりつきが取れて洗う時楽になりますから。それが今貴方に出来る善行ですよ?」
「ふぇーい」
ガチャッ
夕食が終わって、映姫と軽く飲みながら借りてきた映画を見る。
今日はホラー物だ。
隣から、「怖くない怖くない怖くない」とか「これは作り物これは作り物これは作り物」とか
聞こえてくるが、これは気にしない。
だが……
「あのさ」
「ひ、ひゃいっ!? べべ別に怖くなんてありませんにょっ!!」
「いや、そんなに服を握り締められてると、動くに動けないんだけど……」
「っっ!!」
これは気になる。
「っあ、貴方が怖そうにしてたから落ち着かせようとしてたんですっ!
時には人の好意に甘える事、それが今の貴方に出来る善行ですっ!!」
「はいはい」
真っ赤な顔で怒る映姫。
その後、一旦離れてくれたものの、暫らくするとまた元に戻ってしまった。
そしてその状態は映画終了まで続いた。
「まあまあでしたね。と言っても私にとっては物足りない感じでしたが」
映姫は青い顔に貼り付けた様な満面の笑みで言い放った。
何かをやり遂げた様な表情もその中に見てとれる気がする。
「もう一本もっと怖いやつも借りたんだけど?」
「へっ??」
映姫の顔色がドンドン青く、しかも余裕の無い表情になっていく。
「見ようか」
「い、いえっ! 早寝早起きが健康な毎日を築くのです!
今日はもう眠る事、それが今の貴方に出来る善行ですっ!! そ、それではっ!」
言うが早いか、映姫は自分の家(すぐ隣)に帰ってしまった。
まあ、確かに明日も早いし……もう寝るか。
トントン。
寝付いた所なのに夜中に物音で目が覚める。どうやらベッドの隣のガラス戸から音がしている様だ。
はたしてカーテンを開けるとガラス戸の向こうには、
うさぎさん柄のパジャマを着てネコさん型の枕を抱いた映姫が居た。
とりあえず戸を開けたが、真っ赤になって俯いていて何も言わない映姫。
しかし、やっと決心が付いたのかおもむろに口を開くと、
「あ、貴方が怖くて眠れなくなってると思って……今日は一緒に寝てあげます。
誰かの為に奉仕するのも善行ですから……」
とだけ、しどろもどろながら言ってくれた。
だからそんな映姫が可愛くて、ついイタズラしてみたくなった。
「そうか、ありがとう映姫。でも、俺なら大丈夫だ。お前も一人の方がゆっくり眠れるだろ?
俺の事は気にしなくて良いよ」
そう言って俺はガラス戸を閉め……ようとしたが、その腕をきゅっと握られてしまった。
「…………い、一緒に……寝て……?」
微かに聞こえる蚊の鳴く様な声、しかし俺にははっきりと届いている。
映姫の顔がさっきより更に赤くなって、顔は俯いていたが瞼に涙が溜まっているのが分かった。
(やりすぎたか)
「じゃ、じゃあお願いするよ映姫。人の行為に甘えるのも善行だからなっ」
慌ててそう言うと、映姫は目尻を少し擦ってから「ええ、その通りですね」と微笑んでくれた。
俺のベッドの隣に布団を敷き、映姫がそこに潜り込むとあえなく就寝となった。
……はずなのだが、さすがに隣で女の子が無防備に眠っていると思うと眠るに眠れない。
映姫の事を意識しない様、俺は映姫の反対側、壁に向かう形で横になった。
そして、適当な事をぼーっと考えていると、ようやくウトウトとし始めた。
「……!」
バサッという布団の捲れる音……
それに続いて背中から温もりと微かな息づかいが伝わってくる。
眠気は一気に吹っ飛び、心臓は高鳴る。
「え、映……っ!」
言って振り返ろうとしたが、その前に後から伸ばされた腕の指一本で口を閉じさせられ、動くに動けない。
「まだ起きていたんですね……今、私の感謝と愛情の気持ちを貴方が眠っている間に精一杯伝えているんです。
気付かない振りをする事、それが今の貴方に出来る善行です……」
映姫の声が少し震えていた。
背中に感じる暖かさ、柔らかさ、そして愛おしさ……
いくら『気付かない振りをしろ』と言われても、
おそらくリンゴの様に赤い顔をしているだろう映姫の頑張りに答えてあげたい、と思うのは当然だろう。
「映姫、好きだよ。いつでも、いつまでも……あー、ちなみに今のは寝言だから……」
眠っている人間が寝言で言った事なら仕方ない。という安直な手に出てみた。
背中の方から映姫がクスッと微笑んだのが感じ取れる。
