第4話↓
―――東京。そこは日本一の歓楽街。歩道は人で埋め尽くされ、車道は渋滞が毎日のように続く。
その人ごみの中を、見慣れた姿が人を掻き分けながら歩いている。優馬と沙織。そして隼人だった。
優馬「おっかしいな。どう見たって、こんな所にM機関なんてないよ。」
隼人「ま・・・まだかよ・・・・。もう5時間近く歩いてるんだぜ・・・。」
汗をだらだらと流し、よろつきながら隼人は言った。
沙織「バカね。そんな簡単に「地球防衛軍本部」なんかに着けるわけないでしょ?それに武田さんも言っていたじゃない。」
そう。前にも紹介したが、M機関は地球防衛軍本部という施設の中に存在しているのである。
隼人「・・・お・・お前もいちいちうっせぇな・・・。」
そして武田さんが残した言葉。それは昨日の放課後のことだ。
優馬たちは武田さんに呼び出しを食らった。
(優馬「なんでしょうか?先生。」
武田「心配するな。怒るわけじゃない。・・・ほれ。」
武田は優馬に一枚の「地図」を手渡した。
沙織「え?・・・ちょっと待って。これって・・・!」
隼人「?」
武田「そう。それはここから「地球防衛軍本部」までの道のりが記された地図だ。」
優馬「え?ここから歩いて行くんですか?そ・・・それはどうかと。」
武田「バ~カ。片桐先生にも言われたことあるだろ。考える先にまず行動!って。それにその地図はお前たちの最後の試練を記した地図でもある。」
隼人「つまり、ここからM機関まで行くことが本当の卒業試験ってことか。」
武田「・・・・まぁ、そんなとこだな。」)
優馬「思い出した。そうだ!これは最後の試練だ・・・!!」
沙織は辺りを見回す。ふと見ると、建物と建物の間にとても目立ちそうにない小さな入り口があった。
沙織「二人とも、ちょっとこっち!」
隼人「ああ!?なんだよ~~~!!」
優馬「・・・・これは・・・・!!」
恐る恐るその入り口に顔を近づけると、わずかに残った字が読めた。
『地球防衛軍本部入り口』
優馬「これだ!」
隼人「よっしゃ!そうと分かればこっちのもんだ!さっさと入んぜ!」
入り口通過中。しばらくお待ちください・・・。
優馬「あ・・・あ・・・・。こ・・・これがっ・・!!」
沙織「地球防衛軍本部・・・!」
隼人「あ~?なになに?」
三人の前に聳え立つ、とてつもなく巨大な施設。この中にM機関があるのだ。
っていうか、このぐらい大きくないと、M機関や「
機龍隊」までも入れそうにない。
しかし入り口には厳重にも警備員が立っている。どうやらここを突破しなければ、
この建物内には入れないようだ。三人は恐る恐る、警備員に近寄った。
警備員「誰だ!」
優馬「え?お聞きになられていないんですか?この度、M機関に入隊する私、
皆本優馬と。」
沙織「
田村沙織です。」
隼人「
平岡隼人~。」
警備員「え?ああ。君たちなんだ。いやぁ~知らせは聞いてたんだけど、顔までは見てなかったから。
いやぁ~、あっはっはっは!!」
優馬「ではここと通してください。」
警備員「いや待て。ここはお前たち新入りだけで入るような所じゃない。ここはオレが案内してやる。」
沙織「ありがとうございます。」
中に入るとそこはまるで別世界だ。軍人が建物内をうろちょろしている。
警備員「ついてこい。」
警備員に言われ、ついていく三人。しばらく直線な廊下を歩いた後、左折した。
そこには一つの機械が、ぽつんと置いてある。
隼人「なんだ、これ?」
警備員「ワープ装置だ。ここのスイッチで起動する。後は行き先ボタンを押して、行き先を設定するだけだ。やってみろ。」
優馬「え~と、ポチッと。これで起動でしょ。え~と行き先はM機関と・・・。」
グォォォォン!!
