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フェイクトモエリバー2・改良案



◎要求性能


●I=Dの改良:フェイクトモエリバー3の開発
○要点・一般性能要求等
 t:要点=現在生産されているI=Dを手直ししたもの
 t:周辺環境=工場

○元帥からのコメント
宰相府秘書官の機体であるフェイクトモエリバー2のコストパフォーマンスを維持し、宇宙での運用できることが要求スペックになります。
#宰相府ということでフェイクトモエリバー2の改良を選択しました。
#宇宙空母との運用を考えると宇宙でも使用できる事が望ましいです。

◎概略


「コストパフォーマンスの維持」と「性能の向上」、これらを両立させることは非常に困難である。
強力な新装備を搭載してなおコストも抑えられるということは、あまり現実的ではない。
よって、この度の「フェイクトモエリバー3」では、
利用される戦闘状況を想定したうえで、(他の機能をいくらか制限することを代償に)
それに最も適した機体へと特化した改設計を行うことを主眼とする。

具体的には、
  • 高AR化
  • 宇宙戦対応
  • 航空機としての要件を満たす

以上3点が、本案におけるフェイク2改良の基本理念である。


◎想定される戦闘環境


○高AR化

まず、直近の宇宙戦であったE108を例にとる。
E108で最もARが高いうちに行われた敵の攻撃は、
芥辺境藩国に戦闘爆撃機がAR18の段階で行ったものであった。
部隊を宇宙に絞って言えば、AR15の段階で敵は攻撃可能になっている。
今後の戦闘はますます高AR段階での戦闘行為の重要性が高まると予想されることも含め、
オプション対応は勿論、素の状態でもAR20以上を目標とする。

○宇宙戦対応


要求される性能に宇宙戦対応があるが、
これは次ターン以降の主戦場が宇宙になることを考慮したものであると思われる。
欲を言えば単独での大気圏突入能力があることが望ましいが、
「コストはそのままに」という点を考慮すると、大気圏突入能力を備えるのは少々無理がある。
さらに、宇宙空母と併用しての運用が想定されていることから、
今回の改良における宇宙戦対応は「宇宙空母から出撃し、宇宙空間で戦闘を行える」ことを目的とする。

○航空機としての要件を満たす


名称は「I=Dの改良」であるが、航空機のみなしは帝国軍で運用される上で非常に重要である。
宰相府藩国における主力パイロットにはスターファイター・スターリフターが含まれており、
彼らの特殊である「航空機を用いた判定で+3(計+6)」は是が非でも活用したい。
よって、彼らが運用するこのフェイク3(仮)にも、航空機のみなしはなくてはならないのである。


◎改良計画書


上記の点を踏まえ、フェイクトモエリバー2の改良を行う。

○外面


重量は、改装前の機体であるフェイク2とさほど変わらない。
しかし、空中移動の高速化を狙い、
戦闘機の形態をとる時に主翼以外の横幅を細く(その分全長を長く)するよう改装が施された。
戦闘機形態は、その見た目の印象から「フランベルジェ」と呼称される。
敵に向かって突き出される鋭い剣のようなフォルムは優雅、かつ畏怖的である。

また、今回新たに宇宙戦対応をするために、気密性には特に注意がなされている。
もっとも、超超高度戦闘可の機体に速度上昇の改設計を行う時点で
機体の気密性は十分に考慮されており、
後は排気孔と酸素タンク等の重量バランス調整が主に行われた。
宇宙戦時には、空中戦時において主翼として用いられたパーツは取り外される。
上の例えで言えば剣の鍔を取った格好となる。
これは真空中においては翼はさほど重要でなく、
その分移動速度を上昇させ、正面からの被弾面積を減らすことを狙ったものである。

また、戦闘機形態から人形態への変形機構も一応備えている。
しかし、今回の案においてオプションを用いない人型での運用はほぼ考慮されておらず、
「一応人型にもなれる」といった程度である。
人形態で運用をする場合には、目的に応じたオプションを装備することが肝要となるだろう。

○移動


剣とまで呼称されるほどに縦長の機体へと改装されたことにより、
全体的な速度、特に空中戦時の前進速度はフェイク2に比べて各段に速くなった。
もっとも、コスト維持の関係からエンジン自体の規格をグレードアップしたり、
新技術を開発するといったことはできなかったため、
バイパス比の最適化努力や使用燃料の純度向上、
不要装甲の除去といったことの積み重ねによって成った速度上昇であった。

エンジン自体にはフェイク2時に用いられたものとさほど差はない。
巡航時に用いられるタービンジェットと、最終加速用収束ロケットブースターという組み合わせは
フェイク2時代からの引き継ぎである。
ただ、今回の改設計では速度(AR)上昇が目的の1つに挙げられているため、
タービンジェットよりもロケットブースターの方に注力されていることを追記しておく。
また、宇宙戦時の戦闘機形態には主翼がないため、
数か所の制御用スラスターが搭載されており、それによって方向の調整が行われる。
使用する燃料の元は1つであるため、スラスターの搭載による燃費上昇はないが、
無駄なスラスター噴射は燃料切れを招くため、避けなければならないだろう。