「違いますよ。私も貴方の事大好きですから、お互いに好きな時は『好き』ではなく『愛してる』と、
言うんですよ」
それだけ言うと「今のは寝言ですけど」と映姫は付け加える。
映姫の言葉につられる様に俺も微笑んだ。
映姫の温もりを感じながら、出来るなら映姫にも俺の温もりが伝わりますように、と願いながら、
俺たちは静かに瞼を閉じた。
ジリリリリ……
朝、けたたましい目覚まし時計の音で目が覚める。
隣では映姫が寝ぼけまなこで伸びをしている。
「あ、おはようございます」
「うん。愛してるよ映姫」
俺の言葉を聞いていたのかいなかったのか、十中八九いなかったのだろうが、
映姫はゆっくりとお辞儀をした後、眠たそうな目を擦りながら続ける。
「そうそう、見知った仲でもきちんと挨拶を交わす事が良好な関係を築くので……??」
はたっ、と映姫の手が止まった。
そしていぶかしげな顔をしている。
「あれ?」「えーと……」と、さんざん頭を捻った後でキョトンとした目で俺の方を覗き込んだ。
「ついでに、おはよう映姫」
ようやく、さっき俺が何を言ったのか理解したらしく、真っ赤になりながらワタワタと慌てだした。
「あ、貴方は起き抜けにいきなり何を言い出すんですかっ!!
い、いえっ! 別に嫌という訳ではありませんよ!? むしろ、もっと言って欲しいというか……
って、そうじゃなくてぇ~~!!」
怒鳴ったりつぶやいたり、慌てて動いたり俯いたり、映姫はそうとう混乱している様だ。
「そんじゃ、先にリビングに行ってるな」
そんな映姫を横目に俺はベッドを抜け出し、颯爽と寝室の扉に手を掛ける。
その声に我に返った映姫も俺に続いてベッドから跳ね起きると、
「ま、待ちなさい! 待てってば!」
と、半ばタックルする様に俺の体をせき止め、驚いて映姫の方を振り向いた俺の、
……唇に……
「ん……」
映姫の体が俺から離れた。
そして今度はこちらの思考が真っ白になってしまった。
映姫は『してやったり』な笑顔を俺に向け、
「ちゃんと責任持って相手の返事を聞く事、それが貴方に出来る善行ですよ?」
と言い残すと、そのままリビングへ行ってしまった。
一瞬、間を空けて俺の思考回路が回復する。
そして思い出される映姫の柔らかく、暖かい感触……
(とりあえず、リビングに居る映姫に仕返しをしておかないとな。)
我に返った俺の頭に、その考えが真っ先に浮かんで来た。
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6スレ目>>771
俺の目の前には俺より少し背の小さい映姫がチョコンと立っている。
正面向いて立っているのでかなり近い距離で目と目が合って、
正直、今更だけど少し恥ずかしい……
少し間を置いて、そっと丁寧にラッピングされたそれが登場した。
「あ、あの。コレ……」
「え? これって……」
「うん……そう……。バレンタインのチョコレートケーキ……」
「もらって良いんですか!?」
「うん。受け取ってくれたら……その……すごく、嬉しい、かも……」
顔を真っ赤にして、それでも映姫の笑顔は眩しいくらいに素敵なものだった。
「中を見ても?」
「どうぞ」
シュルシュル、パカッ。
「スゴイっ……」
「い、一応手作り、だから……」
「ほ、本当にありがとうっ! そうだ、今度ちゃんとお礼します。
いや、させて下さいっ!」
間が、空いた……
ほんの数秒だけどひどく長く感じられる。
しかし、意を決したのかその言葉が発せられた。
「そ、それならお礼はホワイトデーでお願いします」
「ホワイトデーで?」
「最近のホワイトデーでは、本命の相手に本命のお返しをするのが流行りらしくて……」
「はぁ」
「だから……それ、一応、ほ、本命……だから。
で、出来れば本命で返ってきたら嬉しいかなぁ。……なんて」
ウフフと映姫は嬉しそうに微笑んだ。
その笑顔が僕にもうつってくる。
こんな時、この人を好きになって良かったなぁ。と、本当にそう思う。
「わかりました。でも、……普通、逆ですよね? 渡すの」
「いや、外国では男の方からね……」
んで、この後はモチロン「私からのは要らないんですか?」とか言われながら
映姫様から本命チョコを頂く訳ですよ。
ちょっと時間過ぎたけどバレンタインもの投下っ。
いつも忙しい映姫様のためにバレンタインチョコを作ってあげたいぜ!
