■通称:ナガシノさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された人間(サピエンス)の女性。
人間の武士っ娘。長槍、弓、刀、鉄砲、なんでも使える。
戦争孤児で、戦闘時は鎧を身に付けている。
信長や長篠の合戦の話を喜んで聞いて勉強している。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
(第十七話で初登場)
白い戦闘騎以外の戦闘騎曰く、地べたすり(無名世界観では、オーマから人間を指す蔑称)の少女。
全身に見慣れぬ武器を持っており、ハママツ曰く嗅いだこともない匂いを纏っている。
瞳は炎のようだという。
布に包まれた膨大な数の武器を並べて戦う。 弓矢、火縄銃、槍、短筒、2本の小太刀を使う。
火縄のついた鉄の筒(火縄銃)で戦闘騎の眉間を吹き飛ばす。
↓
地面に並べた火縄のついた鉄の筒を続々持ち替えながらぶっ放す。
↓
2方向同時攻撃に槍と短筒で応える。
一緒に登場した真っ白な戦闘騎を 姉上と呼ぶ。
▲ナガシノさんの故郷で過去起こった戦い。
海が前進し、なにものかもが大津波に呑まれた後、かつて陸地だった場所に現れた戦列艦。
その上に立った絶技使い達が準備砲撃を行い、山がちだった地形を一変させた
爆発でえぐられ、月面のようになった土地。
それでは、不十分と、上陸用船艇が続々故意に浅瀬に座礁して、戦闘騎と絶技使いを
上陸させる。
直後、潰されていたと思われていた砦や陣地から強烈な反撃が始まる。
血で血を洗うような戦いが三日三晩行われ、勝敗が定めぬままに終わった。
人間が数名生きていたことが奇跡で、数が少なすぎ、他の地域のように再び増えるだけの人数がなかった。
それからわずか三世代で、幼い子供一人を残し全滅した。
▲戦い後
残る幼子は、一頭の戦闘騎によって拾われ育てられる。
戦闘機は、主なきまま、守るものを探していたところだった。
互いを必要とし、一人と一頭は姉妹として育った。
▲2013年後
2013年 長篠設楽原PA建設予定地に新たに〈窓〉が作られ、幼子と戦闘騎が発見される。
幼い娘が一人だけいるのを一際人情に厚いこの地の人々は、遺憾に思い、長篠地域の老人達は立ち上がった。
連日、老人達が工事現場に向かい、長篠設楽原PA完成後は、ぷらっとパーク利用して
窓を見ては、ナガシノと呼ばれることになった幼子を支えだした。(第十八話)
ナガシノには友も親もいなかったが、遠い地の爺、婆は沢山おり、彼らが
戦国時代の知識を教え始めた。 戦国時代の大激戦区だった土地柄もあり、
保存会や語り継ぎによる継承がよく行われていたのである。 爺の年金が山程使われ
日本の有名どころの武術師範達が招かれ、集められ、少女には武芸十八般が徹底して教えこまれた。(第十八話)
婆達は、食料の加工の仕方、生活の技を叩き込み、日本という長い歴史から生み出された、生きるための知恵を
授けた。 沢を見つけるコツ、ガスがなくても煮炊きする技、山から山菜を採り、必要であればどんぐりの
灰汁を抜き、あらゆる環境で生き延びられる知恵を授けた。
こうして遠い彼方の地でメイド・イン・ジャパンが3年の時を経て作り上げられた。
希望世界に、メイド・イン・ジャパンが生まれたのである。(第十八話)
▲2016年
先天的に絶技の素養のないナガシノの為に、姉が絶技を使用し、希望世界に本来無い鉄を錬成し
爺婆の知識で火縄銃と当世具足を生産した。
そうして出現した戦う様は一騎当千、それがナガシノである。(第十八話)
戦災孤児ゆえか人をあまリ知らないらしい。
ーいや、あまり人を知らないので、勉強になった(第十九話)
シタラさんの前では、幼くなる。
ー真っ白な、戦闘騎。 ナガシノが幼い表情を浮かべてその身体に抱きついたのが見える。
シタラガハラの事を、おねえちゃんと呼ぶ。
ー「おねえちゃん!」(第十九話)
技術部 名鳥曰く、ナガシノさんは可能性が多くないらしい。(第二十九話)
ー「分かりました。ただ、ナガシノさんはそんなに可能性を持っていません。岡崎に移動すれば、またそこで通信途絶されることが予想されます」
武装関連資料
■武芸十八般(第十八話)
中国や日本で武人に必要とされた18種目の武芸。
日本ではふつう、弓・馬・槍・剣・水泳・抜刀・短刀・十手 (じって) ・銑鋧 (しゅりけん)
含針・薙刀 (なぎなた) ・砲・捕手・柔・棒・鎖鎌 (くさりがま) ・錑 (もじり) ・隠 (しのび) をいう。
■どんぐりの灰汁を抜き。(第十八話)
灰汁とは、おそらくどんぐりのアクの事だと思われる。出ないと渋くて食べられないと言われている。
希望世界にどんぐりがあるかは不明。でも茨あったから、植生は似ていると思われる。
■火縄銃(第十八話)