一方、前進速度の大幅な上昇はパイロットへの負担も増大させることとなり、
中でも対Gは今回の改装でも大きな課題となった。
「人型での運用はほぼ考慮されていない」と前述したのもこれが原因である。
人形態時、パイロットは直立姿勢をとることになる。
そのままエンジンの出力を最大にした状態で移動しようとすると、
パイロットの体全体に耐えきれないほどのGがかかりまともに戦えなくなってしまう。
戦闘不能を避けるために、人形態時にはエンジンの出力が制限され、移動速度も下がる。
そのため、戦闘機形態での運用が主とされているのである。
戦闘機形態時には、ブラックアウトを防ぐために座席は後傾され、
下半身へと血液が溜まるのを少しでも防ぐよう工夫されている。
それでもなお全速力時の危険は尽きないため、運用時には細心の注意を払わなければならないだろう。

戦闘機形態時の移動速度はこれまでのフェイクシリーズよりも格段に速い。
最高速だけでいえば、航空機ACEにも引けを取らないだろう。
しかし、速度を上げるため縦長の機体へと改装したことにより、
前進以外の速度は以前よりも遙かに遅くなってしまった。
もっとも、今回の改装は相手との距離が離れている宇宙戦を想定してのものであるから、
「相手が攻撃してくる前に高いARを活かして急接近、攻撃、即離脱」という戦術には有効な機体となったといえる。

○装甲


装甲はフェイク2の時と同じ材質であり、出来る限り流用するよう設計されている。
ただ前述の通り運用が速攻前進突撃に特化しているため、
少しでもダメージを減らすべく戦闘機形態時の前面部は装甲が複層化され、
進行方向正面からの攻撃には多少耐えられるようになっている(と言っても期待は出来ないレベルである)。
それ以外の部分については言うまでもなく紙であり、
結局のところ相手の攻撃は速度を活かして避ける(振り切る)のが最善だろう。

○武装・オプション


メインウェポンは人型、戦闘機型共に装備できる2発の大型ミサイルである。
設計理念が一撃離脱であるため、速度を落とさないという意味でも必要以上の装備は搭載されない。
ミサイルを撃ち終わった機体は空母へと即座に帰還し補給を受けることを想定し、
基本的に長時間相手と対面した戦闘は行わない。
長時間の戦闘の際には、追加装備の搭載が必要となるだろう。
追加装備搭載用のスペースは設けられているので、
長時間、複数攻撃の戦闘にも一応対応できるが、基本はやはり一撃必殺である。

ミサイルの弾頭は目的に応じて使い分けられ、通常弾頭の他、
密集する敵への攻撃を目的としたディスペンサーや、
配電システムをショートさせることを目的としたフィラメント弾頭など
数多くの種類から選択して装備する。

また、帝国の高いオペレート技術を活用するため、データリンク機能も若干強化されている。
空母からの策敵情報を元に最適経路情報を受け取り半自動で戦闘を行う、
あるいは防空回廊とリンクして作戦行動をとれるようにするなど、
これまでの戦闘の経験で蓄積された戦術にも対応できるようになっている。

その際危惧されるのが敵からの電子戦による妨害、あるいはコントロールの被掌握である。
今回の改良では、データリンク機能の強化とともに、対電子戦として情報閉鎖機能の追加がなされた。
パイロットは必要に応じて手動で全ての電子情報の流入を遮断することができる。
この遮断行為用の機構は機体制御、通信用の機構とは完全に独立しており、
仮に敵に情報戦を仕掛けられ機体のコントロールを奪われたとしても、
事後的に自動制御のコントロールをシャットアウトし、パイロットの手に取り戻すことができるようになっている。

その他、フェイク2が運用した燃料タンクやセンサーポッドなどのオプション装備も、
必要に応じて取り付けられるようになっている。
また、人型時にはミサイル以外にも種々の武装を用いることができるよう、
手の機能は残されている。というよりも、人型の運用はオプションの使用が前提である。


◎総括


以上がフェイクトモエリバー2の改良案である。
高AR、宇宙戦に対応した、航空機でもあるI=D。
まさに「敵に殴られる前に殴って倒す」ことを目的とした設計。
もっとも、この機体を運用するだけで勝利をつかめるかというと、それほど甘くはないだろう。
この機体は宇宙空母がないと宇宙で戦うこともできない。
また、あくまで1発殴ることを主眼としているため、全ての敵をせん滅できるような万能機ではない。
敵の高AR機を早めに潰さなければならない時や、
オプション装備による汎用性を活用したい場合など、得意な局面でこそ活躍できる機体だろう。

以上長々と書きましたが、読んで頂いてありがとうございました。
採用非採用に関係なく、ここで書いた案がどこかでお役にたてば幸いです。
(文:比野青狸@キノウツン藩国)
最終更新:2008年05月31日 23:21