沙織「な・・・なに!?」
隼人「優馬!てめぇ、間違えたんじゃねぇのか!?」
優馬「いや、それはない!!」
すると突如、装置から緑色の円系発光体が現れ、三人を包み込んだ。
三人「わぁぁああああぁぁあああぁぁ!!!」
警備員「頑張れよ~♪」
しばらくして三人は床に落ちた。
優馬「いてて・・・。」
隼人「おい、見ろ!!M機関入り口だって!」
沙織「とうとう来たわね。」
優馬が扉を開ける。そこには、漆黒と白銀の戦闘服を身に着けた、本場のミュータントがたくさんだ。
隼人「すっげぇ!!」
すると三人に一人の男が近寄ってくる。こいつは戦闘服を着ていない。
熊坂「よう。聞いているぞ!新入りだな。オレは熊坂。よろしくな!」
熊坂(くまさか)。M機関の中でも突出した身体能力を持つ。3年前、操られたミュータントの大軍に
尾崎たちは襲われた。そこを熊坂が一人で食い止め、尾崎たちは無事に撤退できたという。
沙織「すごい。まさか、最初に熊坂さんを見るなんて・・・。」
熊坂「ああ、知ってたのか。まあいい。それより朝のセレモニーが始まってしまう。お前たちは、すみっこでじっとしていてくれ。」
優馬「あ・・・はい。」
セレモニー中。
熊坂「すまんな。セレモニーにはオレは必ず参加せにゃならん。っていうかお前たちまだ、ここのこと全然知らんだろ?ここは案内しないとな。しかし、オレはこれから任務をミュータントに言い渡せねばならん。そこで、案内役をこいつらに任せることにした。」
一人は男。もう一人は女だ。こいつらは戦闘服を着ている。
成宮「オレは成宮。よろしくな。こいつは北原奈々。」
北原「よろしくね。」
隼人「この人たちって・・・!!」
優馬「誰だよ?」
隼人「知らないのか!?男の方は
成宮和村中尉(なりみやかずむらちゅうい)。その成績の優秀さからM機関に入る前に入隊が決定していたほどの超優等生なんだぞしかも少尉を務めず、中尉に飛び級したんだ!そして女の方は北原奈々中尉(きたはらななちゅうい)。この人も成宮中尉と同じだ!この人たち知らないって、どんだけ世間知らずなんだ、お前はっ!!」
熊坂「じゃ、まずは「武器庫」に行って、こいつらの主要武器を決めるんだ。頼んだぞ。」
成宮・北原「はっ。」
熊坂「じゃあな、しっかりやれよ新入り♪」
熊坂は背を向けたまま手を振り、その場を後にした。
成宮「オラ、新入り。オレたちについてこい。」
武器庫に続く廊下を成宮たちについていく三人。すると、北原が何か感じたようだ。
思わず北原は、成宮にこの感じを伝えた。
北原「成宮くん。あの子、とんでもない気力よ?一体何者なの?」
成宮「気付いていたか。オレもだ。もしかしたらあいつは。」
成宮は歩きながら、優馬の顔をチラ見した。
北原「あ、ついたわよ。」
扉を開けると、そこには打撃武器・射撃武器・装備系など様々な武器でいっぱいだ。
成宮「戦闘に必要な物は全て揃ってる。ほら、選べ。」
隼人「へぇ~、すっげぇ。」
隼人は手当たり次第、武器をチェックしていく。すると一つの武器に目を奪われた。
「メリケン・サック」だ。それもトゲがついていて、殺傷力を増している。
隼人「オレこれ~♪」
成宮「ほぉ~、メリケンサックを選んだか。リーチが短いのが理由で選ぶヤツは見たことが無かった。」
沙織「私はこれ。」
沙織が手にしたのが「ガトリング・メーサーガン」。
名のとおり、銃口がガトリングになっているものだ
北原「それはね、三年前東海コンビナートを襲撃したエビラ撃退のために尾崎さんが使った物なのよ。」
沙織「尾崎さんの武器を使えるなんて・・・。」
だが、優馬は自分好みの武器が見つからないようだ。するとなにかを感じた。
ふと見るとそこには、台座に刺さった紫色の剣が大切そうに置いてある。
優馬「・・・これは・・・。」
