リボルバー・自動拳銃

■回転式拳銃(リボルバー)

レンコン型のシリンダー回転式弾倉(シリンダー)を有するのが特徴で相談数は、5~6発
頑丈で、自動式拳銃よりも多岐にわたる弾丸が使用出来る。構造が簡単なので信頼性も高い。

□パーカッションロック
19世紀初頭に発明された前装銃の点火方式の一つで、発射薬への点火に雷汞(らいこう。
衝撃によって発火する火薬)をつめた雷管(パーカッションキャップ)を使用する方式。

□金属薬莢式
雷管;火薬・弾を金属薬莢に一体に収めた形式。現在の形式である。
1847年 フランスのフロベールが現代まで使われるリムファイア式と呼ばれる一体型
金属薬莢を発明し、リムファィア式の特許をS&Wが買い取り
1858年からS&W No.1回転式拳銃用の弾薬として発売した結果、爆発的に普及した。




■装填方式
□弾倉振出式(スイングアウト)
一般的にはシリンダーを振り出し、そこから弾を込める方式。
トップブレイク式の装填の容易さと、ソリッドフレームの堅牢性を両立した方式。

□中折れ式(トップブレイク)
銃身を折り、露出したシリンダーに弾を込める方式。1870年に開発されたS&W No.3で採用された。
堅牢性は、劣るが再装填がすばやくでき、弱装弾を使用するものなら問題なく使用できる。

□固定式(ソリッドフレーム)
文字通りシリンダーが固定されている方式。西部開拓時代のリボルバーに見られる。
後部のローディングゲートと呼ばれる場所から空薬莢を一発ずつ捨て、それからまた一発ずつ次弾を装填する。
再装填に長い時間がかかるが、その分堅牢で威力の高い弾丸を使用できる。

■シングルアクション
弾丸を一発撃つごとに手で撃鉄を起こす必要がある銃。

□ファニング(ファンニング)
片手で連射する場合、空いている手の親指、小指で扇ぐようにコッキングし連続射撃を行う。

□代表的な例(パーカッション)
コルト・パターソン(1836年:アメリカ) コルトウォーカー(1847年:アメリカ)
コルト・ネイビー(1851年:アメリカ) コルト・アーミー(1860年:アメリカ)

□代表的な例(金属薬莢)
S&W Mod3(1870年:アメリカ) コルト・SAA(1873年:アメリカ)
ウェブリー Mk.I(1887年:イギリス) 

■ダブルアクション
ダブルアクションとは弾丸の発射に際し、引き金を引くだけで撃鉄が
起き上がってから落ち、連続で発射が行える銃。

□代表的な例
Beaumont-Adams 4th(1855年:イギリス)コルト・ライトニング(1877年:アメリカ)
ナガンM1895(1895年:ベルギー・ロシア)

□薬莢・弾薬・火薬
1858年:S&Wが金属薬莢式拳銃を発売。
1884年:B火薬と呼ばれる無色火薬を発明(フランス)

■備考:
パーカッション式銃の時期、装填に時間がかかった為、装弾したシリンダーだけをいくつも
持っているような場合もあった。

銃身が長いほど狙いやすく早撃ちが難しく、銃身が短い分ホルスターより抜き易いが
反動が強く、狙いにくくなる。

スポットバーストショット(1点に3発をほぼ同時に撃ち込む)をする場合、
ホルスターより早く抜き、ファニングにより連射し
1点に3発撃ち込む事がができる必要があり恐ろしい熟練が必要である。


■自動拳銃
自動式拳銃とは、射撃時の反動(反動利用式)や、火薬が燃焼する際に生じるガスの圧力
を利用して、遊底(スライド、ボルト)と呼ばれる部分を後退させ、排莢や次弾装填を
自動化した拳銃である。

□代表的な例:
モーゼルC96(1896年:ドイツ:使用者:荻ふみこ、ジブリール他)

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最終更新:2013年09月14日 23:58