初期のマッチロック式銃の一種で、戦国時代の日本で盛んに使用された。黒色火薬を使用した。
使い方、
1:筒から火薬を入れる。鉛の玉を入れる。 取り付けのかるか(さく杖)でつきかためます。
2:手元に点火薬を盛り付ける。
3:火のついた縄を、火ばさみにはさみます。
4:的に狙いを定めます。 安全のために火蓋を開けます。
5;引き鉄を引いて、発射。
捕捉:実際にリアルでも暴発事故が多く、藤前も手順を間違うと命にかかわると、ハママツさんに言っていた。
■短筒(第十八話)
丈の短い鉄砲 ピストル
■玉薬(第十八話)
銃砲弾を発射するのに用いる火薬 一般的には、黒色火薬
主に木炭、硫黄、硝石が必要となる。
■当世具足(第十八話)
日本の甲冑の分類名称の一つ。戦術の変化(馬を降りて戦うなど)、武器(主に銃器)の進歩、西洋甲冑の影響などのさまざまな要因
により、室町時代後期から安土桃山時代に生じた鎧の形式。単に具足とも称す
急所が狙われないように、隙間をなるべくなくそうと色々と工夫され、かつ動きやすさも重要視した結果生まれた。
■早合(第十八話)
早合(はやごう)は火縄銃等の前装式銃の装填を簡便にするために用いられた
「弾薬包」であり、戦国時代後期もしくは安土桃山時代から使用されていたと云われる。
あらかじめ1発分の火薬と弾丸を竹、紙製の筒に装填しておきそれを銃口にあてがい、一挙に銃に
装填出来る仕組みのもので、幾つかが紐に結ばれ、首に掛けて装備した。
短筒用には2本が紐に結ばれたものが見られる。
■喉笛を切る。(第十八話)
ナガシノさんが戦闘騎を倒した方法。
歌が謡えねば絶技も使えぬという簡単な理屈。
■油紙(あぶらがみ、ゆし)(第三十八話)
紙の表面に薄く油を引いて乾燥させたものである。 防水、耐水、防錆の用途で用いられる。
弾丸と1回分の火薬を包んだもの「薬包」に湿気対策と潤滑のため弾と玉薬を油紙に入れたとされている。
ーハママツの手に油紙なるものに包んだ包みを渡した。(第三十八話)
■槊杖(さくじょう)(第三十八話)
前装式古式銃の装塡用の棒につけられた名称。
日本の火縄銃の場合、主に木製か鉄製だったと言われている。
前装式古式銃とは銃の発射口から前から弾を装填する銃である。
火縄銃は、前装式古式銃に当たる。
■瓢箪(ひょうたん)(第三十八話)
ヒョウタンというウリ科の植物である。この植物の実を加工して作られる容器もひょうたんと呼ばれる。
主に火縄銃の火薬入れとして使われる。 火縄銃の場合、火薬は、火皿に置かれる。
■シタラガハラ ナガシノの姉ー真っ白な戦闘騎 (第十九話)
ナガシノが姉上と言った真っ白な戦闘騎。顔は獣の顔。
ナガシノ(妹)の事を、「私の妹はメイドインジャパンだぞ」という。
絶技:地から伸びる光の牙、他 光の矢(名称不明)を使う。
ー「私の妹はメイドインジャパンだぞ」 (第十七話)
ナガシノさんは、キャラクター紹介に戦争孤児とあるので、おそらく義理の姉妹だと思われる。
ナガシノさんを拾って、育てた戦闘騎。 かつて主がいたがなくなったようで、守るものを探していたという。
名前をシタラという。 この世界では異性に名前を教えてはいけない決まりがあるようなので
おそらく、この名前も通称だと思われる。(第十八話)
名前はシタラガハラという。
ーお初におめもじする。私はシタラガハラ。シタラと呼んでくれ。いろいろあってこの通り、今は人間の姉をしている
藤前曰く、命令を入力されないまま世に放たれたらしい。
ー彼女はたまたま命令を入力されないまま世に放たれたんだ (第十九話)
NEFCOの要望で、ハママツさんを救出しに来た。
ーNEFCOの要望で、我々はやってきた。 (第十九話)
もふもふの尻尾がある。豊かな尻尾は女の命らしい。 ちなみに洟とは鼻水のことである。
ーシタラの尻尾。(第二十八話)
ー「豊かな尻尾は女の命よ。あと、 洟 は乾くと毛がくっついて抜ける」(第二十八話)
16:NEFCO通信「シタラさん情報」
【座標:兜(紅)付近】
希望世界ではシタラさんがだらしなくあくびしている。
丸まって眠っている。
17:NEFCO通信「四つ」
【座標:ぷらっとパーク】
希望世界のここは小さな墓のようなものが四つある。
これが何なのかなんの文字もないので分からなかった。
10:NEFCO通信「推測」
【座標:NEOPASA岡崎】
シタラ:
(戦闘騎の主人は誰だ…‥‥‥‥)
(まだ生き残りがいるのか)
(だとすれば…‥‥)
100:NEFCO通信「似顔絵」
【座標:御殿場JCT】
ハママツ:「知ってる? 私たちの似顔絵書かれてるってよあっちで張り出されてるって」
ナガシノ:「はぁ。それが何か」
ハママツ;「ふっ、わかってないわね。お見合いだよ!」
ナガシノ:「ええっ!」
(詩歌さんご協力頂きました。)