成宮「ついにそれを見つけたか。」
優馬「なんですか?この剣。」
成宮「・・『マスターソード』。最終決戦にもってこいの世界最強の剣。これから話すのは相当昔の話だ。
その昔、一人の青年がその剣を手に、おびただしい数の魔物を一人で掃討したんだ。しかし、その青年はいつしか乱戦の中に消えた。生死は不明だ。現場に残っていたのはこのマスターソードと緑色の衣だけだった。それを見つけた当時のミュータントがここに保管しておいたというわけだ。それにその剣は
「真の勇者」にしか台座から引き抜くことはできない。優馬、やってみてどうだ?」
優馬「はっ!やってみます!」
優馬がマスターソードの柄を握り締める。引いてみるといとも簡単に抜けてしまった。
優馬「え?・・・抜けた・・・・。」
成宮「・・・お前が、真の勇者という証だ。大切にしろよ。」
優馬「はいっ!」
成宮「っと、そろそろオレも北原も任務の時間だな。おい、行くぞ北原。」
北原「あ、うん。」
二人が武器庫を出ると、そこには優馬たちじゃない、三人組みが立っていた。
北原「あなたたちは?」
??「オレの名は
近藤大輔(こんどうだいすけ)!以後お見知りおきをっ!」
??「オレは
浮葉和也(うきはかずや)。以下同文。」
??「アタシは
藤森鈴菜(ふじもりすずな)。よろしくね。ニャハッ♪」
成宮「・・・お前らも新入りか。」
一番に自己紹介した近藤大輔。彼の前世は侍であり、数々の戦功をあげた者だったらしい。
そのためか時々、武士語(?)を口にすることある熱き熱血漢である。
次に自己紹介をした浮葉和也。冷静沈着で何事にも動じない。
上司の命令や掟を絶対守り、仲間意識はあまりない。
最後に藤森鈴菜。格闘が得意という異色の女性ミュータント。
活発な性格で、口癖は「ニャハ」。
北原「あなたたち、武器を決めにきたの?」
大輔「いいや、オレはもう持っているぅ!!」
そういうと大輔は背中に装着していたドデかいバズーカ砲を肩に乗せ、構えた。
和也「オレのはこれだ。ゴードン大佐が使ったものと同じもの・・・。」
和也は腰につけてある「刀」を抜いた。これは3年前、ゴードンが使ったことでも有名だ。
鈴菜「アタシはこれ♪」
鈴菜が出したのは両手に持って使う、メーサー銃だ。普通のメーサーより威力は高い。
成宮「そうか。だが、オレたちは任務があるんだ。またな。」
―――任務司令室
国木田「よし、きたな。成宮。ではお前に任務を言い渡す。」
彼は国木田少将(くにきだしょうしょう)。3年前のX星人を撃退に従軍した。
成宮「なんでしょう。」
国木田「明日、お前には兵器開発に必要な「レアメタル」を妙高山まで行って取ってきてもらう。」
成宮「妙高山!?新潟じゃないですか!遠すぎますよ!それも明日って。」
国木田「誰も歩いていけとは言ってない。オレの車貸すから、それに乗っていけ。」
成宮「ありがとうございます。」
国木田「それと少尉初任務として、例の新入りを連れて行け。」
成宮「なっ。・・・皆本優馬たちの方ですか?」
国木田「そうだ。小部隊長クラスの中尉にならできることだろ。それに、新入りに任務というのを教えてやれ。それが今日のお前の任務だ。」
普通、このような任務は優馬たちのような少尉でもない者がやることではない。だが、その任務にあえて優馬たちを派遣するという国木田。以前から怪しい人だとは思っていたが・・・・。和村はそう思いながらしぶしぶ任務司令室を後にした。
その日の夜、優馬は偶然廊下で隼人を出会った。隼人の手には飲み物が握られている。恐らく、施設内の自販で買ってきた物だろう。明日、任務はあることは知っているが内容までは知らされていない。ワクワクが止まらない優馬は、思わず隼人に話しかけた。