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6スレ目>>844
ところでホワイトデーなんだが、
バレンタインの時こっちが映姫にチョコを渡したんでお返しを期待してたんだけど。
俺の家に映姫が体中にリボンを巻き付けた妙な格好で来て、
「映姫っ、もしかしてバレンタインのお返しを持ってきてくれたのか?」
「え、ええっ、そうです。ば、バレンタインのお返しに、ほ、ホワイトデーを持ってきましたっ!」
「いや『ホワイトデー』は持って来る物じゃないだろ。まあいいや、どんなのだ? 楽しみ~っ!」
「そ、それはっ! わ、わっ、わたし じしn……」
「ああっ! そうだっ! 俺の方もちゃんと用意しといたぞっ! はい、大きいテディベア」
「え? うわぁ。これ、この間の……」
「この間、街行った時コレ見てたろ? 欲しいのかな?って思ってね」
「ありがとうございますっ! うふふ、コレ欲しかったんですよ~」
「喜んでいただけて何よりだよ。……で、映姫さんの用意してくれたのは何でしょうか?」
「わ、わたしですか? ……コホンっ! わ、私が貴方にあげるのは」
「うんうん」
「わ、わ、わっ! わたしをもらっt……」
「ああっ! 悪い悪いっ、玄関先に立たせっ放しだったな。どうぞ中に上がってくれ……」
「い、いえっ! それよりも私の話を聴いて下さいっ!!」
「へ? は、はい」
「ス~ハ~、ス~ハ~……いいですか? わたしが貴方にプレゼントするのは」
「……(ゴクリ)」
「わ、わっ、わたし そのもの ですっ!!」
「……『私の酢の物』? なんだ、夕飯作ってきてくれたのか~……」
「バッ! バカ~~~ッッ!!!!」
て、感じでホワイトデーにビンタ貰ったよ。
……ハァ。 映姫、本当は俺の事好きじゃないのかなぁ……
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6スレ目>>844
さて、幻想郷が騒がしい様だが、
先程横でまったり本を読んでる映姫様に、
「某筋から聞いたんですが、実は男の子って本当ですか?」
って聞いたら
「ええ、知りませんでしたか?」
だってさ。
こっちも本読んでたからとっさに良く考えず
「そうですか。ま、映姫様には変わりが無いからどっちでも良いんですけどね」
って返したら、もごもごと今日限定とかなんとか言ってた。
可愛かったのでつい頭をもしゃもしゃ撫でたらぺしっとやられた
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7スレ目>>223
「あれ? 四季様っ」
「あ、あら小町。どうかしたの?」
「いや~、アタイは時間外手当ての申請をしに来たんですけど、
四季様こそ総務課に居るなんて珍しいですね。何かあったんですか?」
「ええ、ちょっと産前休暇の書類を取りに……」
「へぇ~、そうなんですk…… ええ~っ!! 三千九課っ!?」
「なんですか小町、大声上げて。あと、字が違います」
「だ、だ、だって。子供が、四季様に、妊娠でっ!」
「文節も違います」
「四季様っ!」
「は、はい」
「おめでとうございます!!」
「ありがとう小町。暫らく会えなくなるけど、この子が産まれたら仲良くしてあげてね?」
「勿論ですよっ。あたいこう見えても子守りとか得意ですから。
いや~、ついに四季様もお母さんですか~、○○もよろしくやってますなぁ~」
「な、何をやってるって言うんですかっ!?」
「いやいや、そりゃあもう……ね? ああ、噂をすれば旦那さんが向こうで心配そうにしてますよ」
「あ、あら本当。それじゃあね小町」
「はいはいっ。 ……行っちゃったか。しかし、四季様のあんなに嬉しそうな顔見たの初めて……
でもないか、二度目だねぇ。まあ一度目は○○との結婚式の時だったけど。
あ~あ~、腕なんか組んじゃってもう、ごちそうさんっ!」
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最終更新:2010年05月11日 14:03