優馬「隼人、やっとオレたちの初陣だ。オレ、尾崎さんに憧れてるんだ。だからこの任務で頭角を現してやろうと思ってさ!隼人も思う増分暴れなよ。怪獣と戦うことにもなるかもしれないし。今からオレ、本当に明日の任務楽しみにしてるんだ!ちなみに和村中尉がオレたち三人を率いてくれるみたいだそ!」
ウキウキの優馬に対し、隼人は浮かない表情。好戦的な性格の彼だ。戦闘前のこの表情は珍しい。一体どうしたというのか。
隼人「・・ははっ。オレも明日の任務、楽しみに「したい」と思ってた。けどさ、オレたち三人ってことはもう一人は沙織ってわけだろ?オレもう嫌だよ。あいつと行動するだけで虫唾が走る・・・・!!!お前だって、オレがあいつのこと本当に嫌いだって知ってるだろ?なのになんだよ。そのウキウキ気分はよ。上司の命令だ。仕方ないから明日の任務には参加するけど、あいつの援護だけは絶対にしねぇ!」
いつもこのような沙織への悪口をスルーしていた優馬だが、明日が当日だというのにいつまでもこんなことを言っている隼人を見て、優馬は隼人の肩を掴んで、今までの分、ブチ切れた。
優馬「お前、いつまでそんなこと言ってるつもりだ!ふざけるのもいい加減にしろよ!明日は初任務だ!これからいくつもの任務を三人でこなしていくことになるかもしれない・・・!けどそうなる度にそういう態度になるつもりか!明日なんだぞ!?本当に!・・・うっ!!」
短気でもある隼人は優馬の偉そうな説教を聞いていられず、優馬の腹を殴りつけた。気を失った優馬は廊下に倒れこむ。
隼人「でけぇ声出すなよ。めんどくせぇからよ・・・!」
隼人は呟いたあと、その場をあとにした。
優馬「・・・ん・・・・。」
目を覚ますとそこは、自分の個室であった。そして視線内には沙織がいる。
沙織「気が付いた?」
優馬「田村さん、どうしてここに?・・・ぐっ!!」
腹部に痛みが走る。そうかそう言えば、さっき隼人に殴られたんだ。それでオレは気を失って・・・。
沙織「アナタ、廊下で気絶してたのよ。アタシがそこに通りかかったからここに運んだの。」
優馬「・・・ありがとう・・・。」
沙織「一体、どうしてあんなところに?」
優馬「・・・話すと長いし、面倒だから・・・。」
沙織「・・・・・。」
――翌日、地球防衛軍本部入口
成宮「よし、全員揃ったな。今日はこの仮のメンバーで任務に出発する。まずは自己紹介だ。」
優馬「皆本優馬21歳、得意分野は武器攻撃です!」
沙織「田村沙織21歳、得意分野は射撃です!」
隼人「平岡隼人21歳、得意分野は肉弾戦!!」
成宮「よし分かった。お前らも知っている通り、オレは成宮和村。今日の任務について説明するぞ。今日は新潟の妙高山まで行き、兵器開発に最も適切な金属・「レアメタル」と採りに行く。つまり「物資採取」の任務だ。しかし物資採取のレベルは全任務中、中の上。お前らみたいな少尉でもない奴が遂行できる任務ではない。・・・全く、国木田少将はなにをお考えなのか・・・。」
沙織「なるほど、確かにそれは変ですね・・・。」
隼人「関係ないだろ?和村先輩、オレらはそこら辺のザコ少尉とは違うぜ。それにこの難易度の高い任務を成功させれば、オレたちは出世できるかも知れないわけだろ?」
右手の手の平に左手の拳を打ちつけ、意気込む隼人。昨夜とは打って変わっている態度である。しかし隼人をチラ見した優馬は。
優馬「和村中尉、この任務断るべきだったかと・・・。」
成宮「バカ言うな。ミュータントの任務放棄は御法度だ。任務を言い渡した上司の命令にまで背くことになるからな。」
沙織「・・・やるしか・・・ないようですね。」
成宮「そういうことだ・・・。」
国木田の車に乗り込む四人。・・・・発車から数十分後、優馬が車内である物を見つけてしまう。
優馬(こ・・・これは・・・・!!)
そこにあったのは分厚い書類。表紙には『地球人類抹殺計画』の8文字が記されていた。しかし、今は言うべきではないと判断した優馬は、そのまま黙っていた。
成宮「全く、なぜこんな奴らをこんな任務に連れて行く必要があるんだ・・・・。国木田少将・・・・!!」
沙織「さっきからどうしたんですか?中尉。」
ぶつぶつ独り言を言っている和村を見た沙織は気になっていたので、思わず話しかけた。
成宮「・・・ああ。実はお前たちをこの任務に連れて行きたくない理由が、もう一つあるんだ。」
沙織「・・・・なんです?」
放心状態だった優馬もその話には思わず耳を傾けた。
成宮「物資採取の任務のレベルだけでもお前たちには困難。それに妙高山には、巨大な獣が出現するという伝説があるんだ・・・!!」
沙織「・・・えっ!?」
隼人「はっ!なに信じちゃってるんだよ!先輩。それは伝説なんだろ?本気にする必要ねぇじゃん?」
隼人は和村をバカにするように言った。
成宮「そうもいかん。実は近日、M機関に妙高山で巨大獣をみたという目撃通報が入ってな。M機関では中尉で四人一組のチームを作り向かわせた。しかし、巨大獣の俊敏な動きと火炎にやられ、結局撃退できなかったんだ。」
隼人「え・・・・・。」
沙織「では、どんな任務が少尉には適切なんですか?」
成宮「ああ、そうか。そこを説明してなかったな。よし、じゃあ一から説明するぞ。」
そして長い話が幕を開けた。
成宮「分かりやすいように、階級で説明してやるよ。まずは少尉。M機関に入隊した者はとりあえずこの階級に任命される。お前たちには任命するヒマがなかったからお前たちは今、少尉でもなんでもない。少尉は基本的に低レベルの任務を三人一組で遂行していき、まずはチームワークを学んでいく。低レベルというと『地域奉仕』や『迷子捜索』とか。続いて中尉。オレやさっきの北原奈々の階級だな。中尉は少尉三名を率いて任務を遂行していく、小隊長クラスだ。また言い渡される任務は中尉が一番多い。また中尉の中からはM機関での実技訓練のコーチを任される者も出てくる。続いて大尉。尾崎先輩などの階級だな。戦場で最前線に出て戦う大尉に必要となってくるのは熟練した格闘技だ。これが達成できてないと、実に頼もしくない。そして大尉はかなりのやり手だ。優れる者になる一軍隊を率いることができる。一軍隊というと、大体一万人くらいだな。続いて少佐。このくらいになってくると武力は熟練する必要はない。少佐にとって、一番必要なのは知能だ。少佐は司令官と主に行動するため戦場の部隊に指示を飛ばすのが主な仕事になってくる。続いて中佐。この階級も超人的な知能が必要だ。中佐は少佐と同じく、滅多に戦場に出ることはない。しかし、優れた者は大佐と行動を共にする。続いて今出てきた大佐だ。この階級には武力も必要となってくる。なんせ大佐は一勢力を率いらねばならない。一勢力というと。大体、4・5万だな。そして大佐の中でも優れた者は『轟天号』などの戦艦の艦長を務めることができる。そして最後に司令官。武力が必要な大佐の上の階級だが、司令官はその名の通り司令をするため、頭の回転が早くなくてはならない。そして基本的に戦場で司令官を討ち取られた軍はその時点で敗北。・・・まぁ、こんなもんだ。分かったか?」
優馬「分かりました!」
沙織「よく分かりました!」
隼人「途中から・・・・・(汗)。」
成宮「まぁ、覚えるには実戦が一番だけどな。」
そう話している間に一行は、妙高山到着していた。
優馬「つきましたね。」
成宮「よし。ここからは気を引き締めろよ!仮成宮隊、任務開始!!」
一同「了解!!!」
最終更新:2007年09月27日 20:10